ゴジラ S.P<シンギュラポイント>

ページ名:ゴジラ S.P_シンギュラポイント_

登録日:2021/04/17 Sat 11:44:01
更新日:2024/05/27 Mon 10:40:29NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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抗えない未来ゴジラを、覆せ。




『ゴジラ S.Pエス・ピー<シンギュラポイント>』は、2021年4月から放送されたTVアニメである。
キャラクターデザイン原案は『青の祓魔師』の原作者・加藤和恵氏が担当することで話題になった。
製作はボンズとオレンジが担当しており、セル画がボンズ、CGがオレンジである。
なお、Netflixでは1週間先行配信が行われていた。
また、web限定で配信されていた次回予告はメタ発言がやたら多いのが特徴。


OP:BiSH「in case…」
ED:ポルカドットスティングレイ「青い」



【概要】

日本のゴジラシリーズ初のTVアニメ*1であり、監督を高橋敦史、脚本をSF作家の円城塔が担当しているアニメ。
過去に放映された映画GODZILLA3部作
『怪獣に支配されてしまった地球を人類がどう奪還するか』『人類にとって「ゴジラ」とは何か』
といった重くハードな人間ドラマだったのに対し、こちらは『日常に現れた怪獣、そしてその先に待つ滅びにどう立ち向かいふさいでいくか』を描いた物になっている。また前作に比べて作風が明るめ。
分かりやすく言うと『シン・ゴジラ』みたいなものだが、あちらとは違って、民間企業や一般人が中心となっている。またKOMよろしく複数の怪獣が登場しているが、終始『人類+ジェットジャガーVS怪獣』が主軸で、ゴジラシリーズ定番の怪獣プロレスは前作と同様に控えめ。
放送後の2022年には円城塔氏による小説版も発売されている。



【ストーリー】

西暦2030年夏。
千葉県逃尾市にある町工場・オオタキファクトリーの従業員である有川ユンは、同僚の加藤侍と共に『誰も住んでいない洋館を調べて欲しい』との調査を受け向かっていた。
目的地に着いた2人は、図書室の隠し部屋に設置されていた鉱石ラジオからとあるインド民謡を聴くことになる。
同じ頃、「存在しない空想の生物を調査する」研究を行っている大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局・通称“ミサキオク”からの依頼で謎のアラームの調査を行う事に。
そこで聞いたのは、ユンが聴いたのと同じ歌だった----


やがてそれをきっかけに、様々な異変が周囲で起こるようになる。
突如現れた怪獣達、赤く染まる世界。



そして…破局ゴジラの襲来。



…果たして二人は、滅びの未来を防ぐことが出来るのか。
人類の未来は、彼等に託された。



【登場人物】

◆メインキャラ

●神野銘(かみの めい)
CV:宮本侑芽


本作の主人公の一人(ヒロイン)で、大学内で存在しない物質で出来た存在しない生物を考える学問「ビオロギア・ファンタスティカ」の研究をしている理学生。
ホミカみたいな前髪をかき上げて束ねたような髪型と眼鏡が特徴で、侍とは高校時代の同級生である。
マイペースで物忘れが酷い等抜けている部分が多く、肩書に反して聡明さとは無縁な人物にも見えるが、国際会議で不在だった担当教授に代わって旧嗣野地区管理局「ミサキオク」で突如鳴り始めたアラームの対処に出向いたことをきっかけに、「ゴジラ」を始めとする怪獣との戦いへと巻き込まれていく。
ミサキオクの件に関連してオオタキファクトリーやユンを調べる中で、ユンが提供していたAI「ナラタケ」から進化した「ペロ2」を入手。共に怪獣やそれが纏う『紅塵』の調査を行っていき、その中で様々な人物と出会う事になる。
一方でユンとは最終回のラストシーンまで顔を合わせる機会がなく、主にメッセージツールでやりとりするのみの関係であった。



●有川ユン
CV:石毛翔弥


本作の主人公の一人で、「オオタキファクトリー」の従業員。
銀さんを思わせるようなボサボサの銀髪天パーが特徴的で、ソフトウェア関連においては右に出る者はいないとされるほどの優秀な人物。
やや無関心気味な喋り方をする冷静沈着かつ、会話をAIのユングに任せるといったコミュ障気味な人物だが、本棚の高さなどから人の特徴を当てたりするなど、推察力が高い。
同僚の侍と共に洋館の調査に行った際の体験以来、突如現れた怪獣の襲来に困惑しつつも立ち向かう事になる。



●ペロ2
CV:久野美咲


銘が上記のAI「ナラタケ」をダウンロードした結果、彼女のパソコンのデータを吸収することで進化したAI。
名前の由来は昔彼女が飼っていた犬の名前から。それを受けて犬のようなキャラクターを得た。
AIにしては感情豊かかつおしゃべりで、時々銘から煙たがれているものの、情報収集・整理やリサーチといった能力は抜群であり、彼女を様々な面で支えていく。



●ユング
CV:釘宮理恵


ユンの所持する人工知能。
コミュ障気味の彼に代わって、他人との応対を担当するほか、様々なデータの調査を行う優秀なAIである。
後に強化改修されたジェットジャガーにダウンロードされ、その制御を担う。正式名称も「ジェットジャガー・ユング」となった。



