プロヴィデンスガンダム

ページ名:プロヴィデンスガンダム

登録日:2010/01/06(水) 08:21:26
更新日:2023/08/08 Tue 17:02:11NEW!
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これが運命さだめさ!知りながらも突き進んだ道だろう!?


正義と信じ、解らぬと逃げ!知らず!聞かず!


その果ての終局だ!もはや止める術などない!


そして滅ぶ


ヒトは……滅ぶべくしてな!!



機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)。



目次




プロヴィデンス
PROVIDENCE


基礎データ


型式番号:ZGMF-X13A
所属:ザフト
設計:アシモフ、ハインライン、クラーク設計局
建造:プラント・マイウス市


全高:18.16m
重量:90.68t
装甲材質:フェイズシフト(PS)装甲
動力:核エンジン


武装:
MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御用機関砲×4
MA-M221 ユーディキウム・ビームライフル
MA-V05A 複合兵装防盾システム
ドラグーン・システム(ビーム砲×43)


特殊装備:ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)


搭乗者:ラウ・ル・クルーゼ



概要


C.E.71の大戦終盤、ザフトが投入した試作機
先発機であるX09A ジャスティスX10A フリーダム同様、プラントのクラーク、アシモフ、ハインラインの各設計局が合同で設計・開発にあたった。


X09A、X10Aなどに続いて建造された決戦機兼次世代MSのプロトタイプであり、NJCによって使用可能となった核エンジンを採用することで、従来機を超える出力と継戦能力を獲得。
その従来機とは一線を画すエネルギー供給量により、多数の小型ビーム兵器とPS装甲の両立が実現した。
これにより、単機で敵部隊を壊滅させ、包囲攻撃も可能という、他のMSとは比べ物にならない攻撃力を有するだけでなく、
出力・運動性・防御力・稼働時間など、他のあらゆる面でも従来機を凌駕する性能を誇るMSとなった。



機体の色は暗い銀色をベースとしたトリコロール。
どことなく往年のガンダムを連想させるトリコロールカラーでもあるが、実は配色だけ見ると1stのラスボス・ジオングとほぼ同じカラーリングでもあり、
物語終盤に仮面の男が乗る最終機体に通底する意匠も取り入れられている。
額のV字アンテナの形状もRX-78とほぼ同じ。
額にはイタリア語で「11」を意味する「UNDICIウンディッチ」の文字がある*1*2
兄弟機同様に、ツインアイに二本角の所謂「ガンダムフェイス」だが、クルーゼの仮面に似たパーツが装着されているのが特徴的。



機体名の「プロヴィデンス(Providence)」とは神学における「摂理」「神の意思」「天帝」などを意味する用語。ガンプラなどの商品展開では「天帝」と称されることも多い。
だが一部の視聴者からは「さいたま」「埼玉」の愛称で呼ばれる事もある。この由来は「さいたま」というAA。
さいたまは自民党のポスターをモチーフとしたAAであるが、そこに描かれている太陽が本機のドラグーンプラットフォームと似たシルエットをしているため、
そのままプロヴィデンスの愛称になったという訳である。



機体解説


本機最大の特徴は主兵装として無線式全周囲攻防システム「ドラグーンを装備したことである。
これはNジャマーに阻害されない量子通信によって、MS本体から分離した複数のビーム砲端末を同時に無線誘導。
複数の攻撃目標に対し全周囲からの多重的砲撃をかけるもので、戦闘区域を単機で完全制圧するオールレンジ攻撃を可能としている。
背中には巨大な円盤状バックパックを備え、この円周上にドラグーンを装着。
バックパック下部には大型のスラスターが内蔵されており、装備量の関係で低下しがちな機動力を補っている。


OSの他、全天周囲モニターやコンソールなどのコクピットの内装はX09A・X10Aと同タイプのものを使用。
FCSとしてマルチロックオンシステムも実装されており、パイロットの技量次第ではあるものの、このシステムとドラグーン・システムを用いることで、同時に多数の目標を殲滅できるようになっている。
一方、ドラグーン・システム搭載の都合上内部機器の配置も二機とはかなり異なり、コクピットは腹部に配置され、コクピットハッチも旧来のザフトMSに近い構造となっている。
開発時期の近さか試作機故にか、胴体部の造形はゲイツに近い*3



