登録日:2015/11/21 Sat 12:50:51
更新日:2024/03/08 Fri 22:39:23NEW!
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激突!
シリーズ初の二重サスペンス!
監督:山本泰一郎
脚本:古内一成
主題歌:ZARD「夏を待つセイル(帆)のように」
『名探偵コナン 水平線上の陰謀』とは、劇場版名探偵コナンシリーズの第9作目のタイトルである。2005年4月9日公開*1で上映時間は108分。興行収入は21億5000万円。
【概要】
最近の劇場版では活躍に恵まれなかった毛利小五郎に焦点を当てた作品。
今回は彼が事件の全貌を自力で推理し、更には犯人の確保まで行うという小五郎ファンにはたまらない一作となっている。
これには小五郎役の神谷明さんも当時大変喜んでいた。
また、作中では新一と蘭が小学生だった頃の出来事について触れられており、これが後に重要な意味を持つようになっていく。
今回は、『ベイカー街の亡霊』以来の倒叙形式で話は進むが、犯人当ての醍醐味はしっかりと味わえるようになっている。
さらにこれまでの劇場版でのオチはギャグの展開で終わることがほとんどだったが、この作品では温かい場面で締めくくられている。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
今から15年前、北大西洋上を航行中の貨物船・第一八代丸が氷山に衝突する事故があった。
その事故では船長と航海士の2名が犠牲となり、船は海中へと沈んでいった。
また半月前、西多摩市で八代造船の設計技師・八代英人が車を運転中に心臓発作を起こして崖下から転落。炎上する車の中で死亡した。
そして現在、コナンたちは園子の計らいで、豪華客船「アフロディーテ号」の処女航海を満喫していた。
その夜、コナンたちはディナーの席で、シナリオライターの日下ひろなりと船の設計チームの一員・秋吉美波子と知り合い、彼らと一緒にディナーを楽しむ事に。
その途中で日下は気分が悪くなったと言って席を外すが、彼は自室に戻らずにある部屋へ忍び込み、ある犯罪計画を実行しようとしていた。
翌日、コナンたちはひょんな事からかくれんぼをする事となり、灰原と園子が鬼になってみんな隠れる事に。
灰原と園子は順調にコナンたちを見つけていくが、その最中に園子が何者かに襲われて閉じ込められる事件が発生。
コナンの推理で事なきを得た園子だったが、小五郎はこれを殺人未遂事件と判断し捜査を開始する。
捜査を進めるうちに八代グループ会長・八代延太郎から話を聞く必要があると考え、彼の部屋を訪ねた。するとそこでは延太郎の娘で社長の貴江が腹を刺されて死亡しており、関係者の証言から延太郎も行方不明となっている事が判明した。
本庁から目暮たちが駆けつけて本格的な捜査が開始され、調べが進むうちに日下へ疑いの目が向けられる。
だが彼には犯行時、美波子と電話で話していたというアリバイがあり、美波子からも裏づけがとれたため捜査は行き詰まってしまう。
そんな中、小五郎は「今夜のウェルカムパーティーで全てを明らかにする」と宣言し、目暮たちは彼に期待を寄せる。
そしてウェルカムパーティーが始まり、小五郎は自信たっぷりに推理を披露するが、見当違いな推理な上に証拠もなかったため、「トイレタイム」と言ってそそくさと退散してしまった。
その時の日下の仕草から決定的な証拠を発見したコナンは、阿笠の手を借りて推理を披露していく。
だがそこにはコナンの推理の上を行く“犯人”の狡猾な罠が張られており、更には船に仕掛けられていた爆弾が爆発、船内はパニックとなってしまう。
【事件関係者】
- 日下ひろなり(くさか -)
CV:山寺宏一
シナリオライター。26歳。
髪を赤く染め、薄い色の入ったグラサンをかけているチャラそうな男。
現在は豪華客船を舞台にした連ドラの企画書を手がけているらしく、その関係で美波子と知り合いになった。
連ドラのタイトルは『クルージング恋物語』で、美波子から感想を聞くために部屋の電話から彼女の部屋にかけてそれを朗読していた。
だがそれは彼の用意したアリバイトリックで、ICレコーダーに記録しておいたストーリーを電話口で再生している隙に八代親子を殺害しに行っていた。
貴江殺しは問題なく終えたが、マリーナで延太郎を襲った時に抵抗されてしまい、逆に首を絞められ殺されかける。
その後は何とか彼を海に落として殺したらしいが……?
