超神星ビッグバン・アナスタシス

ページ名:超神星ビッグバン_アナスタシス

登録日:2015/04/27 Mon 22:03:10
更新日:2024/01/12 Fri 11:48:57NEW!
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最後の不死鳥は全ての生命の希望となるために、この世界にやってきた。


*1



超神星ビッグバン・アナスタシス》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。


DM-23「不死鳥編 第5弾 冥龍王帰還(ジ・エンド・オブ・ユニバース)」にて初収録。レアリティはスーパーレア。
初登場以降、DMC-55「コロコロ・レジェンド・7」、DMC-66「デュエル・マスターズ超ベスト」、DMX-12「ブラック・ボックス・パック」などでも再録を果たしている。
登場以降一回も再録されないままな状態のライバルの不死鳥とは大違いだぁ…*2


カードの性能的にも背景ストーリー的にも、不死鳥編のクライマックスを希望の光で照らしたフェニックス



スペック

超神星ビッグバン・アナスタシス SR 自然文明 (8)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化GV-自分のアーク・セラフィム、ドリームメイト、グレートメカオーのいずれか3体を重ねた上に置く。
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からクリーチャーを好きな数、コストを支払わずに召喚してもよい。その後、それ以外のカードを墓地に置く。
T・ブレイカー

不死鳥編のフェニックスなので進化GV持ち。
アーク・セラフィムドリームメイトグレートメカオーのいずれかの種族持ち三体を進化元にする。
どの種族も軽量級が数多く存在し、進化しやすい点が良好。
ただし、文明色が合わないグレートメカオーが進化元になっている点が気になる人は多いはずだが、これはライバルのサナトスとの進化元との対比の意味合いがあると思われる。


そして、自然初の完全なブロッカー所持。
条件付きでの自然ブロッカーは《樹脈の守護者エバード・ゼノム》というクリーチャーはいるが、最初からブロッカーを持っているクリーチャーはアナスタシスが初めて。
ただ、インフレが進んでいる現在では強力なブロッカー除去が多いために結構破壊されやすいという点があり、ブロッカー要素が足を引っ張るパターンもある。
一方でアナスタシスのようなブロッカーを踏み倒す手段もインフレによって登場しているため、デメリットと同時にメリットも増えている。



能力はド派手なフェニックスが並んだ不死鳥編の最終弾のスーパーレアらしく、滅茶苦茶豪快。


cip能力で山札の上から最大で5体のクリーチャーをコスト踏み倒しで召喚することができる。
5枚めくったカードは好きな順番で出すことが可能となる。
注目したい点が、ただの踏み倒しでは無く「召喚」なので、ゼニスのcipが使えたりもする。
後に《異端流し オニカマス》や《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などの召喚以外のバトルゾーンに出す方法に反応する踏み倒しメタが増えているため、あくまで召喚による踏み倒しとなっている点の利点は強くなっている。


また、進化クリーチャーなどの類も進化元があれば、問題なく踏み倒すことが可能。
仮に山札からめくった中に進化元と進化クリーチャーがあるなら、出す順番さえ考えれば進化クリーチャーをそのまま踏み倒せる。


進化GVの弱点としてよく不満を言われるのが、バトルゾーンにおけるクリーチャー数の減少。
1体のために場のクリーチャーが3体消えてしまうため、逆に展開負けするというケースは多々ある。
しかし、アナスタシスの踏み倒しならば、バトルゾーンにおけるクリーチャー数を保てるどころか増やすことができる。
場のコマの減少を発生させにくいという点から、進化GVの弱点をフォローできるように設計されている能力であることがよく分かるだろう。



このように超強力な性能なのだが、使うには多少の工夫は必要。
山札操作でもしない限り、普通は山札の上の5枚の内容が確認できないために確実性に欠けている。
5枚のうち呪文やフィールドなどのカードを踏んでしまうなんて言う状況にならない訳でもない。


そのため、能力を生かすにはデッキ中のクリーチャーの比率を増やすなどの工夫をしておくべきである。
確実に4体以上踏み倒したいなら、デッキの中での非クリーチャーのカードは殆ど消す必要が求められる。
特に40枚全てをクリーチャーで構成したデッキは【アナスタシスフルクリーチャー】と称される。
また、双極篇から登場したツインパクトとの相性は良好であり、デッキ内の呪文の数を少なめにせずにクリーチャーの比率を上げることが可能になった。


