ハヤテ・インメルマン

ページ名:ハヤテ_インメルマン

登録日:2016/08/07 (日曜日) 03:00:00
更新日:2024/01/25 Thu 13:59:31NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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マクロス マクロスδ δ小隊 バルキリー マクロスシリーズ 主人公 天才 パイロット 内田雄馬 根はいい奴 本当は優しい人 マクロス主人公項目 ハヤテ・インメルマン



戦争してるから自由に飛べないってんなら、戦争を終わらせてやる


戦争を終わらせて自由な空をこの手で掴み取ってやる!



マクロスΔの主人公。



プロフィール

名前:ハヤテ・インメルマン(Hayate Immelmann)
性別:男性(地球人)
生年月日:2050年9月21日
年齢:17歳
身長:169cm
所属勢力:ケイオス・ラグナ支部
所属部隊:Δ小隊
CV:内田雄馬


名前の由来は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の戦闘機「四式戦闘機」の愛称「疾風(はやて)」と第一次世界大戦時のドイツ軍のエースパイロット「マックス・インメルマン」から。
なお、マクロスシリーズにおいてインメルマンは間接的にマクシミリアン・ジーナスの名前の由来でもある。



概要

星間複合企業「ケイオス」の惑星ラグナ支部所属、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の護衛兼パフォーマー部隊「Δ小隊」の可変戦闘機パイロット。
ヴァールシンドロームを防ぐ因子「フォールドレセプター」を持っているため、ヴァールの発症を心配せずに戦える貴重な人材。
髪の色とパーソナルカラーは青。口癖は「いい感じだ」。


元々は銀河系辺境のブリージンガル球状星団にある惑星アル・シャハルの宇宙港のワークロイド作業員だった。
ヴァールで大混乱に陥った街に現れたワルキューレとΔ小隊を目撃した後、
惑星ラグナを訪れた際に隊長のアラド・メルダースからスカウトを受けパイロットへの道を踏み出した。



「自分が本当にやりたいこと」を探して銀河中を転々としていたが、
情熱を注ぐことができる程のものに巡り会えなかったため、当初は仕事をサボりがちで無気力な性格だった。
直情的な言動も相俟って他者の反感を買いやすく、先輩のメッサー・イーレフェルトやミラージュ・ファリーナ・ジーナスとは衝突することも。


一方で初対面かつ密航者のフレイア・ヴィオンの面倒を見る、
助けられた際には素直に感謝の言葉を述べるなど、決して人付き合いができないわけではなく根はお人好し。


興味があること以外には無関心なだけで、自分のやりたいことに必要であると理解すれば、素直に認めて努力を惜しまないストイックな面もある。
はじめてバルキリーに乗った時に感じた“風”に魅了され生甲斐となる「やりたいこと」を見つけ、次第に好青年な性格に変わっていった。



フレイアとミラージュから想いを寄せられているが、鈍感なのか恋愛に興味がないのか気付く素振りはない。
フレイアとは非常に相性が良く、彼女の歌を聴きながら飛ぶと絶好調となり、極まるとお互いのフォールドレセプターが共鳴し凄まじい力を発揮する。
ミラージュに対しては頼りになる同僚として認識している。


猫アレルギー体質で、惑星ラグナの現住生物である海猫や、
猫型哺乳類から進化したヴォルドール人が近くにいるとくしゃみが止まらなくなる。


両親は共に軍人で、父ライトは銀河系各地を回っていた。母は軍医。
母は健在だが家を出てから長い間会っていない。
父は故人で、贈られたフォールドクォーツのペンダントを形見として肌身離さず身に着けている。



パイロットとして

元々ワークロイド作業員だったので、バトロイドの扱いに関しては目を見張るものがある。
一方でファイターに関してはそれまで全く経験が無かったこともあり訓練でも四苦八苦していた。
それでも実技演習や実戦の中で飛躍的に成長していき、物語中盤時点でメッサーから一目置かれ、ミラージュからも才能があると認められるまでになっている。
常識に囚われない型破りな飛び方が特徴とされる。


