八十亀ちゃんかんさつにっき

ページ名:八十亀ちゃんかんさつにっき

登録日:2020/01/12 Sun 13:44:59
更新日:2024/05/16 Thu 10:59:12NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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この作品では、名古屋及びその周辺の方々への偏見が随所に見受けられます。


こちらはあくまでも各キャラの主観にもとづくものであり、事実とは異なる可能性がございますことをご留意いただき、


名古屋愛あふれる本作品をごらんください。


界斗「慎重すぎんだろ!!」


八十亀やとがめちゃんかんさつにっき」とは、日本四コマ漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品である。
作者は安藤正基氏。
REXコミック2016年7月号から2022年11月号まで連載された。単行本は全13巻。


所謂「ご当地もの」であり、作者の出身地である名古屋県愛知県名古屋市及び、その周辺地域にスポットを当てている。
その地域ならではの方言やあるあるを取り扱い、良いところは勿論のこと、住民が不便に感じているあれやこれやも深掘りし、名古屋の魅力を幅広く伝えている。


原作では一話の最後には必ず「やとがMEMO」として、漫画の補足的な情報が添えられている。
内容は基本的には名古屋に関する豆知識だが、時には名古屋と何にも関係ことも事細かに書かれている。ノルマだから仕方ないね。


2019年4月に一話3分程のショートアニメとしてアニメ化し、6月まで放送された。
制作は「サエッタ」。
後に2020年1月から「八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ」のタイトルで二期が放送され、
翌年の2021年1月から「八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ」のタイトルで三期が放送され、
2022年の4月から、「八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ」のタイトルで四期が放送された。
因みにエンドクレジットではキャストやスタッフの名前の後ろに出身地が書かれている。
また、冒頭では、上のおことわりをキャラや名古屋にゆかりのある有名人が読み上げるのが、お約束となっている*1


主な登場人物

  • 陣界斗じんかいと

CV:市来光弘(鹿児島県産まれ、東京都育ち)
本作の主人公。高校2年生。
生粋の東京都民で、物語開始の少し前に「田金高校」に転校してきた
当初は同級生達が思っていたほど訛っていなかったり、食文化やテレビの放送形態が東京とさして変わらないことから文化の違いを実感できず、残念がっていた*2が、八十亀(以下「最中」)の生徒手帳を拾ったことを境に彼女やその周辺人物と知り合い、名古屋の様々な面に触れていくこととなる。
読者(視聴者)目線のキャラクターでもあり、東京とのカルチャーショックに衝撃を受けたり、ツッコミを入れることが多い。
基本的には常識人だが、無知やそれ故の誤解からデリカシーにかける発言をしてしまい、それまでの空気をぶち壊してしまうこともしばしば*3
方言を始めとした自分が求めていたものを全て持っている最中と親しくなろうと日々アプローチを掛けているが、中々懐いてもらえないのが悩みの種。
東京にいたころは陸上部に所属していたが、最中を狼狽えさせられる存在として、只草(以下「舞衣」)に目を付けられ、写真部に強制的に入部させられた。


名前の由来はゾット帝国の主人公「都会人」のアナグラム。


  • 八十亀最中やとがめもなか

CV:戸松遥(本人も愛知県出身)
本作のヒロイン。高校一年生の写真部員。
金髪の猫耳ヘアーにシャチホコの髪飾りが特徴。
祖母に育てられた為に、今では珍しく名古屋弁を流暢に話し、日常的に使用する。
ただし、その弊害で文章すらも名古屋弁になってしまい、LINEでは標準語に脳内変換するせいで国際中継並にタイムラグが発生し、現代文のテストも名古屋弁で回答してしまい、「これは古典ではありません」と先生に書かれてしまっている。
食生活も味噌を常に愛用したり、しるこサンドをおやつとして恒常的に食しているような世間一般が思い描く名古屋人のそれである。
当然名古屋の名所にも詳しい。
このように地元愛は非常に強いが、その反動からか東京に対しては凄まじい対抗意識を燃やしており、界斗には常に当たりが強い。そして人見知りしやすい。
但し、そんな彼からも名古屋を褒められるとドヤ顔になる他、界斗のカメラ購入に付き合うなど、彼を心底嫌っているわけではない模様。
従妹の紫春のことはテンションの高さからなのかロボ化して逃避するほど苦手だが、こちらも嫌いなわけでは無いようで、一度仲良くうどんや冷やし中華を食べに行ったことがある。
小柄だが、身体能力は猫張りに高い。反面勉強は苦手で夏休み最終日にためこんだ宿題を泣きながら片づける羽目になったこともある。
界斗を「トーキョー」、ララを「静岡の人」と呼んだり、殆どの人物を「おみゃー」などの代名詞で呼び、決して名前で呼ぼうとしないが、幼少期からの仲である舞衣だけは「只草」と苗字で呼んでいる。また勘違いから親友認定した世瑠蘭のことも下の名前で呼んだ。
後に「おおきい八十亀ちゃん」として着ぐるみが作られ、名古屋市の「観光文化交流特命大使」に起用されることとなる。


