星のカービィ(アニメ)のゲストキャラクター一覧

ページ名:星のカービィ_アニメ_のゲストキャラクター一覧

登録日:2014/09/03 Wed 05:39:05
更新日:2023/12/21 Thu 10:50:12NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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星のカービィ アニメカービィ アニカビ ゲスト 個性豊か 一部カオス 一覧項目 星のカービィキャラクター項目 濃い人から普通の人まで たまに偽者あり 飛田展男万能説



テレビアニメ版『星のカービィ』には殆どの回で様々な敵キャラクター(魔獣)が登場し、カービィに倒されていく。
一方、プププランドの住民および純粋な魔獣に属さないゲストキャラクターの数も魔獣に次いで多く、その回限りの出番が多いにも関わらず大体が個性豊かである。



この項目ではそんなゲスト達を一挙にまとめて紹介する。
個別項目のあるキャラはそちらを、銀河戦士団の関係者についてはこちらの項目があるので簡単な解説にとどめる。


魔獣でもそうだが、声をあてているのはなぜか飛田展男氏の頻度が(他ゲストの担当声優の出演回数と比較して)多い。



CV:菅原淳一
登場した回:11・34・86話(回想のみ)


コックカワサキに料理を教え、フライパンとのれんを授けた師匠。
下駄を履いてヒゲを生やしたちんちくりんの1頭身なオッサンである。
「オオサカ」の名が表すように関西弁を喋り、料理のセンスがないカワサキには厳しく接する。
詳しくは個別項目で。



CV:高山みなみ
登場した回:19・40・65・99・100話


言わずと知れたゲームでも人気の格闘少年。
初めは銀河戦士団に所属していた父が星の戦士に殺されたと思い込んでいたが、戦闘を経て和解しカービィ達の味方となる。
ゲストキャラクターの中では最も出番が多く、アニメでも人気があることが伺える。
また、中の人はスマブラのアシストフィギュアのナックルジョーにも起用された。
詳しくは個別項目で。



  • ナックルジョーの父

登場した回:19・52・65話


本作におけるナックルジョーの父親。故人。
本作でも珍しい、明確な個人名の設定されていないゲストキャラクター。
銀河戦士団でもかなり上位の実力者であり、メタナイト卿の親友でもあった。
52話はチョコのおまけフィギュアでのみ登場。



  • ローナ王女

CV:笹本優子
登場した回:21話


ポップスターとは別の星「ピピ惑星」を治める王女。
額に宝石の飾りをつけ、口元をベールで覆った上品な佇まいをしている。
しかし、その割には返しが「かたじけなく思います」の一点張りで口数も少なく、どこかぎこちない。
デデデ大王は彼女に一目惚れして求婚にまで及んだが…


実は、本当のローナ王女は近衛兵ヴィーと入れ替わっている。
王女の窮屈な身分に嫌気が刺しており、ヴィー(偽)としてカービィ達に接した時は正体を伏せた上で「王女もここ(プププランド)に住めばいい」と遠回しに本音を吐露するほど。
ただ入れ替わっただけではないようで剣の技術にも優れ、後にソードカービィとの共闘を果たした。


元ネタは「ローマの休日」から。



  • 近衛兵ヴィー

CV:秋田まどか
登場した回:同上


ローナ王女の身辺を警護する近衛兵。
真面目な性格で気品もよく、フームがうっかり惚れそうになるほど。
あまり言及されないので忘れそうになりがちだが、彼女が好意を抱いた描写から異性(つまり男性)は確実と思われる。
これで女性だったらキマシタワーである
…が、ローナ王女(本物)が本物のヴィーを彼女と称している。もしかすると…?


