叢雲工業(アリスギア)

ページ名:叢雲工業_アリスギア_

登録日:2023/02/23 Thu 22:24:30
更新日:2024/07/05 Fri 10:49:51NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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アリスギア アリス・ギア・アイギス エース 小鳥遊怜 一条綾香 ライバルチーム 抗争 叢雲工業 ムラクモ 架空の企業 業界最大手 吾妻楓 日向リン 相河愛花 大関小結 叢雲 朧月のレゴリス



叢雲工業とは、ゲーム『アリス・ギア・アイギス』に登場する架空の工業系企業。


本項ではその関連人物も合わせて掲載する。






◆概要

日本系シャード大企業、ヤシマ重工の傘下企業。
スラスター関連の技術に強く、近年では高性能なドレスギアも多数製造販売している。
プレイアブルギアは無いが、ストーリー中では新技術を投入した最新鋭ギアを披露し、3Dモデルだけ登場している。


アリスギア関連企業としては珍しくない事だがアクトレス事務所の側面もある。
ストーリー開始時点での叢雲は東京シャードに於ける最大手アクトレス事務所でもあり、東京シャードに於けるシェアの4割を占めている。
メンバーの練度も非常に高く、他の民間アクトレスでは危険な大型ヴァイスを難なく撃破できる実力者を擁している。
アクトレススーツにも専用モデルが支給されている程。


一方、これはあくまで本社の話であり、外伝『朧月のレゴリス』の主人公らが属する「町田営業所」はかなり小規模であり、
事務所は雑居ビルの一室、メンバーは大型をどうこうできるような練度は無く、
保有ギアも専用ギアは無く、汎用(それもゲーム内ランクでは下級)ギアしか無い。


本編ストーリーに於ける、プレイヤー属する「成子坂製作所」の最初のライバルと言うべき存在であり、
叢雲工業が成子坂に買収を仕掛ける所から物語が始まる。



大型ギアの討伐案件を独占している上、エースである楓が大型ヴァイス連続撃破数最年少記録を更新するなど、
成子坂との抗争では戦況を有利に進めるが、一方で成子坂に出入りしているジャーナリストから、
「叢雲は裏でヴァイスを故意に増殖・成長させている」という噂が持ち込まれ、
実際叢雲がシャード外壁の任務で中止・延期を繰り返している、成子坂が外壁調査任務に出撃した所2回連続で大型と遭遇するという事実が確認される。


この件でAIGiSに抗議するも訴えが認められる事は無かったが、後にヴァイスの市街地侵入が発生、
叢雲アクトレスは新型ギアの不具合を理由に出撃許可が出ず、それだけならまだしも、楓は旧型ギアを使用しての出撃を提案するがそれすら却下され、
おまけに現に市街地にヴァイスが侵入しているにも関わらずAIGiSから出撃要請も出ないという不可解な事態が発生する。
結局本件は成子坂が「近隣の小型ヴァイス討伐案件を受諾したらたまたま大型と遭遇した」という事にして無理矢理迎撃に出撃、
また叢雲チームも結局旧型ギアで強引に出撃し戦闘に協力、実質的に叢雲の尻拭いを成子坂が行う結果となる。


この後、これを切っ掛けに叢雲工業が裏でAEGiS上層部との癒着やデータ偽装を行っていた事や、
「小型ヴァイスを大型ヴァイスに成長させ、それを狩ってポイントを稼いでいた」という噂が事実と判明、
不正の数々が白日の下に晒された事で、叢雲はアクトレス事業から撤退する事が決定する。
その後主要な本部所属アクトレスは成子坂に移籍、町田事業所は独立し新事務所『Glitter』を設立した。
また叢雲で管理栄養士として働いていた小結も失職するが、同じく栄養士を求めていた成子坂に就職する。


後に内部にSINの手の者が潜入していた上、アクトレス事業部に所属していた人々が消息不明となってしまっている事が明かされている。
更に言えば、かつての成子坂と同様にアリスギアの秘密に近付き過ぎた為に何者かによって陥れられた可能性が推察されているが……




◆所属アクトレス

  • 吾妻楓 断罪大和撫子
    CV:安済知佳

夜露と並ぶもう一人の主人公。
叢雲工業チームのリーダーでありまとめ役。良くも悪くも生真面目な性格で、また悪や不正を強く嫌う。


ユニットとしては夜露と同様にライフル&両手剣の電撃属性。
夜露の得意ギアがライフルなのに対してこちらは両手剣で、また近接攻撃に特殊なモーションを多く持つ。
特にショットよりも弾速と射程に優れる衝撃波によりオールレンジで近接攻撃を行えるというのは強烈。
シューティングゲーム(斬撃)


