登録日:2016/10/09 Sun 09:50:41
更新日:2024/01/29 Mon 11:00:01NEW!
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勇者特急マイトガイン 勇者シリーズ ホイ・コウ・ロウ 島香裕 マフィア 首領 回鍋肉 中国 中華 ラーメン ラーメン屋 屋台 死の商人 商人 達人 武器商人 濃すぎるキャラクター性 憎めない悪役 料理人 広東風料理拳 サカモト・シンペイ アジアマフィア
このホイ・コウ・ロウの力なめたらいけないネ。
アニメ『勇者特急マイトガイン』の登場人物。
CV:島香裕
人物
ヌーベルヨコハマシティにある中華街を根城にしているアジアマフィアの首領で、「死の商人」としてその名が知られた存在。
昭和?年2月2日生まれの水瓶座。身長150cmで体重67kg。血液型はO型。
主に武器の密輸や売買を行っており、東アジアの裏社会では大きな勢力を持っている。
組織では様々な兵器の開発を積極的に行っていて、それらの武器を暴力団やテロ組織などに売りさばき莫大な富を築いている。
見た目は小太りで小さなおじさんで、どこか愛嬌のある片言な日本語を話す。
卑怯な作戦を取る事が多く、ガインと同じ性能を持つロボットを造って争う意志のないガインたちを襲わせたり、旋風寺舞人を罠にかけてマイトガインを呼び出した瞬間に殺そうとしたりもした。
パープル曰く「やり方がお洒落じゃない」。
夢はヌーベルトキオの街並みを中華風に作り変える事。その夢を叶えるためには旋風寺グループが邪魔であると考えており、旋風寺グループを狙った作戦も何度か実行していた。
そんな彼も、昔は小さな屋台から細々と地道に商売をやっていたようで、苦労を重ねてここまで登り詰めたらしい。
マイトガインのパイロットである舞人の人物像を「自己顕示欲が強い」と分析している。
肩に乗っているオウムのような緑色の鳥に「ピータン」と名づけて可愛がっている。
一見弱そうに見えるが実は「広東風料理拳」という拳法の使い手であり、自分の身体より数段大きいならず者たちをおたまや寸胴鍋などを使って次々となぎ倒すほど強い。
名前の由来は中華料理の「回鍋肉(ホイコーロー)」から。
劇中の活躍
第2話『吠えて発進!ボンバーズ』で初登場。
組織が新開発した都市型戦略兵器「パオズー」をバイヤーに売りつけようとした時に、そのバイヤーが「性能を見るためにこれでマイトガインを倒してほしい」と注文をつけてきたので、その要望どおりマイトガインを誘い出して倒そうとする。
しかしマイトガインとボンバーズの活躍でパオズーが倒されてしまった事で取引は失敗。これにより面目が潰されたと腹を立ててマイトガインを逆恨みするようになる。
雷張ジョーにマイトガインの始末を頼んだり、ガインの超AIをコピーしてマイトガインの偽物を作ったりなど、あらゆる手段を使ってマイトガインを倒そうとするがどれも失敗に終わる。
そして舞人を罠にかけて殺そうとした事件で部下だったパープルの裏切りにあい、組織を乗っ取られ仲間や財産を全て失ってしまった。
組織を奪われた後は腹心のチンジャ・ルースと「回々(ホイホイ)軒」というラーメン屋台を開業するが、それと同時に酒びたりとなりヨボヨボになってしまう。
そのやさぐれ具合を見た舞人は、彼が「ホイ」と呼ばれていると知っても彼がアジアマフィアの首領ホイ・コウ・ロウであると気づく事はなく、ホイを見かねて閑古鳥状態だった屋台の手伝いまで進んでやっていた。
ちなみにこの時には成り行きで「サカモト・シンペイ」と名乗っており、「ホイ」と呼ばれているのは「回々(ホイホイ)軒の店主だから」だとチンジャが説明していた。
人が信じられなくなり、自分についてきたチンジャにすら悪態をつく始末であったが、店を手伝う吉永サリーの優しさに触れ、チンジャが命がけで自らを守ろうとしていた姿を見た事で改心。
チンジャを「相棒」として認め、彼を襲っていた悪漢たちを広東風料理拳で全員叩きのめす。
悪漢を追い払った後は、チンジャと共に再起する事を決意。舞人やサリーとの再会を誓って旅立つ。
そしてコツコツとお金を貯め、カッコいいロボットを造っていつかマイトガインよりも超有名になってやろうと闘志を燃やしていた。
最終回のエピローグにも登場。チンジャとともに回々軒の厨房に立ち店を切り盛りしていた。
部下
- チンジャ・ルース
CV:置鮎龍太郎
ホイの側近で、主にクライアントの元を訪れてロボットや兵器のセールスを行っている。