実はプププランドへ来る前にローナと入れ替わっており、王女の責務から少しでも解放されたい彼女の頼みを聞き入れて王女に扮装していた。そうとも知らずにデデデは結婚を申し込もうとした。
本来のヴィーが、ローナ(偽)を装った時の態度が堅苦しいものばかりだったのは、恐らく言葉使いの違いによって正体が露呈しないようにするためである。
ただ、デデデに求婚された時だけは「結婚など、固くお断りします」とキッパリ拒否したが。
主のローナの性格をよく理解しているらしく、デデデ大王の決闘に応じる彼女を止めなくていいのかとパームに言われた時は「あの人は言い出したら聞きません」と答えている。



  • ダコーニョ

CV:中博史
登場した回:22・52・98~100話


銀河戦士団の鬼軍曹。
戦争中にポップスターのとある無人島に流れ着き、敵から身を隠しながら生活していた。
何気に登場回数がナックルジョーと並んで多いが、ダコーニョの場合52話はチョコのおまけフィギュアであり本人は登場しない。



  • ベニカゲ

CV:渡辺久美子
登場した回:24話


赤い装束をまとった忍者
キュリオの家に保管されていた忍者の古文書を盗みに現れたが、何故か煙玉以外の扱いはからっきし。
それもそのはず、彼の実態は忍者学校の落ちこぼれ生徒であり、狙っていた古文書も泥棒に盗まれた自分の成績表
どこの落第忍者だか
唯一の得意分野が煙玉だけという事にコンプレックスを抱えており、事情を知ったカービィ達と共に手裏剣投げの練習に励むが…


後に『星のカービィWii』以降では、彼の造形をオマージュしたと思しきニンジャ能力の雑魚「ツキカゲ」が登場した。



CV:千葉一伸
登場した回:24・52話


色々な意味で伝説のゲストキャラ。詳しくは項目参照。
かつて銀河戦士団を裏切った忍者だが…
52話はチョコのおまけフィギュアでのみ登場。



  • エスカルゴンのおっかさん

CV:山本圭子
登場した回:25・93話(本人は出ない)


デデデ大王の側近、ドクター・エスカルゴンの母親。
エスカルゴン自身がそれなりに歳のいった爺さんだからか、高齢の老婦人。
温和で子供好きな一面があり、よくお駄賃と称して手製のお菓子をあげる癖がある。
「大王になった」とウソの手紙を送ったエスカルゴンのもとを訪れたが、彼が無理をしている様子からすぐに見破り、盛大なウソをついたにも関わらず優しく諭した。
良い御婆ちゃんである。
一方であのデデデ大王に面向かって「馬鹿」とストレートに批判する恐れ知らずの精神を併せ持つ。
アニメのデデデが色々な原因で嫌われていた時期なので「よくぞ言ってくれた!」と思った人もいる事だろう


後の回では故郷からエスカルゴンにプレゼントを贈った。



  • 虫歯菌とその親玉

CV:西村知道(親玉)
登場した回:32話


歯磨きもせずに就寝したデデデ大王とブンの歯に忍び込んだ菌たち。
普通の虫歯菌は目が薄紫色で、親玉は赤い。
独創的な歌を歌いながらツルハシを振るって歯を削り、二人を虫歯で苦しめまくった。
痛み止めの薬で一応沈黙するものの、せいぜい気休め程度にしかならずじきに復活する。
「おっかさ~んのため~なら、えいこーら!」
「もひとつおま~けぇに、えいこーら!」



  • ゴミ回収業者

登場した回:33話


ナイトメア社系列のゴミ処理会社の従業員3人組。
村人達は彼らをガラの悪い屈強なエイリアンだと予想して勝手におののいたが、実際は頭から口にあたる器官が生えている2頭身のみょうちくりんな姿である。
ニコチャン大王のパチモンという表現が近いか。


デデデ大王が秘密裏にナイトメア社と「ゴミをプププランドに捨ててもいい代わりに魔獣を値引かせる」というトンデモ契約を交わしていた為、莫大な量のゴミを毎晩に渡って不法投棄していた。
その量はプププランド全体がゴミで埋め尽されてしまうほど。
村人達は当然そんな事など知るわけがなく、特に原因を察してキレたフームに怒られるとゴミを一斉回収。
しかし結局は他にゴミの行き場が無かった為、やけくそになった彼らは宇宙から投棄して大気圏の摩擦熱で焼却するという前代未聞の証拠隠滅ゴミ処理を図った。
地上からは流れ星のようには見えるのだが…それでいいのか?
さすがのフームも気付かずに、燃えて降り注ぐゴミに対して「プププランドが美しくありますように」とお祈りをしてしまっていた。