名前の由来は名古屋弁の「やっとかめだなも(久しぶりだね)」から。


  • 只草舞衣ただくさまい

CV:若井友希(本人も岐阜県出身)
岐阜県出身。最中のクラスメイトで同じ写真部。
さるぼぼのような黒い耳のついた帽子を着用しており、殆ど訛らない。
名古屋の文化に疎い界斗のフォロー役だが、時折極端なまでもの自虐発言をすることもある。
最中のことが可愛くて仕方がなく、事あるごとに彼女の写真を撮りまくったり、ボディタッチを繰り返す等しており、最中本人を困らせている。
時にはストーカー行為に及ぶことも...
「八十亀ちゃんの色んな表情を引き出したい」と考えていたところ、彼女を怒らせたり、戸惑わせたりしている界斗に目を付け、強引に彼を写真部に入れるよう裏工作を働いていた。
アイドルやアニメが大好きな重度のオタクで、同じ出版社繋がりから版権的都合でかんなぎのナギがお気に入り。また、原作では岐阜繋がりから氷菓のえるたそのフィギュアに目を奪われていたことも。
ただし、本人はオタクであることを否定している。「自分程度の者がオタクを名乗るなどおこがましい」という充分にオタクな理由で。


名前の由来は岐阜弁の「だだくさ(乱雑)」+「〜まい(〜しよう)」から。もっとも、本人が「岐阜の方言なんて名古屋とほとんど同じですし」と言っているようにどちらも名古屋でも使われる方言だが。


  • 笹津ささつやん

CV:小松未可子(本人も三重県出身)
三重県出身。界斗のクラスメイトで写真部部長。
赤い髪をツインテールに結っており、髪留めが黒い球なことも相俟って、全体的に伊勢海老のような髪型になっているのが特徴。
まあまあ訛っている。
非常にマイペースな性格で、興奮したりテンションが上がると、眠気を催すというおかしな癖を持っており、学校に来てもサボり気味らしい。
一見すると問題児だが、成績が学年10位代をキープする等、意外と優秀。
一方で、寂しがりやで心配性な一面もあり、二度寝して界斗達との約束に遅れてしまった時には、パジャマ姿のまま街に繰り出し、号泣しながら土下座するという豪快な姿を見せた。
就寝時には伊勢海老の抱き枕を愛用している。


名前の由来は三重弁の「ささって(明々後日に相当。ちなみに三重で明々後日というとささっての次の日を指す)」+「〜やん(〜ない/〜じゃん)」から。


  • 陣繁華じんとしか

CV:東城日沙子(埼玉県出身)
界斗ので最中、舞衣のクラスメイト。東京ばな奈の髪飾りを付けている。
極度の心配性且つビビりでスマホの通知音や自転車のベルで一々仰天する他、「名古屋はいつに轢かれるか分からない」とすら思って登校中も常に恐怖に震えている。
最中のことを不良と思い込んで心底恐怖している他、名前を「はちじゅっかめ」と間違えて覚えており、調理実習の回で先生が二人の名前を呼ぶまで、名前の読みが「やとがめ」だと気付かなかった。
多感な年頃にもかかわらず1歳年上の界斗との兄妹仲は良好*4


名前の由来は「繁華街」から。


  • 一天前紫春いてまえしはる

CV:黒木ほの香(本人も大阪府出身)
大阪出身。最中の従妹の中学生。
上半分が茶色で下半分がクリーム色のたこ焼きみたいな色合いの瞳と、黄色と黒のボーダーのヘアバンド、常に口にくわえたつまようじが特徴。
コテコテの大阪弁で話し、他人を「自分」と呼び、思ったことを躊躇無く口に出すという典型的な大阪人だが、反面アドリブには非常に弱く、
急なギャグには対応できないという大阪人らしからぬ欠点がある。
最中を「もなねー」と呼んでおり、「何でも言うこと聞いてくれる子分」だと思っており、彼女や写真部の面々を自由気ままに振り回している。
最中からは苦手意識を持たれているが、嫌われているわけではないようで、一度仲良くうどんと冷やし中華を食べに行ったことがある。


