名探偵コナン 銀翼の奇術師

ページ名:名探偵コナン 銀翼の奇術師

登録日:2015/11/14 Sat 12:39:32
更新日:2024/01/28 Sun 16:11:54NEW!
所要時間:約 18 分で読めます



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挑め!上空1万フィートの


絶体絶命クライムサスペンス。



監督:山本泰一郎
脚本:古内一成
主題歌:愛内里菜「Dream×Dream」


『名探偵コナン 銀翼の奇術師マジシャン』とは、劇場版名探偵コナンシリーズの第8作目のタイトルである。2004年4月17日公開で上映時間は107分。興行収入は28億円。


【概要】

怪盗キッドが登場する劇場版作品の2作目。前半は夜の摩天楼を舞台にコナンとキッドが激しい対決を繰り広げ、後半は飛行機内で殺人事件が発生してコナンが解決に導くという二段構造となっている。
ラストにかけては飛行機が墜落の危機に瀕するため、コナンとキッドが共同戦線を張ってこのピンチを切り抜けているのも特徴。
またキッドの影に隠れがちだが、今回は『瞳の中の暗殺者』とは逆パターンで、蘭が新一に告白するシーンがある。
終盤の展開によるものか、終了後に「この作品はフィクションです」というテロップが流されている。



【音楽】

『世紀末の魔術師』の劇伴の再録や挿入歌「ぼくがいる」の高山みなみverなど音楽面の特徴は多め。しかし『魔術師』の時よりもサスペンス曲が多く、前後の劇場版作品のそれよりもTV版への使用回数は多かった。
TV版への楽曲導入は翌年9月の『完全半分犯罪の謎』からスタートした。劇場版の楽曲の導入がほとんどなかった時期ではあったが、前後の劇場版作品よりは定着した楽曲もあり*1、中には原曲こそ使われなかったものの、2007年のリニューアル以降から使われるようになったものもある。



以下、ネタバレにご注意ください。



【ストーリー】

ある日、毛利探偵事務所に女優の牧樹里とマネージャーの矢口真佐代が依頼を持って訪れる。
今朝彼女の下に、怪盗キッドから彼女の所有する「運命の宝石」と呼ばれるスターサファイアを狙うとの予告状が届けられたらしく、小五郎にその宝石の警備の依頼をするために事務所を訪れたのだという。
樹里に問題の予告状を見せてもらった小五郎は、彼女が出演している舞台『ジョゼフィーヌ』の公演中に犯行を行うと推理し、夕方に汐留ビュータワー内にある劇場「宇宙(そら)」へコナンたちを連れて向かう事に。
そこでは中森率いる警察が厳重な警備体制をしいており、そこで何と新一に扮したキッドも登場する。
コナンは逃がすまいとキッドを終始マークし、彼が観客席から離れると急いで後を追う。
そしてビルの屋上へキッドを追いつめ、夜の汐留を舞台に激しい追走劇を繰り広げるが、あと1歩のところで捕り逃してしまった。


数日後、コナンたちは宝石を守り切ったお礼として、函館の樹里の別荘で行われる劇の打ち上げパーティーに招かれる。
当のコナンはキッドがあっさり引き下がった事に疑問を抱いていたが、劇に出演した役者が集合する空港ロビーで何者かの殺気を感じる。
その頃、函館に先回りしてキッドを待ち伏せしていた中森は、樹里の別荘内で怪しい人影を見つけ、それをキッドだと確信して踏み込むのだが……?


スカイジャパン航空の函館行き865便に乗り込み、一行は函館に到着するまで空の旅を楽しむ。
離陸前の探偵団の他愛無い会話から、コナンはこの飛行機の中でキッドは犯行を行うと推理。
宝石を身につけている樹里を静かに監視していたが、そんな中、チョコレートを口にした樹里が突然苦しみ出し、スターサファイアの指輪をはめた手を伸ばしてそのまま絶命する。
当初は現場の状況から、チョコレートにが入っていると考えられたが、チョコに毒が入っていたなら同じくチョコレートを食べた小五郎もただでは済まないはず。なのになぜ樹里だけが絶命したのか。その後小五郎は、毒は田島天子が樹里にあげたビタミン剤に入っていたと推理を訂正して彼女を犯人だと名指しする。
その一方でコナンはいつもどおり冷静な推理をして犯人を導き出すが、その裏で予想だにしない恐怖が彼らに忍び寄っていた……



【事件関係者】

  • 牧樹里(まき じゅり)

CV:戸田恵子
舞台女優。37歳。
座長を務める舞台『ジョゼフィーヌ』では主役の「ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ」を演じる。
キッドから「運命の宝石」を頂くとの予告状を受け、小五郎に警護の依頼をする。
典型的な女王様タイプの人物であり、いつも自分が中心でないと気が済まない。
俳優仲間などの身内にも厳しく接し、端役に至っては眼中にすらない模様。
それでも実は元CAであり、今回搭乗した飛行機の機長たちとは顔見知りだったりする。
スキューバダイビングが趣味だがやり始めて日は浅い。
銀座で売られている高級チョコレートが好物で、出かける際にいつも真佐代に携帯させている。
だが今回はそのチョコを口にした途端、それに仕込まれた毒によって殺害される。


  • 矢口真佐代(やぐち まさよ)

