ゴール(デルトラ・クエスト)

ページ名:ゴール_デルトラ_クエスト_

登録日:2021/09/10 (金) 01:30:54
更新日:2024/06/03 Mon 13:53:09NEW!
所要時間:約 3 分で読めます



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デルトラ・クエスト 怪物 さまようよろい 幽霊 トパーズ 玄田哲章 騎士 最初のボス 戦士 命の百合 ジャリス族 沈黙の森



わたしはゴール。


この円陣の番人、宝の主人だ。



出典:デルトラクエスト、3話『黄金の騎士ゴール』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知



小説『デルトラ・クエスト』シリーズの登場人物。


CV:玄田哲章


【概要】

沈黙の森の中心である『闇の中の闇』『ダーク』と呼ばれる場所で『命の百合』を守っている、黄金色の甲冑に身をつつんだ巨大な騎士。
彼が所持する剣の柄にはデルトラのベルトを飾る宝石の一つ、『トパーズ』がはめられている。


【人物】

『命の百合』がもたらす永遠の命の魅力に取り憑かれており、相手が盗人であると判断すれば容赦なく斬殺してその血を「命の百合」の養分にしてしまう。
問答無用というわけではなく、侵入者に対しては必ず一度警告し、相手が大人しく退いた場合は危害を加えることはない。
手まねきをして相手を自分の元まで引き寄せる能力を持つ。*1


【活躍】

第1シリーズの1巻『沈黙の森』に登場。
宝石を探してやって来たリーフとバルダの前に立ち塞がり、警告を無視した彼らを殺そうとする。不法侵入したリーフとバルダにも非があるように見えなくもない。


命の百合の花が咲き、花蜜がしたたれば、この私が飲む。


そしてわたしは、デルトラ7部族の長となるのだ。


その正体はアディンがデルトラを統一するよりも遥か昔の人物であり、すでにその身は亡霊と化している。
「命の百合」を求めて兄弟と共にやって来たものの、永遠の命を我が物にせんと兄弟たちを殺害。
しかし、彼らが争っているうちに「命の百合」は萎んでしまい、それ以来ゴールは再び花が咲くのを待ち続けていたのだった。


敵と正々堂々戦わないこと、そして欲望にかられて兄弟を手にかけたことをバルダから指摘され、動揺から彼らにかけた呪縛を解いてしまう。
その機を逃さずバルダは甲冑の隙間から剣を突き刺すが、肉体が滅びているゴールには効果がなく、反撃でバルダに致命傷を負わせる。
再びリーフに呪縛をかけて斬り殺そうとするが、ジャスミンが木に絡まっていた蔦を切ったことで大木の枝が落下。
その直撃を受けて押し潰され、甲冑が壊れたことで光に曝されたゴールの魂は消滅してしまった。見方によっては妄執から解放されたとも取れるだろうか。


直後に『命の百合』の花が咲き*2、花蜜の力でバルダは回復することが出来た。


なお上記の経歴から分かる通り彼自身は影の大王とは無関係…というより、そもそも影の大王にデルトラが征服された事自体知らないと思われる。
にもかかわらずトパーズを剣の柄に嵌めていた理由は不明。アクババが落として行ったのをネコババ拾ったのだろうか?


【命の百合】

不思議な力を持った花蜜を滴らせる黄金の百合。
少量でも傷をたちまちのうちに治癒し、器一杯の花蜜を飲めば永遠の命が手に入るとされる。
しかし、花が咲いても短時間で萎んでしまうため入手は困難。
ジャスミンが小瓶に入れた数滴の花蜜は要所要所でリーフたちの命を救うこととなる。



【ゲーム版】

原作通り1章のステージボスを務める。
この時ジャスミンは加入前、バルダは前述の通りゴールによって深手を負わされているため、リーフが強制起用となる。


近距離からはその外見通り剣を、遠距離に回っても炎の玉を飛ばしてくる。
最初のステージということもありこちらの装備やアイテムもまだ弱く*3ジャスミン加入前ということで鍛冶場をスルーしていれば、リーフの剣レベルは1。
必然的に長期戦は避けられないので、相手の攻撃を避けつつヒット&アウェイで戦っていこう。



