エギーユ・デラーズ

ページ名:エギーユ_デラーズ

登録日:2012/01/05 Thu 13:24:21
更新日:2023/09/11 Mon 13:25:34NEW!
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ガンダム 機動戦士ガンダム 0083 ハゲ ロマンチスト ヒゲ 演説 忠臣 理想家 デラーズ・フリート 中将 大佐 親衛隊隊長 愛国者 右翼 ジオン 軍人 テロリスト 亡霊 戦術家 閣下 ジオンの亡霊 高潔 虐殺 小林清志 ガンダム登場人物項目 コメント欄ログ化項目 エギーユ・デラーズ イオリアではない シナプスでもない 次元ではない デラーズ 南極条約違反常習者 逃亡はしていない




「繰り返し心に聞こえてくる、祖国の名誉のために!ジーク・ジオン!」



エギーユ・デラーズは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の登場人物
CV:小林清志


地球圏最大のジオン残党勢力「デラーズ・フリート」の指揮官であり階級は中将。
0083に発生した「デラーズ紛争」においては揮下戦力を率いて「星の屑作戦」を計画・実行した。




■[来歴]■


一年戦争時の階級は大佐、一説にはギレン・ザビ直属の親衛隊隊長を務めており、その功績によりギレンよりグワジン級戦艦「グワデン」艦長を拝命している。


ア・バオア・クー戦ではSフィールドにおいて艦隊の指揮を執っていたがギレン戦死の報を聞きそれがキシリアによる謀殺であると看破、艦隊に撤退命令を出す。
この時に、後に彼の右腕となるアナベル・ガトー少佐(当時大尉)と遭遇、死に急ぐ彼を引きとめている。


しかし「キシリアがギレンを謀殺した」というのも状況的に怪しく、結果的に正しかったというだけで、デラーズは確固たる証拠を何一つ持っていない*1


一年戦争終結後、カラマポイントに終結した公国残党軍は今後の方針を検討。
大部分の残党はアクシズ行きを選択する中、彼はアクシズ行きを拒絶。
徹底抗戦派を率いて暗礁宙域において活動拠点「茨の園」を建設、「デラーズ・フリート」を結成する。


そして3年後の宇宙世紀0083
地球連邦軍の「ガンダム開発計画」を察知した彼は「星の屑作戦」を立案、連邦に宣戦布告し独立戦争の継続を宣言することとなる…。




■[星の屑作戦]■


デラーズが立案した連邦軍に対する一大反攻作戦。
その要点は多方面での同時多発的な作戦の展開と、それによる最終目的の隠匿および敵艦隊の指揮系統を混乱させ分散させることである。


▼STAGE-1▼
「ガンダム開発計画」によって開発された戦術核兵器運用MS・GP02を強奪。
それを以って分遣艦隊はコンペイトウ基地(旧ソロモン)で挙行される連邦軍観艦式を襲撃し核攻撃を実行、連邦の主力艦隊の大半を撃沈させ行動不能にする。


▼STAGE-2▼
自軍の主力艦隊は別方面において移送中のコロニーを強奪、月へ向けて発進させる。
月軌道に入った段階でアナハイムの協力の元、コロニーのスラスターを点火させて地球への軌道修正を行い、月に向けて追撃を行う連邦追撃艦隊を出し抜く。
これまでの作戦行動により、地球軌道に残る連邦軍は少数になる。


▼STAGE-3▼
この段階で艦隊は再集結しコロニーを護衛、連邦残存艦隊を順次撃破しつつコロニーを北米穀倉地帯へと落下させる。
作戦終了後の残存艦隊は月からの敵艦隊の来援までの時間差をついて戦域よりの離脱を図る。


…というものである。
この多方面からの奇襲と陽動によって少数部隊によるコロニー落としを可能とする戦術は「コロニー落とし作戦」の完成形であり、以降多くの組織がこの作戦を流用し、それは0093に「新生ネオ・ジオン」が実行した「隕石落とし作戦」で一つの到達点を迎えることになる。
しかし、この作戦を最初に模倣したのが彼等とは対極の旗・思想を持つ組織[[「ティターンズ」>ティターンズ]]の「アポロ作戦」であったのは歴史の皮肉としか言いようがない。




■[劇中での活躍]■


「星の屑作戦」の序盤、「ガンダム強奪作戦」の実行部隊をガトーに一任し自らは「茨の園」において艦隊の整備、強化に努める。
またこの時期に宇宙海賊として悪名をはせていたシーマ・ガラハウ中佐のシーマ艦隊を自軍に引き入れている。