  • ローリン

CV:冬馬由美
登場した回:38話


プププランドに大ブームを引き起こした小説「パピー・ポッティと愚者の石」を書いた女性の作者。
デデデがナイトメア社に頼んで呼び寄せたのは魔獣が化けた偽者であり、本人はクィディッチもどきのカービィリンチが繰り広げられた所でメタナイト卿に連れてこられる形で登場。
金のために作家を目指したと出任せを語る胡散臭い偽者とは対照的に、子供達に夢を与えるために本を書いたと語った。
「非書く三原則」と称してデデデが村中の著書を燃やした所業を知らなかったとはいえ、収束後にサインをねだる彼に対しても気前良く応じてくれるいい人(最も、語学力ゼロのデデデには全く読めなかった)。
また、魔獣が正体を現した時に「例のあの人の手下ね」と言うなど、元ネタを知っているとニヤリとできる部分も。


元ネタは言うまでもなくハリー・ポッターシリーズの作者「J.K.ローリング」。
この当時はまだ本家も黎明期であり、後にローリンの発言とは対照的の過酷でシリアスな展開に向かっていくと予想できた人は少なかっただろう。



CV:飛田展男(本項目1回目)
登場した回:43話


なのに一匹狼という、目つきが鋭い変わった羊。
人語を介するが村人達を憎んでおり、羊が人を支配する社会を作り上げようと企む。
昔はレン村長の牧場で暮らす1匹の子羊で、ある日デデデ大王に食用で買われて屠殺されかけたところで脱走。
ひたすら当ても無く逃げ続け、復讐のために修行を積み続けた後、ナイトメア社による突然の雷に打たれて魔獣の力を得る(アモンは修行の成果で狼になったと思っており、「魔獣に」なった自覚が無い)。
その後ププビレッジに帰還すると、羊達を操る特殊能力で扇動を行い、羊の反乱を引き起した。
デデデ城の決戦では魔獣化してカービィを後一歩のところまで追い詰めるが、羊飼いの笛で羊達の目が覚めたことにより彼らが戦闘を放棄し、事実上敗北。
人に飼われる羊達にもそれぞれの幸せがあることを悟り、魔獣の力が抜けて元の羊の姿に戻ると放浪の旅に出た。



CV:飛田展男(本項目2回目)
登場した回:44話


東の森に住む800歳の老木。一応プププランドの住人だが、1度限りの出番なのでゲストにカウントする。
ウィスピーウッズの友人であり、沢山の動物と共存している。
のんびり屋で一度眠ると滅多に起きない性質。
よもや自身が寝ている間に伐採されかけたり洪水に流されたりしていた事など知る由もないだろう。
話の最後で5年ぶりに目を覚まし、夢の中でウィスピーウッズが自分を心配していたと語った。



  • 観光客キャピィ

登場した回:48話


外国からやってきたキャピィ族の観光客。
ププビレッジのキャピィと違って肌が白めで、なぜか子供から大人まで皆サングラスをかけている。
平気でゴミを捨てるなど非常にマナーが悪く、カブーに至っては文化財指定なのに落書きまでされてしまった。ただしデデデ大王曰く「お賽銭は大歓迎」とのこと。
しかし、魔獣ファイヤーゼリーとの戦いでは一転して重要な役目を担うことになり、彼らがいなければカービィは勝てなかったといってもいい。
観光客から見たカービィの印象は良いようで(実際にカービィも子供の観光客らと仲が良かった)、旅行後のアンケートに不満を書き連ねる中でカービィの事だけは「かっこよかった」と評した。一方でデデデの印象はすこぶる悪く、「特にふとったオヤジが気に入らない」と書かれてしまった。まぁ、ごもっともである。



  • オーサー・ノイスラート・パルシパル・パラガード卿

登場した回:52・99・100話


銀河戦士団の数少ない生き残りである戦士達。
初登場がチョコのフィギュアという特殊なケースであったが、後に本人らが最終回で登場した。
生きとったんかワレェ!