詳細は個別項目参照。



  • 日向ひむかいリン ワイルド・ワイルド・ムードメーカー
    CV:井澤詩織

叢雲工業チームの一人。
天真爛漫、脳筋、単純、直情派、ハラペコ……と、端的に言ってアホの子
しかしアクトレスとしては一種の天才肌であり、凄まじい能力の持ち主。
体躯は小柄で細身だが途轍もない身体能力を持っており、彼女と行動を共にする事が多い怜などは偶にそれを忘れて大変な目に遭う。
全力で反復横跳びしたら残像で影分身の術を実現した
実は小柄といっても夜露と同じ156cmはあり、10代の女性としてみればそこまで小さい程ではない。
低身長なイメージは160cm代半ばの楓・怜が常に傍にいるために相対的に小さく見えるのが大きいと言える。つまり正しくはぺったん娘
兄2人、弟2人の男兄弟に囲まれて育っており、彼女を含めて皆バリバリの肉体派。兄は二人ともプロスポーツ選手である。


ユニットとしては焼夷属性、爆発的な近接攻撃力が持ち味。
トップスギアはシタラと同じグラップルアーム系で、衝撃波は遠くまで飛ばないもののザコ散らしとボス殺しの両方を担える。
夜露同様にHPが減ると短時間無敵になるパッシブスキルも持っており粘り強い。
SP技はパイルバンカーによる突貫、発生はやや遅いが一発で戦局を決めるほどのロマン砲。全力520%の決め台詞は彼女の代名詞である。


モチーフはイノシシと見られ、亥年だった2019年の正月には彼女の描き下ろしタイトルイラストが描かれた。
公式薄い本で描かれた設定画によると、現在でこそ小柄&なめらかボディであるが、開発段階では楓と同等の体形で髪も後ろでアップにした長髪だった。



  • 小鳥遊怜たかなし れい 孤高の調停役
    CV:ルゥ・ティン

叢雲工業チームの一人。叢雲チームの3人中、彼女のみ楓・リンより年下で現在高1である。
上記リンとは真反対の大人しく物静かなクール&ニヒル少女。
周囲よりも一歩引いた所からものを見る傾向にあり、皮肉屋、或いは冷めた性格。成子坂メンバーとも当初は壁を作っており中々打ち解けなかった。
後に夜露とは友人関係となり、同い年という事もあって彼女にしては珍しく名前を呼び捨てで呼ぶ仲となる。
またとある事情から「裏切り者」を激しく憎悪しており、劇中怪しい動きを見せていたあるキャラには警戒心を剥き出しにしていた。
一方で打ち解けた者に対してはしっかりと心を開く。特に隊長には最終的にデレデレになる
平素は年頃の女の子らしく、チームメンバーの二人とは休日にも仲良く外出したりしているが、
現役トップクラスの実力を持つ楓、天才肌なリンと比較して「凡人に過ぎない自分」を卑下するような面があり、自己評価は少々低め。


また履歴書でもうかがえる通りにかなりのおばあちゃん子でもある。
直接語られる事は少ないが、中学の制服やテレビカバーをお洒落な衣服に仕立て直す、FA;G用のミニチュア衣服を作るなど服飾の心得がある様子。
☆4の専用スーツはリンによって中学校のジャージとスク水のイメージが反映されている可能性を指摘されている。


ユニットとしては冷撃属性の属性攻撃力特化型。
スナイパーに近い挙動のバズーカ、高性能なギアスキルにパッシブスキルと、全体的に高バランスで揃っている。
開始時10秒でSPスキルが使用可能になる強力なパッシブスキルを覚える為、瞬発力も兼ね備える。自己評価の低さとは一体…。
モチーフは苗字に反して鷹と、弓道の弓と袴。但しあくまでモチーフであり怜が弓道を嗜んでいるとする描写は無い。


小学生の頃、母親に『自分を捨てて貯金を持って男と逃げられる』という経験をしており、それ以降は祖母に育てられた。
上記の裏切りを憎悪する性質やお世辞にも人懐こいとは言い難い性格、おばあちゃん子である事はこれに起因する。
成子坂に対して距離を置いていたのも「また裏切られるのではないか」という恐怖からであった。
隊長との交流等を経て、この点は後に多少改善される事になる。


自己評価の低さも、後に「全て中途半端という事は、裏を返せば何でもある程度できるという事」と考え直す様になり、『マルチローラーな後方支援のスペシャリスト』という道を見出す事になる。
一方でこの姿勢を地衛理に指摘され、「楓やリンの傍では委縮してしまい、真の実力を発揮できないでいる」として引き抜きを持ち掛けられており、未だ予断を許さない状況ではある。



