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プロファイル
基礎情報
【コードネーム】エイプリル
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】レム・ビリトン
【誕生日】1月27日
【種族】コータス
【身長】157cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
能力測定
【物理強度】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
個人履歴
元レム・ビリトンハンター。鉱石病に罹患したため職を失い、各地を転々とした結果、ロドスに腰を落ち着けた。
専門的な訓練を受けたことがないため、各ステータスは平均的である。過去の職業経験からか、狙撃訓練に対して強い学習意欲を示したため、現在は狙撃オペレーターとして様々な任務で活躍している。
健康診断
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。
【源石融合率】5%
背部に少量の源石結晶の分布が見られる。
【血液中源石密度】0.17u/L
本人の話によると、感染して以来、できる限り源石が多く分布するような危険地帯は避けてきたとのことだが、比較的厳しい環境の中で長期にわたる生活を送ってきたこともあり、ある程度の病状の拡散は免れなかった。
第一資料
シティガールな雰囲気に溢れている少女。常にポータブルミュージックプレイヤーを持ち歩いている。
外向的な性格で、誰とでも仲良くできる。
QOLへのこだわりが強く、流行りもの好きでもあるため、よくウタゲやオーキッドと楽しく話している姿が目撃されている。
第二資料
レム・ビリトンは鉱業が発達しており、国民は源石に触れる機会が他国に比べて多い。そのため、レム・ビリトンの企業は一般的に、不運にも従業員が感染者になってしまった場合に備えて、ある程度の保障を設けることで、従業員が安心して働けるように努めている。
とは言え、エイプリルの経験から見るに、どうやら全ての企業がこの原則にあてはまるわけでもないようだ。あるいはこうも言えるかもしれない。感染者は忌み嫌われているものの、従業員に安心して仕事をしてもらうため、多くの企業は確かにそれなりの金銭を払って彼らに安心感を与えるのもやぶさかではないと考えている。――しかし、実際にそれを実行する下の人間も同じ考えだとは限らない。
エイプリルがレム・ビリトンに居続けられなくなった本当の理由が、企業が用意していた保障がただの紙くずでしかなかったためか、それとも良からぬ者に謀られたためであるか、今となってはもう知る術はない。エイプリル本人も、その件について追求するつもりはないようだ。いずれにしろ真実がどちらかなんていうのは、あまり明確にする意味もない。仮に後者であったとしても、今のエイプリルでは、それを糾弾し自分が手にするはずだったものを取り戻す手段がないからだ。感染者の立場とはそれほどまでに、弱い。
第三資料
もしロドスにインテリアコーディネート大会があるならば――ロドスでそんな大会が開催される日は永遠に来ないだろうが――エイプリルはきっと好成績を残せるだろう。
ロドスの宿舎は、居住者が基本的な生活を営む上で必要なものは備えているが、部屋の基礎となるデザインは非常にシンプルなものだ。オペレーターの大半は部屋へのこだわりがない。しかし、ロドスは艦体を破壊しない限り、オペレーターが室内を改装することを咎め立てもしない――それどころか、オペレーターが安心して生活できるよう、改装行為を大いに推奨している――ため、一部のオペレーターの部屋はかなり個性的なものになっており、その中でも、エイプリルの部屋は突出している。
彼女の部屋には、ポスター、小物、植木鉢などが置かれ、綺麗に飾り立てられている。全体的に生活感がある雰囲気となっており、彼女の性格にも合っている。本人の日常における振る舞いからも、ロドスでの生活に慣れ、更には気に入っているように見える。大変喜ばしいことである。
第四資料
世間でよく勘違いされがちなこととして、――ある人間が感染者になったとき、その者は当たり前に感染者の側について、感染者に親しんだ立場でものを言うだろう、という考えがある。
しかし事実は明らかに異なる。人は往々にして、突如訪れる変化をすぐに受け入れることができない生き物だ。もし即座に変化を受け入れようと試みでもしようものなら、その者は驚くほど柔軟な価値観の持ち主と言えるだろう。特に突如として鉱石病に罹患したというような事態は、たとえこれを受け入れられないとしても、責められるべきことではない。
