aklib_story_起死回生_3-1_合流_戦闘前

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起死回生_3-1_合流_戦闘前

ロドス一行は、近衛局との合流後、ミーシャがWに拉致されたことを知る。その際アーミヤの説得により、チェンはついにミーシャがチェルノボーグ要人の娘であることを明かしてくれた。 そうして、さらわれた彼女を取り戻すべく、近衛局はロドスと連携を取りつつ、レユニオンを追跡するのだった。


[チェン] そちらも、問題発生か。

[アーミヤ] 何が起きたんですか? チェン隊長。

[チェン] レユニオンの待ち伏せに遭った。

[チェン] 援軍を足止めされ、火力で押されて陣形を崩されたんだ。

[アーミヤ] では、ミーシャさんは……

[チェン] 赤い服の女にさらわれた。

[チェン] 私は、本当なら――

[アーミヤ] ……?

[チェン] ……いや、なんでもない。

[アーミヤ] ――

[アーミヤ] チェン隊長。これ以上隠し立てをされると、私たちの協力関係にも悪影響を及ぼしかねません。

[アーミヤ] やはり、聞かせていただけないでしょうか。ミーシャさんに、どんな秘密があるのかを。

[チェン] それを伝える義務はない。

[アーミヤ] ですが、我々ロドスには、任務に際して対象を理解し、適切な戦略を立てる義務があります。

[アーミヤ] 確かに、情報があろうとなかろうと、近衛局の指示に従って行動することに変わりはありませんが――

[アーミヤ] 感染者の力を以て、感染者に対抗するというのも、それなりの情報があってこそできることなんです。

[アーミヤ] 現状、近衛局は情報を持ってはいるものの、感染者相手にどう戦えば損害を減らせるかはご存知ないことでしょう。

[アーミヤ] 一方ロドスは、感染者に対抗できる実力はありますが、レユニオンの目的すらも把握できていない状態なんです。

[チェン] ――

[チェン] その物言い、どこかあの医者に似ているな。

[アーミヤ] そ、そうですか……?

[アーミヤ] であれば、恐らくそれは……

[アーミヤ] 今お話ししたことが、お互いにとって重要なことだからこそでしょうね。

[チェン] ……いいだろう。

[アーミヤ] あっ、もしウェイさんへのご相談が必要であれば――

[チェン] ――我々がミーシャ関連の情報を調査した結果、彼女の父親がチェルノボーグの要人であることが判明した。

[アーミヤ] ミーシャさんの、お父さんが……?

[チェン] そうだ。とはいえ、彼女自身がどれほどチェルノボーグ関係の情報を知りえているかは未知数だがな。

[チェン] ミーシャは何ひとつ知らないのかもしれないし、多くを知っているのかもしれない。

[チェン] それを把握している人間は、誰一人としていない――

[チェン] ――彼女本人を除けば、な。

[チェン] さらに言うと、彼女が何かを知っていたとしても、その内容については、こちらでは見当もつかん。

[チェン] だが、レユニオンの次の標的が龍門であると思われる以上――

[チェン] それがどんなものであろうと、奴らにチェルノボーグ関係の何かを利用されることは阻止せねばならない。

[チェン] レユニオンにミーシャを奪われるわけにはいかなかった理由は、そこにあるというわけだ。

[チェン] まあ、そうは言っても、実際にキミが彼女を見つけるまでは――

[チェン] 「そうした素性の感染者が、避難民に紛れて龍門に入ったらしい」という情報も含めて、真偽不明の状況だったのだがな。

[アーミヤ] なるほど。そういうことなら、すぐに動くべきですね。

[アーミヤ] レユニオンがチェルノボーグへ引き揚げてしまう前に、ミーシャさんを救出しなければ!

[アーミヤ] ロドスの皆さん、急ぎ出発の準備をしてください!

[チェン] 待て。もとより、あの感染者の捜索は近衛局の任務だ。

[チェン] ――その上、彼女をレユニオンに奪われたことは、我々の落ち度でもある。

[チェン] そこでロドスには、共同での追跡に当たるよりも、近辺のレユニオンを排除し、脅威を取り除くことに注力してもらいたい。

[チェン] これは命令だ。

[アーミヤ] ――わかりました。

[チェン] よろしく頼む。

[レユニオン構成員] や、やめろ! なな、殴ったりしないでくれっ……

[チェン] 貴様――龍門に足を踏み入れる前に、こうした未来を少しでも想像しなかったのか!

[レユニオン構成員] うわああっ!

[チェン] 全員拘束しろ!

[チェン] ここにいる奴らは違う……

[チェン] チッ……こいつらでもないな。

[近衛局隊員] あの連中、逃げ足が速すぎますね……

[チェン] 見たところ、レユニオンにも階級制度があるらしいな。

[チェン] 今残っている連中は、時間稼ぎ用の捨て駒ばかりだろう。

[チェン] しかし、こちらの援軍がたった一人のレユニオンに足止めされたということは……

[チェン] やはり、もしかすると……

[近衛局隊員] 隊長! あそこに、レユニオンの姿があります!

[チェン] 了解、ついてこい!

[近衛局隊員] ――!

[近衛局隊員] お気をつけください!

[近衛局隊員] 伏兵です!

[レユニオン構成員] し、死にやがれっ!

[チェン] 私を――煩わせるなッ!

[近衛局隊員] 隊長! この辺りはまだ龍門領内なんですよ!

[近衛局隊員] 周りの設備にも使い道があるかもしれませんし、あんまり壊しすぎないでください!

[チェン] ええい、やかましい!

[近衛局隊員] そう仰らず! せめてそこら中を細切れにするのだけはご勘弁を!

[レユニオン構成員] く、クソッ……

[レユニオン構成員] なんて手強い女だ……!

[チェン] ――「手強い」、だと?

[チェン] 何を今更……馬鹿な連中め。

[チェン] ――まさか、この龍門が――

[チェン] 貴様らの暴挙を、そうやすやすと許すような場所だとでも思っていたのか!?

[チェン] ――総員、進め!

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