登録日:2010/06/01(火) 21:19:22
更新日:2023/08/08 Tue 13:43:17NEW!
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歴史を変えるおバカ参上!
2002年に放映された『クレヨンしんちゃん』のオリジナル映画第10作目であり、映画化10周年記念作品。
キャッチフレーズは「歴史を変えるおバカ参上!」。
また、劇場版としては最後のセル画制作作品となる。
前作『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
次作『嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』
アニメーション映画でありながら戦国時代の風景や生活が丁寧に描かれ、
合戦でも単なる火縄銃の連発や刀のチャンバラではなく、総合的な組討術や弓矢や投石を使った火縄銃の援護など、実写の時代劇でも詳しく描かれない描写もされている。
また、敵軍が進軍の妨げになる或いは、兵糧になると思われる収穫間近の稲を刈るという、農民への被害がアニメ映画で明確に描かれるのも珍しい。
そのため専門家からも「合戦の映像資料としては最も正確な物」と高い評価を得た。
クレヨンしんちゃんならではのギャグの要素は控えめで、又兵衛と廉姫の身分違いの恋の方が主題となっているため、本格的時代劇としての色合いが強く、全体的にシリアスな雰囲気が漂っており、本来の主役である野原一家を傍観者へと追いやったほど。
また、作中で明確な「死」が描かれ、結末も一抹の寂しさが胸に残るビターエンドとなっている*1。
クレヨンしんちゃんの映画の中でも特に評価が高く、前作の『オトナ帝国の逆襲』と並んで2大感動作と呼ばれている。
……その一方で、その2作と後の劇場版シリーズがファンに何かと比較されるようになってしまい、長年にわたり制作陣の頭を悩ませたであろうことは想像に難くない。
なお、『BALLAD 名もなき恋のうた』というタイトルで初の実写映画化を果たすが、重要なシーンが多々カットされたり全体的に雰囲気が軽くなっているなど、実写版の評価は低い。
ちなみに『雲黒斎の野望』とは舞台となる時代がかぶっている*2はずであるが、描写は異なっている。
そもそも、雲黒斎の野望でしんのすけ達が旅した戦国時代はヒエール・ジョコマンによる歴史改変の影響下にある世界なので、今作で描かれたのが本来の正史と考えることもできる。
無論、単に劇場版特有のパラレル設定とも考えられるが。
なお、この映画が受賞した賞は下記の通り。一連の劇場版シリーズでも初めての公式受賞でもある。
◇2002年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞
◇2002年度日本インターネット映画大賞・日本映画作品賞
◇2002年第7回アニメーション神戸個人賞
◇第57回毎日映画コンクール・アニメーション映画賞
◇東京国際アニメフェア2003・劇場部門優秀作品賞
◇東京国際アニメフェア2003・個人賞部門監督賞
◇第22回藤本賞
■あらすじ
ある日、野原一家全員が泉に佇むお姫様の夢を見た。
しんのすけが幼稚園から帰るとシロが庭に大きな穴を掘っていた。しんのすけはみさえに庭の修復を言い渡されるが、逆にシロと一緒に更に掘り進める。
掘っていくうちに、しんのすけは汚い字とぶりぶりざえもんの絵が書いてある手紙が入った小さな箱を見つけた。
手紙に書いてある「お姫様」という言葉で夢で見たお姫様を思いだしたしんのすけがお姫様に会いたいと願うと、彼はいつの間にか夢の中でお姫様を見た場所にいた。
辺りを探索する中でしんのすけは井尻又兵衛由敏という名の侍と知り合い、さらに又兵衛の案内で夢で見たお姫様「廉姫」に出会う。
一方、春日部でしんのすけの行方を追っていたひろしは、手紙の「天正2年」を手掛かりに調べた結果、
しんのすけは過去にタイムスリップし、自分たちも過去に行くことになると予測。野原一家もしんのすけを連れ戻す為に動き始める。
■登場人物
当時のテレビシリーズでは、野原一家はまたずれ荘で暮らしていたが、本作では既に新居で暮らしている*3。
◆野原しんのすけ[声:矢島晶子]
歴史を変える我等がおバカな5歳児。
戦国時代にタイムスリップし、又兵衛と廉姫に出会う。