CV:久川綾
樹里のマネージャー。32歳。
彼女もなかなかの美人だが、樹里とは対照的に大人しく幸薄そうな女性。
要領が悪く気の利かないため、人前で樹里によく恥をかかされていたらしい。
彼女が買って来たチョコを食べてすぐに樹里が死亡したため、小五郎に最初犯人だと疑われる。


  • 酒井なつき(さかい -)

CV:氷上恭子
ヘアメイク。26歳。
樹里の専属ヘアメイクであるが、彼女もまた美人でかわいい。
真佐代と違って気の利く性格なため、樹里から気に入られている。
だが内心はわがままな樹里にいつも振り回されてばかりでうんざりしているらしく、他の仕事をしたいと思っていた時に邪魔された事もあると不満を漏らす場面もあった。


  • 成沢文二郎(なるさわ ぶんじろう)

CV:森功至
舞台俳優。34歳。
舞台『ジョゼフィーヌ』では「ナポレオーニ・ボナパルト」を演じる。
実は樹里の元夫で3年前に協議離婚している。だがまだ樹里に未練があるらしく、何度も復縁を迫るもその都度冷たくあしらわれているらしい。
舞台終了直後にキッドと間違われ小五郎たちに取り押さえられるが、函館に行く際にそれを笑って許してくれたいい人。


  • 田島天子(たじま てんこ)

CV:島津冴子
舞台女優。36歳。
舞台『ジョゼフィーヌ』では「テレジア・タリアン」を演じる。
樹里とは古くからの友人で仲はいいものの、夫の伴が彼女に頭が上がらない事だけは我慢がならず、そのためたまに樹里に対しきつく接する事もある。
飛行機の離陸前に樹里にビタミン剤を与えていた事から、小五郎に樹里を毒殺した犯人だと決めつけられてしまう。


  • 伴亨(ばん とおる)

CV:柴田秀勝
演出家兼舞台俳優。45歳。
舞台『ジョゼフィーヌ』では「バラス・ド・ポール」を演じる。
樹里に女優の才能を見出し、一流の女優に育て上げる。
だが現在は樹里に演出の口出しをされる事が多く、今回の舞台に至っては演出のほとんどを樹里が1人で行っていた。
その事に関して度々夫人の天子にきつくなじられる事もあった模様。


  • 新庄功(しんじょう いさお)

CV:三木眞一郎
舞台俳優。28歳。
舞台『ジョゼフィーヌ』では「イポリット・シャルル」を演じる。
樹里の現在の恋人だが、なつき曰く「もう飽きられている」らしく、何度も「誰か他にいい男がいないか」と相談されていたらしい。
体調不良を理由に今回の打ち上げは欠席する予定だったが、体調が戻ったらしく急遽参加する事を決める。
そして終盤で飛行機がトラブルに見舞われた時に大胆な行動に出るのだが……?



【レギュラー陣】


ご存知主人公。
キッドと対等に渡り合うために、事前にパラグライダーを用意して激しい対決を繰り広げる。キッドを逃した後どのようにして電車から降りたかは不明。
終盤で飛行機が急降下した際は、「ハワイで父親に教わった」セスナの操縦技術で飛行機の操縦桿を握り、何とか水平飛行を保った。が、たとえ技術があったとしても実際は多分こううまくはいかない。
本編に出てくる新一はキッドの変装のため、本当の新一はコナンの蝶ネクタイ型変声機による変声や背後のイメージ、蘭の回想シーンぐらいである。


ご存知月下の奇術師。
大胆にも新一に変装して捜査に混ざっていたが、新一と顔立ちが似ていたためばれる事はなかった。
だが本物の新一(コナン)の前に関わらず、ドヤ顔でオヤジギャグをかましたり、阿笠級のダジャレクイズを出題するなど好き放題に振舞っていたため、コナンに呆れられる。
コナンは飛行機内で彼が犯行に及ぶと推理していたが……


ご存知蘭姉ちゃん。
新一(に変装したキッド)といきなり対面し戸惑うが、その仕草から彼がいつもの新一とは違う事を感じ取っていた。
終盤では飛行機の操縦という重要な役目を任される羽目になり……


ご存知迷探偵。
キッドが舞台で犯行を行うと睨み、中森と一緒に出演者に紛れて張り込む。
樹里と一緒のチョコを食べ、彼女が毒で倒れた時には口をあんぐり開けて顔が真っ青になった。
コナンシリーズ全体においても数少ない顔芸である。


ご存知哀ちゃん。
コナンに対し「鼻をつまみ耳抜きをする顔は特に異性には見せたくないものよ」と教え、それが殺人事件解決のヒントとなる。
滑走路の長さや地盤を考慮し、飛行機が着陸できそうな場所をコナンと共に考える。


ご存知天才発明家。
殺人事件の犯人が自供していた時にある言葉をかけ、優しく諭す。
今回はコナンのために、リュック型のパラグライダーを用意していた。


ご存知少年探偵団。
個々に際立った活躍はないものの、飛行機がトラブルに見舞われた際に歩美と光彦は役立つ情報を思い出しコナンをサポートする。
元太はいつもの食いしん坊な仕草が、殺人事件解決の糸口になった。


