ドンキーコング トロピカルフリーズ

ページ名:ドンキーコング トロピカルフリーズ

登録日:2019/12/02 Mon 23:13:22
更新日:2024/05/16 Thu 10:08:13NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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スーパードンキーコングシリーズにあたる、2014年2月13日に発売にWii Uで発売されたアクションゲーム。
前作ドンキーコングリターンズの続編であり、同じくレトロスタジオが開発した。
また2018年5月3日にNintendo Switchに移植されたソフトも発売された。
本作では「スーパードンキーコングシリーズ」で音楽を担当していたDavid Wise氏が久しぶりに音楽制作に参加している。
それに伴い、原曲のアレンジが中心だったリターンズとは逆に本作では多くが新曲となっている。


  • 目次

ストーリー

ディディーコングにディクシ―コング、そしてクランキ―コングの面々が「コングファミリーが揃ったスペシャルデイ」(誕生日っぽいがじつは違う)のお祝いをしていた。
しかし突如北の海からバイキング軍団ザ・スノーマッズが襲来してきた。
そのボスであるロード・フレドリックが巨大な角笛を吹くと発射された巨大なドラゴンの形をした冷気によって、ドンキーたちの住むドンキーコングアイランドは一瞬で雪と氷の世界に変貌。
ドンキーたちもその時に発生した猛吹雪で遥か彼方に吹き飛ばされてしまった。
吹き飛ばされたドンキーたちは乗っ取られた故郷を取り戻すための冒険の旅に出るのだった。


システム

基本的なシステムは「ドンキーコングリターンズ」を踏襲しているものの、今作では久しぶりに水中ステージの復活
更にディディーコングの他にディクシ―コングとシリーズ初のクランキ―コングがプレイヤーキャラとして登場*1、ステージによってはカメラワークが縦視点や回転する等新しい要素が追加されてより多彩になった。


今作はリターンズにあった息を吹きかけるというモーションがなくなり、代わりに地面に埋まっているものを引っこ抜くというアクションが登場した。


水中ステージは今までのシリーズとは違い酸素ゲージが追加し、ゲージがなくならないように回復しながら進む必要がる。ゲージを回復するには水面に出るか泡に触れて息継ぎをすることで回復する。
更に水中でもローリングアタックを使用できるようになり、シリーズ初のプレイヤーキャラ単独で敵を攻撃することが可能になった。
これによりアイデンティティーを失ったためかエンガードは今作に登場しない。


バナナを100本入手することで使用出来る新アクション「コングパウ」が登場。画面内にいる敵をアイテムに変えることが出来る。ドンキーコングが所持している仲間によって変わるアイテムは異なる。


本作でもロケットバレルやトロッコといった乗り物が登場するが、前作とは違いダメージを受けると一発アウトにはならなくなっている。


キャラクター

お馴染みジャングルのスーパースター。前作に引き続き本作でも主人公を務める。
お馴染みの相棒ディディー、初めて一緒に組むディクシー、新旧コング揃い踏みクランキーと共にザ・スノーマッズに乗っ取られた故郷を取り戻すため再び冒険をする事に。


ドンキーの相棒のチンパンジー。一人プレイだとドンキーの背中に乗って移動し、前作と同じくバレルジェットにより少しの間だけ浮遊することが出来る。水中ではバレルジェットによる素早い移動が出来るが、ディクシーと違って水流に逆らって進むことは出来ない。
2人プレイの場合だと単独使用が可能で、ピーナッツ・ポップガンを使用することが出来る。
コングパウは敵をライフバルーンに変化させる。


  • ディクシーコング

スーパードンキーコング3以来のプレイアブル化となったディディーコングのガールフレンド。何気にドンキーと共に冒険することは本作が初でもある。
ポニーテールスピンを今作でも使用できるが、効果は従来のように滑空するというよりは二段ジャンプに近い性能になっている。単独プレイで使用するウェポンはガムボール・ポップガン。更に水中ではスクリューのように髪を回転させることによって泳ぐ速度が上がるだけではなく、ドンキー単体じゃ進めない水流に逆らって泳ぐことが出来る。
コングパウは敵を黄色いハートに変化させる。通常のハートと違いドンキーの体力の上限を超えて回復する効果がある。


  • クランキ―コング

シリーズ初のプレイアブル化を果たした初代ドンキーコング。
を地面につけることでその場で大ジャンプを行うことが出来るだけではなく、ダメージ判定のある棘の床や敵を踏みつけることが出来る。水中では杖を前方に振り回すことで敵を攻撃することが出来、通常のローリングアタックでは倒せない棘のある敵を倒すことが出来る。
単独プレイではデンタル・ポップガンを使用可能。何と杖から入れ歯を発射するという他の仲間キャラと比べてもコミカルなウェポンである。他のキャラと同様にジャンプやローリングアタック等、老齢を感じさせない動きを見せる。
コングパウでは敵をバナナコインに変化させる。