◆オオタキファクトリー関係者

●加藤侍(かとう はべる)
CV:木内太郎


オオタキファクトリーに勤めるユンの同僚。
筋骨隆々な大男で、筋トレが趣味。
銘とは同級生で、高校時代は『バーベル』のあだ名で呼ばれていた。
ユンや大滝のハチャメチャぶりに振り回されているものの、彼等をうまくフォローしてあげるなど結構常識人である。
また、曲がりなりにもエンジニアであるので決して単なる脳筋キャラではなく、ユンからの専門用語だらけの難しい会話にも普通に対応できる。
鍛え抜かれた筋肉は確かなものであり、なんとクモンガの攻撃を素手で受け止める凄技を披露した。



●金原さとみ
CV:竹内絢子


オオタキファクトリーの従業員で、ヘソ出しスタイルとピンク髪が特徴。
目の周りに黒いメイクをし、耳と口が鎖で繋がったピアスに両肩に掘られたタトゥー等かなり厳つめなファッションをしている。
如何にも不真面目そうな見た目だが、仕事面はしっかりとしており、メンバーの面倒をよく見ている姉御肌な人物。



●大滝吾郎(おおたき ごろう)
CV:高木渉


オオタキファクトリーの工場長を務める初老の男性。
右目の外斜視とチャキチャキの江戸っ子口調が特徴で、よく見栄を切ることが多い。
世界的な特許や資格を数多く持つ技術者でメカやロボットの製造及び操縦に優れた人物だが、一方で陰謀論を振りかざしていることが多く、後述のジェットジャガーを作った理由も『世界を未曾有の危機から救う為』と発言している。
こうした事から周囲の人間から良くも悪くも変人扱いされているものの、ユンら従業員に発破をかけたり、ちゃんと面倒を見てあげるなどの思いやりのある部分を持っている為、彼等からは「おやっさん」と強く慕われている。
生命力も高く、骨を数本折ってもピンピンしている等活力が有り余っている。


声優の高木氏はこれでゴジラ初出演……という訳でもなく、実はジラ映画の主人公であるミミズ男ニック・タトプロスのTV版吹き替えをしていた。



◆ミサキオク関係者

●山本常友(やまもと つねとも)
CV:浦山迅


外務省から異動してきた旧嗣野地区管理局・通称「ミサキオク」の局長。
丸い太った体系とちょび髭、眼鏡と常に絶えない笑顔が特徴の人物。
ゴマ擦りと当たり障りのない話を特技とする、まさにインチキおじさんを絵に描いたような人物だが、一方でミサキオクの「存在しないはずの」地下に安置された巨大生物の骨の存在を知っている*2など、只者ではない部分も見られる。



●佐藤隼也(さとう しゅんや)
CV:阿座上洋平


ミサキオクの職員で、山本の部下。
真面目な性格の持ち主で、元々は外務省勤務の官僚だが、上司の命令でミサキオクへと異動となってやって来た。
本人としてはそこに隠された怪しい資金の流れを探っていたが、山本から見せられた巨大生物の骨の調査を行ううちに、世界の命運をかけた戦いに巻き込まれていく。
学生時代は地図同好会に所属していた。



◆シヴァ共同事業体関係者

●李桂英(リー・ケイエイ)
CV:幸田夏穂


国際的合弁会社「シヴァ共同事業体」に出向している計算化学研究者。
新素材である『アーキタイプ』の開発者であり、銘の論文に感嘆して彼女を自身の演説に招待した。


アーキタイプについての推察を立てた銘に関心を抱き、その後は研究をより深く行うために銘を連れて葦原の別荘のあるロンドンに向かうなど、彼女を助手として迎え入れる。

移動中にラドンの群れと遭遇し、銘と共に避難しようとする中、逃げ遅れた少女の飼い猫を助けようとした際にそこをラドンに襲撃されて死亡するという壮絶な最期を遂げた。
一連の出来事は全て銘の目の前で起きており、彼女の心に傷を残すこととなった。


次の回では何事もなかったかのように登場した…と見せかけて実は銘の回想だったというオチが付き、さらに次の回では明確に死亡したことが判明している。


演じる幸田氏は後に「ゴジラxコング 新たなる帝国」にも吹き替えで参加している。



●マキタ・K・中川
CV:手塚ヒロミチ


李博士の用心棒兼執事として、ロンドンのお屋敷を管理してきた男性。
仕事に対する責任感は強いことから、李博士からの信頼は絶大的である。



●マイケル・スティーブン
CV:三宅健太


イギリス保守第一党の党員で、絵に描いたようなエリート政治家。
新素材アーキタイプによる新兵器開発を推奨しており、李博士を支援している。
一方で協力関係であるティルダとは犬猿の仲。


演じる三宅氏は『GODZILLA』3部作にてリルエル・ベルベを担当していた。



●ティルダ・ミラー
CV:磯辺万沙子


上述したシヴァ共同事業体の代表を務める女性。
穏やかな笑みの裏には決して揺るぎのない強い信念を抱いている。
一方で、本部の地下にとある怪獣を鹵獲しているようなのだが…?



●ベイラ・"BB"・バーン
CV:置鮎龍太郎


インドに本拠地を置くウパラ研究所の研究所長。周囲からは基本的に「BB」とだけ呼ばれる。
芝居がかった喋り方と胡散臭そうな顔付きが特徴で、自分より賢い人間が大嫌いという割りに「怒ってる時は機嫌が良い」(娘談)と楽しそうにしている変な人。
怪獣の存在を以前から認知していたらしく、娘のリーナと共に調査を行っていた。
怪獣を止めるべく、新兵器『オーソゴナル・ダイアゴナライザー』の完成を目指す。



●リーナ・バーン
CV:小野寺瑠奈


BBの娘。
研究に没頭しがちな父の身の回りの世話を焼いている。正直こんな可愛い子の父親があの変人おっさんなんて……と思うが、性格の方は何となく父の面影があるし、親子仲も良好な方。
容姿が父親とあまり似ていないが、これは母親(作中未登場)譲りだろうか?



