新条アカネ

ページ名:新条アカネ

登録日:2018/10/21 Sun 02:21:06
更新日:2024/03/26 Tue 11:21:50NEW!
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響君、武士は食わねど高笑いーってヤツ?







上記二つの画像の出典:SSSS.GRIDMAN、1話より、2018年10月6日~2018年12月22日まで放送、TRIGGER、「GRIDMAN」製作委員会、
Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会


概要


『新条アカネ』とは没企画『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』の登場人物であり、『SSSS.GRIDMAN』のダブルヒロインの一人。
ここでは主にGRIDMANのアカネについて解説する。


CV:上田麗奈


偏差値がそこそこ高めのツツジ台高校に通う高校一年生。響裕太のクラスメイト。
1年E組に所属しているクラスのアイドル。
席は裕太の隣であり、窓際の最後尾という主人公席……もといヒロイン席に座っている。


身長は149㎝、2003年1月2日生まれの15歳、A型。


現段階ではあまり人を名前で呼ぶ機会がまだ少ないので断言できず詳細は不明だが、
裕太を「響君」、問川さきるは「問川」と言っているため、基本的には他人のことは名字で呼ぶ様子。



巨乳の美少女。不思議系だが内海曰く「才色兼備、才貌両全の最強女子」と言われており、クラス全員から好かれている奇跡のような存在。
『才色兼備・才貌両全・最強女子・新条アカネ』とタイトルのSSSSにちなんでいる。
もう一人のヒロインである宝多六花が下半身担当なら、対となるアカネは上半身担当。
普段着ているパーカーも何故か胸の所ではだけさせており、巨乳っぷりを強調している。足も六花と比べるとその細さも際立つ。
だからといって下半身要素がない訳ではなく、素晴らしい足裏を見せてくれる。
キャラデザのコンセプトは「一目で分かる可愛さ」「監督がなってみたい女子高生」


公式ラジオ『とりあえずUNION』来るゲストは六花派が大半なのだが、グリッドマン役の緑川氏はアカネ派である。
なんでも「胸か太股かでいうなら僕は胸派」とのこと。


設定上汗をかくことはないらしい。
『トマト人生』というトマトジュースを好んで飲んでいる。
自宅では『ふたば☆ちゃんねる』を利用している。つまり女子あき
LINEのアイコンは「宇宙一の嫌われ者」を自称するレギュラン星人ヅウォーカァ将軍』にしている。決してバルタン星人ではない。


内海を始めクラス中の男子の憧れの的でありながら男の影が見えず、
そのためか女子からも好かれており、なみことはっすからは自分が男子ならアカネを狙うと言われている。
監督(と明らかに思われる人物)が「小説家なろう」に投稿している短編小説の『中、見ないでよ』の主人公・米澤喜孝は、
クラスの窓際の最後尾にいる読者モデル並みの容姿をした美少女を好いていたので、この人物はアカネの可能性がある。


普段は古間亜子・丸佐蘭萌の二人とグループを作って会話している。
雑誌のピンナップやEDでは六花と仲良さそうにしているが2話の時点では一切絡んでいないので、仲が良いかは不明。
しかしアカネの家は六花の家のすぐ傍にあるので、もしかしたら幼なじみの可能性もある。
ただ、1話では霧が濃いのを考慮しても六花の家の近くにアカネの家があるようには見えないが……(2話では傍にあるのがハッキリ見える)。
4話にて家が近所で、昔は仲が良かったが最近は一緒に遊んでいない事が判明。




前述の通り元々アカネは没企画『電撃超人グリッドマンF』の登場人物だった。
暗黒宇宙から来た魔界の帝王『アレクシス・ケリヴ』の傀儡となり地球侵略をするという、つまりFでの藤堂武史ポジションだった。
ただFでの一平と裕太はツツジ台工業高校の同級生だが、アカネは女子高生とだけ書かれており、
二人とはプライベートでは何も接点がなかった可能性もあるし、普通に同級生でゆかポジも兼ねていた可能性もある。


そのためGRIDMANの詳細が明かされ、敵がアレクシスと判明した時点でアカネが敵だと推測されていたが……、





































































上記二つの画像の出典:SSSS.GRIDMAN、2話より、2018年10月6日~2018年12月22日まで放送、TRIGGER、「GRIDMAN」製作委員会、
Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会



えへへ……うちの担任、殺そっかなーって思って♪


やはり元ネタ同様に本作における藤堂武史ポジションだった。
武史同様に怪獣のデザインをし、それをアレクシス・ケリヴが実体化させて大暴れさせている。
ただし武史はCGで怪獣を作っていたが、アカネは現実で怪獣のフィギュアを作っている。