ガトー帰還後は、連邦の通信網を電波ジャックし連邦へ宣戦布告を行う。
その後、観艦式襲撃を任務とするガトー艦隊、コロニー奪取を任務とするシーマ艦隊を進発させ、自らも旗艦グワデンに座乗し全艦隊を出撃させる。


連邦艦隊を壊滅・行動不能にし、コロニーも地球への軌道修正に成功するも阻止限界点の直前においてシーマ艦隊が突然の離反、グワデンのブリッジを占拠され自身も人質にとられる。
さらに地球軌道上のバスク艦隊が展開した「ソーラ・システムⅡ」の存在によって「星の屑」は失敗に終わるかと思われたが、デラーズはガトーを叱咤する。


「行け、ガトーよ。」
「意地を通せ。現にコロニーはあるのだ!行け!ガトー!儂の屍を踏み越えて!」
「儂を宇宙のさらし者にするのかガトー!」
「ジーク・ジオン!!」


直後、激昂したシーマによって射殺され、彼を追うようにグワデンも撃沈される。
自分の臣下の心中をちゃんと掌握しておらず土壇場で裏切られて射殺、という奇しくも(敬愛していた)ギレンと同じ末路を辿る。
しかし、彼の遺志はガトーによって引き継がれ彼の死の数時間後、


宇宙世紀0083、11月13日0時34分 コロニーは地球へと落着

「星の屑作戦」は成就された


デラーズの友人であったアクシズ先遣艦隊司令は


「男達の魂の輝き」


と彼とその部下に賛辞を送り、生存者救出後、地球圏を後にした。




■ [人物・能力]■


狂信的なジオニストでギレン派。


このことがキシリア派である突撃機動軍を母体とするアクシズへの合流を拒んだ一端となっている
*2


また彼は高潔な人物であり理想家であった。
例えばシーマの危険性を訴えるガトーに対して自らの力量で導くと啖呵をきっている。
彼はシーマの過去を知らなかった。星屑作戦後はともにアクシズに連れて行く予定だったらしい(宇宙の蜉蝣より)。
また星の屑、茨の園等のどこかロマンチックなネーミングセンスなどからも非常にロマンチストであったことがうかがえる。
ちなみにシーマ艦隊はジオン残党としてはかなりの数の戦艦・MSを保有しているため、シーマ側は裏切る前提だったとは言えかなりの軍の強化に繋がっている。


身だしなみも気を使っており、髪がない分髭には気を使っており毎日2時間かけて手入れをしていたという…(スタッフの座談会の発言なので多分ネタである)。
スキンヘッドも天然丸ハゲではなく剃っているものらしく、星屑作戦終盤はちょっと胡麻塩頭になってたかもしれないそうである…(同じくスタッフの座談会の発言)。
また、『光芒のア・バオア・クー』においては、撤退中にわざわざグワデンを停めてまで、学徒兵を救助していたことが、当時の学徒兵の口から語られており、彼の部下思いな人間性が伺える。



軍人としては極めて優れた戦術家であり、軍政家であった。
暗礁宙域において3年もの間、将兵の士気と軍備を一定以上の状態に保持し続けられたのはひとえに彼の功績と言ってよい。


しかし、一方で政治をも視野に入れた戦略家ではなかった。
事実、彼の行った「星の屑作戦」の目的も「コロニー落としで穀倉地帯に打撃を与え、宇宙への食料依存度を上げる。それによりスペースノイドの発言力を強化し、宇宙へ連邦政府の目を向けさせる」
……というものであったが、「座して死を待つくらいなら」といった心境で行った側面が強い。
いちおう残存艦隊はアクシズに撤退させる程度は織り込み済みだったものの、実際には先の事はほとんど考えていない(スペースノイドの発言力強化とやらも仲間に舵取りをたくすことすら出来ていないので本気で考えていたのなら有り得ないぐらい楽観的)*3
アクシズとほとんど連携していなかったこともその証左であり、率直に言うと自己満足の為に(この時点では)誰の得にもならない大規模虐殺をしかけたことになる(シーマは彼の綺麗ごと・脅しても無駄なところ・こういったアレなところをまざまざと見せつけられてブチ切れている)。