ご存知蘭の親友。
蘭が操縦を任された際、彼女をサポートを出来るのは私しかいないと率先して残る事を決意する。


ご存知法曹界のクイーン。
蘭の計らいで飛行機に乗り合わせるが、小五郎との関係はまだまだ険悪なまま。それでも機内で事件が起きた時は協力して解明に努める。
今回はコナンの麻酔針が誤って命中してしまい、やむなくコナンは彼女を探偵役に推理を披露。
起きた後で推理を披露したことに対して疑問を感じたかどうかは不明だが、この後起きる大事件でそれどころではなくなったものと思われる。


警視庁捜査二課の警部。
世紀末の魔術師』で小五郎に顔をつねられて以来犬猿の仲となり、再会した時は大人気ない意地の張り合いを見せる。


ご存知捜査一課の警部殿。
終盤になってようやく登場。
札幌出張の帰りに室蘭に寄り、白鳥大橋(はくちょうおおはし)を「しらとりおおはし」と間違える。
そこで数十台のパトカーを目撃し、ついていった結果大事件に巻き込まれる羽目に。……なんで?


ご存知御曹司警部。
室蘭にある白鳥大橋を眺め、「いつか美和子さんとここに…」と思いを馳せる。


ご存知高木君。
こちらは白鳥大橋を眺めながら「ここは絶対ペケだな…」とデートプランから外していた。
飛んでくる飛行機にいち早く気づく。


  • 西村警部

北海道警の警部。
以前『上野発北斗星3号』で事件の捜査を担当していた。
今回はエピローグにて犯人の身柄を引き取りに現れるが、声の出演はなし。


  • 田村刑事

北海道警の刑事。
西村の部下で同じく『上野発北斗星3号』に登場していた。
彼も西村と一緒に登場するが、こちらも声の出演はなし。



【その他】


  • 大越(おおこし)

CV:井原啓介
スカイジャパン航空865便の機長。
樹里と面識があり、舞台を真似て彼女の手の甲に口づけをする。
その後、なぜか息苦しさを感じ、そして……


  • 中屋(なかや)

CV:中村大樹
スカイジャパン航空865便の副操縦士。
大越と同じく樹里と面識があり、彼もまた彼女の手の甲に口づけをする。
そして大越と同じく体調が悪くなり……


  • 三沢千秋(みさわ ちあき)

CV:伊倉一恵
スカイジャパン航空865便のCA。
機内では飲み物やお菓子で客をもてなし、コックピットにコーヒーとお菓子を運んだ。


  • 進藤玲子(しんどう れいこ)

CV:引田有美
スカイジャパン航空865便のCA。
機内で事件が発生した際に、小五郎に大越の伝言を伝えた。


  • 由紀(ゆき)

CV:百々麻子
スカイジャパン航空865便のCA。


  • 島岡(しまおか)

CV:菅原正志
函館空港にいた機長。
管制コントロール室からコナンたちと連絡を取り合い、彼らに着陸の手順を説明する。


  • 上杉(うえすぎ)

CV:金尾哲夫
函館空港管制部長。
スカイジャパン航空865便に連絡をとり、その無線を上杉に取り次ぐ。


  • 石田(いしだ)

CV:藤城裕士
医師。
スカイジャパン航空865便にたまたま乗り合わせていた乗客で、大越と中屋の診断を行う。



【劇中劇『ジョゼフィーヌ』について】

ナポレオンの最初の妃「ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ」の生涯をモデルにした舞台演劇。


  • あらすじ

バラス(伴)が開いたパーティで、ジョゼフィーヌ(牧)はナポレオーニ将軍(成沢)と出会い、スターサファイアの指輪をもらう。
愛しあう2人だが、ジョゼフィーヌはイポリット中尉(新庄)との恋に落ち、ナポレオーニの怒りを買う。(マリー・ルイーズと結婚することを話したのかジョゼフィーヌは気絶する。)
その後、 最期の時を迎えたジョゼフィーヌはベッドで輝かしい過去に思いを馳せ、「ボナパルト、ローマ王、エルバ島」と呟き、スターサファイアの指輪をはめた手を伸ばし息絶える。
舞台は最も輝かしかった戴冠式の出来事に移り、ジョゼフィーヌとナポレオーニが「未来は私たちのもの」と高らかに宣言して幕が下りる。


  • あれこれ

だいたい史実通りだが、名前の変化があやふやである。詳しいことは自分で調べてくれ。
ジョゼフィーヌとイポリットの関係やキス、最期は後半にも繋がる部分がある。



【以下、キッドの予告の真相】











  • キッドの狙い

数日前のキッドの迂闊すぎる犯行に疑問を抱いていたコナンは、探偵団の座席番号の話題を耳にして予告状の真の意味に気づく。
予告状にあった4つの英単語、


Romeo
Juliet
Victor
Bravo!


