aklib_story_急転直下_4-8_ストレス反応_戦闘後

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急転直下_4-8_ストレス反応_戦闘後

フロストリーフの案内で、メテオリーテとジェシカを見つけた一行だったが、ジェシカはこの場所での経験により、恐怖に飲まれてしまっていた。 そこで、アーミヤはある力を使い、ジェシカに寄り添い導いて、彼女を奮い立たせるのだった。

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[メテオリーテ] ――！

[フロストリーフ] 撃つな、私だ。……そこにいるんだろう。

[フロストリーフ] 援軍を連れてきたぞ。

[アーミヤ] メテオリーテさん、私です！

[メテオリーテ] 誰？ 待って……まさか、アーミヤ！？

[メテオリーテ] あなたが来てくれるなんて……！

[メテオリーテ] すごく嬉しいし、心強いわ。

[メテオリーテ] ――だけど……

[メテオリーテ] あなたは来るべきじゃなかった。これは向こうの罠なのよ。

[メテオリーテ] 私たちを助けるためにあなたを危険にさらすのは、リスクが高すぎるわ。

[メテオリーテ] これは、判断としては間違いよ……！

[フロストリーフ] だが、どう見てもお前たちは逃げ切れそうにない状況だった。……この子がそれを知っていて、見捨てるわけがないだろう。

[フロストリーフ] だから、今更アーミヤを責めても仕方がない。

[メテオリーテ] 責めてなんかないわ。ただ……

[メテオリーテ] ……ううん、やめておきましょう。……ごめんなさい、アーミヤ。

[アーミヤ] お気になさらず。お二人が無事で、本当に良かったです。

[メテオリーテ] ……ありがとう。

[アーミヤ] ……ところで、ジェシカさんの様子が気になるんですが……彼女に何があったんでしょうか？

[ジェシカ] うぅ……

[メテオリーテ] それが……ちょっと、ショックで気が動転しちゃってるのよね。

[メテオリーテ] 本当は、自力で動けるようになるまで待とうと思ってたんだけど……

[メテオリーテ] この様子を見るに、精神的な傷が残ってる可能性もあるだろうし……

[ジェシカ] ……

[アーミヤ] ……ジェシカさん、大丈夫ですか？

[ジェシカ] ……

[アーミヤ] こうなったら……

[アーミヤ] フロストリーフさん、お願いがあります。ジェシカさんの手を私の腕に乗せて、握らせるように押さえておいてもらえませんか。

[フロストリーフ] ……わかった。

[アーミヤ] ありがとうございます。

[アーミヤ] ……

[アーミヤ] ――！！

[アーミヤ] ……っ……

[フロストリーフ] アーミヤ、大丈夫か！

[アーミヤ] はい……！ ただ……これ、は……

[アーミヤ] 深い、悲しみ……？

[アーミヤ] 曖昧では、ありますが……それでも……

[ジェシカ] ……

[？？？] ――ジェシカさん！

[？？？] もう、大丈夫ですから……！

[？？？] どうか、戻ってきてください……！

[ジェシカ] ……？

[ジェシカ] ……アーミヤ、さん……？

[アーミヤ] ――！

[アーミヤ] はい、アーミヤです！

[ジェシカ] ……ほんとに……アーミヤさん、だ……

[アーミヤ] よかった……これで一安心ですね。

[メテオリーテ] ……ジェシカ、大丈夫……？

[ジェシカ] ……わ、私……

[ジェシカ] ごめんなさい……あんなの、想像すら……してなくて……

[アーミヤ] いいえ、気にしないでください……

[ジェシカ] ……私……あんな……う、ぅっ……

[アーミヤ] ……あなたの感じたこと、私にはわかります。

[アーミヤ] 私も、以前には――

[アーミヤ] 逃げ出したいのに、足が動かない……

[アーミヤ] 叫びたいのに、声すら出せない……そんなことがありました。

[アーミヤ] きっと、あなたも同じような経験をしたんですよね。

[ジェシカ] ……

[アーミヤ] ……それでも、立ってください。ジェシカさん。

[アーミヤ] 怖がらずとも大丈夫です。私たちが、いつでもついていますから。

[アーミヤ] 今のあなたは、一人ではありません。

[アーミヤ] 一緒にロドスへ帰りましょう。

[アーミヤ] フランカさんとリスカムさんも待っていますしね。

[ジェシカ] ……！

[ジェシカ] はい……！

[フロストリーフ] ……

[フロストリーフ] アーミヤ……今のは……

[アーミヤ] ……どうか、ケルシー先生には内緒にしておいてくださいね。