登録日:2015/11/22 Sun 08:32:19
更新日:2024/01/16 Tue 13:04:57NEW!
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ドラゴンボール ドラゴンボール登場人物項目 レッド 総帥 コンプレックス 内海賢二 レッドリボン軍 rr 赤髪 眼帯 チビ ちっちゃいオッサン 傲慢 悪人面 ドラゴンボール悪役リンク 小物 短気 クソ上司 無能 小物界の小物 無能な怠け者 短気は損気 ひどい動機 操り人形 人造人間 こんな奴でも既婚者 コメント欄ログ化項目 子持ち 悪役 第二次世界大戦 レッド総帥 世界征服<身長 人造人間9号
人物
世界最悪の軍隊「レッドリボン軍」の総帥。
赤髪で髭を生やし、悪の組織のボスに相応しい悪人面をしており、右目に眼帯をしている。
だが身長が極端に低く、長身のブラック補佐と並ぶとその低さが際立ってしまう。
なのでブラックが側にいる事を嫌い、「ワシのそばに立つな!」と事ある毎に難癖をつけている。
よほどコンプレックスを持っているのか、アニメ版では画家に「背の高いレッドと背の低いブラック」の肖像画を描かせていた。
ドラゴンボール探しに出ている部下を執拗に催促したり、ある部下が悟空に倒されるという醜態をさらすと、
状況もよく聞かずに死刑を宣告するなど、とても気が短い。
任務を失敗をした者に対しては容赦なく死刑宣告をし、それがたとえどんなに優秀な人物であろうともその考えを簡単に変える事はない非情さも持つ。
アニメ版ではコウモリとネコのキマイラのような奇妙な生き物をペットとして飼っている。
活躍
ある目的を持ってドラゴンボールを集めようとし、軍の総力を上げてボールを捜索させる。
1個は何とか手中に収めたものの、他の6個はなかなか見つからなかった。
そんな最中に、ボールの捜索に出ていたシルバー大佐の隊が悟空に全滅させられた知らせを受け、悟空との熾烈なボール争奪戦が幕を開けた。
ホワイト将軍、ブルー将軍の隊が悟空によって次々と壊滅していき、イエロー大佐の隊もやられた際には痺れを切らして
殺し屋の桃白白を呼び出して悟空の抹殺を依頼。ついでに悟空が持っているドラゴンボールの強奪も頼んだ。
桃白白の圧倒的な実力を目の当たりにした時は、「これでドラゴンボールは手に入ったようなものだ!」と勝利を確信して彼を悟空の元へ送り込む。
その後、悟空を始末したとの連絡を桃白白から受けるが、桃白白が4個あるうちの3個しかボールを奪っていない事が発覚し、その事を伝える。
桃白白は3日後にボールを手に入れてからそちらに戻ると返したので、3日後まで待つ事に。
その間に、ブルーが奪っていたドラゴンレーダーをバイオレット大佐に渡してボールを見つけ出し、手元のボールは2つとなる。
残りのボールを探すべく今度はレーダーをカッパー将軍に渡すよう指示を出し、桃白白が奪いに行ったドラゴンボール4個も本部に向かって動き始めたため、
これでもう野望達成の日は近いかと思われた。
……だがその4個のボールの反応は、桃白白を返り討ちにしてボールを奪還した悟空のものであり、そのまま悟空に本部へ突撃されてしまう。
戦力を総動員して迎え撃つが全く歯が立たず、兵士は次々となぎ倒されていく。
もはやドラゴンボールが奪われるのは時間の問題であったので、ドラゴンボールを置いてある8棟へブラックと共に向かい、何としてもボールを死守しようとした。
しかし、悟空はこちらの想像を絶するほどの強さを身につけていて太刀打ちできず、
主力メンバーはボール探しの時に全員悟空にやられてしまっていたため、大幅に戦力もダウンしていた。
さらには残っていた兵士さえも悟空の強さを目の当たりにして我先に逃げ出してしまうという始末*1。
この有様を見ればいかに彼に人望が無かったかが伺えよう*2。
最後にはブラックの助言どおり、ボールを置いて撤退せざるをえない状況にまで陥ってしまうが、
そこでレッドはボールを集めていた本当の理由をつい口走ってしまう……
真の目的
今まで集めたドラゴンボールを前にした時。撤退を余儀なくされてしまった彼はプルプルと震えながらこう呟いた。
あとひといきだったのに…
あとちょっとでわたしの背がのびたのに……!!