今回は対応や行動も真面目なのが多くギャグは控えめ。
別れ際に又兵衛から馬手差を託される。
今回の一件はなんと現代の歴史史料に掲載されており、そこでの漢字表記は「野原信之介」であり、この「信之介」という字はしんのすけの原型である『だらくやストア物語』の二階堂信之介と同じである。
◆野原ひろし[声:藤原啓治]
お馴染みしんのすけの父親。歴史資料を読んだ際にしんのすけの名前を見たことで最初こそ信じられなかったものの資料に書かれていることが他人事とは思えずしんのすけがタイムスリップしたと確信。みさえ、ひまわり、シロを連れて車で戦国時代に突入する。
戦場を愛車の日産パルサーセダンで駆け回ったりボディーブレードで敵の大将を怯ませたりと活躍する。
ビールを戦国時代に持ち込んだが仁右衛門達に全て飲み干された。
「しんのすけのいない世界に未練なんかあるか!?」
◆野原みさえ[声:ならはしみき]
しんのすけの母親。当初はしんのすけがタイムスリップした事実を信じられず警察に捜索願を出していたがひろしに説得されて共に車で戦国時代に突入する。
鞘付きの刀で敵の刀を防いだ。
◆野原ひまわり[声:こおろぎさとみ]
しんのすけの妹。
ひろし達に連れられて戦国時代にやって来る。シロと共に車の中で観戦する。
◆シロ[声:真柴摩利]
野原家の飼い犬。彼の小屋の下は、何かとタイムスリップと縁があるようだ。
ひろし達に連れられて戦国時代にやって来る。
タイムスリップする前に小屋の屋根を傷付けられた。
また、自分が掘った穴を埋めようとしたしんのすけにクロスチョップを見舞う。
◆井尻又兵衛由俊(いじり またべえ よしとし)[声:屋良有作]
戦国時代に来たしんのすけが出会った侍。
春日家の家臣で廉とは幼なじみ。空を見上げるのが好きで「青空侍」と呼ばれている。
戦場では鬼井尻と恐れられているが女性には弱い。廉姫に想いを寄せているが身分の差に苦しんでいる。
終盤に大蔵井家との戦に赴く。
しんのすけからは「おまたのおじさん」と呼ばれた。
実は30歳で35歳のひろしより年下。
中の人は某アニメで「ヒロシ」を演じている為、ダブルひろしの共演となった。
◆春日廉(かすが れん)[声:小林愛]
野原一家の夢に出てきたお姫様で春日城の姫。又兵衛の幼なじみで彼に想いを寄せている。
しんのすけが最初に現れた泉が好きでよく出入りをしている。終盤に又兵衛を心配して戦場へ走る。
しんのすけからは「廉ちゃん」と呼ばれた。
「おーい、青空侍!」
小林愛氏は「オトナ帝国の逆襲」にも参加していたため、2作連続で(前作では敵役だが)ヒロイン役を演じることになった。
◆春日和泉守康綱(かすが いずみのかみ やすつな)[声:羽佐間道夫]
春日城の主で廉の父親。
温厚な性格の好人物でしんのすけが未来から来た話も信じていた。
ひろしの話を聞き、戦になることを覚悟に大蔵井家からの婚姻話を断る。
◆犬居兵庫助頼久(いぬい ひょうごのすけ よりひさ)[声:大塚周夫]
春日家に使える老将。康綱に絶対の忠誠心を持っている。
終盤に動揺する家臣たちに覚悟を説く。
しんのすけの話を聞いた際にカレーを興味を持つ。
◆堀川新八郎忠継(ほりかわ しんぱちろう ただつぐ)[声:納谷六朗]
春日家の家老。実直な性格で隼人の失踪に怒りを見せていた。
カレーを食べて辛いと漏らす。
中の人は組長…もとい園長先生*4。
◆榊隼人佐晶忠(さかき はやとのすけ あきただ)[声:玄田哲章]
春日家の家老。序盤に又兵衛と共に合戦の指揮をしていた。
終盤の大蔵井家との戦いを前に失踪する。
中の人はアクション仮面。
◆仁右衛門(にえもん)[声:緒方賢一]
井尻家の足軽頭。又兵衛の父親の代から仕えている。
又兵衛を「若」と呼び、普段は軽口を叩いているが本心では慕っており、無二の信頼を置いている。戦では実質又兵衛の右腕として活躍している。
中の人は同日に公開された『名探偵コナン』の劇場版である『ベイカー街の亡霊』にも出演していた。
◆彦蔵[声:宮迫博之]
又兵衛が撃退した野伏せり。元大蔵井家の足軽。
見逃してもらった又兵衛の強さと懐の深さに敬意を持ち家来になる。
顔に大きな傷があり、長い太刀を持っている。
儀助と共に実力はなかなかに高い。
◆儀助[声:蛍原徹]
彦蔵と共に又兵衛の家来になった野伏せり。大柄で金棒を持っている。
◆吉乃[声:山本圭子]
