冥人奇譚

ページ名:冥人奇譚

登録日:2021/03/04 (曜日) 19:49:32
更新日:2024/05/24 Fri 13:58:40NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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対馬を守った「冥人(くろうど)」の話、お聞きください。






冥人奇譚とは、PS4ゲーム『Ghost of Tsushima』にて追加されたオンラインマルチプレイモード。
洋題『Ghost of Tsushima: LEGENDS』。



▲どの概要を、お聞きしますかな?

10月17日より新たに追加された無料ダウンロード要素。
陣地防衛の「九死」と物語に沿って進む「奇譚」。そして壱与との戦いを描いた「大禍」とPvPモードの群雄の4種に分かれる。
4つの職から一つを選び、仲間とともに蒙古と妖怪に立ち向かうというもの。


マルチオンラインのため、インターネット環境が必須な点には注意。
(1人でもプレー自体はできるが、クリアはほぼ不可能)。


内容はリアル指向だった本編と比べるとかなりぶっ飛んでおり、対馬の怨霊がラスボスとして登場したり、鬼が平然と出てきたり、
それらに対し神々から力を得て戦うなどかなりフィクション性が強いものとなっている。


これは「行善という法師が、本編で起こったことを聞いて独自解釈した話を語っている」という形式であるため。早い話が劇中劇。
冥人が4人登場するのも、「冥人は実は複数人いた」という解釈をしているためであろう。
まあ実際よく考えれば、気力一つで瀕死から蘇るトリカブトや幻覚毒すら解毒するとかいろいろやる仁さんがヤバすぎるのも確かであるが、事実は小説よりも奇なり。


自由度の高い本編のアクション性を、仲間と協力しながら楽しめる新要素だが、それゆえに難易度がかなり高い。
なのであらかじめ1週でも本編をクリアしてから手を付けるのがオススメである。



▲どの役目でも、語りましょうぞ…

固有の特技に秀でた4つの職。開始当初は1つしか選べないが、後述する格を上げることで徐々に増えていく。
それぞれ得意な分野や役割を持つため、その時の好みや気分に合わせて変えていっても良い。
技や能力である程度性能に差はあるものの、基本的な動きは皆同じ。



●侍

「侍は血と鉄を愛でる者。鎧を身にまとい、太刀を携えて戦場に赴き、数多の敵を斬り伏せる」
鎧に身を包んだ冥人。近接戦での能力に特化している。
高速高火力の五連続斬りを見舞う奥義「八幡の怒り」にてあらゆる敵を斬り伏せるほか、体力を吸収する「血吸いの刀」、隣の敵にも傷を負わせる「破裂の剣」が使用可能。
後にDLCで追加された「劫火の剣」は強打と共に周囲に炎をバラ撒き「破裂の刀」を上回る絶大な殲滅力を誇る。しかもこの炎は重ね掛け出来る為、紫鬼の高体力すら一瞬で削り切る事が出来る。


生存性を重視するなら「血吸いの刀」
状態異常無効なら「破裂の剣」
それ以外なら「劫火の剣」
と使い分けよう。


本編でも汎用性の高かった「紫電一閃」もこの職か神品「岩斬刀」「天誅」だけ。装備で「焔の剣」と併せればある程度の軍勢に対してもごり押しが利くのが利点。
またDLC以降は神品枠が実質2つに増えた事により侍の多芸を付けた「禁制の火薬」と気力を回復する「士魂の水」を両立する事で絶大な殲滅力を手にした。


その性能から生存性が比較的高く陣地防衛や表に立っての大立ち回りを演じたいプレーヤーにはオススメ。
最初に選択する場合、侍か刺客を選んでおけば取り敢えず間違いはない。


…無論、このマルチプレイモードに挑むからには相応のプレイヤースキルが求められるのは言うまでもない。
死ににくいとは言ってもやたら突撃して袋叩きにされ、お陀仏というのは他の人の足を引っ張ることになるので、自分の身を守る術はしっかりものにしておくことだ。