倒せばゴールは原作と同じ末路を辿り、トパーズが手に入って1章のステージクリアとなる。



ED後の隠しダンジョン「夢幻の塔」のとある階では、ゴールが色落ちした(灰色)騎士がボスになっている箇所がある。
とは言ってもこの灰色の騎士の正体は語られず、カードも落とさないので謎は謎のままである...そもそも夢幻の塔自体が詳細不明のオリジナルステージだし。
あとこちらを追いかけてくる時の音が、鎧が鳴っているのかガチャガチャうるさい。




【余談】

かなり古い時代から存在しているため、作中の歴史書である『デルトラ年鑑』にはゴールについての説明が50箇所以上もあり、探検家のドランも彼と遭遇したことがある。


アディンの来歴を描いた『デルトラの伝説』にはゴールとよく似た甲冑を身にまとったジャリス族*4の戦士が登場しており、
またジャリス族の民話である『テナ・バードソング』には『命の百合』を求めて沈黙の森を訪れたジャリス騎士の三兄弟*5の話が存在している。
このことから、ゴールはジャリス族であると思われる。


『モンスターイラスト・テクニック』にはゴールのメイキングも収録されている。気になった人は読んでみよう。




追記・修正は『命の百合』が咲いてからお願いします。


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  • 兄弟殺したの責められて「あの時は仕方が無かったのだ!」って激昂しながら言い訳してたのが人間臭さ感じて好き。まあ、ある意味本人もやっと妄執から解放されたとも言える。 -- 名無しさん (2021-09-10 02:40:24)
  • 銀魂に出てくる屁怒絽と声が同じなんだなコイツ。それに加えて植物との関連性も深いし。 -- 名無しさん (2021-09-10 13:14:41)
  • 影の大王とは関係無さそうなのに何でトパーズ持ってたんだコイツ -- 名無しさん (2021-09-10 18:07:10)
  • 最近デルトラの記事めっちゃたってて嬉しい… 懐かしすぎる -- 名無しさん (2021-09-11 02:31:45)
  • ↑2アクババが森に落としたのをネコババした説 -- 名無しさん (2021-09-11 04:07:18)
  • もしもこいつが仲間になっていたら、その後の戦いは多少楽になったかな?まぁ、あの図体と派手な鎧のせいで旅に加わると目立つだろうが…。 -- 名無しさん (2021-09-11 12:23:59)
  • なっっっつかしっ…学校の図書館で読んだのを思い出す… -- 名無しさん (2021-09-11 18:26:30)
  • 始めの冒険でアディン以前からいる設定の敵を出して期待を惹くっていう構成の手腕には感心する -- 名無しさん (2022-06-19 23:38:34)
  • 第1巻の表紙にデカデカと描かれてたもんだから、本を手に取った時は彼が主人公かと勘違いした人も多かったと聞く -- 名無しさん (2022-09-18 02:01:22)
  • 所謂今回の敵枠って一覧見たらなんとなくわかるし禍々しいし、いやまさかそんなことあるのかよ、と思ってたけど単体で見たら勘違いに繋がる要素色々あるな… -- 名無しさん (2022-09-18 03:18:18)

#comment(striction)

*1 漫画版では手まねきではなく指折り。
*2 皮肉にもゴールが「命の百合」を守るために周囲を木々で覆い隠していたことが原因で太陽光が遮られ、開花の妨げとなっていた。
*3 装備はそれぞれ体力が1加算される「布の服」と「靴擦れ防止クッション付き靴下」のみ
*4 デルトラ7部族の一つである戦闘部族。影の大王がデルトラへと侵攻してきた際に抵抗した結果ほとんどが戦死し、生き残りはわずかしかいない。
*5 ゴールは次男。兄弟の名前はグレドックとグッデン。

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