登録日:2015/08/22 Sat 08:09:29
更新日:2024/05/12 Sun 20:53:06NEW!
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夢か幻か!?
歴史の迷宮に隠された真実をつかめ!
監督:こだま兼嗣
脚本:野沢尚
主題歌:B'z「Everlasting」
『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』とは、劇場版名探偵コナンシリーズの第6作目のタイトルである。2002年4月20日公開で上映時間は107分。興行収入は34億円。
この興行収入は『漆黒の追跡者』(35億円)に抜かれるまでは、長らく1位をキープしていた。*1
【概要】
19世紀末のロンドンを舞台にしたゲームの謎と現実世界で起きた殺人事件の謎がリンクしており、それぞれの謎に江戸川コナンと工藤優作が挑み真実に迫るというSF色の強い一風変わった作品。
今回はバーチャル空間が主な舞台となるため、コナンが常備している阿笠の発明品は使えず、持ち前の頭脳といつもの仲間たちを頼りに事件を解明していく事になる。
また作中での時間経過は、現時点での歴代の劇場版作品の中ではおそらく一番短く、冒頭で語られる2年前のエピソードを除けば、本編開始から事件解決まで僅か数時間程度*2。
劇場版初となる倒叙形式が用いられているのも特徴。
今作は「親と子の絆」、「血」が隠れたテーマとキーワードとなっている。
またあくまで劇中のゲームの設定ではあるが、2023年時点でコナン史上唯一となる「主要レギュラーキャラの多くが死亡する」という悲惨な展開があるが、当然ながらこれはゲームの設定であり、本当に死なせたら原作・アニメの存続に関わる影響は計り知れないので最終的には救済措置が取られた。
逆に、現実世界での被害者は(2年前を除いて)結果的に一人だけとなり、その犯人は優作が特定した*3。
今作の脚本は、江戸川乱歩賞受賞作家の野沢尚が担当している。
次回作以降、劇場版も完全デジタルへ移行した為、本作がコナン劇場版最後のセル製作である。
【音楽】
一昔前のロンドンやホームズの雰囲気作りのためか、全体的に弦楽器の音色が強く出た楽曲が多いのが特徴。
TVへの解禁は2時間スペシャルの『揺れる警視庁 1200万人の人質」から。
ただし解禁と前後して音響監督が交代したからかこの頃はTV版での選曲が全体的に古い楽曲メインにシフトしており、今作の楽曲はさほど使われてはいない。
このためなのか、2007年のリニューアルの後は一度も使われておらず、そもそもリニューアルされていない可能性すらある。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
マサチューセッツ州で人工知能「ノアズ・アーク」の作成を手がけていた天才少年ヒロキ・サワダは、そのプログラムを完成させた後でそれを電話回線上に逃がし、マンションの屋上から身を投げた。
それから2年後、東京の米花シティーホールで仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティが行われる。
このゲームは新一の父親である優作がシナリオの一部の監修を手がけており、このパーティにはコナンたちお馴染みのメンバーも招かれていた。
煌びやかな雰囲気でパーティが始まるも、シンドラーカンパニーの社長であるトマス・シンドラーは会場を抜け出し、地下室にいた開発責任者の樫村忠彬と会っていた。
ある事実を公表して欲しいとシンドラーに迫る樫村。その要求に対しシンドラーは「全てを公表し、どんな裁きでも受ける」と応じるが、その答えを受け油断し、ノアズ・アークをパソコン上に表示させた樫村をナイフで襲う。
致命傷を負わせ、パソコンのデータを破壊して立ち去るシンドラー。しかし瀕死の樫村は最後の力を振り絞りキーボードに”JTR”のダイイングメッセージを残し息絶えた。
するとその瞬間、コンピューターが「我が名はノアズ・アーク」と名乗りながら起動する。
ほどなくして警察による捜査が開始され、コナンはキーボードに残されたメッセージを元に、事件の手がかりを得るためにコクーンに乗り込んだ。
だがゲームが開始された直後、ノアズ・アークがコクーンのシステムを乗っ取り、ゲームに参加していた50人の子供たちが人質にとられる。
ノアズ・アークの目的は「日本という国のリセット」。
日本の有力者の子供たちが一同に会するこの時を狙い、よりよい日本にするために一度その“繋がり”_有力者の子供たちと彼らが親から引き継ぐ既得権益を全てチャラにしようというのだ。
プレイヤー全員がゲームオーバーになった時には全員の脳に電流を送り破壊するという脅しに従うしかなかったコナンたちは、全員の命を救うために19世紀末のロンドンが舞台の「オールドタイム・ロンドン」のクリアを目指す。
だがそのゲームにはノアズ・アークによって張り巡らされた罠がいくつも仕掛けられており、参加していたメンバーが次々とゲームオーバーとなって消滅していく……
その頃、殺人事件の捜査に乗り出していた優作は、真相へと迫るうちにシンドラーが抱える重大な秘密を知る事となり……
果たしてコナンはゲームを無事クリアし、50人の子供たちの命を救えるのか!?
そしてゲームに隠された、殺人事件の真相に迫る衝撃の事実とは……?
【ゲストキャラクター】
現実世界
- ヒロキ・サワダ
CV:折笠愛
弱冠10歳にしてマサチューセッツ工科大学の大学院生という天才少年。
個性を摘み取る日本の教育現場で疎外感を感じていた彼は母親と共にアメリカに渡り、その母親が亡くなった後でシンドラーの養子となる。
DNA探査プログラムの開発や人工知能「ノアズ・アーク」の作成を手がけた事で、アメリカで一躍脚光を浴びる。
だが日々厳戒な警備体制の中に置かれ束縛された生活を強いられ、完成させた暁にはシンドラーに殺されると思った彼はノアズ・アークを完成させた後でそれを回線上に流して投身自殺する。
なお、中の人は目暮みどり(目暮十三の妻)を演じている他、4作後の作品では病気療養中の大谷育江氏に代わって光彦を演じている。
- トマス・シンドラー
CV:津嘉山正種
IT企業「シンドラーカンパニー」の社長。52歳。
「IT産業界の帝王」の異名を持つ大物であり、立派な髭を蓄えた貫禄ある人物。
古美術をコレクションするのが趣味で、会場にもお気に入りのブロンズ像を搬入して展示していた。
自らの会社が開発に携わったコクーンの発表のために来日したが、隙を見て会場を抜け出し、樫村の自室にて彼を短剣で殺害する。
どうやら樫村に、決して他人に知られてはいけない重大な秘密を握られていたようだが……?
