ヘッドロココ/聖フェニックス

ページ名:ヘッドロココ_聖フェニックス

登録日:2017/08/21 Mon 10:50:08
更新日:2024/02/09 Fri 10:45:15NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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ビックリマン 悪魔vs天使シール ヘッド フェニックス 主人公 高戸靖広 草尾毅 近藤孝行 ロココ 大倉正章 ヘッドロココ 聖フェニックス



『ヘッドロココ』は『ビックリマン 悪魔vs天使シール』シリーズの登場キャラクター。
変身する以前の名前は『聖フェニックス』悪魔の攻撃による荒廃により、次界を目指す意識が生まれる中で『天聖界』に誕生した、次界創造主と呼ばれる新たなヘッドだった。
フェニックスはまだまだヘッドとしては未熟(スーパーゼウスシャーマンカーンの様な無限理力には至っていない)で、当初は本人の性格もあってか戦闘能力も無かったが、聖衣化を経て運命を共にする若神子を率いて出発。
『天魔界』の次界創造主であるサタンマリアとはライバル関係にある。


次界を目指し飛び立つ中で“謎の聖神”からの聖神パシーを受け、ヘッドロココへと聖進化を果たす等、シール原作では実質的な主人公として描かれていた。


アニメ版では主人公をヤマト王子としていたために、後見人的な立ち位置に落ち着いている。
アニメ版の声優は高戸靖広(『ビックリマン』『新ビックリマン』『祝!ビックリマン』)


また、バトル路線を引き継いだ結果、頭身が高くなるのに比例してシリアスさが増した派生作品『スーパービックリマン』では、パラレル的な関係ながら正史シリーズのフェニックスの進化形態アンドロココの因子を引き継ぐ少年、フェニックスが最初から主人公に据えられている。
サイバーアップ化した姿は『大聖フェニックス』と呼ばれる。
アニメ版の声優は草尾毅
玩具シールよりもアニメや漫画の展開の方が目立っていたため、シールには興味を示さない年長のファンや女子には、シールメインで子供向けだった元祖シリーズよりも、こっちのフェニックスの方に馴染みがあると語る世代も多い。


本項目では前身となる第4弾ヘッド『聖フェニックス』、強化形態となる第16ヘッド『アンドロココ』と、第19弾ヘッド『ラファエロココ』と、派生作品の簡単な紹介もしていく。



セントフェニックス


聖神子フェニックスは愛と勇理の結晶として誕生した次界創造の主なのだ!


悪魔界のウワサ 次界へ舞い上る姿を見た者は石になるとか


高飛速し始めると聖戦衣化し次界天魔球の超悪魔との対決に挑むのだ!行手は無縁ゾーン。



悪魔界のウワサ 悪和合球から次界超魔身が誕生されたとか


第4弾ヘッド。
通常型と聖衣化形態の2タイプが登場。
前述の様に荒廃した『天聖界』で新しい移住先として未開拓の次界エリア探索への機運が高まる中で誕生した。
舞い上る姿を見ると石になるとか物騒なことを言われているが根も葉もない噂話だったらしい。


ヘッドとしては成長途中でアニメ版では戦闘も好まないとされる等、穏健派で悪く言えば頼りない性格とされていた。
しかし、度重なる『天魔界』の攻勢により、いよいよ『天聖界』壊滅の危機が迫る中で遂に立ち上がり、若神子達を率いて出発した。



■ヘッドロココ


無縁ゾーンに突入したフェニックスは聖神パシー受身により変貌の己を知る。ロココ誕生!


悪魔界のウワサ 全く無光の域に輝燐が舞いビームロードが出現!?


幸七羽毛で守護されたロココは聖火鳥飛速で魔炎突破!聖光道完成で神帝脱出なるか?


悪魔界のウワサ 超悪魔渦重合で魔穴発生!神帝1が消え去った?


第9弾ヘッド。
通常型と最終武装型の2タイプが登場。
最終武装型は天使ヘッド初のホログラムだった。
漫画での活躍や『愛の戦士ヘッドロココ』という、単独の主役マンガが描かれたり、ゲームのプレイヤーキャラクターになる等『ビックリマン』を代表するスーパーヒーローという印象が強いが、シール原作では意外にもあっさりと退場しているらしい、聖フェニックスの強化形態。
不死鳥その物をモチーフとした、美しくも力強いヘッドへと急成長を遂げて無限理力に近づく等、次界を目指す中で神帝へとパワーアップしていた若神子達の指導者として、相応しい力を身に付けた。
『天聖界』の様に理力の加護を得られない“無縁ゾーン”へと飛び出した聖フェニックスに、源層界より謎の“聖神パシー”が届き聖進化。
少女漫画の主役になるだけあって、美形男子でモテまくるのがデフォにされている。


更には、七助と呼ばれるお守りグループから受け取った幸七フェザーにより最終武装化すると、無縁ゾーンで襲い掛かってきた魔炎をも聖光道ビームロードを作り出して貫き、見事に神帝隊を突破させてみせた。


