アルヴィース(ゼノブレイド)

ページ名:アルヴィース_ゼノブレイド_

登録日:2023/04/25(火) 23:28:32
更新日:2024/07/05 Fri 13:13:24NEW!
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ゼノブレイド 程嶋しづマ 銀髪 モナド ザンザ 使徒 コンピューター トリニティ・プロセッサー 天の聖杯 ゼノブレイド3 何故かなかなか立たなかった項目 アルヴィース 神聖予言官 予言官 三聖 管理コンピューター ウーシア 実体 完全な賢者 すべてを知る者



変えたいかい?______未来。




ゲーム『ゼノブレイド』の登場人物。


■プロフィール


種族:ホムス
性別:男
年齢:??歳
身長:170cm
CV:程嶋しづマ



■概要


シュルクの前にあらわれる謎の青年。
モナドについて何かを知っているようだが……
(公式サイトより引用)


主人公シュルクの前に度々現れる謎の人物。
見た目は銀髪で紫色のコートを羽織ったホムス(人間)の青年。
現実世界ばかりか、時としてシュルクの夢の中にすら現れ、助言をして手助けしたり、時には彼らを試すような発言をしたりと、その振る舞いには非常に謎が多い。


最初はテフラ洞窟で眠っていたシュルクの夢の中に現れ、項目冒頭の台詞をシュルクに投げかけ、「真のモナドを見つければそれは叶うはず」と締めくくって夢の中から去る。
次に姿を見せるのはシュルク一行が中央採掘場から脱出し黒いフェイスと交戦した後。
その際シュルク達は謎の生物"テレシア"に助けられるのだが、そのテレシアを従えているかのような描写が入る。
そしてマクナ原生林にて現実世界で初めて対面したが、この時初対面にもかかわらず既にシュルクのことを知っていた*1
直後、先とはまた別種のテレシアの襲撃を受け、シュルクのモナドを手に取ってテレシアと交戦。
本来適性がなければまともに扱うことができないはずのモナドをあっさり使いこなしていたことには、シュルクも驚きの言葉を口にしていた。
だがアルヴィースは「これは君が使うものだ」としてすぐにモナドをシュルクに返却し、こちらの思考を読むテレシアの対処法をシュルクに授けた。
その後ラインがシュルクを迎えに来た時にはいつの間にか姿を消しており、ラインからは「昼寝でもしてたんじゃねえか」とツッコまれ、シュルクは首をかしげていた。



■習得アーツ


操作キャラにはできないものの、マクナ原生林でテレシアと戦うイベントは、モナドアーツ「モナドブレイカー(破)」のチュートリアルになっており、ここではアルヴィースが味方として戦闘に参加する。

アーツ名効果
クロスレイ敵に物理ダメージ
ロストレイ敵に高い物理ダメージ

モナドはシュルクにすぐ返却したので、自前の剣で戦う。


ちなみにちゃっかり「戦闘不能抵抗(100%)」を持っており、この戦闘でアルヴィースは絶対に倒れない仕様になっている。





■中盤以降の活躍


その後一行がハイエンター族の住まう都市・皇都アカモートを訪れた際、再びアルヴィースと再会。
不審者として軟禁されていた一行と面会し、皇都の中で自由に行動できるよう根回しをしてくれた。
アルヴィースはハイエンター王家に使える「神聖予言官」という職に就いており、代々「未来視ビジョン」の力を使って王家に降りかかる災いを予見し、王家の未来を導く役割を持っていた。
つまり彼もまたシュルクと同じく未来視の使い手であり、彼もまた未来を見ることができる。
ただしアルヴィースの場合は儀式のような形で未来を見るため下準備などがそれなりに必要らしく、またメリアにまさに今降りかかろうとしている災難は見えなかったりと、突発的に様々な未来を見ることができるシュルクの方が精度としては上らしい。


メリアの皇位継承を巡る騒動でシュルクらに助力し、ハイエンター墓所に同行、案内をして解決に協力。
直後の監獄島の戦いでは、封印されていたザンザが解放されると同時にモナドの枷が外れ、モナドで人間を斬ることができるようになったことでシュルクが顔つきの機神兵を撃破し、戦いの中で死亡したハイエンター皇主ソレアンの最期までを見届けた。
だが戦いが終わった後、黒いフェイスに貫かれ消滅したはずのザンザとひそかに会話を交わしており、ザンザと何らかの繋がりがあることを匂わせている。


