メガロゾーア

ページ名:メガロゾーア

登録日:2022/02/01 Tue 20:14:19
更新日:2024/06/17 Mon 13:45:51NEW!
所要時間:約 3 分で読めます



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感謝するよ……覚醒してくれて!



遂にエタニティコアの力が、
あたしの手に……!!



これがエタニティ・コアの力!



この力さえあれば、


あたしは[[>神]]にもなれる!!!



ありゃあ、何なんだよ……!?


これが……世界を暗黒に塗り潰す……



闇の支配者



メガロゾーア とは特撮ドラマ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に登場する怪獣にして、同作のラスボスである。


別名:邪神
デザイン:武藤聖馬
スーツアクター:梶川健司
CV:上坂すみれ



【概要】

第23話「マイフレンド」終盤から、第24話「闇の支配者」、第25話(最終話)「笑顔を信じるものたちへ~PULL THE TRIGGER~」にかけて登場。
劇中での動向はエピソード項目の方も参照。


闇の巨人妖麗戦士カルミラが仲間のダーゴンヒュドラム死亡時に発生した闇のエネルギーを吸収、更にエタニティコアに触れたことで変貌することで変じた怪獣。
ウルトラマンティガ』のラスボスを務めた怪獣「ガタノゾーア」に相当する存在だが、「主役ウルトラマンと因縁のある闇の巨人が変身した姿」という意味では劇場映画『THE FINAL ODYSSEY』に登場した怪獣「デモンゾーア」に近い。


カルミラ本体は内部に取り込まれており、顔だけの状態となって喋ることができる。
その際、貼り付いたカルミラの顔に触手が蠢くというインナースペース的描写が見受けられる。
劇中では第一形態・第二形態の姿が登場している。
そして両形態共にトリガーの変身者であるマナカ ケンゴの信条「スマイル、スマイル」を皮肉っているかのようなおぞましく壮絶な鳴き声、容姿をしておりまさに憎悪に呑まれたカルミラのなれの果てと言える。



【第一形態】



マナカ ケンゴォッ!!



お前さえ現れなければ、


トリガーはあたしのものだった!!



あたしのすべてを……


還せぇぇぇぇぇ!!!



身長:60m
体重:60000t


この時はガタノゾーアやデモンゾーアとは異なり、二足歩行で尻尾のあるオーソドックスな怪獣体型。
顔は目が4つあり、カルミラ・ダーゴン・ヒュドラムを合わせたような形になっており、下側にはカルミラ同様涙のラインが走り、そこに更に目が2つ埋もれているような形になっている。
涙のラインが走る頬は爛れ落ちたような形状となっており、さながらかつてのカルミラが身に着けていたカルミラリボンの成れの果てのようである。
ちなみに尻尾もカルミラリボンに酷似した形状となっている。
また、右手の指1本だけがながくなっており、微妙に左右非対称となっている。更にエタニティコアの影響か、体の所々が金色になっている。
ガタノゾーアとよく似た鳴き声を発するが、それに加えてカルミラの狂気的な嗤い声も混ざり合うという非常におぞましい鳴き声となっている。


武器は体から伸ばす触手と、頭部の角・両腕・瞳から放つ破壊光線。
更にガタノゾーア同様全身から闇を発生させ、機械に干渉しナースデッセイ号をシステムダウンさせた。
しかしメガロゾーア最大の武器は、カルミラ自身のトリガーへの異常な執着ケンゴへの凄まじい憎悪
その強さはトリガー各形態はおろか、グリッタートリガーエタニティをも怯ませるほどだった。


防御力自体もサークルアームズとグリッターブレードの攻撃にも耐えきれるほど高い。
しかし、まだエタニティコアの力を使いこなしてないからなのか、この状態ならトリガートリガーダーク2人で挑めば戦える状態だったが…



【第二形態】



マナカ ケンゴォォォッ……!!



逃がさないよ……!!



あんただけは……


あたしの手でぇぇぇぇぇぇ!!!



身長:66m
体重:66000t


トリガーとトリガーダークのダブルゼペリオン光線により一度は倒されたメガロゾーアだったが、逆にケンゴへの憎悪をさらに募らせながらそのエネルギーを吸収して復活した。
容姿はそこまで変わらないが、ガタノゾーア同様アンモナイトのような殻が装着され、腕もハサミ状に変化。その咆哮もまたガタノゾーアと同じ甲高くエコーのかかったものとなっている。
更にタコのような触手が追加され、よりクトゥルフ神話怪物を思わせる姿となった。
この姿になったことで膨大な闇が地球を覆い始め、地底で眠っていたパゴステレスドンゴモラアーストロンといった怪獣たちが跳ね起きて血相を変えて逃げ回るほどの恐怖を与えている。


