登録日:2014/09/09 Tue 17:12:22
更新日:2023/12/21 Thu 10:53:34NEW!
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漫画 週刊少年ジャンプ 盗賊 魔女 集英社 三ツ首コンドル 石山諒 フフフ ゾク
『姿を消す』、『空を飛ぶ』、『不老不死を得る』...
奇跡のような力を持つ、秘宝「魔女の宝」を巡る、
盗賊・マシマロの冒険譚!!
『三ツ首コンドル』とは週刊少年ジャンプで連載されていた石山諒の漫画である。
読み切りとして本誌に掲載された後、14年33号より連載が開始された。
連載版は軽く既視感を覚える内容に加え、読み切りよりもストーリー性が薄いなど、あまり評価は高くない。
だが、独特の台詞回し・擬音、1話のサブタイトルからすでに誤植、伝説の2話などカオスな要素が詰まっており、「コンドラー」や「ゾクリスト」から局所的に高い人気を持っている。
…が。
終盤は画力も向上。そして、数々の伏線が回収され、話の構成も高い評価を受けた。
作品はあえなく16週で打ち切られてしまったが、作者の次回作に期待する声もネット上で多く見られ、
およそ2年後に『歪のアマルガム』を連載した。
●主な登場人物
- マシマロ
「まったく好きになれませんね 美学を持ち合わせない人は」
「常闇の三大盗」の一人。ピンク色の髪をし、欲しい物はなんでも手に入れる事から「薄紅悪魔」の異名を持つ。
「好きなモノは美しいモノ、嫌いなモノは美しくないモノ」と語り、「美学」にもこだわっている。
そのためステーキをやたらスタイリッシュに食べたり、剣を地面に突き刺す事に怒りを覚える。
「魔女の眼(ウィッチ・アイ)」と言う力を持ち、魔力を見極める事が可能。
その眼のためか、王族に全ての宝を盗られる事を望んでいないが詳細は不明。
身体能力は異常に高い。
一見子供ながらも口調は冷静で、芝居がかった言い回しを好む。笑い声は「フフフ」。人には基本的にさん付けする。
読み切り版では白い髪であり、常に同じ表情をしていた。
身体能力の高さは牢獄から脱出しようとした際についたもの。
- スー
「女だってやるときはやるわよ。"魔女の宝"取ってきたりね」
自称・正義の盗賊。本作のヒロイン。
黒いストレートヘアで巨乳の少女。
簡素なミニスカートスタイルだったが、水着姿も披露した。
最近のジャンプのヒロインにしては珍しく、首を絞められたりアヘ顔になったりと汚れ役になりがち。
気が強いが、基本的にはツッコミ役。
滑車の性質を活かしたり、高い剣術や盗みのテクも持っている。
- サルサ
「ム・待て女…貴様加減などわかって…あぁ!」
王国騎士。2話のみに登場。一番のネタキャラ。
「竜殺しの大剣」を使った竜炎流剣術で戦う。
村の護衛として勝手に常駐し、秘宝であった大剣を盗み、更に金銭も要求している迷惑な人。
その割には竜殺しの大剣をスーにあっさりとられたり、技が一発も命中していなかったりとその強さには疑問符が残る。
おまけにスーにやられるシーンは、上述の台詞のみとなっており、直後のシーンは魔宮脱出後となっている。
洞窟で修業しているのに金を使うのか、竜殺しの大剣以外でその剣術は使えるのかなど疑問点が多い。
むしろ、ヘタに炎を使おうとした結果敗北している、マシマロ使用時の方が高威力とますます立つ瀬もなくなってしまった。
そして2話自体も、細かな作画ミス(ナプキンの焼失、サルサの手が逆など)や、LUNCHと言う直球な名前のレストラン、更に奇妙な言い回しなどカオスな要素が多い。
次の話にも登場すると思われたが、そんな事はなかった。
- キリンジ
「むしろその刺激にビリリと嬉しいよ」
王族。名前通りにキリンに乗り、キリンの模様を模した凄い髪をしている。
常にへの字の糸目で、口癖は「ハハッ」。「ビリリ」を交えた言葉を使う。
国民からは嫌われているが、占いにより反乱を未然に防いだ。また、泥棒が侵入して来たら逃げるなどかなり真っ当な神経を持つ。
魔女の宝の副産物・ミスリルで作られた、スチーム技術を組み込んでいる腕を持ち、剣撃を軽く防ぐ上に、電撃を放つ事が可能。使用技は電撃を投げつける「投電(ギルバート)」
未来予知が可能なネナシィを狙っていたが、マシマロもまたそれを狙っていたために対決。
ネナシィの予言でマシマロを破ろうとしたが、最後にはその予言により敗れる。
- ブルーシール
「カッカッカッ 常に流れてるって話だ 時代も金もな」
現金争奪額トップのルーキー、"金の亡者(ゴールデンゴースト)"の異名を持つ男。
白髪と長槍(どう見ても薙刀だが)が特徴であり、何よりも金に執着している。