そのためかアカネの部屋は歴代のウルトラ怪獣の人形で溢れかえっており、
確認できるだけで『電光超人グリッドマン』と同時期の作品である『グレート』と『パワード』、脚本繋がりで『ネクサス』の怪獣が多い。
回によってはストーリーや登場怪獣に即したウルトラ怪獣が映ることもあり、分かる人には話の展開がいくらか読めてしまうことも。
ヤメタランスを落書きしたりレッドキングは三代目がいい、赤いレッドキングもいるなど怪獣の知識も豊富。4話に至ってはにわか知識披露しただけで殺しにかかった
怪獣が出ない回は作ってはいけない、本当の主役は怪獣などの発言もあり怪獣に対してはかなりの愛情があるらしいことがうかがえる。
部屋にはフィギュア製作のゴミと思われる大量のゴミ袋が散乱している。まさしくオタクの汚部屋。
ただし、この部屋は彼女にとっての聖域らしく、勝手に上がり込んだアンチに激怒するシーンも。


武史同様に他愛もない事でブチ切れて怪獣をけしかけるのは同じだが、
向こうはコンピューターワールドに送り込んでいたのに対し、アカネは現実世界に怪獣を送り込んでいる。それも良い笑顔で。
ターゲットが怪獣に追い回されたりする様子をカメラで見ながらはしゃぎ、殺された時には快哉を叫ぶなど、
怪獣に町や人々を襲わせることを心底楽しんでいるような振る舞いも。


しかも、武史と違って、アカネが怪獣を送り込む目的は明確に「人を殺すこと」である。
武史は水道水を濃塩酸にするなど死人が出るようなことを平気でしでかすが、
本人的には「いやがらせ」と思っており、死人が出る事までに考えが及んでないだけで、
死人が出ると分かるような作戦は拒否し、その度にカーンデジファーに洗脳されている。
武史が明確に殺そうとしたのはタケオくらいなもの。


気に入らない相手に嬉々として怪獣を作ってけしかけ、絶体絶命の危機に右往左往するその相手の様子を見ながらはしゃぐその様子は、
『電光超人グリッドマン』を見たことがある視聴者に、アカネが武史以上にヤバい奴であることを強く印象付けた。
また、殺す手段が『怪獣に襲わせる』という都合上、気に入らない相手だけでなく、
たまたまその周囲に居合わせた人や建造物等も甚大な被害を受けるが、アカネ自身はそんな「巻き込まれ事故」に遭う無関係な人々を一切気に掛けていない。


上述したように、気に入らない相手が出来れば躊躇なく殺そうとする姿勢のため、
「クラス全員に好かれているのは自分を気にいらない奴を既に抹殺しているから、自分を好いている人しか残っていないのでは?」
と考察されている。
実際、基本的にはニコニコと愛想よく振る舞っているように見えて、興味がないと思われる話題の時は相手に合わせて愛想笑いをしていることが多く、
それだけグリッドマンのことが気にかかっている証左とはいえ、六花に裕太のことを聞こうとした時には会話の流れを無視して質問する等、
コミュニケーション能力はあまり高くないと思われるシーンが多く見られ、所謂『クラスの人気者』的な人物像と乖離しているのがその考察の論拠になっている。



出典:SSSS.GRIDMAN、2話より、2018年10月6日~2018年12月22日まで放送、TRIGGER、「GRIDMAN」製作委員会、
Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会




ターゲットへの殺害動機が「気に食わないことをされた」という理由からも分かる通り、
何事も自分の思い通りに事が運ばないと気が済まない少々幼稚といっても過言では無い性格なため、
送り込んだ怪獣がグリッドマンに倒されると物に八つ当たりしてしまう癖がある。
実際、第2話のデバダダンが倒された際にはパソコンのディスプレイを蹴り飛ばし、液晶にヒビを入れてしまった。
そしてその際、上の画像を見ても分かる通りナイスな足裏を見せてくれた。


このアカネの行動は武史が「悪いのび太」と例えられていた事から、
悪いドラえもんから「どくさいスイッチ」をもらって嬉々としてボタンを押していると例えられている。


いったい何がアカネの逆鱗に触れるかは不明だが、あくまで相手に非がある場合のみ怪獣を送っている。
物語中盤以降ではグリッドマン打倒のために怪獣を送るようになる。
グリッドマンや怪獣について何か知っている裕太に探りを入れた際には、思うように情報を得られずイライラしてストローをカジカジしていたが、
別に裕太本人が何かしたわけではないためか、彼に怪獣をけしかけようとまではしなかった。



他の登場人物と同じくキャラモチーフには『トランスフォーマー シャッタード・グラス』があると考えられており、
紫色の上着、右目の部分がひび割れた眼鏡、ヘッドホンのデザインなどから、アカネのモデルはSG版オプティマス・プライムだろう。


ラジオにて明かされたが、実は当初キャラデザは六花と逆だった。つまり元々アカネは六花の容姿をしていたのだ。
声優オーディションの時点でもアカネは六花の姿をしていたが、キャストが正式に決定した時点でキャラデザが入れ替わっていた。
というのも会議の時に若手の女性スタッフが六花のキャラデザの方が敵で、アカネのキャラデザの方が普通っぽいと言ったため、入れ替える事にしたとの事。



そして第6話で怪獣少女アノシラスにより彼女の衝撃の真実が明かされた……


その正体はツツジ台を作り上げた創造主でありツツジ台の住人にとっては神の様な存在である。
街に怪獣を送り込んでいたのは知っての通りだが、実は怪獣を使い街を修復していたのも彼女である。
気に入らない部分を見つけて壊しては直すのサイクルを延々と繰り返した結果怪獣のような心を持ってしまった少女……それが新条アカネだったのだ。
そのゆがんだ心を利用したのは外から来ただれかであるようだが……
また、続く第7話ではアレクシスの口から彼女は本当の人間であることが明かされている。


