歪のアマルガム

ページ名:歪のアマルガム

登録日: 2016/11/14 Mon 22:00:00
更新日:2024/01/29 Mon 13:43:57NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



タグ一覧
漫画 週刊少年ジャンプ 集英社 石山諒 改造人間 妖怪 歪のアマルガム がしゃどくろ 警察漫画







Amalgam of distortion




歪のアマルガムとは、週刊少年ジャンプ2016年45号から2017年12号まで連載されていた石山諒による漫画作品。
コミックは全3巻。2巻は読切『凶星の紫』、3巻は本作の読切版『妖移植変異体ガロ』と最終回後日談の第19回が収録されている。
ちなみに石山氏は以前、同誌で『三ツ首コンドル』を連載していた。画力が進化しすぎてぱっと見同じ作者だと分からない。



■主な登場人物

〇久佐場六道(くさば ろくみち)


俺は、"歪"でも"混ざり者"でも、
久佐場六道でいたいんです…!!


本作の主人公でごく一般的な男子高校生。クラスは二年三組。誕生日は6月11日の17歳。血液型はA型。
元々、特別運動に優れているわけではない様子。
小さな頃に母親が死亡し、父親は海外へ単身赴任となっているため実質的な一人暮らしでありそのためか料理が上手い。
好きなものは最新家電と安い惣菜。
苦手なものはベランダで死んでるのか生きてるのかわからないセミ。


心優しくも臆病な性格だが、目の前で行われる非道を決して見過ごせない正義感と激情を秘めている。
幼馴染の火野彌生を一途に想っており、たとえ当人に殴られても頭に鞄をぶつけられても腹部を足蹴にされても、決して怒ったり嫌ったりしない愛情と度量の深さを彼女に向けている。ドMではない
むしろ彌生が「自分にだけ」暴力を振るうのが、「自分が彼女から嫌われている」からではないかと邪推し、落ち込んでしまう主人公らしい鈍感っぷり。
おまけに家庭科の授業の時だけ女子にモテるが彼が知らないところで彌生は荒れている


活躍

しゃもじの一計で彌生をデートに誘い、彼女の可愛らしい反応に浮かれまくった帰り道。
踏切に迷い込んだ少年を助けようとして列車に轢かれ、左手と下半身を吹き飛ばされてしまう。


死の商社ブラック・マーチャントさい」に拉致された六道は女科学者『サラ・ヴァーレン』の「あやかし細胞」移植実験の実験体にされ、巨大生体兵器「がしゃ髑髏」に変えられてしまう。


発狂レベルの激痛に精神崩壊を起こしかけるも、「彌生とのデートの約束」を支えに自我を保ち、失った身体を「がしゃ髑髏」の能力で補い混ざり者アマルガムとして復活する。


怪物の力を制御する強い「意志」を牛頭次郎に認められ、「賽」に対抗する秘密組織「警視庁刑事部・零課」スカウトされる。
元の生活を取り戻すため、自分の身体を元通りに治すため、何より彌生との約束を守るため。
六道は彌生に一時の別れを告げ、「零課」で戦っていくことを決意する。


尾崎の確保、賽の美姫と不動の襲撃と戦いが続く中、彌生がサラに拉致されてしまう。
六道は彌生を救助するためサラと最後の戦いを繰り広げた。
サラとの決着後も引き続き零課に在籍しているが彌生とはめでたく付き合うようになった。


妖力スペック

がしゃ髑髏の能力である「骨の無限創成」を操る。
骨を組み合わせて下半身と左腕を形作っており*1、それらの部位は破壊されてもダメージにならない*2
超硬質の骨をや爪、のように変形させ、白兵戦をこなす。
鋭い骨を投槍バリスタのように飛ばし、中距離射撃もこなす。



〇黒水影舟(くろみず えいしゅう)


俺は 正義だ


六道の高校に転入してきた少年。彼とはクラスメイトとなる。誕生日は4月10日で六道と同じ17歳。血液型はA型。
好きなものはカレーライス。苦手なものは家事とテレビゲーム。
艶やかな黒色に長い長髪、後ろ髪で結んだ三つ編みが目を引く容姿を持つ。
クラスの女子からも素直に「カッコよくない?」「イケメン転校生」と賛辞を受けるほどには顔が整っている。
武器を磨く事が習慣で見た目通り不器用で頭が固いところがあるが寝つきは凄くいい。


