登録日:2021/04/04 Sun 00:07:20
更新日:2024/05/27 Mon 09:58:26NEW!
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キュアフラミンゴ トロピカル〜ジュ!プリキュア あおぞら中学校 中学生 瀬戸麻沙美 男勝り 姉御肌 赤キュア 網タイツ 本編より先に立った項目 ツンデレ フラミンゴ プリキュア 料理上手 プリキュア個別 ツッコミ役 常識人 部長 本当は優しい人 美脚 結構重い過去持ち 親友との不和 漢女 ジロリアン 父子家庭 妹 運動神経抜群 滝沢あすか 人間不信←初登場時 元テニス部 あすか先輩
女の子1人に寄ってたかって...そういうの許せないんだよ!
滝沢あすかとは、『トロピカル~ジュ!プリキュア』の登場キャラクターである。
CV:瀬戸麻沙美
誕生日:10月15日
概要
あおぞら中学校3年生で、夏海まなつ、涼村さんご、一之瀬みのりの先輩にあたる。
ロングヘアーの赤髪が特徴的で、背も高めな凛とした雰囲気の持ち主。
第5話にて頭がツルピカで明らかにおっさん過ぎる外見の不良に絡まれるまなつを助けたことで知り合う。
一度は彼女達を避けていたものの、ひょんなことから彼女らの部室の確保に首を突っ込んだことで交流を深めていき、ヤラネーダに必死に立ち向かう彼女達を救おうとしたことでプリキュアに覚醒した。
こうして、初期メンバーが全員揃ったのだった。
人物像
一人称は「私」。
男勝りでサバサバした言動をしているが、ぶっきらぼうな上に口下手*1。
しかも、何やら過去に騒動があったらしく、そのせいでまなつ達と出会うまでは人を信じることができず「仲間」というものを必要としていなかった(というより、意図的に誰かと関わることを遠ざけていた)ことから、近寄り難い雰囲気を出しており、第一印象は俗に言う「スケバン」に近くなかなか取っ付きにくい。
しかし、内面は面倒見のいい姉御気質であり、何だかんだで誰かが困っていれば放っておけずついつい世話を焼いてしまう等、その人の好さを隠しきれていないのもまた事実である(要するにツンデレ)。
また、正義感が強く曲がったことが大嫌いでもあり、自分に直接関係せずとも見過ごせず、先述の通り不良に立ち向かったことや、新しい部を作りたいまなつ達の意思を汲み取らず、部室が無いことを理由に彼女達に冷たく接する生徒会長の白鳥百合子に抗議し、まなつ達に助力している。
プリキュアに目覚めたのも、そんな彼女達を助けたい一心からであった。
そんな真っ直ぐな性格の為、自己中心的なローラとは相性があまり良くない。
実際、自分をスカウトに来た際にはその上から目線な態度から「あんた自分が偉くなりたいだけなんだろ?」とその目的を見抜いてハッキリと難色を示している。また、以降も彼女の態度には顔をしかめることも多い。
一応まなつから彼女の裏表のない人柄を聞いた時は納得している。
何かとキャラの濃ゆい面々の中では面倒見の良さや正義感の強さ故の真面目さもあって常識人兼数少ないツッコミ役であり、まなつやローラの制止役をよく担う。
因みにフィジカル面はまなつとは別方向に高く、細身でありながら自分よりも体格の大きい不良を振り回して投げ飛ばすという荒業を披露する等喧嘩はかなり強い。
その一方で、可愛いキャラクターの出てくるゲームが好き等趣味趣向は乙女なものだが、本人は恥ずかしがってあまり言いたがらない。
父と兄の父子家庭で育っており、家事を分担してきたことで料理が得意という家庭的な一面もある。
また、絵心も高く、まなつのイラストを分かりやすく矯正したものを描き上げたこともある。
枕が変わると寝られない体質であり、南乃島への夏合宿の際には剥き出しの愛用枕を持ってきていた。
避けられても自分に寄り添ってくれるまなつの存在から猜疑心も多少緩和され、もう一度仲間を信じてみることにしたあすかは、やがて設立されたトロピカる部でまなつの推薦により部長を務めることになるのだった。
生徒会長・白鳥百合子との関係
……さて、彼女の人間不信についてだが、実は百合子が深く関わっていた。
劇中でも、初登場回にて百合子のまなつ達を突き放す態度に「生徒会が無能なだけ」と辛辣に言い放ったり、すれ違った際にもお互い露骨に無視を決め込んだりと、その仲はまさに険悪そのもの。
それに加えて第12話では、風紀委員長・角田正美のことで百合子に抗議しに行った際、彼女から「貴女が部活のことでそんなに一生懸命になるなんてね」と皮肉めいたことを言われているほか、第24話におけるクイズ番組の最終問題の解答権を賭けた大レースでは、百合子が自身とほぼ互角の運動能力を披露しており、それを見ながら「相変わらずだな」と呟くなど、意味深な描写が幾たびとなく描かれた。
そして第30話にて、百合子共々元テニス部員であった*2ことが桜川先生の弁から語られた。しかもダブルスのチームを組んでおり、地区大会の決勝まで行ったという。…しかし、桜川先生は「2人が優勝した」とは一言も言っていない。
では、どうして2人が現在のような関係になり、あすかが部活をやめてしまったのか?