- 樫村忠彬(かしむら ただあき)
CV:平田広明
ゲーム開発責任者。ヒロキの父親。39歳。
落ち着いた雰囲気の人物で、マナーを守らない悪ガキ4人組を厳しく注意した。
ヒロキが自殺して暫くした後、自殺の原因になったDNAデータをノアズ・アークから送り込まれていた。
パーティの最中、シンドラーを自室に呼び出し、ヒロキの自殺について償わせようとしていたが、
脅迫されると思った彼に心臓を刺され、DNAデータもコンピュータごと破壊される。
死の間際、血に塗れた指でキーボードを叩き、「JTR」というダイイング・メッセージを残す。
優作とは大学時代の悪友であり、この1年は探偵と依頼人という形で付き合っていた。
- 諸星秀樹(もろぼし ひでき)
CV:緒方恵美
小学6年生で警視副総監の孫。12歳。
生意気なサッカー少年で、悪ガキ4人組のリーダー格。
会場でサッカーのミニゲームを始めるなどモラルの欠片もないガキンチョだが、これが殺人事件の解決に繋がる事に。
ゲーム中も勝手な行動をとるが、流石にそれが原因で大量の脱落者を出した時は迷惑をかけた事を素直に反省していた。
意外と観察力があるようで、ビッグベンの針の異変にいち早く気づき、時計の長針がゲームに参加している子供の数を示しているのだと知るきっかけを作る。
ウルトラセブンとウルトラマンジャックの変身前の名前を合わせたような名前である。
- 滝沢進也(たきざわ しんや)
CV:高乃麗
小学6年生で与党政治家の息子。11歳。
諸星と行動を共にする事が多いが彼よりは常識人で、彼がピストルを持ち出そうとした時に一度は制止していた。
サッカーの知識は豊富で、ホームズの部屋にあった薄汚いボールを「100年前のサッカーボール」だと瞬時に見抜いた。
アイリーンを助けた時にゲームオーバーとなってしまうが、彼女から感謝の言葉をかけられ「人に感謝されたのって初めてだな…」と赤面しながら諸星に後を託して消滅した。
- 江守晃(えもり あきら)
CV:愛河里花子
小学6年生で財閥系銀行頭取の孫。12歳。
4人組の中では比較的お茶目な性格で、酒場での乱闘の時にピースをする余裕振りを見せる。
滝沢と共にアイリーンを助けた時にゲームオーバーとなり、「人に感謝されるのっていいもんだね…」と照れながら消滅した。
- 菊川清一郎(きくかわ せいいちろう)
CV:斎賀みつき
小学6年生で狂言師の息子。11歳。
父親の影響なのか、口調や仕草がやや女っぽい。4人組の中では臆病な性格。
ロンドン橋が崩れた時に落下しそうになるが、コナンの手によって九死に一生を得る。
これがきっかけとなってコナンたちにも協力的に接するようになり、後にコナンが悪党に殴られそうになった時には彼の事を身を挺して守る。
「オールド・タイム・ロンドン」での最初の脱落者となり、コナンに「これで助けられた時の借りはかえしたよ…」と言い残し消滅した。
- 諸星登志夫(もろぼし としお)
CV:堀部隆一
警視庁警視副総監で秀樹の祖父。
他人に迷惑をかけている秀樹をそれほど厳しく注意しない、叱る内容も「パーティ会場でサッカーをするな」ではなく「ブロンズ像に(サッカー)ボールを当てるな」という的外れな𠮟り方をするなど孫を甘やかしており、同じ警視庁に所属する松本警視や小田切刑事部長と比べるとどこか威厳の感じられない人物である。
その為か、劇場版初期に登場したゲストキャラの警察関係者では唯一再登場していない。
うる星やつらの主人公とその声優を合わせたような名前である。
- 江守哲之助(えもり てつのすけ)
CV:依田英助
財閥系銀行頭取で晃の祖父。
登志夫とは友人らしい。
- 子供たち
今回の視聴者参加枠。
探偵団の提示したゴールデンヤイバーカードと引き換えに参加バッジを譲渡した。
割に合った取引だったかはともかく、このお陰で恐ろしいデスゲームに巻き込まれずに済んだのは塞翁が馬と言ったところか。
なお探偵団は「コクーンはもう少し待てばいつでも遊べるようになるけど、ゴールデンヤイバーカードは今を逃すともう手に入らないかもね」と交渉したが、
今回の事件でコクーンはほぼ間違いなく提供中止になると思われるので*4、彼らがコクーンで遊べる日は恐らく来ないであろう……
ゲーム内のキャラクター
CV:田中秀幸
その名を知らない者はいない世界一の名探偵。
本来はサポートキャラなのだが、ノアズ・アークの妨害によってダートムーアに滞在している設定*5にされていた。
容姿は若い頃の優作がモデルとなっている。
- ジョン・H・ワトソン
ホームズと同様に世界に名の知られている助手。容姿は阿笠にそっくり。
彼もまた、ホームズと一緒にダートムーアに滞在していた。
- ハドスン夫人
CV:速見圭
ホームズたちの下宿先の女主人。
コナンたちを「ベイカー・ストリート・イレギュラーズ」と勘違いして、彼らを快く招き入れる。
ちなみに原作では ワトソン共々(浮浪児である)「ベイカー・ストリート・イレギュラーズ」のことをあまり快く思っていない。
- アイリーン・アドラー
CV:島本須美
ホームズが生涯で唯一愛したとされる舞台女優。
容姿は新一の母親の有希子がモデルで、性格も彼女に準拠したものに変更されている。
舞台中に爆弾騒ぎが起き、危うく命を落としそうになるが、滝沢と江守の活躍で無事に生き延びた。
- ジェームズ・モリアーティ
CV:小林清志
ホームズの宿敵で通称「犯罪界のナポレオン」。
従者に変装してコナンたちを試す場面もあったが、そこでコナンの推理に感服して「まるでミニホームズのようだ」と賞賛する。
ジャック・ザ・リッパーに英才教育を施した張本人だが、暴走しつつある彼を持て余していたようで、彼を捕まえるためにコナンたちに協力を申し出る。
ジャック・ザ・リッパーに「アイリーンを殺せ」と指令を出し、そこに先回りするようコナンたちに告げた。
コナン(新一)が(小説の中の人物として)気に入っている人物でもあり、彼が立ち去る時に思わず「3年後、ライヘンバッハの滝にご注意を」と忠告する場面もあった。
- セバスチャン・モラン
CV:藤本譲
モリアーティの腹心でロンドン第2の危険人物。
トランプクラブでイカサマポーカーをしていたが、その事を諸星にばらされてしまい、彼がモリアーティの名前を口に出した事で逆上し襲い掛かってくる。
そこでの乱闘で何人もの脱落者を出すが、コナンの機転によって思わず引き金を引くのを躊躇する。
その後はモリアーティが現れた事で大人しく引き下がった。
CV:速水奨
実在する連続殺人鬼で通称「JTR(切り裂きジャック)」。「オールドタイム・ロンドン」のラスボス。
ゲーム内では貧民街に捨てられた浮浪児だったという設定で、モリアーティに「犯罪者としての才能」を見込まれて一流の殺し屋となる。
だが彼はモリアーティの想像を超える殺人鬼となってしまい、罪の無い女性ばかりを襲うようになってしまう。
ゲーム開始直後にコナンたちと遭遇するが、蘭の蹴りを難なくかわして逃走した。
何気に劇場版で蘭と直接対峙した犯人では唯一蘭の空手技を一撃も食らわなかった人物であり、かわす際も人間離れした跳躍を見せる。すげぇ…
中の人はのちに長野県警でコウメイと呼ばれる刑事を演じている。
- G・レストレード
ホームズシリーズでは御馴染み、スコットランドヤードの警部。
警官の会話内で登場するのみで姿は見せない。
- 浮浪者
CV:宝亀克寿
アコーディオンを持った謎の浮浪者で、コナンたちの前に突如現れる。
「死にたくなけりゃお前も血まみれになるこった」という内容の歌を歌いながら通り過ぎていくが、阿笠はこのキャラを入力した覚えは無いという。
単なるバグか? それとも……?