……は、「誰が、いつ、どこで、どうやって」を示しているのではなく、世界共通の無線通話コード「フォネティックコード」を示していた。
これは航空機の無線通話でも採用されているものであり、このコードが飛び交う機内で犯行を行う事を予告していた。
予告状に添えられていた「スペードの2のカードが半分に割られたイラスト」は、2で割り切れない奇数を示していて、東京から函館に向かう「865便」の中での犯行を表していた。
ちなみに汐留に姿を現してあっさり退却したのは関係者に犯行を失敗したと思わせるためで、彼らを油断させて宝石に近づきやすくするのが狙いだった模様。



【以下、事件の真相】











あの女は…
私のメイクとしてのプライドを…


  • 酒井なつき

今回の殺人事件の真犯人。
以前から「ハリウッドでメイクとして活躍したい」との夢を抱いており、そのために英会話を猛勉強したりロスのメイク学校に留学するなどの努力を積み重ねていた。
留学を終えて帰国した後は、樹里の専属メイクとして仕事をしながらハリウッドに手紙を送り続ける。
そして1カ月前の事。ハリウッドのとある女優が来日した時に、彼女のエージェントにメイクの腕を見込まれ、一緒にハリウッドで活躍してみないかと誘われる。
これはなつきにとって千載一遇のチャンスであり、断る理由なんかどこにもなかった。
だがそれを知った樹里はなつきが自分から離れていく事を許さず、裏から手回しをしてこのチャンスを潰してしまう。
しかもその理由は「なつきのメイクの腕を必要としていたから」ではなく、「なつきを便利な付き人として置いておきたかったから」という身勝手極まりないものだった。
その事を知ったなつきは、このチャンスを潰した樹里に対し殺意を抱き、今回の旅行で樹里の殺害を実行する。


このように他の劇場版の犯人と比べると同情できる部類ではある。
ただ、樹里に恨みを持つ者は自分以外にも何人かいたため、それをいいことに、事件直後、周りの人間の情報(動機になり得ること)をペラペラと語り出し、誰かしらに罪を擦りつけるつもりでいた事を考えると、完全に世論が共感するとは言い難い。


犯行方法は、羽田空港の駐車場で樹里のメイクをする際に、毒を混ぜたファンデーションを彼女の鼻の両側に塗るというもの。
これは飛行機が離陸した後で樹里が耳抜きをする事を想定して用意したトリックで、鼻をつまんで耳抜きを行う事で毒が指に付着。その後その指で菓子などをつまんで食べれば毒が体内に入るという寸法になっていた。
毒を混ぜたファンデーションやその容器は、搭乗前に自宅宛に郵送することで機内に持ち込まないようにした。
トリックの質はやや粗があるものの、現場に証拠となるものが被害者である樹里の鼻と手に付いた毒しかなく、非常に秘匿性が高い。後は自宅に届いた毒入りファンデーションと容器を処分さえすれば、もはや完全犯罪達成だった。
しかし、そんなトリックもコナンには通用せず、「空港に連絡して郵便物を調べれば、毒入りファンデーションが出てくる」と言われ、観念して全てを自供。


上記の動機を語り、メイクとしての「プライド」を傷つけられたと言う彼女だが…


メイクとしてのプライドだ?笑わせるんじゃねぇ!
それならどうしてメイク道具を凶器に使ったんだ?


今のアンタにプライドなんて言葉を使う資格はねぇ!


……と小五郎に一喝され、ポロポロと涙を流しながら声をあげて泣き崩れた。
この際阿笠は「アンタはまだ若い…罪を償ってもう一度やり直すんじゃ」と言葉をかけ、彼女をなだめた。


  • 牧樹里

「ただ“便利な付き人”として側に置いておきたかったから」。そんな身勝手な理由でなつきが長年追いかけていた夢を握り潰す。
普段からなつきに世話になっているのだから、その生活の中で少しでも彼女を気遣うような言葉をかけていたらそこまで恨まれる事もなかったかもしれないが、樹里の高慢な性格では彼女に感謝した事なんか恐らく一度もなかった事だろう。
むしろ「私は人気女優だからこのぐらいの扱いは当然の事」とでも思っていた可能性のほうが高い。
彼女のモラハラともいえるこの性格の悪さには被害者とはいえ褒められた人物ではない為、結果毒物を摂取して醜く悶絶する姿を人前に晒して死ぬという、人気女優としてはあまりに惨めな最期を迎える事となり、今回の件が公になって評判が落ちた事も否定できないだろう。


だが、殺される直前の彼女の他愛無い行動が、コナンたちの乗る飛行機に思わぬ災いを呼び込む事となり……



【以下、事件解決後の展開】











  • 事件解決、その後

事件を無事解決に導いたコナンだったが、なぜか心に引っ掛かるものを感じ、これまでの機内の様子を振り返る。
そしてコックピットで目撃した樹里の行動を思い出した時、ある事に気がつき急いでコックピットに向かった。
そこでは大越と中屋が胸を押さえて苦しがっており、大越が前に倒れた際にオートパイロットが解除されて飛行機が急降下してしまう。
すぐにコナンが操縦桿を力の限り引き戻したおかげで機体は水平を取り戻し、何とか危機は脱する。するとそこに新庄が現れて自動操縦のスイッチを押し、「でかしたぞ」とコナンを誉める。


実は大越と中屋が樹里の手をとって口づけをした際に、彼女の指についた毒が彼らにも付着したため、そのまま菓子を食べた事で毒を摂取してしまい呼吸困難を起こしたのである。
乗客の中にいた医者の診断により、2人とも幸い毒の摂取量は少なく命に別状はないのが分かり良かったものの、とても飛行機を操縦できる状態でなかった。
その事を知らせるために新庄は函館空港に連絡をとるが、その際に「多少の(操縦)経験はあるから指示をもらえれば…」と言い出す。
それで話がつき、新庄が代わりに飛行機の操縦を行う事になったのだが、彼は助手役として何とコナンを指名し、彼を副操縦席に座らせる。
小学生であるコナンを何のためらいもなく助手に指名した新庄。どうやらコナンがただの子供ではない事を見抜いているようだが……?