廉に使える老女。礼儀に厳しいが廉には愛情を持って使えている。わりと子供好き。
◆お里[声:上村典子]
仁右衛門の妻。戦で息子を亡くしている。勝気な性格で夫を尻に敷いている。
◆かずま[声:真柴摩利]
風間くんのご先祖。
弱気な性格だが切羽詰まると現代の風間くんのように饒舌になる。
◆おおまさ[声:一龍斎貞友]
マサオくんのご先祖。
強気な性格でリーダー格かと思われたがそんなことはなく、実際は現代のマサオくんと同様ヘタレで泣き虫。
◆ねね[声:林玉緒]
ネネちゃんのご先祖。
大人しい性格だがブチ切れるとネネちゃんそっくりになる。
◆ぼーしち[ 声:佐藤智恵]
ボーちゃんのご先祖。
ノリから性格までボーちゃんとそっくり。
◆大蔵井高虎(おおくらい たかとら)[声:山路和弘]
今作のラスボス。廉の婚約者だった大名。婚姻破棄を口実に春日領へ攻め込む。
権謀に長け、戦国の世で力を伸ばして行くタイプの人物として描かれている。
終盤の春日家との戦で追い詰められて逃亡を謀り、立ちふさがったしんのすけに斬りかかるがみさえに止められ、
ひろしのボディーブレードの一撃としんのすけの頭突きで倒される。
しんのすけに情けをかけられたことで首は切られず髷だけを取られ命は見逃された。しかし後述の通り「敵に情けをかけられた上に生き残る」というのは武将としては死ぬよりも恥なことだったりするので立場がなくなった可能性が高い。
◆真柄太郎佐衛門直高 (まがら たろうざえもん なおたか)[声:立木文彦]
大蔵井家馬廻衆。君主に忠実な武勇の侍。又兵衛と互角に戦う実力の持ち主。
敵方でも勇敢に戦ったしんのすけや又兵衛に敬意を表した。武器は長巻。
高虎が敗れた際は死を覚悟するが又兵衛から殺すには惜しいという理由で見逃された。
モデルは恐らく朝倉家家臣・真柄直隆。
五尺三寸の大太刀を用いて数々の武功を立て、最期は姉川の戦いにて12段構えの徳川陣を単騎で8段まで突き破り果てたと伝わる豪傑である。
中の人は黒磯。
作中に登場する道具・用語
- 鉄砲
伝来地から「種子島」で有名な火縄銃。「雲黒斎の野望」にも登場している。原始的な銃であり、銃口から弾丸と火薬を込めるため、銃弾装填に時間がかかる。作中では装填時間中に石つぶてでの補助攻撃を行う様子がある。
- 攻め櫓
春日合戦の際、大蔵位が用いた攻城兵器。櫓に車輪をつけて移動できるようにし、高い位置からの攻撃を可能としたもの。城壁を超えて矢や焙烙火矢(当時の手榴弾のようなもの)の攻撃が可能なため、春日軍は一時劣勢に立たされたが、又兵衛が焙烙火矢を持った足軽の腕を矢で射抜き、それを櫓に落とさせて爆発させて破壊した。
- 母衣
大蔵井軍で城内一番乗りを果たした佐久間権兵衛がつけていた風船のようなもの。「ほろ」または「ぼろ」と読む。侍の背部を大きく膨らませ、自身を目立たせる細工。甲冑の補助武具で、兜や鎧の背に巾広の布つけて膨らませ、流れ矢や石などを避けるために使われたとされる。
- 南蛮胴
織田信長が着用していたことで有名な鎧。ヨーロッパからもたらされた西洋甲冑(全身鎧)を日本人でも着用できるように調整したもの。作中では大蔵位高虎が着用している。
- 馬廻衆
武将の信頼篤く、武芸に長けた者達で構成される総大将の親衛隊。その任務は文字通り総大将の周囲を守ることであり、防衛のために彼らが武器をとる(本陣まで敵が攻めてくる)ことは敗北寸前であることを意味する。
- 長巻
馬廻衆の一人である真柄太郎左衛門直高が使用している武器。1メートルほどの刀身と、同じほどの長さの柄を持つ。
薙刀が「長い棒の先に刃をつけた」ような形状なのに対し、こちらは「日本刀の刀身と柄をそれぞれ1メートルほどに伸ばした」ような形状である。
全体的に重く腕力が必要だが、その大きさのため振り回すだけで骨を砕き四肢を斬り落とす威力があり、武芸の心得の少ない農民兵などでも扱えるため戦国時代前半まではよく戦に用いられた。
しかし時を経るにつれ集団戦法が確立し、周りを巻き添えにしかねない長巻は廃れ槍や刀が戦場の主力武器となっていった。
姉川の戦いを描いた屏風には、真柄太郎左衛門直高のモデルとなったと思われる真柄直隆が「太郎太刀」という大太刀を振るって奮戦する姿が描かれている。
- 髻