頭部もガタノゾーア同様逆さまになり(ガタノゾーアが下顎に目がついているデザインに対し、メガロゾーアは完全に逆さま)、目が6つになり歯をむき出しにしている。
その表情はまるで卑しそうに笑っているようにも見え、逆さまのまま見ると泣いているようにも見えるという、さながら愛していたトリガーが離れてしまったカルミラの複雑な本心そのものの具現と言えよう。


戦闘能力も飛躍的に向上し、触手による攻撃「ダークメガロテンタクルズ」による小技や、
角や両腕から放つ闇の電撃「ダークメガロサンダー」はダークゼペリオン光線以上の破壊力があり、
劇中ではトリガーダークを一撃で撃破する威力を見せている。
さらには放った闇の煙を作り替えてヒュドラムとダーゴンの偽物を作り出す能力も手に入れている。


防御力も向上しており、トリガーの全タイプの必殺技やトリガーダークのダークゼペリオン光線を全て耐えきり、
エタニティコアの力の過剰摂取により強化されたエタニティゼラデスを至近距離で受けてもまだ倒れず、トリガートゥルースのトゥルーゼペリオン光線をも大ダメージを受けつつもなんとか耐えしのいでいる。


更にガタノゾーアとの最大の違いは「フットワークが軽い」こと。
殆ど動かずに破壊活動を行ったガタノゾーアと違い、メガロゾーアは歩行して移動することができる。
その巨体と圧倒的な攻撃力故に被害は尋常ではなく、移動するだけで市街地を文字通り薙ぎ倒し、そのまま戦場となった市街地は火の海と化していた。
そしてエタニティコアの暴走を引き起こしていることもあり、宇宙消滅の危機まで招いている。
更に厄介なことにこの宇宙消滅の危機に関してカルミラは「関係ないね」と無茶苦茶な返答を返すなど、聞く耳すら持っておらず最早本来の目的すら見失い憎悪に呑まれた状態で、ある意味自暴自棄な無敵の人とも言える別ベクトルの恐ろしさをも併せ持っている



スフィアメガロゾーア(第二形態)】

最終決戦から10年後、『ウルトラマンデッカー』にて登場したメガロゾーアの変異体。
新生GUTS-SELECTのカイザキ副隊長は闇がスフィアの力を取り込み、メガロゾーアの姿として復活したものだろうと推察している。
外見はメガロゾーアにスフィアの結晶体が生えた程度で、スフィア合成獣とは明らかに性質が異なる。


当初は地中に潜んで「ダークメガロテンタクルズ」による攻撃でウルトラマンデッカーを圧倒していたが、救援に現れたウルトラマントリガーがゼペリオン光線で触手を焼き払ったため一時撤退。
その後地上へと姿を現し、トリガーとデッカーの2大ウルトラマンと交戦する。
当初は優勢であったが、トリガーが新しい武器「デュアルソード」を持ち出すと硬い装甲を斬り裂かれダメージを受ける。
そのままトリガーにトドメを刺されるかと思いきや、斬り裂かれた装甲の中からはなんとカルミラの顔が現れ、ケンゴの名前を呼ぶ。
その姿を見たトリガーは攻撃を躊躇い、メガロゾーアはその隙に撤退するのであった。


その後、GUTS-SELECTがギジェラ掃討作戦を遂行中、再び姿を見せる。
再びトリガーとデッカーがこれを迎え撃ち、一進一退の攻防を続けながらもウルトラマンがかろうじて優勢という状況が続く。
トリガーがスカイアローやデュアルソードを駆使して、デッカーもミラクルタイプの力で、更にソウマ、イチカ、ユナも地上から援護を行なってスフィアメガロゾーアを攻め立てると、傷口は更に大きくなり、カルミラは上半身を這い出そうとするのであった。
ケンゴはカルミラを救おうとするが、メガロゾーアに近付くと近距離から攻撃されるため、カルミラに手が届かない。
これを見たカナタはデッカーのミラクルタイプの力、更に地上部隊のユナもユザレの力を駆使することで、メガロゾーアに触れることなくカルミラを引き摺り出すことに成功する。


最終決戦を経て改心していたカルミラは2人のウルトラマンと力を合わせ、抜け殻となったメガロゾーアを攻撃。
2対1でどうにか互角に戦っていたメガロゾーアも3対1になると翻弄されて行き、最後は3人の必殺光線をまとめて食らって爆散するのだった。



【余談】

  • メガロはラテン語で「巨大な」の意。

  • 着ぐるみは第一・第二形態で共用しており、パーツの付け替えで違いを表現している。
    • 「一人で動ける怪獣スーツの限界のサイズを探りつつ、背中に背負うパーツの大きさを割り出す」と言う様な試みが行われており、
      最初は背負い物のサイズが小さめであったが迫力不足とアクター側のもっと背負えるという言葉から更に大きく盛られ、現在のサイズに落ち着いた。