地球経済にダメージを与えるという意味では目的を達成しており、宇宙世紀0090年代後半には、地球単体ではアースノイドの口を賄えない状況になっている。
しかしそれを利用したのは、アクシズでもシャアでもなく、ザビ家はおろかジオン・ダイクンすら否定した袖付き首魁フル・フロンタルであり、フロンタルを否定したのがザビ家生き残りのミネバというのは、皮肉と言えば皮肉である。


また、演説中の核兵器に関する発言から、国際法の知識に疎かったこともうかがえる。
(ジオンと主張してはいるがデラーズ・フリートは連邦が南極条約を結んだ相手では無い。そして南極条約で禁じていたのは核兵器の「使用」であって、「保有」「製造」ではない*4
そして、オデッサでマ・クベやユーリ・ケラーネが何をしたかや、ルビコン作戦にてキリングが何をしようとしたか、などを知っていたのかという問題もある。
この辺は「単に知らなかった」のか、「知っていたが方便と割り切り無視した」のか、そもそも「ジオン側の条約破りは国力差を埋めるための必要手段だときれいに脳内変換できた」のか、全く不明。
(仲間に対しては高潔な)性格的には二番目は薄い気がするが……。
ガトーと共鳴できるあたり意外と三番目かも知れない。


しかしコロニー落としの件は置いても、
核兵器を糾弾する演説をしておきながら、強奪した核兵器を抑止力・報復に使うわけでもなく、核兵器でなければ破壊が難しい対象に使うわけでもなく、
いきなりぶっぱなして大虐殺するというほぼ最悪な使い方(市街地ではないだけマシという程度)をしているのでどちらにしてももう言葉も出ない。
しかもただの陽動目的。使わないと戦力差的に陽動すら難しいという理屈はもっともなのだが…。
ここらも自身含めて戦闘員に関しては大体死ぬ前提だから深く考えなかったのか、アースノイドや連邦に生きる権利などないとか考えていたのか、色々と不明。


ついでに言うと年齢や地位からして学徒動員者のような一年戦争後期からの参加者とは考えられず、開戦期からの幹部だったはずである。
ということはギレン主導のもとジオン公国が総力を掛けてやらかした五十億人大虐殺を中枢に近い立場で見ていたわけで、そのうえでギレンを信奉している
加えて上記の虐殺を含むブリティッシュ作戦の立案者だったという設定の場合もあり(作品によって異なる)、ジオン公国と関わり合いのない人間がどれだけ死亡し苦しもうとも知ったこっちゃないという態度を精神面・行動面などあらゆる面で取り続けている。


メタ的には当時のアニメでは「目に見えないモブの命」が非常に軽かったのも一因。
今現在でもこの傾向自体は珍しくも無いのだが、911テロどころか地下鉄サリン事件よりも前のアニメであったので、製作当時は民間人の虐殺という物が視聴者&製作陣にはそれほど深刻に捉えられていなかった。
そのため、これら「無抵抗の民間人を狙った虐殺行為」は疑問に感じられることなく、そのカリスマ的統率力や、軍事的には有能な描かれ方、理想に殉じる生き様などから結構人気だった。
(無論多数の民間人に犠牲を出す計画を立てたり、綺麗事ともいえる理想主義的な面を批判するファンもいた)
その辺りは後に書かれた「REBELLION」にて大々的に批判されており、シーマの代わりにデラーズを射殺したゲール・ハントに
「キサマの様な奴がいるから、殺し合いは終わらないんだ…」と存在の否定に近い言葉を手向けられた。


余談だが、グワンザンのモニターにデラーズが映った際、モニターには「SKINHEAD」「OCTOPUS」「KURE CRC 5-56(MECHA HELPER)」「CHICKENSHIT」なんて文字が小さく映っており、
実はアクシズ側から無茶苦茶嫌われていた疑惑があったり。外見の陰口であるSKINHEADハゲOCTOPUSタコはともかく、CHICKENSHIT臆病者なんて言われる辺り、ア・バオア・クーでの行動はアクシズ側からも敵前逃亡だと思われている可能性も…
これ見ながらデラーズといけしゃあしゃあと会話して、後で「男たちの魂の輝き」と言い出すハスラー少将も大概である
あと陰口に使われたKURE 5-56はとんだ災難であるっていうか、宇宙世紀にKURE 5-56存在するんかい
実のところ正規の海外向け配信やDVD等も同様なので海外のファンにとってはシリアスな笑いを通り越して直球の爆笑ポイントになっている。