その実態は単なる一般人などではなく、警視庁『零課』に所属する特務課員。恐らく幾度も『賽』が生み出した異形の怪物たちと渡り合ってきた、若年の猛者である。
性格は冷徹であり攻撃的。自身が気に入らないと感じた相手にはとことん辛辣な態度を取る。
特に六道に対しては「愚図」「身の程知らずのお人好し」「骨野郎」など、徹底して罵倒の言葉を崩さない。
だが、弱さの中にも揺るぎ無い優しさと信念を持ち、どこまでも折れない六道の姿勢には一目置いている様子。
その上で、万が一彼が妖として暴走するような事態が発生した場合、自分が真っ先に処分しなければならないという責任も感じている。


異常に『正義』にこだわる一面を持ち、たとえ元は人間であった存在だろうと、怪物ならば斬ることに微塵も躊躇いも持たないなど、サラをして「狂人」と呼ばれるほどのアブノーマルさを見せる時もある。
だが、基本的には救える人間は救おうと考えており、善か悪かで言えば間違いなく善側の人間。
戦闘スタイルは、日本刀にクナイ、鎖分銅など古風な得物を武器として扱っており、俊敏且つ高い精度の攻撃で敵を粛々と撃破する。
侍と忍者をミックスしたようなものと考えればわかりやすい。


サラを倒すため自ら捨てて失った自我を取り戻した六道を見て影舟はいつも通り彼に悪態をつきつつも安堵の表情を浮かべていた。



〇火屋彌生(ひの やよい)


そ…それじゃあまるで…その…私達がつ、付き合って…
誰が突き合うだコラァ!


久佐場六道の幼馴染兼クラスメイト。サラサラの赤髪が特徴的。誕生日は8月27日。血液型はB型。
好きなものは畳の香りと朝日。苦手なものは井戸
可愛いし頭良いし運動できるし、ということで学年でも男子からの注目を集めている。あと巨乳だし
私服選びはほとんど友人に委ねているのでぶっちゃけランダムに等しい。
実家は道場で、幼い頃から武術の研鑽や鍛錬を積んできている様子。それゆえか六道に向ける拳や蹴りの威力が高く、どう考えても年頃の女子のおふざけでは済んでいない。
しかしそんな態度を見せるのも六道にのみらしく、彼に特別な感情を抱いているのは誰の目にも明白。
それなのに肝心の六道は「自分だけ嫌われているのかも」と真逆の解釈をしたりしている。素直になれず好きな相手につい暴力を振るってしまう彌生も彌生なので、どっちもどっちと言ったところだろうか…。


六道が混ざり者アマルガムとして変貌したことを知らず、
彼から「明日からお前に会えないんだ」「長い間学校からも家からも離れることになる」と、初デートの筈が急転直下の告白を受ける。
彌生は勿論動揺し詳しく問いただそうとするが、六道の頑なさと正直さをよく知っている人間として、結局は何も聞かずに弁当を餞別として渡し、
「次、会った時に感想を聞かしてもらうから」と再会の約束を交わし、六道の旅立ちを見送った。


小学生低学年の頃、いじめられていたを助けるため、単身で複数の生徒相手にケンカを仕掛け怪我を負った六道に対して、
「弱っちいくせに六道、アンタって…ホンットバカよね」と嬉しそうに笑っていたことから、大分幼い頃から彼には想いを寄せていたようだ。


影舟と賽の副隊長、不動との闘いが決着した頃にサラに拉致されてしまうが六道の決死の一撃でサラは倒され彌生は無事に救助された。
その後は六道と正式に突き合う…じゃなく付き合うようになり言葉は相変わらずぶっきらぼうながらも引き続き零課で活動する彼を見送った。


髪色が赤いのはデザイン最初期が赤鬼怪力ヒロインの名残。



〇牛頭次郎(ごとう じろう)


それはお前の事情だろ?