サーフィンが得意なエンジニア。本作ではクランキ―コングが自ら冒険に出たためか飛行機を改造したショップを開いている。
Switch版ではプレイアブル化。イージーモード扱いであるファンキーモードにすることで使用出来る。サーフボードを操り、棘無効に二段ジャンプにホバリングに高速水中移動と他のキャラたちの良いとこどりに加え、更にライフは5で一人無限ローリングに酸素無限まで兼ね備えたチート級の性能となっている。


  • ランビ

本作でも続投となったサイのアニマルフレンド。全方位の敵を攻撃出来、棘も無効化するほど強力な存在だが流石に炎やは無効化することが出来ない。ダメージを受けると逃げ出してしまう。


  • スコークス

アニマルフレンドの中で唯一皆勤しているオウムのアニマルフレンド。本作でも前作と同じくアイテム扱いであり、使用するとピースの在処を教えてくれる。


  • チョップス先生

おたすけピッグことメガネをしたピンクの豚。本作でも中間ポイントを担当している。また一部のステージで同じ姿をした多くの仲間が存在することが判明している。


  • ザ・スノーマッズ

ロード・フレドリックを首領としたバイキング集団。北の海からやってきたためかペンギンを中心にアシカやセイウチなど多くは寒冷地に生息する生き物で構成されている。雪の結晶が彼らのシンボルマークであり、ボスキャラは勿論多くの雑魚キャラもこのマークがついた物を身につけている。


ショップで売っているアイテム

  • バルーン

残機が上がる


  • スコークス

前述通り、装備するとピースの在処を教えてくれる


  • 体力アップ

使用したステージをクリアするまでの間ライフの上限が1つ増える。但しロケットバレルとトロッコには適用されない。


  • バナナジュース

敵や棘に当たってもダメージを受けずにしばらくの間無敵になる。


  • グリーンバルーン

一回だけ落下しても復帰できる。


  • ブルーバルーン

水中で酸欠になっても一度だけミスにならずに酸素が補充された状態で復帰できる。


  • クラッシュガード

ロケットバレルやトロッコでのダメージを一度だけ無効化できる。


  • DDバレル・DXバレル・CKバレル

ドンキーが一人しかいない状態でいくと、対応した仲間が登場する。


  • フィギュア

ガチャを回してランダムで手に入れることが出来るフィギュア。手に入れたフィギュアは「おまけ」で鑑賞できる。



今作では隠しステージを開く「もんキー」は登場せず、代わりに一部のステージに隠されている隠しゴールを見つけ出すことで解禁することが出来る。何気に隠しゴールはシリーズ初。


ステージ

  • マングローブアイランド

ドンキーたちが吹き飛ばされた先にある島。マングローブが生い茂っているが、何故か所々飛行機の残骸が散らばっている。水中ステージやトロッコなどチュートリアル的なステージ構成だが、一つ一つのステージは序盤ながら長い。
BOSS:ポンピー
巨大なアシカ。ハーフパイプのような形をした地形を舞台に戦う。地形を利用したスライディング攻撃やアイカショーのように画面外から器用にウニや魚を投げつけたり、雑魚敵のペンゴーが加勢したりと1ステージのボスながら多彩な攻撃を仕掛けてくる。



  • オータムアイランド

名前の通り紅葉が生い茂り、北欧風の田舎町や風車が立ち並ぶステージ。
ステージを進んでいくと巨大ホルンから吹く風を利用して進むステージに木材の加工所や巨大チーズの保管所が、さらには巨大な気球を飛び移って進んでいくなどと個性豊かなステージが待ち受ける。
BOSS:スカール
巨大なフクロウのボス。羽根飛ばしに高速突進、タマゴ落としに棘付きの氷塊に強風とこれまた多彩な攻撃を仕掛けてくる。卵を被った雑魚敵のシェルムコウルを踏みつけて気絶させたところを持って投げつけて攻撃することが基本となる。



  • サバンナアイランド

広大なサバンナや渓谷が広がるステージ。最初は普通のサバンナだが、ステージを進めていくと雷が降り注ぐ巨大竜巻に大規模火災、湖に潜む巨大魚を避けながらロケットバレルで進むなどダイナミックな自然の驚異の中を突き進むステージが続く。かと思えば後半になると爆弾やスイッチが大量に仕掛けられたステージが行く手を阻んできたりもする。
BOSS:バブ―ン
忍者風の格好をした三匹のマントヒヒ。三匹全員を倒せばクリアだが、数を減らして残り一匹にしても氷でできた分身を発生させて三人での攻撃を仕掛けてくる。投げてきた爆弾を拾って投げつけることが主な攻撃手段だが、ローリング攻撃後の目を回している隙に踏みつけることも出来る。



  • オーシャンアイランド

アイランドと名がついているが、大部分がに浸食していて陸地は少ない。広大な海底遺跡には様々な仕掛けが設置されており、シリーズ初の鍵を探し出す必要があるステージも登場する。
BOSS:パンパップ―
画面いっぱいにまでに膨らんで巨大化するハリセンボン。棘判定になっている貝に囲まれた水中ステージで画面下から湧き出てくる泡で酸素ゲージを切らさないように立ち回る必要がある。棘の体を向けて転がってきたり、空気を取り込んだり、吐き出すことでドンキーの動きを妨害してくる。棘のない尻部にローリングアタックか吐き出してきた魚をローリングアタックで弾き飛ばしてぶつけることでダメージを与えられる。また膨らんでいない状態では棘が生えてないのでこの時もダメージを与えることが出来る。



