登録日:2021/04/30 Fri 00:00:00
更新日:2024/05/27 Mon 10:44:04NEW!
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怪獣優生思想 怪獣使い ムジナ 軍服 神谷浩史 内田雄馬 諏訪彩花 内山昂輝 シリアスな笑い 憎めない悪役 ssss.dynazenon 西川伸司 酉澤安施 丸山浩 田口清隆 哀しき悪役達 コメント欄ログ化項目 ジュウガ オニジャ シズム インスタンス・ドミネーション 死ぬかと思ったぜ…
もしかしてこの人達……。
ああ……怪獣優生思想。俺と同じ怪獣使いだ!
出典:SSSS.DYNAZENON、2回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
「怪獣優生思想」とは『SSSS.DYNAZENON』に登場する敵対勢力である。
概要
人間と全く同じ姿をした集団だが、その正体はガウマと同じ怪獣使い。
一度顔を覆うように手をかざし、片方の目の覗き穴を作るように指を開くと同時に「インスタンス・ドミネーション」と唱えることで怪獣を操ることができる。
因みにこの時の手のかざし方や台詞の唱え方は各々によって微妙に異なる。
着こなし方に差はあれど白い軍服を着ているのが特徴で、その左二の腕にはシズム以外の3人はそれぞれの瞳の色、シズムは黒で何本かの線が描かれている。
元々ガウマとは仲間同士であり、5000年前に生きた古代人であったが、ある時本作の舞台であるフジヨキ台にて、嘗ての記憶と能力を保持したまま蘇生し、自分達の目的達成の為に活動する。
しかし、その中で「あの人」に会うことを優先するガウマが袂を別ち、敵対する現在に至る。
その目的は「怪獣が必要とされる世の中を作ること」らしく、その為に怪獣を操って大規模な破壊活動を起こしているが、その真意や最終到達点は不明。
ガウマ曰く「危ない奴ら」「怪獣の思想で動いている」とのことで、実際に思想そのものは危ない一方で、ガウマや麻中蓬達ダイナゼノンのパイロットの扱いと対処については意見が割れている等一枚岩ではない様子。
今までの敵役と違って決まった拠点を持っておらず、フジヨキ台のあちらこちらを放浪している。
…というのも、彼らは怪獣を操ることはできても新たに怪獣を自分達の意志で生み出すことやその位置を探知することは不可能である為、自分達の足で怪獣を探し回る必要がある。
その手掛かりの見つけ方もスマートフォンでSNSから怪獣の情報を漁るという物凄く地味且つ手間のかかるものの為、どうやってもこうした形になってしまうのである。
その道中に休憩がてらファミレスに寄る等妙に人間臭い姿を見せることもある他、ボイスドラマでは無職扱いされると「定期的な収入くらいある」と反論しているため、ガウマと同じく何かしら働いて生活費を確保しているらしき描写もある。
また、目的意識はあるものの上述の事情もあって急ぐつもりは無いらしく、怪獣が倒されても何の感慨も無しに現地解散するのがお決まり。
このように歴代の敵同様何かとシュールな笑いを誘う場面も多く、彼らの日常生活の場面もまた、本作の見所になっている。
その過去(ネタバレ注意!)
元々はガウマと共に彼が探す「姫」の母国の軍人達であり、怪獣を操られる力を使って国の発展に貢献してきた功労者達であった。
因みに他国では「竜を操る一族」として恐れられていたが、彼ら曰く「怪獣使い」とはあくまでも「職業」の一種である模様。
多少の不自由さこそ感じていたものの、主君である姫からも一目を置かれる仕事に誇りとやりがいを持っていただけでなく、嘗ての同志であったガウマとも軽口を言い合い酒を飲み交わす等の至極友好的な関係を築き、充実した日々を暮らしていた。
しかし、詳しい理由は不明ながら*1、国に切り捨てられることを察すると、抵抗を決意する。
…が、既に姫に恋慕していたガウマに裏切られ、オニジャ、ムジナ、ジュウガが彼との戦いの末に相討ちになって死亡。
反逆劇が幕を置けること無くその生涯を終えた。
その過去が彼らを人類滅亡へ駆り立てる一番の動機であり、オニジャがガウマを憎む何よりの理由であった。
尚、この5000年前の時点ではシズムのみ自分達が怪獣を使って完全に自由になれることに気付いていた他、彼のみガウマ達の戦いの場で姿を見せていない。
これが意味することとは…?