余談だが声優は本編の伯父上と同じ。


「我が太刀を浴びよ!」



●弓取

「弓取は彼方から死を届ける者。多様な矢を用いて、狙いを違わず確かな腕で敵を葬る」
遠距離での戦いに優れた冥人。唯一の女性PC。
また弓取のみ短弓の他に長弓が装備出来る。
奥義「内経の眼」は同時に五人まで自動ロックオンし高威力無限射程の強制ヘッドショットを決めるというもの。純粋な殲滅力なら侍にも劣らない。
技も「よろめきの矢」や炎上効果のある「破裂矢」、ほか長弓や貫通矢なども扱えるのもこの職ならでは。
後にDLCで追加された「影分身」は自動で戦ってくれる弓取の式神を呼び出し、超エイムの火矢をバラ撒きこちらも使い勝手が良い。


特に強力なのが神品「飛石の弓」
これを装備して敵にヘッドショットすると、矢尻が飛んで隣の敵にも被弾するというもの。
ヘッドショット自体、気力が大幅増加する要素なので、これでひたすら頭を打ちぬき、奥義を使って敵を葬るスタイルが最も強力。
極まった弓取の討滅数は、他の職の追随を許さないといっても過言ではない。


無論乱戦で走る敵の頭を狙うのは容易じゃないため、なるべくこちらに気づかれていない状況を抑えたい。
そのため上述したよろめきの矢や、敵を棒立ち状態にする煙玉とは相性が抜群。
九死では陣地を取った敵は棒立ち状態になりやすいので、そこも狙い目となる。


またDLCで追加された神品「鹿神の慧眼」は一度に3本の矢を頭にマルチロックオン出来る為、燃費が悪い反面絶大な瞬間火力を誇る。3人の敵に1矢ずつヘッドショットする事も可能。
兜を被った相手には自動的に胴体にロックオンされるが実は説明文の「破兜・破盾は無効」は誤訳であり、破兜を付ければちゃんとHSする事が出来る


こちらもDLC以降は侍同様神品枠が実質2つに増えた事により「飛石の弓」or「鹿神の慧眼」と「士魂の水」が両立され圧倒的な殲滅力を誇る。
他にもこちらを未発見状態の敵は動かず棒立ちになる事を利用した煙玉と爆発時、煙が発生するてつはうの神品「火焔玉」を併用しヘッドショットを連発する通称モクモク弓取りも実用的。


余談だが声優は本編のゆなと同じ


「あたしは百発百中さ!」



●牢人

「牢人は機略に優れた者。式神を呼び出し、尋常ならざる技で仲間を支援する」
本編では敵、中立的立ち位置にいた牢人だが、こちらでは貴重な回復役として登場。
奥義「伊邪那美の息吹」は遠くで倒れた冥人全員を一気に蘇生させるというもの。このゲームでは倒れた冥人を助ける場合、駆け寄って大きな隙を作りながら救援する必要があるため、その手間を省くこの能力は非常に強力。
更に追加効果を

  • 8秒間全冥人を回復する「風の抱擁(風ナミ)」
  • 全冥人の近くの敵を炎上させる「火の抱擁(ヒザナミ)」
  • 周囲の敵を吹き飛ばし弱体状態にする「よろめきの息吹(ヨロナミ)」

の中から選ぶ事が出来る。


乱戦になりがちな九死ではかなり重要視される職であり、特に大禍九死は腕のいい牢人が一人いるだけで突破率がかなり変わってくる。


また手投げ爆弾の専用装備「放心玉」も中々に高性能。単純に投げてダメージを与えるだけでなく、敵の動きを一瞬止めるのにも最適で、しかもこちらにダメージはない。また敵の群れに投げ込めば一瞬で気力を稼ぐ事が出来る。
敵の攻撃を延々キャンセルさせてこちらが怒涛の攻撃を繰り出し続けるのは、この武器でしか出来ない要素。
神品「禁制の火薬」は爆風に巻き込んだ味方を回復させる事が出来る上どんな成分なんだ、刺客の他に侍でも装備する事が出来る。