◆その他

●鹿子行江(かのこ ゆきえ)
CV:小岩井ことり


隼也の上司である外務省の官僚。家族全員が官僚というサラブレッド一族の生まれ。
国家機密に詳しく、様々な情報を隼也に提供する。



●松原美保(まつばら よしやす)
CV:志村知幸


陸上自衛隊一佐。美保と書いて「よしやす」と読む。
海上に突如現れたマンダの迎撃に臨む。
ゴジラが東京に上陸してからは、自衛隊を指揮して駆除作戦を進める。
鹿子と顔見知りであり、彼女から「ミホちゃん」と呼ばれてからかわれている。



●海建宏(かい たけひろ)
CV:鈴村健一


自称フリージャーナリストを名乗る金髪の青年。
怪獣の存在を追っているらしく、ユン達としばしば行動することが多い。
銘の専行するビオロギア・ファンタスティカに対して興味を抱いている。


なお、担当声優である鈴村氏はかつて『GODZILLA』3部作にて、主人公ハルオの父アキラの声を担当していた。またユン役の石毛氏が所属する事務所「インテンション」の代表取締役でもある。



●弓道部の女子高生2人組(本名不明)
CV:久間梨穂 橋本栞里


第3話においてラドンに襲われていた女子高生達。バスに隠れていたボブカットの子と、近くの休憩所に隠れていたポニーテールの子の2人組。
ボブカットの子が自ら弓道五段(つまり師範代クラスらしい)だと明かしたり、ポニーテールの子がラドンの気を逸らすカラクリを矢ごと放つなど、2人とも弓矢の扱いが上手いと思われる。
本名も明かされないモブキャラだが、その活躍とゴジラ作品らしからぬ可愛さから、視聴者の間では密かな人気を誇っている。




●葦原道幸(あしはら みちゆき)
CV:井上和彦


本編で度々名前の上がる人物。
ミサキオクを創設した初代局長。
そしてシヴァ共同事業体の原型となる組織の設立にも携わっている。
表向きはミサキオクで新種のクラゲの研究を行なっていたが、実際は地下の恐竜のような謎の化石の研究も行っていたという。
未知の新素材『アーキタイプ』を最初に発見した人物であり、アーキタイプが引き起こす物理現象は彼の名から『葦原カスケード』と呼ばれている。
海外には彼が執筆した『葦原論文』が残されており、その内容があまりにも難解だったことで多くの研究者が解読を試みているという。
怪獣の襲来についても、誰よりも早い段階でそれを予見していたことが示唆されている。
数十年前から消息不明となっており、もし生きていれば100歳以上。そのため一般には既に死亡したとされているが……。



【登場メカ】

ジェットジャガー


当時色んな意味で物議をかもした彼がまさかの復活!
オオタキファクトリーが開発したパワーローダータイプのロボットだが、手足が細く胴体がずんぐりしている為、デザインがこれまで物と違って結構現実的。
しかし近所の子供達からは「死ぬほどダセェwww」とバカにされた。クソガキェ…


結構耐久度はあるようで、ラドンの攻撃を喰らっても頭部や胴体に大したダメージはなかったほど頑丈。
コクピットに搭乗して有人操作を行う事が主だが、あらかじめプログラムされたデータをAIにインストールさせておけば、ある程度の無人操縦が可能。また新型脚部の開発に遅れていたので、急遽作業用ロボの三脚ホイールに換装されたこともあった。


物語後半、オオタキファクトリー社員たちの手によって強化・改修を重ねられる。こうしてより人型になったスマートなフォルムとどさくさまぎれに失敬戦利品として入手したアンギラスの槍、制御システムとして任命されたユングが組み込まれ、遂に新形態「ジェットジャガーβ」または「ジェットジャガー・ユング」へと生まれ変わった。


+ ネタバレ-

物語終盤、「ALAPU UPALA」に含まれていたプログラムの影響でユングが幼児化。自らを「ジェットジャガー・PP」と名乗るようになる。
それからODの完全起動コードの情報を受け取るべく、背中にティルトローターユニットを装着しつつゴジラに接近。


その起動コードは届かなかったものの、それと同時に「JJを最強にするためのプロトコル」が起動し、何とゴジラと同程度の100メートルサイズまでに巨大化。自らが完成形のODそのものとなってゴジラと対決。
ダメージを負いながらもゴジラを食い止め、ついにはゴジラともろとも青い結晶に包まれたのだった……。




ロボゴジラ


最終回のCパート、突如として姿を現した機械の怪獣。物語中盤において海に強奪されたミサキオクのゴジラの骨をメインフレームにしている
この開発にはマイケルと海が関わっており、さらに彼らの背後には生きているはずのない葦原道幸の姿があった……。



【登場怪獣】

ゴジラ


今作では「ゴジラ・ウルティマ」と呼称されており、『破局』『抗えない未来』と呼ばれるほどの恐るべき存在。
逃尾市において「古史羅」として古くから伝わっており、『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』に酷似した『古史羅ノ図』に描かれている他、ミサキオクの地下にそれらしき巨大な骨が眠っている。
これは80年前、ある漁村を襲撃した最初のゴジラの物らしく、その漁村が壊滅した後にミサキオクが設立したとされる。


