アンチ(SSSS.GRIDMAN)

ページ名:アンチ_SSSS.GRIDMAN_

登録日:2018/10/28 Sun 01:31:21
更新日:2024/03/26 Tue 11:23:31NEW!
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俺はお前を倒すために生まれた! お前を抹殺することが俺の使命!!




画像出典:SSSS.GRIDMAN 第3話「敗・北」より(2018年10月6日~2018年12月22日)
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会



概要

アンチ』とは『SSSS.GRIDMAN』に登場する怪獣の一体。
SSSS.GRIDMANという作品を誹謗中傷するアンチの事ではないのでご了承を。
この通り名前の呼び捨てだと誤解を招くからか、視聴者からの愛称はアカネの呼び方に倣ってもっぱら「アンチくん」。
ニコニコでの配信では物の見事に「さてはアンチだなオメー」と言われた。


CV:鈴村健一



普段の姿は耳が隠れる程度に伸ばした銀髪をした少年。三白眼と本作の敵に共通する赤目が特徴的。一人称はLINEスタンプによると「俺」。
衣装もギザギザのラインが入った学ラン風に、先端がボロボロになった長いマフラーをしている。
放映前は名前は不明であり、『謎の少年』としか明かされていなかった。
人間体のデザインは坂本勝氏が、怪獣形態のデザインを西川伸司氏がそれぞれ担当している。


本編での登場は3話から。
前話でビーム対策していたのに武器を使用されデバダダンを殺された新条アカネが、さらに対策を施し制作した怪獣。
2話のデバダダンはあくまで担任教師を殺すのを目的としており、グリッドマン対策はオマケみたいなものだったが、
「アンチ」とはその名の通り「アンチグリッドマン」を意味し、最初からグリッドマンを倒すために作られている。


裕太が一週間怪獣が出現していないと言っていた事から、おそらく制作に一週間かけたアカネの傑作のひとつ。
これまでの怪獣が学校から帰宅して制作に取りかかり、その日の内に出現している事から制作時間は数時間という事を考えれば、いかにアカネが打倒グリットマンに燃えているかが窺える。


さらにアンチはこれまでの怪獣と違い『オートインテリジェンス怪獣』に分類される。なんと知恵を持ち会話する事さえできる。
そもそもとして人間体と怪獣体の二つの姿を持っているのは現状アンチのみであり、その理由は不明。
アカネは「一緒に朝ご飯を食べてくれる怪獣」と言っていたので、単に飯を誰かと食べようとしただけかもしれない。


アカネもアンチをたいそう気に入っているようで「アンチくん」と呼び、わざわざ弁当を買ってあげているし、褒美として飲食店に連れて行ってくれる。
……が、その割にはアンチに一切教育をしてあげない。
そのため食器の使い方すら知らず、ご飯を食べる際には素手で掴んだりお皿に顔を突っ込んだりしてムシムシャ食べている。
一方で携帯の使い方は知っており、アカネから連絡があると食事を中断してまで電話に出る。*1
しかもアカネに作られたので普段はアカネの家で住んでいるのかと思いきや、なんと放し飼い
あんな立派な家に住んでいるのに、アンチは命令が来るまで公園で待機しているし、アカネは雨が降ろうと傘を与えてはない。
明らかに入浴すらさせていないのにもかかわらず、アカネは彼のマフラーを「臭い」とぼやくなど無責任な点が目立つ。


一方でアンチ当人もグリッドマンがいない時はアカネの命令を待つスタンスを取りながら、いざ指示されると大抵は「俺はグリッドマンを倒すために生まれた」と言って拒否してしまう。
何とか説得に成功しても今度は逆に敵に言いくるめられて退却してしまうなど、融通の利かなさは筋金入り。


人間体でも一般人よりは高い身体能力を持っているように見受けられる。
また、袖には丸鋸が仕込まれており、変身できない時でも裕太を一方的に襲うくらいの事は可能。
それでもより強い「人間」にはあっさり負けてしまっているが…。



脚本の長谷川氏が言うにはアンチはアカネのもう一人の人格であり、その内面であるヒーロー願望そのもの。
アカネの「グリッドマンに強く憧れているが、自分の世界を維持するためには敵視せざるをえない」という複雑な心情が形になった。
そのためアンチには人間体がある、と解釈していると話している。




怪獣形態



俺は”怪獣”だ!!



