aklib_story_相思相殺_2-5_落下物_戦闘前

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相思相殺_2-5_落下物_戦闘前

ペンギン急便従業員のテキサスが、撤退ルートの情報を持って合流した。一行は撤退に向けて動き出そうとするものの、そこへレユニオンが現れた。 そして、彼らを率いるレユニオン幹部――スカルシュレッダーは、ミーシャのことを知っているらしい言動を見せるのだった。


[テキサス] ……

[テキサス] ……ロドスが来ない……随分遅いな。

[テキサス] ――うん?

[レユニオン構成員] ――急げ、もうすぐ迎撃ポイントだ!

[テキサス] ……やれやれ。さっき封を開けたばかりなんだが……

[テキサス] 無駄にしてしまったな。

[レユニオン構成員] 早くしろ! 後続部隊も遅れるな!

[テキサス] ――おい、そこの仮面男。

[レユニオン構成員] っ、誰だ!?

[レユニオン構成員] てめえ、何のつもりで……

[テキサス] 御託はいい。さっさとかかってこい。

[フランカ] あら、テキサス。エクシアの代わりに来てくれたの?

[アーミヤ] よかった……すごく心強いです!

[テキサス] まあ、これも仕事の内だ。

[テキサス] 早速だが、新しい情報がある。ここへ来る途中、あのレユニオンとかいう連中を何人も相手してきた。

[テキサス] しかしどうやら、それよりもさらに多くの後続部隊が向かってきているようだ。

[テキサス] 奴らはすでに隠密行動をやめ、集団で動き始めていると見ていいだろう。

[アーミヤ] ……そうでしたか……

[アーミヤ] やはり、レユニオンはスラム街を隠れ蓑に使い、龍門内部に潜伏しているようですね……

[アーミヤ] その上、今の行動目標は恐らく、ミーシャさんの確保……

[アーミヤ] でなければ、我々を追ってくるほどの理由はないはずですから。

[リスカム] となると……彼女には何か、龍門とレユニオンだけが知る秘密があるというのは確かですね。

[リスカム] ロドスにとっては不利な状況ですが……

[フランカ] 何にせよ、油断はできないわね。

[フランカ] まあ、その辺のことは、あとであの隊長さんのきれいな顔を突っつきながら詳しく聞かせてもらうとしましょ。

[テキサス] ……話は終わったか?

[テキサス] では、ここからは私が先導しよう。道のりは把握しているからな。

[テキサス] エクシアから撤退ルートの情報も届いているし、問題はあるまい。準備ができたら出発するぞ。

[アーミヤ] はい。フランカさん、各小隊を集合させてくださいますか? それから――

[フランカ] ――ストップ。その前に、まずは一旦隠れましょ。

[フランカ] レユニオンの連中、そこまで来てるわ。

[レユニオン構成員] 居たぞ! 逃がすな!

[フランカ] あ~あ。後ろ取られるのが一番面倒なのよね。

[アーミヤ] ――待ってください。

[アーミヤ] あれは、まさか……!

[アーミヤ] みなさん! 敵方に、レユニオン幹部らしき人物を確認しました!

[フランカ] ……!

[アーミヤ] 全員、警戒してください!

[レユニオン構成員] スカルシュレッダー! 奴らは――いや、彼女はあそこだ!

[レユニオン構成員] 術師部隊、行け! 邪魔な連中を八つ裂きにしてやれ!

[リスカム] 邪魔だなんて、言ってくれるね……全員、警戒態勢を!

[リスカム] 敵術師が複数接近中! 迎撃準備!

[アーミヤ] 護衛対象の元へ、急いでください!

[アーミヤ] 彼らの目的は――ミーシャさんです!

[ミーシャ] ……え……?

[スカルシュレッダー] ――

[スカルシュレッダー] ……見つけた……

[スカルシュレッダー] ようやく……この日が来たんだ。

[ミーシャ] ……

[スカルシュレッダー] ずっと、お前を探していた。

[ミーシャ] ……っ、あなたは……

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