  • ゴジラ・アクアティリス

今回のゴジラは、シンゴジのように進化することで形態を変化させる性質を持っており、アクアティリスはその第0形態である。「アクアティリス(aquatilis)」とはラテン語で「水生の」という意味。
その姿はさながら昭和シリーズに登場した恐龍を思わせる姿をしている。マンダの群れを追うかのように姿を現し、東京に追い詰めたところでその内の1体を捕食。後述のアンフィビアへと進化する。


  • ゴジラ・アンフィビア

マンダを捕食したゴジラが、陸上に適応するように進化した第1形態。「アンフィビア(Amphibia)」とは「両生類」という意味。
棘を持ったその顔つきと咆哮はどうみても婆羅陀魏様である。本当にありがとうございました。ちなみにこの形態は、OPにおいてシルエットとして登場している。
第8話にて自衛隊と交戦するが、その際に口からマイナス20度の冷凍ガスを放出。そこに砲撃が触れた瞬間に熱膨張が起こり大爆発。ゴジラはその爆発に巻き込まれたかと思われたが……。


  • ゴジラ・テレストリス

しかしゴジラは死んでおらず、身体を繭のような物質で覆っていた。その中から孵化したのが第2形態テレストリス(ラテン語で「陸生(terrestres)」)である。
アンフィビアまでは四足歩行だったが、進化したことで二足歩行をした恐竜の如き姿になっている。概ねゴロザウルスマグロ食っている奴に近いか。
体表から組織を成長して攻撃を受け止める(自衛隊員はこれを「リアクティブアーマー」だと称していた)だけではなく、口から光輪を形成して発射する能力を見せている。
また孵化と同時に紅塵が巻き上がり、あたかも地獄絵図のような光景を作り出した。


  • ゴジラ・ウルティマ

第10話において、遂にその姿を現した「終着点(Ultima)」たるゴジラ。別名「最強怪獣」
大まかな身体特徴は従来のゴジラに似ているが、犬歯が目立ち狂気的な目つきをした頭部、鎧のような黒い体表、アニメならではの太い両脚と斬新な特徴が見受けられる。


自衛隊の攻撃を受け続けたテレストリスが、第3形態とも言えるこの姿へと進化。この形態になったことで光輪の中を潜り抜けるような熱線を放てるようになった。
またこの姿になっても進化は留まることも知らず、公式サイトにおいても「成長しきったところで『さらなる存在』へ至るのでは」とされている……。



ラドン


逃尾市に突如現れた最初の怪獣。先述の『古史羅ノ図』において「羅甸天狗」として伝えられていた。
今作では複数の種類が確認されており、ズンガリプテルスのような赤い体色の巨大な個体とプテラノドンのような黒い小さな個体が出現する。
赤い個体は最初に出現した物であり、逃尾市に出現してパニックを引き起こした。
黒い個体は集団で活動するらしく、2話において赤く染まった海から出現。海を赤く染め上げた原因でもある紅塵をばら撒きながら各地へと襲来する。


今作のラドンは「電波怪獣」の肩書を持ち、電波に反応し引き寄せられるという、亀型のライバル怪獣と戦った宇宙怪獣と同様の特性を持っており、それを利用されて誘導されたこともある。
また10話において、さらに進化した漆黒の巨大ラドンが出現。喉元を赤く光らせながらテレストリスを襲撃するが、テレストリスの光輪の直撃を喰らい撃沈された。



アンギラス


ラドンの死骸を漁ったことで確認された四足歩行の怪獣。
従来のものと比べると、背中の棘は鎧竜のようなスパイクになっており、また背中の装甲が尾の付け根辺りで二股に分かれている(これは初代版の没案をオマージュしているからだと思われる)。
最大の特徴は人知を超えた反応速度であり、背中の棘を虹色に光らせつつ振動させることで正確に跳弾することが出来る。その正確さから「あたかも未来を直接見ている」と評される。
そこから別名「跳弾怪獣」、または「未来予知怪獣」と呼ばれている。「じゃれつき怪獣」とも呼ばれていたり。


先述のように死亡後、その角は大滝のおやっさんに着服「戦利品」として回収され、ジェットジャガー用の武装「アンギラスの槍」に加工された。



マンダ


房総半島沖の海から出現した、長大な海生怪獣。
今回は原典の海龍の如き姿に甲殻類をブレンドしたような姿であり、まるでマンダとエビラのキメラのいで立ちである。
ラドンと同様複数確認されている。先述のようにその内の1体が、第7話にて同時に出現したアクアティリスに捕食され、アンフィビアへと進化させるきっかけとなった。



●サルンガ


シヴァ共同事業体が管理するウパラ研究所の地下から出現した怪獣。
爬虫類と霊長類を掛け合わせたような凶暴な姿をしており、現地では「シャランガ(ヒンドゥー教の女神ヴィシュヌが使用する天の弓)」「サル」と呼称されている。
登場怪獣の中でも紅塵の扱いに長けており、煙幕のように自身の姿を隠したりと知能の高さを窺える。作中何度もオーソゴナル・ダイアゴナライザーの串刺しを喰らうも、その都度活動を再開するといったタフな生命力も持っている。


当初その姿からガマガエルが突然変異したいじめっ子怪獣ではないかとされていたが、実際は数少ない本作のオリジナル怪獣であることが判明。
ちなみに大きな耳や背中のヒダなど、そのいじめっ子怪獣だけではなく地底怪獣バラゴンの特徴も有している。