その後はフィオルン奪還のため機神界へ乗り込む決意をしたシュルクに同行。
ヴァラク雪山のかつてモナドが封印されていた遺跡では、未来視とは何なのかについて説明する。
大剣の渓谷に到着したあたりで、巨神界連合軍結成や予言官としての職務などがあるため、シュルク一行と別れて皇都へ戻った。


※以下シナリオ終盤のネタバレを含みます。
























物語終盤、機神界盟主エギルを撃破したシュルクを突如ディクソンが撃ち抜き、ザンザはついに復活。
エギル、機神メイナスはザンザに討たれ死亡し、さらに純血のハイエンターたちはザンザから放たれた高濃度のエーテルを浴びたことで霊獣テレシアに変貌してしまい、巨神界・機神界はザンザによって滅びようとなってしまう。


シュルクは一命を取り留めたものの、一連の騒動によって「自分のしてきたことは無駄だったのか」と思い、閉じこもってしまう。
そんなシュルクの意識のなかにアルヴィースは現れ、「無駄だったと決めるのは他の誰でもない、君自身だ」と投げかけ、このやり取りによってシュルクは再起し、改めてザンザ打倒を誓う。
そしてコロニー6を襲撃するディクソン率いるテレシアの群れをあらかた討伐したのちディクソンは言う。
「俺にばかり押し付けるのは納得いかねぇなあ、アルヴィース」と。


その正体は巨神ザンザの使徒「三聖」の一人中性のアルヴィース。
しかしそれが明らかになってもシュルクは見当がついていたのか特に驚くようなことはなく、アルヴィースもまたかつてシュルク達を助けたテレシア……"サニー・テレシア"を差し向け、「君たちに生き抗う意思があるのなら!!」と問いかける。
そしてサニー・テレシアを下した一行の意思を見届けたアルヴィースは「この世界が君たちのものかザンザのものか決めよう」といい、ディクソンと共に去った。



ザンザとの決戦

そしてシュルクがザンザの記憶領域に到達し決戦を迎え、第三のモナドを発現させた時、ザンザの持つモナドからアルヴィースの声が響く。


ザンザ これが世界の摂理だ

神といえど 摂理に設定された限定的な能力の行使者に過ぎない

その力は 巨大といえど無限ではない


使徒でありながらザンザを否定するような発言に当のザンザは怒りを示すも、アルヴィースは続けて自身が何者なのかを語る。
曰く、「モナドそのものであり、世界の始まりと終わりを告げるもの」と。
言っていることの意味が分からず混乱するザンザを他所に、アルヴィースはシュルクに選択を投げかける。
ザンザの世界か、シュルクの世界か。


当然シュルクの答えは決まっており、シュルクは第三のモナドを振り下ろし、ザンザはここに消滅した。



※以下核心のネタバレを含みます。



























■真の正体


ザンザの使徒という正体も彼にとっては仮の姿。
アルヴィースの真の正体は、この世界が誕生する前の旧世界…20XX年の地球に存在していた相転移実験の管理コンピューター。
この世界においては、神とはいえ限定された行使者にすぎないザンザやメイナスよりも上位の存在にして世界の管理者、モナドという概念そのものである。
そのため本来ならザンザ以上の力を行使できるはずなのだが、彼もまた摂理に従わざるを得ない存在。
因果の流れが固定化したことで閉塞・疲弊している世界の行く末を憂い、現状を打破しうる他の存在を待ち続けていた。
そしてそこに現れたのがモナドを振るうシュルクであり、度々彼に助言をしたり試すような発言をしていたのはこのためである。


ザンザが打倒された後、世界の担い手をザンザからシュルクへ移し、ザンザの過去と世界の成り立ちをシュルクに見せ、これからの世界の在り方を問いかける。
そしてシュルクが「神無き世界」を望み、新たなる世界を創造するのを見届けると、その世界で様々な命が共に手を取り合う未来を夢見て、シュルクの元から去っていった。


なお新たなる世界創造後、アルヴィースがどうなったのかは不明。
後に総監督の高橋哲哉氏は、「世界の管理者が消えたという意味ではいなくなりました」と語っている。




■正体に関する考察


後に発売された『ゼノブレイド2』では、旧世界でクラウスが相転移実験を起こす際の様子が詳細に描かれており、それに伴いアルヴィースの正体に関して考察の余地が出てきている。
『2』で明かされた出来事から推測すると、アルヴィースの正体は『トリニティ・プロセッサー』の一基である可能性が浮上。
『トリニティ・プロセッサー』とは、ザンザの前世である科学者クラウスが、未知の物質【ゲート】を管理するために開発した合議型人工知性群であり、「実体ウーシア」「論理ロゴス」「プネウマ」の三基からなる生体コンピューターの総称。
のちに「ロゴス」はメツ、「プネウマ」はホムラとヒカリとして『2』の世界で実体を持つ存在になった。