警視庁刑事部『零課』課長の男性。誕生日は2月14日の29歳。血液型はAB型。
好きなものは甘めのコーヒー。苦手なものは苦めのコーヒー。
右目が一本線の傷跡で塞がれており、柔和な物腰ながらも底知れない雰囲気を漂わせる食わせ者。黒水影舟が直属の部下に当たる。
六道を零課の道へと誘った張本人であり、現在の六道を導いている人物と言っても過言ではない。
六道に別人として生きていけと一度は元の生活を諦めさせかけるが、実際は彼の奮起を狙っていたりと、どこまでも真意が読み取りにくく、油断ならない人物。
あの黒水が(一応)牛頭に対し敬語を使用していたりと、計略だけでなく戦闘の方も高いレベルを保持しているのかもしれない。


戦闘力は作中でもトップクラスで賽の隊長、美姫の猛攻を軽くいなす程。
休暇の使い方がわからない程の仕事人で部下と甘い物を食べるのが唯一の楽しみ。



●サラ・ヴァ―レン


観察は得意なの。科学者だもの♥


『賽』所属の狂気の女科学者。科学長の地位を与えられている。


賽には物語開始の五年前に加入し、同組織の科学力の爆発的な発展に貢献している。妖移植実験のキーパーソン。
主人公、久佐場六道の宿敵ともいえる怪人物。
『ふざけ半分で造ったお遊びの立体映像ホログラム*3』で六道の身体の半分以上を奪うという、
六道本人からすればはらわたが煮えくり返っても収まらないような所業をしでかしている。
上記の理由もあり、他人を容赦なく実験材料として扱うばかりか、オヤツ代わりに人間の臓物まで嬉々として喰らうなど、まさに吐き気を催す邪悪な人物。


性格は至って利己的。
温情や人並みの思いやりなど欠片も持ち合わせておらず、ただ自分の実験や研究の成果を素晴らしいものとするためだけに動いている。
捉えたモルモット(一般人)の悲鳴や怨嗟の声を糧に性的興奮を覚えるなど、どれだけ言葉を連ねても理解が及ばないような精神構造を備えている。
初めて『妖』から『人間』へと変化を戻した久佐場六道の存在に興味を覚え始めている。


六道を誘き寄せるため彌生を拐い、影舟や牛頭の攻撃でもほとんどダメージを負わなかったが六道の捨て身の猛攻で遂に敗れる。
彼女は不死のためそれでも生きていたが再生中に賽の社長で牛頭次郎の兄でもある牛頭一臣に利用される形で生かされる事になった。


読切版では主人公陣営のキャラ*4だったため、「何か裏があるのでは?」と推測する読者もいた。結局ラスボスだったが



■その他の登場人物

・社文治(やしろ ふみはる)

六道、彌生の同級生。誕生日は11月11日。血液型はO型。
好きなものはJ-ロックと怪獣フィギュア。
苦手なものはキノコ類。
本名の読み方を変えた「しゃもじ」というあだ名が浸透しすぎて友人も彼の本名を知ってる者は少ない。本名はコミック1巻で判明して作中ではしゃもじとしか呼ばれていない
幼い弟と妹がいるようでクリスマスは毎年サンタに成り切っているらしい。
六道が想いを寄せる彌生とくっつかせようと恋のキューピッドを担うが面白半分のため六道からクソキューピッドと突っ込まれた。


・尾崎京(おざき けい)