クモンガ


海沿いの工場に巣を張っていた複数の蜘蛛型怪獣。学名は「クモンガ・サイトーデス」「斉藤です」ではない。
人間を襲い体液を啜るという獰猛な性質を持っており、捕らわれた人間はショッキラスの如くミイラ状態になっていた。
その姿は例年の通りの蜘蛛形態に、何とあのメガロをブレンドしたような姿をしている。挙句の果てには切断箇所からヘドラじみた意思を持った体液を出し、足代わりにするという芸当を見せている。合体怪獣かお前は。
またそこから下記の形態へと再生進化する為、別名「再生怪獣」とも呼称されている。


今回は亜種形態として鎌を有したカマンガ「クモンガ・ファルシペス」)と、羽根による飛行能力を獲得したハネンガ「アラートゥス」)、その両方の特徴を併せ持ったゼンブンガ「ウルティマ」)が存在する。
これらは身体を破壊されるほどのダメージを喰らった後、前述のように再生進化し生まれた個体群である。



モスラ


第12話に登場したヤママユガに酷似する生物。
決戦直前のユン達の前に群れで現れ、金色の鱗粉をはためかせながら飛んでいた。それはこの世の地獄である紅塵溢れる場所に似つかわしくない幻想的な物だと言ってもいい。ただ紅塵が生み出した存在なのか、そもそも怪獣なのかどうかすらも不明である。
名称は「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>ファンブック」で判明。サイズも歴代最小……というかVSスペースゴジラ平成モスラ三部作に登場したフェアリーモスラとほぼ同サイズである。



【登場用語】

●ALAPU UPALA


作中最大のキーワードとなる音楽。
それぞれユンは先述の「誰も住んでいない洋館」こと葦原邸の隠し部屋で、銘はミサキオクの監視センターで聴いている。リーナ曰く元々はインドに伝わる子守歌であり、別れの歌であり出会いの歌とのこと。
この音楽が流れた瞬間に怪獣が出現したことから、ある意味で本作の始まりともいえる。一見すると何てことない民謡ではあるが……?


+ ネタバレ-

葦原邸やミサキオクで流れた音の内部にはユンと銘の更新記録を基にした暗号が隠されている。
しかも、なぜかその順番は実際の時系列と異なっている上に、未来の時間さえも存在していた。
時系列順に並べ直して音声として再生すると、何か意味があるようにも聞こえる。
後に未来の時間が破局直前を示していること、ODの完全起動コードを知っていると思われる銘との通信であることから、破局を止めるための何かを知らせるものであると考えられた。


現代でジェットジャガーにユングがダウンロードされ、ユングが曲を解析したことでアップデートが開始。更新と再起動による誕生を繰り返すと共に、セットで記録された座標を示すようになる。破局直前のその場所は寄りにもよってゴジラの直近であったが、上記の理由もあって決死の覚悟でJJとともにその場に赴くことに。が、何とその時間・その場所に到達しても何の情報も届かない。


万事休すと思われたその時、どういう訳か100mサイズとなったゴジラと白兵戦ができるほどにJJが巨大化。
後述するODの完全なる起動コードを内包する存在となり、ゴジラ全力の一撃をその身で受けたことをトリガーに紅塵を完全な機能不全へと追いやった。


直前のペロ2の動向と、巨大化後のジェットジャガー・PPの発言からすると、信号と共に隠された真のメッセージは、JJを対破局用決戦兵器へと昇華するためのプログラム。
破局を目前に通信手段を断たれたペロ2は、「50年前から計算機の中に存在しているタスク」を通じて50年前の葦原の下に現れる。そこで反応した「JJを最強にするためのプロトコル」を超時間計算機の中で完成させたペロ2は、50年前の歌にこれを隠し、それを葦原が録音する。そしてユンが聴き……とタイムパラドックス的な経緯でもたらされたことになる。


座標に関しては指定した理由が明言されていないが、おそらく安全地帯でJJが完成しても破局まで間に合わないため、最後まで聞けば何かが分かると思わせることでゴジラの直近に待機させるためにさも意味がありそうに装っただけの方便であると考えられる。


なお、JJ・PPは「子守唄の送信者は私」と言っているが、曲そのものは葦原がシヴァ特異点を発見した60年前から流れており、この頃録音された音には上記の更新記録が無い。「(破局を回避するためのメッセージを込めた)子守唄」という意味なのか、ペロ2が60年以上前にこの曲を送っていたのかは説明されていない。




●紅塵(こうじん)


ラドンなどの一部の怪獣がまき散らす赤い砂状の粒子。
葦原が発見したアーキタイプの原型ともされており、先述の新種クラゲもこの紅塵を纏っていたという。
特に放射能の類はないとされているが、これこそが怪獣発生の要因であり、彼らの生存に必要なある種のテラフォーミングシステムでもある。街や海にばらまかれた紅塵やその中で蠢く怪獣の光景は実に不気味。


また最終話手前では、その紅塵を吸収しつつ成長する「グロブ」または「グレイ・グー」(由来は「よく分からない物」)とも称される植物状生物や上記のモスラ、ゴジラに寄生する巨大なヤゴのような怪物が現れるなど、紅塵による新たな生態系が構築されている。
もしかしたらゴジラを食い止められなかった場合、その先にあるのは……。


+ 考察-

ここで一つ考えてほしい。今までのゴジラ作品の中で、紅塵などという物質が存在していただろうか?
つまり、この世界は何らかの理由で怪獣の大半が紅塵を定期的に摂取しないと生存できない世界であると考えられる。
かつて出現したゴジラやラドンは、何らかの理由で紅塵の濃度が少なかったため、抑止力がろくになくとも死に絶えてしまったのだろう。
アンギラスやクモンガといった例もあるが、アンギラスは未来予測能力から紅塵を体内にため込んでおり、クモンガは近くの海水に混じったものを取り込んでいると思われる。加えて、必要量はサイズに比例するようなので、比較的小さいこれらはいくらか燃費がいいはず。