誰もが感染者である自分を心を乱さずに受け入れられるわけではない。新たにロドスに加入するオペレーターは全員、仕事中に不要な心理的負担を受けず、トラブルを引き起こさないために、自らのアイデンティティに関する心理カウンセリングを初めに受けなければならない。
エイプリルのような民間の出身者は特にこの方面で注意を払う必要がある――我々には認めなければならない現実があるからだ。感染者に対する差別意識は潜在的に刷り込まれている。人によってはたとえ本人に悪意の自覚がないとしても、感染者を同じ人間だと認めない環境に置かれ、教育を受けてきたがゆえにそれが当然だと認識している。こういう人間は、たとえ自身が感染者になったとしても、他の感染者を仲間だと見なせない。このような認識の矯正は非常に難しい。
幸い、エイプリルの大らかな性格はこの点においてプラスに作用した。確かに彼女も、生まれつき感染者に対する差別意識が根付いており、それによる自己嫌悪も見られたが、心理カウンセリング及びロドスの生活環境の影響によって、すぐにそういった意識から脱却することができた。それだけに留まらず、彼女はどうすれば自分と同じ苦しみを持つ者を助けることができるのか考えるようになった。エイプリルは戦闘能力の面で突出しているわけではないが、彼女の考え方は大いに学ぶべきところがあると言えよう。
ボイス
ボイス(デフォルト) | |
---|---|
秘書任命 |
ハ~イドクター、何か手伝うことある? |
会話1 |
はぁ~……毎日あったかいお風呂に入れるなんて幸せすぎる……感染者になってからは、あまりちゃんとしたお風呂に入れなかったからさ、移住先の都合でね。それにここの食べ物は衛生的だし、あ~あ、ロドスって最高~。 |
会話2 |
『エイプリル』?『エイプリル』は春を歌った曲だよ。暖かい日に芝生に寝転がって、空を見上げながら色んなことを想像する、そんなのんびりした感じの歌詞なんだ。ドクターも聴いてみる?きっと気に入ると思うよ~。 |
会話3 |
あれ、リップグロスどこにやったっけ……あ、思い出した、この前ロープちゃんに貸したままだった。え?うん、メイクを教えてあげるって約束したから。あの子は素材がいいから、ちょっとおめかしすればめちゃくちゃ可愛く見えるんだよ。 |
昇進後会話1 |
レム・ビリトンでは、会社からは感染者に補助金が出るって言われてたけど、実際にもらえるお金は少なかったし、仕事だって減っちゃってさ……ロドスの広告を見て試しに応募してみて良かったよ。ここでは、人として見てもらえてるって感じがするから。 |
昇進後会話2 |
感染者になってから、感染者のくせにおしゃれしてどうするんだとか、感染者風情が何で音楽を聴くんだとか、たまに言われるけど……そういう人にはいつも同じ答えを返すようにしてる。「好きだから」ってね。 |
信頼上昇後会話1 |
レム・ビリトンでは元々ハンターをやってたんだ。都市周囲の獣を駆除したり、会社の採掘隊の警護をしたりね。でも鉱石病になってクビにされて、それからは狩りをしてなんとか生きながらえてたんだ。あの頃は本当にキツかったよ……。 |
信頼上昇後会話2 |
あたしの両親は小さい頃に鉱山事故で死んじゃって、あたしは会社からの補助金で生活してたの。だから会社にはずっと感謝してたし、感染したのも自分の不注意のせいだって思ってたけど……本当はそうじゃないんだよね。そうでしょ、ドクター? |
信頼上昇後会話3 |
感染者のために何ができるか……そんなことは考えたこともなかった、自分が生きていくだけで精一杯だったからね。でもロドスに来てからは、やってみようって思えるようになったんだ。自分のためだけじゃなく、同じように辛い思いをしてきた人たちに何かしてあげられたらってね。 |
放置 |
ドクター、お昼寝するなら、あたしの耳栓貸してあげようか。 |
入職会話 |
ロドスは設備も整ってるし待遇もこんなにいいんだね……あ、ごめんねドクター、ちょっとびっくりしただけ。あたしのコードネームは「エイプリル」にするね。うん、あたしの一番好きな曲の名前から取ったんだ~。 |
経験値上昇 |
プロってすごいね…… |
昇進Ⅰ |
え?昇給?……いや、不満なんてないよ、というかむしろ大満足だよ。ただ、人から仕事を認められたのは久しぶりだなって思っただけ。 |
昇進Ⅱ |
レム・ビリトンでは、高いビルの屋上で歌を聴くのが大好きだったんだ。あそこからは街全体の景色が見えたんだよ。でも今は、ロドスのブリッジからもっと素敵な景色が見られる。病気になるのも悪いことばっかりじゃないね、ドクター。 |
編成 |
はいよ~。 |
隊長任命 |
みんな、ちゃんとついてきてね! |
作戦準備 |
出発しよ! |
戦闘開始 |
イヤホンオッケー、行動開始~。 |
選択時1 |
弓の準備はできてるよ~。 |
選択時2 |
ターゲットは誰? |
配置1 |
視界良好~。 |
配置2 |
あたしに任せて~。 |
作戦中1 |