ちなみに、本来は核エネルギーを利用した、ビームサーベル4本装備した近接戦用の機体だった。
その後、ドレッドノートによるドラグーン・システムの実証を経て、超人的な空間認識力を持つクルーゼの専用機として仕様変更された結果、
プロヴィデンスは現在の、ドラグーン・システムを主武装とする仕様となった*4
しかし急拵えのためシステムを全てボディに納めることが出来ず、胴体部にはドラグーン・システム通信用の量子通信ケーブルが計6本露出した状態となった。
ただし、ケーブルはPS装甲材のカバーで覆われているため、見た目はともかく実際の防御面ではさほど問題はない。


機体性能だけ見れば現状でもX09A・X10Aと比べても遜色ないものとなっているが、元々違うコンセプトのものを急遽ドラグーン対応の機体に作り直した関係上、
各種調整も改善の余地があるなど、MSの完成度という面では上述の二機には劣る、言ってみれば「未完成機」であったともいわれる。
専用機として仕様変更されてはいるがクルーゼ当人のセリフにもある通り、本編での出撃時が初めての搭乗でありドラグーンの試用すら行っていない。
ここら辺もジオングのオマージュだろうか。



武装


  • MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御用機関砲

対空迎撃用機関砲。
ゲイツやフリーダムなど後期のザフトMSと同型のもので、頭部及び肩部に装備されている。


大型ビームライフル。
ジャスティスやフリーダムのMA-M20より2世代、ゲイツのMA-M21Gより1世代新型である。
MA-M20ルプスを上回る出力を誇るがストック部がかなり大型化して肩掛け式になっており、その重量とサイズゆえやや扱い辛い。
一応フォアグリップも付いているが、後述の複合防盾で左手が塞がっているため使われる場面は無かった。
ユーディキウム(Iudicium)とはラテン語で「判断・判決」といった意味。


対ビームコーティングシールドに、大型ビームサーベルと2門の小型ビーム砲*5を内蔵した複合兵装。左前腕をはめ込む形で装備する。
シグーの複合防盾に、連合から強奪したブリッツのトリケロスの技術を加えて発展したものと思われ、同期開発のゲイツにも同じコンセプトの武器が搭載されている。
中距離・近接戦闘に即座に対応できる極めて強力な武装であるが、武器としての能力に重点を置いた影響でサイズは肘から先と同じくらいの大きさしかなく、防御範囲はかなり狭いため盾としては微妙。
また、近接戦に対応できる武装がこれしかなく、フリーダムとの一騎打ちにおいて当装備の喪失が致命打となった節がある。


  • ドラグーン・システム

理論はお分かりと思いますが…


ああ。……使ってみせるさ
ムウ・ラ・フラガあの男に出来て、私に出来ない筈はない!


本機の主力兵装であり目玉装備。
量子通信で計11基、総砲門数43門のビーム砲ポッドを無線制御する最新鋭兵器。つまりはSEED版ファンネル
端末は9門のビーム砲を備えた円錐形大型タイプが3基が背面バックパックの上部と左右に搭載。
2門のビーム砲を装備したスクエア形小型タイプが背面バックパックに2基、腰部左右後部に6基、計8基搭載。


量子通信による無線式になったことで、有線式だったガンバレル以上の攻撃範囲と精密かつ自由度に富んだ遠隔操作が可能となっている。
発射されるビームもMSを撃墜するのに十分な威力を持っており、一基一基の機動性も極めて高く、並のMSとパイロットでは迎撃する間も無く撃墜されてしまう。
また、劇中ではオールレンジ攻撃だけでなく、全砲門を前方に向けた上での一斉射の他、多角的にドラグーンを配置し網の目のようにビームを張り巡らせる等の応用も見せ、敵を圧倒した。
また、その豊富な展開数を活かし自機の前面にビームの射線で壁を作り防御に使うことも出来るなど、自由度はかなり高い。