- 秋吉美波子(あきよし みなこ)
CV:榊原良子
八代商船の設計士。32歳。
アフロディーテ号の設計チームのリーダーでもあり、船の名前も彼女の発案によるものである。
眼鏡をかけた知性的な人物で、園子も「うわぁ美人!」と思わず声に出してしまうほどの美女。
だがどことなく英理と雰囲気が似ていたため、彼女を見た途端小五郎は顔を引きつらせていた。
子供好きな一面もあり、コナンに紙ナプキンで船を折ってプレゼントする。
ウェルカムパーティーの席で、小五郎に犯人だと名指しされてしまうが、彼の推理の詰めの甘さを指摘して「私が犯人だというのなら証拠を見せてください!」と抗議した。
- 八代延太郎(やしろ えんたろう)
CV:岡部政明
八代グループ会長。78歳。
着物が似合う貫禄のある人物。鉄扇を愛用している。
船内で起きた事件の2番目の被害者。プールバーに向かう支度をしていた時に「15年前の秘密を知っている…」という内容のメモを見つけ、指示どおり地下のマリーナに向かう。
そこで日下に襲われ、搬入口から海に落とされた。
後の海上保安庁の捜索によって遺体は発見されるが、その遺体は日下の供述とは食い違っている箇所があり……
- 八代貴江(やしろ たかえ)
CV:鳳芳野
八代客船の社長で延太郎の娘。51歳。
顔は歳相応に老けているものの、小五郎が思わず鼻の下を伸ばしてしまうほどの美脚の持ち主でもある。
船内の事件最初の被害者で、新見夫人とスカッシュを楽しんだ後で部屋の風呂に入っていたが、浴室から出た直後に日下に腹を刺されて失血死する。
- 八代英人(やしろ ひでと)
八代造船の設計技師で貴江の夫(婿養子)。49歳。
美波子の上司でもあった人物で、彼女は彼の事を偉大な先輩として尊敬していた。
この航海の半月前に、西多摩市の別荘から車で出ようとしていた時に突如心臓麻痺となってしまい、そのまま車ごと崖に転落して死亡する。
所轄は事故だと判断したが、佐藤たちの再調査により殺人の線が濃厚になる。
- 海藤渡(かいどう わたる)
CV:中田浩二
アフロディーテ号の船長。56歳。
15年前に沈没した第一八代丸のクルーでもあり、当時は副船長を務めていた。
当時、船長が部屋でぐったりしている現場を目撃していたが、その光景にうろたえる事なくほくそ笑む。
そして脱出後は不安げなクルー達に混じり、ただ1人静かに微笑みながら沈みゆく船を眺めていた。
中の人はコナンの劇場版に複数回登場する小田切刑事部長を演じている。
- 辻本夏帆(つじもと なつほ)
CV:西村ちなみ
アフロディーテ号のパーサー。25歳。
美人で可愛い。八代親子のスケジュール管理を任されている。
ウェルカムパーティーでは司会を務めていた。
犯人は身長170㎝で普通の体格であったが、彼女の身長は160㎝前後であった為、容疑者から外れている。
- 岬直也(みさき なおや)
CV:太田真一郎
アフロディーテ号のチーフパーサー。36歳。
園子が襲われる事件が発生した時、小五郎に警察を呼ぶよう指示される。
その後はコナンたちと貴江の遺体の第一発見者となり、捜査会議でも進んで情報を提供していた。
犯人は身長170㎝で普通の体格であったが、彼はふくよかな体格であった為、容疑者から外れている。
- 新見謙介(にいみ けんすけ)
CV:有本欽隆
元首相。
延太郎とは親交があり、その縁で今回の処女航海にも夫婦揃って招待される。
プールバーで延太郎とビリヤードを楽しんでいたが、途中で彼がバーを後にしたため、その事を警察に証言する。
- 汐見勝彦(しおみ かつひこ)
CV:遊佐浩二
アフロディーテ号の料理長。
行方不明の園子を捜しに来たコナンたちが厨房に入った時は厳しく注意したが、事情を聞かされた後は最後まで園子の捜索に協力していた。
- 水久保仁(みずくぼ じん)
CV:井原啓介
アフロディーテ号の船医。
閉じ込められていた園子を診察し、安静にしていれば心配ないと診断した。
- 磯崎滋(いそざき しげる)
CV:大川透
レストランのマネージャー。
ディナーの時にコナンたちを席に案内する。
彼のみウェルカムパーティーのクルー紹介で壇上に上がっていない。
- 伊沢洋介(いざわ ようすけ)
CV:大川透
アフロディーテ号一等航海士。
船が沈没の危機に直面した時、決断を迷っている海藤に対し退船命令を下すよう迫る。
退船命令が下った後は、アナウンスで乗客に避難を促した。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
隠れる側にもかかわらず、のんきにサッカーをしてた事で即灰原に見つかってしまう。
事件が起きて早々に日下に目をつけ、彼の企てたアリバイトリックの解明に挑む。
その後は親父に教わったボートの操縦テクを駆使して、日下と激しい追走劇を繰り広げる。
本作では珍しく、元来の気質が仇となり、ミスリードに引っ掛かってしまった。
ご存知平成のホームズ。
小学生の頃に抜群の推理力で、かくれんぼで隠れて出られなくなった蘭の事を見つけ出す。
今回は小学生の頃の新一の声も高山みなみが演じているため高校生時の新一の台詞が「ぜってー見つけてやっから待ってろ蘭!」しかないのは秘密だ!
ご存知迷探偵だが今回のもう1人の主人公。
だがコナンとは違い犯人を日下だと考えておらず、パーティーの壇上で美波子を犯人だと告発する。
そして推理の穴を指摘されると「トイレタイム」と言って逃げるように会場から出て行ってしまう。
廊下ですれ違った女性(彼氏持ち)に見とれていたりと、やっぱりいつもどおりのダメ探偵かと思われたが……?