ノリノリの曲でいくよ~。 |
作戦中2 |
このリズムは今にピッタリ! |
作戦中3 |
狙いはバッチリ~。 |
作戦中4 |
この矢は外れない気がする! |
高難度作戦クリア |
ドクター、ゆったりした曲でも聴いてリラックスしよ? |
★3で戦闘終了 |
一人も逃さなかったよ~。 |
★2以下戦闘終了 |
ドクター、何人か逃げちゃったよ。追いかける? |
作戦失敗 |
ドクター、あたしが援護するね! |
基地配属 |
何回周ってみても、ロドスって広いね。 |
タッチ1 |
ええ? |
信頼タッチ |
ドクターって執務室にいるはずだよね? |
タイトルコール |
アークナイツ。 |
挨拶 |
ドクター、音楽でも聴く? |
逆理演算
狩りのリズム / チェルノボーグ・破壊後
エイプリルには独自の「ジャングルの法則」がある。第一にタイミングを見計らい、風の向きを見極め、気配をうまく殺して先手を必ず取ること。次に、臨機応変な対応を心掛けること。陣地は随時変えられるようにして、どのような困難が立ちはだかろうと絶対に慌ててはならない。そして最後、狩りの最中は音楽を聞くのを我慢すること。ただし、ハミングするのはチームメイトをリラックスさせる効果も期待できるので、これは良しとする。
コーデ
デフォルト(昇進0)
オペレーターの普段着。
実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。
デフォルト(昇進2)
昇進後調整された服装。
オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。
VitaField/III - 遠望
エイプリルの特別作業着。
ヴィータフィールド[フォルイナー/foruiner]シリーズ、クラシックタイプ/遠望。遺跡の探索者向けに、特別な材質で制作されている。多様な気候の変化に対応しており、複雑な環境での特殊なニーズを満たすことが可能。
砂嵐と熱波を超え、未知に満ちた遠方に視線を向ける。
モジュール
ORIGINAL / エイプリルの記章
エイプリルは敵との距離を保って火力で制圧することに秀でている。
外勤部門の決定に基づき
外勤任務においては狙撃オペレーターとして区分し、速射手の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。
MAR-Y / ハイファイヘッドホン
エイプリルは屋上によじ登った。
夜の学校には人っ子一人おらず、彼女の侵入も誰にも咎められなかった。この建物の屋上からならば広々とした街道と、数ブロック先のスタジアムが空に向けて放つライトを見ることができる。レム・ビリトンのスラグの嫌なにおいも、ロドスが荒野を進む時の砂埃も混じっていない夜風は澄み切っていて、なんだか落ち着かなかった。
二時間前に外勤任務を終わらせロドスの事務所から出た時の彼女は、一番大好きなバンドのラバーバンドを身に着け、化粧もきちんと直していた。結局、ライブ会場の外で引き留められてしまったが。
「他の観客の皆様の安全を保障するため、当ライブでは感染者へのチケットの販売をしておりません。」従業員はそう話しながら、そろそろと後ずさりをした。「申し訳ありません。」
止められちゃったなら仕方ない。スタジアムの高くそびえる白い壁の下で、彼女は惜しみながらもそう思った。感染者には彼らに割り当てられた居住区があり、フェンスと検問所に囲まれて暮らしている。ロドスの一週間にわたるカリキュラムは、人が肩をぶつけた程度では鉱石病は伝染しないと教えてくれた。けれどこの街にそれを教える手段は、彼女にはない。
でも、大丈夫。屋上に座る彼女は、ヘッドホンを外した。
リズムに乗って円形のスタジアムから溢れ出すわずかな歓声を、彼女の耳が捉える。まるで採掘場の前で聞こえてくる号令のようだったが、それが今呼応しているのは彼女の心臓の鼓動だ。ライトアップされたライブ会場は月のように遠く見えるが、ライトのきらめく夜空へ手を伸ばせば、震える空気に手が届きそうな気がした。
幾度となく聞いてきたイントロが、彼女の耳までかすかに届いた。あらゆる音は、前進する都市のノイズと混じり合っている。
誰にも見られないよう気をつけながら、彼女はラバーバンドをはめた腕を音楽に合わせて振り上げ、そっと歌い出す。
彼女は思った。今回の外勤任務の申請が通って本当にラッキーだった、と。
印
エイプリルの潜在能力強化に用いられる。
新しくパッケージングされた、「エイプリル」という曲を収録したアルバム。蝶々結びのリボンが付いている。
指名券採用
彼女を呼ぶ時は声を張った方がいい。
ロドス狙撃オペレーター・エイプリル。いつも上機嫌。
紹介文
省略
登場ストーリー
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