実際この攻撃に初見で対応出来たのは、

  • 原型であるガンバレルを使い慣れていたムウ
  • 加速性能に優れたミーティア装備(ただし元の状態より小回りは効かない)のフリーダムに乗ったキラ

の2人くらいであり、その二人もガンバレルを遥かに凌駕する攻撃速度・密度の前には避けきれず最終的には機体がボロボロになる程の大ダメージを負わされている。
エネルギーは接続時に機体本体から供給・充電されるようになっており、展開後一定間隔での再接続が必要となるのが欠点。
流石に大気圏内では展開できないものの、バックパックに装備されている小型ドラグーン二基は装着状態のまま前方に向け固定ビーム砲とすることが可能。


ドラグーンシステム自体は、ガンバレルという前身や(外伝作品だが)ドレッドノートという試作機などはあったものの、
事実上のぶっつけ本番で導入された、戦場での試験運用すらされていない新型兵器という、ジオングを彷彿とさせる新機軸の兵器だったが、
クルーゼは持ち前の才覚の賜物か、本編中では十全に使いこなしていた。




劇中での活躍


□C.E.71(『SEED』)

物語終盤の第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後半にラウ・ル・クルーゼの機体として登場。
決戦兵器「ジェネシス」防衛のため、第二射の直前にヤキン・ドゥーエから出撃。


その性能とクルーゼの高い能力が合わさり、雲霞のように迫るストライクダガーを瞬時になぎ払い圧倒的な能力を見せつけた。
途中には因縁の相手であるムウ・ラ・フラガの乗るストライクガンダムとも交戦するが、ドラグーンによる一方的な攻撃で中破に追い込んでいる。


その後遭遇したディアッカバスターを瞬く間に戦闘不能に追い込み、
再び眼前に現れたキラ・ヤマトの駆るフリーダムと壮絶な死闘を繰り広げる。
この時フリーダムはミーティアを装備しており、火力・機動力共に向上していたが、
クルーゼはドラグーンと近接攻撃を織り交ぜた苛烈な攻撃で追い詰め、フリーダムは撃墜出来なかったが、ミーティアを破壊している。
さらに、ミーティアをパージしたフリーダムとの戦闘中、フレイ・アルスターの乗るドミニオンの脱出艇を、
救援に向かったキラの眼前で、今度こそフレイを保護できたと彼が安堵した瞬間に死角からのドラグーンで撃墜し、
目前でフレイが死亡したショックにより、キラと彼が駆るフリーダムを一時戦意喪失に追い込んだ。


これでクルーゼは最早キラは再起不能と判断したのか、敢えてフリーダムに追撃を掛けずに宙域を離脱し、
今度はエターナルクサナギに迫り、周囲にいたM1部隊を殲滅していった。


が、フレイの死から立ち直り、SEEDを発現して追撃してきたキラ=フリーダムの猛攻を受け、
着実にフリーダムにダメージを蓄積させるも、その猛攻を捌き切れず、プロヴィデンスもまた徐々に武装を損傷させられていく。
激闘の末、フリーダムの腕と足を一本ずつ破壊するも、フリーダムの連結させたビームサーベルによる攻撃でプロヴィデンスは両腕を捥がれ、
なおもビームサーベルを構えて特攻してくるフリーダムのメインカメラと胸部を残った2機のドラグーンで破壊するが、
フリーダムの勢いは止まらず、直後にコクピット付近からバックパックまでをサーベルで貫かれたプロヴィデンスは完全に機動力を喪失。


