登録日:2021/07/11 Sun 00:44:58
更新日:2024/05/30 Thu 11:40:50NEW!
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fe ファイアーエムブレム 烈火の剣 八神将 櫻井孝宏 鳥海浩輔 大本眞基子 鈴木達央 feヒーローズ アポカリプス 神階英雄 豪華声優陣 闇魔法 謎多き者 ブラミモンド
……ああ、そうとも。僕に何の用かな? 地上に生きる者たちよ。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
『ブラミモンド』とは『ファイアーエムブレム 烈火の剣』に登場するキャラクター。
CV:櫻井孝宏・鳥海浩輔・大本眞基子・鈴木達央(ヒーローズ)
エレブ大陸において、1000年以上前に発生した人と竜による戦い「人竜戦役」の時代に活躍した八神将の1人。
また、彼らが使用していた武器である「神将器」を作り出した人物ともされている。
戦役終結後は神将器を封印し、薄暗い封印の神殿の地下でただ1人、そこから世界の様子を静かに見守っていた。
本編では顔から上しか詳しく見えないので全身の様子はわからないが、顔も深緑色のフードを目深に被っており半分近く隠れていて、かろうじて口元が見える程度。
髪色や目の色*1も不明。
その正体は「謎多き者」の二つ名の通り謎に包まれているが、こうなったのは自身の全てを闇魔法に捧げた代償により、
肉体は残ったが人格・感情・記憶の全てを失い、ブラミモンドは自分が何者なのか(だったのか)を完全に忘れ去っているからだ。
また、人格が消失したために自身のみでは話すことができなくなっているので、その直前に聞き取った者の声や話し方、人格をトレースすることで会話を成立させている。
同じ八神将であるアトスが「出会う人々の数だけブラミモンドは存在する」と形容するのは、相対する者に依ってその口調が千変万化するため。
例として、項目冒頭のセリフもエリウッドに話しかけられた際に返した言葉だが、やはり彼の喋り方と同じものになっている。
この性質上、男性か女性か、当時若者か年寄りであったかすらも記録には残されていない。
カナスの支援会話などでも触れられる通り、エレブ大陸における闇魔法は「古代魔法」とも呼ばれている。
その効果は世界を傾けるほどの魔力を秘めたものとも言われている。
だが反面、行使には相応のリスクが伴う危険な魔術でもあり、カナスの兄たちのように極めようとした結果力に飲まれて廃人化した人間も多数存在する。
そんな闇魔法に己の全てを捧げてまで竜を滅ぼす力を得ようとした経緯を鑑みるに、人竜戦役の頃には世界を救うことへの使命感か、
あるいは竜という存在への憎しみか、その種類はどうあれ非常に強い動機を抱いていただろうことが推測される。
『封印の剣』には名前のみ登場したが、『烈火の剣』には本人が登場。
物語終盤、ネルガルに対抗する力として神将器を求め神殿を訪れたエリウッド一行と、かつての同志アトスと会う。
しかし、戦いそのものを嫌っているブラミモンドは「神将器は二度と世に出るべきではない」と考えていたため交渉は難航。
アトスの説得にも難色を示し解放に踏み切れずにいたが、エリウッドの青臭くも懸命な懇願に心を動かされ、千年ぶりに神将器の封印を解き、彼らに世界の命運を託すことに決める。
最終盤にも登場し、一度は命を落としたニニアンを生き返らせてエリウッドたちを助けた。
この時の口調は誰かのコピーのようには見えなかったため、ブラミモンド自身の本来の人格が表れていたとみる向きもある。
今後『烈火の剣』がリメイクされてこのシーンにボイスが付けば誰の声で(=誰の人格で)喋っているかがはっきりするが。
その後、エンディング中にアトスが命を落としたことで八神将最後の生き残りとなる。
しかし、ブラミモンド自身も大きな力を使ったことで生命維持が限界に近付いているのか「私も程なく追う」と言い残しており、本編終了後すぐの時期に消え去ったものと思われる。
またブラミモンドの消失をもって、八神将は全員この世を去った。
自身の神将器は「黙示の闇」とも呼ばれる「アポカリプス」。
『封印の剣』でのみ手に入る。