モチーフが原作である『電光超人グリッドマン』の第18話に登場した「竜使いのミイラ」と思われる。
元ネタ自体は上記のようにグリッドマンから持って来ているものだが
「5000年前に存在した古代の国」「国防を担っていた異能者が危険視されて疎まれ始め、最終的に反逆者扱いされる」「異能者達は権力者側と反逆者側に内部分裂して壊滅」「現代で蘇り再び争う」
といった具合に設定や顛末がよく似ているエピソードが別作品にあったりする。
構成員
ジュウガ
CV:神谷浩史
怪獣が……世界を導くんだ!
出典:SSSS.DYNAZENON、3回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
眼鏡をかけた長身痩躯な男性。瞳の色は黄色で左袖の線は2本。
軍服の下は白いワイシャツとループタイ。
一人称は「俺」で、人と会話する時は敬語を常用する。
思想こそ過激な一方で普段の物腰は柔らかで冷静沈着。戦況を常に考慮し、勝てない戦いは絶対に避ける。
かつてはガウマに憧れており、彼が自分達と決別したことには何か思う所があるらしく、再び自分達に引き込もうと考えている。
その感情はムジナがダイナストライカーを盗んだ時にはガウマとの交渉に仕えないかと提案したり、
オニジャとムジナが操るブルバインがダイナゼノンに圧勝せんとした時に「もっとあなたと話したかったです」と落胆している場面からも明らか。
また、蓬達もダイナゼノンの乗り手として懐柔しようともしており、単身蓬と話をしに行ったこともある。
しかし、根は人間の根絶やしを目論む危険因子なのでお人好しとは程遠く、彼らが自分達と合流する気がないと知ると打倒を決めている。
真面目な奴が一番ヤバイという典型(Byガウマ)とはよく言ったものである。
ちなみに『超全集』によると投資が趣味らしく、前述の謎の生活費の出所は彼が稼いでいるものなのかもしれない。
第10話の回想にて、5000年前はメガネをかけていなかったことが判明。
さらにボイスドラマ10.01回では怪獣使いとしては技能が足りていないようで、金魚のウンコ(Byオニジャの)ごとくガウマの後ろをよくついており、酒に弱い上に一言多い癖があったり、視力が下がり気味なのを気にしていた模様。
そして迎えた最終話…それまでこのメンバーの中では比較的で地味で目立たなかったジュウガだったが…
ヤツはハジけた
思いのままに全ての感情をガウマにぶつけ……
ガウマさん、俺はあなたに憧れていた
俺にはあなたが、あなたには俺が必要だった
なのにあなたは裏切った
なのに、前よりあなたが好きなんです
ととんでもない心からの叫びを暴露してしまった。
一番真面目でおとなしいと思われていた彼の本性は、ガウマが好きすぎてたまらないあまり、裏切られたショックで拗らせてしまった
5000年熟成されたクレイジーサイコホモ存在だったのだ。
なお、最終話でハジけたと告げたが、実際のところ序盤からかなり拗らせている彼が確認できるほか、キャラソンがそっちよりだったりする。
余談だが、外見が今作のOP主題歌歌手とどことなく似通っており、本人もネタにしている他、それ関連のコラ画像も作られている。
おかげでジュウガという名前を忘れられていることも多々……。誰が呼んだか「アナザーオーイシマサヨシ」
中の人はウルティメイトフォースゼロの焼き鳥でお馴染み。
オニジャ
CV:内田雄馬
消し飛べ! 怪獣擬きがぁ!