辛うじてサーベルが直接当たっていなかったため、この時点ではクルーゼは即死してはいなかった*6ようだが、
機能停止した場所が発射寸前のジェネシスの発射口目前であったため、発射されたレーザーが直撃したプロヴィデンスは核爆発を起こして跡形もなく吹き飛んだ。
なお、このジェネシスの事実上最後の一射は、プロヴィデンスとその誘爆が障害となってミラーブロックにレーザーが届かずに反射できなかったため、不発に終わっている。
世界を終末に導くべく暗躍した男が、結果的に世界の終末を導きかねなかった一撃を防ぎ、
さらに終末そのものも回避させることになったとは、なんとも皮肉な結末と言えるかもしれない。




バリエーション


◆プロヴィデンスガンダム(初期型)

PS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』に登場。
ドラグーン・システムを搭載する前のプロヴィデンス。背部からビームサーベルと思しき円筒状のものが4本飛び出している。
胸部のパイプと頭部のクルーゼの仮面のような意匠が無い。
ムービーのみで見られる。



◆プロヴィデンスガンダム(再製造機)

外伝『DESTINY ASTRAY B』に登場。
ライブラリアンが再製造したようであるが、原型機のままか、下記のニクスに改修されていったかは不明。
ダンテ・ゴルディジャーニの装備のテストの相手になった。



◆ニクスプロヴィデンス

VS ASTRAY』に登場。
ライブラリアンがプロヴィデンスをベースに改造を施した機体。装甲色は白。機体名にあるニクスは「雪」を意味する。(白いカラーリング、後述する右肩に移植された大型バックパックからか)
原型機からバックパックを右肩に移動、複合兵装防盾を左肩固定装備化、ビームライフルをドラグーンストライカーとして背中に装着した機体となっている。
個人差も大きいパイロットの空間認識能力に合わせたドラグーンの配置変更の結果、左右非対称のシルエットとなりバランスも大きく変化したが、
これについては、改良後も「機体の歴史的象徴」として残っている胴体部ケーブルも含め「MS本体では戦わない」という意思表示も含まれている模様。


作中では一応ラスボスポジションとなっているがパイロットに積極的に戦うつもりがなかったため見せ場も無いまま出番を終えている。




関連機体


ドレッドノートガンダム

ザフトが小型化に成功したニュートロンジャマーキャンセラーと、核エンジンを初めて搭載した「プロト・ザフト・ガンダム」。
この機体にはドラグーンの試作兵装である、有線式の「プリスティス」*7も装備されており、その運用データはプロヴィデンスの開発に利用されている。
この他、同時期に開発されたテスタメントリジェネレイトなども、
設計思想は大きく異なるが、プロヴィデンスと同じくニュートロンジャマーキャンセラー搭載の次世代型MSの試作機である。



レジェンドガンダム

C.E.73年代に開発されたザフト製MS。
プロヴィデンスザクを経由したプロヴィデンスの後継機であり、シルエットや装甲色など外観、武装構成などが似通っている。




立体化


ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、HG GUNDAM SEED、1/100、MGで発売。
HG GUNDAM SEED版はSEED HD REMASTER放映に伴い、成型色を調整したVer.も出た。
いかんせん元が昔のキットなので可動範囲が狭く、部分塗装も必須。
1/100は1/144より分割が細かくなったが造形はあまり変わらない。


上記のニクスも1/100に新規パーツを追加する形で発売。成型色が異なるが、通常のプロヴィデンスとして組むことも可能。


MGはフリーダム Ver.2.0から内部フレームが一部共通し、ビームライフルも芯の部分に用いるとして流用されているが、格段に造形が良くなっている。
また、ドラグーン射出状態を再現するエフェクトパーツもついている。
通常版と、ザフトの紋章を模したディスプレイベースや特製デカールの入った「プレミアムエディション」の2種が発売された。
通常版のパッケージイラストの迫力も話題になった。




ゲームでの活躍


□VSシリーズ

  • 連合vsザフト

コスト560で、無印では唯一のドラ持ち機体。
ドラグーンで相手を封殺しつつ高威力のライフルをぶち込むといった中距離間の射撃戦を得意とする。
主力格闘である飛び蹴りで迎撃もこなせる。


