aklib_story_相思相殺_2-1_龍門_戦闘前

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相思相殺_2-1_龍門_戦闘前

チェルノボーグでの作戦後、ゆっくりと休む暇もなく、次の仕事が舞い込んでくる。 ロドスは移動都市「龍門」との協力協定を取り交わしていた。その協定に則り、ドクターたちは、レユニオンの脅威にさらされようとしている龍門へと向かうのだった。

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a.m.5:57 / 曇天 / 視界：17km

龍門外縁部から外へ4km 荒野

チェルノボーグでのDr.{@nickname}救出作戦から4日後

[PRTS] おはようございます、Dr.{@nickname}。今回の休息時間は99999999――――

[PRTS] ――――時間でした。

[PRTS] 起き上がりたくないご心境は推測可能ですが、すぐに作戦会議室へ向かっていただくよう指令が出ております。また、ケルシー医師より、医学的見地からのアドバイスがありますのでお伝えします。

[PRTS] 「窓を開けて空気を入れ替えること」。「ビタミンD不足を予防するため、デッキに出て太陽光を浴びること」。アドバイスは以上です。

[アーミヤ] あっ、ドクター！ おはようございます！

[ドーベルマン] Dr.{@nickname}、来たか。

[アーミヤ] 具合はどうですか？

[アーミヤ] 昨日はどこか、痛みで動きづらそうでしたが……

[ドクター選択肢1] すっかり良くなった。そっちは？

[アーミヤ] よかった！ 私も、もう元気いっぱいです。

[アーミヤ] なんといっても、次の仕事が待っていますし……

[アーミヤ] 早めの準備は大切ですから、体調はしっかり整えておかないと。ドクターも、こうした時に素早く万全の状態に戻れるよう、どうか心がけておいてくださいね。

[ドーベルマン] では、早速仕事の話だ。まずは現状について把握してもらおう。

[ドーベルマン] チェルノボーグでの救出作戦は、大きな損害を受ける結果とはなったが……レユニオンに関する多くの情報を手に入れることができ、作戦目標であるドクターの救出にも成功した。

[ドーベルマン] そして昨日は、この地点から一番近い移動都市である「龍門（ろんめん）」との会談を行い、情報共有の枠組みとして協定を結ぶことで合意となった。これはすでに、関係書類も送られてきている。

[ドーベルマン] 他方で、レユニオンの見せる動きからして、奴らが次のターゲットに選んだのはその龍門であろうことが判明した。

[ドーベルマン] ともあれ、細かいことは、かの都市を訪問しているケルシーの判断を待つことになるだろう。

[アーミヤ] ひとまず、龍門はこちらからの要請に応じて、都市付近への一時的な停泊許可を出してくれました。それから、消耗した物資の提供もしてくれるそうです。

[アーミヤ] ただし、その代わりに、ロドスは龍門外縁部での防衛任務へ協力することになっています。

[アーミヤ] それと……今日こんなに早く来てもらったのには、この説明のほかにも理由がありまして……

[ドーベルマン] 私から説明しよう、アーミヤ。

[ドーベルマン] 昨晩から荒野で、チェルノボーグを脱出した生存者らしき人々が目撃されていてな。その集団は龍門に向かって移動しており、午後には到着する見込みなんだ。

[ドーベルマン] しかし、その生存者たちには、多くのレユニオンが紛れ込んでいると思われる。となれば、我々は龍門との協定に基づき、龍門第五区外周付近の防衛に当たらなければならない。

[ドーベルマン] そこでドクターには、前回とは異なる状況に対応するため、出発前に新しい戦術を覚えてもらう必要がある。ゆえに今日はまず、演習から開始しようというわけだ。

[アーミヤ] ということですので、ドクター。今日もよろしくお願いしますね。

[アーミヤ] 頑張ってください！

[ドーベルマン] それでは……

[ドーベルマン] 演習を終え次第、その15分後には龍門へ発つ。各自、出発に向けて準備してくれ。

[ドーベルマン] ドクター、お前はオペレーターたちに配置の指示を出し、全員の準備を十全のものとするように。

[ドーベルマン] 遅刻は断じて許さんからな。