結論を言うと、出した瞬間の活躍は保障されているクリーチャーと言える。
フェニックスや進化GV自体が環境に入り込めず、踏み倒し能力に関するインフレは加速しているが、それでもなおロマンや爆発力と言う点では現在でも上位クラスのカードである。



相性の良いカード

霊騎ラーゼ・ミケランジェ VR 自然文明 (9)
クリーチャー:アーク・セラフィム 5000
スリリング・スリー:アーク・セラフィムとセイント・ヘッド(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたアーク・セラフィムまたはセイント・ヘッド1体につき次のT3能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す)
T3-進化ではないアーク・セラフィムまたはセイント・ヘッドを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。

スリリング・スリー持ちのアーク・セラフィム。
このクリーチャーも当然アナスタシスで踏み倒せる。


その場合、アナスタシスの踏み倒しからスリリング・スリーを発動してさらにクリーチャーを展開。
爆発的な踏み倒しを行うことができ、バトルゾーンにクリーチャーが10体近く並ぶという訳のわからない光景が作れる。
踏み倒しで出さなくとも、単純にアナスタシスの進化元にもなれるうえに、進化元をスリリング・スリーで一気に揃える運用も可能。


詳しくは個別項目を参照。


光神龍ダイヤモンド・グロリアス P(VR) 光文明 (8)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、自分の他のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃することができない効果はすべて無効になる。(召喚酔いや、「このクリーチャーは攻撃することができない」または「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」などの効果が無効になる)
W・ブレイカー

《ダイヤモンド・ソード》内蔵のクリーチャー。
アナスタシスでコイツを踏み倒せば、グロリアス以外の踏み倒したクリーチャーの召喚酔いを消せる。
一気にゲームエンドに持ち込む一斉攻撃が可能となるだろう。


このクリーチャーだけでなく、《マイキーのペンチ》などでも似た動きができるか。


月光電人オボロカゲロウ C 水文明 (2)
クリーチャー:グレートメカオー 1000
このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにある文明1つにつき、カードを1枚引いてもよい。その後、引いたカードと同じ枚数の手札を、好きな順序で山札の下に置く。

マナゾーンにあるカードの色が多い程に多くの手札交換を行えるグレートメカオー
踏み倒したい大型クリーチャーの存在からデッキ内の色が増えやすく、それ故に手札事故も起こりやすいアナスタシスにとっては願ったり叶ったりな存在となっている。
序盤なら初動に必要なカードを残しつつ腐り気味な大型クリーチャーを山札に戻し、詰めの場面なら初動用のカードをデッキの底に送りながら手札を充実できる。


特にドローした数だけコスト軽減する《絶海の虎将 ティガウォック》と組み合わせれば大量ドローでき、充実した手札とオボロカゲロウ自身の軽さも合わさって進化元として並べやすい点も特筆に値する。


霊宝 ヒャクメ-4 R 光/闇/自然文明 (6)
クリーチャー:パンドラボックス/アーク・セラフィム/ディスタス 4000
S・トリガー
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)

《霊騎秘宝ヒャックメー》のディスタス
軽量級が多いこの種族にしてはかなり重めだが、cipと相手から選ばれた際にマナブーストハンデスを行える上に、アーク・セラフィムなので進化元にもなれたりする。
ササゲール4でディスペクターのコスト軽減に大きく貢献し、ディスペクターにはアナスタシスから踏み倒したい強力な大型クリーチャーが多数いるため、アナスタシスの召喚が厳しいようならこいつからディスペクターで攻め切るプランも立てられる。
地味にブロッカー付きのS・トリガー獣なので受け札にもなれたりと、余すところなく活躍できる1枚。


禁呪と聖句の決断 VR 光/闇文明 (6)
呪文
このターン中に自分のクリーチャーが出ていれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
▶「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
▶自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をシールド化し、もう1枚を墓地に置く。

パーフェクト呪文の1枚。
ブロッカーなら無条件で手札から出せるという破格の踏み倒し性能を持ち、アナスタシスの「自然文明ブロッカー」という特性がここに来て活きる事に。
上記の《霊宝 ヒャクメ-4》とは文明が合う上に、相手ターンで一緒にシールドを割られればS・トリガー化の条件を満たしてくれるので、非常に相性が良い。


頂上縫合 ドギラディスオプティマス3rdサード SR 水/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/メガ・コマンド・ドラゴン/グレートメカオー 13000
EXライフ
革命チェンジ:多色のコスト5以上のドラゴン
T・ブレイカー
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コスト6以下の多色の呪文を1枚、自分の手札またはマナゾーンからコストを支払わずに唱えてもよい。
各ターンに一度、自分が多色の呪文を唱えた時、それを墓地から手札に戻してもよい。