が、無印ではドラグーンの性能が今ひとつ。
しかもドラグーン持ちということもあってか、メイン射撃のリロードや機動力が低めにされていたため、全体としてこれといった強みのない機体という形に。
結果コスト560帯では最低の評価を受けていた。


続くⅡでは一次解禁の隠し機体として登場。
主な変更点はドラグーンと格闘の強化。前作の反動でテコ入れが入った形である。
また、同時にシステム面の調整として一律でステップ性能が下げられたため、ドラグーンが非常に引っ掛けやすい強武装と化した。
ライバル機だったジャスティスの弱体化も重なった結果、解禁直後から不動の最強機体として君臨し続けることになってしまった。
大会出場者にも御用達の機体でああり、特にプロヴィとラゴゥのコンビが非常に流行った。


またではスピード覚醒を使ってドラ射出→キャンセルを繰り返すことで、
機体がフィールド上を猛スピードで動き回る技(通称さいたまっは)が使える。
他の機体でも可能だが、ぜひプロヴィかレジェンドのを観てみることをおすすめしたい。


  • ガンダムVS.ガンダム NEXT

家庭機版に登場。
GP2000で、“さいたまっは”はなくなったが射撃チャージをマルチロックすると原作ばりのドラビーム弾幕が張れる。
ただし弾を著しく消費してしまう割には命中率が低いので、一種の魅せ技。
通信でやると処理が追いつかなくなることも。
アシストはゲイツ。


コスト2000で中間アップデートで解禁。SEEDの出撃ムービーで登場していたので予定通りではあった。
今作のクルーゼはシリーズ初のパイロットスーツ姿。但しヘルメットは被っていない。
単独射出・包囲・待機と様々なドラグーンが使え、コスト帯以上のパフォーマンスを誇る。
更に広範囲にスタン属性のビームの網を張るビームカーテンも追加された。


格闘も判定が強いものが多く、前格が復活したため「さいたまキック」も復活した。
しかし、ダメージや機動力やライフルなどは並程度なのでそこまで「強機体」ではない。


  • 機動戦士ガンダム Extreme vs.MAXI BOOST

レジェンドガンダムの参戦やドレッドノートの追加に合わせて、コストが2500へ昇格した。
コスト相応の機動性や耐久値、新規格闘や従来格闘のモーション追加などより接近戦への強化が成されている。
サブ射撃のドラグーンは一基ずつの周囲展開が無くなり、代わりに即時展開と同時に発射する新規射撃が追加。
さり気なくビームのエフェクトも変更されているが、これによるヒット判定の弱体化などは存在しない。


コマンド変更を主体とした修正が入り、射撃と格闘の両面で強化が入った。
射撃CSはビームライフル単発になり掠当たりこそ無くなったが、当てれば安定したダメージを取れるようになった。
サブ射撃は従来通りだが、ドラグーン一斉射出が無くなったので以前よりも必要性は高まった。
特殊射撃はドラグーン一斉展開から従来のビームカーテン展開か大型ドラグーン展開のどちらかを選べる。
大型ドラグーン展開は周囲に3基展開し、メイン射撃連動か特殊射撃入力で広範囲にビームを発射するもの。
初期は特に範囲が広めに設定されており、引っかけ性能が高かった。
特殊格闘は飛び跳ねて叩き斬りか、回り込んで切り抜けかをレバー有無で分けるようになった。


下サブ射撃にドラグーン一斉展開が復活。
また、特殊射撃のゲージが分離し、N特殊射撃のビームカーテンは一定時間後に敵機に追従し再展開する仕様になった一方、
レバー入れ特殊射撃は強よろけ属性となった。
N格闘と横格闘に後派生の乱舞が追加などの恩恵も得られたが、やはり上記の一点が決定打となり同コスト帯でも輝ける性能となっている。
SEED20周年を記念したアップデートでグラフィックがかなり変化し、MGとほぼ同等のクオリティレベルへ昇華。
更に勝利ポーズに、ドラグーン一斉発射→MG特別版パッケージのポーズを取る新規モーションが追加された。


