aklib_story_快刀乱麻_5-4_空っぽの家_戦闘前

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快刀乱麻_5-4_空っぽの家_戦闘前

チェンとホシグマはファーが遺した情報で示された場所に到着し、そこから着手する算段を立てる。 レユニオンを発見した二人は、迅速に行動を開始したのだった。


[チェン] ホシグマ?

[ホシグマ] はい。隊長。

[チェン] 顔色が悪いぞ。

[ホシグマ] いえ、大丈夫です。少し考え事をしていました。

[チェン] ……奴を巻き込んだ結果がこう出るなんてな……。

[ホシグマ] 仕方がありません。こういう生き方を選んだのですから。龍門の言葉でいうと、それが命運なのでしょう。

[チェン] 極東人もそんなものを信じるのか?

[ホシグマ] これだけ多くのことを経験すれば、信じたくなかろうが認めざるを得ません。

[ホシグマ] ファーが遺した情報はどうでしょうか?

[チェン] 正確なものだ。ここが記載されていた位置にあたる。

[ホシグマ] 我々の目標は、あのコソコソ隠れまわっているレユニオンですか?

[ホシグマ] まだこちらには気づいていないようですね。近衛局が完全に包囲していることも知らないでしょう。

[ホシグマ] 都市エリアを囲むように何かを組み立てているようですね。

[チェン] おそらくこの場所はレユニオンの各拠点につながるハブとしての役割を担っているはずだ。

[チェン] ここの通信施設を破壊すれば、全エリアの敵に大打撃を与えることができる。

[チェン] 近衛局ビルへ向けての総攻撃を行う際、これが大きな勝機を生むだろう。

[ホシグマ] ええ、その通りかと。

[チェン] ただファーの情報のうち、あの一節が気にかかる。

[ホシグマ] レユニオンの活動が拠点の構築に留まらず、別な目的もあるという部分ですね。

[チェン] ああ、その通りだ。

[チェン] 「敵はある目標を秘密裏に探索中。高い価値のあるもののようだ。優先してその動向を追え」

[ホシグマ] 奴らは富裕層が住む区画で何を? 彼らにとって価値のある目標がこんなところにあるのでしょうか? 金銭が目的とも思えません。

[チェン] その点は私も不思議に思う。避難計画の実行により、この街に残っている市民は一人もいない。

[チェン] もしレユニオンが市民の誰かをさらおうなどと企てているなら、そのチャンスはもう訪れないだろう。

[ホシグマ] いつ行動を開始しますか? レユニオンの偵察部隊はいないようですので、いつでも強襲できるかと。

[チェン] 今の奴らには狩る側としての意識しかないだろうな。

[ホシグマ] こんな時に獲物側に回ればひとたまりもないというのに、そんなことは夢にも思ってないのでしょう。

[ホシグマ] とはいえ、いますべきは敵の目的を確認することです。

[チェン] ああ、敵を壊滅させるだけなら容易いが、目的を知るには辛抱強くやる必要があるな。

[ホシグマ] 承知しました。

[ホシグマ] いや、あれは……! 敵はあの邸宅の門を破壊しようとしているのでは?

[チェン] 目標はあの家か? よし、隊列を整えろ!

[ホシグマ] ええ、市民の財産を守るのも仕事ですからね。

[チェン] もちろんだ! 狙撃手、構え!

[近衛局員] はっ!

[レユニオン構成員] ……!

[レユニオン構成員] 龍門の軍隊だ! 撤退!

[レユニオン構成員] 連絡を――

[チェン] 狙撃手! 通信兵を狙え! 連絡される前に仕留めろ!

[ホシグマ] 脆すぎますね…即時撤退とは……何か変です!

[チェン] 簡単に逃すと思うか!

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