しかし、魔炎を突破したロココ達に尚も食い下がる悪混鬼と呼ばれる「魔穴」の特殊能力を持つ悪魔達が、力を集中して「重合渦」を作り上げる。
そ吸引力は強烈で、必死の抵抗も虚しくアリババ神帝が巨大な「魔穴」に呑まれて行方知れずとなってしまうのだった。


悲しむ間もなく進むしかない一行は、無縁ゾーンの末端にある“悪球ゾーン”にて、数多の悪魔を生んだ悪球の生みの親である古代悪魔魔胎伝ノアと遭遇。
狂気に捉われて荒れ狂う強大な魔増妃とロココの戦いは第三次聖魔大戦へと発展するが、魔狂期から抜けたノアが本来のノアフォームの姿に戻ったことでロココが勝利した。


次界を目前としたロココ達に次に立ち塞がったのは、母親にあたるノアフォームのSOSを受け取り先回りをし、魔戦歴を重ねることで同じくパワーアップしていたワンダーマリア。
マリアは更に、捕らえたアリババ神帝を魔洗礼により悪魔ヘッドへと変貌させたゴーストアリババに攻撃させてロココ達を動揺させるが、ゴーストアリババは創聖巡師と呼ばれる、曼聖羅より飛来した謎の超ヘッド聖梵ミロクの聖弾流による攻撃を受けて元の姿に戻された。


次の螺エリアにて、先行するマリアを追うロココ達の前に襲い掛かってきたのは、かつて聖神に破れて力を封じられた恨みを持ち、魔紀元神器により自らの封印を解く望みを持つ、ゴードン神と呼ばれる古代悪魔魔スターP。
ヘッドにも匹敵する力を持つとも言われる配下のゴードン師と共にロココ達に挑むが、これに際して聖神の命を受けて到来した野聖エルザMがロココ達に手を貸し、見事に撃退。
……しかし、エルザMによりもたらされた予言には間もなくロココが消滅することが告げられていた。


そして、遂に次界第1エリア“次動ネブラ”に到達しようかという段階で、予言通りにロココの肉体は消滅。
聖輝体なる結晶体と化してしまうも、そこから放つ壮聖光によりヤマト王子をヤマト爆神へとヘッド化させる。




■アンドロココ


重聖架と神帝群の怒号で復活したロココは勇理を修得し聖体が闘源色に染まる?!限界オフ!!


天使界のウワサ ドリル形態ロココが無次元裏面へ進行開始!?


遂に、次界侵攻の本性を現して聖魔両軍に襲い掛かってきた曼聖羅の攻勢に対して、ヤマト爆神に続いて全員がヘッド化してロココの魂が宿る積星を抱いて戦っていた神帝達の怒号と、この機をうかがい力を貯めさせていた源層界の支配者聖神ナディアと『天地球』の支配者であるお守り達の女神愛然かぐやの願いを受けて強化復活を遂げたロココの更なる聖進化形態。
遂に無限理力に至り、強大な創聖巡師達とも互角に渡り合えるようになった。
戦闘は勿論、今まさに入植を完成しようとしていた第二曼聖羅の根をドリルフォームにより引きちぎり、失敗に終わらせる。


曼聖羅軍が謎の撤退を始めると、次界を舞台に『天魔界』勢力との最終決戦に挑む。


しかし、久遠エリアへと向かう途中で、助力してくれた聖常キッソスが魔君ポセイドンと相討ちになった上に融合し、悪魔ヘッドフュジョンキッドスに変貌。


フュジョンキッドスの誕生により揃ってしまった魔紀元神器の影響で、再び飛来した魔スターPが本性を取り戻し魔スタリオスに変貌と、連戦の続くロココ達に更なるダメージを与えて去っていった。


そして、強烈なパワーでロココ達の侵入を阻む“虹光層”を抜けるために、今度はヤマト以下の神帝達が命を捨ててアーチ道を架けて消えていった。
※アニメ版はこれがクライマックスなので、視聴者によってはバッドエンドと捉えている人間も少なくない。


『天聖界』からの仲間であり、自身の不在時には逆に前線を支えた神帝達の消滅に心を痛めるロココが久遠エリアで見つけたのは、神帝消滅によりルーツを同じくする六聖球の消滅により加護を失い力を失ったことでスーパーデビルの軍勢に破れ去ったワンダーマリアの姿。
傷ついた宿敵マリアを保護したロココだったが、これによって両者に聖魔を越えた和解が生じ(漫画等ではストレートに愛が芽生えている)、更に神帝達の残したアイテムを手にしたロココとマリアは、それぞれに最終形態へとパワーアップを果たすのだった。



■ラファエロココ


『次界編』最終章となる第19弾に登場したロココの最終形態。下半身馬。


もっとも、基本となるのはアンドロココの姿で、ラファエロココの姿は手にしたアイテムにより姿を変えた、謂わば能力特化の強化フォームみたいなものらしい(いつでも戻れる)


■Fuzzy M.R(ファジーマリア・ロココ)


聖魔の境が溶け流転層を瞬時駆け巡り源層への吸収流と次層への新動脈鼓が生じ創芽萌え出づ?