クラスの人気者なのは、怪獣から作り出された人間は彼女を嫌いにならないという設定があったためである。
逆を言うと彼女が殺した人間たちは彼女に悪意など一切なかったということでもある。


この事実が明かされたことにより、それまではサイコパス呼ばわりされていたが、
「彼女にとってはこの街はシムシティをやってるようなもの」ということがわかり、多少は同情的な意見も出てきたようである。


グリッドマン同盟の三人を、それぞれアカネと親しい間柄にあるという設定の夢の世界に送り込んだ第9話では、
精神疲労で見るからに弱りつつも夢の世界を続けようとしていた他、
「この世界は夢である」と自覚し、三人が現実世界に戻ろうという意思を見せた時には、
まるで縋り付くかのような必死さで彼らを引き留めようとした。
この時の、「ずっと夢を見ていたい」「夢でも届かないの?」という口ぶりから、
アカネはただグリッドマンを無力化する目的だけでなく、「本当に三人に友人(裕太は恋人)になってほしかった」という思いから夢の世界を作り上げたのではないかと思われる。


BD/DVDのキャストコメンタリーでは、声を担当した上田氏は回が進むごとに追い詰められていくアカネの精神とシンクロし、良い意味で収録に行くのが辛くなっていったと語っており、
アレクシス役の稲田氏曰く、最終回の収録が終わった時の上田氏は「解放されたような、これで終わって寂しいような、実に味わい深い表情をしていた」という。


本編の活躍


  • 第1話 覚・醒

屋上で退屈そうに景色を眺めていたアカネが、上空でいくつかに分裂する光を目撃するところから物語が始まる。
その翌日、隣の席の裕太が昼食を持ってくるのを忘れたことを耳にし、
項目冒頭のセリフを言いながら余っていたスペシャルドッグを彼に手渡すが、
教室内でボール遊びをしていた問川さきるのボールがそれを持っていた手に直撃し、パンがひしゃげてしまう。
その時は平謝りする彼女に呆れたかのような軽いノリで「外でやれし」と注意するに留めたが、内心では激怒していたらしく、
自宅に帰りグールギラスを生み出すと、あらかじめドローンで探っていた問川の場所に攻撃させ、死亡させた。


  • 第2話 修・復

『修復』によって町の人々の記憶から怪獣やその被害者の記憶が無くなる中、
裕太、六花、内海の三人は記憶を失っていないことに気付いたアカネは、
グールギラスを倒した謎のヒーローに彼らが関係していると推測し、情報を得るべく裕太を昼飯に誘う。
結局彼からは思うように情報を得られず、そのことに内心苛立ちながらもにこやかに一旦彼と別れるが、
廊下に出た瞬間、歩きスマホに夢中で前方不注意の担任教諭とぶつかった上、謝りもしない態度に激怒。
家に帰ったアカネは、グリッドマンを意識してビーム対策をしたデバダダンを担任教諭に差し向けるが……?


  • 第3話 敗・北

二度に渡ってグリッドマンに怪獣を倒された上、二回目は標的を始末することにさえ失敗したアカネは、
本格的にグリッドマンを排除するべく、オートインテリジェンス怪獣アンチを1週間かけて作成。
そして、クラスメイトの中にグリッドマンがいると考えたアカネは、完成したアンチを怪獣形態にし学校に向かわせる。
裕太の精神的な問題もあり、グリッドマンとの戦いに完膚なきまでの勝利を収めた彼女は……、


死んだね。

やった……! やっと勝った……! やったあああああ!!


とアンチの上で大笑いをしていた。
その後、アンチにご褒美と称してビュッフェ料理をご馳走しつつ裕太たちの怪獣の正体予想をあざ笑っていた。
また、このときアンチを素足でテーブル越しに突っついている。アンチそこ替われ


しかし、実は生きていたグリッドマンが、アンチを誘い出す目的で再度町に現れ、動揺。
再度アンチをぶつけるも、彼とのやり取りで精神的な問題を裕太が克服したこともあり、
グリッドマンは新形態「マックスグリッドマン」に変身してアンチと互角の戦いを繰り広げ、
アンチは倒されることこそなかったが、時間切れに追い込まれてしまい、痛み分けとなる。
怒ったアカネはアンチの頭に弁当をぶつけるのだった……


因みにノートの落書きにヤメタランスを描いている。
グリッドマン再登場時に持っているフィギュアも恐らくササヒラー。


  • 第4話 疑・心

グリッドマンの正体が裕太であるとアタリを付けたアカネは、確証を得るために六花に探りを入れようと考え、
家が近所という事もあり、同じバスに乗り込むも、微妙にコミュ障っぷりを見せてしまい誤魔化される。
さらに探りを入れようと、六花も参加する配信者グループ「Arcadia」との合コンに参加するも、
馴れ馴れしい彼らによって、六花との会話を邪魔されたりでまたもやうまく探りを入れられなかった上、
自身のSNSアイコンのレギュラン星人バルタン星人と間違え、知ったかぶった態度で茶化す彼らに激怒。ガチヲタはにわか知識が嫌いだからね


