登録日: 2017/05/08 Mon 22:41:13
更新日:2024/02/06 Tue 11:10:41NEW!
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オーガ(ogre*1)とは、以下のいずれかを指す言葉である。
- 民話や童話などに登場する人食い鬼。
- 上記から派生した、近年のファンタジー文化における一種族の名称。大型で凶暴な 亜 人 種 。
【民話・童話におけるオーガ】
「オーガ」とは、ヨーロッパの伝承や民話に登場する人食い鬼を指す。
図体がでかく怪力で、街を襲い金品を奪いお姫様をさらって食べてしまう
いわゆるおとぎ話に出てくる「鬼」だと思ってもらえれば間違いない。
日本語でもたいてい「鬼」と訳され、和英辞典で「鬼」を調べれば
①童話、伝説に出てくる鬼⇒ogre
②豆まきの鬼⇒demon
③鬼ごっこの捕まえる役⇒it
などと記されていることが多い。
彼らにはもともと特に名前はなかったのだが、中世フランスの作家ペローは著作『長靴をはいた猫』において、
作中で登場する巨人に「ogre(オーグル)」という名をつけた。
語源は冥界の神オルクス(Orcus*2)とも、北欧神話の主神オーディンの異名ユッグ(Yggr*3)とも言われている。
そののち「オーガ」は同じような巨人・悪鬼たちの総称とされるようになり、一般名詞として定着するのである。
○性質・特徴
- 外見・能力について
オーガは「巨人」とも「鬼」とも言われる通り、その姿は大きな人間のようである。
ただ神話の巨人のように雲を突く大きさと言うほどではなく、せいぜい3メートル前後。
大きくても5メートルくらい、かろうじて人間でも格闘できるくらいの大きさが普通である。
とはいえ巨躯に比例して膂力も体力も高く、真正面からではよほどの英雄・豪傑でない限りとても太刀打ちできない。
その分知能は低いことが多く、子供相手にあっさり騙されてしまったりすることも多い。
ただ魔法を使うものもいて、変身したりさせたり巨大化・縮小化したりなど不思議な術を使う話もいくつかある。
- 性質・性格について
彼らは好んで丘や山にひそみ、しばしばふもとの街・村を襲撃する。
その性格は見た目通りきわめて凶暴で残忍、金品を略奪するばかりでなく人を捕らえてむさぼり食う。
食糧としては女性、特に若く美しく高貴な出自の女性を好んでターゲットにするという。
ただ自分より弱い相手には強気な半面、自分より強いものや未知のものにおびえやすい。
神の名をとなえるだけで逃げてしまったり、不意を突かれて泣き叫びながら逃げることもしばしば。
また引っこみ思案で非社交的な一面もあり、人間をはじめとした他の種族と交流している場面はあまり無いのが普通。
○伝承のなかのオーガ
前述のとおりオーガという名は中世になってからつけられたもので、それ以前の伝承では
彼らは特にひとくくりの種族としては扱われていなかった。
しかしペローによって名付けられたあと、より古い伝承の中の人食い鬼たちもさかのぼって「オーガ」と呼ばれるようになったのである。
・グレンデル(ベオウルフ叙事詩)
「オーガ」と呼ばれる魔物を代表する存在と言えば、英文学の中でも最古のもののひとつ「ベオウルフ叙事詩」に登場するグレンデルだろう。
デンマークを舞台とするこの話で、底知れぬ沼の底に館をかまえる巨人グレンデルは夜な夜な王宮を襲撃し、家臣や兵隊を虐殺していた。
その話を聞きつけスウェーデンから海を渡ってやってきた勇者ベオウルフは、グレンデルをその母親もろとも怪力でねじふせひねり潰してしまうのである。
詳しくは個別項目を参照されたし。
・聖ミカエル山の巨人(アーサー王伝説)
英国でもっとも偉大な君主アーサー王の伝承には、多くの「巨人」たちが登場する。
イギリスにはもともと巨石遺跡などにまつわる巨人伝説が数多くあるが、
アーサー王の伝説に登場する巨人たちは身長5~8フィート(3.5~5.5m)前後で
またこのんで人を喰らうことからここで取り上げる「オーガ」の性質に近い。
アーサー王が戦った巨人としては、ロッキンガムの森の戦いで討ち倒したコーラングやローマ皇帝ルキウス配下の50名の巨人などがいるが
最も有名なのは聖ミカエル山を根城としブルターニュ一帯を恐怖に陥れた巨人だろう。
