五更日向/五更珠希

ページ名:五更日向_五更珠希

登録日:2023/01/12 Thu 12:14:12
更新日:2024/07/05 Fri 10:21:54NEW!
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五更ごこう日向ひなた及び五更ごこう珠希たまきとは、ライトノベル作品「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の登場人物である。



【概要】

本作のヒロインの1人であるゴスロリ厨二病少女、黒猫こと五更瑠璃の2人の妹。
二人とも小学生くらいの年頃で、それぞれ性格は異なるが長女のように厨二病を患ってはいない。


姉の瑠璃が厨二病兼オタクであることも知っているが、特にそれで姉を嫌うことはなく、
姉として色々と世話を焼いてくれる瑠璃のことを強く慕っている。
瑠璃もそんな妹達を可愛がっており、時に厳しく、時に優しく接している。


主人公である高坂京介らとの接点もあるが、if展開も多く描かれている本作では誰とどのような交流をするかは展開毎に異なっている。


アニメにも勿論登場しているが、声が付いたのは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』が最初で、CVもこの時に決定された。



【五更日向】



ルリ姉…大丈夫かな



CV:花澤香菜


瑠璃の妹にして珠希の姉で、五更家次女。小学5年生。
姉と同じく黒髪ロングだが、色合いは若干明るく、2つ結びにしている。


瑠璃のことは「ルリ姉」、珠希のことは「たまちゃん」と呼んでいる。


性格は姉とは対照的に、明るく人懐っこい性格。だが少々口が軽い所があり、姉の地雷を踏んで折檻されることもしばしば。
姉の厨二病については嫌ったりはせず暖かい目で見守っているが、理解できない場面についてはドン引きすることもある。
更に姉が当時彼氏であった京介を連れてきた際には、そもそも友達すら怪しかった姉の事なので、妄想じゃなかったんだと驚いていた。
その京介とも、人懐っこい性格から気安い関係を築き、一人で会いに行ったこともある。
ちなみに呼び方は「高坂君」と同年代の男子同然の砕けた呼び方だが、京介はさほど気にしていない。


ゲーム「俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブル」では黒猫ルートに登場。前述の通りここがメディア作品初登場かつボイス初実装。
瑠璃がお風呂に入っている間に自宅に訪れた京介と出会い、姉の彼氏だと思って色々絡み、
風呂から上がってきた瑠璃のことも散々からかい倒した挙句に折檻されてしまった。


続編の「俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブルが続くわけがない」にも引き続き登場。
残念ながら小学生なので色々問題があるためか攻略はできないものの、姉が京介と正式に付き合うことになったので純粋に応援したり、
裏ルートでは姉がグレて「闇猫」になってしまったことを気に病み、元に戻すために京介に相談したりしている。
また、番外ルートでは京介の妹にして姉の友人、そして本編のメインヒロインである高坂桐乃とも初対面。
瑠璃からあらかじめ(いろいろ誇張された上で)桐乃の話を聞き、会う前から憧れていたらしいが、
それがとんでもない悪口だと知らないままに、姉の呼び方を真似して初対面で「ビッチさん」と呼んでしまい、彼女を激怒させている。*1
その後、京介の取り成しもあってなんとか誤解が解け、日向は桐乃に謝罪。すぐに打ち解けて彼女を「キリ姉」と呼び慕うようになった。


黒猫ルートのED・コミカライズ「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」のエピローグ・原作小説の「黒猫if」のエピローグでは成長した姿で登場。


小学生時代の日向がそのまま大人になったような見た目で、髪も小さく二つ結びにしているなど全体的な印象は変わっておらず、
(少し声色は低くなっているが)感情表現豊かな言動とやや口が悪い点などを見る限り、内面も大きくは変わっていない様子。
京介と姉・瑠璃との間に生まれた娘(悠璃ゆうりor璃乃りの*2)を、日向本人は叔母として可愛がっているようだが、
その姪からは、生まれたのが大人しい性格の悠璃であっても、厨二病真っ最中の璃乃であっても、自分とは正反対な性格故に苦手に思われているようだ。


親戚関係となった桐乃とも相変わらず親しい関係を築いているが、彼女から服を借りた際に現役モデルとのスタイルの差を見せつけられて絶望したらしく、
そのことを泣き言混じりに伝えた桐乃に「太ったんじゃないの?」等とからかわれていた。



総じて三姉妹の真ん中として、姉としてのしっかり者と妹としての甘え上手をバランスよく備えているキャラクターといえる。
ざっくばらんな性格もあってか、京介は「この家(五更家)で一番俺と気が合うのはお前(日向)じゃないかと思っている」と評している。
ちなみにバストサイズは姉である瑠璃とそこまで変わらないらしい姉が貧相なのか日向が年の割の発育いいのか…



声を担当するのは姉の瑠璃と同じく花澤香菜氏だが、声色は瑠璃とかなり異なる、いい意味で生意気そうなもので、
当人が騒々しい性格であることもあり、「きょーっ!」等の奇声を発するシーンも。
視聴者からは「最早ただのざーさん」「花澤さん演技して」と割と好意的だったとか。



【五更珠希】



おにぃちゃん!えへへ…



CV:小倉唯


瑠璃と日向の妹で、五更家三女。小学1年生。
瑠璃と同じ髪色で、おかっぱのショートヘアーにしている。


瑠璃を「姉さま」、日向を「おねえちゃん」と呼んでいる。


舌足らずの丁寧語で喋り、末っ子で年相応らしく無邪気で純粋無垢な性格。
瑠璃は悪戯好きな日向には時に厳しく接する一方で、無邪気な珠希のことはかなり可愛がっており、
手作りのぬいぐるみをあげたり、一緒にお風呂に入ったりしている。
日向からも可愛い妹と見られているようで、『ポータブル』では二人でよく遊んでいると思しき描写がある。
珠希の方も、そんな姉さま・お姉ちゃんをすごく慕っている。