アンチはグリッドマンとしか戦おうとしない為、アカネはグリッドマンに邪魔されないように感知されない怪獣「ゴングリー」を作り出すと、
「Arcadia」を襲わせると共に、、彼らが消えていることを知った六花の反応で彼女がグリッドマンの関係者であることを確信する。
しかし、六花が「Arcadia」の最後の一人を助けたことにより、自身の予想より早くゴングリーが見つかってしまい、
乱入したアンチもゴングリーを巻き込んで攻撃する始末で、「Arcadia」のメンバーの大半は始末できたもののグリッドマン撃破は果たせなかった。
が、アカネはこの結果に関して、グリッドマンをどう倒すか考えるとやる気が出てくるとにこやかな笑顔で答えるのだった……。


なお、いうことを聞かずグリッドマンも倒せなかったアンチには、今度は弁当ではなくスマホを投げつけている。


  • 第5話 挑・発

序盤から校外学習のラフティングのためのうらやまけしからん水着を着用。
今回のグリッドマンが棒立ちになってしまったほどの気合の入った作画を見せる。
ほかにも六花に日焼け止め塗りを頼む、内海のプニプニ腹をもむなど年相応のお茶目な面も見せている。
ただしやはりインドア派ゆえに性に合ってないのか、ラフティング中に心中では毒を吐いていた。


そして、裕太に近づいたアカネは、会話にさりげなく「キミが変身してるんでしょ?」という言葉を紛れ込ませ、
それに対して裕太が無意識のうちに肯定の返事をしたことから、彼がグリッドマンであることを確信。
水着に隠していたスマホでアレクシスに連絡し、山より大きい怪獣「ゴーヤベック」を実体化*1させる。
しかしグリッドマンは中々現れず、見物しようにも怪獣が壊した道で移動できなかったため、アンチに運んでもらうポンコツっぷりを見せた
結局バスターグリッドマンにゴーヤベックは敗れ、アンチも退場したため「そういうのもありなんだ」と不敵な笑みを浮かべていた。
最初のうちはグリッドマンの邪魔に対して煩わしさだけを表していたが、
この頃には、憎たらしいゲーム仲間と何だかんだ対戦を愉しむような表情も見せ始めている。


なお、序盤で課外授業に行くことに対し「町の外だから余計な仕事が増えた」とごちていたが……?


  • 第6話 接・触

独自に動くことはしないが、グリッドマン以外の抹殺命令は聞かない、融通の利かないアンチにうんざりしたアカネは、
自身が仕入れた裕太がグリッドマンであるという事実を伝え、彼の抹殺を指示する*2
なお、アンチには風呂などの整容はもちろんのこと、食事もろくに与えていないようである。ネグレクト…


本人はその後、怪獣知識を活用することで内海に接触し、裕太の情報を聞き出そうとするも失敗*3
アンチも裕太のまま倒すことを拒み、グリッドマンは見つからなかったと報告したため、またしてもスマホをぶつけるのだった……。
彼女としては「やっぱり分かってない」とも言っており、拘りには感づいていた模様。


  • 第7話 策・略

最早自分の正体を隠そうともせず裕太の家に上がり込み、彼を誘惑し籠絡しようとしたが、彼が誘惑に屈せず友人を大切にしたため失敗。
それでも彼を諦められず、一緒に食事を食べるついでに怪獣の作り方を説明するためにアレクシスを呼び出した。そしてコラ素材を提供した
その後、アレクシスが勝手にアンチを家に入れたため再び画面に蹴りを入れている。


裕太の家での「ねえ、こっちにこない?」「何わかってないフリしてんすか」で多くのテレビの前のお友達を魅了しつつ、

  • アンチの発案を無視して蹴り倒す
  • 1話でスペシャルドッグをつぶされて怒った割には、アンチが裕太から奪ったスペシャルドッグを容赦なく踏みつぶす
  • 裕太から出されたお茶をコップがあったにもかかわらずラッパ飲みする
  • よりによって食事を食べたのは自分が殺した問川の実家の中華料理屋で殺害の件を悪びれもせず話す

等々、彼女の歪みがますます明らかになってきている。


この時、アレクシスは相変わらず飄々と親身な隣人を演じているが、アンチの代案を採用して、
「いざとなったらお前の代わりは幾らでも居る」
とアカネに対して暗に釘を刺したことで、グリッドマン打倒や怪獣による世界修正への執着が薄れてきていたアカネは焦りを募らせていく。


  • 第8話 対・立

アレクシスから焚きつけられたたこともあり、グリッドマンを真っ向から倒すための怪獣「メカグールギラス」を作り出す。
学園祭の日に暴れ指すと宣言することでグリッドマン同盟に宣戦布告する。怪獣の原型を学校まで頑張って持ってきたのか?
わざわざその日を選んだのは学園祭が嫌いで怪獣が戦うのを見たいからという身勝手な理由だった。*4
尤も、長年開催されなかった学園祭が嫌なら設定を阻止も出来る筈であり、遠足の為に外の世界を設定したのと同様に、
内心では学園祭に混ざって楽しみたいという想いや、このまま行事を潰すことへの迷いも窺わせていた。
裕太と内海、六花に説得されるも、それらを全く意に介さずにアカネは予定通り怪獣を実体化させようとするも、
裕太の奇策により学園祭の人間たちに先に避難されてしまう。


その後の戦いでは、満を持して全アシストウェポンと合体したフルパワーグリッドマンを目にして、


なんなの……もうただのロボットじゃん……。

そんなんに私の怪獣は負けないから!!