この巨人は七年にわたって付近を荒らし回り、ついには領内には子供がいなくなってしまったという。
ローマ遠征の途上で話を聞きつけたアーサー王が駆けつけたときには、ブルターニュ大公の妃(姪とも)をさらって手籠めにしてしまっていた。
あわれ彼女の肉体はその行為に耐えられず、股をへそまで引き裂かれてむごたらしい死を遂げたという。
義憤に駆られたアーサー王は円卓の騎士ケイ・ベディヴィエールを伴い聖ミカエル山へと赴く。
ふたりを後詰めに残し巨人が潜む山頂へとたどりついたアーサー王は、おぞましい晩餐の光景を目にすることとなった。
それはばらばらになった人体を前に舌鼓をうつ巨人。
そしてその目前で嬰児の刺さった串を火の上で回す大公妃の侍女三人の姿。
アーサー王は憤然と巨人の前に立ちはだかり名乗りを上げる。
巨人はしゃぶっていた足を投げ捨て、棍棒を手に襲いかかってきた。
凄まじい勢いでふりぬかれた棍棒は、王の冠をかすめて打ち落とす。
だがアーサー王はすかさず懐に飛びこみ、巨人の下腹を剣でえぐり男根を臓物ごと引きずり出した。
それでもなお巨人はアーサー王につかみかかり、ふたりはもんどりうって山頂から転げ落ちる。
しかし山頂で一心に祈り続ける三人の侍女たちの願いを聞き届けてか、神の加護がアーサー王には降りていた。
巨人に組みつかれ岩山を転げ落ちても、アーサー王はなお健在だった。
そしてふもとで待ち構えていたケイとベティヴィエールがすかさず王を助け、巨人にとどめをさした。
こうして暴虐の限りを尽くした巨人は退治された。
アーサー王は巨人が貯めこんでいた財宝を領民に分け与え、聖ミカエル山の山頂に教会を建て神の加護に感謝したという。
○童話の中のオーガ
人食い鬼「オーガ」はその呼称を最初に用いたペローの童話「長靴をはいた猫」をはじめとして、数々の童話にも登場している。
いずれの作品においても、力で勝るオーガが知恵比べに負けて退治されるというパターンが多い。
- 長靴をはいた猫
あるじのために一計を案じた主人公の猫にはめられ、ネズミに変身したところを食べられてしまう。 - ペロー版「おやゆびこぞう」
グリム版と違い最後に狼ではなく人食い鬼が登場する。
おやゆびこぞうは人食い鬼に捕らえられるがうまくだしぬき、財宝を奪って逃げおおせる。 - ジャックと豆の木
主人公のジャックに財宝を奪われたあげく彼を追って豆の木を伝い降りていたところ
その木を斬り倒されて転落死してしまう。
【ファンタジー作品における一種族としてのオーガ】
近年では、剣と魔法のファンタジー世界を舞台にした物語が子供向けの童話のみならず大人にも広く受け入れられるようになった。
それらの作品では内容に深みを持たせるためさまざまな世界観が詳細に設定されていき、
登場するモンスターについてもその種族や生態などについて細かい設定がなされていった。
そしてゴブリンやミノタウロスなどと同じようにオーガたちも、独立した一つの種族として扱われるようになったのである。
○誕生の経緯
種族としての「オーガ」誕生がいつになるかさだかではないが、最も広くモンスターの種族としてのオーガを定義したことで知られているのはTRPG、
いやさすべてのRPGの元祖であるダンジョンズ&ドラゴンズだろう。
・D&Dにおけるオーガ族(≒現代ファンタジー作品におけるオーガ族の基本設定)
- 外見・体格
身長は9~10フィート(約3m)、体重は700ポンド(300kg強)にもなる亜人種。
巨躯に長い毛髪・髭を持つ。頭からは一対の角、口からは牙を伸ばしており、肌の色は黄色~茶色。
- 性質・知能
知能は低く、道徳や衛生といった文化的な概念はほとんど持ち合わせていない。
皮膚も体毛も身につけているものも非常に不潔で、全身脂じみている。
みずから何かを作るということは無く、身の回りのものほとんどすべてを略奪でまかなう。
なので衣類はなめされていない生皮、武器は大きな木を折り取っただけの棍棒のことがほとんど。
例外としてオーガメイジと呼ばれる上位種が存在し、通常のオーガを上回る体格と支配階級たる知能をあわせもつ。
オーガは彼らの統率の元小規模な部族集団を形成し、棲みやすい場所を探して集団で移動し、気に入った場所に居座る。
以上がD&Dにおけるオーガの設定である。