頂上クリーチャーの1体として登場した《蒼き団長 ドギラゴン剣》と《常勝ディス・オプティマス》のディスペクター。
初の革命チェンジ搭載ディスペクターだったりメカである点が注目されたりしてきたが、実はアナスタシスの進化元になれるグレートメカオーでもあったりする。
革命チェンジ条件として指定されているコスト5以上の多色ドラゴンは、汎用性が高く場に出しやすい《流星のガイアッシュ・カイザー》や《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》で満たせるため、召喚のハードルについては存外低い。
そしてファイナル革命ではコスト6以下の多色呪文を踏み倒せるので、横に進化元を2体展開して上記の《禁呪と聖句の決断》を詠唱すればそのままアナスタシスを召喚可能である。



派生カード

不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン SR 水/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/フェニックス 13000
EXライフ
ブロッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、カードを2枚引く。
自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。
自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。

ディスペクターとして因縁深い《超神星ブラックホール・サナトス》と縫合させられた姿で、山札切れに関する非常に独特な効果を二つ有している。
ちなみにアナスタシスも山札の消費が激しい側面があるため、cipの踏み倒し候補として同じデッキに入れるのも十分アリである。


詳しくは個別項目を参照。



デュエル・マスターズ プレイス

超神星ビッグバン・アナスタシス SR 自然文明 (9)
進化クリーチャー:フェニックス 13000+
進化GV-アーク・セラフィム、ドリームメイト、ドラゴンのいずれか3体
シンパシー:アーク・セラフィム、ドリームメイト、ドラゴン
メテオバーン3:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、自分の山札からランダムな進化でないクリーチャーを、バトルゾーンの上限枚数になるまで出す。その後、山札をシャッフルする。(これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する)
パワーアタッカー+4000
T・ブレイカー

DMPP-08 第8弾「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」にて収録。TCG版の基本的な要素は残しつつも、細かい点で以下のように様々な変化が見られる。


  • コストが8から9に上昇

パワーアタッカーの追加などが影響したのか、コストが1増えた。
と言っても、シンパシーが追加されているので特に気になる点とは言えず、ほぼ無いような重量化と言える。


  • シンパシー追加

プレイスのフェニックスの例に漏れず、進化元の種族を参照にするシンパシーが追加。
進化元が3体揃っている状況ならば、実質的に6コストのクリーチャーとして召喚が可能。


  • 参照する進化元の種族がグレートメカオーからドラゴンに変更

TCG版ではグレートメカオーを参照にした部分がドラゴンへと変化している。
種族のコスト設定の傾向的にはグレートメカオーの方がシンパシーの参照にしやすかっただろうが、文明色的にはドラゴンの方が組み合わせやすい。
背景ストーリーの都合の可能性があるとは言え、TCG版でもグレートメカオーが進化元なのは文明色的に突っ込まれていた点なので、違和感がないようにしたとも言える。


  • ブロッカー能力消滅、パワーアタッカーが追加

ブロッカーが消滅し、その代わりなのかパワーアタッカーが追加された。
自然単色唯一の条件なしブロッカーと言う異色さが売りだったアナスタシスのアピールポイントが消えたと言える。
一応ブロッカー除去に引っ掛からなくはなったが、現時点でプレイスは本家よりもブロッカー除去が手軽な存在としては扱われていないのが少しメリットを感じにくいか。


追加されたパワーアタッカーは上昇値が大きく、元々バトルに勝ちやすいパワーが大きいクリーチャーとはいえ決してその存在感は小さくない。
パワーアタッカー発動時のアナスタシスはパワー17000なのでバトルに負ける可能性は限りなく低くなる。


  • クリーチャーの大量展開が強制cipから任意のメテオバーン

クリーチャーを踏み倒す効果がフェニックスらしくメテオバーンへと変更された。
起動に攻撃が必要となった点で不自由さが増えた印象だが、一方で地味に任意なので《アポカリプス・デイ》を回避しやすいメリットはある。
こちらのアナスタシスなら、本来のライバルのサナトスのアンチメテオバーン能力も光ったかもしれない…。