名前の由来は大阪弁で「やってしまえ」を意味する「いてまえ」と、「~される」という意味の「~しはる」から。


  • 輿安七帆こしやすななほ

CV:伊藤彩沙(本人も京都府出身)
京都出身。紫春の友達。
京言葉で話し、生八橋と焼き八橋の髪飾りをしている。
遠回しに嫌味を言いがちだが、本人に自覚はあまり無い。
京都出身なので薄味が好きだと思われているが、本当はこってり味が好みで、湯葉は「味がしない」とあまり好きではない。
基本的に紫春に同調して行動しているが、彼女の度を越した無遠慮には凄みを効かせて叱ることもある等、全体的に保護者のように振る舞う。
ちなみに、原作では茶色い瞳だが、アニメでは臙脂色の瞳をしている。


名前の由来は京言葉で「いらっしゃいませ」を意味する「おこしやす」と、「それじゃあね」を意味する「ほなな」から。


  • 初内しょないララ

CV:南條愛乃(本人も静岡県出身)
静岡出身の英語教師で、写真部の顧問。
着物に手ぬぐいにたすき掛けと、お茶摘みのような格好をしている。
普段は標準語だが、出身が出身なので静岡を「しずおか」と発音出来ず、「しぞーか」と言ってしまうなど、無意識に静岡弁が出る。
故郷がハブられがちで、アニメは無限キテレツ地獄になっていることをとても気にしている。
七帆同様原作とアニメで目の色が違い、原作では髪の毛と同じ水色だが、アニメでは緑色になっている。
のんびりした言動から周囲に誤解されがちだが運動神経は意外と高い。
名前の由来は静岡弁で「仕方ない・くだらない」という意味の「しょんない」と、「でしょ?」という意味の「ら?」から。


  • 土辺世瑠蘭どべせるら

CV:長縄まりあ(本人も愛知県出身)
界斗たちの学校に体験入学にやってきた中学生。愛知県一宮市出身。
東京に対しての憧れと名古屋に対しての敵対心が非常に強く、界斗を「界斗兄さま」と読んで慕っているが、最中のことは「O-758ウイルスに感染している」と思っている。
本人は標準語で話していると思っているが、方言を隠しきれていない。


名前の由来は尾張弁で「最下位・ビリ」という意味の「ドベ」と、「~していらっしゃる」という意味の「~してらっせる」から。


  • 辻優秀つじまさひで

CV:間島淳司(本人も愛知県出身)
世瑠蘭に仕えている執事
彼女が東京に憧れている発言をした際に現実を突きつける*5など、正直な部分がある。給料が安いらしい。


  • 雀田来鈴じゃんだらりん

CV:松井恵理子(本人も愛知県出身)
単行本のカバー下に載っている『じゃんだら先輩は美可愛い』の主人公。愛知県三河地方*6出身。
黒のボブカットのメガネっ子で、ハマグリ*7の髪飾りをつけている。学年は不明だがタイトルの通り鉄平くんの上の学年だと思われる。
標準語っぽく喋るが「~してみりん(~してみよう)」「はよーいじゃ(早く行こう)」等の三河弁で喋る時も多々あり、
他にも三河地方のお国自慢を話したり名古屋への対抗意識を剥き出しにしたりして鉄平くんを困惑させている。


元は作者の安藤氏がエイプリルフールのネタで描いたものだが、好評のためそのまま単行本に掲載となり、
連載本編にも三河民の代表として登場するようになった。
アニメ版では2期から登場。本編終了後のミニコーナーとして『じゃんだら先輩は美可愛い』が放映されている。


名前の由来は三河弁の典型をまとめた「じゃん・だら・りん」*8から。


  • 原口鉄平はらぐちてっぺい*9

CV:赤羽根健治(本人も千葉県出身)
『じゃんだら先輩』の登場人物で鈴の後輩。千葉県出身。
本編における界斗と似たようなポジション。界斗本人とは中学時代に陸上の大会で顔を合わせて以来の友人で、お互い下の名前で呼び合う仲。ほか恵とも知り合いの模様。
鈴に気がある模様。