ご存知蘭姉ちゃん。
小学生の頃から体力があったため、かくれんぼの時は普通の小学生ならとても隠れられない場所*2に隠れていたらしく、園子から忍者と評された。
つい先日空手の関東大会で優勝したようで、ディナーの席で皆から祝福されていた。
ご存知哀ちゃん。
光彦に「あなたも(お風呂に)入る?」と冗談を言い、光彦をノックダウンさせた。
かくれんぼの時に園子と異色のコンビを組んで鬼となり、隠れたメンバーを探す。
普段と違い、“捜す側”に回ったからか、少しだけ嬉しそうな表情を見せていた。
ご存知天才発明家。
バイキングでローストビーフを取ったが、灰原にサラダとすり替えられた。
少年探偵団に「相手を思いやる気持ちを持つ事が大事」と教えた。
今回は「カフスボタン型スピーカー(盗聴機能付き)」という洒落たものを発明し持ち込んでいたが、小五郎に取り上げられて彼がつける事に。この発明が終盤まで大いに役立った。なお、劇場版でコナンが阿笠の声で推理ショーを披露するのはこの作品が唯一。
ご存知少年探偵団。
序盤では蘭に子供扱いされているコナンをからかい、「それじゃあコナン君、お父さんをお願いね」と蘭の声真似を披露した。
蘭が関東大会で優勝したお祝いとして、彼女のために貝殻で金メダルを作る。でも紐が足りずにブレスレットになってしまった。
面と向かって渡すのも芸が無いと思い、彼女の着ていたウインドブレーカーにそっと忍ばせた。
ちなみにかくれんぼでは元太が食堂のテーブルの下、光彦が阿笠のタキシードを着て変装(いつだったかコナンも似たような隠れ方をしていた)、歩美がシーツ回収のカートの中に隠れていた
ご存知蘭の親友。序盤の小五郎のモノマネは必見。
灰原と一緒にメンバーを捜していたが、マリーナにいた時に日下に襲われ霊安室の遺体安置ケースの中に閉じ込められてしまう。
危うく凍死しかけるが、コナンの推理によって見つけ出され難を逃れた。
ご存知捜査一課のメンバー。
小五郎の要請を受け、本庁からヘリで船に駆けつける。
乗船した時に高木と白鳥は、「空でも海でも毛利さんの行くとこ事件だらけですね」「次は宇宙ですか?ロケットにでも乗って」など皮肉を言っていた。(宇宙飛行士の毛利衛さんに掛けたネタ)
捜査一課のメンバーだが、こちらは西多摩で起きた英人の死亡事故の再捜査を行っていた。
調べが進むうちに他殺の疑いが濃厚となり、その事を船にいた目暮たちに報告する。
- トメさん
アニメオリジナルキャラの鑑識さん。
現場となった八代親子の部屋とマリーナを現場検証し、証拠品を詳しく調べるために先に本庁へと戻っていった。
【その他】
- 沖田(おきた)
15年前に沈没した第一八代丸の船長。
沈み行く第一八代丸と運命を共にし、帰らぬ人となる。
この事故は、彼の判断ミスが原因となり起きたものと記録されているが……?
- 船員
第一八代丸の三等航海士。
部屋でぐったりしている沖田を発見し、その直後に海藤と会うが、なぜか彼だけ逃げ遅れ死亡してしまう。
- 麗(うるわし)姉妹
タレント。
小五郎がデレデレになるほどのナイスバディの持ち主たちで、延太郎の招待を受けて乗船していた。
いつの間にか小五郎と知り合いになり、彼から面白い話を聞こうと部屋に招待する。
モデルはもしかしなくとも叶姉妹。
- 救助隊員
CV:山野井仁
海上保安庁特殊救難隊に所属する隊員。
終盤で救援に駆けつけ、船に残されたコナンたちを救助する。
身を挺して傷つきながらも任務を全うする様はまさに漢。
【以下、事件の真相】
オヤジの復讐さ!
15年前、八代商船の貨物船の事故で死んだ乗組員は
オレのオヤジだったんだ…
- 日下ひろなり
実は彼の父親は第一八代丸の乗組員で、その沈没事故に巻き込まれて死亡した人物の1人でもあった。
ただの事故だと思われていたが、その事故を疑い始めたのは2年前に父親の元同僚と出会った時だった。
その時にこの事故に関する妙な噂の事を知り、噂の信憑性を確かめるべく独自にこの沈没事故について調べ始める。
その噂とは、この事故は当時社長と専務だった八代親子が保険金目的で企てた計画的なものであり、この計画を利用して当時対立していた沖田を排斥しようとしたというものだった。
この噂の真相を調べるうちに、それは事実だという事が判明。その計画に当時副船長だった海藤も関わっている事も突き止め、父は彼らの企てに巻き込まれて殺されたのだと悟る。
そして殺された父の無念を晴らすため、このアフロディーテ号を舞台にした殺人計画を立てて、父を死に追いやった者への復讐を果たしていった。
なお英人に関しては、恐らく貨物船に仕掛ける爆弾の位置の指示でもしたのだろうと推測だけしていたため、調査が間に合わなかったものと思われる。
ICレコーダーを使ったトリックでアリバイを擬装し、八代親子を次々と殺害(園子を襲ったのはマリーナで延太郎を待ち伏せしている時にかくれんぼで蘭を探していた園子が邪魔だったから)。
残りのターゲットである海藤は船を爆破した混乱に乗じて殺害するつもりだった。
だがその前にコナンにトリックを見破られ、動かぬ証拠*3も発覚したため海藤殺害は失敗に終わる。
その後は船に仕掛けた爆弾を爆破し、その混乱に紛れて逃走した。
モーターボートで外に逃げるが、その後をコナンたち少年探偵団が追いかけてくる。
