登録日:2011/03/05(土) 02:17:38
更新日:2023/09/28 Thu 12:54:23NEW!
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MOTHER
『MOTHER』(EarthBound Beginnings)は、任天堂が1989年7月27日に発売したファミリーコンピュータのRPG。
開発はパックスソフトニカとエイプ。
CM
※推奨BGM:エイトメロディーズ
エンディングまで、泣くんじゃない。
名作保証。
糸井重里が贈る
最新ファミコンソフト
MOTHER
ついに、大完成。
ゲーム終盤のR・7038XX戦を実写で再現。何とか切り抜けた主人公達の目の前にはホーリーローリーマウンテンが聳え立つ。
日本国内のみの売上本数は約40万本。
後にGBAのMOTHER1+2で移植される。
キャッチコピーは「エンディングまで泣くんじゃない」
(ただしこれは糸井氏のコピーではなく、一倉宏が手がけている)TASさんによって超速で進められたストーリーがエンディングを迎えた時にはこのキャッチコピーをもじって「エンディングだぞ、泣けよ」とよく言われる。
※以下ストーリーのネタバレあり
★ストーリー
1900ねんだいのはじめ
アメリカのいなかまちに くろいくものようなかげがおち
ひとくみのふうふが
ゆくえふめいになりました。
おっとのなはジョージ つまのなはマリア。
2ねんほどしてジョージはいえにもどりましたが
どこにいっていたのか なにをしていたのかについて
だれにはなすこともなく
ふしぎなけんきゅうに ぼっとうするようになりました。
つまのマリアのほうは
とうとうかえっては きませんでした。
そして…
★登場人物(デフォルト名)
●主人公/ぼく
赤い帽子に、しましまの服を着た少年。主な武器はバット。年齢は12歳。ゲーム中では一切喋らない。
「ニンテン」がデフォルト名と言われているが、これは説明書のゲーム画面に載っていたものであり、特に設定されていない。
動物の言葉が分かり、自宅に起きた不思議な現象をきっかけに旅に出る。
補助系のPSIを使用できるが、攻撃系PSIは一切使えない。
ただしトップクラスの戦闘能力を持ち、PSIも回復と補助のバランスが取れている。ドラクエの勇者のような性能。
主人公としては珍しく喘息持ちの設定があり、戦闘時に発作が起こることがある。発作中は一切の行動が取れなくなる。
●おんなのこ(アナ)
スノーマンの教会に住む少女。
金髪でおさげ髪、ピンク色の可愛らしい服を着ている。主な武器はフライパン。12歳。
父親と2人暮らし。初期は非常に弱いが、主人公と違い攻撃系のPSIを使えるようになる。
一度仲間に加わると抜けることはないが、仲間にせずにゲームをクリアすることもできる。
●おともだち(ロイド)
サンクスギビングのティンクル小学校の生徒。銀髪でメガネ。主な武器は銃など。11歳。
いろいろな物を開発できる天才児だが、いじめられっこ。だが旅を経て徐々に成長していく。
PSIは使えないが、彼専用の様々な武器や強力なアイテムを使える。ただし非常に打たれ弱い。
仲間にしないといけないが、テディが仲間になると、交代する。テディが抜けると再び仲間になる。
3歳の時に相対性理論の本を読んだり、アインシュタインの生まれ変わり…らしい。
TVCMでニンテンとアナがPSIを使っているのを横で見ているだけのシーンが色々な意味で印象に残る。
●もうひとりのおともだち(テディ)
バレンタインに住むグラサンをかけた不良少年。「ブラックブラッド団(通称ブラブラ団)」のヘッド。
主な武器は刀とナイフ。年齢は不明。
ホーリーローリーマウンテンに潜む化け物に両親が殺され、荒れた生活を送るようになった。
そのトラウマから、今もホーリーローリーマウンテンを目にするのを嫌っている。
少年時代から警察の世話になっていて、3人と会ったときにはブラブラ団のヘッドにまで登りつめていた。
荒々しい性格で暴力的な印象が強いが、他人思いの優しい一面もある。
PSIは使えないが、スピードと直接攻撃が強力なため戦闘能力は高い。しかし仲間となる期間は短い。
仲間に加わるとロイドは抜けるため、ホーリーローリーマウンテンにある小屋を無視すればロイドなしでゲームをクリアすることも出来る。
★サブキャラクター
●ピッピ
主人公の隣家に住む少女。行方不明となるため探すことになる。赤髪で7歳。
彼女も少しの間戦ってくれる。主人公に好意を寄せている発言が垣間見れる。
実はステータスはテディのものが参照されている為、レベルを上げると主人公より強くなる。
別れる際に「フランクリンバッヂ」をくれる。
●キャロル
主人公の母親。
冒険に出る主人公たちを見守ってくれていて、家に帰ると主人公の好きな物を作ってくれる。
●ミミー&ミニー
主人公の妹。
双子なため容姿が似ていて間違えやすい。ミニーは主人公たちのアイテムを預かってくれる。
●パパ
主人公の父親。電話をかけることで話せる。
単身赴任中で自宅にはおらず、主人公の銀行口座にお金を振り込んでくれるが意外と間抜け。
リメイク版ではエンディングの最後に、ちょい役で登場している。
●ミック
飼い犬。スヌーピーよりハンサムなことが自慢らしい。