現在でも多少の差異こそあれ(頭髪の有無など)、おおむねこのようなモンスターであることがほとんど。
彼らは居場所を中世の童話から現代のファンタジー文化に移しても、変わることなく暴虐なふるまいを繰り返し、
また変わることなく主人公たちに討伐されているのである。
「怪力巨躯のモンスター」としてはオークやトロールと被っているが、「豚」のオークと比べると「鬼」のオーガは比較的上等なモンスターとされることが多いか。
【解説】
○起源について
ヨーロッパだけでなく日本においてもしばしば見受けられる『鬼』…
「人より大きいが巨人ほど巨大ではない、人を喰う人型の魔物」の起源は、
これも日本のものと同様外来者に求められることが多い。
日本における代表的な童話「桃太郎」において登場する鬼のモデルとなった温羅は渡来人であったとされるが、
欧州においてもまた異邦人・異民族をオーガとして扱っていたのではないだろうか。
広い平野に覆われ、騎馬民族や山賊海賊、イスラム勢力たちの襲撃に常におびえ続けていたヨーロッパ人たちが
彼らを凶暴で邪悪な悪鬼として描くのはしごく自然ななりゆきであったろう。
そのため、オーガの語源を黒海付近を勢力範囲としたオノグル族(Onogur)やラテン語のハンガリー人を意味する「Ogur」に求める説もある。
またキリスト教では、オーガをはじめとする暴虐な巨人たちは人類最初の殺人者であるカインの末裔とされる。
前述のグレンデルもまたカインの末裔であると叙述の中に残っている。
○エロ要員としてのオーガ
中世のころからすでに若い女性をかどわかしはずかしめてむさぼり食らってきたオーガは、
エロモンスターの草分け的存在の一つであることに間違いないだろう。
これは現在のファンタジー文化でもほぼそのまま踏襲されている。
彼らはどの作品においてもほとんど例外なく街を襲い富を奪い人を喰らい女を犯す。
特にエロ要員としてはミノタウロスと並んで巨根要員として名高い。
彼らはその怪力と暴力性を武器に見境なしに女性におどりかかり、徹底的に凌辱したあげく時にはむさぼり喰ってしまう。
その背景に哀しみを秘めるミノタウロスとは違い一切共感の余地がない純然たるレイパーとして、
今日も彼らは欲望のままに女性を襲い冒険者たちに討伐されるのである。
○登場作品など
オーガは現代でも、ファンタジー作品を代表する悪役として広くその名が知られている。
また文字通り鬼のような存在(人物・団体・兵器など)に対する異名として用いられることも多い。
日本の作品では虎ガラパンツに金棒に角、というオーソドックスな外見にアレンジされていることもしばしば…。
・童話・伝承
- ベオウルフ叙事詩:前述のとおり。オーガを代表する魔物「グレンデル」が登場。
- アーサー王伝説:前述のとおり。アーサー王に討伐された巨人は数多い。
- ペロー童話(シャルル・ペロー):前述のとおり。オーガの名の考案者であり、オーガのイメージを定着させた人物。
・ゲーム
- ダンジョンズ&ドラゴンズ:前述のとおり。種族としてのオーガを決定付けた作品。
- OGRE(スティーブ・ジャクソン):超戦車「OGRE」を駆り戦場を駆ける戦略シミュレーションボードゲーム。
- WIZARDRYシリーズ:第1作より登場。上位種で魔法も操る「オーガロード」も存在する。
- ドラゴンクエストシリーズ(スクウェア・エニックス):初出はⅣ。「オーガー」名義で、巨大な鉄球を振り回すモンスターとして登場。Ⅹからはプレイアブルキャラクターの一種族として参戦。
筋骨隆々たる体躯に赤い肌、頭から角を生やし肩からは棘のような突起をのばしているヒューマノイドで、勇敢な戦闘民族として描写されている。(個別項目参照) - 女神転生シリーズ:第一作「デジタル・デビル物語 女神転生」で邪鬼オーガとして初登場。その後も下級~中堅の邪鬼として多くの作品に参戦している。
- オウガバトルシリーズ(スクウェア・エニックス):人間と悪鬼の戦いを描いた一連のシリーズ。
- 鉄拳(バンダイナムコゲームス):3より登場、「闘神」の名を冠するボスキャラクター。倒すと異形の怪物「トゥルーオーガ」となって復活する。
- イナズマイレブン(レベルファイブ):80年後の未来より主人公たちの前に現れるライバル「王牙学園」、およびチーム名「チーム・オーガ」にその名を見ることが出来る。