少しややこしいが、魔道書自体は同作でのみ、使っていたブラミモンド自身は『烈火の剣』でのみ登場する。
実質威力23と全装備中最高値を誇るが、デメリットとして非常に重く、生半可な体格では攻速落ちするのでまともに扱えない。
ちなみに、ユニットとして操作はできず出番はイベントのみだが、内部データにはステータスが成長率含め存在する。
クラス名も名前と同じ「ブラミモンド」と専用クラスになっており、レベルは18。
名前の元ネタは『ローランの歌』に登場するサラゴスの王妃「ブラミモンド」。
これの通りなら、こちらのブラミモンドは元は女性だったのかもしれない……が、真相は全て黙示の闇の中である。
■性能
HP-35(90)
魔力-30(110)
技-25(80)
速さ-19(90)
幸運-28(70)
守備-18(30)
魔防-30(90)
体格-6
属性-闇
闇S、杖S
アトスと比べるとHPは少し下回るが、他はほぼ同等の強さを誇り、魔力と魔防についてはカンスト。
アトスと違ってレベルがカンストしていないので成長率も設定されており、守備以外は他のキャラとは比べ物にならないレベルで高い。
当初は彼と同時に終章で加わることも想定されていたのだろうか。あるいは、古の火竜戦までにアトスを死なせてしまったプレイヤーへの救済措置の予定だったのだろうか。
私はブラミモンド。
自分を持たない、何者でもない者……。
この声も、この心も、一時の借りもの……。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2020年3月に闇の神階英雄として登場。イラストはワダサチコ氏。のど仏こそフードで隠されているがこの手の甲や胸囲で性別不明は無理でしょ……。
八神将では初、かつアトスよりも先の実装となった。
ボイスは『烈火の剣』の主人公であるエリウッド・ヘクトル・リンを担当する3名と、『ヒーローズ』の主人公であるアルフォンス役を務める鈴木達央氏の4名が担当。*2
4名が各パートを分担しているのではなく、それぞれのボイスに4名分のバージョンが存在する。つまり通常のキャラの4倍のボイス量がある。
無属性魔法を使うという点もブラミモンドが初で、様々な面で異例ずくめのユニットといえる。
武器スキルはアポカリプス……ではなく「絶無の書」。
本編では神将器の封印を解くことを渋ったからだろうか。
攻撃+3に加え、戦闘開始時敵の攻撃が50以上または敵が不利な状態異常を受けている時、戦闘中自身の攻撃、守備、魔防を+5、
戦闘開始時敵の速さが35以上または敵が不利な状態異常を受けている時、戦闘中自身は絶対追撃の効果を得る。
Aスキルは戦闘開始時自身のHPが25%以上なら攻撃、守備を+7し、その状態で攻撃した時、戦闘後自分に5ダメージの「攻撃守備の渾身4」。
Bスキルは戦闘中敵の攻撃、魔防を-3し、かつ敵の攻撃、魔防の強化の+を無効にする「攻撃魔防の凪3」。
Cスキルは専用で、自分が戦闘中、戦闘相手以外の敵軍のスキルを無効化する「見通せぬ深き暗闇」。
肝心となる「絶無の書」の条件だが、事実上かなり緩い。
攻撃が50を下回るユニットは相当な低水準であり、神階英雄の主戦場である飛空城ではほとんどありえない数字である。
速さの条件は、自身の速さが基準値27と低くそのままだと23から34というかなり大きい穴があるのだが、登場時点のバランスでは「速さを完全に捨てたデザインで、20前後しかない」「速さで追撃を取り合うので35なんて超えて当然」のいずれかに該当する方が圧倒的に多い。
また飛空城では必然的にボーナスが乗っていることが多く、実際にはここまで大きな穴は開かない。
しかも不利な状態異常がなにかしら撒かれていれば問答無用で解決する。
そんなわけで
- 「渾身」と「凪」もあわせて実質攻撃+15され、攻撃72相当
- 「凪」で強化効果を無効化したうえ、「見通せぬ深き暗闇」で周囲の「紋章」などでのサポートまで無効化されるので、頼れるのは本人の非強化スキルのみ
- 無属性なので相性での軽減も困難
という特性により、確実に一定以上のダメージをぶち込むことができ、それが絶対追撃効果を伴うので、攻めに回ればほぼ何でも殺すマン。それがブラミモンドの最大の特徴である
守備は21、魔防は35と耐久は並程度でHPも39と低めだが、