何とか彼らを振り切ろうとスピードを上げ、掘削施設の合間を縫って逃走するもコナンの卓越した操縦テクニックには太刀打ちできず、遂に追いつかれてしまう。
そこにコナンがボールを蹴りこむと間一髪でそれを回避。だがそれに気を取られている隙にコナンにボートに飛び込まれ、麻酔針を打ち込まれて気を失った。
その後は駆けつけた目暮たちに確保され、事件は終わりを迎えた。
……かに思えたが、それを尻目にアフロディーテ号に仕掛けられた爆弾は次々と破裂し、被害は拡大していった。
最後には船はもう沈没を免れない状況にまで陥ってしまい、乗員乗客は避難を余儀なくされる。
事件を無事解決に導いたコナンも、自らが暴いたアリバイトリックに納得がいかない所があるらしく、仕掛けられた爆弾の数にも疑問を感じていた。
その後、海上で発見された延太郎の遺体に果物ナイフが刺さっていた事が判明した事で、コナンはこの事件の裏で暗躍していた“真犯人”の存在に気づく。
そして「このまま船に戻らなければ取り返しのつかない事になるような気がする」と探偵団に言い残し、1人水上バイクでアフロディーテ号へと戻っていった。
その頃、乗客全員が避難した船には標的の1人だった海藤が残っていたが、彼の前に事件の真犯人が姿を現した……
【以下、さらなる事件の真相】
アフロディーテは泡から生まれた女神…
泡に返る運命なのよ…
- 秋吉美波子
彼女こそがこの事件の真犯人。
15年前の事故で日下の父と一緒に死亡した沖田は彼女の父親であり、日下の犯罪計画を隠れ蓑に復讐を遂行していった。
彼女が第一八代丸の事故の真相に気づいたのは、半年前に日下からドラマの取材を受けていた時。
その取材を受けた時に日下が取材とは関係ない八代親子の事を執拗に知りたがっていたため、それを不審に思って彼が席を立った隙に彼のパソコンを覗く。
するとそこには『第一八代丸沈没事故の真相』という名のファイルがあり、それにより日下の真の“目的”を知った。
この時点ではまだ半信半疑だったものの、次の日に酒に溺れた英人を問い詰めた時に事故の全貌を知る。15年前の事故は全て保険金目的で仕組まれたものだった事を。
日下のパソコンを覗いた時に、彼が立てていた殺人計画の事も知ったため、待っていても復讐すべき相手4人は全員彼の手によって殺されるはずだった。
だが目にした日下の計画は杜撰なものであり、このままでは4人全員が殺害される前に彼が捕まってしまう恐れがあった。
そこで彼女は日下より先に英人を事故に見せかけて殺害し、彼の犯行計画に修正が加わるように仕向ける。
そして日下が自分をアリバイ工作に利用しようとしている事を知ると、その計画を逆に利用して自らの手で復讐を遂げようと考え、同時に彼を事件の真犯人に仕立て上げた。
なお彼を犯人に仕立てようとした理由は他にもあり、彼がパソコンの中で父を「船と運命を共にした時代錯誤な男」と非難していたためでもある。
今回起きた殺人は全て彼女が行ったものであり、実は日下は誰1人殺してなどいなかった。
八代親子の部屋で襲われた女性は貴江ではなく美波子自身で、日下に刺されたふりをした後で貴江をナイフで殺害した。
父を非難した日下に自分の手では誰一人殺せなかった上に罪だけは押しつけられる屈辱を与える為にこのような方法を取ったのだろう。
その後は第2の現場であるマリーナへ向かい、日下の上に馬乗りになって首を絞めている延太郎を目撃する。
そこでは彼らに気づかれないようにそっと忍び寄り、延太郎の背中をナイフで刺してすぐに姿を消した。
これで延太郎を殺害したと日下に思い込ませる事に成功し、全てが彼女の思惑通り動いていった。
そして残る標的である海藤を殺害するために船を爆破し、事故の時の父親と同じ思いを彼にも味わわせながら銛で射殺しようとした。
「あれは社長に命令されて…」と弁明する海藤の言葉に聞く耳を持たず、彼に向かって銛の引き金を引きかける。
だがそこに突如「やめろ!」という声が響き渡り、引き金を引くのを躊躇した。
その声の主の「銃は使えなくしておいた」の言葉どおり、引き金を引く事はできなくなっており、乱暴にそれを投げ捨てる。
そしてその人物は彼女に向かって徐に事件の真相を語り始める……
余談だが、冒頭での沖田船長の机の上には学生時代の美波子の写真がある。
日下の計画自体をミスリードとして利用し、コナン(新一)を出し抜きかけた数少ない犯人である。実際、コナンが真相に気づいたとき彼女は海藤を殺害する直前で、声の主の妨害がなければ復讐を完遂していた。
今回の動機は親の仇打ちではあるが、他人に罪を擦り付けようとしたり、無関係な大勢の人間を巻き込む計画を立てたため、同情の余地は薄れる。
乗り物関係で人々を危険にさらしたのは前作も同じだが、
あちらはあくまで墜落未遂であり、犯人にとっても予想外のアクシデントであった。
ふ…やめられるかよ…
真相を解き明かすのが探偵の性なんでね…
- 毛利小五郎
パーティーでは見当違いの推理を披露していたが、その後判明した情報*4を元に推理を組み立て直して事件の真相に自力で辿り着く。
トイレタイムに立った時に美波子の部屋に行き、恐らく証拠を見つけようとした時に銛のついた銃を見つけ、それを使って人を殺すと考え先手を打って使えなくしておいた。