誰もが思っていたツッコミを入れ鼓舞するも、自信作メカクールギラスは手も足も出ずに完全敗北。
とうとう心が折れてしまう……。


  • 第9話 夢・想

正攻法でグリッドマンを倒すことを諦めたのか、対象を眠らせ都合のいい夢を見せる怪獣バジャックを作り出し
自分とだけ親友(裕太は恋人)になっていた夢*5をグリッドマン同盟の3人に見せるという搦め手を敢行。
しかし、それぞれの理由で3人とも夢を自覚し、彼女をやんわりと拒絶してしまう。
裕太が目覚めたことによりバジャックも現実世界で実体化しパワードゼノンに倒されてしまう。
絶望しきった彼女は高所から落ちてしまうが、そのままふらふらと夜の街に消えていったのだった……。


  • 第10話 崩・壊

前回の失敗によって、夢の世界ですら自分の意のままにはならないことを痛感させられると共に、
「この世界の住民達は自分と同じく、確かな自我を持つ一個の生物なのではないか」という確信を抱き始めたようで、
自分のこれまでの行いの罪の深さと向き合わざるを得なくなりつつあった。
全てに対して意欲を失い、怪獣を強請るアレクシスには、極めて雑な怪獣「ナナシA」のみを渡して街を彷徨う。


雑過ぎて弱いナナシAはあっさりとフルパワーグリッドマンに倒されるが、しばし時を経てから、ナナシAの中からナナシBが出現。
アカネの心を映す怪獣として、ナナシBは込められた自暴自棄同然の破壊衝動と野放図な狂気を撒き散らし、
街を修復していた怪獣を全て抹殺した上、現れたフルパワーグリッドマンすら圧倒。
アンチはグリッドマンの窮地と、追い詰められたアカネの心の具現たるナナシBを前にして、
『宿敵』たるグリッドマンの姿を模した「グリットナイト」に変身し、グリッドマンと共闘。ナナシBを撃破し、街の全壊は辛うじて防げた。
しかし、この時アカネは裕太がジャンクの前でグリッドマンに変身する現場を目撃し……


  • 第11話 決・戦

グリッドマンの秘密を知ったアカネは、衝動的に裕太をカッターで刺し、ジャンクを破壊。
既に裕太達を自分と同じ人間と看做し始めていたアカネは、血を流して倒れた裕太に錯乱した様子で謝罪しながら、その場から逃げ去った。


怪獣で街を制御することが突如として現れたグリッドマンによって叶わなくなった上、
住民たちが人間と変わらない存在であると知り、自分勝手な理由で彼らを怪獣で襲わせ、死亡させた自身の罪深さを自覚しながら、
精神的に追い詰められていたとはいえ、怪獣にやらせるのではなく自らの手で、衝動的に裕太を刺してしまった。


完全に八方塞がりになったアカネは、夢の中でも六花達と一緒に楽しく過ごしたかった場所だった桜ヶ丘駅の成れの果てで、
ナナシBによって怪獣が全滅させられたため、修復する術すら無くただ茫然と街を見下ろしていた。


そこに、アカネの性格と願望を理解していた六花が駆け付ける。
六花は既に自分がアカネによって「自分の友達」としてデザインされた存在であり、故にアカネを嫌えないことを自覚しながらも、
その上で「自分が抱いているアカネへの友情は本物である」と断言し、アカネは自分をどう思っているのかと問い質した。


目の前で自分が裕太を刺した場面を目撃してもなお、自らを「友達」と呼ぶ六花の真摯な言葉にアカネは心を揺り動かされるも、
しかし、六花を自分の親友だと認めることは、彼女を自分の創造物ではなく「確かな自我を持つ存在」と認めることと同義であり、
同時に、「人間と変わらない住民たちを、六花の同胞である彼らを、自分が創った怪獣に襲わせて死なせた」という自らの罪を直視することである。


アカネは六花の問いに即答できなかったが、やがて覚悟を決めたように口を開く。
しかしその時――、


「どうでもいい話の最中、失礼するよ」


とアレクシスが乱入。
彼に怪獣を催促されたアカネは、自分はもう怪獣は作れないと彼の要望を拒絶するが――


「何か勘違いをしているようだねぇ。君自身が”怪獣”になればいいんだよ」


と、アレクシスによって最後の仕上げとばかりに、自らを怪獣化させられてしまった。


  • 第12話 覚醒

アレクシスによって自縄自縛怪獣「ゼッガー」へと変えられてしまったアカネ。
怪獣となったアカネは、自分が消してしまった人達に対する罪の意識に苛まれながら、悲鳴のような咆哮をあげながら街を破壊して回るが、
ゼッガー自体は、アンチによってアカネがゼッガーの内部から抜き出されたことで、早々に活動が鎮静化。
アカネ自身の手で致命的に街を破壊し尽くす事態は防げた。