天使主の伝説 聖ファジー現象により愛と勇理の結晶ジュエル化


同じく弾19弾に登場した、マリアとロココの最終形態。
悪魔軍との決着を着けて聖魔和合を成し遂げた二人が神様的な意味で合体した姿で(つまり、あしゅら男爵仮面ライダーW状態)、この功績により二人は聖神ナディアによって源層界へと引き上げられることになった。


新しい世界への道標として、自分達の因子を受け継ぐFuzzy MR.(ファジーミスター)=後のピア・マルコを送り込んでいる。
※神様なのでセクロスして生んだ訳ではないのだが、作品によっては普通に二人の子供になってたりするらしい。



【派生作品】


スーパービックリマン
前述のように元祖シリーズを元にしつつも、テーマを絞り、シリアス要素を増して制作された。
作品詳細は当該項目も参照。
現在では公式でも外伝的な作品と見なしているようだが、本作での主人公フェニックスはアンドロココの理力と魂を引き継ぐ少年と設定されており、他のメインキャラクターもマリアや、後の『パンゲ編』での主人公達の理力と魂を引き継ぐ存在となっている(『次代編』の主人公であるマルコが外れているのはマルコがロココとマリアの子だからだろうか?)。
フェニックス(シールでは聖フェニックス)は、巨魔神界神ザイクロイド・アノドを倒す運命を持つ4人の戦士の一人で、追い詰められた天使達の最後の希望。
衝突を繰り返しつつも絆を深めた仲間達とともに甲機メカタートルに乗り冒険を続ける。
尚、先祖にあたるアンドロココの本作での声優は大倉正章



ビックリマン2000
元祖シリーズと同一人物とされる聖フェニックス=ロココが登場。
カリスマデビルXを復活させようとする老齢Xとの戦いで時間干渉による過去改編を受け、アンドロココからヘッドロココへとパワーダウンした為に敗北してしまったらしい。
後の戦いではアンドロココとしての姿は取り戻していたが、ラファエロココには至れないらしい。
アニメ版の声優は近藤孝行
因みに、本作の世界は前作『スーパービックリマン』のラストで世界が失われた後で、前作主人公のフェニックス達が新たに創造したという、ロココにとってはややこしい世界観である。


■祝!ビックリマン
派生作品の中でも、正史シリーズに繋がる過去とされる作品。
ヘッドロココの姿の頃に干渉を受けたらしい。
通常は未来(元祖『悪魔vs天使シール』の世界)から肉体を持ったまま、物語の舞台である過去世界『まとば』にやってくると、ヤマト王子や十字架天使のように記憶を失ってしまうのだが、一種の特異点でもあるのか、ロココのみは記憶を失わなかった。
マリアの先祖である気光子氷ミコに水晶に閉じ込められて人質にされていた。
後に助け出されるが理力を失ったことと、本人の性格もあってか聖フェニックスの姿にランクダウンしてしまっていたが、傷付けられた仲間を助ける為にロココの姿を取り戻す。
スーパーゼウス、スーパーデビルと同様に、旧アニメ版と同じく高戸靖広が声を担当している。



【関連キャラクター】


  • サタンマリア

ほぼ同時期に『天魔界』に出現した悪魔ヘッドであり、永遠のライバル。
後に心を通わせたことで共に戦うパートナーとなり、聖魔和合を成し遂げる。


  • 愛然かぐや

お守り達の女神。
元々は彼女がロココのパートナーになるのでは?とか思われてたらしい。


  • 若神子(神帝隊)

フェニックス=ロココと運命を共にした天使達。
ロココの為に道を拓いて命を散らすが、その因子は長々と転生を繰り返してシリーズに登場し続ける。


  • 聖ウォーマン1/3

美しくも強力な女天使3人組。
どれだけ強いかというと、神帝達の戦いに付いていける程。
漫画ではロココ親衛隊のような立ち位置で、恋の鞘当てを繰り広げていた。


  • 聖神ナディア

源層界より世界を見守る神。
双子のゼウスの生みの親にして、表層界を『天聖界』と『天魔界』に割った張本人でもあるが、全ては来るべき曼聖羅との戦いの為に心を痛めつつも天使と悪魔を鍛え上げるのが目的であった。
ロココに力を貸して成長させたのもその為であり、聖魔和合が成し遂げられるとロココとマリアを源層界へと呼び込む。




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  • 漫画ビックリマンでは、聖蝶士とかの親衛隊や愛然かぐやで、パートナーの座を争ってたっけか -- 名無しさん (2017-08-21 18:41:11)
  • 最初は、女性だと思ってた。 -- 名無しさん (2017-08-21 22:58:54)
  • 映画無縁ゾーンの秘宝や連載初期愛の戦士ヘッドロココではメインヒロインかぐや、おじゃま虫マリアで描写されてるんだよな -- 名無しさん (2020-07-12 00:12:27)
  • 実は、シールストーリーだとロココとマリアは子供の頃から因縁たっぷりにもj関わらず、直接対面したのはストーリー終盤の双方ボロボロになった時。ヘッドロココ突然の消滅も、次動ネブラでマリアと直接殺し合いさせないためのナディアの作為の可能性が高い -- 名無しさん (2020-07-12 00:19:41)

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