「もとどり」と読む。チョンマゲの「マゲ」の部分。もとは兜をかぶった時に蒸れないよう隙間を作るための髪型。これがないと兜がかぶれない(戦ができない)という考え方から「武士の魂」とも考えられ、髻を切られた(魂を失った)武士は武士を辞めねばならなかった。作中では大蔵位高虎が首の代わりに井尻又兵衛に髻を取られるが、これは武将にとって討ち取られるよりも屈辱的な行為(生き恥を晒す)である。
- 金丁
作中でしんのすけと又兵衛が行った。近世の頃に誓いの印として金属製の物を打ち合わせたる行為。武士は刀の刃または鍔 (つば) 、女子は鏡などを打ち合わせた。
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▷ コメント欄
- 戦国映画としても名作。これを作ってしまったが為に後のクレしん映画は低迷してしまった。 -- 名無しさん (2013-08-27 00:19:07)
- ボディーブレードは爆笑した -- 名無しさん (2013-09-06 19:45:05)
- ・婚姻を断られる ・小国に敗れる ・ちょんまげ切られる ・小僧に情けをかけられる
高虎切腹するんだろうな… -- 名無しさん (2013-09-06 21:00:42) - 宮迫と蛍原に全然気づかなかったわwww それくらい違和感なく溶け込んでいた -- 名無しさん (2013-09-12 12:35:36)
- 何であのときの銃弾が・・・・死からは逃げられないということか。でもしんちゃんの映画ではやってほしくなかったなぁ。 -- 名無しさん (2013-11-10 10:47:49)
- 又兵衛が言ってましたやん -- 名無しさん (2013-11-26 22:28:54)
- しんのすけ、儂は死んで居たのだ…。 -- 名無しさん (2013-11-26 22:50:48)
- 今は知らんがこの映画が作られた当時はあらゆる戦国モノを含めて合戦の様子を最も忠実に再現した映画だったらしいな -- 名無しさん (2013-12-05 13:45:04)
- 高校の時、家庭科の授業で観せられて泣くのを必死に我慢してた。 -- 名無しさん (2013-12-06 06:10:02)
- 竹槍での叩きあいとか石の投擲とか、最初に見た時から一般的な戦国物とは違うなーとは思ってたけど。子供向けのアニメでそんなリアルさをよく追及しようと思ったものだよ。凄いわ。 -- 名無しさん (2013-12-06 09:19:47)
- 何回見ても同じシーンで泣く。 -- 名無しさん (2013-12-21 13:30:50)
- 誰がどうしようとも歴史は変わらない、というのは雲黒斎でもやったっけ。そういえば実写の評判ってあまり聞かないけど、見た人居る? -- 名無しさん (2013-12-21 17:44:48)
- 考えると廉姫様ってこの時代で考えると相当晩婚だよな -- 名無しさん (2014-01-23 00:50:38)
- このアニメって歴史研究としても重要な参考資料になった面を持つんだよな。 -- 名無しさん (2014-02-28 15:25:54)
- 合戦シーン、初めて見た時「槍は叩くもの?石投げてたの?」と色々カルチャーショック受けたけどあれ史実通りの戦場だったんだな。 -- 名無しさん (2014-03-02 22:03:31)
- 卑怯だよこの映画…あんなの泣かずにいられるか… -- 名無しさん (2014-03-03 01:31:55)
- 五歳くらいの時見て小便で火消すところとかで笑ったが最後のシーンでは笑いが止まったわ。数年後見返すと泣きそうになってそこだけ見れなくなる -- 名無しさん (2014-04-03 19:50:42)
- しんのすけが又兵衛の遺志を受け継ぎ「金丁!」と叫ぶシーンで涙腺決壊 -- 名無しさん (2014-04-22 00:01:12)
- みさえさんが高虎の刀を防いだとき鳥肌立ったわ・・・あと序盤のひろしさんの台詞 -- 名無しさん (2014-05-26 10:22:25)
- 花が一輪ずつ、ボトボト落ちていくシーンが無性に悲しかった。 -- 名無しさん (2014-08-08 15:26:20)
- ↑×2俺もそのシーン好きだわ みさえってひろしに比べて評価が低いけどあの時はひろしに負けないくらいカッコよかった -- 名無しさん (2014-10-04 23:32:28)