このほか味方も回復させる「癒しの香」や、敵を弱体化させる「弱体の波動」などデバフ役もこなせる。一人になっても「式神召喚」があれば犬を呼び出して共に戦ってくれるため、最悪孤立してもある程度立ち回れるのも強み。


一方で生存性がなにより重視される職業であり、無暗に突貫して遠くで倒れるのは当然論外。
気力が溜まらなければ奥義も使えない為、敵数が少ない奇譚や中盤の大禍では役割が腐ってしまう事も。
仲間の体力管理も見つつ、どのタイミングで回復技を使っていくかというのは別の職では味わえない緊張感がある。
また奥義が蘇生技というのは、逆に言えば火力のある技が乏しいということでもあり、殲滅力は当然最低クラス。
また伊邪那美の息吹の追加効果や「癒やしの香」と「式神召喚」は選択制であり、支援力と殲滅力のどちらを取るかもプレイヤーの好みの分かれ目と言える。


余談だが声優は本編の石川先生と同じ


「案ずるな! 今助ける!」



●刺客

「刺客は冥人の闇を体現す者。隠密や毒といった誉れなき兵術を好む」
闇討ち、毒殺、目晦ましなどに特化した職。
奥義「闇烏」は、最大5回まで敵に闇討ちを仕掛けられるというもの。威力速度共に侍、弓取に劣るがその分敵を常に選ぶことが出来、また障害物越しに敵をロックオンし瞬間移動する事も出来る。奇譚や大禍ではこれらを利用したショートカットも可能。
技も仲間とともに姿を消す「神隠し」、周囲に毒をまき散らしながら消える「霧隠れ」、周囲の味方を回復しながら消える「霧隠れ癒」など、効率的に闇討ちを行えるスキルが揃っている。
遠距離武器も豊富で、短弓、放心玉のほか専用装備である吹き矢も扱える。本編では当たれば確殺だった毒針だが、流石にこちらではよろめきゲージを減少させるだけにとどまっている。
神品「天降る牙」は20%の確率で鬼以外の敵を即死させる吹き矢だが如何せん安定性に欠けるのが欠点。


その性質上、ソロプレイにはかなり強い職。
話ごとに場面が変わるという性質上、敵がこちらを未発見状態でいる事が多く、闇討ちの特技を活かし易い。
仲間と共に姿を消せるなら、厄介な双子の魂も闇討ちの連殺で上手く対処もできる。
ステルスキルを楽しみたいなら是非とも奇譚で体感してみて欲しい所。


逆に九死だと、こちらが防衛側である(敵がこちらを認識状態でいる)ということもあって特技を活かしづらいのが難点。
それでも煙玉や、手際よく暗殺できる「手練れ」などがあれば向かって来る援軍に対して暗殺を決め続けることができるため、完全に腐るという訳ではない。


また技構成や武具のステータスが闇討ちと奥義とでどちらを優先するかも悩み所。
刀や護符の「闇討ちの威力」は闇烏には乗らない(誤訳の可能性が高い)為、闇討ちで剛兵や赤弓鬼の1確を狙うと今度は奥義が威力不足に…なんて事になり易い。


DLC以降は侍同様神品「禁制の火薬」と「士魂の水」を両立した奥義型がより実戦的になり、九死でもより戦えるようになったが単なる劫火侍の劣化にならない動きや構成を意識したい。


余談だが声優は本編の竜三と同じ。


「地獄に落ちろ!」



このゲームでは、職ごとに「格」「気」というパラメータが設計されている。
「格」はクエストをクリアすることで上がっていくプレイヤーランクで、一定数まで上げると技や他の職、特別な防具などの報酬が得られる。
「気」は職の性能にも直接関係するクラスレベルで、上げるほどに攻撃力や防御力が純粋に上がり、死ににくくなる。


