登録日:2020/02/19 Wed 22:20:44
更新日:2024/05/16 Thu 12:45:00NEW!
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カードファイト!!ヴァンガード ヴァンガード
カードファイト!ヴァンガードのコンピューターゲームとは、その名の通り、TCG「ヴァンガード」を題材としたゲームである。
●目次
概要
TCGとしてライバル的存在の遊戯王のコンピューターゲームと比べヴァンガードはルールが単純な為か、基本的に実在するカードを使ったカードシミュレーターとしての性格が非常に強い。
アニメのキャラはほぼ全員登場し、更にボイス付きである。
ストーリー中はパートボイスだが、ファイト中は「スタンドアップ!ヴァンガード!」といった台詞を始めフルボイス。
更にダメージ5の時はつらそうな演技になるなど細かいところで非常にこだわっている。
ちなみにトシキは勿論「スタンドアップ!the!ヴァンガード!」というが、相手は「the」の時は律儀に待ってくれる。
主人公の分身となるアバターも登場しており、声優陣が無駄に豪華である。詳しくは後述。
アバターキャラはデフォルトの名前も決まっているがいつでも変更可能。
自分の名前にしてヴァンガードの世界に飛び込むのもありだ。
なおどのアバターを選んでもストーリー上での違いは皆無である。強いて言うならば一部キャラの呼称やパートボイスくらい。
CPUもセオリー通りの攻め方をしてくる上、後期になるとある程度の先読みをしてリアガードを守る等と言った高度なプレイングも行ってくる。
逆に普通に事故る時もある。強敵扱いのマモルとかも平気で事故る上Gアシストを使用してもG3が引けなかったりすることも…。
またカード収録枚数も歯抜けなどは殆どなく*1、その時発売しているほぼすべてのカードが収められている。
購入特典としてリアルカードもついてくる。
シリーズ一覧
家庭用、携帯ゲーム機
こちらも参照。
・カードファイト!! ヴァンガード ライド トゥ ビクトリー!!
記念すべき第一作目。対応機種はニンテンドー3DS。カードは「ブースター第九弾」まで収録されている。
演出やオリジナルアバター、最初に構築済みデッキを貰いチュートリアルを行うなど、この時点で基本システムはほぼ完成している。
しかしCPUが異様に強い。しかも難易度設定がない。
あのマケミや矢作キョウですら後半からトリガーカードをバシバシ引いてくる。
ただ、CPUはリアガードを全く守らないなど隙がないわけではない。
ストーリーはアニメ第一期を元にしたオリジナルストーリーだが、G3デッキ使いのはずのマケミが途中から普通のスパイクブラザーズ使いになったり一部漫画版の要素も取り入れられている。
・カードファイト!! ヴァンガード ロックオン ビクトリー!!
第2作目。対応機種はニンテンドー3DS。「歌姫の二重奏」までのカードが収録されている。
勿論当時ぶっ壊れと言われた「リンクジョーカー」も使用できる
ストーリーは「リンクジョーカー編」の時間軸で、アイチの通う「宮地学園」、トシキの通う「後江高校」、そしてレンの通う「福原高校」の3つから選べる。
その為ストーリーの量はNo.1である。勿論、オリジナルアバター達もその学校の制服に身を包む。マケミに「きつい」と言われたセーラー服に袖を通すことも可能である。*2
他にもカードがダブった際に「CP」という特殊なポイントとなり、それを貯めて新たなカードと交換するシステムも追加された。
また基本的にLB環境の為、CPUはダメージ4までほぼ全くガードしない。
この辺りからリアガードにもちゃんとガードをしてくるようになる。
前作からカードを引き継ぐことが可能である。
・カードファイト!! ヴァンガードG ストライド トゥ ビクトリー!!
第3作目。対応機種はニンテンドー3DS。「先導者と根絶者」までのカードが収録されている。その為当時古いユニットが多い上Gユニットがいなかった「バトルシスター」使いのクミちゃんがかなり割りを食っている
ストーリーは「ヴァンガードG」の時間軸。
そのためプレイヤーアバターも代替わりしているが「前作に登場したアバターの弟or妹」という設定で似たような子も続投している。服装は晴見中学校の制服固定。
新要素として双闘とGユニット、Gアシストが登場。良かったなマケミ!*3
また演出カットやファイナルターン宣言、スタンドアップ口上の変更等も可能となった。
ストーリーは一本道で、プレイヤーが新導クロノと同時期にカードファイトを始めた初心者となり、
トライスリーの3人と共に「ヴァンガードG」のストーリーをなぞっていく事となる。某ロイパラ使いの闇堕ちもあるよ!