続く第31話にて、ついにあすか本人の口からローラにその過去が語られた*3。
その過去
元々百合子とは小学校の頃からの親友であり、互いに性格こそ違えどすぐに仲良くなれたという。
中学生になってから二人でテニス部に入部し、抜群のコンビネーションを見せつけるほどまでに強くなり、
あおぞら中テニス部はいつしか強豪校として他校からもマークされるようになった。
だが、地区大会決勝直前に事件は起こった。
対戦校の生徒が百合子のラケットにニッパーで細工をしようとしている現場に遭遇したあすかは、憤り、取り押さえようと相手の胸倉を掴んで騒ぎになってしまう。
だが、相手校の生徒は「ロッカーを間違えただけ」と主張し、それどころか「あすかに暴力を振るわれた」と逆にあすかを貶める証言をした。
相手校の生徒二人の不正に決定的な証拠はなく(ニッパーが証拠になりそうなものだが、本来ラケットの調整に使うものらしい)逆にあすかは相手の胸倉を掴んでいる行為を多くの人間に目撃されていたため、下手に揉めればテニス部の今後にも影響が出かねない状況に陥ってしまう。
あすかは百合子に自分は暴力など振るっていない、止めただけだと訴える。百合子もまた「私が貴女を信じないわけないでしょ?」と返した。
「でも、貴女の対応は決して正しかったとは言えない」「いつも言ってるでしょ。すぐにカッとなるからこんな事になるの!」と百合子からすぐにカッとなる悪癖を叱責される。
百合子は部の今後を考え、あおぞら中と相手校の双方が決勝戦を棄権することで事態の沈静化を図っていた。あすかは納得いかず、正々堂々最後まで抗議し戦おうと部員達に訴えるが、部員達も連帯責任で試合ができなくなることを恐れて誰一人あすかには賛同せず百合子側に付いてしまう。
大局のため理不尽に屈する事を良しとした百合子と彼女に迎合する仲間に絶望したあすかは、呼び止める百合子の声にも振り返る事は無くその日を境にテニス部をやめたという…。
トロピカる部の活動を通じて徐々にまなつ達と打ち解けていくあすかであるが、その一方で百合子との溝は依然として深まっているまま。その蟠りが完全に晴れる日は訪れるのだろうか…?
互いの想い、明かされし時。
テニスの一線を退いたあすかだったが、それでもプロへの未練を捨てきれておらず、人知れず壁打ち練習をしていた。
第38話では、まなつ達にせがまれ、自身の嘗ての志望校だったフェニックス学院に見学に出向くが、そこには百合子が居た。
スポーツ推薦枠の最有力候補の彼女は、自身の力を見て貰う為、こうして高校に出向いていたのだ。
そこで百合子の挑戦により、5セット3ゲーム先勝制の試合をすることになる。
最初こそブランクから相手について行けず、1ゲームを先取されるが、それで闘志に火がつき、その後は2セットを先取。
その中で、二人は過去に行った合宿の思い出を語っていく。
夜にお化けが怖くてあすかにトイレに連れて行って貰った百合子、財布を落としてしまいべそをかいていたのを百合子に励まされたあすか…
本当はお互いを大切に思っていたのだ。
あの日、百合子が棄権を選んだのも、あすかを守り、これからもダブルスでテニスをする為であった。
その真意を聞いたあすかは、自身も「それなら一緒に戦って欲しかった」と胸の内を吐露した。
自分達の思いを明かしたことで、2人は漸く和解できたのだ。
その後、試合は超ゼッタイヤラネーダが出たことでお流れになってしまったが、あすかはこの試合を経て、再びテニスに向き合うことを決め、本格的にフェニックス学院に入学する為の受験勉強を始めるのだった。
尚、無事に受験に合格できたらしく、高校進学後は改めてテニスの道に進むことを決めた。
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