妖細胞TYPE『九尾の狐』を駆使する元大量殺人犯。人間の顔面の皮膚を繋ぎ合わせ、窒息死する様を見て楽しむという狂気の男。
何本もの太い尾にはそれぞれ口がついており、各々独立した生き物のように対象に襲いかかる。
人の姿を保ちながら妖力(スペック)を操っていることから、黒水によってアマルガムに分類された。
妖力は"万象変化"。尾の口腔から分泌される粘液には物質の分子構造を強制的に組み替えて再構築させる力が宿っており、その舌に少しでも触れられると物の形状を変化させられてしまう。尾崎はこの力を使って人々の顔面の皮膚を繋ぎ合わせていた。
また、直接自分の顔を舐めて傷を治していたことから、応用次第によっては治癒のような行為も兼ねられる模様。
六道との決着後は零課の留置所に移送されたが森不動との戦いで暴走した事で自責の念に駆られて自ら留置所に入った六道と壁越しに再会する。
そこで牛頭達の話を盗み聞きして彌生がサラに拉致された事を六道に伝える。
最初こそ六道は上記の件もあって躊躇うも尾崎は変わらず飄々と自分なりの持論を語ったがこれが結果的に六道へ発破をかけるきっかけになり六道は彌生を救助に向かう事になった。
その後も変わらず留置所生活を送っているが六道が彌生を救助に向かうきっかけを作った事について牛頭から自身の故郷を踏み荒らされるのも嫌だったからではと指摘。
尾崎は相変わらずの態度ではぐらかしたがかつて大量殺人を犯した彼も故郷について何か思う事があったのかもしれない。


・宇治橋美姫(うじはし みき)

賽の実働部隊隊長で不動の上司。
身長と同じくらいの長い金髪のツインテールとラフな服装からでもわかる巨乳の少女で性格も口調も今時の若者かつギャルっぽい。
「内臓者」と呼ばれ、サラに徹底的にイジられた事で身体の90%以上が武器で移植されている。
サラの命で副隊長の不動と共に六道を狙うが零課の部下2人を殺害された事で静かな怒りに燃える牛頭と交戦する。
だが相手が悪かったのか美姫のあらゆる武器や切り札を用いても牛頭の戦闘力には到底及ばず全ての攻撃を見切られてしまい最終的に牛頭に副隊長の不動を相手するべきだったと忠告して彼女は戦闘を放棄した。
その後は不動と共に零課に捕らわれて留置所生活を送り零課メンバーに悪態をついていた。
全身がほぼ武器のせいか見た目以上に体重が重いらしく牛頭との交戦中の着地でコンクリートに片足が埋まってしまった。コミック2巻おまけページではズンという着地音を六道と影舟に疑問視され顔が赤くなっていた



・森不動(もり ふどう)

賽の実働部隊副隊長で美姫の部下。
黒いスーツをまとい上司の美姫の頭2つ分ある背丈と屈強な体格をした男性。
極度の心配性であらゆる有事を忘れてないかで落ち着きがない。
"怪力線JOLT"という兵器が両腕に移植されており、そこから放出される超音波で攻撃する。
その戦闘力は上司の美姫も認める程に高く影舟を追い詰めるが彼の覚悟で一度は倒されるものの切り札を温存していたため一時は形勢逆転するが六道が暴走した事で彼に一方的に痛めつけられ、あわやとどめを刺されかけるが美姫との戦闘後に駆けつけた牛頭によって生きながらえた。
その後は美姫と共に零課に捕らわれて留置所生活を送るが拷問されたかの如く身動きが取れない状態になっていたが極度の心配性な彼にとってこれはこれでまんざらでもないようだ。


・黒水美影

影舟の母。影舟の回想シーンで登場しており当時の年齢は31歳。
今でこそクールな影舟だがさすがの彼も昔は年相応の子供で妖細胞の実験に失敗した者を裁くのに躊躇っていた。
彼が心身共に成長したのは厳格な彼女の育て方もあるだろう。


・空佑(くう)

賽に所属している「二号」と称される『大天狗』の妖。妖力は"神通力"で重力を操る。
淡々とした口調で話し中性的な容姿をしており黒いマスクをしているがマスクの下はサラの施術で口が裂けている。
サラを心酔しており彼女の命で六道と交戦するが彼に敗れた上にサラに残酷な真実を告げられて見限られてしまう。
その後は仮釈放の身ながら零課に所属、賽の残党の確保に六道と影舟と一緒に協力している。


・安馬桐切子(あまぎり きりこ)

零課の捜査一課。
容姿は本作の読切版「妖移植変異体ガロ」に登場した雨斬霧子そのまま(名前も漢字が違うだけで読みが全く同じ)。
六道とサラの決着後は零課の留置所に送られた美姫と口喧嘩していた。


・牛頭一臣(ごとう かずおみ)