ホイが失脚した後も忠実に付き従い、彼と共に回々軒を開業した。ちなみにこの頃は「タナカ・セイジ」と名乗っていた。
料理の腕はからきしだったが、ラーメン屋のバイト経験があるサリーに作り方を教えてもらったおかげで一人前の腕にまで成長する。
自分の身が危なくなってもホイの事を守ろうとする姿はまさに忠臣。
声優はファイアダイバー(ガードダイバー)と兼任しているため、こちらの役名はあまり表記されない。
- マーボ・ジャン
CV:塩沢兼人
組織の経営するカジノの責任者で、金儲けの手腕に信頼を置かれている。
ネオ山手線をルーレットに見立て、カジノの客相手に金儲けを企む。
「この世で最も神聖なのはギャンブル」と考えている生粋のギャンブラーで、ギャンブルを台無しにする者は誰であろうと許さない。
人気ロックミュージシャン。
当初はホイの部下を装っていたが、ある事件で彼をあっさり裏切り、組織を乗っ取った。
彼の背後には得体の知れない悪が控えており……
関係者
- 黒い稲妻
CV:鈴木勝美
コンラーン国で破壊活動を繰り返すテロリスト集団。
VIP専用列車をジャスティス大統領に売ろうとして失敗したホイにそそのかされ、チンジャから買ったロボットでジャスティスの乗るVIP専用列車を襲った。
- 東組の親分
CV:緒方賢一
マンナカシティを牛耳る東組の親分。
抗争中の西組を叩き潰すために、貯金を切り崩してチンジャから戦闘用ロボットを購入した。
- 西組の若頭
CV:立木文彦
マンナカシティを牛耳る西組の若頭。病床の組長の代理で組の指揮を取っている。
こちらも東組を潰すため、西組の屋敷を抵当に入れてまでして金を工面し、チンジャから戦闘用ロボを購入した。
ちなみに組長はその愚行を止めようとしていたが、病気を患っていたためその声は届かなかった。
この事件でのホイの真の狙いは、これを機に日本中のヤクザを巻き込んだ抗争に発展させ、武器を売り込む事だった。
メカニック
彼の組織が開発するロボットはほとんどが中華風で、どこかに「中」のマークが入っている。
しかしこれらのセールスを行うチンジャは、これらのロボットのデザインを「センスが悪い」と薄々感じていた様子。
●パオズー
バイヤーに売り込もうとしていた戦闘ロボ。作中には緑と赤の2種類が登場。
アタッシュケースがコアとなっており、エレカなどの金属で出来た物体を吸収する事でロボット形態となる。
腕や頭を切り離しても近くに金属さえあれば何度でも再生可能。
●チューレンパイ1号~3号
テロ集団の黒い稲妻に提供した軍用ロボ。
クライアントの意見を反映してか、武装やデザインは武骨なものとなっている。
1号にはキャノン砲が装備されている。
●トレインボム
マーボ・ジャンがネオ山手線の車両を乗っ取るために使用した武装列車。内部には爆弾を積んでいる。
乗っ取った後は猛スピードで山手線を走行。マーボはこれがどこで脱線するかを客に賭けさせ、資金を得ようとしていた。
マーボが運営していたカジノ飛行船と合体する事でロボット形態になる事が可能。
●ギャングロボ
東組に売り渡した戦闘ロボ。
見た目はまんまギャングであり、マシンガンを装備している。
●任侠ロボ
西組に売り渡した戦闘ロボ。
旅がらすのようなデザインで、刀を振り回して攻撃を行う。
●コックローチ・アイ
マイトガインの超AIの秘密を探るために、囮の調査用ロボから放たれた小型ロボット。
データを収集した後は、証拠を残さないためにその場で処分された。
●ブラックガイン/ブラックマイトガイン
コックローチ・アイから得たデータを元に完成させた、ガインそっくりな黒いロボット。
超AIをコピーしているため、自分の意志で話し行動する事ができる。
詳細は該当項目を参照。
●シャオマイ
ホイがマイトガインと決着をつけるために用意し、チンジャと搭乗した最後の戦闘ロボ。緑と赤の2種類が存在。
パープルのステージ用ロボとすり替わり、会場にいた舞人を抹殺しようとした。
番組オープニングでマイトガインが戦っていたロボットのうちの1体でもある。
武器は柳刃刀とビーム銃。
余談
4悪人の中で真っ先に退場したため、後期エンディングのラストカットで登場しない…と思われがちだが、実は彼とチンジャのカットも描かれたが、編集の都合でカットされた。同原画は『ケイブンシャの大百科別冊 アニメミニアルバム 勇者特急マイトガイン 2』にて確認できる。ちなみに最後の一人は浜田君である。
ゲーム作品において
『スーパーロボット大戦シリーズ』には『V』から参戦。
他の『マイトガイン』の悪役と「デンジャラスゴールド同盟」を組むが、仲間からはあまり信用されていなかった。