どうする?
オレを捕まえるか?探偵くん…


ああ…
この巨大な鉄の鳥を巣に戻してからな…


  • 新庄功

実は今回飛行機に乗っていた新庄は変装したキッドだった。
新庄に変装して機内で「運命の宝石」を盗もうとしていたが、樹里の手に口づけをした際にそれが偽物だと見抜き犯行を思いとどまる。
本物のスターサファイアは口に含むと冷たいのだが、樹里の所有していたものはそうはならなかった。
この事に関しては、恐らく舞台「ジョゼフィーヌ」の客寄せのために本物だと偽って公表したのだろうとキッドは考えている。
本来ならこの事実が発覚した時点で退散していたのだろうが、直後に殺人事件が発生した事で逃げそびれ、そのまた後で飛行機が墜落の危機に瀕したため、持ち前の操縦技術で飛行機の着陸に挑む事となる。
その際に助手役として中身は高校生探偵のコナンを指名していたが、流石に彼が操縦方法を知っている事までは見抜いていなかったようだ。
コナンは父親からその技術を教わったと言っていたが、キッドも父親(盗一)から技術を学んでいたのだろうか……?


  • 本物の新庄功

樹里の指示で函館の彼女の別荘に待機していた。
どうやら打ち上げの余興としてキッドに仮装し、到着する皆を驚かす寸法だったらしい。
だが別荘で待機していた時につい魔が差してしまい、時計を盗んだところに中森たち警察隊が踏み込む。
中森はキッドがそこにいるものと勘違いして踏み込んだのだが、新庄は時計を盗んだ事がばれて警察が来たのだと思い込んだため、警察の隙をついてで逃走した。
半泣きになりながら数十台のパトカーに室蘭まで追われる羽目になるが、この行動が奇しくも飛行機にいたコナンたちを救う事となる。


  • 函館空港への着陸

島岡からの指示を仰ぎ、何とか着陸の目途が立ったコナンたちだったが、着陸寸前で落雷に遭いシステムがダウンしてしまう。
何とか回復するもオートパイロットは機能せず着陸を中止せざるを得なくなる。
しかしその時に飛行機が風に流されてしまい、第2エンジンが管制塔に激突する。
その衝撃でエンジンが落下して大爆発を起こし、それが引き金となり空港に停まっていた車が次々と爆発。給油中だった飛行機までもが吹っ飛んでしまった。


当然滑走路は炎に包まれ、復旧までかなりの時間を要した。それでも計算上安全に着陸する事は可能だったが、燃料が残り少なくなっている事にコナンが気づき事態は一変する。
実は大越たちを運ぶ時、伴がふらついて機器に寄りかかった際にクロスフィードバルブ*2が解除されてタンクが一続きとなってしまい、エンジンが滑落して出来た穴から大量に燃料が漏れてしまっていたのだ*3


「クソッ!あのオヤジ…こりゃ一刻の猶予も無ぇぞ!」


いよいよ成す術がなくなりつつあったが、それでもコナンは諦める事なく飛行機が着陸できる場所を探す。
そして歩美の言葉にヒントを得て、室蘭にある崎守埠頭へ向かうよう提案する。
だがエンジンが滑落した衝撃で新庄(キッド)が左腕を負傷しており、着陸時に両手で操縦桿を持つのは不可能だった。
そこで新庄(キッド)は“ある人物”に白羽の矢を立てる。その人物とは……?


  • 崎守埠頭への着陸

新庄(キッド)に視力、持病、3サイズ(笑)などを聞かれた蘭はその後、何と代わりに操縦するよう彼に頼まれる。
勿論断固として拒否したが、飛行機の高度が下がってきたためやむなく代役を引き受ける。
新庄(キッド)の説明を受けた蘭は何とか飛行機を安定させ、一路室蘭へと向かった。
何とか飛行機は室蘭まで辿りつくものの、肝心の埠頭は薄暗く、着陸させるのはとても困難な場所であった。
すると外の様子を確認していた新庄(キッド)は突然飛行機を降りると宣言し、ドアを強引に開けてそこからハンググライダーで脱出した。
頼りのキッドを失ってしまい、コックピットには重い空気に包まれる。


このままでは危ないとコナンはある事を思いついて席を立ち、新一の声を使ってインターホンで蘭と会話を試みた。
新一の声で指示を出す事で蘭の不安を払拭しようとしたのだが、こちらから語りかけても蘭からの返事はない。
その後、蘭は今まで心の中に溜めていた想いを一気に吐き出してうつむき、しばらく沈黙した後でこう呟いた。



私は好きだよ… 新一…



蘭からの突然の告白に思わず言葉を失うコナン。すると蘭は外に“赤い光”を見つけ、それをコナンに教える。
その光はさっきまで本物の新庄を追っていた数十台のパトカーの赤色灯だった。新庄を臨海公園に追いつめた中森はそこで本物のキッドを発見し、彼に導かれるがままに崎守埠頭へと向かっていた。
その光景を見てコナンはキッドの狙いに気づき、埠頭を囲むようにパトカーが停車した事を確認すると、蘭に対しすぐに着陸準備に入るよう指示を飛ばす。
その後もコックピットの蘭と園子に的確な指示を出していき、いよいよ着陸態勢に入る。
機内は激しく揺れるも蘭は冷静にコナンの指示どおりの操縦を行い、埠頭をめちゃくちゃにしながら突き進む。
そして逆噴射とブレーキを駆使して機体のスピードを弱め、埠頭の土山に機首がめり込み飛行機はようやく停止した。