下格闘にドラグーン即時展開が配置され、旧下格闘は下特殊格闘へ、旧下サブ射撃は格闘CSへ移行した。
サブ射撃には新規でジン呼出攻撃が追加され、突撃かキャニス短距離誘導弾発射筒を発射する。
使用感はほぼ変わらないので前作プレイヤーも扱いやすくなっている。


Gジェネシリーズ

大抵の場合は地上・宇宙を問わず高機動で動き回れ、攻撃面は広範囲かつ高性能なドラグーンを持ち、
防御面はPS装甲とNJCを有しているためEN切れがほぼ望めないので、敵として出てくる場合はかなり厄介な存在となる。
反面、ドラグーン系武装はMP消費なのでパイロット適性に大きく左右される場合もあるので、
味方ユニットとして扱う場合は覚醒値が低いパイロットは避けておこう。


  • GジェネSEED

SEEDが本格参戦した初めての作品とあってプロヴィデンスも勿論登場。
なんとミーティア装備フリーダムと戦う専用ムービーも用意されており、ほぼ原作通りに蹂躙している。
余談だが、GジェネSEEDではウッソ・エヴィンにその独特な外見から「ダニもどき」と言われた。


  • GジェネPortable

生産コストがフリーダム/ジャスティスの両機を凌駕しており、同作品内で本機を超すのはミーティア装備のみ。
性能はまさしく優秀で、武装的に没個性気味な上記二機と比べて扱い易い。


  • GジェネWARS

ドラグーン無しで全属性に対応でき高火力なストフリに出番を取られがち。因みにストフリもドラグーン持ちである。
明らかに発展機であるレジェンドの方が強いので特に思い入れがなければとっとと開発してしまおう。


クルーゼをパイロットにすると戦闘開始時に専用カットインが流れる。


  • GジェネCROSSRAYS

機動性はフリーダムに劣るものの、攻撃面はやや上という立場。
原作同様にPS装甲とNJCを有するが、
初期ステータスのENではギリギリPS装甲の毎ターン消費量が上回るため、育成する際はENに多少振分を重視するといいだろう。
入手方法は前作以前と比べるとやや難しく、開発系譜ではレジェンドかテスタメントからしか不可能。



□GENERATION OF C.E.

MS単体としては作中最大のHPを誇り、武装面もデスティニーやストライクフリーダムに劣るものの高威力なものばかりと高性能。
SEEDルートでは最終面でクルーゼ搭乗機が敵として登場。このステージをクリアすると手に入る。
DESTINYルートでは分岐ルートによってはレイが敵ユニットとして搭乗したり、NPCが複数機登場するルートがある。



スパロボシリーズ

第3次αJW・X-Ωに参戦。


第3次αではHPが10万を超えるボスユニットとして登場するが、既に戦力がほぼ完全に整っている上に次のステージのインパクトがデカすぎるので残念な印象を受ける。


Jでは中の人ネタで一方的に秋津マサトに絡むクルーゼ共々印象に残るだろう。プロヴィデンスには『帝』の意味があるのも憎い。
Wでは高い指揮と運動性、MAP兵器でプレイヤーを嫌らしく攻撃してくる。



□ガンダム無双シリーズ

  • 真・ガンダム無双

シリーズではクルーゼ共々初参戦。
ドラグーン主体の機体だが、チャージ技で通常攻撃にドラグーン援護が付与されたり、ドラグーンで一定箇所に集中してビームを連続照射するSP攻撃など、
他のファンネル機などとは若干毛色が異なる性能を持つ。
雑魚殲滅力も高く、エース・巨大MA戦でも使い易いが戦艦相手だと攻撃が届きにくいので少々工夫が必要。





君ならこの項目を追記・修正出来るやも知れんな……?