- 一つの映画としては悪くないけど、クレしんの映画としては最悪な部類だと思う。悪く言えば「クレしんである必要性は薄い」みたいな。実写版(これの出来は別として)で、野原一家じゃなく別の一家になったのも、遠回しに「クレしんである必要は薄い」と宣言されたようなものでは。 -- 名無しさん (2014-10-25 18:15:27)
- しんちゃんだからこそ感動したって部分も大いにあると思うがなー。あのしんのすけがボロボロ泣いたってのがもう、ね -- 名無しさん (2014-10-25 18:39:52)
- ただまぁ、前作がオトナ帝国だったから顧客が「泣けるクレしん」を求めてたってのもあるんじゃ無いの?ここで感動系クレしんの終着点を作って顧客満足を十分満たしたからこそ次の映画でいつも通りのギャグ一色のクレしんがあるわけで -- 名無しさん (2014-10-25 18:54:56)
- 「クレしんである必要性は薄い」っていうのも何だかなーと。異色の作品であるのは間違いないが、ギャグチックではないだけで必要性は薄いって言われてもね…。そんなこと言ったらどんな作品も~である必要は薄いって言えるし。 -- 名無しさん (2014-10-25 20:39:39)
- つーか実写版はその野原一家じゃ無かったから評価低いわけで、そりゃ野原一家を実写化するなんて無理だろうが野原一家じゃなきゃ色んなシーンの良さが出せるはずがない ↑×4は全く分かっていない -- 名無しさん (2014-10-30 18:32:43)
- 「クレしんである必要」は有ったと思うけど「クレしんでやる必要」はなかったと思うなぁ、俺は。「オトナ帝国がウケたから二番煎じのシリアス」みたいな感じであんまり好きな映画じゃない。せめて5年ほど間を空けてればまた別の印象を受けたと思うけど……。あと、ラストシーンでいきなり殺すのも「物語の都合で、しんちゃんを泣かせるために無理やり殺した」感が強くてなぁ。 -- 名無しさん (2014-12-22 04:38:02)
- あっそ。 -- 名無しさん (2015-02-01 01:51:17)
- あのラストを予想できた人はいないと思う。クレしん映画では珍しいハッピーエンドじゃなかった。 -- 名無しさん (2015-02-15 02:05:40)
- いろんな意味で予想外な映画だった。雲黒斎もだけど。 -- にゃかむら (2015-03-06 11:26:42)
- そういや、実写の宣伝に現代に転生(ただのそっくりさん?)した又兵衛と廉の話がアニメであったよね?声優は違うけど -- 名無しさん (2015-03-06 18:34:24)
- しんのすけのメンタルには恐れいった -- 名無しさん (2015-04-06 16:07:08)
- ↑2 ttp://www.tv-asahi.co.jp/shinchan/contents/news/090807_c/ -- 名無しさん (2015-04-26 13:29:47)
- みさえがしんちゃんを庇うシーン好き。 -- 名無しさん (2015-06-29 06:24:49)
- 名作だよね。しんちゃんで無くてもいいじゃなくて、しんちゃんからこんな名作が生まれた事を俺は喜ぶわ。原作でも松坂先生の恋人の死とか割とシャレにならない事やってるし -- 名無しさん (2015-10-15 10:39:26)
- 真偽の程は知らんけど、アカデミー賞の関係者がこれを見て「なんで日本はこれを出品しなかったんだ」と別の意味で驚いた、とかいう話があったような -- 名無しさん (2016-03-02 00:55:30)
- コメントで「良作だがクレしんである必要がない」という意見もあるけど、「どんな理不尽なピンチでも家族でならなんとかなる」と感じさせるクレしんでやるからこそ変に説教臭くなりすぎずちょうどいい 車で敵を蹴散らしてシリアスに染まりきらず自己主張するメチャクチャさはまさに映画クレしんって感じ -- 名無しさん (2016-07-18 21:05:12)
- 借りて見たけどよかったな -- 名無しさん (2016-08-26 21:10:51)
- この映画の数年後に歴史改変に立ち向かう電王と出会うのはなんか皮肉やな… -- 名無しさん (2016-11-05 20:32:21)
- ↑悪意と戦うって意味では電王もしんちゃんも同じだし、そこまで皮肉っぽいかな? -- 名無しさん (2016-11-05 21:03:28)