海賊「悪喰アンコウ」を軽く壊滅させるが、マシマロより強さは数段劣っている描写が見られる。
島鯨には2人と共に潜入し、ほんの一時的にだがマシマロと仲良くしていた。
- 魔女の使い魔
魔宮で魔女の宝を守る存在。
黒い液体状の体に白い目を持っており、共通して尻尾を生やしている。
「身の程もわきまえず欲をかいたニンゲン "魔女の宝"物にできるカナ!?」
B・B・Dを守っていたのはハットを被った少年の様な使い魔。
一人称は「俺」で、笑い声は「ベフォベフォベフォ」、語尾は「カナ」
マシマロを他の挑戦者と同様に見ていたが、B・B・Dがを所有者として認めたため、マシマロには敬意を表している。
「魔の所に侵入者久しぶり 魔は 嬉しい」
魔術王の指輪を守る、ツインテールの様な頭に、スカートの様な下半身をした女性の様な使い魔。
一人称は「魔」。一見落ち着いているが、女嫌い。
呼び出した100体の悪魔のうち1体に指輪を飲ませ、3人に発見させる「百選煉魔(ワンハンドレッド・デビル)」と言うゲームをやらせる。
●魔女の宝
かつて大陸を支配していた魔女が所有していた宝。
魔女の死後は世界各地の魔宮の奥深くにあり、「魔女の使い魔」によって管理されている。
宝は様々な力を秘めており、「一桁(シングル)No.」は更に強力な力を持つ。
- No.45 ゴーレムの心臓
土から物を作り出す力を持つ。
最初は盗賊団「青尻トカゲ」が所有していたが、マシマロが強奪。
マシマロが使う時には腕のみの登場で、マシマロと動きが連動していたり、身体に岩を纏わせたりできる。腕時には「G(ゴーレム)・ナックル」と言う技を使う。
青尻トカゲは上から鎧の様な物を被せて使用していたようだ。
使うには大量の土が必要であり、足場の少ない所で使うと危機的状況に陥る。
1話では冒頭ではNo.45、ラストではNo.16として表示されていると言うあんまりなミスが起きていた。単行本ではNo.45に統一された。初期装備だったが全編を通じて活躍した。
- No.23 B・B・D(ブラックバードダイヤ)
コールコウラの街にある魔宮にある魔女の宝。
全身がダイヤで出来た漆黒の鳥で、圧縮率を変える事で巨大な怪鳥から手の平サイズにまでなる。
更に黄金を見つける能力も備えており、案内役と移動役の役割を持っている。
マシマロと対決するが、怒ったところをゴーレムの心臓による攻撃で捕えられた。
ちなみに1話のサブタイトルは「B.B.D」だったのだが、本誌掲載時は「B.B.Dでよろしく」というなんとも気の抜ける誤植がしょっぱなからあった。打ち合わせ時に サブタイトルは「B.B.D」でよろしくです と言ったのを担当編集が「B.B.Dでよろしく」です と勘違いした説が有力である。
- 竜殺しの大剣
魔女の宝ではなく、ミスリルと同様に魔女の宝の副産物である。
竜に飲み込ませる事で竜退治をし、その体内の中で魔力を得た事により炎を操れる。
村の秘宝となっていたが、サルサが強奪して勝手に使用していた所を二人が奪取。
その後はマシマロがキリンジ戦で使用している。
サルサ使用時には「竜角燦(レッド・ル・ホーン)」」と言うただの突きを放った。
「逆鮮(リバースケイル)」と言う技もあるらしいが、未遂に終わっている。読みから考えるとこれも逆鱗の誤植の可能性が高い。
マシマロが使用した時には、地面に叩きつける様にして衝撃波を放つ「R(竜)・砕き」と言う技を使用している。
叩きつけてはいないのに高い威力を出すなど、竜炎流を考えたサルサがかわいそうである。
- No.13 パンドラの匣
マシマロが所有する宝箱。眼がついている。
内部は異次元空間で、マシマロのお宝コレクションなどが収められている。
どうもマシマロはこの中に入って潜入する作戦が好きらしい。
- No.20 根無しのカカシ
自我を持つカカシ。通称「ネナシィ」、マシマロからは「ネナシさん」呼び。
絶対の予知を断片的に言う力があるが、それが故にキリンジに狙われていた。
キリンジを倒したマシマロに同行し、「大陸鯨」の場所を予知した。
- No.05 サラマンドラの繭
一桁No.の魔女の宝。王族ゴルディバが所有する。
アカドラの洞窟で手に入れたらしく、伝説のドラゴンの幼体である事も確かだがそれ以外については不明。
竜殺しの大剣はこの宝を魔女が封印したときに使わせたもののようだ。
- No.09 魔術王(ソロモン)の指輪
大陸鯨にある、一桁No.の魔女の宝。
悪魔を100匹まで出す力を持つ。
悪魔は相手の力量に合わせて合体すると言う性質。
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- 怪盗モノといえばポルタ……うっ…頭が… -- 名無しさん (2014-09-09 17:15:48)