  • 各形態それぞれでイメージとなった要素が異なっており、第一形態では陸の生き物や樹木など植物が大木に絡まった様なデザインがなされており、
    一本だけ長い指など完全体に相当する第二形態と比較して不完全な姿になるような工夫も為されている。
    • 第二形態はガタノゾーアを参考に海洋生物の要素で纏められている他、劇中では確認し辛いが背中には三巨人をイメージしたディテールがある。
      また、格子状の穴はガタノゾーアをデザインした丸山浩氏のデザイン性をオマージュしたもの。


  • 最終話での爆散シーンでは、第1話のゴルバー戦同様にカポック爆破が行われている。
    ただスケジュール的に余裕のあった一話とは状況が異なっており*1、当初は最終回ではできないと言われたため、前面部分のみで無塗装のカポック人形を作成・爆破し、そこに同じ構図のスーツをギリギリのタイミングまでGB合成することでカポック爆破を実現している。

  • 裏モチーフは第2形態は当然ながら「暗黒魔超獣デモンゾーア」および「邪神ガタノゾーア」であろうが、第1形態はそのフォルムやカルミラのパーソナルカラーから「超力怪獣ゴルドラス」も含まれているのではと一部視聴者間で指摘されている。
    • 後に制作陣から語られた証言によると、隠しテーマとして同じく女性から怪獣型に変化するラスボスであるゾグのイメージが取り入れられている事が明かされている。

  • ガタノゾーアが終始海にいた事、デモンゾーアが空に浮いていたのとは対照的にメガロゾーアは最終決戦まではずっと陸上で暴れていた。
    • 陸上では山岳地帯、市街地で暴れ、最終決戦では本家同様の海上戦だけでなく海底戦も披露しており実に多彩なフィールドで戦っている。


追記・修正は全てを闇に染めてからお願いします。


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  • グリーザみたいにパーツ付け替えでパワーアップを表現できるスーツなんだね、こいつ -- 名無しさん (2022-02-01 21:23:23)
  • 女性ラスボス -- 名無しさん (2022-02-01 22:45:49)
  • 「ヒュドラムよ!ダーゴンよ!お前達の力、いただくよ!」 -- 名無しさん (2022-02-01 23:48:03)
  • カルミラ自体は項目立てないのか -- 名無しさん (2022-02-02 01:43:20)
  • ガタノゾーアほどの絶望感はなかったな。エタニティコアの方がメインだったせいか、ラスボスとしては言うほど苦戦していなかった印象。シリーズで言えばグリーザやマガタノオロチの時とかの方がもっと苦戦してる。 -- 名無しさん (2022-02-02 04:07:54)
  • そりゃカルミラが自棄起こして暴れてるだけだし。但しあの巨体で暴れ回ったもんだから普通に危ないけど? -- 名無しさん (2022-02-02 07:08:14)
  • こいつ自体が脅威と言うよりこいつの所為でエタコアが暴走して宇宙がヤバいってしろもんだしな -- 名無しさん (2022-02-03 09:22:24)
  • つっても最終回専用フォームに変身した主人公という特大の勝利フラグを一度は折ったんだから弱くはないはず -- 名無しさん (2022-02-03 20:48:35)
  • トゥルース自体は勝利フラグでもなんでもないぞ。作戦会議で言ってたようにメガロゾーアにエタニティコアの力叩き込んでも爆発させないための形態で、それ単体で勝てるはずな形態じゃない。 -- 名無しさん (2022-02-20 23:16:05)
  • あくまで単純な出力に限ればトゥルースよりもグリッターの方が自力でエタニティコアぶっぱ出来る分高いはずなので、トゥルースは対メガロゾーア専用フォームって言ったほうが正確な気がする -- 名無しさん (2022-02-21 14:28:08)
  • ソフビ人気がめっちゃすごかった奴 -- 名無しさん (2022-03-04 19:58:22)
  • デザインも活躍も見れば見るほど好きになっちゃった。とりあえず各種インタビューで確認された情報追記しました。気になる部分などありましたら修正お願いします。 -- 名無しさん (2022-04-04 14:30:33)
  • デッカーで復活…しかもスフィアの操り人形?っぽい -- 名無しさん (2022-08-28 00:36:02)
  • 生きてたんかお前…→生きてたんかお前!?!?!? スフィアに操られてるのかスフィアを逆に利用してるのか曖昧な状態だっな全体的に…… -- 名無しさん (2022-08-28 02:06:39)

#comment(striction)

*1 怪獣の着ぐるみが完成してからカポック人形を作成するため。参考までにゴルバーの場合は人形制作に約一か月かかっている。

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コメント

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