  • ジューシージャングルアイランド

巨大な果物が実るジャングルとジュースの川が広がり、島全体がそれらを加工してゼリーやアイスキャンデーなどを生産している工場となっている。
シリーズ恒例の工場ステージだが、主に木材で構成された機械にレンガ造りの建物と従来の工場ステージの中でもレトロな造りとなっている。巨大スライサーで果物を切断するステージなどBGMも相まって不気味な雰囲気が漂っている。
エリアの奥に進むにつれてフルーツの収穫→川を利用したフルーツの運搬→ジュースに加工→ゼリー、アイスに加工とフルーツの加工する工程を観ることができる。難易度が難易度なので初見でそんなものを見る余裕はないが
BOSS:バッシュマスター
巨大なハンマーを持った白熊。直前のステージで作られたであろうアイスを食べてくつろいでいた所をドンキーたちに邪魔されて激怒し襲ってくる
最初はハンマー攻撃や氷を蹴り出すだけだが、ダメージを与えていくとハンマーが氷を纏ってパワーアップしたり、氷をホッケーのようにハンマーで打ってくる等攻撃が激しくなってくる。パワフルながら時折フェイントを混ぜてくるなど意外と技巧派な一面も。



  • ドンキーコングアイランド

雪と氷に覆われてしまっているドンキーたちの故郷の島。ステージの一つ一つが前作のリターンズの各エリアがモチーフになっている。そのためステージをよく見ると前作の1‐1や多くのプレイヤーを苦しめたメガコモリンの凍結した姿や影絵ステージがあるなどと、リターンズをやっていたプレイヤーにとっては懐かしく感じる要素が詰まっている。
BOSS:ロード・フレドリック
今作のラスボス。ドンキーアイランドを雪と氷に覆われた島にした張本人。ザ・スノーマッズの首領でトドのような姿をしている。溶岩に浮かんだ足場を舞台に戦う。オープニングで見せた角笛からドラゴン型の冷気を発射したり、大ジャンプで足場を沈めてくるなど激しい攻撃を仕掛けてくる。画面奥に移動することがあり、角笛から放った氷塊の中から出てきたヘルムペンゴーを気絶させ、それを投げて命中させることでドンキーと同じ足場に戻ってくるが、巨体の割に軽快なフットワークで避けようとしてくる。突進攻撃中に背中を踏みつけることでダメージを与えられるが、ダメージを与えていくとスピードが速くなって踏むタイミングが難しくなる。そのためなかなかダメージを与えられずに延々と攻撃を躱し続ける羽目になんてこともあるので注意。


  • ラビリンス

前作同様、各エリアのステージのKONGパネルを全て集めることで解禁されるステージ。最奥にあるパネルを入手すればクリア。難易度が高いのは相変わらず。


  • ミステリーアイランド

全てのラビリンスステージのパネルを入手することでいくことが出来るエリア。ステージは全部で3つ。難易度も高めであり、様々なアクションを駆使して進んでいく。
クリアするとハードモードが解禁される。
ハードモードはライフ1、アイテムやサポートの使用不可と前作と同じだが、本作では中間地点もなしと難易度が上がっている。その代わりファンキー以外の仲間キャラの内の一人を単独で使用することが出来る。




追記・修正は氷漬けになった故郷を取り戻すための冒険をしながらお願いします


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  • 俺にとってはこれも正直死にゲーだった -- 名無しさん (2019-12-03 18:20:27)
  • 工場ステージの「きょうふのスーパースライサー」の恐怖感は歴代トップクラスだと思う。 -- 名無しさん (2019-12-03 20:33:56)
  • ロードフレドリックはスーファミドンキーのクルール3体の詰め合わせって感じ -- 名無しさん (2019-12-03 20:39:25)
  • 音楽にDavid Wiseが帰ってきたことは特筆ことかと。アレンジ中心で保守的なリターンズから幅&クオリティが向上している -- 名無しさん (2019-12-06 00:30:23)
  • 個人的に2Dアクションゲームの最高傑作だと思ってる 特にリターンズから続くダイナミックすぎるステージギミックは否が応でもテンション上がるってもんよ -- 名無しさん (2019-12-07 18:44:23)
  • そろそろ続編出てほしいな。そしてクルール一味を次回こそ -- 名無しさん (2023-02-27 01:36:09)
  • オープニングのやつ、確かゲーム内でも「ドンキーの誕生日」って説明されてなかった?「スペシャル・デイ」ってのはWiiU版公式HPのファンキーのストーリー紹介の言い回しだったし -- 名無しさん (2023-05-27 12:00:52)

#comment

*1 Switch版ではファンキーコングもプレイヤーキャラになった

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