  • 半島渥子なかしまあつこ

鈴と鉄平が通う高校の生徒会書記。後述の知子の双子の姉。
名前の由来は渥美半島*10か。


  • 東風樫湘こちかししょう

CV:上坂すみれ(本人も神奈川県出身)
界斗が通う高校の生徒会長。神奈川県出身。
水兵帽子を被り、白地に青の縞々の靴下を履いている。
写真部が廃部の危機に陥った際に、怠惰な言動に目を光らせる一方で、どうすればいいのかきっちりアドバイスをするなど、情が厚い。
副会長の恵と会計のきぃなには完全にナメられており、ふざけた言動をとられるたびに保護者のように叱っている。


  • 青那寺恵あおなじけい

CV:徳井青空(本人も千葉県出身)
生徒会副会長。千葉県出身。
ピーナッツがプリントされたタイツを穿いており、頭には小さな王冠を被っている。
生徒会選挙で副会長に選ばれたのが嫌いらしく、湘を生徒会長から引き摺り下ろそうといつも考えており、自己紹介の際には「副」を小さく発音する。


  • 朝霞あさかきぃな

CV:倉知玲凰(本人も埼玉県出身)
生徒会会計。埼玉県出身。
バツ印がプリントされたマスクと「彩」の字をかたどった髪飾りを身に着けている。
地元にとにかく悲観的で、声も小さいが、湘のことは大声で「会長のアホ」と言うほど嫌っている。


  • 水瀬明南みずせあかな

元写真部の生徒。和歌山県出身。
パンダを思わせる瞳と髪型をしていて、みかんのピアスを耳に着けている。
写真部にいた頃はポートレートなどの被写体を主にしていて、いわゆるインスタ映えする写真が多かった。
滑舌が悪いうえに、和歌山特有の「ざだら変換」によって「ざぶとん」を「だぶとん」、「からだ」を「かだら」といってしまうことがある。
やん菜と知り合ってしばらくした後に高校を退学し、現在は読者モデルとして活躍している。
その後、スタッフを連れてやん菜の通う高校に再訪して一緒に写真を撮り、モデルにならないか?と誘うが断られ、やん菜の気持ちを尊重して帰っていった。


  • 飛倉夏耶とびくらかや

9月に長野県から転校してきた女子生徒。学年は1年生。
2つのアホ毛と4つの三つ編みがあるイナゴのような緑色のロングヘアと、リンゴのような赤い瞳、眼鏡とギザギザの歯が特徴。おやきを模したかばんを肩からかけている。
長野県がかつて「教育県」の異名を持っていたことから「信州が生んだ頭脳」を自称しているが実際はおバカであり、「ペンは剣より強し」や「手塩にかける」などのことわざや「座学」の意味を勘違いしていたり*11、三日連続で補習を受けていたりするなど、お世辞にもおつむの出来は良くない。
それ以外にも授業中にノートをとらずに付箋へ余計なメモをしていたり、校外学習で迷子になったりと、アホの子ぶりを見せる。
新聞同好会(部員は本人一人だけ)に所属しており、部室が写真部の部室として使われていることから写真部に対抗心を抱き、部室をめぐって勝負をしたことがあるが、おバカぶりが災いして殆ど負けている。


  • 半島知子なかしまちかこ

知多半島*12出身の生徒。名古屋弁と三河弁のハイブリッドである知多弁を話せるが、最中は名古屋弁がきつすぎて、半分理解できなかった。
「チーターイーツ」と称して学校内で便利屋をやっており、トイレの掃除から、溶接・発電まで何でもこなし、キッチンカーを運営するなど、商売っ気が強い。
前述の渥子とは双子の姉妹で、両親の都合で離れて暮らしている。


その他の登場人物

  • 八代和治やしろかずはる

CV:稲田徹(東京都)
通称レッチリ先生。界斗とやん菜の担任。頭に国旗を刺している。


  • 物見理花ものみりか

CV:寺田晴名(岐阜県)
通称リカちゃん先生。最中と舞衣と繁華の担任。科学記号のような六角形の眼鏡をしている。


  • 鳳明先生ほうめいせんせい

CV:樋浦勉(東京都)
通称クック先生。調理実習の際に登場。学食の監修もしている。
とても生徒思いなのだが、食中毒の恐れがあるため調理実習では生ものは使えないということを当日まで言わなかったり(おかげでほとんどの生徒がメニューをその場で考え直すハメになった)、塩分を減らすため学食で醤油の使用を禁止したことがある。