- 神撫手「俺もいるぜ!」 -- 名無しさん (2014-09-09 17:20:34)
- ナンバーズハンター「狩らせてもらおうか、貴様のNo.を!」 -- 名無しさん (2014-09-09 17:22:50)
- フフフ、記事正確ですよ -- 名無しさん (2014-09-09 20:09:36)
- 割と面白……いとは思うけど、掲載順が順調にヤバく…… -- 名無しさん (2014-09-09 20:59:04)
- サルサさんのセリフに悪意を感じるw -- 名無しさん (2014-09-09 21:01:37)
- スーが可愛いから良し -- 名無しさん (2014-09-10 01:04:42)
- ライトウイングが好きだった人に受けてる印象 -- 名無しさん (2014-09-10 02:46:03)
- 絵のところどころに雷句誠の影響受けてる感じがする -- 名無しさん (2014-09-10 06:35:32)
- 『丁寧な物腰の変人⇔TUEEEE!』系の主人公って新鮮味なさすぎるんだよな・・・ -- 名無しさん (2014-09-10 08:54:01)
- まあ新鮮味も画力も足りないのは認める -- 名無しさん (2014-09-10 09:07:07)
- 正直、新鮮味に欠けるが……なんだかんだで俺は好き -- 名無しさん (2014-09-10 14:10:14)
- あれ、進撃の作者?と一瞬思ってしまったorz -- 名無しさん (2014-09-10 19:01:15)
- スーと二枚の舌の悪魔は薄い本でネタにされそうな展開だなーと思った -- 名無しさん (2014-09-27 20:08:49)
- マザーことオリーブさん投入するのが遅すぎた…… -- 名無しさん (2014-10-08 00:56:50)
- ↑№51のあれも込みで色々遅すぎた…… -- 名無しさん (2014-10-14 10:25:30)
- うーん、今回までの設定鑑みて思ったのが……№51の猫、マスコットも兼ねて最初から出せば良かったんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2014-10-29 00:43:20)
- 最終回乙。最後に今まで出会った人が勢揃いってのはやっぱいいわ。 -- 名無しさん (2014-11-03 05:08:04)
- 終盤はおもしろかったらしいね -- 名無しさん (2014-11-04 09:57:03)
- 綺麗に纏めるのが上手い。……ん?これどっかのギャグまんが日和で聞いた事あるような -- 名無しさん (2014-11-04 11:02:27)
- 絵柄が手抜き臭いわストーリーも微妙だわであまり好きになれない。 -- 名無しさん (2014-11-04 11:33:50)
- コマ割りや構図がセンスあったから経験積めば化けるな -- 名無しさん (2014-11-04 21:10:18)
- 必殺技のダサさが尋常じゃなかったな… -- 名無しさん (2014-11-10 09:13:38)
- テスト -- 名無しさん (2014-12-04 12:31:51)
- ↑2クライマックスのD・ピンクデーモンは改心の一コマだったと思うがな ネーミングセンスに関してはまぁ…… -- 名無しさん (2014-12-04 12:33:15)
- これとアイアンナイトの終盤の評価良いから次回作読み切りで良いから早く出ないかな -- 名無しさん (2015-03-26 13:08:46)
- 終盤面白かったのか。1話と2話で駄目だと思ってまったく読んでなかったから知らなかったよ -- 名無しさん (2015-03-26 14:35:44)
- 来週からまた連載するみたいだな『歪のアマルガム』だと -- 名無しさん (2016-10-03 23:17:00)
- 画力めっちゃ上がってんな… -- 名無しさん (2016-10-09 07:34:03)
- 歪のアマルガム、2000年代のラノベとか仮面ライダーみたいなコテコテの巻き込まれ型ダークヒーロー物でいいな 更に言うならTRPGのダブルクロスのテンプレをそのまま漫画でやってるような感じ -- 名無しさん (2016-10-25 22:53:06)
- 次作も3巻で終了したけど画力は向上してるから三度目の正直はあるか -- 名無しさん (2018-08-11 13:10:20)
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