  • 一条綾香いちじょう あやか 自信過剰ツンデレお嬢様
    CV:小澤亜季

叢雲工業チームの一人にして中学生コンビの片割れ。
典型的な高飛車ツンデレお嬢様。
周囲の者に高圧的な態度を取るが、ただ尊大な性格なだけという訳ではなく、
これは「高貴なる者の務めノブレスオブリージュ」の思想に則ったものであり、「自分は下々の者を守らねばならない」という責任感も併せ持つ。
また愛花等の友人の事は非常に大切に思っており、楓などの尊敬に値すると考えた者に対してはしっかりと敬意を払う。


ユニットとしては焼夷属性、デュアルと片手剣を得意とするゴリゴリの近接型。なお射撃攻撃の属性は全て実弾である。
上下ドレススキル共に攻撃型であり、開始10秒で自動的にSPスキルが使用可能になるパッシブスキルと相俟って全アクトレスでも飛び抜けた火力を持つ。


デザイナーの発言も加味して、ギアのモチーフは猫と騎士甲冑と思われる。トップスと専用アクセの形状はモロ猫耳である。



  • 相河愛花あいかわ あいか お花大好き純粋少女
    CV:大空直美

叢雲工業チームの一人にして中学生コンビの片割れ。
上記綾香とは真逆の気弱でおっとりとした優しい女の子。同じ声の某女子小学生委員長とその相方の関係性とほぼ同じ
実家は花屋を営んでおり、その為誕生花や花言葉など花に関する知識が豊富。
非常に涙腺が弱く、彼女に泣かれる度に綾香は大慌てする事になる。
またセンスと泣き声がかなり独特という面もある。


ユニットとしては電撃属性の支援型。
自身を含め味方の他のユニットのHPを回復させるスキルを多数持ち、サポートキャラに使用する事で長期戦での大きな助けとなる。
デザイナーによるとモチーフは羊。



  • 大関小結おおぜき こゆい マシュマロ管理栄養士
    CV:深田愛依

叢雲工業社員食堂の管理栄養士。出身は米どころだけに新潟シャード。
おっとりとした性格で、平素は非常に穏やかな人物。
しかし「食」、殊更「お米(ご飯)」には並々ならぬ拘りと情熱を持ち、ご飯をおかずにご飯を食べる事ができる「米人(こめびと)」である。
彼女と同じく大の米好きと公言する杏奈に対しては「所詮はアイドルのキャラ付け」と見做し、穏やかな口調ながら非常に強い敵愾心を向けていた。
他にも楓の料理に厳しい評価を下した重頼に対してもその顔を虎魚オコゼと罵っているなど、見た目によらずかなり口が悪い
ただ初年度のテキストは全体的に毒舌だったこともあるのか、最近は鳴りを潜めている。
杏奈とも後に対面し彼女が本気でお米が大好きと知ってからは一転し、米人同士意気投合している。
他方、数少ない隊長を男性として意識しているらしい描写がある数少ないアクトレスの一人でもある。
2020年末の除夜の鐘イベントでは隊長との関係において自分が他のアクトレスより優勢だと驕っている事を指摘されていたりなど、やはり内面はしたたかなようだ。


炭水化物の大量摂取の代償故か、本編初登場時は物凄いデブだった
後のストーリー及びプレイアブルキャラとして使用する際はしっかり体型を絞って来ている……が、それ以降も度々食べ過ぎてはまた太っている。
この太った状態はイベント配布の専用アクセを付ける事で再現可能。彼女が主役のイベントで度々再配布されている。大分マニア向け
製作サイド曰く、「『ちょっとぽっちゃり目』位でも良かったのだが、半端に媚びずに思い切り太らせた(要約)」との事。


全キャラ屈指の巨乳の持ち主であり、公式曰く「果物」(≒Fruits→Fカップ?)
設定によるとゆみと同等のザルとの事で、見た目に寄らず超酒豪である。やはり米から作られる日本酒が好みな模様。


ユニットとしては重装な重力型。
攻撃とリカバリの両面を持つ長期戦向け。専用ギアの説明文によると、どれも何かしらの理由で改造元より重量増加している
名前の由来は相撲の番付の「大関」と「小結こむすび」と思われる。
専用モーションに力士特有の手刀を切る動作があったり、専用ギアのどっしりとしたゴツいフォルム、肌色の多いカラーリングは力士そのもの。
また和服風の専用スーツや前掛けの様なボトムスは「女将」、全体的にあしらわれる円筒形のパーツは米俵を思わせる造形である。
またラフ画によると専用アクセは三角巾+大黒天の帽子がモチーフとある事とスキル名から、モチーフは豊穣神とも考えられる。


