aklib_story_相思相殺_2-2_不戦勝_戦闘前

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相思相殺_2-2_不戦勝_戦闘前

会談の目的は、レユニオンへの対処に関して、龍門とロドスの間の連携を確立することだった。 そこで、ウェイは軍事面でのロドスの実力を確かめたいと申し出てきた。


[チェン] さあ、入ってくれ。

[アーミヤ] ……ケルシー先生!

[ケルシー] ――アーミヤ……

[ケルシー] ……それに、{@nickname}か。

[ケルシー] 君も来ていたとは。

[ドクター選択肢1] ......

[チェン] ……こほん。

[チェン] ウェイ長官、ロドスからほか二名の代表が到着しました。

[ウェイ] ああ、ちょうど良かった。

[ウェイ] そちらの席にかけてくれ。今、ケルシー君から説明を受けていたところでね。

[ケルシー] では、続けましょう。――現状については、ウェイ長官もよくご存知かと思います。

[ケルシー] 貴方は本件を重要視されているご様子ですから、恐らく、龍門の情報網を用いて、レユニオン関係の情報を多く収集していらっしゃることでしょう。

[ケルシー] それでもなお、龍門にはとある重要な情報が欠けているのです。

[チェン] ……

[ケルシー] 加えて、感染者に対する検疫だけでは、根本的な対策とはなりえません。このことは、龍門近衛局の方々も実感しつつあるはずです。

[ケルシー] レユニオンの構成員たちは、検査に大人しく協力することも、わざわざ当局の反応を待って行動することもないのですから。

[ケルシー] しかし、我々ロドスの協力がなければ、龍門は現状の感染者対策だけを頼ることになるでしょう。そうなれば、来たるレユニオンの侵攻によって甚大な被害を被りかねません。

[チェン] 悪いが、少し良いだろうか。

[チェン] 当然ながら、龍門防衛に関することは、ロドスよりも我々近衛局のほうがよく知っている。ゆえに、レユニオンの侵入、潜伏についても対策はすでに済ませてある。

[チェン] 単に、そうした機密情報をロドスに共有する義務はないというだけの話だ。

[ウェイ] ……

[ウェイ] 続けてくれたまえ、ケルシー君。

[ケルシー] ええ。――龍門には、非武装の感染者への対処経験はあるかもしれません。ですが、暴徒化した感染者の集団を相手取ったことはないはずです。この事実は、損失のリスクに繋がることでしょう。

[ケルシー] ロドスの培ってきた経験から言うと――感染者に対して、効率的に対応できるのはその感染者だけですから。

[ウェイ] なるほど。ロドスはレユニオンと対峙した経験から、有効な対応策を持ち合わせているということかな?

[ケルシー] 正確には、まだその経験があるというだけで、対応策を得たとまでは言い難い状態ですが。

[ウェイ] ほおう?

[ウェイ] ロドスはチェルノボーグでの事件に巻き込まれた際、レユニオンに関する数多くの情報を手に入れたと聞いたのだがな。

[ケルシー] ウェイ長官が、どこからその噂をお聞きになったのかはわかりかねますが――

[ケルシー] 現時点では、龍門に共有可能となるほどの情報とは言えないということです。我々の経験は今のところ、貴方とこうしてお話をする資格を得られる程度のものでしょうから。

[ウェイ] 資格があるかどうか……そして、君たちが有益なパートナーとなるかどうかは、あくまで我々龍門が決めることだ。とはいえ、その程度の情報も提供できないというのであれば――

[ウェイ] ふっ。

[ウェイ] 君たちの実力を信用するのは難しいな。

[ケルシー] であれば、私が少々言葉足らずだったようですね。

[ケルシー] あえて強調させていただくとすれば――我々が得た情報は、我々の実力があってこそ持ち帰ることが叶ったものなのです。

[チェン] だが、そうは言っても、レユニオンと同じく感染者組織であるロドスを安易に信用することはできん。

[ケルシー] ――チェンさんが龍門の安全よりも、感染者を盲目的に処罰することのほうが重要だとお考えなのであれば……

[ケルシー] この龍門の法に従い、私を捕縛していただいても構いません。そうなれば、都市がレユニオンに焼き尽くされる様を、牢獄から眺めて嘆くとしましょう。

[ケルシー] ――つまり、最早選択の余地はないということです。

[チェン] ――龍門は、不遜な態度を理由にして、他者の善意を拒むほど狭量な都市ではない。

[チェン] しかし、不要な助言を考えなしに受け入れるような慈善団体でもないんだ。

[ウェイ] ……チェン警司。

[チェン] 長官、このような部外者――それも感染者を、龍門の機密事項に相当する任務へ関与させるのは不適切かと存じます。

[ウェイ] 落ち着け。彼らは客人なんだぞ。

[ウェイ] ――ほかならぬ私の、な。

[チェン] ……

[チェン] 了解しました。

[チェン] 彼らが龍門の法に触れない限りは、受け入れるといたしましょう。

[ウェイ] うむ。……さて、すまなかったね。ロドスの諸君。

[ウェイ] ときに、ふと思い出したのだが……こんな言葉があってな。曰く――

[ウェイ] 「背を預く者に求むるべきはただ一つ」――

[ウェイ] 「信に足るだけの武勇なり」。

[ウェイ] 聞くところによると君たちは、龍門付近に現れたレユニオンの掃討作戦に参加していたそうだな。

[ウェイ] ――チェン警司。軍事面でのロドスの実力、君はどう見ている?

[チェン] ……では、ロドスに関する所見をお話しいたします。

[チェン] まず、この任務についてですが――

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