画像出典:SSSS.GRIDMAN 第3話「敗・北」より(2018年10月6日~2018年12月22日)
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会


怪獣形態は実写版に出てくる怪獣・シノビラーをリファインした姿をしているが、グリッドマンは記憶を失っているからか特に反応はなかった。
また「アンチグリッドマン」だからか体の部位がウルトラマンを倒したゼットンに似ている。
なお正式名称は『臥薪嘗胆怪獣アンチ』。
「復讐を遂げる為に苦労に耐える」という意味を持つ臥薪嘗胆は、グリッドマンを倒す為にアカネに生み出されたアンチには相応しい二つ名かもしれない。


能力は対グリッドマンに特化している。アンチ自身のスピードは相当速い。
特徴的な能力は相手の力をコピーする事。
前回の敗因であるグリッドマンキャリバーが出てきたら腕部から長い鉤爪を出し対応、足の動きを封じられたらミサイルを発射して対応、など。
体中にある発光体から小さい光弾を弾幕のように連射することができ、さらに一つの巨大な光球に収束させて巨大なビームにすることで火力を底上げする。


額にカラータイマーのような発光体があり、時間切れになると点滅し、アンチは人間の姿に戻る。何故怪獣に時間切れがあるのかは不明。
アカネがそういう設定にしたのか、それとも高性能怪獣を長時間実体化するのが無理というアレクシスの限界なのか……。
上述の通りアンチがアカネのヒーロー願望から生まれたのだとすれば、ヒーローには時間制限が付き物というお約束を無意識の内に守ろうとしたのかもしれない。



本編の活躍

  • 第3話 敗・北

冒頭から登場、アカネから弁当を貰う。伏せられていた名前が「アンチ」である事は意外とあっさり明かされた。
その後公園でアカネから貰った朝食を食べている所を宝多六花に目撃され弁当を差し出されるが、貰うすんででアカネから電話がかかって来た。
アカネからの指示で怪獣化、そしてアカネがいる学校へ向かう(おそらく裕太たちの反応を見るため)。
そしてグリッドマンの最初の対決では喋れる怪獣=人間が変身していると考えた裕太の影響で、グリッドマンの動きが鈍くなってたことと、持ち前のスピードで圧勝に終わる。


そして再戦では新たにパワーアップを遂げたマックスグリッドマンと戦う。
新たな形態のマックスグリッドマンと互角以上にやり合うが(つまり向こうはスピードも強化されていた)、
最後は漢らしい拳と拳のぶつかり合いの末に、時間切れでアンチは負けてしまう。


この結果に怒ったアカネに弁当を頭にぶつけられる。


  • 第4話 疑・心

変わらず新条家の前で待機しており、Arcadiaとの食事会(実質的な合コン)で苛立ったアカネからスマホを顔面に投げつけられる。
アカネはArcadia4人の殺害をアンチに命令するも、本人は「俺はグリッドマンを倒すために生まれた」の一点張り。
そう作った本人の結果でもあるのだが、いかんせん融通が利かない。あるいは彼のプライドなのか……。


その後、怪獣ゴングリーとグリッドマンが戦っている現場に出くわし、変身。
2対1になるかと思われたが、アンチはグリッドマンを狙うゴングリーを攻撃する。
紆余曲折あったがグリッドマンはゴングリーを撃破、その隙を狙って奇襲をかけるアンチだが自身もタイマーによって変身が解けてしまう。


またも新条家の前に待機するアンチだが命令は無視、怪獣の邪魔をした彼にアカネはまたもスマホを投げつけるのであった……。


  • 第5話 挑・発

校外学習に行ったアカネ達に自発的について行き、道が寸断され困っていたアカネの前に現れた。
彼女を背負って戦いの見える位置に運んだ上で、マフラーを預ける。
グリッドマンが現れると今回も変身。今回は怪獣ゴーヤベック相手に攻撃することはなかった。
グリッドマンの「またお前か」に「また俺だ」と返して攻撃するものの、バスターボラーの凝固弾によって身動きが取れなくなってしまう。
ボラーのミサイルをコピーして遠距離からも応戦するが、「ツインバスターグリッドビーム」で粉々になったゴーヤベックのガレキに飲まれて退場。