- ↑確かに悪意と戦うって事なら同じでしたね...そうなるとあの共演も感慨深いですね… -- 名無しさん (2016-11-05 21:26:49)
- ↑4 そして、そこでも喋るパートがなかったぶりぶりざえもん -- 名無しさん (2016-12-29 10:21:54)
- 大蔵井はもう衰退するしかないだろうなあ -- 名無しさん (2017-01-14 14:29:24)
- 他所の受け売りだけどこれは事実上のクレしん最終回といっていいだろうね。身近な人の余りに理不尽な死を目の前で見たしんのすけが帰った後いつも通りのしんのすけではいられないのではというのは本当にその通りだと思った。 -- 名無しさん (2017-01-16 03:12:26)
- >>名もなき恋のうた ←雲泥の差 なんかこのタグ嫌いだな -- 名無しさん (2017-01-17 18:55:59)
- 春日の兵訓練され過ぎだろ マジで強いじゃん -- 名無しさん (2017-01-18 22:27:16)
- ↑2露骨な煽りタグは消してもええと思うで -- 名無しさん (2017-01-19 00:10:59)
- 10年前、ようつべに本編がアップされてたが「awesome!(素晴らしい!」)とか「one of the best kureshin movie」とかって外人の絶賛コメントがたくさんあったなあ -- 名無しさん (2017-02-04 19:46:52)
- 見てた時しんちゃんの先祖は出ないのかって思ってたけど、ひろしとみさえが春日部出身じゃないから(それぞれ秋田と九州)居るはずがないんだと今更気づいた -- 名無しさん (2017-03-19 21:25:17)
- 「これがクレしんである必要がない」という話もあるけど「クレしんだからタイムスリップ、主人公に無駄に説明、成長が要らない」という利点がある。そこらへんは名もなき恋のうたをみたらよくわかる。 -- 名無しさん (2017-04-21 16:11:32)
- どけどけーっ!ぶつかっても保険はおりねーぞ!! -- 名無しさん (2017-04-21 16:40:10)
- 見たのは結構前だから覚えていないけど、予告のひろしの「係長をなめんじゃねー!」とかしんちゃんが振動するあれで敵兵を倒すシーンとか……初期断簡では考えられていけど雰囲気に合わないから消したのかね? -- ララス (2017-04-26 09:11:36)
- ラノベでよくある「現代のもので無双する」ってのをやった数少ない昔の作品だな。合戦シーンは好きだけど色んな人の言う通りオチだけはあまり好きじゃない -- 名無しさん (2017-05-16 17:36:54)
- 申し訳ないがご都合主義が引っかかって楽しめなかった作品だ、歴史の修正力ってSFっぽいネタがオチの根拠なのに野原一家のタイムスリップが説明なくで行われるってさあ…… -- 名無しさん (2017-07-02 15:35:57)
- 続き 「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか!?」とかもクサすぎる 合戦シーンはマジ最高だし 青空を見上げる又兵衛 もっと塩を効かせよ!→大きいな…… 義によって助太刀→ボディブレード無双 槍が使えなくなる→刀を抜く しんのすけが青空を見上げる とか好きな場面は多いんだがどうしても設定のせいで無理矢理感が……特に城に帰る又兵衛に姫が手を振って迎えるシーン -- 名無しさん (2017-07-02 15:49:00)
- なんか、タイムスリップ系の時代劇は悲恋多いよな。 -- 名無しさん (2017-07-16 21:34:27)
- これクレしんじゃなくていいって言うやつはシリアスなシーンしか目に入ってないのかな。ギャグは全体的に控えめではあったけど車で暴走するシーンとかボディブレードのとことかクレしんだからクライマックスでバカできるんじゃん。 -- 名無しさん (2017-07-19 21:13:16)
- 車で突っ込むシーンは笑った、いつまでも色褪せない名作 -- 名無しさん (2017-10-31 17:07:58)
