ノーライフキング デスアンカー(Vシリーズ)

ページ名:ノーライフキング デスアンカー_Vシリーズ_

登録日:2018/09/11 Tue 00:11:20
更新日:2024/03/22 Fri 12:55:58NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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ダークイレギュラーズ ヴァンガード リメイク vシリーズ カードファイト!!ヴァンガード vスタンド ゴースト 切り札 ノーライフキング デスアンカー 最強!チームal4 pスタでは鬼のような強さ ブレイクダウン・デスブレス エニグマティック・アサシン



「死地へと旅立て!」

「ブレイクダウン・デスブレス!」



かつてダークイレギュラーズの切り札として活躍していながらも、
後発の強力なカードの台頭でインフレの波にのまれ消えていったノーライフキング デスアンカー
初登場から約6年の月日が経った2018年の8月、彼は新たな力をもってファイターの前に再び姿を現した。
この項目では、そんな新しいデスアンカーについて解説する。




【カードテキスト】

《ノーライフキング デスアンカー》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) (プロテクト)
ダークイレギュラーズ – ゴースト パワー12000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】:登場時[【Sチャージ】(1)]し、あなたのソウル1枚につき、そのターン中、このユニットのパワー+2000
【自】【(V)】:アタックしたバトル終了時、あなたのソウルが13枚以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),手札を1枚とリアガードを3枚ソウルに置く]ことで、ソウルから1枚【スタンド】でライドし、そのターン中、そのユニットのクリティカル+1


【解説】

Vシリーズのブースターパック第2弾、
「最強!チームAL4」に収録されたダークイレギュラーズのユニット。


新シリーズにおいてリメイクされたユニットはインフレが進んだ環境に通用できるように全員超強化及び魔改造されているのだが、
デスアンカーも例にもれず全ダクイレ使いが全く予想できなかった効果を引っ提げで生まれ変わった。



まず1つ目のスキルだが、登場時限定とはいえコスト無しでソウルチャージ&パワーアップできる癖のない優秀な効果。
FVがソウルにあると仮定しても下準備無しに順当ライド+自身のコストでソウルは4枚たまっているはずなので、最低8000のパワーアップが可能。
さらにダークイレギュラーズはソウルチャージが得意なクランなので、余程のことが無い限り10000以上のパワーバンプが期待できる。
単体でアクセル、プロテクト相手にシールド15000を要求できるのは非常に心強く、さらに適当にブーストを付ければフォース相手にも強力なパワーラインを構築できるのは非常に大きい。



さて、問題は2つ目のスキルである。
【自】【(V)】:アタックしたバトル終了時、あなたのソウルが13枚以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),手札を1枚とリアガードを3枚ソウルに置く]ことで、ソウルから1枚【スタンド】でライドし、そのターン中、そのユニットのクリティカル+1




ま さ か の V ス タ ン ド




やや重いコストを支払う必要があるが、クリティカルを増加させた上で新たなユニットにスペリオルライド出来るという凄まじい効果
Vスタンドを持つユニットはスタンダードにもそれなりに存在するが、オーバーロードやメイルストロームがバトルの結果に依存する中、このユニットはコストさえ支払えればバトルの結果に左右されずに発動できる。


さらにこのカードの強みは、ライドするユニットに制限が全くない。
ソウルにあるユニットなら好きなものにライド出来るため、状況に即して臨機応変な対応を行えるのは他のVスタ効果には無い利点である。
再びデスアンカーにライドして超火力で攻めるのも、
リアガード1枚をソウルインしてソウルブラスト10することでパワーアップ&守護者のコールを封じるデーモンイーターにライドするのもアリ。
フィニッシャーとして凄まじい性能を持っているのは十分理解できただろう。


さらにさらに、再ライドしたユニットがギフトアイコンを持っていた場合、そのままプロテクトを獲得することが出来る。
仮に止めを刺しきれなかったとしても、守護者として機能するプロテクトがあればある程度のリカバリーが保証できる。
特に、デスアンカーにライドしたターンにスキルを使えば1ターン中にプロテクトを二枚獲得するという芸当も可能なのである。
攻防ともに優れた、まさに「切り札」にふさわしいユニットである。



【欠点】

メリットばかり解説したが、当然欠点も存在する。
まず、再ライドしたユニットには一切のパワー上昇が無い点。
デスアンカーに再びライドした時はとんでもない火力を与えられるものの、それ以外のユニットにライドした場合嫌でもパワー不足が気になってしまう。
先ほど例に挙げたデーモンイーターも、自身の効果を使っても単体で22000までしかパワーアップしないため、
仮に守護者封じを使えてもあっさりガードされてしまう場面は意外と多い。
せっかくクリティカルが上昇してもこれでは形無しである。
幸い、ソウルに送られるとVに無条件でパワー+10000する「ヴリゴラカス」や、
リメイクされたことで以前以上に凄まじい勢いでパワーアップする「ドリーン・ザ・スラスター」等、
十分低パワーを補えるユニットが存在するのでそこはプレイングでカバーしよう。


また「ソウルからのライド」という擬似スタンドの関係上、トリガーが発動してもヴァンガードにトリガーを利用できないのは大きな痛手となる。
リアガードにトリガーを割り振ろうにも、後述するように重いコストとしてリアガードを消費しなければならないため、
盤面次第ではトリガーが完全に無駄になってしまう。