無事飛行機が着陸した事を知った乗客からは歓喜の声が溢れ、コナンもその喜びを蘭たちと分かち合おうとコックピットに駆け込む。
だが蘭と園子はそれに反応を示さず、側に寄ると2人とも目を閉じてぐったりしていた。
どうやら着陸時の衝撃で気を失っただけのようであり、その事を知るとコナンは「よくやったな…」と優しい笑みを浮かべていた。
今回は新庄が連れてきたパトカーをうまく利用してキッドは埠頭に明かりを灯したが、もし新庄が室蘭に来なかったらどうするつもりだったかは永遠の謎


  • 酒井なつき(続き)

飛行機が無事着陸した後、駆けつけた西村に逮捕される。
憎き樹里を殺害する為に今回の殺人事件を起こしたが、(樹里のイレギュラーな行動が最大の要因だが)結果的に誤って機長らに毒を盛ってしまい、意図せず墜落危機を引き起こしてしまった。


逮捕後、航空会社から一生かかっても払い切れるか怪しい多額の損害賠償を請求されたと考えると、トリックの性質上無関係な人間を巻き込むつもりはなかったのに、犯人とはいえかなり不憫である。
ただ、元客室乗務員とはいえCAの制止を振り切ってまで勝手にコックピットに入った樹里や、信用できる知り合いだったとはいえ現時点では単なる乗客に過ぎない彼女を責めるどころか逆にCAをなだめて歓迎した機長にも責任があるのではという意見も少なくはない*4



【エピローグ】

飛行機が着陸した埠頭には何台ものパトカーと救急車が停まっており、その中には救急車で手当てを受けている蘭の姿があった。
蘭の健康状態は良好で、まだ気絶したままの園子も大きなケガはなかった。
だが一応病院に向かったほうがいいと救急隊員に言われたので、蘭は必要事項を書類に記入していく。
するとそこで「バスト、ウエスト、ヒップのサイズも」とどこかで聞いた質問をされ、思わず顔を上げる。
その質問をした隊員は、さっき飛行機から脱出したキッドだった。
咄嗟の出来事に声をあげる事すらできなかった蘭だったが、ふと携帯の着信音に気をとられた隙にキッドは姿を消してしまう。
電話の主は新一(の声を使ったコナン)で、彼が話を切り出す前に「さっきかけてきたの新一じゃないよね?」と訊く。


どうやらキッドが新一の声で自分に指示を出していたと勝手に解釈しているようで、まるで見ているかのような的確すぎる指示の事(と機体が揺れたときのコナンの声)も引っ掛かっていたらしい。
その後蘭は新一の電話の直前にキッドが飛び降りた事を思い出し、新一(コナン)は慌ててその場を取り繕おうとする。
すると蘭は「飛び降りたのはキッドの手下よ!」とまたも奇抜な解釈をし、さっきの“告白”も新一に聞かれておらずセーフだと納得した。
「(告白の事は)私とキッドだけの秘密」と嬉しそうに言う蘭にムッとした新一(コナン)は彼女を問いただすも、「キッドを捕まえて訊いてみれば?」と返され、「ニャロー」と思わず呟いていた。



【余談】

新庄を演じた三木氏は『コナン』本編では萩原研二を演じており、警察学校編や『ハロウィンの花嫁』での活躍を見た後に本作を見たファンからは新庄の声を聞くと萩原にしか聞こえないと感じた人もいたとか*5
また、キッドは汐留ビュータワーの警備員にも変装しており、その警備員を演じたのは本編では松田陣平を演じている神奈延年氏だった為、警察学校組の演者のうち2人が出演した事となった。