賽の社長、そして零課に所属している牛頭次郎の兄でもある。
牛頭兄弟は何がきっかけで敵対する事になったのかは定かではないが実力に関しては兄弟共に一目置いている。


・ろくろ首

久佐場六道同様、がしゃ髑髏の細胞を移植された被害者の女性が失敗作として成り果てた姿。
首の骨を伸ばした噛み砕きを得意とする。移植された時点ですでにが壊れており、まともな神経を保っていなかったが、
戦いの中で六道の優しさに触れ正気を取り戻し、自ら六道の骨に自分の頭部を貫かせ、最期は人間として死亡した。
散り際に漏らした「あなたは諦めないでね」という名も知らぬ女性の願いは、六道に深い後悔を与えた。
その後、六道がサラを倒すために自我を失いあの世とこの世の間で路頭に迷っていたところにろくろ首だった彼女が登場。
彼女の励ましで六道は自我を取り戻す事ができた。
コミック1巻では第2回後のおまけページでろくろ首になる前の彼女が彼氏と一緒に幸せそうなシーンが載っていた。



■用語

  • あやかし細胞

昭和十七年。H県の山間に位置する村で出土した六つの木乃伊ミイラ
しめ縄で縛られた木箱に、赤子の様に入っていた『それら』を、当時の日本帝国陸軍研究機関が注目。
生体兵器としての活用を見出すべく木乃伊に対し政府支援のもと実験を開始。
そして、やはり『それら』からは特異な細胞が検出された。それが妖細胞である。
何故『それら』から奇妙な細胞が取り出せたのか、何故山奥の村で眠っていたのか、
そもそもどうしてそんなものが存在しているのか、現時点の作中では未だ不明である。
六道はこの細胞を移植されてがしゃ髑髏へと成ってしまった。
なお、移植された人間は脳が壊死しほぼ死亡するか、死ななかったとしても、とても兵器としては扱えない『失敗作』であることが多い。
このことから、六道がどれだけ稀有な存在であるかが分かる。


  • 賽(さい)

賽とは、前述の日本帝国陸軍研究機関の事実上の名称である。
現在は、先の大戦が終結した折の混乱の中、木乃伊ミイラと研究資材を持ち出し行方知れずとなっている。
ちなみに木乃伊の出土が1942年、第二次世界大戦終結が1945年なので、わずか3年の間に木乃伊について何かを掴んだとなれば、
当時から相当の科学力を持っていたと推測される。
また、科学兵器を製造し売ることで潤沢な資金を得てきた犯罪組織の一面もある。
賽が妖製造の技術を確立し、その技術が闇市場に流れることになれば、犯罪やテロを助長し最悪の場合国家転覆の危機もあるとは牛頭の談。
近年サラ・ヴァ―レンが加入し、その技術力が大幅に跳ね上がっている。『零課』とは度々ぶつかり合っており、因縁の関係となっている。


  • 妖(あやかし)

妖細胞を移植された人間が完全に人の姿を捨て、異形の怪物へと変身した存在。賽の基準で言えば「実験による成功例」となる。
『成功例』という基準があるならば、これまで六道以外にも妖が生まれている可能性は高い。しかし、黒水曰く「移植実験による成功確率は万に一つよりさらに低い」とのことなので、純粋な個体数は限られている。よって、実験が成功しがしゃ髑髏として生誕、その上で直後に自らの力で人の形を取り戻した久佐場六道という少年が、どれほど歪でイレギュラーな存在かが否応にも明らかとなった。
いずれにせよ、妖が非常に貴重且つ凶悪な存在であることは間違いない。


  • 零課(れいか)

正式名称は『警視庁刑事部零課』。賽のみを捜査対象としており、その壊滅を目的として設立された秘匿性の高い部署。
警視庁には他に殺人専門の一課、知能犯専門の二課があるが、それらとは違って世間には非公表となっている。
その部署の特務性から、違法捜査を見逃されている正真正銘の裏組織である。
『アマルガム』としてその力を見込んだ牛頭の推薦により、久佐場六道がその一員となった。




彌生ちゃんに蹴られたい人は追記・修正お願いします。



[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,10)