攻略本『MOTHER攻略ガイドブック』の「糸井重里Q&A」によると、名前の由来は主人公の母親の初恋の相手だという。
●フライングマン
マジカントに住んでいる5人兄弟。1人ずつNPCとして仲間になってくれる。トラウマ。詳しくはリンク先へ。
●ジョージ
主人公の曾祖父。
ある事件がきっかけで行方不明となりその後帰ってきた。
帰ってきてからは研究に夢中になった。
●マリア
主人公の曾祖母。
ある事件がきっかけで行方不明となりその後帰って来なかった。
●クイーンマリー
マジカントの女王。
ある事が思い出せず悩んでいる。実は……
●忘れられた男
地下大河の出口を塞ぐように立っているオレは忘れられた男。いないのも同然。気づいてくれなくてもよかったのに。
●イヴ
ジョージが作ったロボット。湖底の工場で長い間主人公達を待っていた。
仲間になり戦闘もしてくれるが、悲しい別れとなる。
●スターマン
謎の宇宙人。詳しくはリンク先へ。
●ギーグ
ラスボス。
地球侵略を企てる宇宙人。傲慢な性格で人類を虫けら扱いしている。
どんな攻撃でも倒せないが……
どことなくミュウツーに似ているが、これはミュウツーがギーグをモデルにしたため。
と言われていたが、ポケモンのデザイナーの杉森氏は否定している。
●プレイヤー
五人目のパーティー。
つまりゲームの前のあなた。
ゲームを進めている途中でプレイヤーの名前を聞かれるが、その時に入力した名がエンディングで表示される。
★戦闘
ランダムエンカウント方式(敵の姿が見えない)となっている。戦闘はターン制。
プレイヤーがキャラクターに指示を出せる他・キャラクターの行動をコンピュータが決める「オート」もある。
オートは他のゲームと違い、直接攻撃だけしかしないというわけだけではなく、状況に応じてPSIを使うこともある。
また先制攻撃は存在せず、常に素早い者から順番に攻撃する。
登場する敵には動物やおにいさんといった人間もいる。
敵との対戦に勝った際のメッセージは敵により異なる。また、相手によってはBGMも異なってくる。
特に人間や動物に対しては「○○はわれにかえった」や「○○はおとなしくなった」などで、敵を殺したわけではないことを表現している。
他のゲームではHPが0になると死亡となるが、MOTHERシリーズではHPが0になった状態は意識不明となる。これは4作目から戦闘不能と表現するようになったFFシリーズよりも先駆けている。
また石の素を使いプレイヤーを石化させる敵もいる。
味方全員が意識不明か石化のいずれかになると全滅となり、パパからの電話でゲームを続けるかどうかを聞いてくる。
ここで"はい"を選ぶと所持金が半額になり最後にセーブした場所に戻ってゲームを開始する。"いいえ"を選ぶとゲームオーバーとなる。
★装備
現代のアメリカが舞台なため、剣は無く、バットといった我々の身近にあるものを武器にする。
武器の材質は名前に使わず、「ボロの○○」・「ふつうの○○」・「いい○○」とステップアップする。
これは名前を「金属バット」など生々しいものにしてしまうと殴った感触がプレイヤーにも想像できてしまうからである。
この工夫は糸井氏が発売当時から現在まで「自分にしか出来ない仕事」と発言している。
防具は異世界で入手するコイン・腕輪・ペンダントで、他のRPGのように鎧・盾・兜など、直接身体を覆うものは存在しない。
★町・地点
アメリカが舞台であるが、あくまで架空の地域。町の名前はアメリカの祝祭日や記念日の名前から採られているものが多い。
★音楽
またこのゲームでは音が重要である。
Eight Melodiesはその名の通り8つのメロディーを合わせて初めて一つのメロディーとなる。
NHKのゲーソン三昧でも流れた。
流れたのは原曲では無くメロディーをアレンジして歌詞をつけたものだが名曲。
他のBGMも名曲中の名曲である。
この曲無くしてMOTHERは語れない程の鍵。
★海外での扱い
本作は海外では『EarthBoundZero』として知られていたが、実は海外版が存在するのはWii Uのバーチャルコンソール以降の話であり、この名称は公式なものではない。
製作はされていたものの何らかの理由によりお蔵入りとなっていたのだが、どこからか入手した人間が現れそこからROMデータが拡散。
そしてタイトルがこの時点で『EarthBound』でMOTHER2と紛らわしいので、
じゃあ前作だからとこの呼び方が誕生し、実際にタイトル画面を書き変えたハックロムまで作られ現在に至る。
当初の海外版データはのちに逆輸入されて『MOTHER1+2』収録の『MOTHER』のベースになったが、結局これも海外では発売されていない。
2015年、E3内で『EarthBound Beginnings』というタイトルでWii Uバーチャルコンソールでの即日配信が発表された。
(日本でもFC版『MOTHER』が同タイミングで配信開始した)
★余談
バンプレストからMOTHERのコレクションフィギュアが出ている。
プライズ限定品で、ラインナップはニンテン・アナ・ロイド・テディそして何故かピッピの5種類。
町とフィールドとの縮尺が変化しないシームレス形式のマップで、画面も斜め上から見下ろしたような斜投影図になっている。
さらに、斜め歩きが可能なところも斬新だった。*1