奇譚・九死共に難易度は赤銅白銀黄金・百鬼という順に上がっていくが、その目安で表示されている数値がこの気に当たる。
この気を上げる場合、装備一つ一つに設けられている気の数字を上げること、つまりより強力な装備を身に着け改良を加える事で自然と上げられるようになっている。
限界値は現在120まで。これは装備品の気力値が通常110で最大、武具を職に縛る事で120まで開放される為。大禍に挑む場合、気力が110無いとまず話にならない。
なので目標を立てる場合は、とりあえず「全装備を気力110にする」という所から始めていくのが良いだろう。



  • 武具について

奇譚・九死・大禍・群雄をクリアする、隠された「鬼の宝」を入手する、途中で出る制限ミッションをクリアするといった内容で武具が手に入る。
それぞれ凡品、良品、名品、絶品、神品という5つのランクが存在し、後者程や気力も良いものとなっている。
特に神品は名称によって固有の能力がつくが、全装備中最大3枠しか装備できない*1


装備枠は刀、飛び道具、護符、暗具1、暗具2の5つ。このうち暗具1と2はそれぞれ違う装備が割り当てられる。
また誉れや意気を消費することで気力を上げたり、スキルをある程度選定することも可能。
ある程度溜ったら、いらない装備は解体することで誉れや意気も少しだけだが戻って来る。


ちなみに装具(防具・面頬・刀の鞘)にはスキル効果は付かないため、完全に趣味の域に入る。
本編で手にした鎧も使えるほか、条件を達成して本編にないスキンを手にすることも出来る。戦塵テーマ、銀杏テーマ、三貴子テーマのような発光するゲーミング装具は本編には無く冥人奇譚ならでは。戦塵テーマ3種コンプしてようやく初心者



▲これは、わしも好きな話…。

●奇譚

9つの編からなる、蒙古・壱与が率いる妖怪たちと、冥人との戦いの話。2人でプレーする。
1つの話ごとに区切りが設けられており、そこでミッションをクリアすることで次の舞台へ進める鳥居が出現するという仕組み。
そのため場面が目まぐるしく変わり、戦いの場も蒙古兵の拠点から占拠された村、船の上や屋敷の中、雪原など多岐にわたる。


敵数は少ないが、その分本編のように様々なシチュエーション(人質がいる状態での戦いや特別な倒し方でないと倒せない敵)が設計されているため、本当に物語を読み進めているような感覚でゲームが楽しめる。
かかる時間も少ないため、最初はこちらから始めるのが良い。


奇譚のみの設計として、「行善の呪い」と「行善の巻物」、「鬼の宝」がある。
「行善の呪い」は進行中何がしかのデメリットを背負うことで恵みポイントを獲得を得るというもの。
「行善の巻物」は本編のどこかにある隠しアイテムで、これを入手することで意気ポイントや特殊な防具やポーズを入手可能。
「鬼の宝」は隠し場所を見付け封印を解くと湧く鬼達を倒すことでより強力な防具が手に入るというもの。



●九死

4人でプレーする陣地防衛ゲーム。ステージは6種類。
3つの陣地を蒙古から取り返し、その後襲い来る援軍から最後まで陣地を守り抜くというもの。
一つ二つ取られても問題はないが、占拠されるたびに最大体力が大幅に減る(死に易くなる)ため、一つの陣地に絞って防衛する戦術は取り辛くなるべく維持していきたい。
陣地を全て取られるか、倒れた冥人を時間内に助けられなかった場合はゲームオーバーとなる。


DLC導入後の現在は25ウェーブから15ウェーブに短縮されたものの難易度ごとに敵の質も劇的に上がってくる。
とにかく乱戦になりがちなので、一人で無謀に突っ込んでいく政子殿プレーは仲間に余計な負担を強いるため非推奨。
奇譚よりも難易度は高く時間もかかるが、その分多くの報酬を手にすることができる。


百鬼クラスの九死になると、最初の時点で紫鬼が複数いる上に占拠時にはクリアまで常時壱与の分身or壱与の眼or火の精霊*2が出現する地獄と化す。


余談だが奇譚と(黄昏と死灰を除いた)九死の全てのマップは本編の対馬の集落や敵拠点等を舞台にしており(九死「血をすする鉄」のみ壱岐の船座の川股)暇があったら聖地巡礼してみるのも面白いかも