- デジタルモンスター:「オーガモン」というデジモンが登場する。
・漫画・アニメ・小説
- スレイヤーズ(神埼一):邪悪な知性生命体「闇の獣」の一族。よく主人公たちを襲っては魔法で撃滅される。
主人公が記憶を失って行き倒れる設定のSFC版では中ボスとして登場。 - モンスター娘のいる日常:オーガの女の子ティオニシアが登場。可愛いのだが227cmはあろうかという巨体に加えて凄まじい怪力の持主。
- 刃牙シリーズ(板垣恵介):主人公の父親「範馬勇次郎」に進呈された異名。背中の筋肉が鬼の相貌に見えることから。
- 鋼の錬金術師(荒川弘):アルフォンス・エルリックの鎧の銘が「オーガヘッド(鬼の頭)」というものである。作中ではこの名称は出ないが。
- ゴブリンスレイヤー(蝸牛くも):NPC(祈らぬ者ども=人間の敵)として登場。強靭な肉体に驚異的な生命力、さらに魔術にも秀でるという危険な存在で、ベテランの冒険者でも一対一ではまず勝てないという。
人語を操るほどの知性も有し、敵対者を恫喝したり、捕虜とした人間の心を弄んだりもする。
ゴブリンを率いるボスとして何度か登場しているが、ゴブリン以外(討伐対象として)興味がないゴブスレさんは毎度名前を忘れている。「なんだ、ゴブリンではないのか」 - ゾイド -ZOIDS-:強化システムとして「オーガノイドシステム」が存在。機体性能が飛躍的に向上する代わりに暴走しやすくなり搭乗者の負担も増す諸刃の剣。
主な搭載機はジェノブレイカー、ブレードライガー、デススティンガー、ゴジュラス・ジ・オーガなど。 - SDガンダム三国伝:関羽ガンダムの強化形態が「鬼牙(おーが)装」。
・特撮
- 仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦:『仮面ライダーウィザード 約束の場所』に同名のファントムが登場。他のファントムを喰らう事で、その能力を自分のものとして使う事が出来る。
- 仮面ライダー555:劇場版にて、木場勇治が変身するライダーとして仮面ライダーオーガが登場。怪人でありながらも人とともに生きる理想をかかげていたが、それを失い絶望し人間との決別とひきかえに最強の力を手にする悲劇のライダー。
編集・追記は人食い鬼を討伐してからお願いします。
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▷ コメント欄
- オーガ!オーガ!オーガ! -- 名無しさん (2017-05-08 23:02:44)
- 王牙とか鳳牙とか漢字になるとやたらかっこいい種族 -- 名無しさん (2017-05-08 23:05:51)
- RPGにおいてプレイアブル種族として設定されたオーガについての記述も欲しいな。 -- 名無しさん (2017-05-09 00:11:55)
- アーサー王伝説の著者さん、貴方の性癖は未来の日本人達によって受け継がれています…。 -- 名無しさん (2017-05-09 02:22:32)
- 地のベルトのライダー・・・じゃないのか。 -- 名無しさん (2017-05-09 19:08:31)
- 最近はオーガよりも外見の汚いオークの方が竿要因のイメージが強い -- 名無しさん (2017-05-09 22:03:19)
- オークはファンタジー世界の竿オブ竿、強姦輪姦和姦なんでもこなすキングオブ竿だから・・・ -- 名無しさん (2017-05-09 22:20:53)
- D&Dだとジャイアントベインでちゃんとダメージ増加するんだっけか -- 名無しさん (2017-05-10 14:18:38)
- 大体オークとかトロールに枠とられがちで敵雑魚だとあんま見ない -- 名無しさん (2017-05-10 22:09:57)
- 英語の教科書では何故か日本の鬼が「demon」と訳されている。 -- 名無しさん (2017-05-10 22:44:30)
- 日本語の「鬼」も結構広い意味の言葉で、語源は「隠(おん)」、隠されたものといわれてます。それらのニュアンスをあますことなく伝えようとしたらデモンが一番近いかなとは思いますね。 -- ページ作成者 (2017-05-10 23:20:20)