美波子の最後の犯行を阻止した後は淡々と推理を展開していくものの、大勢の人の命を危険にさらす最後の犯行には怒りを露にし、「父を侮辱するものは許さない!」という美波子の発言に対し「許せねーのはアンタのほうだ…」と厳しく吐き捨てる。
その後、「潔く自首をする」と言った美波子に両手を差し出されるが、突然彼女に殴りかかられる。
「オレは女とは戦わねー主義だが…」と咄嗟に美波子の腕を掴むも、復讐の邪魔をされた彼女の怒りは治まらず、無抵抗で彼女の蹴りや拳を受け続けた。
美波子に殴られ続けて顔は真っ赤に腫れ上がり、服もボロボロとなって息も絶え絶えとなる。
そしてとどめとばかりに美波子は右腕で殴りかかろうとしたが、そこに間一髪でコナンが駆けつけ彼の声が響いた。
それに美波子が気を取られた隙に彼女の腕を掴み、一気に一本背負いを決め彼女を甲板に叩きつけた。
一本背負いを受けて倒れた美波子に「最初から名探偵に目をつけられていたなんて…よっぽど私がどこかの憎い女に似ていたのかしら…」と悔しげに言われる。すると、「その逆だよ…」と微笑みながら……
アンタがアイツに似てたから…
犯人がアンタじゃなきゃいいと思って、
無実の証拠を集めようとしたからこうなっちまったんだよ…
……と残念そうに呟いた。
ちなみにコナンも原作で似たようなセリフを発言している。
プロポーズの言葉に引き続き、何だかんだ2人は似た者同士だということが伺える。
余談だが、俺は女に手は出せないは神谷が声優を務めた『シティーハンター』の冴羽リョウの台詞である。
小五郎が廊下で自分とすれ違う女性を見ていたのは、犯人と同じ仕草だった事に気付いた為*5。
なお、小五郎の推理は一部*6を除いて、すべて当たっており、コナンから「名推理だった」と評された。
- 八代延太郎
- 八代貴江
- 八代英人
保険金目的で15年前に第一八代丸を故意に沈め、それと同時に日頃から乗組員の待遇改善を訴えていた沖田の排斥を狙う。
貨物船にはあらかじめ爆弾が仕掛けられており、氷山にぶつかると同時にそれを破裂させて船を沈没させた。
船の爆弾の位置を指示したのは英人だろうと日下は推測していたが全くそのとおりであり、それを酒に酔った勢いで美波子に全て話してしまう。
その時に悪びれるどころか笑いながらペラペラ喋っていたようなので、罪の意識がないのは明白なので被害者とはいえ共感されないのは間違いなく、今回の事件で警察の捜査が入り、被疑者死亡で書類送検されたものと思われる。
なお、延太郎は劇場版に登場した被害者の中では最年長である*7。
- 海藤渡
事故当時副船長だった彼は貴江の命令に従い、氷山にぶつかったタイミングで爆弾を作動させて船を沈める。つまり15年前に第一八代丸の沈没の原因を作った犯人。
氷山に船をぶつける前に沖田を睡眠薬で眠らせていたようだが、冒頭の回想での彼の様子からすると、毒殺されていた可能性もある。
そこに現れた日下の父親も置き去りにするか殺害するかして口封じし、何食わぬ顔で救命ボートで助かった。
恐らくこの件が八代商船内での地位向上のきっかけとなり、今回のアフロディーテ号の船長にも抜擢されたものと思われる。
パーティーではその事を「くだらん妄想だ」と吐き捨てていたが、美波子に銃を突きつけられた時に「あれは社長に命令されて…」と白状する。
今回のアフロディーテ号沈没の場合は、船長としての最低限の職務を果たしていたが、銃を向けられた時には情けなく命乞いし、小五郎と美波子が対峙している時にコソコソ逃げようとしており、その姿からは完全に船長としての威厳は消えうせていた。作品が作品ならお漏らししてもおかしくないだろう。
復讐のターゲットでただ1人生き残ったが、遅かれ早かれ警察に同行を求められ、殺人罪に問われるのは免れないと思われる。
これらの件を機に八代グループは摘発され大きな痛手を負う事だろう。
- 日下ひろなり(続き)
計画が杜撰だったことで、終始美波子に利用された男。
本来彼の犯行はお粗末さ故に、失敗に終わるものであった。
特に延太郎襲撃時は、返り討ちにされ首を絞められそうになっており、美波子が来なかったら正当防衛という形で逆に殺されていたかもしれなかった。延太郎が失神させる程度で済むように加減して絞めていたのならいいのだが、状況的にそれは考えにくい。
計画を知った美波子により次々と犯行を完遂していき、自分が被害者達を殺したと思い込んでいたが、直接的な殺人は全て美波子が行っていたため、事実上彼は誰も殺していなかった。
しかし、殺人未遂ではある上に園子を霊安室に監禁したり船の爆破を起こしているので、こちらも同情の余地は薄れる。
【以下、終盤にかけての展開】
- 船からの脱出
小五郎の活躍により事件の真犯人が明らかとなり、後は沈み行く船から脱出するだけだった。
そこに園子たちが乗った救命ボートが現れ、それに乗って脱出する事に。
だがコナンは妙な胸騒ぎを感じ、ボートに乗り込む事をためらう。
その時、蘭の事が脳裏をよぎり、園子たちに彼女が今どこにいるのかを訊く。
すると園子は「かくれんぼで隠れた場所に金メダルを探しにいった」と答え、蘭がまだそこにいると断定してコナンと小五郎は船内に戻っていった。
- 蘭の居場所
昼間の蘭との会話から、コナンは彼女がスポーツデッキ付近にいると推理。