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
樫村のダイイング・メッセージ、「JTR」はジャック・ザ・リッパーの頭文字ではないかと考え、
コクーンの「オールド・タイム・ロンドン」に真相に迫る鍵があると踏んで、阿笠のお土産であるゲーム参加バッジを使って参加する*6。
今回は上記のとおり阿笠の発明品が使えないため、今までの劇場版にあった派手なアクションは鳴りを潜めている。
その分、以前から描写されていたホームズフリークっぷりを遺憾なく見せつける。
ちなみにテレビゲームは苦手。
ご存知チート推理力の小説家。今作のもう1人の主人公。
コクーンのゲームの作成に色々とアイデアを提供しており、「オールド・タイム・ロンドン」には随所に彼のお遊びが散りばめられている。
殺人事件が発生した時には独自に捜査を開始し、会場に持ち込まれた凶器の謎の解明に挑む。
実は25作あるコナン劇場版の中で今作が唯一の出演作である。そりゃ、他の劇場版にこの人が登場したらすぐに解決してしまう。
ご存知闇の男爵夫人。今回は同窓会に行っているため、オープニングを除いて名前のみの登場となっている。
その代わり、彼女をモデルとしたゲームキャラクターとして「アイリーン・アドラー」が登場している。
ご存知蘭姉ちゃん。
コナンがゲームに参加する様子を見ていたので、園子からバッジを貰いゲームに参加する。たぶん参加者では(コナンと灰原を除いて)最年長
ゲーム内でもその戦闘力を遺憾なく発揮した。いろんなステージが用意されてたし、ぶっちゃけ他の所に参加してた方が確実にゲームクリアできたんじゃ…
ゲームを進めていくうちにかつて新一がデート中に言っていたある言葉を思い出し、終盤で……
ご存知迷探偵。
蘭の天然が炸裂し、英理に家を出て行かれた時の恥ずかしい真相を暴露されてしまう。
実は優作との会話は本作が初であり今現在をもってしてもほとんどない。
今回は特殊な状況下で蘭がピンチに陥ってしまったため、ただゲームの行く末を指を咥えて見守るしかなかった。
コナン大明神様ぁ~!!
ご存知哀ちゃん。
オペラ劇場でコナンを庇い、瓦礫で負傷してゲームオーバーに。
駆け寄るコナンに……
私たちにとってのホームズはあなたよ
あなたにはそれだけのチカラがある…
ホームズに解けない事件はないんでしょ?
……と、ゲームのクリアを託して消滅した。
ご存知天才発明家。
優作の頼みで1カ月ほど家を空け、ゲームプログラムの最終段階の手伝いをしていた。
ノアズ・アークにシステムが乗っ取られた時にはプログラムにアクセスし、コナンたちとコンタクトをとる。
ご存知少年探偵団。
ゲームに参加したい一心で、ゲーム参加バッジを人数分調達する逞しい子供たち。
3人ともトランプクラブでゲームオーバーとなり、コナンに後を任せて消滅していった。
ご存知蘭の親友。
鈴木財閥がゲーム開発の援助をしていた関係でパーティに参加し、ゲーム参加者にも選ばれていた。
だがゲームには全く興味が無かったので、蘭に持っていた参加バッジを快く譲る。
その後は帰ってしまったのか、蘭がピンチになっても姿を現す事は無かった。
今回は真っ赤なイブニングドレスを着用しており、非常に色っぽい。
ご存知捜査一課のメンバー。
活躍は概ねいつもどおり、今回は高木と佐藤は登場せず。
現場には各界の著名人が多数いたので、慎重に捜査に当たっていた。
人気アイドル。名前のみの登場だが、彼女も今回のイベントに特別ゲストとして招待されていた。また、小五郎は彼女の名前を聞いた途端、かぶり付きの席を確保しようとした(笑)。
【用語】
- ノアズ・アーク
2年前にヒロキが完成させた人工知能。
1年で人間の5歳分成長するという画期的なもので、人類史上最大の発明になるだろうと言われている。
シンドラーカンパニーが作成を全面的にバックアップしていたが、これを完成させた直後にヒロキは投身自殺をする。
そのデータをヒロキは回線上に逃がし行方不明となるも、2年後に米花シティーホールに現れコクーンのシステムを乗っ取る。
ちなみに「ノアズ・アーク」の名称は、旧約聖書に登場する「ノアの方舟」から取られている。
- コクーン
日本のゲームメーカーとシンドラーカンパニーが共同開発した体感シミュレーションゲーム。ポケモンは関係ないよ。
繭の形をしたカプセルに入って催眠状態となり、音声認識システムを持つゲームと対話しながらバーチャル・リアリティの世界を楽しむというもので、これの登場によりゲーム業界の地図が一挙に書き換えられるとまで言われている。
ゲーム中は人間の五感に働きかけ、痛みなどの感覚が全てプレイヤーに伝わるようになっている。
電気的に中枢神経に働きかけるシステムが導入されているため人体に害はないとされているが、ノアズ・アークはこのシステムを乗っ取り、ゲームをクリアできなければプレイヤーの脳に特殊な電磁波を流して破壊すると脅す。要するにこれ。
ゲームのステージは5種類用意されている
- ヴァイキング
海賊となり、七つの海に繰り出し、数々の冒険に挑戦する。
- パリ・ダカール・ラリー
過酷なレースに出場し、世界中のレーサー達と競いながら優勝を目指すレースゲーム。
- コロセウム
古代ローマを舞台に手強いグラディエーターを倒していく。
武器や防具を選択するイメージがあったため、カスタマイズ要素のある格闘ゲームだろうか。
- ソロモンの秘宝
トレジャーハンターとなって世界各地に隠されたソロモンの財宝を探し出す。
イメージムービーを見るに、インディ・ジョーンズ風のアドベンチャーゲームのようだ。
- オールド・タイム・ロンドン
今回、コナン一行が参加したステージ。他の4つとは一線を引くサスペンスゲーム。
19世紀のロンドンを舞台に、実在した殺人鬼ジャック・ザ・リッパーの逮捕を目指す。
今回の参加者は蘭(とコナンと灰原)以外小学生や幼稚園児ばかりと考えると、かなり高度な内容である。
「オールド・タイム・ロンドン」に至ってはノアズ・アークに元のシナリオから結末が書き換えられている。オリキャラにヒントを出させてはいるが、あのコナンが諦めかけるほどの難易度。
%%優作がそのクライマックスをある程度予想できていた辺り、元からイベントとして用意されていた可能性も。それでもゲーム中の大人キャラに協力を頼めはしただろう%%
【以下、ゲームに関する真相】
母親を殺害して、長年の恨みを晴らした今何を望む!