  • 世瑠蘭ママ

CV:小山茉美(本人も愛知県出身)
フルネームは不明。一宮市章のようなヘアスタイルをしている。
悪人という訳ではないが、どういう訳か東京を危ない場所だと思い込んでいて、世瑠蘭が東京に行くことを嫌がっている。
体育祭のエピソードで界斗を「娘に悪影響を与える人物」と勘違いして危険視し、生徒会に監視を命じる。
その後、優秀が界斗を世瑠蘭の家庭教師として連れてきた話では、東京嫌いのあまり界斗が娘に卑猥な言葉を吹き込んでいると聞き間違えて気を失う。目が覚めた後は不信感こそ残っているものの、娘の成績が上がったことで監視を解除した。


  • 舞衣の兄

フルネームは不明。現在は東京に住んでいる。


  • 八十亀彩美やとがめあやみ

最中の母親。最中ほど訛っておらず、娘の名古屋弁に対して「この子、私より訛っとんのよ」と言っている。


  • 最中の祖母

最中と紫春の祖母。現在は東京に住んでいる。
最中が東京を嫌うようになった元凶で、高級車を乗り回したり、使いこなせないのに家の中を最新の家電で飾ったりと、すっかり変わってしまっているが、これは知識不足で最中に嫌われたくないと国会図書館がある東京に移り住んだのと、「若いのはこういうのが好き」と勘違いしていたためであり、彼女自身に悪気は全く無かった。
紫春の電話越しでのデリカシーの無い発言で台無しになりかけたものの、最中と和解し名古屋に帰った。


  • 只草弥緒音ただくさやおね

舞衣の母親。本編ではなく、最終巻の書き下ろし漫画に登場。


  • 笹津杏菜ささつあんな

やん菜の母親。こちらも最終巻の書き下ろし漫画に登場。


  • 岳室愛たけしつまな

CV:五十嵐裕美(本人も北海道出身)
札幌女子。白い恋人のようなマフラーを巻いており、目の瞳孔が五稜郭を思わせる星型になっている。北海道弁で喋る。
名前の由来は、北海道弁で「それじゃあ」という意味の「したっけ」と、「すごい」という意味の「なまら」から。


  • 火羽夜美かばねやみ

CV:佐藤聡美(本人も宮城県出身)
仙台女子。伊達政宗の兜のようなおかっぱ頭で、三日月の髪飾りと眼帯を身に着けている。仙台弁で喋る。
名前の由来は仙台弁で「怠け者」という意味の「かばねやみ」から。


  • 荒込透流あらこみとおる

CV:愛美(本人も兵庫県出身)
神戸女子。明石焼きのようなシニヨンに神戸ポートタワーと神戸海洋博物館の髪留めをしている。神戸弁で喋る。
名前の由来は神戸弁で「生ゴミ」という意味の「あらこみ」と、「~してるの?」という意味の「~とお?」から。


  • ぶちちよる

CV:成海瑠奈(本人も広島県出身)*13
広島女子。もみじ饅頭のような髪形をしていて、広島カープの応援グッズを持っている。広島弁で喋る。
名前の由来は広島弁で「すごい」という意味の「ぶち」と、「している」という意味の「ちょる」から。


  • 難橋豊音なんばしとよね

CV:田村ゆかり(本人も福岡県出身)
博多女子で、アニメオリジナルキャラクター*14博多ラーメンの麺のような髪型で、どんぶりを模したヘッドホンを身に着けている。博多弁で喋る。
第3期最終回で上述の4人とともにアイドルユニット「TGC5*15」として登場し、八十亀とラップバトルを繰り広げるが、結局打ち負かされる。
原作最終巻にも、アニメから逆輸入されて上述の4人と共に1コマだけ登場。


名前の由来は博多弁で「なんばしよっとね」(何をしているの?)からか。


  • 虎山茶々とらやまちゃちゃ

CV:花橋星香(本人も長崎県出身)
アニメ4期放送終了後の特番オリジナルキャラクター。
ツシマヤマネコのような模様が入った髪の毛とスーツがトレードマーク。長崎弁を話す。



追記・修正は名古屋の人にお願いするがね!


