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暗黒時代・上_序章・下
部隊を率いて救援に来たドーベルマンが現状を説明する。 会話の最中、ロドスの支援システムであるPRTSがアーミヤに連絡を取ってきた。そして、それをきっかけに、ドクターは指揮システムへの接続を果たすのだった。
[前衛オペレーター] こいつで――最後だ!
[レユニオン構成員] うわあっ!
[前衛オペレーター] 敵部隊の撤退を確認! ターゲットは全員排除しました!
[前衛オペレーター] ……アーミヤさんの言ってた通り、Dr.{@nickname}の指揮があると本当に心強いですね。
[アーミヤ] はい! お陰で、苦戦せずに済みました。
[アーミヤ] やっぱりドクターは、これと比べものにならないほど厳しい戦いも経験していますからね。
[レユニオン構成員] くそっ……どうして、ウルサス人でもない連中が妨害なんかしてくるんだ……!
[レユニオン構成員] 俺たちの邪魔をするつもりなら……容赦しないぞ!
[???] させるか!
[前衛オペレーター] ド、ドーベルマン教官!
[ドーベルマン] ぼーっとするな、蜂の巣になりたいのか!
[前衛オペレーター] す、すみません!
[ドーベルマン] 急いで隊形を整えろ!
[前衛オペレーター] はい!
[アーミヤ] ドーベルマンさん! 来てくれたんですね!
[ドーベルマン] ああ。こちらの小隊もレユニオンの攻撃を受けたものでな。
[ドーベルマン] すぐに合流をと思い、駆けつけてきたんだ。
[アーミヤ] ありがとうございます! ……ですが、レユニオンはなぜ我々を攻撃してくるんでしょうか……?
[ドーベルマン] さてな。奴らは感染者のための組織だが……元々、少し盲目的で過激な面があるとは思っていた。
[ドーベルマン] だが、よりによってこのウルサスで、暴力に訴えるような真似をするとは……まったく、自殺行為としか思えんな。
[ドーベルマン] とにかく、このままここにいても、周囲の混乱が深まっていくばかりだ。
[ドーベルマン] すぐにチェルノボーグから離脱するとしよう。
[アーミヤ] わかりました。ドクターの救出も完了しましたし、作戦通り撤退しましょう。
[ドーベルマン] ――では、こちらの人物がDr.{@nickname}か?
[アーミヤ] はい、そうです。
[ドーベルマン] わかった。……ドクター、私とは面識がなくとも、アーミヤのことは知っているだろう? 安全のために――
[アーミヤ] あ、あの、ドーベルマンさん……
[アーミヤ] ドクターは今、調子があまり良くないといいますか……
[アーミヤ] 一言で言ってしまうと……記憶喪失なんです。
[ドーベルマン] 記憶喪失……?
[ドーベルマン] ……そんな状態で、ドクターに指揮権を委ねようというのか?
[アーミヤ] はい。指揮能力に問題はありませんので。
[アーミヤ] その点については、先ほどの戦いで確認済みです。
[ドーベルマン] ……
[ドーベルマン] 私は、よく知らない人間を簡単に信用することはできない。
[ドーベルマン] だが、お前の判断ならば信じよう。アーミヤ。
[アーミヤ] ……ありがとうございます。
[ドーベルマン] では、改めて。――私は行動隊E1の隊長、ドーベルマンだ。
[ドーベルマン] 我々が、ウルサスの都市であるこのチェルノボーグから、ロドス本艦までお前を送り届けよう。
[ドーベルマン] 現在地は、チェルノボーグの中枢区画にある廃墟だ。ゆえに、ここから西に向かって撤退を行う。
[アーミヤ] ただ……当初の作戦では、私とドーベルマンさん、それぞれの部隊が西側の合流地点に向かい、撤退信号を出して待機する、という予定でしたよね。
[アーミヤ] 作戦通りであれば、の話ではありますが……
[ドーベルマン] 本当に、その通り進めばよかったんだがな。
[ドーベルマン] とはいえ、今日がDr.{@nickname}をあの棺桶から救出する最後のチャンスだった以上、仕方はあるまい。
[ドーベルマン] ただ……嫌な予感は拭えないが。
[医療オペレーター] あ、アーミヤさん!
[アーミヤ] どうしたんですか?
[医療オペレーター] そ、それが……ロドスからの通信が入ったんです!
[アーミヤ] よかった、繋がったんですね! もしかして、ケルシー先生でしょうか……?
[???] 申し訳ないのですが、違います。
[アーミヤ] PRTS……?
[PRTS] ご報告します。ニューラルコネクタへの緊急接続要請が、予期せぬ形で実行されました。
[PRTS] 現在、ロドス本艦も通信妨害を受けており、ニューラルコネクタによる接続のみがかろうじて行える状態となっております。
[PRTS] そのため、まだロドスへお戻りになっていないケルシー様と、電波通信による連絡を取ることはできません。
[PRTS] また、アーミヤ様の無事を確認いたしましたので、私のタスクは完了いたしました。
[ドーベルマン] こいつめ……
[ドーベルマン] こんな時に言うことか?
[PRTS] ニューラルコネクタによるロドスの指揮を行う必要がない場合、間もなく接続が切断される予定です。
[PRTS] 皆様のパーティーのお邪魔をしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
[アーミヤ] わわ、切らないで! あなたの助けが必要なんです!
[アーミヤ] ――ドーベルマンさん、ドクターにはPRTSの補助がいると思うんですが……
[ドーベルマン] わかった。だが、急げよ。
[アーミヤ] はい! ――ドクター、紹介しますね。このPRTSも私たちの……仲間でして、次の一手を導き出す手伝いをしてくれるんです。
[アーミヤ] あまり時間はありませんが、とりあえずロドスの支援ネットワークに接続してみましょう。
[アーミヤ] そうすれば、戦いを有利に運ぶこともできるでしょうしね。
[アーミヤ] 慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんし、口頭で指示を出すのとは感覚も違うかもしれませんが、上手く使えば撤退作戦全体がスムーズになるはずですので……
[アーミヤ] ……私を信じてください。そうして、あなたの思うままに、知っている通りにやってみてください。
[アーミヤ] ……始めましょう、PRTS。
[PRTS] 管理者権限の認証が必要です。識別方法を選択してください。
[アーミヤ] ええと、ドクター……何か喋ってみてください。
[ドクター選択肢1] (喋る)
[PRTS] どうして、黙ったまま画面中央にタッチされたのかはわかりかねますが――
[PRTS] 指紋認証により、本人確認が完了いたしました。権限レベル:8
[PRTS] ――おかえりなさい。Dr.{@nickname}。
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