追記・修正は、持っている辞書に「不可能」の文字が無い方にお願いします。


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  • 酒井さん損害賠償キツそうだよね… -- 名無しさん (2015-11-14 13:03:10)
  • 殺人事件はともかくその後に起きた飛行機事故が人災すぎ……伴ぇ… -- 名無しさん (2015-11-14 14:15:48)
  • これって劇場版で初めて「この作品はフィクションです」ってテロップが流れたんだっけ?やっぱりパイロットが易々と一般人をコックピットに入れてたからかなぁ -- 名無しさん (2015-11-14 15:08:35)
  • これ飛行機墜落未遂の責任も取らされるのかな?一般人を操縦室に入れた機長の責任だが、毒を盛らなければここまで大事にならなかったともいえるし -- 名無しさん (2015-11-14 15:46:31)
  • ↑そこは機長の責任じゃね?いくら知り合いだからって入れちゃ駄目だろ。現実にも知り合いの子どもを操縦室に入れたせいで墜落した事件もあるくらいやし。 -- 名無しさん (2015-11-14 16:02:57)
  • ↑この事件の後コクピットクルーに重い処分が下ったことは間違いなさそうだな -- 名無しさん (2015-11-14 16:37:02)
  • 下手すりゃ殺人事件よりとんでもないことを引き起こしていたよな 機長と被害者にも責任あるけど -- 名無しさん (2015-11-14 21:56:11)
  • 坂井さんの罪状及び賠償はどこまで行くのやら。殺人罪+傷害及び航空機事故(客を連れ込み「毒物を持ち込まれた」コクピットクルーの責任はある)・・・か?ここまで行くとやり直せないだろこれ・・・。 -- 名無しさん (2015-11-14 22:05:10)
  • ・犯人に墜落させる意志は全くなかった ・テロ以降コックピットに部外者を入れるのは本当に厳しくなったのに簡単に部外者入れたのは機長たち ここから考えると、墜落未遂+空港等の被害責任は機長たち>死んでるけど被害者>犯人になりそう -- 名無しさん (2015-11-14 22:26:51)
  • コックピットに入れても毒がなければ墜落しそうにならなかったのも事実だしなあ -- 名無しさん (2015-11-14 23:09:07)
  • それ言ったらそもそも中に入れなかったら何も起こらなかったとも言えるしな -- 名無しさん (2015-11-14 23:18:56)
  • 蘭「にしてもお母さんすごい推理だったね」妃「え?何のこと?」コナン「やべえ」 どうごまかしただろうか、小五郎や園子みたいに単純ではないが -- 名無しさん (2015-11-15 19:42:31)
  • 映画館で見たが、オッチャンが顔色が変わって驚く所でみんなわらってたなw -- 名無しさん (2015-11-15 20:08:55)
  • それにしても今回の事件は判例としてはいい議論になりそうだ。実際リアルの弁護士にコナンのファンとかいたら考えてそう。 -- 名無しさん (2015-11-15 20:50:14)
  • アニメに突っ込むのも野暮だがこれって毒が顔についた人なら空港も通せるってことだよな -- 名無しさん (2015-11-19 20:56:19)
  • ていうかいくらなんでも蘭ねえちゃんに座らせるのは色々と無理があったな。コナン君が動きやすいようにとのキッドの判断だとしても -- 名無しさん (2015-11-19 21:04:08)
  • 冒頭のコナンvsキッドは監督交代の作風の変化が見て取れて面白いな。でも山本監督の劇場版コナンは地味なせいか興業収入落ちてくんだよなあ・・・。 -- 名無しさん (2015-11-21 23:17:51)
  • 「私が天職として目指したメイクの品格、名誉、プライド!その全てをあの女は汚い足で踏みにじったんだ!」 -- 名無しさん (2016-01-22 22:20:00)
  • ↑8 -- 名無しさん (2016-01-27 05:26:10)
  • ↑現実だと、(事件が起きようが起こらずとも)コックピットにいれた時点で、機長たちは懲戒処分受ける可能性高かったはず。 -- 名無しさん (2016-01-27 05:28:39)
  • 電車上でキッドに啖呵切った癖にあっけなく逃げられるコナンのあまりのダサさに泣いた。 -- 名無しさん (2016-03-03 19:54:47)
  • 何気にトーマスとジェームス共演してるw -- 名無しさん (2016-03-28 13:36:12)
  • >>作中時間で一年も経過していない・・・墜落してしまったらもう二度と会うことはできないという状況なのに、騒ぎすぎも何もないだろ -- 名無しさん (2016-06-27 17:23:05)
  • 親に連れられて劇場で見た初めてのコナン映画。・・・こうして振り返るとやっぱりこの映画、コナン映画としてはいろいろおとなしいよな・・・エキセントリックさが足りない。 -- 名無しさん (2017-06-07 17:27:32)
  • ↑4、その時コナンは麻酔銃撃とうとしてたけど、命中してたらどうするつもりだったんだ⁉ハンググライダーは自動じゃ飛べないぞ -- 名無しさん (2017-06-10 17:06:10)
  • 何というか、予告じゃ飛行機が舞台の話だと思ってたのに半分近くが劇場が舞台、エンディングの実写も半分近くが劇場の映像。それでいて劇場パートは陽動のためだけでのちの推理とはほとんど関係なし、なのがね… -- 名無しさん (2019-02-01 00:07:34)
  • ↑これまでとは違う趣向でむしろ新鮮だったと思う。劇場パートだってまったく関係ないわけじゃないし -- 名無しさん (2019-02-02 10:35:10)
  • 毛利さんと三沢さんの声優某スィーパーとその相棒 -- 名無しさん (2019-06-20 03:24:35)
  • キャストが豪華だね。全コナンシリーズにおいて戸田さんがゲスト出演した唯一の話。 -- 名無しさん (2019-12-07 22:13:18)
  • 報告のあった荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2020-08-13 06:03:21)
  • 最後の展開が意味不明過ぎる -- 名無しさん (2021-06-10 09:33:59)