「絶無の書」と「渾身」と「凪」の効果を合わせると、実質的には守備36、魔防43まで上昇。
一撃必殺とはなりにくいので「反撃で倒して追撃を防ぐ」という手が通じるのだが、上記のスキルにより攻撃への上乗せも剥がれるのでそれほど容易ではない。
一方、受けに回ればそこそこ硬いだけで追撃は普通に受けてしまうので、先手さえ取れれば対処は難しくない。
真っ向から迎撃したいならセシリアやヘンリー、ソフィーヤといったレイヴン効果持ちなら相性有利を取れない大前提が崩せる。
特にヘンリーはその性質から攻撃50未満の条件も確実にクリアできるので、確実に受けることが期待できる存在。
2023年7月のアップデートで強化。
Bスキルに戦闘中敵の攻撃、魔防-3、かつ戦闘中敵の奥義発動カウント変動量+を無効、自分の奥義発動カウント変動量-を無効の『攻撃魔防の拍節3』が追加。
Cスキルが『見通せぬ深き…・神』に強化。
自分が戦闘中、戦闘相手以外の敵軍のスキルを無効化、敵の攻撃、速さ、守備、魔防-5、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効。
『絶無の書』も錬成対象に。特殊錬成では以下の効果が付加される。
戦闘開始時敵のHPが50%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4
敵が奥義を装備していて奥義発動カウントの最大値が本来より減少している時(奥義が発動しやすい時)、戦闘中自分の最初の攻撃前に、自身の奥義発動カウント-1
戦闘開始時、敵の攻撃が50以上の時、戦闘中、ダメージ+戦闘開始時の敵の攻撃の15%(範囲奥義を除く)
戦闘開始時、敵の守備、魔防のいずれかが35以上の時、または、敵が【有利な状態】を受けている時、戦闘中、攻撃を受けた時のダメージを○%軽減
○は、戦闘開始時の敵の守備と魔防の高い方の値(最大50、範囲奥義を除く)
追記・修正は闇に全てを委ねてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 八神将で一番情報が少ないこいつが烈火に登場したのは当時ド肝を抜かれたな。同時に封印の神殿にアポカリプスがあった理由付けになっていたが。 -- 名無しさん (2021-07-11 01:49:37)
- 神将器の封印解除したのにそこ(封印の神殿)にある封印の剣渡さないのはブラミモンド本人の意思なんだろうか…いやエリウッド一行はファイアーエムブレム持ってないから封印の剣渡されても困るんだが -- 名無しさん (2021-07-11 09:45:20)
- 終章での口調が誰にも似てなくて「キャラ作り忘れてる」とネタにされた人 -- 名無しさん (2021-07-11 09:56:35)
- 唯一生き残ってた戦友が死にかけてるんだから素の人格も復活しますよ -- 名無しさん (2021-07-11 15:33:00)
- アトスですら大概なのにもしこのパラメーターで終章加わったら二人で無双出来るわ。ただHP35じゃ火竜のブレスで一撃だけど -- 名無しさん (2021-07-12 02:12:42)
- ヒーローズだとちゃんと烈火の3主人公と物語上の主人公であるアルフォンスを真似てるんだな -- 名無しさん (2021-07-12 02:19:41)
- 闇魔法使いなのに幸運が高い。けど成長率は低い……ドーピングでもしていたのか -- 名無しさん (2021-07-12 07:17:52)
- 事態の収拾の為に素の人格を出さざるをえず、一気に寿命が削られたと解釈してる。 -- 名無しさん (2021-07-12 18:37:48)
- 不思議な人ですが、烈火の剣のように、アトスの声と話し方では、話さないのだろうか? -- 名無し (2022-06-26 15:47:59)
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*2 こちらの世界に召喚されてからアルフォンスの人格をコピーしたものと推測される。
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