生き続けることだ、オレに流れている凶悪な血を!ノアの方舟に乗せて次の世代へとな!!
- ジャック・ザ・リッパーとの対決
オペラ劇場での犯行を阻止したコナンたちはジャック・ザ・リッパーをチャリング・クロス駅に追い込み、彼を逃すまいと彼が乗り込んだ列車に飛び乗る。
そこでコナンは乗客を1つの車輌に集め、ホームズの推理と称してジャック・ザ・リッパーの犯行を明らかにしていく。
ジャック・ザ・リッパー事件の第2の被害者となったハニー・チャールストン殺害現場には遺留品があり、同じデザインなのにサイズが違う指輪が2つ残されていた。
この2つの指輪は母子の絆を象徴するものであり、ハニーは家を出る時に幼い息子にその指輪をはめていた。
つまり、ハニーはジャック・ザ・リッパーの実の母親であり、2件目の犯行は自分を捨てた母親への恨みを晴らすためのものだった。
その際に教会の壁に親子バザー開催のチラシが貼ってあるのを見つけたジャック・ザ・リッパーは、そのバザーに母親と共に参加したかったという思いを込めて現場に2つの指輪を残す。
ちなみに1件目の被害者に無関係な女性を選んだのは警察の目を誤魔化すためで、ハニーを殺害した後も犯行を重ねたのはモリアーティの英才教育の影響によるものであった。
ジャック・ザ・リッパーは幼い頃から同じサイズの指輪をはめ続けているはずと考えたコナンは、車掌に指示を出して乗客全員の両手を挙げさせる。
そして全員の指の太さを確認したコナンは、1本だけ異様に細い指を持つ人物をジャック・ザ・リッパーだと指摘する。
コナンが指し示した人物は女性だったが、彼の言ったとおり右手の薬指が異様に細かった。
全てがばれたジャック・ザ・リッパーは変装を解き、傭兵のような姿となって本性を露にする。蘭がジャック・ザ・リッパーを取り押さえようとした瞬間、煙幕を使われ、視界が効かなくなる。
コナンは諸星に指示して部屋の換気をするも、視界が晴れた頃にはジャック・ザ・リッパーや蘭の姿はおろか、他の乗員乗客までもが消え去っていた。
コナンたちは列車内をくまなく探すが誰もおらず、列車を止めようにもブレーキが破壊されていた。
列車の屋根に登ってみると、そこにはロープで縛られた蘭の姿が。
そのロープはジャック・ザ・リッパーと繋がっており、彼が落ちると蘭も道連れとなる恐れがあった。
阿笠の発明品が使えないこの状況でどうすればいいか考えを巡らせるコナン。回避優先でなんとか致命傷を避けるが、ジャック・ザ・リッパーと対峙しているうちに現実世界で起きた殺人事件の“動機”を知る事となり……
【以下、殺人事件の真相】
私は怖かったんだ!!
私の中に流れる恐ろしい血が…!
- トマス・シンドラー
実はジャック・ザ・リッパーの子孫であり、その事が世間に公表されるのを恐れて今回の犯行に及んだ。
それはまだヒロキが自殺をする以前、彼に自慢の古美術コレクションを見せていた時の事。
その中に先祖から代々伝わる、「ジャック・ザ・リッパーの短剣」があり、それに興味を示したヒロキは実験のために短剣に付着していたDNAサンプルをコンピューターに取り込む。
後にそのDNAの1種がハニーのものだと特定され、そのDNA型がシンドラーのそれと合致する。
このまま実験が進めば、いつかハニーがジャック・ザ・リッパーの母親だと気付かれると恐れた彼は、ヒロキを精神的に追い込み自殺させる(なお、コレクションを見せていた時の様子から、元々は良好な関係だった様子)。
だが自殺をする前にヒロキはそのDNAデータをノアズ・アークに託し、電話回線を通じて樫村のコンピューターに送られるように仕掛けていた。
樫村の口から秘密がばれる事を恐れた彼は、今回の来日を利用して樫村の口封じを「ジャック・ザ・リッパーの短剣」を使って行おうと決意した。
凶器の短剣をブロンズ像に持たせて会場に入れた後、会場の照明が落ちた隙にそれを持ち出して樫村を刺殺する。
犯行に及んでいる間は偽物の短剣をブロンズ像に持たせていたが、その間に諸星がそれに触れてしまった事で計画にほころびが出始める。
後に偽物の短剣が発見され、そこから諸星とシンドラーの指紋が検出された事で、「偽物に少年以外の指紋があったとしたら、その持ち主は犯人以外には考えられない」と追い込まれる。
それでも樫村を殺害する動機は無いと言い張るが、ゲーム中でジャック・ザ・リッパーが「オレに流れている凶悪な血をノアの箱舟のように次世代へと生き続けさせる事が望みだ!」と高らかに宣言した事で動機が露となり、観念して罪を認めた。
その時に先祖に殺人者がいると知られるのを恐れての犯行だと自供するが、そこで優作に……
殺人鬼の血がなんです!!世間の目がなんです!!
どうして戦おうとしなかったんです!!