叢雲のアクトレス事業撤退に伴い彼女も解雇される事となるが、そのまま成子坂に移った楓らとは異なり、管理栄養士だった彼女は失業してしまう。


後に「所属アクトレスが10人を超えた事務所は管理栄養士を置かなければならない」という規定により成子坂も早急に管理栄養士が必要となり、
「叢雲組にとっては馴染みであり、また折しも本人も失業中なので連絡が取れ次第即配置できる可能性あり」という事で彼女に白羽の矢が立つ。
本編『躍進編』第7章は、成子坂総掛かりで一章丸々使っての彼女の大捜索となった。
誰も連絡先を知らなかったのか、皆で心当たりのある場所を探し回る事になるが結局発見できず、最早これまで……と思われた所、
緊急の大型ヴァイス討伐依頼と、謎のアクトレスからの援軍の申し出が届く。
果たして、そのアクトレスこそ失業して以来フリーのアクトレスとなっていた小結であった。
かつての貫禄のある姿が見る影もなく痩せていたのは、ダイエットしたのではなく失業したショックで食が細っていた為
成子坂組は元より叢雲組も太っている姿しか見たことが無かった為、痩せた状態の彼女とは直接会っても本人と気付かなかった。
ともあれ彼女は無事に成子坂製作所の管理栄養士として再就職を果たし、成子坂存亡の危機もまたしても間一髪の所で免れる事となった。


成子坂の食堂では料理の腕を振るう傍ら、あくまで彼女なりの健康配慮とはいえ気付かれない様に少しずつ太らせようとするなどして来るため、
多くが年頃の娘であるアクトレス達からは頼られる一方で警戒もされている。




◆町田事業所の所属アクトレス

  • 四月朔日水羽わたぬき みずは

『朧月のレゴリス』主人公。15歳。身長142cm。
猫耳のようなシルエットを形成する、アリスギアスタッフの言葉を借りるなら「生っぽくない」髪型が特徴的。
新調の低さと相俟って年齢の割り子供っぽい所が強いが、同時に元気に富んだ女の子。
しかしあるミッションの最中に偶然遭遇した大型ヴァイス、ケルベロスにトラウマを植え付けてしまう事となる。
そのせいで長らく「大型ヴァイス」全般に恐怖を抱くようになったものの、少しづつ時間経過や同僚たちの存在、カウンセリング会への顔出し等でトラウマの緩和を図っていっている。



  • 月守晴花つくもり はるか

町田事業所のアクトレス。22歳。身長161cm。
所属アクトレスとしては最年長というだけあり、町田事業所のまとめ役的存在。
アクトレスをしながらアクトレス能力が無くても働ける会社への就職活動を行っているが、中々決まらない(決められない)模様。



  • 長宗宵月ながむね よづき

町田事業所のアクトレス。13歳。身長148cm。
水羽が初めて出会った町田事業所の所属アクトレス。
大人びた、というよりとっけんどんにしてぶっきらぼうな態度が特徴的。

+ その過去-

実はかつて同期の少女がヴァイス戦でのトラウマで事業所を去ってしまっており、町田事業所にいるのはそれへの無念があっての事だった。
…が、その「町田事業所勤務への執着(≒続けていれば友達が戻って来た時の居場所を残せる)」のせいで、町田事業所が「町田事業所」では無くなる事に決まった際、一時新事務所への加入やアクトレス活動続行を躊躇ってしまう。
だが離れようとするももやもやする中街にヴァイス襲撃があり、そこで水羽がカウンセリングに便乗して宵月の現状を教えた
かつての友達と再会。
ブランクによる能力低下がありつつも恐怖を乗り越え再びアクトレスの道を選んだ彼女に助けられると共に背を推され、改めて『Glitter』参加を決めている。


  • 若菜かな枝わかな かなえ

町田事業所の事務員。
受け付けから何まで、裏方業務を一人で纏めて担当する



  • 鍵谷夏綺かぎや なつき

町田事業所のエンジニア。24歳。
飄々とした態度の女性。ドレスハンガーを爆速で装着できるように魔改造するなど、
どこまで真面目やら不真面目やらという掴み処の無い人柄。



  • 野北市蔵のきた いちぞう

町田事業所の所長。50歳。
巻頭の解説文では「地位の割に扱いが軽い」とあるが、
中野の室江社長などと比べれば十分ボスらしい扱いとなっている。



◆余談

叢雲の主要メンバーはほぼ全員が立体化を果たしており、
楓、綾香、愛花はメガミデバイスで、怜はfigmaで、リンはデスクトップアーミーで立体化している。
現状、公式立体物が無いのは小結のみである。







追記修正は決してやり過ぎる事の無いようにお願いします。



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