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  • ボイメンがゲスト出演したのは良かった。「名古屋はええよ!やっとかめ」も歌ってほしかったね -- 名無しさん (2020-01-12 14:01:14)
  • キュアフォーチュンさん キュアセレーナさん -- 名無しさん (2020-01-12 15:27:27)
  • 名古屋の家の食卓は普通に味噌常備だよ -- 名無しさん (2020-01-12 15:39:18)
  • アニメ版はスタッフの出身都道府県まで全部載るからアメリカの州や中国の省が出てたり -- 名無しさん (2020-01-12 16:36:50)
  • 名古屋市長がおことわり読んだりするから侮れんよなアニメ版 -- 名無しさん (2020-01-12 21:53:07)
  • このアニメの感想コメント欄が東海地区ネタで毎度埋め尽くされるの好きですw -- 名無しさん (2020-01-12 22:35:54)
  • ディスり漫画なのに名古屋市から名古屋観光文化交流特命大使に選ばれメチャ驚いていた -- 名無しさん (2020-01-12 23:44:17)
  • 陣くんは無意識に地方を見下してくるけど、相応に報復されるし馴染もうとしてるところもあるからわりと好き。繁華ちゃんには精神安定剤をおすすめする。 -- 名無しさん (2020-01-13 07:52:49)
  • 出歯亀ちゃん???? -- 名無しさん (2020-12-07 12:29:33)
  • 先生の名前は「しょんない」【しょうがない】の静岡訛り+「~ら」【~でしょ?】のように語尾につけがちな謎の訛りが由来っぽい。 -- 名無しさん (2021-08-03 13:56:17)
  • 漫画では生徒会とか出てるけどそっちは追記されないのかな -- 名無しさん (2021-08-03 17:02:02)
  • アニメで声優ネタとして妖怪ウォッチのケータくんがゲスト出演した事には吹き出したw -- 名無しさん (2021-08-26 20:00:50)
  • 2022年4月からアニメ第4期ってきいたんだけどホントけ? -- 名無しさん (2021-11-24 01:04:00)
  • あのラストはラスト感無かったけど打ち切りだったのかなぁ -- 名無しさん (2023-02-25 19:00:34)
  • やん奈ちゃんの三重県人再現度が凄い。時間にルーズな当たり静岡市民と類似する点に匹敵する。あと、『津』を「つぅ」と発音するあたりが細かいな。 -- 名無しさん (2023-07-25 13:35:00)
  • 東京出身声優は沢山いそうだけど、陣兄妹の中の人が東京出身じゃないのは理由あったんかな? -- 名無しさん (2023-07-26 20:02:15)
  • 作者の安藤正基氏は中学生だった頃は「謎の生命体」というハンドルネームであり「虹色堂」(現在は閉鎖)という任天堂ファンサイトの管理人だった。 -- 名無しさん (2023-08-15 17:35:01)

#comment

*1 3期以降は、ナレーションを担当している梅津秀行氏が第1話で読み上げるのみで、第2話以降は無音声。
*2 アニメでは「劣化東京」とすら言っていた。なお実際は東京の方が劣化名古屋気味である。
*3 名古屋港水族館のタッチタンクに舞衣の手首を掴んで浸けるなど明らかに常識に欠ける面も見受けられる。悪気はないのだが。
*4 界斗が風邪で寝込んだ時は心配のあまり泣いたり怒ったりしながら甲斐甲斐しく看病していた。
*5 大抵は世瑠蘭の勘違い発言に対するツッコミ
*6 愛知県のうち、名古屋市よりやや東~静岡県境までの地域のこと。
*7 担当や作者の友人、ファンからはたびたびカタツムリと間違えられており、作中では紫春にまでカタツムリと間違われた挙句、「キショい」などと心無いことを言われて凹んでしまった
*8 左からそれぞれ「~ね・だ・です」「~でしょう」「~しようよ」という意味。特に「~じゃん」は全国的には同じ意味で若者言葉っぽい気安い・失礼な言い方として認識されているが、三河ではあまり年齢などは関係なく使用される。
*9 苗字は原作者のYouTube動画で明かされたのみで、作中には出てこない
*10 愛知県で目立つ2つの半島のうち、東西に延びている半島
*11 夏耶自身は座ること自体が座学、手塩にかけるは塩分を与えることだと思っていた
*12 愛知県で目立つ半島のうち、南北に延びている半島
*13 2021年12月に引退したため、後任未定
*14 原作者がわざわざ書き下ろしてくれた
*15 「Third Greatest Cities 5」の略。

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