今のコナン君たちのように…
……と叱責され、苦渋の表情を浮かべたまま警察に逮捕された。
「殺人者の血から逃れるために殺人を犯す」とは何とも皮肉な結末である。
今回は倒叙形式という事もあり、彼は歴代の劇場版の中で最も社会的地位の高い真犯人となっている。
- 樫村忠彬
実はヒロキの父親。ヒロキが小学生の頃、教育方針で妻と対立し、彼女がヒロキを連れて渡米したきり離れ離れになっていた。
そのヒロキが自殺した事に深い自責の念を抱いていた彼は、1年前に友人の優作に彼の自殺の真相を調べて貰うように依頼する。
そんなある日、ノアズ・アークにシンドラーの秘密とヒロキの自殺の原因を知らされ、彼を精神的に追い詰めたシンドラーに償いをしてもらおうと地下室で彼と密会していた。
樫村にシンドラーを強請る気などはなかったが、疑心暗鬼になっていたシンドラーに刺され、その後にウイルスを使われプログラムを破壊される。
そしてその仇を取る為、潜伏していたノアズ・アークがコクーンをハッキング、「オールド・タイム・ロンドン」を通してジャック・ザ・リッパーの正体を明かそうとしたという訳だった。
余談だが、小五郎や園子などの知人が被害者になったエピソードはいくつかあるが、優作の知人が被害者になったのは非常に珍しい事である。
ごめんね…
最後まで一緒にいられなくて…
- 毛利蘭
ジャック・ザ・リッパーに襲われ窮地に立たされるコナンたちを見て、「新一ならこんな時にどうするのか」考えを巡らす。
その時にふと新一がデートの時に言った台詞を思い出し、捨て身の覚悟でコナンたちを救おうと決意する。
それはホームズがモリアーティに対し言った台詞……
キミを確実に破滅させる事ができれば
公共の利益のためにボクは喜んで死を受け入れよう…
……というものだった。
ジャック・ザ・リッパーとロープで繋がっていた彼女は、自ら谷に飛び込む事でジャック・ザ・リッパーを道連れにして倒そうとしていたのだ。
彼女がやろうとしている事を瞬時に理解したコナンは必死で彼女を止めるが、彼女はコナンの事を信じながら谷底に落下する。
慌ててジャック・ザ・リッパーは繋がっていたロープを切ろうとするも間に合わず、彼女もろとも谷底に落下していった。
こうして彼女の犠牲によってジャック・ザ・リッパーを倒したコナンたちだったが、ゲームはまだ終わりを迎えてはいなかった……
助かったよホームズ…
いや、父さん…
- 江戸川コナン
- 諸星秀樹
蘭を失い落胆の表情を浮かべるコナンに諸星は列車を止めなければならないと言うも、コナンはそのまま動こうとしない。
ブレーキを破壊された以上、このままでは列車は終着駅で大事故を起こす事になり、二人共無事で済む筈は無い。そうなればゲームオーバーは必至。
諸星は「オレたちには48人の命がかかってんだ!みんなの気持ちを踏みにじる気かよ!」とコナンの胸倉を掴む。
勿論コナンも諦めたくはなかったが、列車を止めるためには列車の連結部分を切り離すしかなく、それには蘭の力がどうしても必要だった。
頼りの蘭を失ったコナンはノアズ・アークが乗員乗客全員を消した狙いに気づき、もう打つ手が無いとさじを投げる。
そんな時、2人の目の前に意外な人物が現れる。
その人物とはかつてコナンたちが街ですれ違った浮浪者。彼は「お前たちはまだ血まみれになっていないじゃないか…」と話し始める。
何かに気づきつつあったコナンが彼の言葉に耳を傾けていると、浮浪者は突然シャーロック・ホームズの台詞を語り出し、一瞬だけシャーロック・ホームズの姿になりそのまま消えていった。
ジャック・ザ・リッパーを倒したのにどうして血まみれにならなければならないのか頭を悩ます2人だったが、コナンは諸星の赤いジャケットを見てその言葉の意味に気づく。
コナンは諸星に貨物車に向かうように指示し、車内にあったワイン樽を備え付けの斧で次々と割っていく。
すると密閉された貨物車の中はワインで一杯になり、終着駅に列車が進入すると同時に2人はワインの中に潜った。
運転手のいない列車は猛スピードで駅に突っ込み、構内をめちゃくちゃにしながら暴走を続ける。
コナンと諸星はワインの中で必死に衝撃に耐え、列車が停止する頃にはワインの渦の中に飲み込まれていた……
コナンが目を覚ますと、そこは最初にコナンたちが立たされたゲーム世界に繋がる入り口だった。
どうやらゲームを無事クリアしたらしく、側には気を失っている諸星の姿が。
浮浪者……いや、ホームズが言っていた例の言葉は、赤ワインでショックを和らげろという意味であり、2人の服はワインによって赤く染められていた。
しばらくすると諸星も目を覚まし、「お前の勝ちのようだな…」と言いながら握手を求める。
その言葉を聞いたコナンはある事を確信し、握手をしながら彼にこう言った。
どういたしまして…
ノアズ・アーク…
それとも、ヒロキ君って呼んだほうがいいかな?
- ノアズ・アーク
実は諸星のデータを借りてゲームに参加しており、正体を明らかにされた時にはヒロキの姿を借りてコナンの前に現れた。
どうやら2年間のうちにヒロキと同様の性格へと成長を遂げたらしく、いつしかヒロキとほぼ同等の心を持つまでになっていた。
コナンが諸星の正体がノアズ・アークだと疑うきっかけとなったのは、諸星がビッグベンの針が戻る前に異変に気づいた時。
サッカー少年であるはずの諸星が100年前のサッカーボールに興味を示さなかった事も引っ掛かっていたらしい(実は、クライマックスの貨物車にあったワイン樽を割ってる最中など、コナンの見ていない所で諸星がどこか嬉しげに笑みを浮かべているシーンがいくつかある)。
実は「日本のリセット」を賭けたゲームは二世三世を抹殺する事が望みではなく、親の力を借りずにゲームをクリアし、それを通じて子供たちが成長する事を望んで仕掛けたものだった。
そのためにあえて心を鬼にして子供たちを危険な目に遭わせるような事もしたが、非情になりきる事ができずにクライマックスでお助けキャラのホームズを登場させていた。
諸星のデータを借りてコナンたちとゲームに挑戦していたのは、一度くらい友達と遊びたかったからで、怖い目に遭わせてすまなかったと謝りながらもすごく楽しかったと告げる。
それと、離れていても心が通じ合っているコナンと優作を羨ましく思いながら、父の仇をとってくれた優作に感謝の言葉をかけた。
コナンを元の世界に戻るよう道を示した時に、彼から「ヒロキ君の心はノアズ・アークの中で生き続けるんだろ?」と聞かれる。
すると目に涙を浮かべながら……
ボクのようなコンピュータが生きていると、
大人たちが悪い事に利用してしまう…
人工知能なんて、まだ生まれちゃいけなかったんだ…
……と呟く。
そして元の世界に帰るコナンに向かって、みんなにこれだけは知っていてほしいと“ある言葉”を贈った。
現実の世界はゲームのように簡単じゃないってね!