CV:島田敏
登場した回:54話


遍歴の騎士を自称する謎の老人。
しかし実際は騎士道もへったくれもないはた迷惑な行為を繰り返す、非常に困った爺さん。
後に死亡フラグが立ってしまうのだが……。



  • シリカ

CV:半場友恵
登場した回:60・99・100話


プププランドに降り立った少女。
多機能かつ物騒な銃で暴れ回り、メタナイト卿に襲い掛かった。
それには彼が持つ「宝剣ギャラクシア」が深く関わっているのだが…


最終回近辺では味方としてまさかのサプライズ復活。
どうせならヤミカゲも出れば良かったのに…



  • ガールード

登場した回:60話


シリカの母親。
メタナイト卿と共にギャラクシアの奪還に向かったが、魔獣キリサキンとの戦いで戦死。
ナックルジョーの父親同様に現代では故人である。
オーサー卿達と違ってフィギュアとしての先行登場はなかった。



  • ペンギー族とそのリーダー

CV:飛田展男(リーダー)(本項目3回目)
登場した回:66話


巨大氷山に乗って漂流しているペンギンの一族。
以前は氷の大陸で暮らしていたが、温暖化の影響で大陸の一部が裂けてしまい海上を漂うはぐれ者と化した。
どこからか仕入れた超巨大クーラーで周辺の気候を寒冷化させることが出来、今回で2度雪国と化したプププランドを乗っ取ろうと計画していた。
リーダーは特に強い力を持っているようで、口から吐く冷気のブレスが武器。


上陸後、初めは友好的な態度を見せていたが、カービィ達にクーラーの存在を嗅ぎつかれてから本性を表す。
全ての村人達を収容し、目論見どおり完全にプププランドを乗っ取ってしまった。
その後プププランドの支配権を賭けた決闘では優勢に回るも、最後はカービィ達の連係プレーで火山が噴火。
気候を元に上書きされた事で敗北を認め、潔く氷山と共に去った。



  • キャプテン・キック&ジムコリート卿

登場した回:70話


200年前に存在していたとされる伝説の海賊。
生涯を終える前にプププランドの海辺の洞窟に宝を隠していた。
現代では当然ながら故人だが、このうちジムコリート卿の姿があまりにもトッコリに似ていた事から「祖先では?」と軽い騒ぎになる。
本当のジムコリート卿はオウムであったが、「誰か」が肖像画のクチバシに細工したことにより、最後までトッコリは子孫だと周囲に思われた。



  • 子クジラと親クジラ

CV:小松里賀(子クジラ)
登場した回:71話


海に住む巨大なクジラの親子。
子クジラは一見普通のクジラだが、親クジラはそれ以上に大きく背中部分にヤシが生えているなどまるで島のようになっている。
子クジラは親クジラが登場するまでフームたちに『子クジラを探しに来た親クジラ』だと思われていた。
親の元からはぐれた子クジラはプププランドに流れ着き、危うくデデデ大王に捕鯨されかけるが逆に搭乗していた村人達やカービィもろとも呑み込む。
その後無事に外へ帰したが、悪だくみを働いたデデデによってお手軽な原力潜水艦「ノーチラカス号」(元ネタはアメリカ海軍の潜水艦、および小説「海底二万里」に登場する「ノーチラス号」)にされるなど散々な目に遭った。
が、デデデ達の悪行を一部知っていた親クジラが一蹴。
2頭仲良く海へと帰っていった。



  • ザ・ツインナッツ

CV:水谷優子、秋田まどか
登場した回:74話


南の島に住む双子の妖精。
双子なだけに台詞がいちいちハモる。
共に住むモスガバーをどこからでも歌で呼び出せる能力を持つが、そこに目をつけたのかナイトメア社に誘拐され、デデデ大王に売り飛ばされた。
歌の歌詞に耳を傾けると…