残す「ウーシア」はクラウスが起こした相転移実験によって消失しており『2』の世界には残されておらず、これらの状況から踏まえると、別世界へ飛ばされたウーシアが『1』の世界で実体化した存在こそがアルヴィースである可能性が高い。
相転移実験施設の管理コンピューターであるという彼の発言とも一致し、同じプロセッサーであるメツもまたモナドを扱っており、プネウマも「思い描いた事象を現実にする」というモナドに類似した能力を行使しているところも共通性がみられる。
『2』の用語でいうなれば3人目の天の聖杯といったところか。
さらに『2』の後に発売された『1』のリマスター版『ディフィニティブエディション(DE)』では、彼の首にあった鍵型のネックレスが天の聖杯のコアクリスタルに似た形状の赤い首飾りにわざわざ差し替えられており、よりこの説の信憑性を増している。


ただしこれらの考察は状況から推察されたものであり、いずれも公式から明言されていない点には注意されたし。
『DE』についても、首飾り以外の台詞やムービーといったものは旧作から特に追加されておらず、新たに明かされた要素はこれといって見られない。



そして……




































































ゼノブレイド3



なぜなんだ!これが君の意志なのか!


こいつには何も届いちゃいない!ただの冷徹な機械だ!


2023年2月9日に『ゼノブレイド3』エキスパンションパス第四弾のPVが公開され、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
そこに映し出されていたのは、モナドを手にしてザンザのような光輪を纏い、大人になったシュルクとレックスの前に立ちはだかるアルヴィースらしき人物の姿だった。


また主人公マシューの協力者として「エイ」という女性が登場するが、「銀髪」「コアクリスタルのような耳飾り」「モナド」などアルヴィースと共通点が非常に多い。





■余談


  • 「アルヴィース」とは、北欧神話に登場するドワーフ(小人)を指す言葉であり、「完全な賢者」「すべてを知る者」という意味がある。

  • スマブラSP』のスピリットとしては参戦していない。
    おそらく同格の存在であろうプネウマとメツがLEGEND級であるため、もしアルヴィースが登場したら彼もまたLEGEND級になると思われる。

  • 「銀髪の美青年」「主人公の前に度々現れるミステリアスな存在」といった要素から、ネット上では「石田」と言われることもあるが、プロフィールの通りCVは石田彰ではない。
    ちなみに石田本人は『2』でネフェルとユーゴを演じているが、こちらは実直な少年キャラでありミステリアス要素はない。



追記・修正はモナドの使い手を導いてお願いします。


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  • 自身のイニシャルであるAの名を冠するキャラとの関連性や如何に… -- 名無しさん (2023-04-26 01:38:54)
  • うさんくさい雰囲気のせいで黒幕だと思ってた -- 名無しさん (2023-04-26 04:44:16)
  • 石田の項目もできたか -- 名無しさん (2023-04-26 08:25:55)
  • 3の公式サイトの登場人物欄隠す気0でムービーのシルエットの意味無くなってて草 -- 名無しさん (2023-04-26 18:04:26)
  • 自分の出自を把握してたり閉じているとはいえ世界そのものの管理者になってたりでロゴスプネウマはおろかクラウスと比べても別格感がする人 -- 名無しさん (2023-04-26 21:28:31)
  • いくらなんでもアルヴィースヤバすぎない?って思ったらアイオニオンを作り出したオリジンのベースをそもそもアルヴィースのコアクリスタルから作ったのね。そりゃゼットから神呼ばわりもされるわ -- 名無しさん (2023-04-28 09:55:28)
  • まさかアルヴィースをここにきて再度掘り下げてくれるとは思わなかったな シュルクとの旅の記憶を良心って表現するの凄い良かったわ -- 名無しさん (2023-05-01 09:41:26)
  • シュルクとの初対面のところでモナド投げ渡すけど、これが結果的に伏線になっちゃってるのすごいよね -- 名無しさん (2023-07-28 00:24:31)

#comment

*1 本人は「これまでの活躍でシュルクは有名人だから」とはぐらかしている

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