しかし、アレクシスの悪辣な趣向は、これだけではなかった。
彼はまさにそれを待っていたとばかりに、アカネの眼前で彼女を助け出したアンチを刺し貫き、投げ捨てると、
絶望的な光景に呆然とするアカネを、アレクシスはその身に残る情動諸共取り込んで吸収してしまう。


アレクシスに吸収されたアカネは、かつての自室の残骸のような、怪獣のゴミ袋で溢れた部屋で蹲っていたが、
自らを助けるべく、巨大化したアレクシスと戦うグリッドマンが放ったグリッドフィクサービームと、
それに込められた裕太、六花、内海―――自分の“友達”の声に勇気付けられ、
自分の犯してきた罪と向き合い、『外』に出る決意を固めると、自ら部屋のドアに手を掛けた。


アカネの心が修復され、そこに満ちていた負の感情が濯がれたことでアレクシスは一気に弱体化し、グリッドマンに敗北して捕えられる。
同時に、アカネの心象を映し出していた、それまで箱庭のような世界だった『ツツジ台』は、
創造主であるアカネが『外』の世界や他の人間に目を向けたことに呼応するように一気に広がり、
かつてアカネの箱庭であった世界は、無限の可能性を秘めた本物の世界に変貌した。


しかし、グリッドマンや“友達”によって心を修復されたアカネは、自分が犯してきた罪と向き合った上で、
「自分はこの世界にいてはいけない」と痛感し、自らの部屋で「ごめんなさい」と後悔の涙を流す。
そこに現れた六花から、プレゼントとして定期入れを渡されたアカネは、「どっか行っちゃえってこと?」と尋ねるが――


「違うよ。どこへ行っても私と一緒」

「アカネはさ、どこに行ったって堂々としてないと。私たちの神様なんだからさ」


「だから神様。最後にお願い聞いてくれませんか?」

「私はアカネと一緒にいたい。どうかこの願いが、ずっと叶いませんように」


そこに込められていたのは、六花の紛れもない自分への友情であった。
「親友」の心からの餞別を受け取ったアカネは、覚悟を新たに自分の世界、CWの外へと帰って行った。


そして最終回のラストは突如実写のパートとなり、何処かの部屋で一人の少女が目を醒ましベッドから起き上がる場面で物語は完結する。
写真立ての「AKANE」の表記やアカネの物と色合いがよく似たヘッドホンや制服が確認できることから、おそらく現実のアカネと思われる*6
(なお現実のアカネの姿はとある人物「六花」と瓜二つの物となっており、
この人物の設定からアカネには現実に捨ててきた筈の自分自身に対するある種の複雑な感情が存在していたと思われる。)


利用されていただけであったとはいえ多くの命を奪った事実は変える事はできず、結果的にアカネは自分が作った理想郷から去る事になり、
最愛の友人である六花とやっとわかり合えた直後に永遠の別れを迎えるという、死よりも重い罰でこれまでの暴虐の数々を償う事となった。


しかし現実に帰った彼女の部屋には六花から「どこへ行っても一緒」との思いで贈られた定期入れが置かれていた。
これがある限り、アカネはきっと前向きに現実を生きられるに違いないだろう。*7


『SSSS.GRIDMAN』は、広い世界(現実)から目を背けて、狭くて自分にとって都合のいい理想郷に耽溺し、
アレクシスが関与していたとはいえ多くの命を弄んできたアカネの、断罪と救済の物語でもあったといえよう。


本当に心許せる相手が欲しい特撮物好きなら、グリッドマン同盟のような人達と出会い、
現実で「特撮物を思いっきり楽しむ」という夢を叶え、友情や恋愛を育んで欲しいものである…。



最終回後のツツジ台にアカネそっくりの少女が現れ、六花・内海の2人と出会う一幕が描かれた。
容姿と声はアカネに瓜二つなものの、人物像はアカネとは異なっており、名前も「新条アカネ」ではない。
内海はウルトラシリーズの知識になぞらえ、「アカネがこの世界で過ごす時に声や見た目をコピーした人物ではないか」と推測していた。



ツツジ台に、笑い声が響いた。


吐く息は白く、頬に当たる雪は、すぐに溶けて輝く。


わたしたちは、ひとりじゃない。いつの日も。どこまでも。


その他の作品での活躍

その正体は本編以前に「自分が二人いたら楽になる」とアカネが設計しアレクシスがつまらないから実体化失敗したことにして闇に葬った、アカネのバックアップなオートインテリジェンス怪獣。通称「黒アカネ」。
グリッドマン達によってアカネの情動が乱された今なら良い起爆剤になるとアレクシスが実体化させた。
本物のアカネはというとバックアップに謀反を起こされ世界から締め出されていた。


最終的に黒アカネはアレクシスに利用され、ウルトラシリーズおなじみの合体怪獣一蓮托生怪獣 デイワルダスを生み出されるが、バックアップ世界の影響により生み出された合体戦艦 パワードフォートレスの出現で形勢逆転。超絶合体超人 フルパワーグリッドマンオーバースペックモードとなったグリッドマン&新世紀中学生のグリッドハイパーフィニッシュを受けデイワルダスは消滅し、黒アカネはバックアップ世界にひとり残ることになった。


同姓同名で外見もそっくりだが、中学生かつ性格も大きく異なる姿で登場。
その正体は……?