仲間が戦っている最中に遅れて現れ、戦いで消耗している舞人を倒そうとするが、返り討ちにあって退散する事に。
その後はデンジャラスゴールド同盟を追放され、原作通りパープルに裏切られ組織を乗っ取られる。
DLCシナリオでは、落ちぶれながらもラーメン屋台を経営している姿を舞人達に見られる。
このシナリオでは料理人だった頃の彼について触れられており、テンカワ・アキトにとって憧れの存在であった事も判明。
ホウメイの店で雇われた後でチンジャと再起を誓い、破嵐万丈に屋台を買い取られて更生への後押しをしてもらっていた。
『X』ではパープルが早期に各犯罪組織を糾合してブラックダイヤモンド連合を結成し、
追放されることこそないがパープルの部下に甘んじる。そのため、Vよりも長期間敵として相対する。
『T』ではDLCシナリオのみの登場で、今回はNPC。
原作終了後のため中華料理屋を経営しているが、アジアンマフィアにその身柄を狙われたところを自軍に救われる。
食に目覚めていたアンジェラにご馳走しろと言われて、礼のために自軍メンバーに料理を振る舞った。
その際、道に迷うアキトに「ぼすらーめん」の存在を教えた。
そして特筆すべきはあのヴァンに対し、料理として成立するギリギリのラインの濃い味付けをしたユーリンチーで唸らせたことだろう。(ヴァンも気に入ったようで、オリジナル笑顔でおかわりを要求していた。)
本シリーズではシャオマイの他に、原作では搭乗しなかったパオズーにも乗り込み襲い掛かってくる。シャオマイにはチンジャと2人で搭乗する。
追記・修正は、美味いラーメンを作れるようになってからお願いします。
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▷ コメント欄
- パオズーは後に登場するゾンダーロボのモデルなんだろうか? -- 名無しさん (2016-10-10 10:20:45)
- オープニングに出てるのも、この人のロボなんだとか(最後らへんにぶっ倒されるやつ)。 -- 名無しさん (2016-10-10 18:29:00)
- ↑YES。パープルに組織奪われて失脚する回で確かそのロボに乗ってたと思う。にしても、改めて思うとかなり早期に組織乗っ取られてフェードアウトしてたんだよね・・・・この人 -- 名無しさん (2016-10-11 19:06:57)
- シャオマイは割とかっこいい気がする。 -- 名無しさん (2017-02-24 17:27:00)
- スパロボVでアキトにリスペクトされていたのには吹いたのと同時に、なんかすごく納得した。 -- 名無しさん (2017-03-04 21:12:45)
- チンジャもちゃっかり中断メッセージで逆襲されている(本編で彼が不満を覚えていたのもマイトガインの強さの理由を説いた少年からかっこいいからといわれて「言われてみればホイ様の造るメカがどこかダサい」と感じた位だったし) -- 名無しさん (2017-03-08 09:10:51)
- Tでは中華料理の神にクラスチェンジしてた。 -- 名無しさん (2019-03-24 17:34:13)
- ↑きっちり色々なキャラとのやりとりもあった、美味しい -- 名無しさん (2019-03-24 18:00:19)
- TではDLC限定のキャラに -- 名無しさん (2019-05-15 19:33:23)
- ついに悪役としてのポジションさえも追われたスパロボT…まあ本編終了後ならこの人は中華料理屋のオッサンだから仕方ないけど -- 名無しさん (2019-05-15 20:01:47)
- ちなみにホイ・コウ・ロウを演じた島香さん、2019年の7月にお亡くなりになられたんだよな・・・。なんかさみしい・・・。 -- 名無しさん (2019-11-05 09:48:34)
- 古来より政治の補佐をする者を宰相というが、この宰という字が料理人を示す事はあまり知られていない。料理人は主の思考や好みなどを最も良く知る人物であり、料理自体がその国の文化を体現している以上、命を狙われる事も多くあった。そこで自らの使い慣れた調理用具を用いて1対多の防衛用として編み出されたのが料理拳である。この拳法の使い手としては「紫影 諷」や「瑚 空」がおり、現在シェフやコックの名称が彼らに由来する事は言うまでもない。民明書房「料理人今昔 ~信長コック記~」 -- 名無しさん (2019-11-05 13:03:53)
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