登録日:2017/09/13 (水) 23:53:27
更新日:2024/02/09 Fri 13:50:19NEW!
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特撮 ウルトラセブン ウルトラマンレオ ウルトラマンジード タイプチェンジ フォームチェンジ フュージョンライズ ソリッドバーニング 炎 アイスラッガー 格闘フォーム 師弟フォーム 火属性 パワータイプ パワー形態 燃やすぜ! 勇気!!
融合!
\ダーッ!/
I go!
\ィヤーッ!/
ヒア・ウィー・ゴー!!
フュージョンライズ!!
燃やすぜ! 勇気!
ジィィィィィィィィィィド!!
ウルトラセブン! ウルトラマンレオ!
画像出展:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第3話「サラリーマンゼロ」より
@円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会
ウルトラマンジード!
ソ リ ッ ド バ ー ニ ン グ !
ソリッドバーニングとは、特撮ドラマ『ウルトラマンジード』に登場するウルトラマンジードのフュージョンライズ形態のひとつである。
DCDゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』における属性は『炎』。
◆≪スペック≫◆
身長:51m
体重:4万5千t
飛行速度:マッハ5
走行速度:マッハ1.8
水中速度:マッハ1
地中速度:マッハ1
ジャンプ力:800m
腕力:15万t
握力:8万8千t
◆≪概要≫◆
主人公・朝倉リクが『[[ウルトラセブン>ウルトラセブン]]』と『[[ウルトラマンレオ>ウルトラマンレオ]]』のウルトラカプセルを装填ナックルにセット後、
ジードライザーでリードすることによりフュージョンライズした姿。
ぐんぐんカットはリクの全身にセブンとレオの姿が重なり、プリミティブと同様にアーリーベリアルらしき顔が映し出され、セブン変身時の火花からソリッドバーニングが現れる。
さらに、レオのものを思わせる水しぶきの後で赤いサイバーラインが映り巨大化、炎とエメラルドの光を背に巨大化完了する……というもの。
最後のカットはハワイ版のセブンオープニングっぽくも見える。
セブンとレオという坂本監督が好きなウルトラマン二人の力を使った形態のため、
「監督の好きなジードのフュージョンライズ形態は?」という質問に対しては「やはり」とつけながらソリッドバーニングを上げていた。
◆≪特徴≫◆
外見的にはレオの要素が強く、ライザー起動時のSEはレオリングのものが使われている。
レオの要素である獅子のタテガミを思わせる三本の角が伸びた頭部に六つのサークルが施されたプロテクターが特徴で、
体重も通常形態であるプリミティブより4千tも増加している。
赤く燃えるような真紅の身体にはロボットのようなモールド、両手足にはプロテクター、随所にバーニア部などが施されており、
まさに男の子が大好きな要素をたっぷりと盛り込んだ硬質なデザインをしている。ちなみに両肩のアーマーは形状がセブン寄りになっている。
変身後、地上に着地した際には灼熱の炎が巻き起こる。
やがて、胸部プロテクターが閉じられた後、周囲からの熱気と共に全身からのバーニア部から排熱作業が行われる。
ウルトラマンと言われなければ、某宇宙サイボーグないし鋼の武人兄弟の兄弟機と間違われるかもしれない。
「硬質」を意味するソリッド(solid)の名の通り、硬いボディから繰り出す格闘戦が最大の武器。
その攻撃力は、プリミティブではまったくダメージを与えられなかったダークロプスゼロの固い装甲も難なく大打撃を与えるほど。
見た目通りの剛力から繰り出す徒手空拳は、バーニア部からの噴出で機動力・攻撃力を増幅させる。
ジード自身の戦闘経験がまだまだ浅いこともあり、各所からのブーストによってレオの格闘技を強引に模倣する形となっている。
また、頭部から取り外す宇宙ブーメラン「ジードスラッガー」を用いて繰り出す接近戦も強力。
セブンのアイスラッガーのごとく手にしてもよし、投擲してもよしなこの武器は、手足に装着することでその威力はさらに増強される。
掛け声がメカっぽいエコーのかかったかなり野太い声質になっており、プリミティブとは違い融合元の声が混じることは無い。
攻撃時にはセブンやレオの攻撃SEがちょくちょく入る。特にエメリウム光線やレオキックのSEは、知っているファンからすれば非常にわかりやすい。
◆≪使用技≫◆
