登録日:2016/07/01 (金) 19:19:19
更新日:2024/01/25 Thu 13:44:22NEW!
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one piece gc ワンピース パーティーゲーム タッグマッチ カード 対戦ゲーム 偉大なる航路 ゲームキューブ ニンテンドーゲームキューブ バンダイ ベック トレジャーバトル 3dアクション ロッキー・ハッタリー
『From TV animation ONE PIECE トレジャーバトル!』とは、漫画「ONE PIECE」を題材にしたゲーム。
機種はニンテンドーゲームキューブ。2002年11月1日発売。
【概要】
ジャンルはチーム対戦アクション。
アラバスタ編までのキャラで二人一組のチームを組み、メインの「トレジャーバトル」を含む複数のゲームで対決する。
【ストーリー】
偉大なる航路のどこにでもカモメに乗って届く、海賊御用達の新聞・ブルーベリータイムズ。
その自称敏腕記者ロッキー・ハッタリーは、自由に海を翔ける海賊に憧れていた。
しかし新聞は世界政府に検閲され、その情報は捻じ曲げて伝えざるを得なかった。
ロッキーは、海賊のありのままの姿を伝えるため斜め上のことを思いつく。
新聞が駄目なら「遊び」を通じて海賊の活躍を世に広めようと、なんと独自のカードゲームを開発。
こうして、彼の作った「ワンピースカードゲーム」が世の中に広まることになった。
(当時、リアルでも同名のカードダスが展開されていた。2022年から展開された方とは別物)
これで調子に乗ったロッキーは、新たなカードのネタを探すためさらに無謀なことを思いつく。
自ら主催する「トレジャーバトル大会」に優勝した者に、どんな願いでも叶える「トレジャーカード」を贈呈するという新聞広告を打ったのである。
物語は、そんな怪しい広告にホイホイされた麦わらの一味が、バトルの会場であるトレジャー諸島に降り立ったところから始まる。
【参加チーム】
≪麦わらの一味≫
アラバスタ王国への航海中に何故か立ち寄る。
二人一組と聞いてなかったのでチーム編成はクジ引き。
そのせいでチームの戦力がかなり偏っている。
◇ルフィ&ビビチーム
主人公チーム。
一応「国(アラバスタ)を救ってください」という願いのために参戦しているハズなのだが…。
◇ゾロ&エースチーム
戦闘力だけなら今回最強のチーム(byウソップ)。
お互いトレジャーカードには興味がなく、「ちょっとした運動がてら参加する」「運動にもならないくらい楽勝」と完全に舐めきっている。
だが優勝後に…?
◇ナミ&サンジチーム
ある意味最強コンビ。
叶える願いは言うまでもなく「お宝」。
◇ウソップ&チョッパーチーム
この時点ではぶっちぎり最弱チーム。他の3チームとの能力差があまりにもひどい。復帰時間が2人共短いのが救いか?
他の3チームを陥れる策をいろいろと用意している…らしい。
優勝したら「ウソッチョ最終兵器」なる謎の物体を入手予定。
≪敵チーム≫
◇サー・クロコダイル&ミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)
ルフィ&ビビの決勝の相手。
仲間になる前なので、懐かしの「オールサンデー」名義(隠し要素として一味加入時の服装もある)。
ロビンはこの大会の真実を見破っており、ロッキーを「(クロコダイルが)本当のことを知ったらあなたも始末されるかも…」とドSな脅しをかけた。
◇スモーカー&たしぎ
ゾロ&エースの決勝の(ry。
本作唯一の海軍チーム。
ロッキーがたしぎに「この島に麦わらの一味が来る」という情報をリークしたことで来た。
たしぎはロッキーの作ったカードゲームのファンだからというアホの子全開の理由でその与太話を信じたらしい。おい海軍本部曹長。
◇アーロン&クリーク
ナミ&サンジの決(ry。
ロッキーは「おっと、因縁の対決かァ!?」などとすっとぼけていたが、そんなレベルじゃないくらいの因縁の相手。
◇バギー&アルビダ
ウソップ&チョッパーの(ry。
本作屈指のギャグ要員で、ウソップと合わせて「ハナはだ面白い奴ら」と呼ばれた。だれうま。
◇Mr.2ボン・クレー&ロッキー・ハッタリー