  • SSSS.GRIDMAN 新世紀中学生の執事カフェ

六花が乙女ゲーをやらさらている場面を目撃したのをきっかけに、新世紀中学生含む住人の記憶を書き換えグリッドマンを締め出し、六花が新世紀中学生を攻略する乙女ゲー世界に作り変え親友ポジションを楽しんだ。


ツツジ台にグリッドマンだけでなくドライストレーガーまで出現し、協力して怪獣軍団を倒した事から、アレクシスの提案で楽園を守るためにあえて外の世界に行く事を決意。
行く先々でグリッドマンを倒すために怪獣軍団を差し出してくる。
超AIという「作られた人格」を持つブレイブポリスの面々と深く絡み、作中ではカゲロウドリルボーイ、更には勇太を唆そうとする。
新庄が去った後に登場する新条というシーンはシリアスなのにプレイヤーの笑いを誘った。
以上の事から「あっジェイデッカーの新キャラだ」と言われてるとか何とか。


一方、同じく何かを欲望のままに作り出してはいるが、根本的なところに決定的な違いがあるエルくんとの絡みも発売前から期待されていた。
結果としてはネタバレの嵐なので詳細は省くが結構絡みはあった。特にエル君が「特撮」「ウルトラマン」を知っているのは互いの正体に対する伏線となっている。
一方で他の作品では複雑な感情を抱いている「アレクシス」に関してはスパロボでは完全に嫌っているトラウマ扱い


また、条件を満たすとアレクシスとの決戦後にサポーターとして参加してくれる(中断メッセージでそのヒントが得られる)。
サポーター能力は、本編最終回のサブタイトルも踏まえた「指定ユニットに覚醒をかける」という終盤加入だけあり非常に便利な能力となっている。


なお、怪獣オタクでヒーロー嫌いだと思われていたアカネだが、ULTRAMANの面々が現れた際には、声に出さないものの
「すごい…やっぱりすごいよウルトラマン!」
と内心大興奮しており、多少歪んで入るものの怪獣好きであると同時にウルトラマンも大好きであることが判明した。
そういう辺り、某ウルトラ映画に出てきた怪獣オタクの少年とどこか通ずるものがある。


次以降の作品に再登場する際に『ウルトラ』シリーズなど特撮オマージュ要素の多いエヴァンゲリオン、
ウルトラマンみたいに刃物を飛ばしたり強力なビームを放ったりする青いロボットとそのパイロットでどこかのウルトラマンみたいな声の最終的には地球外生命体とも一体化したパイロットと対面したらどうなるのやら。


ちなみにイベントスチルとして彼女の部屋も出てくるのだが、さすがに並べられた怪獣フィギュアは架空の物となっている。それとふたば☆ちゃんねるっぽいものが写ってたPCの画面も消えている。


また、ゼッガーの精神コマンドは「信頼」「友情」「絆」。いずれも他者にかけるコマンドなのだが消費SPが100と異様に重い。本当の意味で与える存在になるには自己研鑽(特殊スキル習得など)が必要ということか。
更に特殊スキルには「精神耐性」がある。置かれた状況を考えると皮肉にも嫌がらせにも思える。


コラボイベント「弧光は交わる世界にて」にて参戦。
最終話で現実に帰った彼女だが、セイレーンの誘惑に乗ってアズレン世界に。
今度は神になるのではなく普通の学生として学園生活を楽しむことが目的だったのだが、怪獣によって平穏が破られたことで騙されていたと気付き認識を書き換えられた六花達の正気を取り戻させピュリっちを働かせ自分達用の艤装を造らせるなどの活躍を見せた。
アレクシスを怪獣化させたようなデザインの擬似怪獣艤装「アレクシス・クライシス」に搭乗して戦う。昔の知り合いに似ているとアレクシスに対する複雑な感情を吐露している。
また、怪獣以外にも艤装やセイレーンの下位個体も趣味に合ったようで模型を製作している。



グリッドマン ユニバース


まさかアカネくんがこの世界に戻ってくるとはねえ。


今回は自分のためじゃない……。
みんなには、借りがあるから!



