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急転直下_4-5_官僚主義_戦闘前
メテオリーテの部隊だけでなく、ほかの偵察隊もレユニオンの襲撃に遭い、通信が途切れてしまった。 そんな中で入ったケルシーからの連絡は、龍門へ決断を迫るものだった。状況を知ったチェンも事態の緊急性を認め、アーミヤは救援任務への協力を要請した。
[アーミヤ] えっ……もしもし? フロストリーフさん……!?
[アーミヤ] 一体、何が――
[前衛オペレーター] ――こちら、第二偵察隊! アーミヤさん、聞こえますか!
[前衛オペレーター] 我々は現在、廃都市から撤退中です! というのも……
[前衛オペレーター] レユニオン……が……
[前衛オペレーター] ……
[アーミヤ] また、通信が……
[アーミヤ] っ、第三偵察隊! 聞こえたら応答してください、第三偵察隊!
[アーミヤ] ……
[チェン] ……
[ケルシー] ――アーミヤ。
[アーミヤ] ! ケルシー先生! 今、どこにいますか?
[ケルシー] ロドス本艦のブリッジだ。
[ケルシー] 君に頼みがあるのだが――
[ケルシー] 隣にいるだろうチェン警司に、一つ聞いてみてくれないか。
[ケルシー] 「龍門はいつまで下らん意地を張り続けるつもりだ?」と。
[チェン] ……今の言葉、聞かなかったことにしておこう。
[チェン] とはいえ、確かにこれは一刻を争う状況だな。
[ホシグマ] 報告書をお持ちしました。……おや、どうかなさいましたか? お二人とも、随分険しい顔ですね。
[ホシグマ] ――もしや、緊急の任務でしょうか?
[チェン] ああ。
[アーミヤ] みなさん、準備をお願いします。すぐに出発しますので。
[アーミヤ] ――チェン隊長。この救援任務のため、我々は龍門に対し、近衛局を派遣しての協力を要請します。
[アーミヤ] あの場所には、一時的にレユニオンの司令部もおかれているようですし――
[チェン] ……
[アーミヤ] 通信が途切れた今も、偵察隊のみなさんは、それぞれの場所で抵抗を続けているはずですから。
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