そう、今まで必死になってボールを集めていたのは世界征服が目的ではなく、コンプレックスだった自分の身長を伸ばすためであった。
世界征服は「時間さえかければ自軍の軍事力で何とかなる」と考えており、「支配者がかっこ悪いと示しがつかない」という自論のもと、
今まで部下にきつく命じてボールを探させていたのである。
学生時代に「チビのレッド」とか「チビなのにオッサン顔」などとバカにされた事も身長にコンプレックスを抱くようになった原因となったらしく、
チビではギャルにもモテないらしい。
この事を知ったブラックからは呆れられ、「そんな事のために何人の兵士が犠牲になったか分かっているのか!」と詰られるが*3、
「どうしようがそんな事は総帥であるわたしの勝手だ!」と開き直り、「貴様らは黙って命令を聞いていればいいのだ!」と傲慢な態度をとり続ける始末。
それがブラックの怒りを買う結果となり、ブラックに完全に愛想を尽かされ、「きさまに総帥の資格はない…」と罵倒されながら彼に額を拳銃で撃ち抜かれて惨殺されてしまった*4。しかし後に同じ願いを叶えようとした別の軍の指導者は普通に受け入れられてしまっている。力とカリスマの差か
ブラックの言う通り、彼は個人の私利私欲のために動いていたので、組織の運営能力や指導者としての能力はもちろん、その心得なども根本から欠けていた。
かといって部下達を凌ぐほどの戦闘力を持っているというわけでもないため、ハッキリ言って無能の一言である。
実質当時のレッドリボン軍最強の戦士であり、忠誠心も高く数多くの実績も残していたブルー将軍を、たった一度の任務失敗で処刑している*5。
このときただでさえ悟空との戦いでかなり戦力が落ちていたため、さらに首を絞める事となった。
ブルー将軍はドラゴンボールを持って来れなかったとはいえ、ドラゴンボールの探索の助けとなるドラゴンレーダーを奪えていた為、それを評価し挽回の機会を与えるなどすればブルー将軍ならび一隊の士気を回復出来ていたかもしれないのに…。
このような人間がトップを務めるレッドリボン軍が世界最強の軍隊でいられたのが実に不思議である。誰もこんな奴の下で働きたくねえわ
実は裏設定によると、軍の科学者であるドクター・ゲロが軍を裏で操っていたとされているので、レッドはただの操り人形に過ぎなかったと思われる。まさか操り人形にしてたのが「背を伸ばしたい」という願いを叶えようとしたせいで世界征服が潰えるなんて思わねーよな……
「操り人形」だけならレッドである必要はないのでもう少し考えるなら、あれほどの巨大な組織を完全に私物化できたことや、
アニメでは莫大な財産を持っていたことからして、彼は超裕福な資産家かなにかで、軍およびゲロのスポンサー的な存在だったとも推測できる。
また、ドクターゲロがお飾りとはいえ、下手に有能な人物をトップにしてしまった場合、自身に反発してクーデターを起こされたり、
ゲロ派、レッド派などの派閥ができてしまうことを恐れてあえてそういった心配のいらないレッドを総帥にした可能性もある*6。
余談
劇場版『最強への道』にも登場。
DVDの裏ではラスボスのような扱いで紹介されているが、やっぱり原作マンガどおりの理由でブラックに殺され、彼にボスの座を奪われる。
近くにあったドラゴンボールを1つ回収し忘れたとはいえ2つ回収した何故か大佐に降格したブルーを処刑するなど相変わらず無能である、というか、原作と違って敗北したわけでもないのにチャンスを与えていない辺り原作以上に無能かもしれない。
この作品では額の代わりに胸を銃で撃たれ、そのまま足場から転落するという改変がなされていた。
アニメではシルバー大佐と合わせて原作より前倒し気味に登場しており、しばらくは顔や全身が見えないアングルで描写されていた。
この頃は総帥然とした言動やナイフを人間大サイズの彫像の顔に投げ刺して破壊するなど無能とはとても思えないような雰囲気を醸し出していた。
これについては顔出しした*7あたりからは概ね原作通りに戻っている。
またアニメ版『Z』のハイスクール編では、本人ではないものの彼によく似た映画監督が登場。
眼帯をしていない事以外は服装や背丈も同じ。ちなみに助監督はブラックのそっくりさん。
グレートサイヤマンを題材にした映画を撮影していたが、そこに本物のグレートサイヤマン(悟飯)が乱入したため撮影は一時中断。
その後サイヤマン役の俳優が高いところから飛び降りるシーンでビビッてしまったため、代役に何と本物のサイヤマンを抜擢。
そして本物のサイヤマンが特撮なしで大空に飛び立った光景を目の当たりにして、初めて「まさか本物!?」と驚愕していた。
ちなみにサイヤマンが飛び立つ前に例の変な決めポーズばかり決めていた際は、
「本物のグレートサイヤマンがそんな事するはずないだろ!」とダメ出ししてリテイクを繰り返した。
ゲーム『ドラゴンボールオンライン』ではゲロの手によって人造人間9号として復活している。
「こんな追記・修正のやりかたも知らんようなやつにレッドリボン軍がやられてたまるか……!!」
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*2 そもそも失敗が許されないわりに、トップが有能でも物理的に強くもないならこうなるのは当然である。
*3 アニメ版ではこの直前、吊天井の罠でブラックもろとも悟空を殺そうとしていた。
*4 後に発売された『ドラゴンボールZ3』で案内役で出演した時は、『三つ目がとおる』の写楽君のような×印型の絆創膏を額の撃たれた部分に貼って登場した。ただし何故か頭の輪は付いていない。何らかの方法で甦ったか、あるいは生きていたか。
*5 一応桃白白に勝てたら許すつもりだったらしい。密かにクーデターを起こされるのを恐れて、機を見て始末するつもりだったのだろうか?
*6 もしそうなら無能すぎて軍を潰すことになったのなら皮肉としか言えない。
*7 シルバーに処刑命令を出したとき
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