その言葉を受け止めたコナンは別れ際に「お父さんに会えるといいね…」と彼に優しく言い、そのコナンを見送った後でこう小さく呟いた……
さようなら… 工藤新一…
コナンの活躍によってゲームは無事クリアし、ゲームをプレイしていた50人の子供たちも全員無事に解放される。
コナンと優作が再会の喜びを分かち合っていた頃、ノアズ・アークは自らシステムをシャットダウンし、“自らの命を絶とう”としていた。
その事を察知したコナンは……
安らかに眠れ… ヒロキ君…
……と頭上を仰ぎ、天国にいるであろうヒロキを思って優しい笑みを浮かべた。
- 滝沢進也
- 江守晃
- 菊川清一郎
今回の件を通じて精神的に成長する。
ゲーム内での出来事ではあるが、人を助けて感謝される喜びも噛み締めていたので、きっと今後は他人に迷惑をかけるような行為は決してしない事だろう。
もしかしたら今まで育ってきた環境が彼らをダメにしていただけで、素顔は案外いい子たちなのかもしれない。まぁ生意気言いつつもまだまだ子供だしね……
- 本物の諸星秀樹
ゲーム中ずっと、ただ寝ていただけだったと思われる。ゲーム内での経験も何もないため、4人組の中では唯一改心する事なく現実世界に帰される。
恐らく今後も今までと変わらず横柄な態度をとるのだろうが、他の3人が精神的に成長しているので、彼らと一緒にいればきっと彼も心を入れ替えてくれる事だろう。今後の成長に期待したい。
【余談】
当初、優作のシナリオで設定されていたジャック・ザ・リッパーの正体*7とノアズ・アークが改変したシナリオでの正体*8は、いずれも実際に存在する俗説である。
本作脚本の野沢氏はこれがコナン初参加であり、いずれまたコナンの脚本を担当することに対して意欲的な姿勢を見せていたものの、本作公開から2年後の2004年に逝去したことにより実現の機会は無くなってしまった。
作中、コナンがさじを投げるシーンが存在するが、「コナンが諦めた」というこのひどく珍しく衝撃的なシーンは、物語の絶望感に拍車をかける演出としても相当の効果があった。だがこの発言にファンの一部で「コナンは諦めない」という公式設定を崩壊させている、という声が上がった(そこまで大きくはないが)。
本作と全く同じ日に公開されたのが、『クレヨンしんちゃん』の劇場版作品『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』であり、こちらの作品にも阿笠役の緒方賢一氏がゲスト出演していた。
追記・修正は、コクーンの5つのゲームをクリアしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-06-19 21:37:53)
- なにげに、コナンにおいて『小学校高学年』の子供がたくさん出る珍しいエピソードである(アポトキシンの関係の描写の都合上かか、小学校高学年~中学校のキャラは新一の過去話いがいではほとんどいない) -- 名無しさん (2016-08-17 13:24:58)
- ↑そう考えると光彦のお姉さんはかなり希少なキャラだな -- 名無しさん (2016-08-17 15:09:13)
- ノアズアークを見てると 最近発売されたカービィのゲームのラスボスだった。 -- 名無しさん (2016-08-27 13:15:02)
- 未成年者の犠牲者はほとんどいないコナン世界において、10歳の子供を精神的に自殺に追い込むとか、ある意味もっとも鬼畜な犯人だな。 -- 名無しさん (2016-09-02 21:36:15)
- ワインで衝撃を抑えるってのはバーチャルだからできる芸当だよなぁ。実際にやれば急性アル中なるわ。ってかコナン以外の小学生にそんな発想思いつけるかwwwという突っ込みもありそう。 -- 名無しさん (2016-09-22 21:51:40)
- ↑ 今回のゲーム絶対、小学生向けの難易度じゃないって。 いや、歴代の中でこの映画が一番好きだけど。 -- 名無しさん (2016-10-09 15:00:57)
- レギュラーキャラが疑似的にとはいえ消滅していくのはかなりショッキングだったな -- 名無しさん (2016-10-09 15:06:14)
- ↑2ノアズアークに弄くられてるって説明があるからゲームの製作者のせいじゃないと思うよ -- 名無しさん (2016-10-09 15:46:06)
- ノアの箱舟といい天才少年の電子頭脳化といいVRによるデスゲームといい、遊戯王の乃亜編とモチーフやら設定やらが似通ってるけどなんか関係あんの? -- 名無しさん (2016-10-25 17:12:40)
- ↑ 90年代後半から、2000年初期にかけて、そういうタイプのゲームネタが流行ってただけ。.hack//とか。 -- 名無しさん (2016-10-25 17:19:53)
- 緒方さんと折笠さんと言うことはロックマンとハロゲンXじゃないか -- 名無しさん (2016-11-28 01:34:18)
- 余談だけど、アイリーンが歌っていた曲はプッチーニのオペラ「トスカ」の2幕に出てくるアリア「歌に生き、愛に生き」 -- 名無しさん (2016-12-05 20:31:26)
- ホームズとアイリーンを工藤夫妻モデルにしたのって、まさか優作の希望じゃないよね・・・もしそうだとしたら自分をホームズにしちゃう優作はちょっとイタイ -- 名無しさん (2016-12-11 02:48:30)
- クラオタが重箱の隅をつつくようで悪いと思うけど、19世紀、つまり1800年代が舞台なのに1900年初演の「トスカ」を上演してるっておかしくない? -- 名無しさん (2016-12-26 18:27:51)
- ↑11 まぁ所業は鬼畜だけど動機は同情できる。大企業の社長の先祖が伝説の殺人鬼だったら風評被害で会社が潰れてしまうからな。正体がバレる前のヒロキ君との関係は良好だったし。 -- 名無しさん (2017-01-10 00:39:17)
- ハッピーバースデー トゥー ミー … -- トマス・シンドラー (2017-05-14 18:40:40)
- エピローグでコナンがやってたゲームがなんかパックマンぼかった -- 名無しさん (2017-05-31 12:43:02)
- ノアズアークなら黒の組織のへのハッキングも容易いだろうに -- 名無しさん (2017-12-17 22:34:36)
- トマス・シンドラーの血縁より子供が50人死ぬ方がシンドラーカンパニーの浮沈に大きく関わるハズよね -- 名無しさん (2017-12-17 22:36:34)
- SAOにも似てるな。デスゲームだったり、黒幕もゲームをプレイしてたり。 -- 名無しさん (2018-01-08 16:23:22)
- ノアズアークってコナン史上でも最強クラスの壁だったよな。これが悪意ある人口知能だったら黒の組織より脅威的な事になってたかも。 -- 名無しさん (2018-01-20 17:26:18)
- 名作だと思っているから個人的には、金曜ロドに放送されるのはうれしい -- 名無しさん (2018-02-09 10:25:55)
- あまりにも間が空きすぎたせいか、自殺シーンや猟奇殺人が放送コードに引っかかって放送できなくなったなんて話もあったな。 -- 名無しさん (2018-02-09 14:56:23)
- シンドラーって割と被害者だよな。ヒロキが切り裂きジャックの子孫だと公表しようとしなければ全て丸く収まったのに。博物館のシーンとか見ても以前は割と良好そうな関係だったし。 -- 名無しさん (2018-02-10 00:21:23)