●大禍

更に追加された新型要素。壱与の国へと乗り込んだ冥人達との最終決戦が主軸。
難易度はもちろん最大級。限界まで極めた装備で身を包まなければ募集の段階で弾かれマトモに進むことすらままならない。仮にマッチングが成立した所で事前知識無しでは進む事もままならず途中抜け多発のまさしく魔境である。


内容は奇譚をベースに、陣地防衛の九死を要所に組み合わせた感じだが、強力な鬼達を倒しながら時に秘石を集め、時に壱与の眼をかいくぐりながら敵の血で扉を開かせるなど、一見では理解しにくい場面が割と散見される。
その上要所では時間制限付きで、一人でも落ちたら即ゲームオーバーとなる渡り場も存在するなど、理不尽に感じるようなギミックも数多い。
これは元々ボイスチャット前提で作られているという趣があるため。現在は野良マッチングが開放されているものの開発側としてはプレーヤー同士話し合いながら進めてほしいという意図で設計されている節がある。


幸いゲームオーバーになっても直前まですぐ再開はできるようにはなっている。しかし九死以上の長丁場になる上、一人でも欠けたらまずクリアは不可能。*3
なのでやるのであればとにかく攻略サイトでの予習と時間と根気あとそれを受け入れてくれる仲間が必須。



●群雄

DLCで追加された2人対2人のバトルモード。
全4種類に共通する大まかなルールとしては敵を倒す事で得られる勾玉を奉納する事で相手に妨害効果を与え、先に65個の勾玉を集め防衛戦を開始し勝利する事でクリアとなる。


余談だが開始前にお辞儀をする事で誉れが手に入る



▲悍ましい敵たちですぞ…。

●壱与

このゲームにおけるラスボス。無論架空の人物。
かつては対馬でも力のある巫女であったが、その力を恐れた民により、腹に子を宿したまま生き埋めにされた。
そのため対馬の民に対し非常に強い憎しみを抱いており、蒙古兵により復活した後は、彼らと共に妖怪たちを各地に派遣。対馬を地獄に染めた。


架空の存在とあってか非常に強力で、日本神話の三貴子(天照月読須佐之男)すら捕え封じ力を奪い、妖怪と共に自身の国をこしらえる力を持つ。
大禍でもステージを一定周期で徘徊し、捕えられると抜け出せなくなる「壱与の眼」や、分身を使役し兵のサポートを行うなど様々な技術を持つ。でも巻物の管理は案外杜撰。
最終決戦では本人との1対1の決闘を演じることとなる。その時は大剣を扱う。



●蒙古兵

本編でも登場する敵たち。行善が敵の顔を想像できないのか、皆一様にのっぺらぼうで現れる。
こいつらが余計なことをして壱与の封印を解いた結果(行善の脳内では)対馬の運命が懸かった最大級の戦いが幕を開けることとなった。


本編と同じく剣兵、盾兵、槍兵、剛兵、弓兵、投擲兵、隊長兵の他に、双子の心臓を用いた呪術により二人一組で制限時間内に同時に倒さないと復活する双子兵、日本の神々から盗み出した力でバリアを張り対応する色の神の力で攻撃しないとダメージが通らない神性兵等のバリエーションがいる。


一方でスクバタールのような裏切り者を出したり、見えない死霊兵に倒されるなど翻弄されている場面も。
変な宗教にハマったかの如く儀式を続ける蒙古兵たちはある意味見物。


DLC以降は本編の壱岐に登場する両剣兵、複合武器兵、呪師が追加され特に前者2つは体力も高く強敵。呪師はライオンキング歌で周囲の蒙古を強化する。


●死霊兵

無念の死を遂げたかつての亡霊。当たり前だが肉眼では見えない。
しかし攻撃する瞬間その姿を現す。
蒙古兵や後述する鬼のほか、鍛錬を積んだ侍が相対することもありこちらは非常に手ごわい。


