暗夜剣【宵闇】

ページ名:暗夜剣_宵闇_

登録日:2021/05/30 Sun 21:04:11
更新日:2024/05/27 Mon 13:08:23NEW!
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モンスターハンター モンハン 大剣 元不遇 ナルガクルガ 大出世 mhp2g mh3g mh4 mh4g mhx mhxx mhrise mhf mhp3 mhw:i mh装備シリーズ ヒドゥンブレイズ 暗夜剣【宵闇】 無明大剣【苦諦】 会心率 怨敵は抜刀術


もしかして: 闇黒剣月闇


ヒドゥンブレイズ強化版。
隠された第二の刃を見た者は
生きて帰れぬとの逸話は有名。



モンスターハンター』シリーズに登場する武器の一種。
ナルガクルガの素材から作られる大剣である。
初登場作品は素材元と同じく『モンスターハンターポータブル 2nd G』(MHP2G)。


同作の序盤に登場する鉱石武器のブレイズブレイドの発展型にあたり、多数の刃が並んだ刀身という意匠を受け継ぎつつも更なるギミックが加えられており、溜め斬りを最大まで溜めると隠された刃翼が展開する。
その見た目はまるで黒い片翼のよう。



◆性能


登場した作品のほぼ全てにおいて

  • 属性武器並に低い攻撃力。
  • 属性は持っていない*1
  • 40%前後という非常に高い会心率*2
  • 斬れ味は常に他武器の一歩先をいっており、最終強化時には匠スキル無しで最大レベルに達している。
  • 武器スロット数も概ね優秀。

低めな攻撃力を高い会心率と良好な斬れ味で補うことで、トップクラスの火力を実現しており、総合的に優秀な性能である。
…はずなのだが、初登場のMHP2Gから非常に長い間残念武器の烙印を押されていた悲しき過去を持つ大剣である。



◆シリーズ毎の活躍


  • MHP2G

初登場作品。
この時の暗夜剣は40%という破格の会心率を誇る。
さらに最高レベルの紫ゲージの斬れ味を素で持っていたため、当時の仕様により実質な会心率はなんと50%に達しており、素の攻撃期待値は全大剣中1,2を争うほど強力であった。


しかし同じく初登場のたった一つのスキルによって、この武器の評価は一気に急落した。
そう、抜刀術*3である。
この作品の抜刀術の効果は「抜刀攻撃の会心率を100%にする」というものであり、さらに大剣は大技の溜め斬りを抜刀から繰り出せる。
このスキルの手にかかればディアブロス大剣の『角王剣アーティラート』やティガレックス大剣の『轟大剣【大王虎】』のように、
高攻撃力の代償で会心率がマイナスになっている武器であろうと、抜刀溜め斬りに限れば確定クリティカルの超火力を叩き出せるのである。
つまりどういうことかというと、暗夜剣が持つ会心率がほぼ無意味なものになってしまったのだ。


実質的に全ての大剣が高会心率を持ってしまった以上、暗夜剣に残された個性はどうしようもなく低い攻撃力と良質な斬れ味のみ。
その斬れ味に関しても先に挙げた轟大剣が素で紫ゲージを持っていたため、差別化要素としてあまり機能していなかった。


他の攻撃手段で差別化しようにも、当時の大剣の攻撃は溜め斬りの他には低威力の薙ぎ払い、斬り上げ、キックしかなく、溜め時間を短縮するスキル「集中」の存在もあって抜刀溜め一強の環境が確定してしまったのもあって最早どうしようもなかった。


こうしてメインモンスターの武器なのに散々な評価で終わってしまった暗夜剣だが、彼の苦難はこの後もまだまだ続くのである…



  • MHP3

ナルガクルガの再登場に伴いこの武器も復活。
上位クエストまでの作品なので、斬れ味ゲージは白止まりだが、最高クラスなことには変わりなく、MHP2Gの性能を踏襲している。
弱点部位に攻撃を当てると会心率が50%上昇するスキル『弱点特効』との相性がよく、暗夜剣に限れば抜刀攻撃以外でも100%に近い会心率を実現できる。
この作品では溜め斬りの上位攻撃である強溜め斬りが存在もあり、単純にその場で殴り続けるという限定的な状況であればなんとトップの火力を叩き出せるようになった


しかし大剣の主流戦術である抜刀溜めに全く適していないという欠点はそのままだったので、やっぱり地味。
匠が発動できるなら最強格であったハイジークムントや、この作品でも最強クラスだった轟大剣の陰に隠れてしまっていた。



G級クエスト追加に伴い暗夜剣から『無明大剣【苦諦】』へと銘が変化している。
この作品を機に
ヒドゥンブレイズ(下位)→暗夜剣【宵闇】(上位)→無明大剣【苦諦】(G級)という銘の変遷となった。
何故か今作では斬れ味が劣化してしまっており、環境とか以前に素のスペックがアレなことに。
覚醒で麻痺属性が付くがこれだけで補えるかというと疑問が残る。
また弱点特効が会心率と全く関係ない効果になってしまったので、抜刀術に頼らない会心率の補強が難しくなってしまった。


ナルガクルガ希少種が登場したことにより、希少種武器の『七星大剣【巨門】』が無明大剣とは別ルートで生産できるようになっている。
MHP2G時代の暗夜剣の紫ゲージをさらに伸ばして毒属性を付けたような性能となっている。
原種・希少種大剣共々やっぱり残念を通り越して空気気味