前述の通り、一年戦争で本来の「ジオン公国」上層部は根こそぎ急死して後継のジオン共和国はデラーズ自身がジオンと認めていないためデラーズの中将という階級を認定する者自体が存在しないのだが
このため英語版Wikipediaでは一年戦争時は大佐で現在は中将を自称(self-promoted)していると記述されている。
一応解説するとself promotionは確かに自称とか自作自演とかの意味になるが、軍隊では通常の手続きが取れない非常時に現場で適切な任官をする制度や慣例はあるのでそういう自己昇進(self-promote)をしたんじゃないのかな、と海外のガンダムファンは推測したようだ。
というかその仮説以外にすんなり説明しようがない。


「星の屑作戦」はスペースノイドの自治独立を掲げた壮大なプロパガンダではあったとされる。
ただし作戦は成功したものの、その後は被害を受けまくった連邦とアースノイド(それにジオン派でないスペースノイド)を強硬策に走らせ、ティターンズの台頭、スペースノイド弾圧の時代に導いてしまうことになった。
もっとも、結果的にはそれがグリプス戦役という連邦の大規模な内戦を招き、地球も連邦の力もそぐことになったので狂信的ジオニストとしては結果オーライと見ることもできなくはない……。



■[ゲーム出演等]■


MSに乗って戦わないながらも、組織の長として登場する事が多く
戦術・戦略系のガンダムゲームでは能力の高い、MS適正もそこそこ*5という有能なキャラである。
彼が一番輝くのはギレンの野望シリーズだろう、分裂しがちなジオン公国において絶対に離反せず最後まで付いてくるので、離反者多数になるジオンの系譜での完全勝利では重宝される。
また史実を捻じ曲げてジオンが快進撃を続けると、第二次ブリティッシュ作戦を提案。サイド7を核パルスエンジンで加速させ、またコロニーをギレンに落とさせた。*6


また、彼が主役のデラーズ・フリート編は所属している士官の数が滅茶苦茶少なく、初期配備の兵器も0079止まりの高難度であるため、ジオニストはこの難関シナリオに挙って挑んでは散って行った。ゲームバランスの都合でシーマの裏切りが無い、初期から何故か合流しているケリィとヴァル・ヴァロ、展開によってはアクシズからハマーン達が支援に駆けつけてくれるなど、独自の歴史を辿っていく。


スーパーロボット大戦シリーズには第4次から登場し、「ノイエDC」という
異星人からの脅威から地球圏を守りつつ腐敗した連邦政府も打倒する組織に属していた…は良いのだが、ジャミトフ達の政策に反発しコロニー落としを仕掛ける等
まぁ原作どおりの事をするのだが、その後異星人勢力にいつのまにか追い詰められたときは「ハマーンとガトーにミネバを託して*7異星人の司令官に特攻かまして戦死」
という非常にかっこいい死に様を披露した*8ただその特攻での被害は雑魚2体だけというのは秘密。
「地獄で会おうぞ!ガトー!」という言葉は、原作でガトーには絶対に言わない台詞であろう。
ここまで書くと過激派ではあるが、本来の目的を果たすために潔く散るかっこいいハゲなのだが
以後のスパロボでは出番が少ない上に異星人勢力が来てるのに打倒連邦しか興味の無い「KY」となっており、特にスパロボAではシーマが
プレイヤーにわかるように「ジオンの暗部や裏仕事を押し付けた」事を発露し、それ故にデラーズ達等信じられないと反発されたり早々に退場したり
ガトーがシャアの説得で心が揺らぐなど、原作に無い要素のおかげで立つ瀬がなくなったりしている。


ちなみにパイロットデータが用意されていても実際に戦闘する機会が少ないという妙な特徴があり、ルート次第で2回だけ戦える『A』・ルート次第で1回だけ戦えるが直ぐにイベントで撃墜されてしまう『α』とシリーズを通じて合計で3回しか戦闘機会が無い。原作で艦隊戦の描写が殆ど無いことの再現といえばそうなのだが。


ギャザービート系列のGジェネでも登場するが影は薄く、ギレンから
「使えるコマ」程度にしか見られていないのが露呈してしまう。


PS3の「ガンダム戦記」では時代が0081年であるため彼もまだ健在であり、
地上に大量に残っていた残党軍が「水天の涙」作戦の為に行動を起こしていたときは宇宙で大人しくしていた為*9作戦に参加はしなかったが
作戦終盤で実行部隊が宇宙に上がったときはゲルググ*10をプレゼントする等して支援している。
なおゲーム作品ではあるが、このPS3版ガンダム戦記を史実に組み込むと
「まだあちこちにいたジオンの地上残党軍が0081年に大規模な反抗作戦をして返り討ちに合いその数が激減、結果アフリカ方面で細々としたのが生き残っただけで水天の涙作戦も失敗、しかし良い所までは行っため、この作戦を参考に星の屑を思いついて実行した」
という流れになる。




◆エギーユ・デラーズの演説(デラーズ宣言)◆



地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ。我々はデラーズ・フリート!