◆ストライクブースト
右腕部のプロテクターを展開させて放つソリッドバーニングの必殺技。
発動時にはエメリウム光線発射時に似たチャージ音声が鳴り響き、
エメラルド色の閃光と共に右肩アーマーから排熱ギミックが展開。
そして正拳突きの構えを取ることで、右拳から72万度の灼熱の炎とエメラルドの光を収束させた光線が放たれる。
◆ソーラーブースト
胸部プロテクターのサークルを展開して放つ光線技。
サークル部から六つの閃光が放たれ、それらが収束し強力な光線へと変化する。
◆ワイドブーストショット
作中未使用。
ワイドショットのように腕をL字に組んで放つ光線技。
◆ジードスラッガー
頭頂部のジードスラッガーは取り外すことで、アイスラッガーのごとく万能武器として使用できる。
振るうたびに燃える軌跡が描かれ、ソリッドバーニングの剛力も相まってさらに威力が増強される。
手に持って直接斬りつけたり、投擲するなど、用途は幅広い。
◆サイキックスラッガー
ジードスラッガーをウルトラ念力により投擲する技。
弾き返されても腕部や脚部のプロテクターに装着することができるので、牽制に使われる。
なお、使用する際には切り裂くというより打撃を与えるエフェクトが生じる。
◆ブーストスラッガーキック
ジードスラッガーを脚部プロテクターに装着することでキック力を強化。
脚部バーニアによる加速で必殺キックを放ち、敵を斬り裂く。そこ、ラ〇ダーキックじゃんって言わない。
◆ブーストスラッガーパンチ
ブーストスラッガーキックと同じ用法で、ジードスラッガーを腕部プロテクターに装着することでパンチ力を強化。
バーニアで加速しながらパンチを放ち、敵を斬り裂く。ほらそこ、ファ〇グジョー〇ーって言わないの。
◆エメリウムブーストビーム
セブンのエメリウム光線のごとく、額のビームランプ部から光線を放つ。
エレキングに当てた際には当てた個所に焦げ跡が残るなど結構痛そうな描写だった。
◆クローディフェンサー
ジードクローの先端部分を回転させてバリアを形成し、敵の攻撃を弾く。
◆コークスクリュージャミング
ジードクローのトリガーを二度引いて発動するきりもみ回転攻撃。
使用方法は各フュージョンライズ共通だが、ソリッドバーニングが使用する際は燃える炎のエフェクトが追加されている。
第9話で使用した時の描写は某大地を揺るがす超電磁ロボにも似たスピン攻撃だった。
◆≪活躍≫◆
登場は3話から。
これ以前に2話にてレオのウルトラカプセルを起動させており、3話でセブンのウルトラカプセルを起動させたことでフュージョンライズが可能となった。
◆3話 『サラリーマンゼロ』
プリミティブでは歯が立たなかった三体のダークロプスゼロにも難なく対抗でき、
リク本人からも「全然痛くない! 鎧を着ているみたいだ!」 と評されている。
ソーラーブーストで一体を撃破した後、立て続けにブーストスラッガーキック、ストライクブーストで残りの二体も倒した。
◆4話 『星人を追う仕事』
エレキング戦でフュージョンライズ。ジードスラッガーとエメリウムブーストビームの連携攻撃の後、
我が子のように育ててきたピット星人トリィ=ティプが「お願い! その子を楽にしてあげて!!」と涙ながらに懇願するのを受け、介錯する形でブーストスラッガーパンチでトドメをさした。
その後、トリィ=ティプの体に宿ったリトルスターはウルトラマンヒカリのウルトラカプセルに宿り、エレキングの魂は伏井出ケイの所持する怪獣カプセルに宿っている。
◆6話 『僕が僕であること』
ベリアル融合獣サンダーキラー戦にて、プリミティブからフュージョンライズ。
サイキックスラッガーで牽制するが跳ね返され、怯まず右腕部に装着して攻撃力を高めても歯が立たず。
必殺のストライクブーストも吸収されて口からの破壊光線で反撃され地に伏してしまう。
結局、ゼロの乱入でサンダーキラーは撤退してしまうのだった。
◆9話『誓いの剣』
光瀬山麓に三度出現したスカルゴモラとの戦いの中で、プリミティブからフュージョンライズ。
燃える炎を受けてパワフルな格闘攻撃で立ち向かう。
しかし、両者の戦いを見届けるライハの前に、伊賀栗レイトの娘であるマユが現れたのに困惑。
スカルゴモラの不意打ちを受けるが、すかさずジードクローを召喚し、加速攻撃を繰り出し反撃。
スカル振動波をクローで受け流し、燃える炎のコークスクリュージャミングで撃破するのだった。
◆第11話『ジードアイデンティティー』
プリミティブから移行する形でフュージョンライズ、ケイがフュージョンライズしたベリアル融合獣ペダニウムゼットンと戦う。
ジードクローを右手に携え、キックで間合いを取りながら攻撃を繰り出す。