そこをくまなく調べるとそこの床に扉があるのを見つける。
コナンと小五郎が何とかその扉をこじ開けると、そこには倒れている蘭の姿があった。
何とか蘭を救出するも既にスポーツデッキ付近は沈みかけており、3人は船首へ避難する事に。
船首に到着した丁度その頃、救援に駆けつけた海上保安庁のヘリが到着し、そこから救助隊員が降下してくる。
その隊員を手を借りて脱出を試みる3人だったが、ワイヤーを巻き上げていた途中で強風に煽られ、隊員がコナンを庇う形で船のポールにぶつかり気を失ってしまう。
その衝撃でコナンが振り落とされ、沈みゆく船へと戻ってしまう。
何とか小五郎の腕を掴もうと手を伸ばすがなかなか上手くいかない。
そしてコナンは、小五郎たちが近づいてくるタイミングに合わせてジャンプするが、小五郎の手には届かず、海へと転落していく……
…と思ったその時、小五郎が掴み損なったコナンの腕を蘭が素早く掴んだ。
必死に蘭の腕を掴むコナンだったが、段々と握力が弱まっていき、徐々に滑り落ちていく。
完全に手を離してしまい、「もうダメだ」と思われたその時、コナンの指が何かに引っ掛かり落下が止まった。
彼の指に引っ掛かったのは、今回探偵団が貝殻で作った金のブレスレットで、蘭はかくれんぼで隠れた場所で見つけたそれを早速腕にはめていたのだ。
そのブレスレットのおかげで九死に一生を得たコナンは意識を取り戻した隊員に引き上げられ、3人揃って何とか船から脱出した。
最初で最後の航海となったアフロディーテ号の爆発・沈没事故は誰一人として犠牲者を出さずに終わりを迎え、船は暗い海の底へと沈んでいった。
- 毛利蘭
救命ボートに乗った後で金のブレスレットを忘れてしまったことに気づき、船に戻ってしまう。結果、事故により1人取り残され、助けにきたコナンや小五郎と共に上記の危機に晒された。
沈没する船という、危険でしかない場所に1人で戻ってしまったことは、ファンからは軽率だったと言われる事があり、彼女のこの行動において一部では「自業自得」「何自分から危険に首突っ込んでんだ」などと現在でも辛辣に言われる事も少なくない*8。
だが、探偵団が自分の為に一生懸命作った贈り物を蔑ろにしたくない彼女の気持ちは深く理解できるものであり、後先考えずに1人で行動するところは、良くも悪くもシリーズ全体を通しての彼女の優しさであり魅力だと言える為、前述の辛辣な意見は野暮であるという意見もある*9。
エピローグにて、金のブレスレットはその後探偵団によって修理され、今度はちゃんと首にかけられるように紐を長くして、改めてプレゼントされた。
【余談】
この作品は、船が氷山に衝突する事故や豪華客船の沈没、救命ボートでの脱出、船長は船に残ろうとするなど、映画『タイタニック』を意識したシーンが多々ある。
特にEDにはそれがよく表れている。それは、一人の女の子が客船の内を回り宝物を探すというコンセプトなのだが、最後に女の子は見つけた宝物を海に投げ入れる。その行動は101歳になったローズのそれとまったく同じである。
【余談】
この作品は、船が氷山に衝突する事故や豪華客船の沈没、救命ボートでの脱出、船長は船に残ろうとするなど、映画『タイタニック』を意識したシーンが多々ある。
特にEDにはそれがよく表れている。それは、一人の女の子が客船の内を回り宝物を探すというコンセプトなのだが、最後に女の子は見つけた宝物を海に投げ入れる。その行動は101歳になったローズのそれとまったく同じである。
追記・修正は、相手を思いやる気持ちを持ってお願いします。
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▷ コメント欄
- おっちゃんと美波子さんのガチバトルは必見。ていうか、そのおかげで日下の影が薄くなる羽目に…w -- 名無しさん (2015-11-21 14:21:13)
- 日下にもせめて黒タイツ着させてあげろよ。 真犯人から目を逸らすミスリードってのは分かるんだけど。まぁ本番はアクションだからそれすらどうでもいいんだろうけど -- 名無しさん (2015-11-21 15:13:03)
- 毛利さんが終始かっこいい映画だった -- 名無しさん (2015-11-21 18:24:23)
- 美波子さんのCVハマーン様の人だよね -- 名無しさん (2015-11-21 18:26:32)
- ↑日下はギュネイの人だしなw -- 名無しさん (2015-11-21 18:37:13)
- 園子の声優さんのパニック状態の演技が凄い。リアル過ぎる・・・。15分や絶海のクライマックスシーンでもコナンや蘭が危機一髪の時の演技凄かったんだけど。 -- 名無しさん (2015-11-21 21:18:45)
- 意外と山ちゃんはコナンに出演することはあまりない -- 名無しさん (2015-11-21 21:22:07)
- 記憶が朧気なんだがあの隊員さんぶつかった衝撃で流血してなかったか? -- 名無しさん (2015-11-21 21:53:36)
- ↑流血してた。ついでにポール自体が歪んでた -- 名無しさん (2015-11-21 22:59:04)
- ↑明らかにとてつもない衝撃だってわかるんだけどね -- 名無しさん (2015-11-21 23:02:57)