本作のゲームバランスはやや大味で、終盤のホーリーローリーマウンテンから出現する敵が格段に強くなる。
この辺りはドラクエ2と共通してしまった。
発売当時としては珍しい、現代の世界を舞台としたRPGである。*2
宝箱が「プレゼントボックス」、お金を引き出す「ATM」、パパに「電話」してセーブ等、現代的な要素が豊富に表現されている。
後に本作に影響を受けて作られたのが『ポケットモンスター』であり、主人公の設定やフィールドマップなどで共通する要素が幾つかある。
追記・修正するまで泣くんじゃない
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▷ コメント欄
- 子守唄でラスボスの心を揺さぶるというのが「母の愛=マザー」ということか。 -- 名無しさん (2013-09-13 19:10:51)
- ニンテンが喘息もちだったため「スプレー」が大量に必要で苦労した -- 名無しさん (2013-12-28 10:07:15)
- ジェフとロイドの性能の差はなんやねん -- 名無しさん (2014-04-05 01:09:53)
- ↑大体ペンシルロケットのせい -- 名無しさん (2014-05-08 11:45:15)
- シリーズで一番好きだわ。 -- 名無しさん (2014-06-03 02:31:03)
- エンカウントの高さが嫌になる事もあるけど、何度でもやりたいゲーム。大好き。 -- 名無しさん (2014-09-12 17:32:47)
- 1と2のギーグって別人じゃなかったけ -- 名無しさん (2014-10-11 09:42:25)
- 砂漠の乗り物イベントが楽しかったなー。遊覧飛行が結構スピードあってビックリしたわ…。 -- 名無しさん (2014-10-11 09:48:39)
- モーターボートもスリルがありすぎる。 -- 名無しさん (2014-10-11 10:47:55)
- 1~3までそうだけど敵が人間や生き物をカプセルに入れたがる件。標本目的? -- 名無しさん (2014-12-23 10:13:46)
- 根性でアドベント砂漠の地雷を踏んでやった。懐かしい -- 名無しさん (2015-02-08 22:08:17)
- 「エイトメロディーズ」が小学校の音楽の教科書に載っているそうな -- 名無しさん (2015-02-08 22:46:22)
- ポスターやCMにあったキノコ雲は一体何だったんだ? -- 名無しさん (2015-08-30 22:17:50)
- 敵の強さやエンカウント率の高さもあれだが何よりヒントや情報が少なすぎて何度も詰みかけたわ…。 -- 名無しさん (2015-08-30 22:41:36)
- 3までやったけど初代が一番すきだなぁ……全部好きだけどね -- 名無しさん (2016-12-23 20:33:43)
- 主人公の名前はマイク、知ってる人は何人いるだろか -- 名無しさん (2017-03-31 02:27:44)
- いちごとうふ・・イチゴが入った杏仁豆腐なんだろうか? -- 名無しさん (2018-11-06 09:48:06)
- 印象的なのがさらわれると大抵シリーズ全てにおいてカプセル漬けにされてしまう。 -- 名無しさん (2018-11-06 09:49:39)
- 自分の持っていた攻略本では、デフォルト名がチャンプ、ジェニス、テッド、デュークだった。 -- 名無しさん (2018-12-03 15:16:10)
- たしかFC版だと「どらくえのフォー」ってげーむがあったね。 -- 名無しさん (2019-06-26 14:30:23)
- システムやらなにやら見直してリメイクしてくれないかなぁ -- 名無しさん (2019-06-26 14:51:30)
- 小説版だとある出来事で女の子の髪が真っ白になっちゃうんだよね -- 名無しさん (2020-01-12 14:30:03)
- モノリスソフトの本根康之氏によると、ゲームキューブでリメイクする案もあったらしいね。糸井氏が乗り気じゃなかったのでお流れになったけど。イメージビジュアルにフェルトテイストで80年代のアメリカを表現するというのがあってそれは糸井氏が面白がってたらしい。 -- 名無しさん (2020-01-12 17:24:48)
- 修学旅行で、大阪の商店街で買ってきた思い出のゲーム。 -- 名無しさん (2020-03-03 12:45:59)
- 冒頭のポルターガイスト、町人に紛れ込むゾンビ、墓場、無人の動物園、幽霊屋敷とホラー演出多すぎる -- 名無しさん (2021-02-07 23:03:14)
- 「キャロライン」という敵ロボットが登場するが、ニンテンの母の名と被るのは偶然なのか? -- 名無しさん (2021-09-22 07:50:41)
- 2と一緒にスイッチオンラインで配信か。 -- 名無しさん (2022-02-10 07:42:01)
#comment
*2 同じ現代の世界が舞台のRPGである『ラサール石井のチャイルズクエスト』の方が1ヶ月ほど発売が早いため、史上初ではない。
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