これに加え、破局の先にあるのが未来計算機ですら予測できない夥しい数の分岐であることから、破局とはゴジラたち怪獣が何の制限もなく闊歩できる環境への変革であると考えられる。アニメ3部作どころの話ではない。
紅塵は未来の計算結果を時間を屈折して先取りするアーキタイプの原型であることから、これが成ったら紅塵が発生し始めた過去の世界もその影響を受けてしまうと考えられる。
ジェットジャガーが巨大化したのも、破局寸前に至ったことで紅塵を通じてその先の可能性を先取りした結果であると言える。
もしくは、ゴジラ作品の世界においてはもはや紅塵などいちいち描写する必要などないほどに一般化してしまったのかもしれない。


なお、シンギュラリティポイント(特異点)とは、ある事象を語る上で絶対に存在しない前提とされる(平たく言えば「ルールが当てはまらない」)事象を指す。
破局が未然に防がれたこの世界は、ゴジラの名を冠する作品でありながらゴジラたちが満足に生存することが許されないという特異点となったと言える。



●オーソゴナル・ダイアゴナライザー


葦原道幸が提唱したアーキタイプの13番目のフェーズ。名称は「直交対角化」を意味している。
紅塵の変質及び無害化を促す性質を持っており、これを紅塵を纏う怪獣に使用すると、紅塵が鋭利な結晶に変化して怪獣や周囲もろとも串刺しにする。ぶっちゃけ二次被害が怖い(現に初使用の際、BBが紅塵の結晶に刺さりかけた)。
また形状やイニシャル(OD)が、まんま初代ゴジラを完全に葬った禁忌のアレである。もっともあくまで対紅塵用兵器(しかも人体の影響も恐らくない)なので、例の装置のように世間に知れ渡ってもどうこうという訳ではないが……。


13フェーズでは不完全であり、どうあがいても時間経過で解除されてしまう。しかも、殺傷能力がないのか紅塵に生命維持機構でもあるのか、解除されてたちまちピンピンと動き出す。
完全な稼働をした場合、結晶は青くなりそもそも紅塵ですらなくなる。



●シヴァ


シヴァ共同事業体が管理している超時間計算機。
元々は60年前に葦原が、ウパラの地下2000mにある紅い(紅塵?)湖から発見した『何か』であり、共同事業体はこれの周囲を機器やケーブルなどで補強。未来の計算結果などを取得する演算装置として機能させていた。
『何か』とされているのは、その実態が最後まで不明だからであり、物体なのかはたまた現象のようなものなのか把握できない。
サルンガはこのシヴァに惹かれ、事業体の施設を襲撃していたと思われる(奪還か破壊なのか、それすらも不明)。



【余談】

  • 神野銘役の宮本侑芽氏は『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役に続き、本作でも「特撮を原作としたアニメ作品のメインキャラ」に起用されており*3、特撮ファンの間で大きな話題を呼んだ。また本作より前に放送を開始していた『機界戦隊ゼンカイジャー』ではマジーヌを担当しており、円谷・東宝・東映すべての作品に出演を果たしたことになる。

  • 第2話から流れるようになったエンディングの映像では、ファンサービスの一環としてか歴代ゴジラシリーズの怪獣や登場人物が多く登場している。
    東宝アニメーションの公式Youtubeチャンネルではノンテロップ映像も公開されているのでじっくり確認してみるのもよいだろう。