- ↑4コナンの「大人の力で連結部分を離す」考えを見越して「(煙幕という自然?な形で)予め乗員乗客全員を消す」だからな。純粋な頭脳勝負で完全にコナンを出し抜いた。 -- 名無しさん (2018-02-10 00:25:55)
- ↑2 公表しようとしてたっけ?このまま解析が進んだらアイツ俺の先祖の事世間にバラすんじゃね?って疑心暗鬼になった結果だったじゃなかったか。世間が云々以前にヒロキとその事について対話するべきだったね。 -- 名無しさん (2018-02-10 05:40:48)
- ↑18確かにデスゲームに挑むってので遊戯王のDEATHーT編思い出した。VR空間が舞台なのもVRAINSぽいし。哀ちゃんやホームズの台詞とか名言が多くて好き。ホームズや19世紀の事とかよく学べるしいい映画だった -- 名無しさん (2018-02-10 08:50:40)
- くだらない動機というがバレたらマスゴミやらライバル企業が金を積んでとんでもない記事を作る可能性があるからシンドラー社長的には殺人を犯してでも止めたいんだろう… -- 名無しさん (2018-02-10 08:59:31)
- 先祖が伝説の殺人鬼とはいえその子孫に非があるわけないし、法的に問題はない。スキャンダルは確実だろうが優作が言うとおり「戦おうと思えば戦えた」んだよね。そうせず一番ダメな道を選んでしまった -- 名無しさん (2018-02-10 09:31:32)
- 昨夜の見たけど、純黒同様にエピローグがカットされたのがなぁ・・・。 -- 名無しさん (2018-02-10 10:05:07)
- ↑ 金ローでエピローグカットされてたけど優作の「どうして戦おうとしなかったんです!今のコナンくんたちのように」やおっちゃんの「コナン 大明神様」もなかったんだよな。どうも引っかかると思ってたらそれだった -- 名無しさん (2018-02-10 19:49:06)
- ↑優作のその部分削って欲しくなかったよな。あれは「親(祖先)が敷いたレールから外れ自分で道を切り開くこと」から逃げた者と立ち向かった者の対比でトップクラスに重要なシーンだろうに -- 名無しさん (2018-02-10 22:59:42)
- 仮にコナンも消滅したらどうしてたんだろ。諸星君が事件を解決したことにして、全員解放とかする気だったんだろうか -- 名無しさん (2018-02-16 16:01:48)
- 今更だけどなんで最後に「工藤新一」って言ったかわかった。DNAを読んだのか -- 名無しさん (2018-04-06 15:51:53)
- 殺人鬼の子孫だからってなにも殺さなくても・・・って思えるのは自分が殺人鬼の子孫じゃないからかも -- 名無しさん (2018-04-08 23:10:09)
- 他のゲームはなんとなくわかるけどなんでパリ・ダカール・ラリーで死亡者が出るんだ…? -- 名無しさん (2018-04-09 19:44:01)
- ↑どんな過酷なレースなのかしらんのかい? -- 名無しさん (2018-04-09 20:03:43)
- 難易度が高いゲームばかりなのは意図的なものかもしれないな 万が一にも発売前にクリアされたら困るだろうし(結局されたけど) -- 名無しさん (2018-05-06 23:40:48)
- コクーンの事故も大概評判落とすだろうが、JTRの子孫である事実は自分自身に直結してる問題だからな。「殺人鬼の子孫」という爆弾抱えてなお成功した点は褒められるが、結局その秘密を守るためならヒロキ君親子や子供たちがどうなろうが構わない考えだったわけで。殺意スイッチ、キミのはどこにあるんだろう~。仲良しも友人も家族もうっかり殺人鬼になることがあるから、気を付けようね! -- 名無しさん (2018-07-05 13:20:28)
- ↑11 「戦おうと思えば戦えた」って言うけど、具体的に何をすればよかったんだろう -- 名無しさん (2018-12-24 20:14:02)
- 子供に成長してほしいとはいえオワタ式で初見クリアしろとか鬼か -- 名無しさん (2019-02-23 12:20:13)
- ゲノム解析でジャックザリッパーの正体に当たりをつけたみたいなニュースが有って、この映画を思い出したわ -- 名無しさん (2019-03-28 23:47:12)
- 親父は出張るとすぐ謎とき終わっちゃいそうだし出しにくいのかな -- 名無しさん (2019-06-29 17:43:26)
- ↑チートキャラだからね。 -- 名無しさん (2019-12-29 22:43:18)
- コナンの最後の言葉、「休んでくれよな、ヒロキくん」じゃなかった? -- 名無しさん (2020-03-10 01:10:52)
- 諸星登志夫の名前の由来って「うる星やつら」の諸星あたるとあたるを演じた古川登志夫さんから? -- 名無しさん (2020-03-10 01:34:36)
- ↑1、諸星は「モロボシ」のほうか。 -- 名無しさん (2020-03-10 01:39:34)
- 蘭を心配しないでそのまま帰った園子。今ではあり得ないだろうね。 -- 名無しさん (2020-03-22 01:33:37)
- 過去の回想でヒロキの教師が「体が弱いなら体育を休んでいいと言ったがパソコンで遊んでいいとは言ってないぞ」って言った事を優作が批判してるみたいな言い方してたけど、見学とは言え授業中にパソコンをやるのは現代の倫理観でも怒られるから教師は間違ってないだろと思った -- 名無しさん (2020-06-03 19:23:08)
- 好きなんだけどちょっとSF風味強すぎてコナンっぽくないなとは思う -- 名無しさん (2020-07-06 19:01:52)
- 優作は血や世間の目がなんだと言うけど当時はカッコいいと思ったけど今見ると無責任に見えてくる。殺人はダメだが伝説の殺人鬼の子孫でしたなんて公表されたらまず叩かれるぞ。それと戦えなんてやはり無責任に聞こえる。 -- 名無しさん (2020-08-07 20:41:39)
- ↑一方でヒーロー視されるアウトロー、ならず者、ギャング、マフィア等もいたりしますよね。もっとも色々時代背景等によるものだと思いますけれども…… -- 名無しさん (2020-08-08 22:53:02)
- 電脳世界での殺人事件やら緒方恵美、高山みなみに林原めぐみって本当にダンガンロンパ みたいだった 天才が作った人工知能とかも これを参考にしたのかな -- 名無しさん (2020-10-12 23:03:55)
- なぜコナンは頭がいいのにゲームがヘタなのか謎だ -- 名無しさん (2021-01-30 21:56:58)
- ゲームって別に頭だけでやるわけじゃないしなぁ パズルゲームなら別だが -- 名無しさん (2021-01-30 22:15:21)
- 意外と突っ込まれないこと、元太の服のサイズ、蘭姉ちゃんでも着れるレベルなんだ… -- 名無しさん (2021-02-23 19:51:27)
- ↑6ぶっちゃけ子孫は何も関係ないしなあ。先祖が犯罪者ってだけで悪く言う奴の方がどうかしてると思う。 -- 名無しさん (2021-04-14 21:03:30)
- ↑4 多分ノベルゲームやADVのたぐいは得意だろうけど、アクション系が苦手っぽい。RPGも飽きるタイプとみた。 -- 名無しさん (2021-04-30 05:57:19)