[#include(name=テンプレ3)]


  • >俺は 正義だ  ジャスピオンかな?(すっとぼけ) -- 名無しさん (2016-11-14 22:10:54)
  • 何が一番驚いたかって、三ツ首コンドルの後のこれの原作の読み切りから驚くほど画力が上がっていたことですよ。石山先生帰ってきてくれて嬉しい -- 名無しさん (2016-11-14 22:18:14)
  • あれ? なんでコメント消されなきゃいけないんだ…… -- 名無しさん (2016-11-14 22:32:42)
  • なんかコメ欄で不具合発生してたみたいなんで直しときました。先の方すみませぬ(建て主) -- 名無しさん (2016-11-14 22:35:55)
  • まさか、記事ができるとは。 -- 名無しさん (2016-11-14 23:02:23)
  • 主人公の名前って道場六三郎から来てんのかな? -- 名無しさん (2016-11-15 01:18:27)
  • サラ・ヴァ―レン って読み切り版だと味方じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2016-11-15 01:22:54)
  • 正直コンドルの絵の雰囲気ちょっと残ってるけど、ほとんど(いい方向で)変わってて変な生き漏れた。ヒロイン可愛すぎだろ -- 名無しさん (2016-11-15 01:32:47)
  • 記事できるの早ッ! 東京グールとDグレイマンを足したようなイメージだわ -- 名無しさん (2016-11-15 05:27:40)
  • 早いよwww -- 名無しさん (2016-11-15 08:17:41)
  • 今までぬらりひょんの孫描いてた人の作品だと思ってた… -- 名無しさん (2016-11-15 09:05:42)
  • やっぱり皆あいつのこと神田ユウだと思ってたのか…見た目にしろ武装にしろ性格にしろ -- 名無しさん (2016-11-15 10:17:58)
  • 六道に好感持てる。弱いけど勇気を振り絞って立ち向かう系主人公 -- 名無しさん (2016-11-15 10:28:02)
  • ↑10 米欄の不具合っていうか、編集履歴見れば分かるけど編集中に付いたコメント反映させてないから消えてるんだと思うぞ -- 名無しさん (2016-11-15 10:59:04)
  • 卓ゲ者なら分かってくれるだろう。ストレートにダブルクロスじゃね!?と興奮した俺の気持ちを -- 名無しさん (2016-11-15 12:11:35)
  • ↑シノビガミも混ざってる感。どっちにしろ卓ゲからパク…オマージュしてる部分あると思う -- 名無しさん (2016-11-15 13:07:58)
  • (例えるなら)ヒロアカがアメコミなら、こっちは平成初期の仮面ライダー -- 名無しさん (2016-11-15 15:19:35)
  • 六道「こんな奴らの為に!これ以上誰かの涙は見たくない!皆に笑顔で、いてほしいんです!だから見ててください!俺の、変身!!」 -- 名無しさん (2016-11-15 16:03:16)
  • ↑2 悪の組織に無理くり改造されてるから昭和ライダーっぽくもあるよね -- 名無しさん (2016-11-15 17:15:04)
  • アマゾンズみたいでかなり好み 期待してる -- 名無しさん (2016-11-15 20:31:00)
  • お疲れ様でした -- 名無しさん (2017-02-22 16:02:28)
  • ピクシブ百科に唯一ある項目がろくろ首の人ってどういうことだ。 -- 名無しさん (2017-04-15 22:33:09)
  • 本編終了後の話なぜ彌生が登場しなかった… -- 名無しさん (2018-01-21 13:42:23)
  • 打ち切られちゃったのはしょうがないが残念。個人的になんか寸勁の人の寸勁が好きだった -- 名無しさん (2018-05-26 18:21:36)
  • 作者は次はいつ新作を描くんだろう。 -- 名無しさん (2021-08-13 14:04:52)

#comment

*1 へそ辺りから下がごっそりなくなっているが、食べたものも消化できるらしい。
*2 戦闘訓練でも「攻防は再生可能な左で行う」ことが基本とされた。
*3 六道が助けようとした子供
*4 テンションは近いが、ここまで狂ってはいない

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