惑星ラグナ攻防戦において、フレイアとのフォールドレセプターの共鳴を経験したことで覚醒。
圧倒的な実力差があったキース・エアロ・ウィンダミアの“風”を読み、
ガンポッドの射撃を縫うように避けるといった変態的な操縦技量を見せ、遂には撃墜した。


初めて人を殺した際の感覚に馴染めず、戦闘においてはできる限りコックピットを狙うことを避けている。


天性のリズム感覚の持ち主で、ワルキューレの楽曲に合わせて踊るように機体を操る様は「インメルマン・ダンス」と呼ばれる。
ちなみに元ネタのインメルマンが開発・得意とした「インメルマン・ターン」は使用したことがない。



父親であるライトも新統合軍のパイロットであり、アラドの台詞からハヤテと飛び方が似ているらしい。



劇中での活躍

惑星アル・シャハルで宇宙港作業員として働いていたところ、
ワルキューレのオーディションのため密航者となったフレイアと出会い、更にヴァール発生の混乱の中でミラージュとも出会う。
ヴァール鎮圧に赴いたワルキューレとΔ小隊を目撃、またフレイアを助けるためVF-171 ナイトメアプラスに搭乗したことで“風”を感じ魅了される。


フレイアを惑星ラグナに送り届けた際にアラドからスカウトを受けΔ小隊に入隊。
ミラージュを教官として訓練に励み腕を上げると共に、いがみ合いながらも次第に信頼関係を築いていく。


フレイアのデビューライブでハヤテもパイロットとしてデビューを飾るが、同時にウィンダミア王国の空中騎士団から襲撃を受ける。
星間戦争の開戦が宣言されると一時パイロットを続けることに迷うが、「戦争を終わらせて自由な空を飛ぶ」ために残留を決意。


空中騎士団と幾度も熾烈な戦いを繰り広げる中で、初めて自分の手で人を殺すことを経験し、またメッサーが撃墜され仲間の死も目の当たりにする。
惑星ラグナでの大規模攻防戦では新統合軍によるプロトカルチャー遺跡爆破に巻き込まれ機体を喪失するも、メッサーの機体を受け継ぎ戦線に復帰。
フレイアのフォールドレセプターと共鳴したことで限界性能を引き出し、キースとのドッグファイトを制した。


ウィンダミア王国によるブリージンガル球状星団の独立宣言、
及び大銀河文明樹立宣言の後、父ライトがパイロットであったこと、ウィンダミアに次元兵器を投下した当人であることを知る。
父の行動の真実を知るため、決意を新たに戦争に身を投じていく。



乗機は「VF-31J ジークフリード」⇒「VF-31F ジークフリード(メッサー機)」⇒「VF-31J改 ジークフリード」
AIサポートとヘルメットを苦手としているため、マキナ・中島とレイナ・プラウラーにより特別なチューンが施されている。
VF-31Jが爆散・喪失後はメッサーのVF-31Fを継承した。 
その後VF-31Fは度重なるオーバードライブにより負荷が蓄積し、メンテナンスのため後送される。
最終決戦においては新たに配備されたVF-31J改に搭乗。J型のカラーリングに黒いラインが追加され、メッサーの死神のパーソナルマークを模した騎士の顔が描かれている。



劇場版

劇場版では最初からΔ小隊に所属しており*1、フレイアとは任務中の貨物船で出会っている。
最初からやりたいことを見つけかけているためか、TV版の後半と比べても少し大人びており*2フレイアとの初対面からのやり取りは割と別物。
VF-31でのフレイアとのタンデムもTV版と異なり訓練飛行許可はとったうえで行っていた。ただしフレイアの同乗許可はとっておらず結局メッサーに怒られた


ミラージュとは無茶をしまくって減俸を喰らったことが度々あるらしく「爆弾コンビ」と呼ばれていた。


激情のワルキューレ』では恋愛面での描写は抑えめだが、フレイアとの相性の良さは健在。
『絶対LIVE!!!!!!』ではがっつり描かれており、ウィンダミア人との寿命や価値観の違いを乗り越えて結論を出している。