姉の彼氏である京介にも、初対面の時から「おにいちゃん」と呼んで懐いており、その膝に座ったりもしている。
その無邪気な振る舞いには京介もやられており、「天使」と内心で称する場面もある。
一方、彼の妹である桐乃に対しては、明らかに邪な雰囲気を漂わせていたためか、初対面の時は完全に怯えていた。
なお、桐乃の親友であり、その性癖も理解している瑠璃は桐乃がそうなることを見越してか、なるべく妹たちとは会わせないように気を配っていた模様。


日向曰く、年齢の割には洞察力に優れているとのこと。
最近は瑠璃の厨二口調が移りかけているらしく、京介は教育によくないと指摘しているが、瑠璃としてはやめさせる気はない模様。



ゲームの方でも日向同様黒猫ルートで登場し、姉の恋路を応援している。
『続くわけがない』の番外ルートではメインヒロイン?として登場し、桐乃とも初対面するが、
桐乃が好む「妹」像そのままの容姿・性格であったことから、桐乃は興奮が隠し切れずに完全に不審者そのものの振る舞いになり、
流石の珠希もこれには完全に怯えてしまい、京介の背中に隠れてしまった(なおこの後、珠希は京介には普通に甘えていたため、彼は妹から殺意を向けられる羽目になった)。


その後、京介に遊んで欲しいとねだり、京介は遊んでいるうちにうたた寝してしまい…





あかちゃん、できちゃいました




京介が目を覚ますと、目の前にはお腹を大きくした珠希がいた。
勿論おめでたではなく服の中にぬいぐるみを入れていたというごっこ遊びだったのだが、その場に桐乃や黒猫達が現れて一触即発になりかけるもどうにか弁解した。



他にも黒猫がメインヒロインの世界線のエピローグでは成長した姿で登場している。
ゲーム版では和服に身を包んだお淑やかな女性に成長しており、口調も幼少期同様に(舌足らずは直っているが)基本的に敬語。


かつては姉同様厨二病を患っていた時期があったようで、2代目「黒猫」の名を襲名していたが、
既に厨二病が抜けきった今となっては本人にとって黒歴史であり、京介らにその頃のことをからかわれて焦っていた。
なお、璃乃が生まれる世界線では、3代目「黒猫」はその璃乃で、叔母である珠希は彼女の師匠的存在であったが、
悪気なく姪っ子に黒歴史を掘り返されてしまう度、「その頃のことはあまり言わないで」と制止している。
別の世界線の娘の悠璃はそこまで影響を受けてはおらず、せいぜい妄想日記をつけるに留まっている。


また、桐乃ルートのエピローグでは、京介と桐乃の子ども*3である遼介・優乃のやり取りで、遼介が憧れている「先生」に言及されるシーンがあるが、
遼介の台詞からしておそらく近所に住む若い女性であることや、立ち居振る舞いや服装が「大正時代みたい」と形容されていること、
それらの要素がこの成長した珠希と合致することから、遼介の言う「先生」は珠希ではないかと推測されている。


コミカライズ「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」のエピローグでは正に厨二病全盛期となっており、
姉同様奇抜な衣装を身に守って言動も痛々しくなっている。後明らかに姉2人よりある部分が大きい
これには初代「黒猫」も古傷が痛むと辟易しており、義妹である桐乃にいじられている。


原作小説「黒猫if」のエピローグでも成長した姿で登場し、姉の息子の担任教師として登場。
甥は母親に似て厨二的な言動を繰り返すため学校でも孤立しており、色々苦労している模様。


また、黒猫と双璧をなす「桐乃の友人」である新垣あやせと京介が結ばれた小説「あやせif」では、
京介とあやせの娘である「高坂ちとせ」の通う小学校の担任教師として名前だけ登場。
こちらは授業参観で桐乃がちとせ可愛さに授業妨害しかけており、姪に叱られるという別の意味で大変なことになっていた。*4


総じて、普通に…いやかなり可愛い女の子である。まったく、小学生は最高だぜ!
ちなみに花澤氏と小倉氏は同じ電撃文庫作品の「ロウきゅーぶ!」でもメインキャラの女子小学生役として共演しており、しかも小倉氏の演じるキャラの名前は「ひなた」である。ややこしい




【余談】

作者である伏見つかさ先生の別作品「エロマンガ先生」のアニメ8話にて、長女の黒猫と共に3姉妹揃ってゲスト出演している。




ねぇねぇ!高坂君はルリ姉の項目追記・修正すんの?


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  • ロウきゅーぶでは小倉さんが「ひなた」を演じているというややこしいことに -- 名無しさん (2023-01-14 13:20:51)

#comment(striction)

*1 妹キャラ、及びリアル妹に憧れている桐乃だが、流石に初対面で『ビッチ』呼ばわりは腹に据えかねたらしく、キレ気味に威圧している。
*2 この2人はそれぞれ産まれてくる世界線が違うのだが、コミカライズ「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」及び原作小説「黒猫if」のエピローグでは双子の姉妹として同じ世界に存在している
*3 このルートでは、京介と桐乃は実の兄妹ではなく、幼くして両親を亡くした京介を親族である高坂夫妻が養子として引き取り、その事実を知らせないまま育てたという設定
*4 このやりとりはゲーム「続くわけがない」のあやせEDでも行われている。

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