どのキャラを選んでも準決勝で当たる相手。
二人一組で参加するこの大会に「あちしは一人で男で女、一人で二人」という屁理屈でもって単独参戦し、なんと三回戦まで勝ち上がってしまった強者。
ロッキーが準決勝開始前にそのことに気付いて指摘するも、丸め込まれる形で何故かロッキーとチームを組み参戦。
ゾロ&エースチームで挑むとある悲しい真実が明らかになる。
その内容
エースがボン・クレーに「あんた達『黒ひげ』って知らねえか?」と聞いたところ、ボンちゃんが「勝ったら教える」と挑発する。
ロッキーが「白ひげの子分にそんな交換条件出すなっつーの! この試合負けたぜ…。」と愚痴る中、地獄のパイレーツサッカー対決が幕を開ける。
今言ったら「子分じゃねえ、家族だ」とか言われそうな案件だがそれはさておき。
結果、本気を出したエースにボロ負けしたボンちゃんは約束通り『黒ひげ』のことを教える。
いわく「あちしのマネマネの実のメモリーにあったはず…グランドバトル2で戦った時にメモった。クイって眼鏡上げるのが…」
ゾロ「おい、それ『クロネコ』の間違いだろ」
人違いだった。しかもロッキーの口から、
「彼には荷が重いと思って、今回は(大会に)呼んでません、悪しからず。」という裏事情が明かされるのだった。
戦闘力のインフレって悲しいものである。
≪隠しキャラ≫
◇ミホーク
◇シャンクス
ストーリーモードには出てこない。
いずれもチートレベルの強キャラ。
≪主催者側≫
◇ロッキー・ハッタリー
「俺の取材は体当たりだベイベー!」
CV:野島健児
ブルーベリータイムズ社に所属する自称敏腕記者。
書いたことが何でも叶う「トレジャーカード」を餌に海賊達を大会に誘うが…。
開発当時はもちろん世界経済新聞の設定は出ていなかったので、相互に意識したようなセリフ等は無い。
◇サルベージ王マシラ
何故か大会運営側で働いているサルあがりな男。
ロッキーが試合に出る際に代わりに競技の説明をしたり、スロットマシンの管理をしたりしている。
試合には出ない。
【競技】
●トレジャーバトル
「宝箱を奪い合ってゴールまで運び、船が到着したら勝利なんですって」
このゲームのメインとなる種目。
宝箱を自分チームのゴールに置き、一定時間守り切れば勝利。
宝箱はフィールドの真ん中に設置してあって、つかんだり投げたりパスしたりすることで自分のゴールへ運んでいく。
ステージは4つあるがいずれも島であるため周りは海で、能力者のキャラは水につかるとHPが減っていく。
宝箱が水没すると連帯責任で落としたチームの二人に雷が落ち、強制的にワンミスとなる。
宝箱さえとられなければいくら倒されても問題はないが、リスポーンするまでに一定時間待たなければならない。
このリスポーン時間でキャラ間のバランスがとられており、戦闘能力の高いキャラほど復活までの時間が長くなる。
【参考】
ナミ:6秒
ルフィ:11秒
ミホーク:18秒
ただしリスポーン時間の概念は他の種目には存在しないため、そこを含めたキャラバランスはもうめちゃくちゃである。
フィールドに落ちてる「必殺技の実」を取れば、一度だけ「必殺技」を使用できる。
ただし、必殺技の権利を放棄することですぐにリスポーンできる「不思議復帰」もある。ぶっちゃけそっちのほうが美味しい。
●バトルロイヤル
グラバトシリーズライクな直接対決。
単純なキル数の合計を競う。
●クンフーサバイバル
画面を埋め尽くすクンフージュゴンを手あたり次第ぶっ飛ばしていく。倒した数を競う。
敵を攻撃してもスコアにはならないが、足止めにはなる。
●パイレーツサッカー
人間の体より大きい金属製のボールを巨大なゴールに入れる。
海賊のサッカーなので手や武器や能力を使っても問題なし。
強い攻撃でボールをぶっとばすと技の属性(気絶・ぶっとばし・火など)がボールに移るので、それを利用して相手を蹴散らすのがセオリー。
サッカーってなんだっけ(哲学)
●クロスカントリー
全11エリアのアスレチックコースで競争する。
当然相手を攻撃してもよいが、あくまで先についたほうが勝ちで脱落もない。
●トレジャーハント
島の中に隠された宝箱を探す。
●チームワークラリー
二人で宝箱をパスしながら細い足場を渡りゴールを目指す。
【ゲームモード】