乗機は『激情のワルキューレ』では「VF-31J ジークフリード」⇒「VF-31F ジークフリード リル・ドラケン装備型」
『絶対LIVE!!!!!!』では「VF-31J ジークフリード (リル・ドラケン装備型)」⇒「VF-31AX カイロスプラス」



歴代作品のオマージュ

ハヤテは髪の色やパーソナルカラー、名前の由来といった要素で『初代』のマックスを彷彿させるキャラクターだが、
実は劇中において初代スカル隊メンバー及び歴代主人公に関する要素を尽く網羅しているキャラクターでもある。


惑星ラグナ攻防戦におけるキースとのドッグファイトが、工藤シンとノーラ・ポリャンスキーのドッグファイトのオマージュ。
(海上でのドッグファイト、VF vs. Sv、コブラ対決)


パーソナルカラー、髪の色、名前の由来、天才的な操縦センス。(マックス)


味方陣営による大規模破壊に巻き込まれ乗機が爆散する。(柿崎速雄


乗機を失い、亡き先輩の機体に乗り換える。(一条輝


骸骨の意匠があるパーソナルマーク付きの機体を駆る。(ロイ・フォッカー、輝)


イサム・アルヴァ・ダイソンと同じく乗機が前進翼、手を飛行機に見立てる動作をよく見せる。
また、常識に囚われない型破りな飛び方も共通点。


熱気バサラと同じく天性の音感センスを持つ。


早乙女アルトと同じく踊りが得意(厳密にはアルトが得意なのは舞踊)で、フォールドクォーツのアクセサリーを持つ。
ヒロインの歌姫が発するフォールド波と共鳴し、機体のフォールドウェーブシステムの力を限界まで引き出した点も同様。
ちなみにアルトはイサムと同じ共通点の持ち主でもある。



スーパーロボット大戦

現在のところ『X-Ω』でのイベントでのみの登場。


「交錯 アナザーステージ」にて初期間限定参戦。
その後、『マクロスF』メンバーとの共演もある「イノチノウタゴエ」や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』とも共演する「時空を超える歌声」がある。
アルトとの模擬戦では敗北するものの彼の操縦テクニックを素直に称賛する場面も。