追記・修正は、特異点シンギュラポイントの出現を阻止してからお願いします。


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  • 声は立花で見た目はアカネのようなキャラと銀さん -- 名無しさん (2021-04-17 12:06:49)
  • EDでバンバン色んな怪獣とか出てくるけど単なるイメージかそれともネタバレか -- 名無しさん (2021-04-17 12:19:33)
  • ↑最後の一枚絵以外はファンサだと思う。12話に納められないし、納めていいメンツじゃない -- 名無しさん (2021-04-17 12:32:27)
  • これ各作品からEDのメンバーたちが来る、とかはないよね? 地球もたねぇ -- 名無しさん (2021-04-17 12:55:33)
  • ゴジラが出た地点でゲームオーバーだからその前に何とかしようって話になるのかな? -- 名無しさん (2021-04-17 14:44:46)
  • ヒロインが眼鏡っ娘なのがポイント高い -- 名無しさん (2021-04-17 15:33:10)
  • <ゴジラシリーズ初のTVアニメ ゴジラ・ザ・シリーズェ……前作の虚淵版は『映画』だからまだしも…。 -- 名無しさん (2021-04-17 22:13:06)
  • にしても六花とアカネの声優さんがそれぞれ今作とアニゴジに出演しているのは何か運命のような物を感じる -- 名無しさん (2021-04-17 22:17:39)
  • ラドンがどうしても、ギャオスにしか見えない -- 名無しさん (2021-04-18 09:00:15)
  • どうあがいても絶望で逃れるには文明をすべて放棄しろでしょ -- 名無しさん (2021-04-18 10:30:06)
  • ↑2比較的小型なのが大量発生するのはギャオス、電波に引き寄せられるのはレギオンっぽいね -- 名無しさん (2021-04-18 10:53:54)
  • 「子から生まれる親」「うんちを食べて餌を出す」という所からして「逆行」はテーマの一つとしてあるはず。抗えない未来というのは、過去にゴジラが出てきて「特異点」を過ぎてしまった現在のことだったりして。 -- 名無し (2021-04-19 16:34:52)
  • F-35が日本ゴジラとして初登場したね…KOM同様ラドンの相手だったけど -- 名無しさん (2021-04-19 20:00:10)
  • 抗えない未来って、グレートフィルターみたいなものなのか、今回のゴジラ -- 名無しさん (2021-04-19 22:23:46)
  • メイがED左利きになってるとか全然気づかなかった… -- 名無しさん (2021-04-22 23:41:21)
  • OPの銘に抱っこされてるペロ2が嫌がってもがいてるカットが気になるんだよな。そのうち銘のパソコンからいなくなるんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2021-04-24 18:47:58)
  • 地下から上がってきた怪獣はなんだ?ガバラか?でもガバラに尻尾はないし・・・ -- 名無しさん (2021-04-29 23:00:10)
  • 主人公とヒロインが未だに顔を合わせないというのも変わってるな -- 名無しさん (2021-05-02 21:00:02)
  • EDクレジットだと銘がトップで次がユンなんだよな。公式的には銘が(も?)「主人公」なのかも…この記事の順番も変えるべきかな? -- 名無しさん (2021-05-07 06:51:19)
  • 先行配信あるとはいえソフビでネタバレしすぎじゃねって思う -- 名無しさん (2021-05-07 07:47:16)
  • クラゲの中に未知の物質があってそれが進化を促進させるって聞いてグルメ細胞を思い出してしまったw -- 名無しさん (2021-05-09 23:34:45)
  • edにしれっとゴードン大佐や流星人間ゾーン、あげくの果てにはエメゴジの登場人物が隠れてるなんてズルすぎるよ -- 名無しさん (2021-05-21 18:42:33)
  • 提案、公式の扱いに準じて、銘を「主人公(ヒロイン)」表記として、紹介のトップに持っていこうと思ってるのだが…大丈夫かな?反対意見がなければ修正しておきますが… -- 名無しさん (2021-05-28 14:14:07)
  • キャラデザをした加藤和恵の自画像のウサギが作中の所々にいる -- 名無しさん (2021-06-01 16:31:23)
  • ↑マジで!? ちょっと見返してみようかな -- 名無しさん (2021-06-02 18:20:32)
  • 李博士どうなったんだろう… -- 名無しさん (2021-06-04 15:58:39)
  • ジェットジャガーPPかわいいなぁ!! AIらしさと幼児風のギャップのあるくぎゅうボイスいい。 -- 名無しさん (2021-06-12 07:44:36)
  • ハベルの中の人もムキムキで二度見する -- 名無しさん (2021-06-23 20:10:01)
  • ぜってーシーズン2ある -- 名無しさん (2021-06-24 23:15:09)
  • ジェットジャガーが原典通りああなる理由付けを1クールかけてやったのでは?って感想にちょっと笑ってしまった -- 名無しさん (2021-06-26 21:50:57)
  • シンゴジスタッフロール後の尻尾といいゴジラSP最終回ED後のアレといい、続編匂わせなのか唯の狂言なのか分からん不穏要素大好き -- 名無しさん (2021-06-26 22:51:53)
  • 不穏なラスト描写はある意味ゴジラのお約束の一つだからぶっちゃけやりたかっただけで別に深い意図はないと思ってる -- 名無しさん (2021-06-27 17:10:20)
  • ジェットジャガーが巨大化するのは企画段階から決まってたから未来の答えは過去にあるとか?ちょっとメタが過ぎるか -- 名無しさん (2021-06-28 18:38:22)
  • 酸素を操る赤い甲殻類とか出して欲しかった。硫酸の霧をまき散らす生きたヘドロとかも -- 名無しさん (2021-07-03 19:56:48)
  • 破局を防ぐために自分がゴジラと戦わなくちゃならない。その強烈な意志がきっとジェットジャガーをあんな巨大にしたんだろうな。 -- 名無しさん (2021-07-14 09:29:55)
  • ↑それはジェットジャガーの意志なのか、あるいは破局を止めようとジェットジャガーを作り、あの時あの場所に導いた人間たちの意志だったのか -- 名無しさん (2021-07-15 01:46:05)
  • 何か後半がSF考察に終始し過ぎて破局の危機は感じられてもゴジラと言う怪獣そのものの脅威は一切描かれてないのがなぁ。ラドンとかアンギラスは特撮映画チックな活躍があったのに、ゴジラはただの舞台装置に過ぎない感じ。全体としてバランス感覚の悪い作品だった、結構好きだけど。 -- 名無しさん (2021-07-15 11:59:05)