出典:SSSS.DYNAZENON、3回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
赤い髪を前に垂らした厳ついヘアスタイルの持ち主。瞳の色は赤で左袖の線は3本。ちょっと中邑真輔っぽい。
軍服の下は白いTシャツで、ネックレスを掛けている他右中指に鉄製の指サックを付けている。
怪獣を操作する人物をほぼ毎回選出する等、集団のリーダー格な模様。
怪獣による破壊を楽しむ、「怪獣の力は誰かを殺すためにあるんじゃねえ。人間全員を殺すためにあるんだ」と迷いもなく嘯く等好戦的で粗暴な性格をしており、普段の態度はヤンキーやチンピラそのもの。
第11話では「怪獣がいないなら自分で人間を滅ぼす」と息巻き、警官から銃を奪おうとして逮捕されているあたりその行動原理は「人間社会への憎悪」であることが伺える。。
ジュウガと対照的にガウマのことは「裏切り者」と呼んで激しく敵視しており、蓬達諸共抹殺しようとしている。
…このようなに言動は過激な人物ではあるが、実態は色の指定が間違っています。
基本的に集団行動の際の金銭の負担は全て彼持ちだが、それが当たり前と化しているらしく、他の面々からは体よく扱われている節も見受けられる哀しき人。
それでいて、全員バラバラに行動することを嫌がり、怪獣を発見した際には必ず全員揃えてから向かう等兎に角集団でいることを何より重んじている。
当のガウマからは「相変わらず頭悪いな」と半ば無自覚に小馬鹿にされているが、本人が知る由もない。
実際、手駒の怪獣が居ないにも拘わらずガウマへの憎悪だけで一触即発になりかけたこともある等知的とは程遠いが、ジュウガの一言で直ぐに我に返る等意外と物分かりは良い。
若干脳筋の単細胞気味で人望は殆どないのか、はたまた親しさ故の一種の信頼なのか倒された怪獣の破片に押しつぶされかけても誰にも助けて貰えないことも多い。
尚そうして九死に一生を得る度に妙に情けなさげな声で「死ぬかと思ったぜ…」と呟くのがお約束である。ほらそこ、[[「もう死んでますけどね……」>紺野純子(ゾンビランドサガ)]]とか言わない
尚、ブルバインをムジナと一緒にインスタンス・ドミネーションしてから、彼女と妙に息が合うようになっている。
ボイスドラマ10.01回ではトイレに行く際に段差のある階段を何度も踏み外してしまう、意外とドジっ子な面を見せている。
中の人はウルトラ兄弟6人目の元友人で悪落ちしたウルトラ戦士役で記憶に新しい。
ついでに言うとED担当は彼のアネジャお姉さんなので、円谷では初めて同じ作品に関わったことに。
なお同年にはウルトラと縁がなくもないロボットアニメで主人公を演じている。お姉さんも関連作品に出演していると、いろいろおもしろい姉弟である。
[[ムジナ>ムジナ(SSSS.DYNAZENON)]]
CV:諏訪彩花
これ終わったら帰って良いの?
出典:SSSS.DYNAZENON、3回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
集団の紅一点。肌色のボブヘアーが特徴で、瞳の色は水色で左袖の線は4本。
軍服の下はコルセット付の制服のようなもの。
出典:SSSS.DYNAZENON、2回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
特筆すべきこととして、前作の2人のヒロインのいいとこ取りと言わんばかりの恵体の持ち主で、大胆にも太腿から下全てを惜しげもなく晒しており、見事な美両脚が否が応でも目に焼き付けられる。
お陰で登場前から多くの視聴者を色々な意味で釘付けにさせた。
他の面々に比べると口数は少なく常にマイペースであり、仲間達とコミュニケーションを取ろうとしない。
ガウマや蓬達にも現状無関心であり、それどころかジュウガやオニジャとガウマの口論のどさくさに紛れて上記の台詞をシズムに耳打ちする等全体的にアンニュイな雰囲気が強く、どこか子供のように自由気まま。
第06話ではダイナストライカーの乗り手である山中暦と接触。成り行きでグリルバーで飲んでいる際、「他の人みたいにやりたいことなんてないんだよ」と秘めたる迷いを口にしている。
但し、一度戦闘に入れば、怪獣を操ることに集中し、野次を嫌う等ストイックな面を見せる。
暦との出会いを経た第06話後半ではシズムの言葉を受け覚醒。オニジャと共にブルバインを操り、ダイナゼノンを圧倒する場面を見せていた。
第10話の回想シーンでは復活後と異なりざっくばらんな面を見せており、ボイスドラマ10.01回では国に仕える仕事をこなしながらも「もうちょっと自由が欲しいよね」と休暇を求めていた模様。
中の人はかつて古代怪獣の魂を宿した関西弁の少女を演じていた。
シズム
CV:内山昂輝
ダイナゼノンはどこにいるの? 君達が知ってるんでしょ?