劇場版参戦の「風の歌 星の歌 生命の歌」ではマクロスシリーズからは工藤シンと共演している。


基本的にΔ小隊に所属しているため性格面は直情的な言動もあるが好青年より。
劇場版名義で参戦したときにはかなり気配りがきいた一面を見せていた。



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  • 人にゲロかけたあとにもフランクに接することが出来るこいつは間違いなく天才 -- 名無しさん (2016-08-07 03:09:20)
  • ウィンダミアとの因縁はどうなるか -- 名無しさん (2016-08-07 08:24:09)
  • 敵側から見れば犯罪者の息子で王族の片目を奪った男だからな…MDEの件は責任全くないけど -- 名無しさん (2016-08-08 19:26:13)
  • 小説版だとコイツの天才っぷりがよくわかる。 -- 名無しさん (2016-08-14 22:04:39)
  • 確かにパイロットとしては間違いなく天才。その代わり戦士としては精神的に劣等だが -- 名無しさん (2016-08-14 22:30:56)
  • フレイアのためにパイロット辞めるって言ってみたり、カシムのドラッケンのトラブルに気付いて戦闘中でも呼び掛けながら駆け寄ってしまう・・・マクロス主人公で一番優しいのかもしれない。 -- 名無しさん (2016-08-29 22:27:48)
  • フレイアとミラージュは彼の翼 -- 名無しさん (2016-09-01 17:04:25)
  • 最終回はVF-31Jに再び搭乗予定のまさかの展開。作劇上の山場と、プラモ販売事情にかなり歩み寄った展開だなー。 -- 名無しさん (2016-09-19 07:14:44)
  • 最終回ではきちんと告白して大事な人を勝ち取りました。種族の壁を口にするのは無粋だけど過酷とも取れるマクロス史上初の結末を選んだ彼の決断は素直に評価したい。 -- 名無しさん (2016-09-26 07:20:30)
  • マクロス世界が実際の西暦と繋がってるならもしかしたらマックス・インメルマンの子孫だったりするのかもね -- 名無しさん (2016-09-30 20:48:07)
  • マクロスが落ちた1999年時にソ連が健在だったりするパラレルワールドだからどうだろう -- 名無しさん (2016-10-04 13:55:33)
  • 終始フレイアと空のことしか考えてないイメージ。マクロスの主人公らしからぬフレイア一直線だったよね。 -- 名無しさん (2017-05-21 10:04:52)
  • 色々考えてはいるんだろうけど全ての入り口がその二つだからね -- 名無しさん (2017-05-23 23:41:02)
  • ワルキューレの歌でヴァール化阻止のはずなのに何故フレイアの歌でヴァール化したんだ? -- 名無しさん (2017-10-04 09:55:17)
  • ヴァール化は感情のハウリングが原因みたいだから、フレイアとの間に直通の共振がおきて同じようにハウリングを起こしたんだと思う。互いの思いが強すぎるのが仇になるって展開もマクロスだと珍しいよな -- 名無しさん (2018-01-03 12:04:27)
  • ↑17 フレイアの寿命、短くてあと15年だもんなぁ……; まぁ、愛があって、互いに想いあっていれば、それくらいの年月でもとても幸せな日々を紡げるとはいえ……切ねぇ -- 名無しさん (2018-01-03 12:53:38)
  • ↑或いはアレが本来のヴァールの使い方なのかもしれない。暴走に飲まれない強靭な精神力の持ち主のみに許された力を軍事転用して一般人に使ってるのかもしれない。 -- 名無しさん (2018-01-03 13:24:16)
  • ↑ 劇場版Fのアルトの場合はシェリルとランカの二人と共鳴していたけどヴァール化しなかったのはパイロット側がレセプターを持っていなかったからかな?その時はヴァールの設定なかったって言われればそれまでだが -- 名無しさん (2018-02-02 00:00:55)
  • 父親のライトはウィンダミア にとって罪人なのは否めない。命令とはいえ神聖な遺跡に入って星の歌い手の細胞を盗んだからな。墓荒らししたのは事実。 -- 名無しさん (2018-02-04 10:26:22)
  • 劇場版では最初からΔ小隊の隊員、なんかフレイアと出会うシーンがやたらイケメンになってた気がするが、なるほどフレイアから見るとハヤテはああ見えるのか・・・。 -- 名無しさん (2018-05-13 22:35:37)
  • ↑3 バジュラがいる状況のフォールド細菌によるV型感染症とハブられたフォールド細菌が人間にフォールドしたデルタの状況だと同じフォールドクォーツ込みの通信でも状況代わるのかもね。アルトはフォールド細菌なしだろうけど、ハヤテの場合はヴァールにはならなくてもフォールド細菌が定着している可能性あるし -- 名無しさん (2021-09-15 23:03:59)
  • TV版と前作ではメッサー君と白騎士様が目立ってたのもあって主人公としては若干地味目な部分もなくはなかったけど、「絶対LIVE!!!!!!」では終始主人公しててものすごくかっこよかった……! -- 名無しさん (2021-10-10 19:44:37)
  • 確かに良かった。 -- 名無しさん (2021-10-10 20:15:11)
  • 絶対LIVE!!!!!!ではパンフでもカナメとレイナ(の声優さん)にも「かっこいい」「男前」と絶賛されてたな…。 -- 名無しさん (2021-11-26 16:19:08)
  • ↑ネタバレ舞台挨拶によれば、絶対LIVE!!!!!!は「ハヤテを”大人の漢”にしてやろう、どうやったらカッコいい漢になるんだろう?ということも考えた」とのこと -- 名無しさん (2021-11-26 18:23:58)

#comment

*1 『絶対LIVE!!!!!!』によればバイトで転々としていたところをアラドに誘われ、VF-1EXに搭乗したことで空を飛ぶことへの楽しみを見つけた様子。
*2 TV版のハヤテも2年くらい経ったらこんな感じになるかも、らしい。

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