序盤からリングジョーカーデッキが使えたり、じゃんじゃんゲーム内通貨とカードが貰えるため苦労しない…と思いきや、
カード購入ができない状態で最初に戦うクソガキさんが無駄に強いため、其処がかなりの難関と化している。
またクリア後はアイチ達のレギオンメイト編の後日談が収録されたオリジナルストーリーが収録されている。皆普通にGユニット使ってくるけどね。
この時期のGユニットが互いのヴァンガードがG3で無いと召喚できない都合上G2止めが有効だが、CPUは平気でG3を出してくる為割と隙になっている。
また残念ながらゼロスドラゴンやGガーディアンは収録されておらず、次に出たゲームはリブート後環境のため、現状ではコンピュータゲームでそれらのカードを使用できない。
こちらも前作からカードを引き継ぐことが可能である。
・カードファイト!! ヴァンガード エクス
第4作目。対応機種はNintendo Switch。「2019年9月16日までに登場した」カードを使うことが可能。
ここからVシリーズとなる。
新要素イマジナリーギフトが道入されているが、今までのゲームに登場したカードは使えない。
なお発売当時選抜制限になっていた「カラフル・パストラーレ ソナタ」と「甘美なる愛 リーゼロッテ」はゲームでは問題なく使用可能。思う存分暴れさせよう。エミちゃんも暴れるけど
カードシミュレーターとしては「ストライド トゥ ビクトリー!!」でほぼ完成していたところに、
カメラアングルの演出、エフェクトの派手化、CPUの「完全ガード」ボイスとファイナルターン宣言を追加したくらいだが、その代わりストーリーに力が入っている。
今までのプレイヤーはアバターが用意されていたが、今回は元不良の士導イズルに固定されている。
ストーリーモードでのみ「EXギフト」という特殊能力が使え、ストーリーモードでのファイトを有利にすることができる、ただし敵も使ってくる。
具体的には攻撃時クリティカルトリガー引きやすくしたり、ダメージ6になりそうな時ヒールトリガー引きやすくできたり。
アイチやレンなどのストーリーを楽しむことができる…が、そのキャラのクランしか使えないので難易度は高い。
特にまだ数の出揃っていないぬばたま使いの鬼丸カズミシナリオは非常に難易度が高い。
ちなみにこちらでも(チュートリアルのアイチを除けば)最初にクソガキさんと戦うが、前回の反省からかカード購入可能かつ、カムイもイマジナリーギフト持ちのG3がいない手加減デッキとなっている為かなり楽になった。
…後半?もちろん本気のデッキになります。
ちなみにマケミさんは漫画版設定なので残念ながら普通にスパイクブラザーズを使用する。
…というよりシステムの時点でクランを固定しなければならず、エクストリームデッキを作ることができない。
・カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ
第5作目。Nintendo Switch / Steamにて2022年11月17日発売。
満を持して登場したDシリーズのゲームである。
相変わらずカードシミュレーターとしては満点の出来。第5弾「群雄凱旋」と「フェスティバルコレクション2022」までのカードが実装されているだけでなく、有料DLCとしてそれ以降の弾も追加予定である。DLCはちょっと値段が強気な気がするが。
今回も固定主人公だが、この手のゲームには珍しく女性主人公の一導寺ユキ固定。
彼女の周りで密かに流行りつつあるカードゲーム「ヴァンガード」。
弟がハマっているそれに姉もハマるが、元々責任感の強い彼女は楽しむことを忘れ…。
という風に作風としては割りとバイオレンスであり、序盤から言いがかりにシャークトレードを仕掛けてくるチンピラ(しかも仲間になる)と戦ったり、ヴァンガードをやって心が折れた人が登場したり…。
主人公も、亡くした母親の遺言もあり弟を守るという事に固執…その弟も姉の目の届かない場所ではいじめられている…と重い目のストーリーが展開される。それと女の子はほとんどリリカルモナステリオ使いでやたら強い
スマホアプリなど
・カードファイトヴァンガード!!(GREEアプリ版)
最初期に登場したGREEアプリ。
色々と問題があるものの、当時としてはアプリ上でも出来るだけカードファイトを再現しようとした事が評価されている。
詳しくは関連項目にて。
現在はサービス終了している。
・カードファイト!! ヴァンガード 惑星大戦(CRAY WARS)
ファイトに関係のない、よくあるRPG形式のソーシャルゲーム。
スタミナを消費しサイコロを使い、すごろく形式で進めていくという多少珍しい作りとなっていた。
このゲームの魅力的なところは、余りメディアでは語られない惑星クレイの各ユニットのセリフがあったことだろう。
特にステージごとにつく副官代わりのユニットは台詞も多く、印象が変わること請け合いである。
こちらも残念ながら現在はサービス終了している。
・ヴァンガードZERO
スマートフォンで配信されたアプリ。
多少のルールの違いはあるが、現状ではスタン落ちしたカードが使える唯一の手段だった。
ストーリーは旧アニメのものがかなり忠実に再現されており、懐かしい気分を味わえる。
マケミさんもG3デッキだぞ!!