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  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-10-18 22:11:36)
  • 確かにニクスはあんまいけてないけど、この文はちょっと個人の感情出過ぎじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-01-11 11:33:00)
  • ニクスは分かりやすく言えば、整形手術を失敗した様なものだろうな。 -- 名無しさん (2016-01-11 12:55:13)
  • 何をトチ狂ったかロボ魂はプレバンで1万超え。 ドラグーン用エフェクトしか付かないのにこの値段はなんだ。 -- 名無しさん (2016-01-11 15:57:11)
  • ロボット魂今日届いたけど、実に良い。カッコいい。だが値段は確かに高すぎる。あとは背部プラットフォームと本体の接続軸が折れそうで不安。クオリティ自体はホントにいいのだけれど -- 名無しさん (2016-01-26 18:03:04)
  • ↑ 他に流用できないから値段は仕方ないかもだがせめてもうちょいドラグーンのエフェクトを射出だけじゃなくて展開状態にできるようにしてほしかったよな。 -- 名無しさん (2016-01-26 20:48:35)
  • 強くて悪くてカッコイイ。放送当時、こいつの登場は徹底的に情報を伏せられていた覚えがある(確かだけど)。時期を逃せばグッズは売れなくなるだろうに、この措置には凄く気概を感じる。 -- 名無しさん (2016-04-21 13:40:15)
  • 徹底的に伏せられたというか、終盤まで登場の予定がなかったって聞いた事はある。 -- 名無しさん (2016-08-24 22:58:06)
  • まあ、ファーストのジオングポジションの機体だしな。 -- 名無しさん (2016-08-24 23:24:45)
  • ドラグーンを無理やりつけた未完成っぽい所や、オールレンジ攻撃主体な所はまんまジオングのオマージュ -- 名無しさん (2016-10-09 01:09:15)
  • MG出るし、元々の格闘戦仕様機も作例か何かで見せてくれんかな -- 名無しさん (2016-11-22 22:33:23)
  • 4本のビームサーベルはジ・Oのオマージュかな 同じ神の意志って名前の機体だし -- 名無しさん (2016-11-23 18:17:43)
  • とうとうこの機体がMGになるのか。ガンプラ大会とかホビー雑誌で最終話を再現する人が出てきそう。いつかレジェンドもMG化して欲しいな。 -- 名無しさん (2016-11-23 18:58:23)
  • 伏線(Nジャマキャンセラー開発、ラウはムウの父親のクローン、ムウ及びラウは空間認識能力有り)は残しながらも終盤48話の初出撃まで一切前情報無し→49,50話のたった2話でエース含め多数のMSを撃破、ミーティア装備のフリーダムさえも圧倒する活躍を見せたことで視聴者に強烈な印象を与えた。 -- 名無しさん (2016-11-23 20:30:48)
  • 不完全な状態で通常武器も取り回しが悪い、機体とドラグーンを操るラウはぶっつけ本番とこれで大活躍したラウがすごいのか、やられかけたキラがヘタレなのか -- 名無しさん (2017-01-04 22:24:05)
  • いや普通にキラが凄いだろ。あのフレイ殺された時のキラ以外ドラグーン回避して落とせる奴なんているか?それだけドラグーンの恩恵はでかいぞ。・勿論ラウの能力あってこそだが -- 名無しさん (2017-01-05 12:42:28)
  • ↑2 ミーティア破壊されただけでジェネシスの目の前でやり合うまではほぼ無傷なんですが。 その後は捨て身の特攻するところだし。 -- 名無しさん (2017-01-17 14:53:54)
  • 顔の部分には変態仮面が装着されている。 ってなんだよ -- 名無しさん (2017-01-31 11:06:45)
  • ↑顔にラウの変態仮面と似た形のパーツが付いているんやで -- 名無しさん (2017-01-31 11:31:02)
  • ↑アンテナの間の黒い部分のことかスマソ 分かりずらい表記だなぁ -- 名無しさん (2017-01-31 11:37:49)