しかし、「ベリアル様の恩寵を受けるのはお前ではない! 私だ!! 私の方が優れている!!」と嫉妬と憎悪に燃えるケイの意志を受け、
ペダニウムゼットンは強力な戦闘力をリクに見せつける。
ジードクローを手放され、じわじわと追い詰められるソリッドバーニングは、
タックルを繰り出し間合いを取るが、ペダニウムゼットンの両腕から放たれたペダニウム・フレアを相殺せんとストライクブーストを発射。
円陣を作る形で光線と光線がぶつかり合い、光子エネルギーの余波は街を焼き尽くしていく。
「お前は自分が救世主か何かだと思っていたな? それは違うぞ! お前が存在しなければ街も破壊されなかった! 自分の存在と決意が、いかに大勢を不幸にしているかを自覚するといい!! 今から証明してやろう……全力で来いっ!!」
このケイの挑発に乗せられる形でリクはストライクブーストの威力を最大限にまで引き上げていく。
やがて……撃ち合いの末、爆発が巻き起こる。
勝負は相打ちとなったものの、最終的に守るべき街はクレーターと化し、満身創痍の状態のケイにウルトラカプセルを奪われてしまう。
辛うじてケイと交戦したライハの剣でゼロカプセルが奪回されるが、リクが受けた心身のダメージは計り知れなかった。
その後、リクがいかにして再び立ち上がるのかは第12話『僕の名前』で明らかに……。
◆第17話『キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!』
月面からレッキングバーストでダイナミック帰還後、燃える炎の中からフュージョンライズ。
人々が固唾を呑んで見守るなか、鋼の拳と蹴り技でキメラベロスに立ち向かう。
キメラベロスの爪を拳で受け流した後、腹部に右拳を打ち込んでゼロ距離でストライクブーストを放ち大打撃を与えた。[[????「この距離ならバリアは張れないな!」>橘朔也/仮面ライダーギャレン]]
この時、背部ブースターも利用してキメラベロスを人々から遠ざけているのにも注目。
タイミングの都合上、プリミティブとともに人々の応援の直接の対象にはならなかったが、
人々が足を止めてジードの闘いを見たのはソリッドバーニングの雄姿からであった。
◆第20話『午前10時の怪鳥』
ギエロン星獣が現れた2日目にフュージョンライズ。
ジードスラッガーとレオキックを思わせる炎のキックのコンビネーションと共に登場、
固い羽をものともせず投げ飛ばした後ストライクブーストでトドメをさした。
しかし、それで終わるような怪鳥ではなかったようで……。
◆第25話『GEEDの証』
ウルトラマンベリアル アトロシアスとの決戦にて、キングの奇跡によって他のフュージョンライズ形態と共に本来のジードとは別に実体化するという形で登場。
同じく実体化したアクロスマッシャーとタッグを組んでコンビネーション攻撃を繰り出す。
アッパーカットでベリアルにダメージを与えたあと、シリーズ最終回の恒例になりつつある全部乗せ光線に参加。
プリミティブの「ヒア・ウィー…ゴー!!」の号令を受け、一番槍でストライクブーストを放ち、ベリアルのフュージョンライズを解除した。
◆劇場版『つなぐぜ! 願い!!』サンブレが技名を言ったせいでレッキングバーストとゼットシウム光線がギャラクトロンMK2防がれた後に変身。
今回コンビを組んだオーブのフュージョンアップ形態は初期炎の紅組のバーンマイト…ではなく、硬質繋がりなライトニングアタッカー。
お互いに打撃を決めた後、ゼロがエメリウムスラッシュでMK2のバリア発生装置を破壊したところを狙って、
アタッカーギンガエックスとソーラーブーストの同時攻撃を決めた。
◆『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』
惑星テンネブリスでのウルトラマンジードダークネスとの戦いにてアクロスマッシャーからレッキングダークネスリッパーを防御する形でフュージョンライズした。
ちなみに他の戦士たちとダークネスやダークキラーたちとの闘いでは互角または苦戦よりだったのに対して、
ソリッドバーニングは優勢よりに戦い(DC版だとブーストスラッガーキックまで決めていた)、ピンチシーンでも他が敵の攻撃の直撃を受ける中、
一人だけジードダークネスの攻撃をマウントポジションをとられ劣勢ながらもガードしていたり、とかなり善戦していた。ゼロ関係者の形態だし、坂本監督が好きな形態だし、ある意味で約束された活躍とか言われたり
その後、逆転シーンにてマグニフィセントへとチェンジした。
◆≪余談≫◆