出典:SSSS.DYNAZENON、4回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
褐色肌に金髪の背が低い少年。瞳の色は朱色で左袖の線は太い1本。
軍服の下は黒いシャツで、頭には白い軍帽を被っている。
第4回にて、蓬や南夢芽達が通うフジヨキ台高校に交換留学生の1人として潜入し、彼らのクラスメイトになる。席順は夢芽の真後ろ。
一人称は「俺」で、ムジナ同様に寡黙な人物。
ダイナゼノン一行への視方は不明瞭だが、単なる興味だけで蓬達に話しかけたり、
自分達のことも普通に話していることから、少なくともオニジャ程の敵意は持ち合わせていない様子。
但し、学校への潜入の真意はジュウガも把握しきっていない、より多くの怪獣が現れることを望んでいる等ミステリアスな面も強い。
ジュウガ曰く「怪獣の声が聞こえる」らしく、それに関連してかシズムも怪獣について「学校みたいな自分達を縛るものから解放してくれる存在」と評する等、他のメンバーに比べてもより怪獣に近い視点を持っている。
見た目に反して達観している側面もあり、蓬達が怪獣と戦うことについても「どこかで怪獣と戦いたいと思ってるんじゃないの?」と指摘している。
また、自由行動派ではあるものの、第05話ではプールであまり走らないよう礼節は守る、ボイスドラマ5.5話ではオニジャの本音を聞いた後フォローする、姉の件で悩んでいた夢芽を察し干渉しない等人の心をある程度推しはかれるだけの意識はある。
しかし、第10話のガウマの過去で他3名と異なり死亡していた描写が無い、ボイスドラマ10.01回ではあまり食事をとらず水ばかり飲んでおり、さらにラストでは「本当は……俺たちは怪獣さえあれば、誰に従うこともなく自由になれるはずなんだ」と不穏な言葉を呟くなど、怪しい一面を見せる。
結局、謎を残したまま最終話でガギュラとして消滅したが、その前に意識に入り込んできた蓬には、怪獣のような人の条理に縛られない無上の自由を求めていたと語っている。条理を超えた力を持ちながら人の中で生きることを求めた少女と、無上の自由に飽いた男を見ていたら何を思ったのだろうか。
中の人は子役時代『ウルトラマンコスモス』に出演したことがある。
怪獣
インスタンス・ドミネーション!!
本作に登場する怪獣達。
何者かがフジヨシ台にばら撒いた「怪獣の種」(=バロックパール)が人と人との関わりから生まれる情動を糧に成長し誕生する。
情動の種類や強さが大く無かったことで凶暴性のあまりない怪獣が生まれたり、怪獣になることなく死に絶えた種も存在している。
誕生直後は2、3メートルの大きさだが、怪獣優生思想のコントロール下に置かれることで巨大化し、彼らの意のままに操られて暴れ回る。
カオスブリンガーという光の粒子(武史の怪獣がCWを狂わせていた粒子と同一のもの)を放出し異常な現象を引き起こす。
雨宮監督による設定ラフ画によると怪獣の種は2万年後の技術で造られた心を3次元化させ運用する兵器で新条アカネが模型に埋め込んでいたバロック・パールと同一のもの。
人と人との関わりで生まれる情動で成長するとカオスブリンガー発生器官が発達し、個人の情動が元になると発生器官は未熟となるとされている。
一覧
急転直下怪獣 シャルバンデス
出典:SSSS.DYNAZENON、1回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第1回に登場。操った人物はオニジャ。
見た目は亀とベムスターを足したような感じ。
背中の棘のある甲羅からカオスブリンガーを出し、これが周囲の重力に干渉して周囲の物体を浮かせて行動不能にする。また首を蛇のように伸ばして蛇腹剣のように攻撃できる。
初戦のダイナゼノンを手こずらせたが、最後はダイナレックスの必勝大火炎レックスロアーで倒された。
デザイナーは西川伸司。
油断大敵怪獣 グレージョム
出典:SSSS.DYNAZENON、2回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第2回に登場。操った人物はジュウガ。