なお、アカネはマフラーを捨ててしまったため、この回以降アンチはマフラーを着用していない。


  • 第6話 接・触

アカネからグリッドマンの正体である裕太の殺害を命令される。
戦いの前に腹ごしらえのためゴミ箱を漁っていたところ、六花と遭遇しご飯(スペシャルドッグ)を奢ってもらう。
さらに風呂に入ったことがないと知った六花に身体を洗ってもらう(2週連続うらやましい奴……)。
その後、裕太を発見し襲いかかるものの、護衛に付いていたマックスとサムライ・キャリバーに阻止される。
さらに「裕太を殺せばグリッドマンを倒せなくなる」「(裕太は)どう見ても人間だ」という言葉に混乱し撤退する。
結局「グリッドマンは見つからなかった」とアカネに報告し、またしてもスマホを投げつけられるのであった。


  • 第7話 策・略

グリッドマンと戦うため学校に押しかけ、裕太を脅すが「怪獣が出ないとグリッドマンは現れない」と言われ(スペシャルドッグを
含む昼食をかっぱらいながら)撤退する。勝手な行動をとったためアカネに顔面を蹴られた上、スペシャルドッグを踏まれる。
その後、アカネの部屋に侵入し幽愁暗恨怪獣 ヂリバーを作り出し、グリッドマンを誘い出す。スカイグリッドマンの能力をコピーし、
飛行能力を得たものの空中での戦いではスカイヴィッターに及ばず、アンプレーザーサーカスで撃墜された。
戦闘後、路地裏でゴミを漁っているところをアレクシスに襲われ、右目を斬りつけられる。


  • 第8話 対・立

食料を求めて六花の家を訪れるが、『絢』で待機していた新世紀中学生達と遭遇し一触即発となる。客が来たと勘違いした六花ママが
出てきたことで難を逃れ、カフェ飯を奢ってもらう。礼を言わず立ち去ろうとしたためボラーに絡まれるが、止めに入ったキャリバーの
言われた通りに電話番号を教えて店を出る。本調子ではないためかフルパワーグリッドマンとメカグールギラスの戦いには割って入らなかった。


  • 第9話 夢・想

怪獣が出現しても出てこないグリッドマンに痺れを切らし、『絢』に押しかける。
そこでマックスから「外の怪獣を倒さない限りグリッドマンは現れない」と言われ、バジャックに斬りかかるものの実体がないため無駄骨に終わる。
その様子をボラーからは「あいつ本当に素直だな」、アレクシスには「一周回ってグリッドマンのことが好きなんじゃないのかな」と言われる。
バジャックがパワードゼノンに倒された後、電話でキャリバーになぜグリッドマンは自分と戦わないのか問い詰める。
そこで「グリッドマンはお前の相手なんかしない。お前が心を持った生き物だからだ」と言われ「違う……俺は怪獣だ!」と叫ぶのだった。


  • 第10話 崩・壊

霧の中でキャリバーと交戦するが敗北。
刀を突き付けられグリッドマンに勝ってどうするのかと問われ、「怪獣と人間の間でブレている」と彼に見透かされながらも、
「俺は!! グリッドマンを倒すために生きている!! それが俺のすべてだ!!」と振り絞るように叫ぶ。
怪獣ナナシと交戦するフルパワーグリッドマンの間にも割って出るが結局敗北。「ホンットしつこいなお前! 何回負けりゃあ気が済むんだよ!?」
グリッドマンのみならず人間を学習し、人間に近づきすぎたため、人々の日常を破壊する怪獣ではない存在となったためか、
アンチはとどめを刺されず雨の中をさまよい、初勝利時にアカネと食事したあのレストランの前で再会。


「どこでも……好きなとこ行きなよ」と生みの親に言われその場を去るアンチの姿を見て、アカネは「やっぱり君は……失敗作だよ」と悲し気に呟くのだった。



そして……




追記・修正は素手と口だけで食事しながらお願いします。


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*1 ただし画面を手の平側に向けて通話している。

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