所謂一年戦争と呼ばれた、ジオン独立戦争の終戦協定が偽りのものであることは、誰の目にも明らかである!
何故ならば、協定は『ジオン共和国』の名を騙る売国奴によって結ばれたからだ。
我々は些かも戦いの目的を見失ってはいない。
それは、間もなく実証されるであろう。


私は日々思い続けた。
スペースノイドの自治権確立を信じ、戦いの業火に焼かれていった者達の事を。
そして今また、敢えてその火中に飛び入らんとする若者の事を。



スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し、
連邦がその強大な軍事力を行使して、ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を私は存じておる。


見よ、これが我々の戦果だ。
このガンダムは、核攻撃を目的として開発されたものである。
南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実を以ってしても、呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか!


省みよう!何故ジオン独立戦争が勃発したのかを!何故我等がジオン・ズム・ダイクンと共にあるのかを!


我々は三年間待った。
もはや、我が軍団に躊躇いの吐息を漏らす者はおらん。
今、真の若人の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである。


仮初の平和への囁きに惑わされる事なく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に、




ジーク・ジオン!!




「追記・修正せよ、ガトーよ」
「意地を通せ。現に項目はあるのだ!やれ!ガトー!儂の更新を踏み越えて!」
「儂をアニヲタwikiのさらし者にするのかガトー!」
「ジーク・冥殿!!」


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*1 キシリアがギレン暗殺を決めたタイミングは「ギレンがデギンを殺した」「父殺しの言質が取れた」が揃った上で「数少ない絶好のチャンス」だったためと思われる。当然現場に居なかったデラーズはそんな事情を知る由もない。更に別角度から考えても暗殺直前の当のギレン自身も銃を向けられてなお冗談(脅し程度)と思っていたことから、それに関連してキシリアがギレン暗殺を狙っているなんて推理材料を立場的にデラーズも持ち合わせているわけがない。
*2 ただしギレンの選民思想に共感していたかについては劇中では一切触れられていない。上述の演説もスペースノイドの自治権確立が主でギレンの演説にある選民思想が見られないのがギレンとの差と言えるが内心は不明。平然とコロニー落としをしかけるところを見るに行動面ではアースノイドのことなどガン無視である。
*3 メタ的に言うと0083はティターンズ発足理由を描いた後付け作品なので、彼らが先を見据えていたらアクシズなどは状況を利用していたはずであり、矛盾が生じる。
*4 その意味では連邦側が南極条約を破ったことは確認できる限り一度もない。
*5 自身専用のドムがあったという説があるためか
*6 しかし、この時点ではジャブローやルナツー以外連邦の領土が無いため、対空防衛網を沈黙させるためとは言えわざわざ環境破壊を伴う再度のコロニー落としは、いかにギレンでも即答を避けており、独立戦争記では第二次ブリティッシュ作戦ではなく、ギレン提案による月からのマスドライバーの隕石攻撃に変更されている。尚、新・ギレンでは再度のコロニー落としはギレンの発案になっている
*7 ただし、デラーズは「ハマーンがミネバを傀儡にして独裁を行うのでは」と危惧しており、ガトーに「もしもの事があればハマーンを斬れ」と頼んでいる。結局ミネバを手中に収めようとするハマーンの前に立ち塞がったのはガトーではなくジュドーであり、ハマーンもまたジュドーの説得を受けてミネバを託して去っていった。そもそもデラーズは暗に「ミネバにはDCの旗頭になってもらう」前提で話をしており、ミネバという「人間」のことまで頭が回っておらず、傍から見ればデラーズこそミネバを傀儡にして独裁を行おうとしている側である。反面ハマーンはミネバに「普通の女の子として生きるものよし」「自分の意志で生きてほしい」と言伝しているが、もしかしたら「ミネバを人間として扱い、DCを亡ぼそうとする動き」を危惧したのかもしれない。
*8 後にOGシリーズでこの行為がオマージュされる
*9 ガトー等も一時期月に身を寄せている等していた頃
*10 数少ないゲルググであったと思われ、これでデラーズたちの戦力も目減りしてしまったと言える

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