元ネタは言わずもがなモスラに登場する小美人。
ちなみにツインナッツの歌のメロディーは後に『あつめて!カービィ』『タッチ!カービィ スーパーレインボー』でまさかのステージBGMにアレンジされて復活した。
どちらも2曲ずつ用意されており、後者の作品ではモスガバーの戦闘シーンVer.がほぼ原曲で収録。
マニアックすぎる…



  • モスガバー

登場した回:同上


南の島に住む巨大イモムシ。
ツインナッツを助けるためにプププランド上陸を果たし、デデデ城からの砲撃をものともせず繭を作って羽化。
巨大な蛾と化して暴風と鱗粉を撒き散らし、プププランドを混乱に陥れた。
鱗粉は花粉症に耐性のあるカービィですらクシャミが止まらなくなる程で、ワープスターによる空中戦をまともに許さない状況にまで追い込む。
しかし、間一髪のところでツインナッツの歌を聴きおとなしくなり、二人と共に故郷へ帰った。


元ネタは言わずもがなモスラ。ハンバーガーショップではない。
パロディーキャラの割にはカービィを追い詰めた意外な強敵である。



CV:飛田展男(本項目4回目)
登場した回:79話


カービィに憧れるいかついゴリラの大男。
見た目と裏腹に温和で礼儀正しい性格だが、それが仇となって村人達にある誤解を抱かせてしまう。
詳しくは個別項目で。



  • チップ

CV:中原茂
登場した回:83話


プププランドに突然やってきたさすらいの教師。
ちょうどデデデ大王が懲りずに学校を建てようとした所だった為、成り行きで専属の教師を任される。
絵に描いたように優秀な先生で、わがままなデデデ大王でも自分の手で良い人物に変えてみせたいと願うなど立派な人格者。
フームにも心から尊敬されていた。


だが、その正体はナイトメア社から派遣された契約社員ならぬ契約魔獣。
元々は将来有望であったが自らエリートの道を蹴った結果、まともに仕事もありつけない状態が続いていた。
そこにナイトメア社がつけ入り、彼に教師の仕事を与える代わりに契約魔獣としてププビレッジに送り込んだというわけ。
つまり、本当の目的はカービィを始末することだったのである。


だが、仕事を重ねるうちに生徒達への情が移り、本来の役目を果たす気が失せ、本社とデデデに見限られてしまう。
代わりに送り込まれた魔獣教師レッケツの攻撃から身を挺して生徒達をかばう辺り、生徒を思う気持ちは先生として紛れも無く本物だった様子。
戦闘終了後、チップは役割を放棄したことでナイトメア社に狙われる可能性を覚悟した上で、プププランドから去ることを決意。
村人達に惜しまれながら旅立った。


魔獣とあるが、作中で実際にそれらしい能力を見せた描写は一欠けらもなかった。
契約魔獣の名の通り、本当に単なる表面上の契約を交わしただけの「人」であった可能性は極めて高い。


名前の由来は彼の職業やラストの一幕を見るに、イギリスのジェームス・ビルトン作「チップス先生さようなら」だろうか?
なお、『星のカービィ 鏡の大迷宮』にも同名のザコ敵「チップ」はいるが何も関連はない。



  • コックナゴヤ

CV:つぼイノリオ
登場した回:86話


コックカワサキと同じくオオサカの弟子であり、友にしてライバル。
カワサキがどれだけ腕を上げたか確認するためにプププランドを訪れ、料理を試食。
しかし実態はフーム達のアドバイスを受けて作っていた事が発覚し、結局そのマズい腕前は何も変わっていなかったことに失望して大喧嘩に発展。
更にデデデの介入で料理対決にもつれ込むも、どれだけマズかろうとカービィのようにおいしく食べてくれる者はいる、と気付き自ら敗北を認めた。