  • 山札の上からではなく山札全体からランダムに出す仕様で、TCG版のように出さなかったカードが墓地に行くようなことはない
  • 場に出たクリーチャーは召喚扱いではなく、cip効果などは消える。進化クリーチャーは出せなくなった
  • 山札からのクリーチャー展開はプレイスのルールの仕様から場の上限までの踏み倒しに

ゲームの仕様に合わせた改変が行われている部分が見られる。
cipの消滅効果や進化クリーチャーが対象外であるなど、TCG版よりも範囲の広さは縮小化されている。



シンパシーの追加などもあるが弱体化されている点も目立ち、全体的には強化とも弱体化とも言えない調整の仕様である。
と言っても、TCG版からの魅力だったロマン砲とも呼ぶべき爆発的な展開能力は概ね再現できていると言える。


ゲームオリジナルカードである《幻獣竜機ボルパンサー》と非常に相性が良く、ボルパンサーのアタックトリガーの条件を満たせる。



背景ストーリー

背景ストーリーでは、不死鳥編の最終決戦に登場。
ハイブリッド種族の勢力を不死鳥の軍団から救い、不死鳥編背景ストーリーに終止符を打った。
唐突に出現してすぐに消え去った存在であるため、設定や行動の意図などには謎が残っている。


フェニックス、ラスボス勢力と同格の存在でありながらも一般クリーチャー側の味方、最終的には消え去ったなどの設定は聖拳編背景ストーリーにおける《龍炎鳳エターナル・フェニックス》と似通っている。
不死鳥編は聖拳編以降のフェニックスの登場となったシリーズであるため、ラストの展開もセルフオマージュしたのだろうか…?


不死鳥編

超獣世界では、文明連合軍VSフェニックス軍の最終決戦が行われていた。
劣勢ながらも、復活させたドラゴン達を生かしながら何とか不死鳥たちに食いつき善戦する連合軍。
確実に士気は高まっており、連合軍側には明るい兆しが見られた。


その時、不死鳥軍側に絶望を司る不死鳥である《超神星ブラックホール・サナトス》が出現。
サナトスは5大文明側から生命力を吸収し奪い取り、闘えば闘うほど巨大化し力を増していくという理不尽すぎる性能を発揮。
連合軍の切り札であるドラゴン達も、サナトスを前に全滅してしまった。
戦局は一気にフェニックス側に傾き、何とか粘っていた連合軍側は一気に絶望感に包まれた。


クリーチャー達「もうだめだぁ…おしまいだぁ


サナトスの夢である「絶対に覚めない悪夢」を世界が体感しているその時、現れたのがビッグバン・アナスタシスだった。


アナスタシスは、サナトスとは逆に全生命の『希望』を司る不死鳥だった。
そしてアナスタシスは、不死鳥の身分でありながらもフェニックス軍ではなく連合軍側に加勢した。
一見すると悪役のような禍々しい外観の不死鳥を見た連合軍は、誰もが希望の存在の事実を本当のこととは思えなかった。
しかし、アナスタシスは連合軍側に自身の意図を語りかけたらしく、《無垢なる刃ビャッコ》などにはアナスタシスの語りが事実ならば全てを投げ打ってでもその礎になることを決意させた。


アナスタシスは手始めに連合軍が奪われた生命力を取り戻し、全世界が見守る中でアナスタシスとサナトスは激突を始めた。


不死鳥同士のあまりにも激しすぎる戦いは、超獣世界の時の流れすらも歪めていく。
その戦いの果てに、アナスタシスとサナトスは相打ちになったのか両者ともに光となって消滅した。
その光は世界中に散らばったことで他のフェニックスたちも姿を消していくこととなり、一部の残党を残して世界から消えていった。


希望と絶望の戦いはここに終わり、不死鳥の時代は終焉を告げ、次なる神話の時代へと移っていくのだった…。


デュエル・マスターズ プレイスでは

一部設定が改変されているプレイス版の背景ストーリーでも役割はTCG版と同じだが、対戦相手が何と変更されている
あの絶望の不死鳥が対戦相手ではなく、グランド・デビルが世界制覇の為に生み出した深淵の不死鳥の《超神星ネプチューン・シュトローム》になった。
実は能力的にもTCG版の時点から対照的な両者であり、印象的にも割と無理のない対戦相手の変更になっている。
ちなみに「絶望VS希望」のフレーズは、対戦相手の変更に伴って「生命VS深淵」のイメージになった模様。