ナルガクルガは登場していないが、素材は入手できるため武器だけ続投した。
性能はいつもの暗夜剣だが、覚醒で付く麻痺属性値がそこそこ高い。
モンスターを拘束して一気に畳み掛けるというニッチな運用でなんとか差別化を狙いたいところ。



ここまで名前通りの暗黒時代が続いていた暗夜剣だが、この作品でついに転機が訪れた


まず新システムの狩猟スタイルによってこの武器の使い所が一気に増えた。
ジャンプ溜め斬りで延々とモンスターを攻撃し続けるエリアルスタイル、専用の回避を駆使することで武器出し状態で連続で溜め斬りを出せるブシドースタイル等、
抜刀溜め斬りにあまり頼らない戦術がメジャーになったことで、持ち味の会心率をやっと活かすことができるようになったのである。


さらに弱点特効がMHP3時代の効果に戻ったことや、会心攻撃の威力を更に上げるスキル『超会心』の登場などスキル環境でも追い風が吹いており、今までのパッとしなさから一転して大剣使いに注目されるようになった。
全体的なスペックで暗夜剣を上回る大剣はいくつかあるのだが、斬れ味、会心率、スロットが優秀なお陰でスキル自由度が非常に高いという長所で差別化は容易である。


因みに今作では二つ名モンスターの白疾風ナルガクルガが登場したことにより、二つ名武器『暁闇大剣【白亜】』が新たに生産できる。
原種武器と比較すると、攻撃力と斬れ味ゲージの長さ、狩技ゲージの溜まりやすさで僅かに勝る一方、会心率とスロットで大きく劣るという悪い意味でマイルドな性能となっており、ぶっちゃけ地味。



ナルガクルガ再登場に伴い再度この武器も復活…したのだが、今回はいつもの暗夜剣ではなく皮ペタ汎用デザインの新しいナルガ大剣である。しかし銘が『ヒドゥンブレイズ』だったり、武器の大まかなシルエットが以前と似通っていたりとあまり違和感はない。
性能に関してだが、紫ゲージが更に延長可能な斬れ味、25%といつもより低めな会心率と色々な意味でらしくないものになっている。
豊富な回数のカスタム強化や汎用デザイン武器共通のパーツ強化による拡張性がウリ。



なんと発売初期から現在まで最強クラスの大剣として君臨している
今作は全体的に火力スキルの大量搭載が難しく、おまけに大剣と相性が良かった抜刀術【技】が産廃化大幅に弱体化されてしまったことで、
素で白の斬れ味を持ち、弱点特効だけで会心率を100近くにできる暗夜剣に注目が集まったのである。
2度の大型アップデートを経た現在ではスキル環境が改善されたことにより、轟大剣やゴシャガズバァ、百竜大剣などが火力面で追い付いてきたものの、装備の圧倒的な組みやすさから依然としてトップの座を譲っていない。
ver3.0では、新登場した奇しき赫耀のバルファルクの防具『赫耀シリーズ』と非常に相性がいいことから更に評価を上げた。
かつての暗夜剣を知っている人にとっては感涙ものの大躍進ぶりである。



ナルガクルガの遷悠種実装と同時にこの武器も追加された。
基本的な性能は本家シリーズを踏襲しているが、本作でのナルガ武器の仕様として素で毒属性を持っている。
その属性値はなんと1000
これは通常生産武器の中では最高の値である(天廊武器はこれよりも100高くできるが)。
ただ、高会心率や毒属性を活かすのなら閃転や劇物取扱皆伝、状態異常追撃などを併用したいところだが、
実装当時の装備事情ではこれらのスキル全てを詰め込むのは少々難しく、
また状態異常追撃を積んだところで手数武器ではない大剣では活かしづらい。
とはいえ、これらのスキル抜きにしても単純に毒が有効と言えるモンスターも少なくはないので、
そこまで不遇な立ち位置ではないと言えるか。



◆余談


  • ここまで残念武器だのなんだの言われてはいるものの、色々な意味でスキルを整えるのが難しいラスボスクリア前の攻略では物凄く優秀な性能である。特にMHP2Gの上位段階では抜刀術がないので文句無しの最強。


追記・修正は隠された刃を何回も見た人がお願いします。


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  • 仮面ライダーセイバーの項目かと思った -- 名無しさん (2021-05-30 21:25:48)
  • カリバーに変身できそう -- 名無しさん (2021-05-31 01:05:16)
  • エアプなのか勘違いなのか知らんが、2ndGにおける斬れ味による会心率ボーナスは元々会心率が+の武器に関しては最初から適用されているので「ステータス上50%って書いてるけど実戦では60%」なんじゃなくて「武器自体に設定されてる会心率は40%だけど白ゲージ以上の斬れ味が出てるので会心ボーナスが発生して50%になっている」が正しい。 -- 名無しさん (2021-05-31 01:48:03)
  • P2Gでも別段ディスる程のこともなかったけどね。特に大剣は物理火力が重要だからアーティラとかに負けるって他の殆どの大剣に当てはまっちゃうし。極めた人に半端なのはわかるけど、大剣触ってみたいっていう人には、素材も軽いし他の剣士装備に高速砥石でもつけとけば?って感じだったから入り口としてはおすすめしやすかった。 -- 名無しさん (2021-05-31 11:12:36)
  • ライズだとフルバルク激昂斬との相性がいいのも追い風だったりする -- 名無しさん (2021-06-01 00:31:24)

#comment(striction)

*1 スキル『覚醒』を発動すると麻痺属性、又は毒属性が付与される。
*2 MHW:Iを除く
*3 現行作品の抜刀術【技】。

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