M78ワールドで活躍した師弟コンビ、燃える炎を力に変える、パワフルな格闘戦が得意な形態、第3話に初登場と言う部分など、
ソリッドバーニングには前作『オーブ』に登場したバーンマイトに通じる要素がある。
融合した両者の意匠と共に、全身にメカニカルな要素を感じさせるこのソリッドバーニングだが、
にせウルトラセブンが裏モチーフではないか?というファンからの分析もある(映像作品ではないが、レオにも偽物のロボットが存在している)。
一応、デザイナーの後藤正行氏は否定しているので真実ではないのだが、なかなか面白いつながりではある。
また、成田亨氏が手掛けたセブンの初期案にはカプセル怪獣ウインダムにも似たデザインが存在している。
全身が硬質なアーマーでできており、各所にはリベットが打たれ、手足の関節は蛇腹状できたそのデザインは一案で終わったが、
これが後のソリッドバーニングに連なるものと考えると興味深いものがある。
レオとセブンと言えば過酷な特訓が今なお語り草となっているが、その二人のウルトラ戦士がフュージョンライズするこの形態もその影響を受け、
「ジード」と「ジープ」の語感が似ていることから、古参のファンの中にはこの形態を「ウルトラマンジープ」というニックネームで呼ぶ人が出始め、
今では某笑顔動画で配信される公式放送のOPのソリッドバーニングのシーンで、
「ウルトラマンジープ」と当該特訓回のゲンの悲鳴のコメントが流れるのがテンプレとなるほど馴染んでしまった。
追記・修正は勇気を燃やしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 正直メカメカしすぎて好きじゃない。 -- 名無しさん (2017-09-14 06:13:22)
- 見た目や能力もだけど、変身音の「キィィン!キィィン!」も浪漫ポイント高い -- 名無しさん (2017-09-14 08:16:57)
- 足スラッガーは「ファングストライザーじゃねえか!」って誰もが思ったことだろう -- 名無しさん (2017-09-14 09:29:11)
- ストライクブーストの変形がどことなくジプシー・デンジャーのプラズマキャノンっぽかったり、モロにエルボーロケットかましてたりしてたり、パシリムのオマージュらしき要素がチラホラと見受けられるのが熱い -- 名無しさん (2017-09-14 11:02:06)
- ウルトラマンジープ -- 名無しさん (2017-09-14 14:27:12)
- アグルみたいな声なのがかっこいい -- 名無しさん (2017-09-14 18:04:29)
- ↑6 俺はすげえ好き。独特さを持ちつつ、モチーフになった二人を意識してある姿が素晴らしい -- 名無しさん (2017-09-14 18:26:05)
- ソフビの顔が似てないと思う -- 名無しさん (2017-09-14 20:29:29)
- X辺りから「ロボットみたい」って批判 -- 名無しさん (2017-09-15 03:37:48)
- ↑ミス があったけど開き直って「ロボです!」というデザインで攻めてきたのは斬新だったw -- 名無しさん (2017-09-15 03:40:50)
- 今思うと、「ニセウルトラセブンのようなロボットっぽい」って思ってた要素が、リクが作られた存在ということをより表してる形態に思える -- 名無しさん (2017-09-17 00:29:35)
- そういえばアクロスマッシャーもカオスウルトラマンが裏モチーフじゃないかって時々言われてたね。プリミティブは言わずもがな。 -- 名無しさん (2017-09-17 00:37:23)
- 12×↑俺的にはフュージョンライズ形態の中で一番好きなんだけどな。ブースターやスラッガーを駆使した男心を擽るアグレッシブな戦法だけでなく光線技も完備と、ロマンと実用を両立させたスペックに一発でハートをキャッチされちゃったよ -- 名無しさん (2018-11-14 00:39:09)
- 重厚な感じが好き -- 名無しさん (2019-01-19 09:04:01)
- メカでウルトラマンの模倣というとパワードスーツのアレも思い出される -- 名無しさん (2020-11-23 22:56:23)
- バーニアって姿勢制御用の小型スラスターの中でも特に低出力のものを意味するので攻撃用のスラスターをバーニアって呼ぶのには違和感があるな -- 名無しさん (2022-01-19 03:49:44)
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