余談だが神品の「鹿神の慧眼」があれば例え姿が見えなくても自動ロックオン出来る雑魚と化す。


●壱与の分身

遠くからでも見える立ち昇る赤い光が目印の倒さない限り周囲の敵を回復し続ける厄介な敵。幸いにして体力自体はそこまで多くないが処理にモタ付いていると地面から赤い棘を噴出させる攻撃をして来る。
百鬼九死では壱与の眼や火の精霊と交代で出現。
湧き地点や拠点近くに出現し周囲の敵の体力を回復させる為、こいつらの迅速な排除が死活問題となる。
特に上級の鬼と同時に現れた場合は非常に厄介。
DLCで追加された九死の新マップ「黄昏と死灰」では何と3ウェーブ毎に出現する。


●鬼犬・鬼熊

見た目は本編の蒙古の軍犬や対馬野生の熊と変わらないが何故か内部的には鬼扱いである。
鬼犬は体力は低いものの一定間隔で噴火攻撃を繰り返す。
鬼熊は本編同様噛み付きからの振り回しの拘束時間が長く厄介な相手だがDLC以前は何故か九死で湧くなり蒙古達と同士討ちを始めるバグがあった
幽霊熊は非常にめんどくさい相手。


●火の精霊

本編で登場した火槍(火矢射出機)が意志を持った姿。
姿を隠していない冥人に向かい火矢を放ってくる。
奇譚では接近して攻撃すれば排除できるが、百鬼九死だと高地に設置され意図的に壊せないようになっている。



●鬼

壱与が遣わした妖怪たち。基本的なモーションは蒙古兵と似通っているが、体力、攻撃力共に蒙古兵とは比べ物にならないほど高い。
また特殊な技もそれぞれ持っているため、最初は劣勢を強いらがちになる。
難易度を上げると登場頻度も増えていくため、最初はこいつらとの戦いに慣れていくのが良いだろう。
一応対応する型で強攻撃すれば手早くよろめきゲージを削れるのは共通している。


皆赤い妖気を発しているが、難易度が上がると紫色の紋様をした上位種も登場してくる。勿論各種性能も飛躍的に向上している。
特に大禍ではその上位種が当たり前のように攻め入ってくるため、より注意が必要。



  • 槍盾持ち

大盾に槍を携えた鬼。
基本的な動きは槍兵と同じだが、大きく身構えてから突進攻撃を繰り出してくる。
この威力が非常に高く、特に最後の突き出しの部分をまともに食らうと体力が大幅に削られてしまう。


他にも範囲の広い振り回しや、盾を回して火種をばらまくなど、純粋に隙が無い強敵。
なお水の型、風の型両方に有効。上述した突進技は隙も大きいため、合間を見て隙を作りたい。



  • 剛兵の鬼

鉄球を付けた鉄棒を持った大鬼。動きも該当の剛兵の動きをのろくしたもの。
その分攻撃力、体力ともに他の鬼と比較して高く、倒すのに時間がかかる。


更に固有の能力として、鉄棒を地面に突き刺し周囲を炎上させる技も使用。
百鬼九死ではこれで吹っ飛ばされて火矢で止めを刺される…なんてこともあり得るので注意したい。
実はタイミングが合えばジャンプで躱せる。
紫剛兵鬼は非常にタフ。



  • 弓取

火矢を連発してくる鬼。矢自身の威力は低いが炎上効果がつくため攻撃を中断されるのが中々に厄介。
更に攻撃を受けると瞬間移動で反対側へ回り込むなど、放置するとかなり面倒な相手。
九死だと陣地を裏撮りするかのように移動し、奇譚だと遠ざかるように逃げ回るので闇討ちや毒などのよろめきで効率よく隙を作り倒したい。
紫弓鬼は体力も高く厄介な相手。