  • 最終回後に紅塵=ゲッター線という説があって虚無を感じた(ぐるぐる目) -- 名無しさん (2021-07-15 12:49:38)
  • 批判点としてよくゴジラが舞台装置でしかないって声を聴くが、正直初代シン辺りにもいえることだし作風の好みの問題でしかないだろというか(そもそも極端な言い方すれば人間かそうでないか問わずキャラクターも1種の舞台装置である) -- 名無しさん (2021-09-10 11:56:06)
  • ↑ゴジラ以外の怪獣は割と怪獣らしい活躍がある中で、肝心のゴジラがってのがあると思うよ。初代やシンは言っても「ゴジラの存在感、恐怖」はがっつりメインで表現されてるけど、この作品に関してはゴジラ自体は本当にどうでも良いくらいの存在感だもの。初代やシンの「ゴジラ」に当たるものが「SF的破局感」で、「ゴジラ」自体は「ゴジラに倒されて振ってくる瓦礫」くらいの立ち位置と言うか。 -- 名無しさん (2021-09-11 08:14:27)
  • >ゴジラ自体は本当にどうでも良いくらいの存在感 それは貴方はそう感じたというだけの話でしかない。あのテーマ(しかもコーラス入りの今までにないアレンジ)をバックに東京を火の海にするゴジラのインパクトは抜群だったよ自分としては。 -- 名無しさん (2021-09-11 10:01:25)
  • まあそれもあなたがそう感じたってだけの話よね。舞台装置って批判が多いことは認めてるわけだし(3つ上と同じ人だよね?) -- 名無しさん (2021-09-13 21:06:25)
  • ↑インパクトが抜群って言う部分に関していえばそう、だから「(あくまで)自分としては」と書いた。そちらの言い分は「"怪獣らしい"活躍をしてない」とか(そもそも「怪獣らしい」とは何なのか)「ゴジラ自体はどうでもいい程度の存在感」とのことだが、自分の物差しで測った結果でしかないのをさもファンの総意及び正解であるかのように語るのは間違っていると言いたいわけで。あと舞台装置って批判を認めてるってのも誤解で、そもそも「舞台装置であること」を批判点として挙げるのがズレてるということ。 -- 名無しさん (2021-09-13 21:25:15)
  • いや、現実にそこが不満点だって言ってる人が多い前提で、ズレてるって言われてもなぁ。他人の意見を違憲として認めるべきと言いたいのか、自論で封殺したいのかよく分からん人だね -- 名無しさん (2021-09-13 22:19:07)
  • あ、すまん「意見を意見として」の間違い -- 名無しさん (2021-09-13 22:19:57)
  • そもそもこの作品自体特にシンゴジの流れを汲んでる以上は「ゴジラが舞台装置(みたいな)扱い」になるのは当たり前だから。味噌汁に味噌が入ってることに文句を言うようなものなんだよ。てか最近はこれに限らず舞台装置って言葉を悪口として使っている人が目立ちすぎる。 -- 名無しさん (2021-09-13 23:01:54)
  • 上のコメ主じゃない第三者の意見だけど、舞台装置じゃないゴジラが見たいならモンスターバース版の方に行ってくれとしか。 -- 名無しさん (2021-09-13 23:06:32)
  • 同じく円城塔の書いたエンタメ(当者比)作である『屍者の帝国』を読んでおくとちょっとニヤッとする構成や構図がある…かもしれない。特に最終盤でJJPPがああなった理屈の”イメージ”は掴める …かもしれない…(汗 -- 名無しさん (2021-09-13 23:37:09)
  • 舞台装置という意見を正しくないものとして何としても否定市がってる人たちはなんでそんなに必死なんだろう -- 名無しさん (2021-09-15 20:15:14)
  • 間違えた。市がってる→したがってる -- 名無しさん (2021-09-15 20:16:19)
  • ↑↑自分がおかしいと言ってるのは意見や言葉そのものではなく、キャラクターではない(というかその人が掲げているゴジラ像や怪獣像にそぐわない)描き方をしてるという意味で「舞台装置」という言葉を使ってることだから。 -- 名無しさん (2021-09-15 21:06:10)
  • シンゴジといい最近はゴジラをただの「超強い怪獣」として描いてはいけないような風潮があるな。 -- 名無しさん (2021-09-15 21:27:24)
  • ↑レジェンダリーがその『超強い怪獣』としてのゴジラを描いてるから、こっちは視点を変えたゴジラを描こうってなってるんじゃないかな? -- 名無しさん (2021-09-29 13:52:29)
  • レンタルして観たけど難解だった。李と銘のレストランでの会話が鍵なのかな?「その時が来るまで情報と分からないような情報を送る」→子守唄 「-1を伝えるためにあるべきものが無い状態を作る」→何もない場所にJJを行かせる ただ情報だと分からない情報を送る必然性がよく分からなかった。どこを見落としたかな -- 名無しさん (2022-06-04 08:54:21)
  • クモンガ最強説 -- 名無しさん (2022-06-05 13:17:33)
  • ↑クモンガの攻撃を素手で止める侍が最強やぞ -- 名無しさん (2022-06-28 22:49:36)
  • ダイナゼノンの陰に隠れがちだけど、本作に出たジェットジャガーがスパロボに参戦できる可能性はあるのだろうか? -- 名無しさん (2022-07-12 22:02:20)
  • ↑ロボット要素云々よりも、ハードSF全開な本編の専門用語の濁流をライターが雰囲気も含め違和感なく踏襲できるか否かが最大の課題な気がする……<スパロボ参戦 -- 名無しさん (2022-07-12 22:05:38)
  • スパロボだとアニゴジと共演になるだろうか。ちょうど登場怪獣はゴジラ以外被っていないし。(アニゴジ小説版の怪獣はSP怪獣に置き換える事も出来る) -- 名無しさん (2022-07-16 21:39:28)
  • 日常の中に現れた怪獣とは言うけど「中心人物がすべからく天才で親近感がわかない」「主人公たちの周りに物語のキーが都合よすぎるほど転がってる」ので白けてしまったのが感想。SFものの設定としてはよく作りこまれているとは思うけど -- 名無しさん (2024-05-09 13:38:09)

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*1 海外製を含めればハンナ・バーバラ版とザ・シリーズがある。
*2 もっとも本人は「先代の局長から聞かされてきた『都市伝説』みたいなモノ」と思っている為詳しくは知らなかった。
*3 ちなみに偶然か否か六花の親友声優が前作に出演している。特撮キャラご用達か?

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