- MinecraftのMo'Creaturesのオーガも比較的有名かも -- 名無しさん (2017-05-10 23:32:31)
- 三日月オーガスとオルガ・イツカもかな… -- 名無しさん (2017-05-11 05:27:28)
- 幽遊白書の雷禅も食人鬼の1種らしいからオーガに分類できるかな? -- 名無しさん (2017-05-11 09:58:25)
- 雷禅はオーガと比べると実力知能権能声望・・・「格」が違いすぎるので、同じ人食いの魔物である夜叉や羅刹なんかと同じ「デモン」に分類されるんじゃないかとは思います。 -- ページ作成者 (2017-05-11 10:30:24)
- ↑つまり単なる「怪物」ではなく「鬼神」、或いは「魔神」というわけですね? -- 名無しさん (2017-06-13 19:40:04)
- ↑そうです。雷禅は日本語で言う「鬼」には該当しますが、それより若干意味合いが狭い「オーガ」にはあてはまらないかなと自分は思います。 -- ページ作成者 (2017-06-14 19:58:18)
- 0 0 0 \スタンディングバーイ/(低音) -- 名無しさん (2017-06-24 21:35:55)
- 元々、人食い鬼は安全に近い村落周辺以外の明確な災害や獣害以外による死の危険の象徴集合であったと思われるが、それが後年、人側の活動基盤が強化されたり一部の宗教が入り込んだりした過程で、死の領域的なものを人食い鬼的なものと固定化し(いくぶん侮り)捉えるようになった。もちろん、その頃には危険な訪問者という実態(および濡れ衣)も多々あったと予想されるが。日本の上等な鬼は霊的要素や未知性が残ったままなのでogreよりdemonが近いというのは一応はあっているが…やはりべつもんではある。とりあえず昨今のオーガは殺意と食欲を振り回す強い半巨人でほぼ例外は無いだろう。 -- 名無しさん (2018-07-10 20:11:14)
- ↑妖怪や妖精の成り立ちと同じですね。正体のわからない恐怖に正体をつけることで恐怖をやわらげた、しかしその恐怖の本当の正体がわかってしまったとき、仮につけられた正体のほうがひとり歩きしてしまって妖怪と呼ばれるようになった。オーガも恐らくは何らかの脅威だったのでしょう。ただ、それが「人」の姿で表されるということは、やはりその正体のどこかに「人」を含んでいたのだと思います。山の脅威がそこに住まう「獣」の姿となったり、川・水の脅威がそれを象徴化した「竜」となったりしたように。 -- ページ作成者 (2018-07-10 21:56:28)
- ソード・ワールド2.0では「人の心臓を食うことでその姿に変身できる」という特徴がある -- 名無しさん (2018-07-10 22:10:56)
- 出自を考えると、もしかしたら猫が苦手かも知れない。「ドーモ、オーガ=サン。ねこですよろしくおねがいします」「アイエエエエ!ネコ!?ネコナンデ!?」 -- 名無しさん (2018-11-06 11:52:27)
- ゾイドの「オーガノイドシステム」ってこっちのオーガが由来なの?自分は生体由来の能力を引き出すことから、オーガニック【organic】とかそっちの方だと思ってたんだけど -- 名無しさん (2022-08-09 15:07:21)
- ↑自分もそう思う。「アンドロイド」「ヒューマノイド」なんかの「ノイド」も性能じゃなくて外見や行為を似せる意味合いがあるので、形が決まってるオーガに似せると二足歩行させることになっちゃう。オーガニックなら野生の個体っぽくする、なので意味が通る -- 名無しさん (2023-05-03 13:01:16)
#comment
*2 Orcus オルクス、オーカス。ローマの死の神、冥府の神。後世においてJ・R・R・トールキンは、自らの作品に登場する悪鬼たちにこの神の名から「オーク」の名をつけた。(オークの項目参照)
*3 Yggrユッグ 「恐るべきもの」の意味で、オーディンの異名。世界樹ユグドラシル(Yggdrasil)は「オーディンの馬」という意味だとされる。
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