成り行きで喧嘩こそしたものの、その後は自らデデデの不正を暴いて負けを認めカワサキとも仲直りするという好人物だった。
が、何故かこの回の予告の時点ではカワサキに「嫌な奴で正体は魔獣かもしれない」とまでに貶されていた。
ニセ師匠の前例もあったとはいえ疑いすぎである。


どうでもいいが、彼らが再会を喜んで抱き合った時、カービィの台詞からこんな空耳が生まれたことは地味に有名。
「……ホモ?
勿論本当は「ぽよ」と言っている。



  • クロウエモン

CV:飛田展夫(本項目5回目)
登場した回:87話


プププランドに住む大規模なカラスの群れのボス。(現実はカラスの群れにこういったリーダーはいない)
片目に傷跡が入っており、子供のヒナが3羽いる。
彼が率いる群れは、普段から大食らいのダイナブレイド親子のせいで食糧に困窮しており、丁度ゴミ処理に困り果てていたデデデ大王の提案に乗ってゴミを漁らせてもらっていた。
しかし手のひらを返したデデデ達に裏切られ、怒りの集会を開いているとたまたまゴミの中にあったエスケル魔獣黄帝液を飲んで魔獣化。
プププランド中の鳥を操って大混乱を巻き起こし、憎きダイナブレイドの前でダイナベイビーをトリ質にして一方的に攻撃するも、最後はウィングカービィの前に敗れた。


なお現実にリーダーはいないと言ったが、後の研究にてカラスたちの間に上下関係が存在することは判明している。



  • オタキング(ピギー・ボニー・スリーピー)

登場した回:89話


まごうことなきお前ら。
ピザ帽子メガネ(ピギー)に丸メガネ(スリーピー)にバンダナ目隠れ(ボニー)というステレオタイプな外見・性格のオタク3人組。
逃げ足の速さとストーキング能力だけは一人前。
喋り方も「ぼくら的には~」「~と思われ」等など嫌に特徴的である。
…今なら「オタクへの偏見だ!」などと一部でキレられそうなキャラクター造形だが、この回がリアルタイムで放送されたのは2003年。(かの電車男ブームよりも前)
まだオタクやその文化が今ほど浸透していなかった社会背景を念頭に置く必要がある。


ナイトメア社から送り込まれたアニメーターであるが、主役になりたいデデデを「おっさんだから」とガン無視し、自分達が主役として選んだフームに取材と称したストーキングを行う。
村の女性陣にブチのめされた後はこっそり脱走し、デデデ城地下で強制労働を受けるもやはりデデデの意向には従わずフームのアニメを制作。
そして彼らが完成させた「星のフームたん」は本作を語る上で外す事ができない伝説の問題作となってしまった。
当然、その凄まじい出来映えにフームがマジギレしたことは言うまでもない。


「このアホオタキング~~~~~!!!!」


(こんな風にフームが心の底から本気で怒るようなことは意外と数少ない)


同エピソードに登場したオワルト・デゼニーや後述の爆走ビートと違い、最後まで魔獣の描写が無かったので皮肉にもコイツらが最後の純粋なゲストキャラという事になる。


なお、スーパーマリオギャラクシーには同名のボスが登場するが、こいつらはむしろマリギャラと同年発売のスーパーペーパーマリオに登場するカメレゴンの方が近い。ギャラクシーのオタキングはタコだし。



  • オワルト・デゼニー

CV:飛田展男(本項目6回目)
登場した回:同上


有名アニメ「マッチョーマウス」を制作した伝説のアニメーター。
デデデ達からは「終わると出ゼニ?」「何だか金のかかりそうな奴ぞい」となじられていた。色々アウトだろ…
プププランドでも名は知れているのか、フームは彼のことを尊敬している。
しかしデゼニーは既に伝説の人(故人?)であり、そんな簡単に会えるはずがない。
呼び出された彼は例によって偽者であり、その正体は魔獣アニゲー。
モーションキャプチャとCGによるアニメ制作と偽ってカービィを倒そうと画策していた他、「夢より利益を上げなくては」などとローリン同様の夢がない発言をかました。
いつもの黒い任天堂である
どのみちデゼニー本人は最後まで登場せず、本来は人格面でどのような人物であったかは語られていない。