ルールはスマホ用に調整されており、まずFV、ヒールトリガー以外のグレード0が存在していない(魔女等一部グレード0中心のカードはデッキ外からスペリオルコールされる)
ではトリガーもないのか?と言うとそうでもなく、なんとグレード3がそのままトリガーとなる。
カードによってトリガーを選ぶことも可能。つまりマケミさんはデッキのほぼすべてがトリガー…と言いたいが特殊な処置されており逆にトリガーが皆無である。
また画面が小さなスマホ用の為か、ドライブチェックで引いたカードは手札に入らず、デッキの一番下に戻る。
シールドも無く、ヴァンガードがアタックされダメージを受けた際は自動的にパワーが5000上がる。
また守護者は「相手の攻撃によりとどめとなる場合に自動的に発動し、その攻撃を無効にする」効果となっている。
その他詳しい内容は項目を参照。
こちらもGシリーズまで続いたものの残念ながらサービス停止となった。
ゲームオリジナルキャラクター
遊戯王と違い、ヴァンガードはアニメの時点でそのデッキタイプ専属の使い手がいるため、
ゲームオリジナルキャラクターはプレイヤーの分身くらいしか登場しない。
ここではそんな中でも特に特徴的な子を紹介する。
橘カズヤ
CV:檜山修之
「ロックオン」で登場したプレイヤーアバター。
見た目は赤毛のロンゲでクールな印象を与えるものの、実際は声が声なのでとにかく暑苦しい。
「ストライド」でも弟の橘アツシが登場。
若干子供っぽくなっており主人公らしいツンツンヘアーだが声は同じである。
ちなみに檜山氏はヴァンガードアニメ本編では出ていない為、ゲームのためにいちいち呼んだこととなる。
日下部リン
CV:大久保瑠美
「ロックオン」で登場したプレイヤーアバター。
ぱっつん髪にツインテールというおとなしそうな女の子だが、芯は強い…というか常に飄々している。
そのためか人気があり、ファンアートがそれなりに見られる。
声はエミちゃんの友達「マイ」の人。
…なおマイ本人はゲームだと影も形もない。ZEROには出てるんだけどね…。
「ストライド」でも妹のアンちゃんが登場。こちらはおかっぱ頭である。
天音アリス
CV:水瀬いのり
「ストライド」に登場する銀髪のクールな女の子。
CPU時のデッキは「黒魔女」「ルキエ軸ペイルムーン」
他のキャラに比べ身長が低いが、実は僕っ娘。
リミットブレイク時の「とりゃー↑」がとても可愛い。
こちらもわざわざ水瀬氏を呼んでいる。
なお幼気な彼女をアバターにしていてもサヤはちゃんと「お姉ちゃん」と呼んでくれる。芸能界は年功序列に厳しいのだ。
士導イズル
CV:野津山幸宏
エクスの主人公。オイコラ、トーゼンダ不良であり喧嘩に明け暮れる毎日を送っている。
CVの野津山氏もヴァンガードプレイヤーである。
喧嘩しか知らなかったが、ある日一目惚れした女子がヴァンガードをやっている事から興味を持ち、そこでアイチにファイトを教えて貰って以降のめり込んでいく。しかしウルトラレアのレッカ派。ヴァンガード主人公には珍しく女好きな一面も持ち合わせている。
櫂トシキをライバル視しているがフリー対戦ではたちかぜを使う。ストーリーでは自由なクランを使わせることが可能。勿論バミューダ△を使わせる事も可能である。
なおNPCでは当時最強級だったアンガーブレーダーを4枚投入している上こいつで暴れることに特化したデッキのためかなり強い。
ヴァンガードを通じて成長していく事と、メンタルは割と強くすぐ立ち直る方ではあるが、暴力的かつ礼儀知らずな一面もある為、主人公としては若干癖が強すぎる。
音無ナユタ、音無シギ
CV:朴ロ美
「エクス」のラスボス。二人で協力して戦うAI。
AIではあるものの二人羽織のファイトってルール違反かもしれないが気にするな。
ストーリー途中でヴァンガードを覚え、AIらしく勝利することに終始。
そしてクランを無視した「エクストリーム」デッキを組んでくる。
具体的にはリーゼロッテと各種ドローカードでゴールドパラディンを揃え大量展開するデッキ。
一回目の戦いは負けイベントとなっており、常にクリティカルトリガーを引く積み込みを行っている為正攻法では勝てない。
二回目は積み込みはしてこないがそれでも普通に強いので、心してかかろう。
KIRIMIちゃん.