見た目はアンチの怪獣態を改造したような感じ。
両腕の鎌が武器であり加えて胸からビームを放つが、最大の特徴はワープ能力。それを活かした神出鬼没な奇襲攻撃を仕掛けてくるが、背中の羽を広げられないと発動できないのが弱点。
その能力でダイナゼノンを翻弄し、分離したメカも蓬が碌に訓練できなかったことも相俟って互角以上に立ち回ったが、山中暦に弱点を突き止められてしまう。最後はダイナソルジャーウイングコンバインによって羽を封じられたまま放り投げられ、ダイナダイバーのダイナランチャー・バーストミサイルで爆散された。
デザイナーは酉澤安施。
千荊万棘怪獣 バーナドドン
出典:SSSS.DYNAZENON、3回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第3回に登場。操った人物はオニジャ。
シルエットは「太陽の塔」がモチーフで、見た目はゲネガーグのような感じ。
アンテナから放つカオスブリンガーで爆発を起こし、周囲を焼き尽くす。
それはダイナゼノンすら近寄れないほどの破壊力を持つが、宇宙のような空気の無い場所では十分な爆発を起こせないのが弱点。その一方で頭だけになっても機能する生命力の持ち主でもある。
その弱点を突かれてダイナゼノンに宇宙まで放り出されてダイナゼノン・フルバーストを喰らうも、頭だけになりながら襲い掛かったが、最後はダイナレックスのレックスファングに噛み砕かれた。
その残骸は地球に降り注ぎ、オニジャに直撃しそうになり彼を死にそうな目に遭わせた。
デザイナーは丸山浩。
有為転変怪獣 ディドラス
出典:SSSS.DYNAZENON、4回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第4回に登場。操った人物はムジナ。
四足歩行で機械のような装甲が特徴。腹部には回転するノコギリがある。
体から放つ光線であらゆるものを2次元化してホログラムのように変えてしまい、無効にできる。
ダイナソルジャーの正規操縦者である蓬が風邪を引いて戦えないことや、代打を買って出たちせの駆るダイナソルジャーも経験不足から満足に動かせないことをいいことに圧倒するが、蓬が重い体に鞭打って戦線に復帰したことで形勢が逆転。
最後はダイナッレクスのレックスロアーを噛み付かれた状態でゼロ距離から撃ち込まれたことで爆死した。
砕けた残骸の一部はビルの上にいたオニジャに向けて飛んで行き、彼を死にそうな目に遭わせた。
デザイナーは西川伸司。
生々流転怪獣 ネオフォビア
出典:SSSS.DYNAZENON、5回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第5回に登場。操った人物はシズム。
一見するとメンダコのようなどこか脱力系な見た目だが、実は上下逆さまになることで巨大な口を持ったクリーチャーチックな見た目に変貌する特殊な体形の持ち主。
武器は触覚から放つ緑の光弾と、あらゆる物を溶かすカオスブリンガー。
シズムの頭脳プレイによって合体の邪魔をしたり、合体後もその奇抜なスタイルや粒子の変化球的な攻撃によってダイナゼノンを翻弄するが、最期はダイナレックスのレックスロアーで焼き尽くされた。
爆散した破片の一部はオニジャの立ってた場所に落ちていき、彼を死にそうな目に遭わせた
デザイナーは田口清隆。
落花流水怪獣 ブルバイン
出典:SSSS.DYNAZENON、7回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第6回~第7回に登場。操ったのはオニジャとムジナ。
大きな翼を持った四足歩行の獣型という、想像上の動物・麒麟のような姿が特徴。
二人同時出なければ上手くコントロールできないやや難儀な仕様をしているが、その分戦闘能力はこれまでの怪獣を大きく上回る。
主な武器は頭部のドレッドヘアー状のコードから放つ紫の光線。
また、翼を開くことで重力操作や電撃を放つことも出来る他、頭部の角はドリルとして使うことも可能。
四足歩行ならではのパワフル且つスピーディーな動きも得意とする。