そして何より厄介な点はコストと発動条件の重さだろう
スタンダードのダークイレギュラーズは従来のカードと比べてもソウルチャージ量がかなり控えめであり、デスアンカーの効果を発動しようとするとそれなりに時間がかかる。
クッションとなるG3にはほかにも優秀なユニットは多数存在するが、手札次第ではデスアンカーのスキルが発動できないことも多い。
さらに、手札1枚とリアガード3枚というコストも、手札とリアガードを稼ぐ手段が皆無なダークイレギュラーズにとっては無視できない重さであり、
撃ちたいタイミングでコストが足らずに撃てないといったことも多々ある他、
無駄にガード札を消費したせいで返しのターンにひき殺されることも往々にしてよく起こりやすいのである。
(プロテクトを複数回収できるのは確かに強力なのであるが、手札コストが必要なことを考えると複数持つことよりもシールドを持ったユニットが多い方が防御しやすい場面も多いのである。)


……とまぁ決して無視できない弱点も多いが、上述の欠点は全てプレイング次第である程度軽減できる。
ファイターの腕の見せ所と言えよう。



【プレミアムスタンダード】

ここまでの評価は主にスタンダードでの話。
実はこのユニット、今まで登場したカードをすべて使用できるレギュレーション「プレミアムスタンダード」ではスタンダード以上に危険なユニットとしてその名を轟かせているのである。



その主な原因はこのユニットの存在のせい。


《エニグマティック・アサシン》
ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)
ダークイレギュラーズ – ヒューマン パワー5000 / シールド10000 / ☆1
【自】ソウル】深闇(このターン中、あなたのソウルにカードが置かれているなら有効):あなたのアタックステップ開始時、あなたのソウルが10枚以上なら、このカードを(R)にコールしてよい。コールしたら、そのターン中、このユニットのパワー+5000。さらに、あなたのソウルが15枚以上なら、そのターン中、このユニットのパワー+10000。


つまり、このユニットはターン中にソウルにカードが置かれていればユニットがアタックした時にソウルから出てきますよという効果。
確かに手札を消費せずにデスアンカーのコストを賄える優秀な効果だと思えるが、真価はそこではない。
解説の為もう一度デスアンカーの第2の効果を見てみよう。


【自】【(V)】:アタックしたバトル終了時、あなたのソウルが13枚以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),手札を1枚とリアガードを3枚ソウルに置く]ことで、ソウルから1枚【スタンド】でライドし、そのターン中、そのユニットのクリティカル+1


……よーく見てもらえただろうか。そして気が付いてくれただろうか。
この効果にターン1回の制限が存在しないことに。
スタンダードならどうあがいても1度しか使えないのでなんの問題もなかったのだが、
バトルフェイズ中にスペリオルコールが出来るこのユニットの存在でデスアンカーはトップクラスの連撃性能を手に入れてしまったのだ。
なんせ、ソウルに1枚でもいれば2回、3枚ソウルにいようものなら、カウンターブラストが続く限り何度でも何度でも何度でもな ん ど で も立ち上がるのである。
さらにデスアンカーのパワー上昇は登場時のソウルチャージ直後の枚数で決定するため、後からアサシンが出てきてソウルの枚数が減ってもパワーは減少しない。


イメージしてほしい。パワー36000オーバー&クリティカル2のヴァンガードが何度も襲い掛かってくる光景を。


相手からしたらたまったもんじゃないだろう。
仮に止めを刺しきれずにCBが枯渇したとしても、エニグマティックアサシン自身が凄まじいパワーアップが出来るため、止めを彼女たちに任せることも可能。
「ソウルに送られなきゃ意味がない」という意見もありそうだが、Pスタのダークイレギュラーズは特定のユニットを狙ってソウルに送ることが非常に容易であるため、上述のコンボはロマンではなく非常に狙いやすい現実的なものである



さらにさらにさらに、G3にはこんなカードも存在する。


《再来の翼 ブレイドウィング・レジー》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) 
ダークイレギュラーズ – ヒューマン パワー11000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】:[【ソウルブラスト】(15)] このユニットがヴァンガードにアタックした時、あなたのソウルに「ブレイドウイング・レジー」があるなら、コストを払ってよい。払ったら、そのバトル中、このユニットのパワー+15000/クリティカル+2。
【自】【ソウル】:[【カウンターブラスト】(1),手札から3枚選び、捨てる] あなたの、「再来の翼 ブレイドウイング・レジー」以外の「ブレイドウイング」を含むグレード3のヴァンガードがアタックしたバトルの終了時、アタックがヒットしていなかったら、コストを払ってよい。払ったら、このカードを【スタンド】でライドする。


CBが枯渇した状態でも、こいつがソウルにいるときに他のブレイドウイングが存在すれば更なる追撃を行うことが出来る。
特に「ブレイドウィング・レジー」はデスアンカーとも再来の翼との相性は抜群であり、
「デスアンカー→デスアンカー→ブレイドウィング・レジー→再来の翼」の流れは終盤で決められると防ぎきることはまず不可能。



これらすべてのコンボは、2017年に全国大会優勝を果たした「デマゴアサシン」のギミックにデスアンカーを突っ込むだけで完成するお手軽かつ強力なもの。
実際、ギーゼやルアード等強力なデッキがひしめくPスタンで登場当初から結果を出し始めており、ダークイレギュラーズは現在無視できない強デッキとして意識されつつある。
そして最終的にプレミアムスタンダードに置いてエニグマティック・アサシンには1枚制限が掛かることになった。



追記・修正は死地へと旅立った人がお願いします。

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  • 魔鏡すぎる -- 名無しさん (2018-09-11 01:31:00)
  • アサシンとかいう有能貰ってて良かったね。どうでもいいがアサシンの性別は男の娘派やら女の子派やらいるが、設定もないので好きな方でイメージしろ! -- 名無しさん (2018-09-11 03:52:38)
  • 仮にターン1回がついてても新しいネヴァンみたいな表記をされてない限り能力は制限できないけどな -- 名無しさん (2018-09-11 04:44:12)

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