CV:アイチきゅん
「ストライド」にゲストとして登場する。
出落ちかと思いきや何故か普通にファイトできる。ちなみにデッキはバミューダDuoデッキ。
一導寺ユキ
CV:西尾夕香
ディアデイズの主人公。高校2年生の女子。
亡き母に代わって弟の面倒を見ている。しかし過保護すぎて自分のことを省みない節がある。
物語中盤ではその誰かのためにしか戦えない事を暴露されて一時期ヴァンガードが出来なくなるが近導ユウユと出会うことで自分のために楽しむことを思い出してファイターとして復帰した。
フリーではNPCとしてファイト出来るが難易度がハードしかなく、ゲーム特典である剣聖騎竜グラムグレイスをエースにした専用デッキで挑んでくるなどかなり強い。しかも当初は彼女としかフリーで戦えないためよほど腕に自信がある人でない限りストーリーを進めて他のキャラと対戦可能にした方がいい。
一導寺ラセン
CV:井上麻里奈
ユキの弟。中学3年生。気弱でいじめられてばかりいたが、ヴァンガードに出会うことでその才能を覚醒させていく。
劇中では敗北が目立つが実際の実力は姉を遙かにしのぐ……らしい。
フリー対戦ではユキの次に対戦可能になる。easyモードで彼と戦うことで多くのファイターが資金を稼いだだろう。
しかしハードモードだとプラントトークンを生かした物量デッキを使用して圧倒的リソースを以てプレイヤーを苦しめてくる強豪となる。
ヴァンガードZEROの主人公
一応存在しているのだがアイチ編のキャラクターシナリオでしか物語に関与せずぶっちゃけかなり空気。
追記修正は、レンやさあやにトリプルクリティカルトリガーを引かれた方がお願いします。
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▷ コメント欄
- 先導者と抹消者ちゃう根絶者や -- 名無しさん (2020-02-19 22:29:22)
- 「遊戯王のゲーム」と同じ人?「遊戯王のゲーム」という項目名自体どうかと向こうで言われているのに、全く同じ法則で名前付けるのはどうかと思う -- 名無しさん (2020-02-20 01:24:10)
- 別人ですが、向こうにあわせて項目名をつけました。 向こうが変わればこちらも変わるかなと思います。 -- 名無しさん (2020-02-20 09:28:31)
- ヴァンガのゲームまとめた記事って既になかったっけ -- 名無しさん (2020-02-20 10:55:25)
- 少し修正しました -- 名無しさん (2021-04-09 12:33:17)
- 「遊戯王のゲーム」を「遊戯王のコンピューターゲーム」に変更したのですが、こちらも「カードファイト!ヴァンガードのコンピューターゲーム」にします? -- 名無しさん (2021-08-28 20:07:39)
- 名称変更で問題ないと思います -- 名無しさん (2021-08-28 20:15:38)
- とりあえず9/3まで待ちます -- 名無しさん (2021-08-28 21:08:29)
- 変更しました。 -- 名無しさん (2021-09-04 19:28:13)
- G環境をコンプリートしたゲーム出して欲しかったな -- 名無しさん (2023-05-06 15:10:36)
#comment(striction)
*2 しかしプレイヤーキャラにお姉さんタイプはいないので「きつい」事にはならない。
*3 オマケのストーリーモードで出てきます
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