終盤、絶体絶命の危機に追いやられた裕太たちを救うために奇跡の復活。


グリッドマンユニバース内はマッドオリジンによってほとんど掌握されて、ほぼ詰みの状態にされてしまっていた。
だがマッドオリジンの手の及ばない現実世界でユニバースの危機を知ったアカネは、河原に放置されていた古いパソコンを介してグリッドマンへのアクセスフラッシュを行おうとしていた裕太に接触。
本物の裕太は自分の事を忘れていると察していたのか、自分の素性は隠していたが、六花たちに話を聞いていたためか、裕太には自分が『新条アカネ』だと見抜かれた。
そんな彼から「どうして助けてくれるのか」と問われた時には、「友達を助けたいだけ」という答えを返しており、精神的に成長していることを伺える。


そして裕太をグリッドマンの元へ導き、アクセスフラッシュを見届けると、なんと現実の姿でインスタンス・ドミネーションを発動*8
グリッドマンに封印されたままでいたアレクシス・ケリヴを復活させた上で制御下に置き、自分もCWにダイブして怪獣優生思想のものに似た白い新衣装にチェンジ*9
アレクシスをニュージェネレーションウルトラマンの変身者がインナースペースからコントロールするかのように動かし、
グリッドマンユニバースを操っていたマッドオリジンへ攻撃を開始。
すでに過去を踏み越えたアカネにはアレクシスへの恨みもなく、以前のように気心の知れた軽口で会話し合いながら破滅願望を語るマッドオリジンと戦った。


グリッドマンを手に入れて宇宙のバランスを崩し、
すべての世界を終焉に導くのだぁぁぁぁぁ!!


そんな簡単に終わらせない。
グリッドマンを宇宙ごとあの人たちに返してあげなよっ!


かつて自らが創り出した、友達と彼らが住む世界を救うために懸命に戦うアカネの姿は、まさに本物の神様。
いや、かつてのグリッドマンたちと敵対し、自分と同じように悪魔に操られながらも、その呪縛を振り切って立ち向かった彼と同じように”誰もがみなヒーローになれるよ”を実現した姿だった。


アカネとアレクシスの活躍でグリッドマンは解放され、ユニバースファイターへと復活。
二人は一歩先にツツジ台に急行し、ノワールドグマの群れに押しつぶされかけていた六花たちを救う。


その姿に、グリッドマンたちにも今は味方だと認識されたようで、アレクシスの姿にも特に警戒されずに彼らと共闘。


グリッドマンたちの戦法をすべて対策しているマッドオリジンに、新しい戦い方が必要だと気づいたちせに同意したアカネは*10
ちせの手に描かれた竜のペイントを元にしてゴルドバーンをビッグゴルドバーンへと進化させる。
怪獣の生みの親の面目躍如の超ファインプレーである。


だが、勝ったと思った瞬間の隙を突かれてアレクシスをマッドオリジンに取り込まれてしまう。
アカネは寸前にアレクシスが脱出させたので無事であったが、その後は戦いを傍観。


戦いが終わり、崩壊していくアレクシス。
アカネは以前の自分を骨の髄まで利用しながら、今度は助けてくれた”友達”の最期を静かに見届けた。


しかしアカネはまだこの世界から去るわけにはいかなかった。
アカネは、以前にこの世界から去るときに残してしまった負い目……自分の失敗作・アンチの成長した姿であるナイトと背中越しに対面。
自分がしてしまったむごい仕打ちを認めるが、ナイトはすでに当時のアカネの背負っていた苦しみも悲しみも知っており、
なにも恨んではいない、それどころか生み出してくれたことを感謝していると礼を述べられる。
頭を下げるナイトについぞ顔を合わせることはできなかったが、まるで母親が我が子にするように、その頭を抱いて髪を愛おしそうにわしゃわしゃして消えていった。


『親友』であり、自らのことも覚えているであろう六花とは、かつての約束もあるので直接顔を合わせることはしなかったが、
自分たちの約束や彼女の気持ちを「ちゃんとわかっているから」と言わんばかりに、六花の肩をそっと撫でてから自分の世界へ戻っていった。


そして、現実世界に戻ったアカネは、多くの友達と一緒に、河原のゴミ拾いに勤しむのだった。



追記・修正は怪獣フィギュアをフルスクラッチできる人がお願いします。


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*1 本人曰く本来はスケール違いは邪道とのこと
*2 「ちょっとずるい気もする」と言っているので、本当はグリッドマンの状態で怪獣で倒したいようである
*3 ただし内海は彼女を怪しんだのではなく、彼女を事件に巻き込まないように誤魔化した
*4 ちょっと図星だった視聴者もいるかもしれない
*5 裕太は記憶喪失になる前からの恋人、内海は話題の合うヲタ仲間、六花は高校進学したときからの親友という設定
*6 BD/DVD四巻ブックレット収録の絵コンテでは「アカネ」と明記されていた。
*7 なお、本編後に発表された主題歌「UNION」のミュージックビデオでは「目を覚ました」後のアカネと思われる少女が日常に戻っていく様が描かれている。メイキングなどを含めた円盤形式の有料作品だが、MV自体はyoutubeにアップロードされているため無料で視聴可能。
*8 監督によると怪獣を操るということはアカネの流儀に反しており、インスタンス・ドミネーションは彼女にとって禁じ手。それを破ってまで友達を助けることを決めたアカネの強い意思の表れとのこと
*9 誰が呼んだか魔法少女アカネ
*10 この際、ダイナゼノン内での会話を把握してる上にコクピット内に分身を送り込んでくるなどとんでもない真似をサラッとおこなっている

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