その戦闘能力で(ガウマ以外の3人が各々の葛藤に苛まれて気持ちを一つにできなかったとはいえ)ダイナゼノンやダイナレックスを圧倒して半壊状態にしてしまうが、突如として乱入してきた紫の装甲の巨人の攻撃を受けて一時撤退。
海中で一晩傷を癒した後、パワーアップして再出撃し、脚部を損傷しているダイナゼノンをまたも圧倒し、巨人が乱入しても互角以上に戦ったが、2代目がフィクサービームの粒子でダイナゼノンを修復したことで戦況が一変。
二大ヒーローの猛攻に押されて行き、最期はビッグブレードストライクとナイトサーキュラーエンドを受けて爆散した。
デザイナーは岡本英郎。
紆余曲折怪獣 ザイオーン
第8回に登場。「ハズレ」と見なされ、怪獣優生思想からは放置された。
デザイナーは坂本勝。
厚貌深情怪獣 ギブゾーグ
出典:SSSS.DYNAZENON、9回より、2021年4月2日~放送、
TRIGGER、©「DYNAZENON」製作委員会、©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
第9回に登場。操った人物はジュウガ。
カマキリ等の昆虫を思わせる姿をした二足歩行の怪獣。
周囲の物体や足場をゼリーのように柔らかくしてしまうことが可能。武装として口と両腕のコアから光線を放つ。
姉のことで傷心の夢芽が戦えないことやそんな彼女を迎えに行った蓬/ダイナソルジャーが不在の中でダイナゼノンが戦えないことを良いことに、ダイナダイバーやダイナストライカーはおろかグリッドナイトすらも翻弄するが、蓬達の復帰とゴルドバーンの参戦によって形勢が逆転。
ダイナゼノン・グリッドナイト・ゴルドバーンの力が一つになったカイゼルグリッドナイトには終始圧倒され、必殺技のレックスグリッドファイヤーで爆散した。
デザイナーは板野一郎。
悲観離合怪獣 ガルニクス
第10回に登場。一応ムジナが操っていたようだが、彼女自身も取り込まれた為制御していたとは言い難い。
機械のような外殻に覆われたトカゲのような怪獣。足は所謂「ハイハイ」の姿勢だが、そもそも動かさずに飛んで高速移動する。
周囲のあらゆる物体を内部の異空間に取り込むことが可能。取り込まれた対象が元あった場所には黒い影あるいは染みだけが残る。
人間の場合、取り込まれると現実の記憶が薄れ、過去の後悔や思い残しがある時間を追体験させられる。
比較的軽い後悔だった蓬が真っ先に意識を取り戻し、彼の呼びかけで夢芽、暦、ガウマ、ナイトも各々の過去から脱出。
カイゼルグリッドナイトに形勢不利と見たのか逃げようとするも、カイゼルナイトサーキュラーで両断された。
デザイナーは丸山浩。
咬文嚼字怪獣 ガギュラ
第11回〜第12回に登場。シズム自身が自分の中で蓬と夢芽を初めとした人々の情動を糧に育てていた怪獣。
自らにインスタンス・ドミネーションしたシズムが変貌。その為か、怪獣優生思想の服に似た配色の二足歩行の怪獣。
カオスブリンガーによる爆発の他、口や背中の緑色の角から光線を放つ。
他の3人も取り込んだことで第2形態に進化。虹色に光る胸部に巨大なバロックパールを宿している。
衰弱したガウマを残してカイゼルグリッドナイトに合体したナイト&ゴルドバーンを圧倒し、一度合体解除に追い込む。
駆け付けた暦、蓬、夢芽と最期の力を振り絞ったガウマ達が再合体しても互角以上に渡り合い光線の撃ち合いも制するが、怪獣使いの力を発揮した蓬に射線を逸らされた隙を突かれて怒涛の反撃を受け、最後はダイナレックスの頭突きとグリッドナイトの拳を喰らい爆散した。
デザイナーは後藤正行。
余談
監督の雨宮氏によると、独自の目的のために怪獣を利用している彼らは本当の意味で「怪獣優生思想」ではないのだという。
本来の怪獣優生思想とは街を破壊する怪獣を目撃した際に恐怖せず我が身も省みず「もっと暴れろ」となる感覚に近いもので、これに当て嵌まるのは新条アカネだけしか存在しないとのこと。
ちなみにこっちの世界だと某怪獣王のハリウッド版3つ目の監督が該当すると思われる。
追記修正は怪獣で世界を作り変えてからお願いします。
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