狼と香辛料

ページ名:狼と香辛料

登録日:2009/07/10 Fri 07:22:53
更新日:2023/08/17 Thu 18:06:46NEW!
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狼と香辛料 ライトノベル 小説 アニメ 漫画 電撃文庫 このライトノベルがすごい! わっち 商人 経済 08年冬アニメ 09年夏アニメ 支倉凍砂 ありんす 行商人 本編:ロレンスがデレデレ 番外編:ホロがデレデレ ドラマcd:ヤコブさんがデレデレ



レーベル:電撃文庫
著者:支倉凍砂
イラスト:文倉十


【概要】

第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作品。
中世ヨーロッパ的な世界での経済活動に争いの舞台を置いた、「剣も魔法もないファンタジー物語」という異色作。超常存在による奇跡は頻繁に起きるけど
題名も、実在の経済史書『金と香辛料―中世における実業家の誕生』(著: ジャン・ファヴィエ)が元ネタ。
経済史や商取引の世界に踏み込んだ作品として各所から評価されており、読売新聞朝刊の「ビジネス5分道場」において、担当した公認会計士の話に挙げられたこともある。


既刊は22巻。
第一シリーズは全17巻で完結し、うち4巻が短編集。
5年の空白期間を挟んだ後に、次世代の物語である『狼と羊皮紙』シリーズの開始に伴って本編も再開した。
マグダラで眠れ』新刊マダー?



シリーズ累計発行部数は435万部を超え、このライトノベルがすごい!「作品(シリーズ)部門ランキング」において2007年度版1位、2008・2009年度版5位にランクインしたほか、
「キャラクター女性部門」においてもヒロインのホロが2007年度版で1位、2008年度版で4位、2009年度版で2位、2010年度版で10位と4年連続トップテン入りした。


メディアミックスも盛んであり、1巻発売からわずか1年と11ヶ月後、2008年1月からテレビアニメ化。二期も2009年7月から放送された。
またゲームも複数出ており、2008年夏にオリキャラ主人公がホロと恋愛する「僕とホロの一年」が、2009年秋には「海を渡る風」が発売された。
作者がVR系に興味津々なこともあってか、2019年には『狼と香辛料VR』なんてものも出ていて、続編も製作中らしい。こちらはゲームと言うほどゲーム性もないが、この手のVRで版権モノは貴重。久しぶりにわっちわちにされたい人は是非。
小梅けいと画で漫画化もされており、コミカライズでは屈指の成功例の一つと評価される。だいぶ話すっ飛ばしてるけど。



【あらすじ】

旅の行商人クラフト・ロレンスは商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る一人の密行者を見付ける。
それは『ヨイツの賢狼』ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。


ホロは遙か北の故郷『ヨイツ』を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。
ホロは神と呼ばれ、長年村の麦の豊作に尽くしていたが、農業技術の進歩によってないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。
そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束にのり移って村を脱出したのであった。


ホロが狼の化身であることを知ったロレンスは彼女を旅の道連れとする。
二人は行商の途中、様々な騒動に巻き込まれながらホロの故郷を目指して旅をすることになる。




【主な登場人物】

◇クラフト・ロレンス
CV:福山潤
ローエン商業組合に所属する25歳の行商人。
将来どこかの街に店を構えるという漠然とした夢を描くだけの孤独な行商人生であったがパスロエ村でホロと出会い共に旅をする。
ホロの言動に翻弄され、時には衝突しながらも共に様々な出来事を乗り越え、次第に絆を深めていく。
商人として頭の切れる方ではあるが、自ら窮地を招きホロに助けられたり、会話で一泡吹かせようとするも軽くあしらわれ「可愛い仔」扱いされたりもする。
商売相手としての女性の扱いは決して不慣れな方ではなく挨拶程度にお世辞も使うが、肝心な所で女心が分からず自分に対する好意には非常に鈍感である。
ホロとは友達以上恋人未満といった仲で旅を続けているが、もはや夫婦に見えてもおかしくない。



ホロ
CV:小清水亜美
亜麻色の長い髪、赤い琥珀色の瞳そして先の白い尻尾と立った獣耳を持つ10代中頃の少女の姿をしている。
しかしその正体は、何百年も歳を重ねた巨大なである。
「わっち(私)」「ぬし(貴方)」「~ありんす」「~かや」などの廓詞(くるわことば)を使い、達観した物言いをする。
相手の声色から嘘を見抜いたり、触れあった硬貨の音から純度の差を聞き分ける程の耳や、鋭い洞察力を持つが、
ロレンスと出会うまで何百年もパスロエ村に「麦の神」として拘束されていたため、世間からズレたところがある。
教会からは迫害を受けて追われ、村人からは神として扱われ、対等に話せる相手に恵まれぬ半生であった。
そのため畏敬されることを好まず、ロレンスが張り合ってくることを内心では喜び、老獪な知恵で助けようとする。
狼の習性で丸呑みすることもあるが基本的には美食家で、特に甘い物には目がなく林檎は大好物。その上、大酒飲みでもある。






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  • 魔王と勇者の話かと -- 松永さん (2013-06-16 23:15:29)
  • 作品は悪くないが、作者がやらかした問題行動が明らかになった今では悪印象があるわな
    -- 名無しさん (2013-10-05 10:50:14)
  • 漫画版の出来の良さは月姫のそれに匹敵するレベル -- 名無しさん (2014-04-14 15:36:47)
  • 漫画はホロが可愛い。それだけで満足です -- 名無しさん (2015-08-24 17:58:43)
  • まさかの続編刊行決定 -- 名無しさん (2016-02-22 15:55:54)
  • アニメから入った口だったけど、お酒をバカ飲みして酷い二日酔い→動くことすらままならず、外出するローレンスに手の代わりに尻尾振るホロさんに萌えたわ。 -- 名無しさん (2019-10-10 14:56:51)
  • 息が長いなあ -- 名無しさん (2022-02-25 21:42:43)
  • アニメの続編決定 -- 名無しさん (2022-02-25 21:58:17)

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