  • 爆走ビート

CV:長嶝高士
登場した回:90・91話


子分のターボ(私市淳)、アクセル(斉藤瑞樹)を率いてプププランドに突如現れた暴走族。
村中で暴走行為を働き、かつて悪友のガスと自分を敗北させた憎きステッペンウルフをおびき出そうとしていた。
ガスとの対決ではその最中にターボ、アクセル2名が大破して脱落。
更にデデデの介入によってカービィや村人を巻き込んだレースが行われた際、バイクに隠した凶器で他の選手を次々と脱落させた。
そして因縁のステッペンウルフと対峙するも、かつてのように軽々とあしらわれて退場…と思いきや、何と魔獣ウィリーとしての正体を何の脈絡もなく披露。
これによって作中の彼が「かつて本人だったが魔獣化したビート」なのか、「ビートになりすました偽者」なのか曖昧になってしまった。
今までのケースを考えると魔獣が本物を騙っていた可能性は高いが、ステッペンウルフへの復讐心をナイトメア社に利用された可能性もあるため…真相は不明である。



  • ステッペンウルフ

登場した回:90・91話


伝説の老ライダー。
かつて暴走族だったガス、ビートをレースで敗北させた男で、ガスからは尊敬される一方ビートからは復讐の対象とみなされていた。
今は引退して行方が知れない状態だったが、91話のデスレースでカービィ、ガス達が窮地に陥ったところで満を持して乱入。
華麗なテクニックでビートのバイクを大破に追い込み、そのまま去って行った。
正体はププビレッジの郵便局長、モソ爺さん。
本エピソードは一見関係なさそうな彼がやたらと顔を出すのだが、それはモソ自身が渦中のステッペンウルフその人だからである。
最終的にこの事実はカービィ達だけが知る所となり、ガスには秘密のまま終わった。




追記より修正をしなくては。

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  • 飛田さん頑張りすぎぃ! -- 名無しさん (2014-09-03 09:25:58)
  • ローリン先生「お金のためではなく夢に満ちた世界を描きたかったから本を書いた」フーム「流石先生感動だわ!」 なおその後の元ネタのハリポタは夢も希望もないドロドロの小説へと変貌していった模様 -- 名無しさん (2014-09-09 01:43:48)
  • シリカはカッコカワイイ -- 名無しさん (2014-09-09 02:33:15)
  • ↑×そ、そこはマンネリ化を防ぐために・・・・ -- 名無しさん (2014-11-10 18:19:15)
  • ところどころ謎を残したまま出番が終了したキャラが多いこと多いこと。 -- 名無しさん (2015-02-23 22:58:31)
  • まあアニカビも放送前は誰も想像しなかった風刺ネタだらけだったからハリポタのことあれこれ言えないと思うけどなあ...そういえばフームとハーマイオニーって聡明で奴隷解放運動みたいなのやってたとことかかなりに似てるよね。トッコリ=ダーズリー、デデデ=マルフォイ、メタ=ダンブルドア、ナイトメア=例のあの人、カービィ=ハリー、ブン=ロンって感じかな、無理やり合わせるとw -- 名無しさん (2015-05-18 03:04:37)
  • しかしハイビジョン製作にいち早く手をつけたのもTBS(旧BS-i)だもんなぁ…参るね -- 名無しさん (2015-06-11 05:47:32)
  • パロディも多いよwww -- 名無しさん (2015-06-13 12:53:16)
  • こうして見るとオリキャラ多いな。原作にも登場してるのがナックルジョー、ペンギー、ボンカースくらいしかいない。 -- 名無しさん (2016-04-12 19:52:08)
  • 「いかにも金がかかりそう~」の台詞は、エスカルゴンが言ってたような… -- 名無しさん (2017-01-10 17:46:11)
  • オオサカの偽物といいビートといい魔獣になると原型なさすぎるのも多い。 -- 名無しさん (2018-08-11 13:31:02)

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