  • 女優の名声もそうだけど、今回の件でスカイジャパン航空の評判は確実に落ちただろうな。 -- 名無しさん (2021-07-23 12:57:26)
  • 業務用航空機着陸を口頭の操作指示だけで非常着陸させた高校生3名って完全に異常事態だよな…。公式記録にも乗ることになるんだろうし、どうやって日常に戻れたのか? -- 名無しさん (2021-07-23 13:17:06)
  • しかし被害者もこんな性格でよく座長なんてやってこれたな。 -- 名無しさん (2022-01-29 13:35:13)
  • メーデー観てると似たような航空事件一件くらいありそうだけどな -- 名無しさん (2022-04-05 17:58:30)
  • ある意味でコナンと萩原のタッグが見れる作品。 -- 名無しさん (2022-05-08 22:19:20)
  • メーデー民の端くれとしては至るところにフラグ過積載で変な笑いが出てくる。 -- 名無しさん (2022-05-09 15:37:47)
  • なんだかんだで着陸時しっかり妃さん守る小五郎のおっちゃんカッケェしエモい。 -- 名無しさん (2022-05-10 15:45:50)
  • おっちゃんには責められたけど、使い慣れたものを凶器にするというのは理に適っているのでは?使い慣れないものでボロを出す事もあり得るわけで -- 名無しさん (2022-06-01 14:29:06)
  • 復讐を果たすことを最優先して、自分が何より誇りに思っているメイク道具さえも血で汚してしまったことを叱ってたんかな? -- 名無しさん (2022-06-01 14:41:40)
  • 最後は少なくとも室蘭市、埠頭で作業する室蘭開発、室蘭海陸通運が涙目過ぎる。 -- 名無しさん (2022-06-04 06:24:49)
  • 牧樹里の名前の元ネタって、ジュエリーマキかな? -- 名無しさん (2022-06-08 22:32:11)
  • >メーデーの類似事件 -- 名無しさん (2022-06-18 22:55:13)
  • ミス、メーデーの類似事件だと「クルーが酸欠で動けずパイロットになりたくて勉強してた乗客が操縦」「子供を操縦室にいれて操縦桿を握らせる」「誤動作でAP解除」「雷に打たれてシステムが落ちる」とかかな。ほぼ全部乗客全員死亡案件だけど。あと管制塔で言いたくなる「あのバカきやがった」 -- 名無しさん (2022-06-18 22:58:13)
  • 業火の向日葵の時といい結構飛行機が○○している。(全員生存してるけど) -- 名無しさん (2022-11-01 06:37:12)
  • 元太「なんだよコナンおめぇのそのリュック。邪魔くせぇな…」←リュック含んでもおめぇの腹囲よりほせーよwwwっとツッコんだのはオレだけ? -- 名無しさん (2023-01-01 07:21:04)
  • 新庄の時計の下り知らないな。映像でそんなのあった? -- 名無しさん (2023-01-01 11:21:18)
  • ↑中森達に噴水まで追い詰められた時にチラッと言ってる -- 名無しさん (2023-01-01 12:02:24)
  • ちなみにコナン達の乗った865便の機体番号は「JA412K」、由来は言わずもがな -- 名無しさん (2023-05-06 17:30:27)
  • ハドソン川の奇跡を先どる難着陸をこなしたスーパーJKがいたらしいね -- 名無しさん (2023-05-15 15:48:50)
  • 飛行機のことをジンの兄貴並みにポエムな呼称で呼ぶコナンくんが素晴らしい -- 名無しさん (2023-05-15 18:49:46)
  • 誰かこの事件メーデー風にまとめて動画作ってくれないかなあ -- 名無しさん (2023-05-15 20:27:45)
  • 仮にも仕事仲間である人物たちにあわよくば罪を着せようとしたりマネージャーに見下したような態度とったり、巻き込むつもりはなかったとはいえ飛行機事故を起こした最大の元凶でもあるから、犯人の酒井にはあまり同情できない -- 名無しさん (2023-05-28 12:23:15)
  • アニメ劇場版だけだが二代目JOJO並みに飛行機が墜落してるコナンくん(銀翼の魔術師、業火の向日葵) -- 名無しさん (2023-08-22 19:14:12)
  • ↑すみません、向日葵はコナンくんじゃなくて快斗でした。 -- 名無しさん (2023-08-22 19:15:46)
  • これ事故調査官が調査したらいろんな意味であんぐりしそうやな…。機内での毒殺事件、機長が民間人をコックピットに招く、それによって操縦不能、スイッチの誤入力で燃料流出、落雷、エンジンと管制塔衝突、埠頭への着陸…何て事だ、もう助からないぞ♥️ -- 名無しさん (2023-08-22 19:36:50)

#comment

*1 『コナンと警備員』『機上のサスペンス1』など。
*2 本来は左右の燃料タンクの重量差を改善するためのもの。
*3 通常は各エンジンには別々のタンクから燃料が供給されるため、残り3つのエンジンが無事なら問題なく空港まで保つはずだった。
*4 特に2001年のアメリカ同時多発テロ事件(9.11テロ)以降、旅客機のコックピットへの立ち入りはクルー以外は例え運航を担う航空会社の社員であっても固く禁じられているケースがほとんどである。本作は9.11テロ事件の後に制作されており、もしコナン世界で9.11テロが起きたと仮定すれば、先述した規則を破った機長側クルーの責任やスカイジャパン航空への信頼問題にも発展した可能性が高い。
*5 特にコナンとキッドが変装している新庄が飛行機を操縦するシーンは、今ならコナンと萩原がコンビを組むというファンの中には夢のようなシーンともいえる。

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名無し

三ツ木は2023年までポケモンで哀と共演した
小次郎担当していたため
哀はその小次郎の相棒のムサシ担当していた
なお哀は2023年4月からリコのニャオハ担当している

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2024-01-28 18:42:43

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