●ストーリー
麦わら海賊団のチームを操作してトレジャーバトル大会を勝ち抜く。
5回勝ち抜けば優勝となる。
勝負は5回中4回トレジャーバトルで、準決勝(ボンクレー戦)だけ「変則ルールマッチ」と称して他の競技を行う。
しかもどういうわけか1・2・3回戦が一味同士の潰し合いという冷静に考えたら理不尽な仕様である。
最後まで勝ち抜けばカードを計8枚獲得できる。
●パーティー
キャラクターと競技を自由に選んで対戦する。
試合終了後カードが1枚もらえる。
●マッチアップ
このゲームのもうひとつのメインモード。
好きなチームと好きな競技を選び、トレジャーバトル3戦と他の競技2戦の計5連戦でバトル。
全試合終了後にその総合スコアを競う。
このモードにはオリジナルの会話デモが存在する。
それも隠しキャラを含めたすべての組み合わせに対応しており、その作りも凝っているのがポイント。
●コレクション
このゲームでは1試合ごとにカードが1枚もらえる。
そのカードが一定の組み合わせ(裏技デッキ)で揃うと隠し要素が出現する。
だがカードの出現が完全ランダムな上ダブリも存在する仕様なのでかなりキツい。
【ネタバレ】
トレジャーカードは…
大方の予想通り、トレジャーカードとはただの白紙。
ただしせっかく来た海賊たちに報いるため、書かれた願いはロッキーが私財を投げ打って叶えている。
ハッタリーさんは名前のわりに誠実。
(一応大会前に「お金とか宝の地図みたいな現実的なものが嬉し…もといふさわしいのですが」と言ってはいる)
「彼らの熱い意志に彩られたチームワーク。終わりなき夢と揺るぎなき信念。受け継がれる意志と時代のうねり…。
俺はこれからも、白紙のカードにこれらの出来事を魂を込めて描き綴っていくつもりだ。
海の英雄たちの生き様が刻み込まれた『トレジャーカード』を待ち望む、世界中の子供たちのために…。
ブルーベリータイムズ社・敏腕記者、ロッキーより。」
追記・修正はトレジャーカードを手に入れてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 記事作成乙 懐かしいなぁ スロットとストーリーモードのウソップ&チョッパーチームが大変だった思い出が -- 名無しさん (2016-07-01 19:37:49)
- 地味にエンディングアニメーションは描き下ろし。キャラゲーのアニメって本編の使いまわしが多いから珍しいなって思った -- 名無しさん (2016-07-01 20:33:16)
- マッチアップの会話がジョーダンじゃないくらい多い。20人全ての組み合わせに試合前・勝利・敗北の会話が用意されてる -- 名無しさん (2016-07-01 21:01:34)
- 記事作成乙です。 子供の頃夢中になって遊んだゲームだった…! -- 名無しさん (2016-07-01 21:03:30)
- 非常に細かい点だがゾロエースチームの準決勝はパイレーツサッカーな -- 名無しさん (2016-07-02 01:46:17)
- 小学生の頃ハマってたなこれ -- 名無しさん (2016-07-02 19:28:52)
- この間ガチ勢向けのサイトを見かけたんだが、キャラ性能だとチョッパーエースたしぎが強いらしい。トレバトで勝てるかは別だが -- 名無しさん (2016-07-03 02:58:15)
- 昔のワンピースゲーム好きだったな グラバトもこれもキャラの絡みや遊び要素にニヤニヤワクワクしたもんだ -- 名無しさん (2017-08-06 03:39:23)
- ワンピゲーム自体の記事出来てたんだ、これを機に他のワンピゲームの記事も出きると嬉しいな -- 名無しさん (2017-10-13 01:27:59)
- ↑8グラバトの頃からあり得ない組み合わせでのバトルのアニメがあったからかなり力入れてたな -- 名無しさん (2019-01-17 20:04:56)
- コレテンポも良いし台詞もしっかり作られてて面白かったなぁ、今続編出しても面白いんじゃないかな -- 名無しさん (2022-08-19 01:31:02)
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