- 何十人何百人というエキストラ一人一人に当時の兵士の所作をマスターさせるのは大変だけど、数人の原画マンに指示を徹底させるのは難しくない。合戦の描写がリアルなのはそういう理由があると聞いたことがある。 -- 名無しさん (2017-12-06 17:06:37)
- 「ひいても保険は降りねーぞ!」も名言だと思う -- 名無しさん (2017-12-06 17:31:07)
- 又兵衛を撃ったのはタイムパラドックスを防ぐ為に行われた未来パトロールの汚れ仕事って妄想もできるんだよな… -- 名無しさん (2018-04-23 15:48:58)
- そもそもの話クレしんじゃなかったら見向きもされてないでしょ。はじまりのみちもいい映画なのに誰も見てすらいないし -- 名無しさん (2018-04-23 16:10:13)
- あまり話題にはなってないけど、かつては春日部にもトキがいたことと渡りをするタイプのタンチョウが存在していた描写があってなんか嬉しい -- 名無しさん (2018-05-13 20:27:44)
- ↑3だったらそもそも野原家をタイムスリップさせんなや……しかも二回も ご都合主義と世界の強制力を都合よく使い分けないでくれ…… -- 名無しさん (2018-08-26 17:30:11)
- 予告編だとひろしがボディブレードで矢の雨を弾いてたな -- 名無しさん (2018-09-02 06:50:33)
- 初見の時、又兵衛と真柄との戦いが刀や体裁きがすごくアニメっぽくない動きでかえって新鮮だった -- 名無しさん (2019-03-20 01:27:21)
- ラストが微妙という人が多いのはハッピーエンドじゃないからかな?あれは野原一家が大蔵井を討ち取らずあんな形で生かして帰すという武士にとって屈辱を通り越した事をしてしまった代償で因果横暴を描いたものだと思ってる。だから個人的にはご都合主義には見えない -- 名無しさん (2019-08-01 02:01:46)
- ハッピーエンドじゃないと駄目とか明確に答えが提示された意味のある展開じゃないと駄目という所謂言葉で納得出来る説明がされている事が必要な人はいる。どちらもストレスが掛かるからな。というかクレしんじゃなかったらここまで話題にはなっていないと思うしその -- 名無しさん (2019-12-26 01:12:41)
- 続き その時点でクレしんでやる意味はあったと思う。合戦シーンや交流シーンは野原一家にしかインパクト残せる事は出来ないし -- 名無しさん (2019-12-26 01:14:16)
- ラストシーンが黒澤明の「乱」オマージュなんだよな -- 名無しさん (2020-02-20 07:39:06)
- しんちゃん「てめぇ、逃げんのか?」 大蔵井「黙れ小童!邪魔立てすると貴様とて容赦せんぞ!」 そう言って手を出さない大蔵井高虎、クチだけ星人だってハッキリわかんだね -- 名無しさん (2020-05-19 12:26:44)
- 「おまえが大食らいか!」「大蔵井だ!!」 -- 名無しさん (2020-06-26 01:40:52)
- ラストの突然の銃弾は又兵衛が死なないと歴史が変わってしまうっていうのを防ぐために飛んできたって言う考察見た時は成る程なって思ったよ -- かき氷 (2021-02-21 16:52:41)
- 自分はこの映画を見れて良かったとしか思えんわ、クレしんでなきゃ見なかったかもしれないし合ってたかは知らんが意味は絶対にあった -- 名無しさん (2021-06-23 21:40:39)
- ウンコクサイとはパラレルな作品なのかな -- 名無しさん (2021-07-12 05:52:02)
- ↑基本的にクレしん映画はパラレルだと思う -- 名無しさん (2021-07-15 09:30:53)
- 「おまたのおじさんを撃ったのはタイムパトロール説」とか浮上しているけど、しんのすけが過去に行けたのも、おまたが死んだのも「見えない力による繋がり、定め」と表現しているんだし、一切出てこないタイムパトロールがやったなんて寒いでしかない。 -- 名無しさん (2022-02-26 10:07:24)