  • 種ラストの暴れっぷりでオールレンジ攻撃の恐怖を再び知らしめた機体。 -- 名無しさん (2017-06-15 21:36:07)
  • ダガーはまだしも、バスターまでが手も足も出ずにズタズタのボロボロにされたのが本当に恐ろしくて仕方がなかった -- 名無しさん (2017-08-07 01:44:01)
  • 急造故の未完成さを初見殺しで補ってた機体。これを初陣であれだけ使いこなしたクルーゼ凄くね? -- 名無しさん (2019-09-14 18:37:28)
  • ガワラ先生は一週間でこいつデザインしたらしいけどすごい良デザインだと思う、メカ的面白さとラスボスにふさわしい悪カッコいいデザイン併せ持ってて -- 名無しさん (2019-09-14 19:49:49)
  • 後継機だし、実際設定はレジェンドの方が強いんだろうがパイロットに差がありすぎてプロヴィデンスの方が強そうに見える -- 名無しさん (2019-12-02 22:54:30)
  • カラーリングといい、主人公機の頭を吹き飛ばした行動といいまんまジオングをリスペクトしてるな。 -- 名無しさん (2020-01-01 14:46:37)
  • スパロボWでスーパー系の悪の首領と一緒に出てきたときの違和感のなさと言ったら -- 名無しさん (2020-01-29 14:55:31)
  • なんでザフトは初期案で4本のサベールしか持たない格闘戦用なんて開発したんだろう?いくら核エンジンとはいえ銃火器がない機体なんて機動力が余程高くなきゃ蜂の巣にされるのは目に見えてるだろうに -- 名無しさん (2020-04-04 22:16:57)
  • ↑ビームの出力の強化を検討していたのでは?それにその機動力をよほど高めるのを考えてたとも考えられるし -- 名無しさん (2020-04-04 22:34:52)
  • ↑2 ファーストステージの機体は連合のGATシリーズと一緒で試験的な意味合いが強い。ザフト開発陣がやってみたかったことをゲイツを叩き台に一通りやってみただけ。 -- 名無しさん (2020-07-27 09:32:48)
  • 盾のビームサーベルってゲイツみたいになったのはリマスターから? それとも元から? あと、マキブONできちんと二本になってるのは芸が細かいと思った -- 名無しさん (2020-10-06 01:04:50)
  • シルエットがパルパレーパプラス(プラジュナー)にクリソツ。最終回はコンテがコンテだけにもろ被ってたw。 -- 名無しさん (2021-10-20 22:03:28)
  • 当初の予定のままの格闘戦仕様だったら、クルーゼは原作みたいな大暴れも出来ずにキラから一方的な不殺で終わってたかもな… -- 名無しさん (2022-05-30 19:36:17)
  • MG組み立てたら腕が凄く短くてビビった。肩が大きくてそう感じるのか?いややっぱり腕が短いな。大型の武器で気づかなかったが、結構歪なプロポーションしてるな、この機体 -- 名無しさん (2023-01-02 14:16:01)
  • ↑腕なんか飾りです。偉い人にはそれがわからんのです! -- 名無しさん (2023-06-09 10:38:33)

#comment

*1 兄弟機であるジャスティスは「X-09A NOVE」、フリーダムは「X-10A DIECI」と型番もセットで彫り込まれているが、プロヴィデンスのみ数字だけで型番が書かれていない。
*2 元々、この額のナンバリングはチーフメカ作監である重田智氏が「SEED」に登場するガンダムを登場順で描き込んだお遊び的なものだったのだが、後にプラントの技師がイタリア系であったことから彫り込まれるようになったという設定が付加されている。
*3 現実の試作兵器・実験兵器も予算削減や建造時間の短縮のために既存の兵器を流用する事はままある。米軍の実験機X-29などが好例。
*4 この仕様変更は元々数の利で劣るザフトに内在していた「一対多数の不利を覆せる機体の必要性」といった課題に、本機の出力面などを考慮してより効率的に多数の敵を殲滅する能力を模索した結果とされる。
*5 媒体により実弾の機関砲になっている事もある。
*6 ビームの光に照らされ、その熱放流で仮面が吹き飛びながらも口元には薄く笑みを浮かべ、感嘆とも取れる声を漏らしていた。
*7 有線式とはいっても量子通信で制御しているため、断線しても問題なく運用できる。

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