  • 錫杖の天狗

最重要抹殺候補。未発見時は頭上に烏を飛ばして偵察を行っている。
攻撃は槍兵と同じだが、それ以上に危ないのが冥人全員に烏の大軍を差し向けて体力を削るというもの。
このカラスマシンガンが弓取の鬼以上に厄介で、ひたすら転がって回避を強いられる上にまともに喰らえば大ダメージは避けられない。
ホーミング性も高く、体力が少ない状態で相対すればまず死は免れない。
そして九死では2体以上組んでやってくることも。


幸い体力は鬼たちの中では少ない方。また他と違い紫の上位種は存在しない。
しかし見かけたら最優先で倒すようにしないと普通に全滅要因になりうる難敵。


…余談だが頭部を側面から覗き込んで拡大すると坊主刈りの人間の頭が天狗の面を被っているのがハッキリと分かる。
そもそも冥人奇譚自体が行善の妄想世界だからかこのゲームの鬼は基本的に被り物である。



  • 大槍持ち

立派な二本角を拵えた大鬼。全てのステータスが他の鬼たちと一線を画す。
本編のラスボスであるコトゥン・ハーンの動きをベースにしている為に攻撃技が非常に豊富でかつ広範囲。
さらにそれらを瞬間移動で攪乱しながら襲ってくる。
特に回転しながらの振り下ろしは発生時に衝撃波が発生するため、ステップ回避だと被弾する。


大禍では紫色の上位種が当たり前のように出現する上、更に透明化したものも登場する。


▲悍ましいエンドコンテンツですぞ…。

配信から1年半、数々のより難易度の高い目標が追加され、当初の最終目標であった3種の戦塵シリーズが鼻で笑えるほどになってきたが、パッチ2.15にて遂にクリアを前提としていないとしか思えないサッカーパンチからの挑戦状が届いた。
それは、本編では隠しでもなんでもなかった白鞘*4刀装具「木之衷心」。アンロックされるまで、解禁条件はおろか存在自体が秘匿(装具一覧に存在しない)されていた。
では、なぜそんなものの実装がこんなにも早い段階で判明したのか。条件自体は単純だったからである。


●これはわしが忘れた(条件を記した)巻物…

  • さしあたりクエストは九死の白金
  • カスタムモードで挑戦(つまりマッチメイク不可)
  • 壱与の祟り7つ*5を全て起動する
  • 陣地防衛及びボーナス目標完全制覇
  • 全員ノーデス

  • 全員ノーデス


  • 全員ノーデス。


  •  全 員 ノ ー デ ス 。



何を言っているかおわかりいただけただろうか?何この全盛期のMMO並の無茶ぶり。
見事入手できた人は、動画と感想文をまとめてカクヨムや小説家になろうの各作者にプレゼントしよう。割と本気で参考資料になるんじゃないかな?
え?死なないゲームなんてぬるすぎるって?それ言った人も強がりだったからね?少し頭冷やそうか?


▲コラボ? はて…。

  • 2021年1月15日(金)まで「ゴッド・オブ・ウォー」、「Horizon Zero Dawn」、「ワンダと巨像」、「Bloodborne」とのコラボが行われ4職にそれぞれコラボ装具のセットが配布され、後のDLC解禁と共に初期装備に追加された。
    • この4つのコラボ装備はシングルプレイでも壹岐之譚(DLC追加マップ)にて入手できる。


追記・修正は比類なき業を持つ天下無双たる証の太刀を得てからお願いします。
記事作成者こそ語り継がれし真の冥人、偉大なる鬼の試練を極めたり。


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*1 但し1枠は奥義の弱体化とトレードオフの為実質2枠まで
*2 流石に陣地内や煙幕などの未発見時には降ってこない
*3 最終決戦のみ例外で、慣れているなら3人でも突破できる上、時間もかからない
*4 要するに木の柄がむき出しヤクザのドス
*5 わかりやすく言うと、小型MAP兵器・超速リジェネ・ススタン付きの超速死の宣告・敵攻撃頻度上昇・ボス相当個体・味方の受けたダメージを互いに誘爆

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