- いつもの事務所メンバー3人で決着ってのは映画では意外と珍しいかも -- 名無しさん (2015-11-21 23:36:22)
- 片方の犯人がわかっているが、もう片方の犯人はわからないっていうのは「半倒叙」っていうんだったかな -- 名無しさん (2015-11-22 01:06:12)
- 昔一緒に見てた母親が「蘭が探偵団の贈り物を沈みゆく船に取り戻って、もし帰らぬ人になったら一番傷ついて責任感じるのは探偵団だよね」ってマジレスしてた。確かにそうだけどよw -- 名無しさん (2015-11-22 11:38:23)
- よく考えたら、蘭姉ちゃんって映画じゃ割と危険な目に合いまくるけど、特に水が絡む映画だとガチで命に関わるレベルじゃね…? -- 名無しさん (2015-11-22 12:01:11)
- はたして宇宙に行くころまでにはコナンはやっているんでしょうか? mdhf -- 名無しさん (2015-11-22 14:01:00)
- ミスった 鈴木財閥か国家プロジェクトの関係でロケットに乗り込んで宇宙ステーションまでいくか? -- 名無しさん (2015-11-22 14:02:04)
- ↑×2 蘭は劇場版初期の5作品だけでも下手すりゃどこかで死んでてもおかしくない。実は最近の異次元や向日葵あたりでも蘭の命は他の劇場版に比べれば割と安全だった方。コナンが動く最も強烈なモチベーションになるからだろうけども。 -- 名無しさん (2015-11-22 20:06:47)
- ↑15,更に園子はルー・ルカ -- 名無しさん (2015-11-23 00:07:37)
- ↑2 えーと、「時計じかけ」では爆弾解除、「14番目」では人質、「世紀末」と「瞳の中」では銃、「天国への」ではホースでバンジー(もしガラスを蹴破れなかったらそのまま落下)…良く生きてたな蘭姉ちゃん…。 -- 名無しさん (2015-11-23 00:51:04)
- ↑基本的に主人公より強い設定のヒロインだからこうまでしないと危機感が出ないのかな(劇場版補正もあるだろうが) -- 名無しさん (2015-11-24 16:05:42)
- とはいえ、 今回の場合は他と違って(理由があるにせよ)自分から危険に首突っ込んで行った感じがするからなあ。言っちゃ悪いけどあれで死んでしまったとしたら自業自得と思われても仕方が無い気も… -- 名無しさん (2015-11-24 17:40:53)
- 探偵団もボートに乗り込んだから活躍フラグかと思ったが特に何もなかったのが残念 -- 名無しさん (2015-11-24 19:16:31)
- ↑2その原因を作ってしまった探偵団気の毒ってレベルじゃねーぞ -- 名無しさん (2015-11-28 00:09:13)
- ↑3言うても「子供たちの好意を無にして、平然としてられる蘭」なんて見たくはないんだよなぁ…。よくも悪くもお人好しで優しいところが彼女の魅力だし、だからこそ子供たちや知り合いからも慕われる訳だし… -- 名無しさん (2015-11-28 11:33:57)
- この映画の宣伝特番がめちゃくちゃ面白くて、それの項目を作りたいなと思ってアイディア練ってるんだが、項目にできるかね? -- 名無しさん (2015-12-01 18:36:53)
- ↑2、3、5、まあ言うて最終的に船爆破した奴が一番悪いんですし -- 名無しさん (2015-12-01 18:42:52)
- この時の小五郎は紛れもなく名探偵だった。 -- 名無しさん (2015-12-05 19:23:40)
- 「次は宇宙ですか?」 そのうちやらないかな・・・・ -- 名無しさん (2016-01-15 19:10:07)
- 前作の飛行機と違って今回の船爆破は意図的だからな -- 名無しさん (2016-01-27 00:01:24)
- ↑2 ??「宇宙キターーー!!」 -- 名無しさん (2016-02-03 16:52:33)
- 名探偵コナン!タイマン張らせてもらうぜ! -- 名無しさん (2016-02-06 13:34:03)
- 一応犯人は乗客が避難するのにかかる時間とか入念にシミュレートして自分と船長以外は全員助かるようにはしている。爆破してる時点で擁護不能だけど…おっちゃんのカッコよさも素晴らしいが、最初から最後まで見てて飽きない作りなのがこの映画のいい所。 -- 名無しさん (2016-04-21 08:25:29)
- さっきhuluで見たがおっちゃんカッコ良かった、EDテーマのZARDの映像がどう見てもカラオケの汎用映像。 -- 名無しさん (2016-04-23 19:58:16)
- なぜかこの映画だけは何十回も繰り返し見てた。飽きないよね -- 名無しさん (2016-04-23 23:57:16)
- 夏帆さんが可愛くて彼女だけ見たいが故に何度も見ている。小五郎のかっこいいシーンとかはどうでもいい。 -- 名無しさん (2016-05-15 21:28:29)
- だがいずれにせよ殺された被害者共と最後のターゲットは同情の余地は無い -- 名無しさん (2016-06-18 22:31:25)