ブラックホール・サナトス「このアプリ…おかしいですよ」


謎だったアナスタシスの出自だが、「仙界に過剰に送り込まれたエネルギーから生まれた奇跡」が正体らしい。
ネプチューンに対抗するために《龍仙ロマネスク》や《極仙龍バイオレンス・サンダー》が過剰にエネルギーを送ったようだ。
ただし、バイオレンス・サンダーの存在や対戦相手の違いなどから、この出自の経緯はTCG版の背景ストーリーに適応できる設定かは怪しい。


超神星アポロヌス・ドラゲリオン》を瞬殺したネプチューンの深淵に相手を引き込む力だったが、アナスタシスの生命力は引き込むことが出来ずに互いに能力が打ち消し合った。
世界が変わっても両者相討ちで消滅するという結末は変わらず、この時の影響でフェニックスは超獣世界から全滅し、異次元空間の「ユニバース」も消え去ったのだった。
しかし、ネプチューンを倒すために仙界に送られたエネルギーがゴッドを出現させる原因となった…。


王来篇

絶望の不死鳥との決戦から遥か未来の別世界ーにおいて、《禁時混成王 ドキンダンテXXII》による歴史改変の影響で再度出現。
ドキンダンテによって用意された石柱の時計の針が「II」を指した際に《ザ・ユニバース・ゲート》が発生し、そこからサナトスと共に登場。
しかし互いは戦うことがなく一瞬で対消滅を起こし、その際に発生した光によって地中に眠っていたサバイバーが覚醒して進撃を開始するという事態を起こした。


ドキンダンテの撃破後、アナスタシスの肉体はサナトスと合体した《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》というディスペクターとして出現。
自然文明へと襲撃を仕掛けて世界を消滅させる危機に追い込む力を見せるが、《ディダノス <デスフェニ.Star>》と《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》の力によって虚空へと消された。



余談

  • このクリーチャーが収録されたDM-23だが、その癖が強すぎる収録内容や登場当時の環境への影響がほぼなかった*3という点から、DM史上最低クラスのエキスパンションと言う辛辣な評価も多い。
    その中でもアナスタシスはスーパーレアに相応しいド派手な効果を持っているために評価は高く、背景ストーリーの設定のようにDM-23の「希望」の一枚と言っても過言ではない。まあライバルのサナトスが目玉なのにとんでもないハズレアなのがむしろおかしいと言えるのだが…。
    しかし、アナスタシスもどちらかというとロマンカードと呼べる存在だったので環境には影響は与えられず、DM-23の低評価を覆す程の存在感にはなれなかった。

  • プレイスでのボイスは通常の日本語が逆再生になっているという仕様である。
    背景ストーリーでは超獣世界の住民と会話を交わしたようだが、住民側は逆再生の言語にすぐ気が付いたのだろうか…。



暇人のWiki篭りは全ての項目の希望となるために、このアニヲタWiki(仮)にやってきた。


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  • 何気に自然文明、というか火文明以外で大団円を飾った初のクリーチャーなんだよね -- 名無しさん (2015-04-27 22:21:00)
  • ゼニスとは相性あんま良く無いかなぁ・・・・・・? 安定して進化GV決めたいなら小型クリーチャーの比率上げなきゃいけないし。そうすると大型ゼニスを入れるスペースが・・・・・・ -- 名無しさん (2015-04-28 21:05:43)
  • 実際のスペックはサナトスに圧勝できてしまうんだよなあ…cipでメテオバーンですらないからたとえどんな特殊な条件が重なってもサナトスに妨害されず、サナトスと相打ちがとれて、サナトスは特に盤面に触らずに逝くから残りのクリーチャーでいくらでも煮るなり焼くなりできる -- 名無しさん (2015-04-29 12:56:30)
  • 面白いクリーチャーだけど思ったよりは使いやすくは無い。ドリメの展開力を活かしたいところ -- 名無しさん (2015-04-30 00:35:09)

#comment

*1 画像出典:pixiv イラストレーターめだま氏 『超神星ビッグバン・アナスタシス』 2009年9月5日掲載より https://www.pixiv.net/artworks/5997687 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids
*2 まあフェニックス自体が再録が多くないという点はあり、むしろアナスタシスが多い方ではあるのだが
*3 DM-23以前に発売され、史上最低クラスと言われたDM-07ですら、環境において影響を与えたカードは少なからず存在していた。一応、《埋め立てロボ・コンクリオン》や《曲芸メイド・リン・ララバイ》など、登場から長い期間を経て後続のシリーズの環境に顔を出したカードは出ている。

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