- 殺人鬼の息子なら兎も角祖先でそんな叩かれるか…? -- 名無しさん (2021-06-21 01:14:08)
- ヒロキくん…後数年生きてたら黒の組織から声が掛かったりしたんだろうか……と最近見ながら思ってた -- 名無しさん (2021-06-21 01:15:16)
- 別の人も言ってるけど、マスコミが何書くかわかったもんじゃないからなぁ >先祖の件 -- 名無しさん (2021-06-21 01:49:50)
- 世の中犯罪者と何かしら関わりあっただけで無実の人まで誹謗中傷してもいいとか思う馬鹿もいるからなあ -- 名無しさん (2021-06-21 20:36:08)
- 100年前のロンドンを地図も無くベイカー街まで歩けるメンバー凄いよな… -- 名無しさん (2021-06-22 20:56:56)
- ↑コナンが丸暗記している可能性大 -- 名無しさん (2021-06-22 21:59:44)
- 100年前のロンドンとかいうシャーロキアンが好きそうな本もあるし、新一なら暗記しててもおかしくはないな。監修したのも優作だろうし -- 名無しさん (2021-06-22 22:08:48)
- ゴリゴリのエリート二世のコナンと哀ちゃんが世襲制を批判するのはいかがなものか -- 名無しさん (2021-06-22 22:43:51)
- 灰原の親の設定ってこの時点で出てたっけ? -- 名無しさん (2021-06-22 22:45:42)
- 園子が早めにフェードアウト=蘭のピンチを知らずに終了は作品として正解だったのか -- 名無しさん (2021-06-29 11:07:05)
- ↑21パソコンで自分なりに体育の勉強してたのに問答無用で遊びって決めつけてるなら教師にも問題あるかと -- 名無しさん (2021-06-29 20:35:57)
- ヒロキ君って本当不幸だよね。絶対必要無い小学校に行かされたり、シンドラーの秘密を暴いてしまったばかりに自殺する羽目になったり。 -- 名無しさん (2021-06-29 20:43:30)
- 探偵団まさかゲストキャラより先に消えるとは… -- 名無しさん (2021-06-29 20:52:34)
- 原作と映画は別なのは承知だがヒロキ君はシンドラーの元に行かなくてもコナン世界では詰む人生になりそう。原作で黒の組織が世界有数の優秀なプログラマー集めてた頃考えるとヒロキ君の頭脳は黒の組織だったら目をつけてそう -- 名無しさん (2021-06-29 20:53:59)
- ↑7少なくともコナンは[ -- 名無しさん (2022-01-06 09:51:57)
- 変なところで切れた。スマソ。「親の七光り」で我儘放題なんてしてないし、灰原にしてもそう。二人とも親の地位を継ぐことが決まってるわけでもないし。 -- 名無しさん (2022-01-06 09:54:42)
- ショタ声に定評のある女性声優がこれでもかというほど集合している本作 -- 名無しさん (2022-03-24 11:16:33)
- ジャック・ザ・リッパーが母親を殺害した動機について語ってるときの蘭の表情、少しだけ自分と重ねてる? -- 名無しさん (2022-05-02 10:40:01)
- ↑8パソコンでやってることが何であれ、授業と関係無いことを見学中に許可もなく勝手にやってる時点で「遊び」という認識なのでは? -- 名無しさん (2022-05-11 22:19:51)
- ↑見学中に他の子と雑談してたら、例え勉強の話であったとしても「好き勝手お喋りするんじゃない!」って言われるようなもんだよね。 -- 名無しさん (2022-05-12 17:55:14)
- 樫村は送られたデータでシンドラーの秘密を知ってたってことなんだろうけど、何故それをダイイングメッセージにしてしまったのか -- 名無しさん (2022-05-29 06:51:18)
- ↑4 確かに母親は出ていってるけど、そうなった理由も違えば、それなりに母親と交流もある蘭とあやつでは重ねるほどの共通点は無いと思うがね -- 名無しさん (2022-05-29 07:16:37)
- ホームズの助言を受けて○○のプレイヤーになったコナンくんが列車で奮闘してるのを見つめる諸星くんの表情とゲームクリアの後のコナンくんとノアズアークのやり取りが印象に残ってる。長らく1位になってただけあって素晴らしい映画だった。 -- 名無しさん (2022-11-26 17:59:16)
- まあ、自分の先祖が地下鉄サリンや京アニ放火事件起こした人とかって知ったら絶望するわな -- 名無しさん (2023-01-08 22:59:54)
- オウムの娘に好き勝手言ってた奴らにこの事件の犯人を責める権利はないよね -- 名無しさん (2023-06-06 11:10:28)
- シンドラーさん、政府に圧力かけて自分の罪をもみ消さなかったりせずにおとなしく逮捕されてたしな -- 名無しさん (2023-06-07 14:40:10)
- あくまで児童向けの作品で社会風刺をしたのがインパクトあったんだろうな。似たような要素なら純文学でも結構あったはずよ -- 名無しさん (2023-06-24 20:54:04)
- 最後ホームズの手助けがあったが大人3人(新一、蘭、志保)あとは子供たちだけで反省と成長しながらゲームクリアしたことが素晴らしい。 -- 名無しさん (2023-06-24 21:11:03)
- 記事内にも書かれてるコナンが諦めたのを批判されてるのさぁ…映画一作目でもラスト諦めて赤青好きな方切れよって言ってるよね?その後正解に気づくのもどっちもやってるしさぁ -- 名無しさん (2023-06-29 21:55:00)
- コナンが諦めかけてる時、コナン(新一)が大好きなホームズ(容姿は超えられない存在である父親の優作、声はもちろん田中さん、そして青山原画)に助けられるってシチュエーションが良すぎるんだよなあ。 -- 名無しさん (2023-08-27 11:58:47)
- 著作権保護のための編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-30 14:14:29)
- ↑×2 自分もそのシーンと、ホームズの宿敵モリアーティ教授がコナンくんにかけた賛辞の「見事だ、まるでミニホームズを見てるみたいだよ。」とコナンくんからモリアーティ教授へ忠告の返しが好きです。 -- 名無しさん (2023-11-11 19:08:11)
- 「高校生以下」問い -- 名無しさん (2024-01-04 17:27:41)
#comment
*2 ただしゲーム世界の中では丸一日が経過している。
*3 殺害シーンも黒タイツではなく本人が映っており、あくまでメインはゲーム内の出来事だったため、主人公であるコナンが解く必要がなかった。
*4 クラッキングを受けた際の致命的なリスクの露呈、その改善の為に必要な開発データの抹消、更には社長が開発責任者を殺害すると言うスキャンダル。
*5 「バスカヴィル家の犬」事件。
*6 事件発生前は「嬉しいけど、あいつら(探偵団)を差し置いて行けない」とあまり乗り気ではなかった。
*7 余命幾ばくもない貴族。
*8 女装した男性。
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