- 日下のCVサガかよ。んで美奈子さんはメディア。毛利さんの二代目はアルデバランで白鳥の初代CVはムウ -- 名無しさん (2017-01-08 05:02:48)
- おっちゃんかっこいいし、1番好きな映画かな -- 名無しさん (2017-04-21 18:07:52)
- この映画ばかり話題になるけど、おっちゃんがカッコいいのは14番目の標的もだから -- 名無しさん (2017-04-28 08:56:50)
- サクラ組の思い出で英理が蘭に折り紙で名札作ってたけど、そういった仕草からも英理と似てるとおっちゃんは感じたのかな。 -- 名無しさん (2017-07-16 06:53:17)
- ↑折り紙おってるシーンに居合わせてないからそれはないと思う -- 名無しさん (2017-08-10 05:26:30)
- 違反コメとそれに触る、原因になったコメントを削除 -- 名無しさん (2018-10-04 07:02:18)
- 最後の救助隊員コナン史上で一番かっこいいモブでしょ -- 名無しさん (2018-12-29 20:13:32)
- 言い方が悪くなってしまうけど、蘭は子供に優しいけどそれが仇となってるところがあるよね…。アニオリの「こうのとりミステリーツアー」では子供を気にしてさらわれるし、「セイギノミカタ」でも武器持ったひったくり犯(だったかな?)相手に有利に進むと思ったら子供を守ろうとして危うくヤバかった。 -- 名無しさん (2019-04-23 22:26:34)
- ↑10同じく 主題歌の"夏"を待つ"帆"のようにとか彼女の為のタイトルに見える -- 名無しさん (2019-06-14 17:14:52)
- 美波子が強いのは格闘技やってるのか、おっちゃんが無抵抗だから強く見えるのかどっちだろう。真偽は不明だけど最初のパーティーのシーンで、美波子が「空手をやっていたのよ」と言うのを尺の都合で省いたとか言われているらしいが・・・。 -- 名無しさん (2020-08-16 22:33:23)
- 命の方が大事なのは百も承知だけど....アフロディーテ号....「客 & クルー双方が持参してきた色々な荷物やドレス、御馳走ごと沈没した」んだよな....勿体無い。 -- 名無しさん (2020-10-02 20:39:52)
- 金田一の幽霊客船殺人事件も似たような感じの事件だったな。 -- 名無しさん (2020-12-06 22:56:09)
- 蘭のネタバレ部分において、探偵団の善意を悪く言うような箇所などを修正しました。 -- 名無しさん (2020-12-20 11:14:39)
- ↑4 アニオリ回の「シンクロにシティ事件」でも小五郎や蘭の攻撃をかわして逃げた犯人がいましたね。 -- 名無しさん (2021-02-10 21:59:00)
- 蘭のあの行動は気持ち的には理解できるし、彼女の優しさを表現したんだろうけど、釈然としない… -- 名無しさん (2022-03-05 19:48:25)
- 蘭の致命的行動は救命ボートにたどり着いた状態から戻ったのがな…せめて途中で気づいて近いから少し戻る程度なら -- 名無しさん (2022-04-21 23:06:05)
- 最初の時点で娘との写真が写っているから娘による復讐かって思うんだけど、実行しているのが男で?ってなったな。コナンも血糊について違和感は感じるけど、推理してる時にも触れないからな -- 名無しさん (2022-06-04 12:43:03)
- ↑×2 救命ボートから船に戻って挙げ句閉じ込められて「誰かいませんか~?」の所でそこまで蘭を下げる描写せんでもええやろってなった。 -- 名無しさん (2023-04-17 21:21:25)
- 他のコナン映画に比べてCSでの放送が少ない印象がある。CSの放送を全部確認しているわけじゃないけど。まあ、来週放送するけど。 -- 名無しさん (2023-04-28 01:06:07)
- 著作権保護のための編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-30 14:30:27)
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*2 池の中や天井など。
*3 髪についていた血痕と首に残った延太郎の指跡。
*4 日下の犯行計画など。
*5 女性は自分の胸が相手に当たらないよう、胸を壁側に向けて移動する。
*6 延太郎の死因。ただし、延太郎の死因が判明したのは日下の逮捕の連絡を聞き終わった後だった。
*7 原作やアニメ版では70歳以上の被害者は数えるほどしかいない。
*8 のちに公開された『異次元の狙撃手』では、ある人物の行動を妨害した為、本作と同じように辛辣に言われる事がある。ただし、あちらは『コナン』という作風が大きな理由といえるが。
*9 ただし、のちに放送されたアニメオリジナルエピソードの『こうのとりミステリーツアー』や『セイギノミカタ』、特別編の『沈黙の15時間』ではその魅力が皮肉にも仇となってピンチとなった事はある。
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