- 天正2年当時で2万を動員できる大蔵井はやっぱり後北条氏配下だろうね、それもかなり有力だろう、当時は扇谷上杉氏と後北条氏が上野の利権をめぐって戦してたし粕壁から直線で20キロくらいのところにまさに後北条氏が侵略の起点にしようとした関宿城があり同じ武蔵国内では上杉氏が攻略した騎西城(加須市)、拠点だった羽生城があった(どちらも天正年間に落城、放棄)大蔵井高虎はこの後陣を下げることを拒否したプライドの高さを考えると切腹や出家は免れないだろうから後の歴史に残ってないことからも滅んだのだろうね。春日和泉守も天正2年に上杉氏北関東から撤退したことを考えると後北条に滅ぼされてしまったのではないかな -- 名無しさん (2022-03-02 15:03:58)
- 春日康綱の康が北条氏康の康なら天正年間以前に後北条氏を裏切ったのかもしれない、大蔵井との縁談はそのまま後北条氏との和だったのかもしれないが結局断りを入れて戦ったのだから滅亡は免れないね、局地戦で勝っても結局滅ぶなら、又兵衛が命を賭して守ったものはなんだったのだろう?姫様の恋慕は守れたが・・・ -- 名無しさん (2022-03-02 15:09:26)
- ↑×3 タイムパトロール説って野原一家の歴史干渉を一切無視してることになるから破綻してるんだよね。椿ちゃんシロ説と並ぶトンデモ説 -- 名無しさん (2022-03-03 05:13:50)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-03-04 20:38:04)
- 『子供向けであっても、子供だましじゃない』の体現作 -- 名無しさん (2022-04-14 05:11:11)
- 小さい頃はチョンマゲ切られるだけなんだ、と思ってたが武将としては物凄い屈辱なんだよね -- 名無しさん (2022-04-14 06:16:53)
- ↑ そういうのって大人になるとオオゥ...ってなるよね それでも「いっそ殺せ...」レベルだとはね... -- 名無しさん (2022-04-14 06:22:36)
- EDの歌詞がエモいやつ -- 名無しさん (2022-04-14 14:55:00)
- ↑2 なるねー。同時に、お人好しだと思ってたけどキチッとケジメはつけてたんだなとも思った -- 名無しさん (2022-04-20 12:37:59)
- 春日家サイドの反応からして、後北条配下って感じはしないんだよなぁ高虎。同盟者ではあるかもしれないけど、モデルの信長みたいに誰かの一門じゃなくて一代で独立して成り上がった大名な感じがする。プライドは高いけど生き汚いところもあるから、髻を失って敗戦の責任を取って隠居・出家で腹切りは回避して、継いだ息子は大蔵井家を維持できずに零落、でも意外に本人はどこかの有力大名の御伽衆とかでしぶとく生き残ってるかも……なんて。 -- 名無しさん (2022-06-07 13:05:56)
- あと、最後の銃弾がタイムパラドックスの収斂のためって話なら、撃ったのは「本来、冒頭で又兵衛を撃って功を上げたはずだった岩槻の鉄砲放の人」ってことにならないと平仄が合わないのでは……と思うので、どっちかというとファイナルデスティネーション的な「死の運命が追いついた」って描写と思ってる。 -- 名無しさん (2022-06-07 13:10:28)
- 実写版の評価ってそんな低くなくないか。比較すると低めだけど。 -- 名無しさん (2022-07-08 17:43:45)
- 某動画サイトで最後の銃声は火縄銃じゃないって言われてたけどマジなのか?耳悪いから聴き比べても全然わからん -- 名無しさん (2023-05-30 20:03:37)
- 最後の銃声はしんのすけがタイムスリップしたから序盤の死が延期されただけかと思ってた -- 名無しさん (2023-06-13 22:02:32)
- 徳郎さん(まつざか先生の恋人)がテロで死亡の件以外にも、シロが飼い主に捨てられて衰弱してた子犬の面倒見てたが死んじゃう話も、息を引き取って動かなくなった子犬の前で愕然とするシロですごく凹んだ。クレしんは死という概念を真剣に描いてるね -- 名無しさん (2023-07-09 09:47:12)
#comment
*2 どちらも1570年代である
*3 新居で暮らすようになるのは、公開翌月の第437話Aパート「我が家に戻って来たゾ」から。
*4 一応、ワンシーンのみだが園長先生も登場している。
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