ギャンゴ(ウルトラ怪獣)

ページ名:ギャンゴ_ウルトラ怪獣_

登録日:2015/10/09 Fri 18:06:03
更新日:2024/01/16 Tue 11:17:11NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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ギャンゴは、ウルトラシリーズに登場する怪獣。
別名は「脳波怪獣」


本項目ではギャンゴの正体である「隕石」に類似した能力を持つ、歴代ウルトラシリーズのアイテムについても紹介する。


【データ】

身長:2.2~50m
体重:60kg~6万t



【概要】

実はギャンゴは生まれながらの怪獣ではなく、宇宙から降ってきた不思議な隕石が変身した姿。
この隕石には半径2m以内にいる人間の脳波を受信してその人が思った通りの物体に変化する力があり、様々な経緯を経た結果巨大な怪獣ギャンゴに変貌してしまった。
妙な効果音を鳴らしながら回るアンテナ耳、ゲーセンのクレーンキャッチャーのような長い手、トーテムポールのようなド派手な腹など個性的な外見が特徴。


怪力自慢だがそれ以外の能力は無く、ウルトラマンとの戦いでは騙し討ちなどセコい手ばかり使う。
ウルトラマンを真似して飛ぼうとして失敗していじけたりスペシウム光線を嫌がったりと動作の可愛さにも定評がある。


なお『ウルトラマン』以降の作品のギャンゴは、一部を除いて普通の怪獣として登場している。


初代の着ぐるみは『ウルトラマン』第1話に登場した怪獣ベムラーの改造。
ウルトラマンSTORY 0』に登場した際はそれを踏まえた展開も行われている。



【登場作品】



【主な活躍】

◆ウルトラマン

登場:「宇宙から来た暴れん坊」(第11話)

工場の近くの広場で遊んでいた子供たちの1人・イサムが、空で何かが光ったのを発見。その方向に向かうと、見慣れない石が地面に落ちているのを見つけた。
こんな石ころなんかよりビー玉の方がいい、とイサムが石を投げると、なんと石は彼の思った通り『ビー玉』に変身。
すぐに元に戻ってしまったが、今度はレーシングカーになったら面白そう、と考えると、その通り『玩具のレーシングカー』に姿が変わった。
その後友達も呼び様々な実験を行った彼らの前で、あの黒い石は『巨大なケーキ』や『ピアノ』に変身。
だがしばらくすると、元の石に戻ってしまうのだった。


その後イサムは科学特捜隊にこの謎の黒い石を届けた。受け取った科特隊は科学センターの山本博士に分析を依頼。
そして記者会見の場で、この隕石は地球上にない未知の物質で構成された「生きている石」である事が判明した。


その効力の実験という事で1人の新聞記者が思うと、石が綺麗な『花嫁』に変身。
嬉しがる記者だが、今度は逆に『怖い上司』に変貌してしまう。



ところが、そんな盛り上がる記者会見場の近くに怪しい男が潜んでいた。金儲けを企む悪人・鬼田である。
彼はこっそり記者会見の場に小型マイクを潜ませ、あの不思議な石を自分の物にしようとしたのだ。
そして通信機に向けて『液体』になるように指示を出し、ドロドロに溶けた石を部屋の外に出した後、『小型ロケット』に変身させ、
まんまと手に入れることに成功したのである。
そしてホテルに向かった鬼田が石に「怪獣になれ」と願った事で、今回の怪獣『ギャンゴ』が登場した。


人間サイズで現れたギャンゴを利用して、鬼田はホテルの中でイタズラし放題。
すっかり楽しくなった彼は調子に乗り、ギャンゴを『巨大化』させた。
だがそれがまずかった。いきなり大きくなったギャンゴのせいでホテルが崩れてしまい、鬼田が巻き込まれて意識を失ってしまったのである。
その結果、鬼田が意識を取り戻して怪獣の事を忘れない限りギャンゴは絶対に消えない、と言うとんでもない事態になってしまった。


この緊急事態に防衛隊や科特隊が出動。防衛隊の熱線砲でギャンゴの右耳が吹き飛ばされ、科特隊に右目も攻撃されたが大暴れは止まらず、科特隊のビートルに落とされてしまった。
中で操縦をしていたハヤタ隊員は、水中でウルトラマンに変身。いきなり水中から現れたウルトラマンにギャンゴはたまげてしまう。


空を飛んで駆けつけるウルトラマン。準備体操をして飛び立とうとしたギャンゴだが当然そんな事は出来ず、いじけてしまう。
その後地上に降り立ったウルトラマンと戦いになるも、チョップ一発で弱ってしまうギャンゴ。
だがそれは演技であり、騙されたウルトラマンはギャンゴに吹っ飛ばされ、上に座られてしまう。
しかしウルトラマンは脇の下をくすぐるというセコい戦法で反撃。
そして体勢を立て直しギャンゴに突進したウルトラマンだが避けられてしまい、盛大に海に飛び込んでしまう。
その様子を馬鹿にしたように見つめるギャンゴに、ウルトラマンは水をぶっかけて応戦した


戻ってきたウルトラマンのスペシウム光線のしぐさを見て嫌がるそぶりを見せたギャンゴだが、その直後左耳をへし折られてしまう。
そしてフラフラしながら歩いていた所でウルトラマンに背中を蹴られ、今度は自分が海の中に落ちてしまった。
その後仕返しとばかりに腕をクロスさせるが、ウルトラマンのように光線は出ず、自分がダメージを負うだけだった。


その後もウルトラマンに馬飛びされたり顔をぶん殴られたり、戦いは完全にギャンゴの劣勢。
戦車を投げて攻撃しようとしても自分の脳天に落としてしまう始末。
それでもカラータイマーを点滅させるまで持ちこたえ、近くのビルの一部をはぎ取り、ウルトラマンに投げようとした時であった。


おい、早く怪物の事を忘れるんだ!おい!


意識が回復し、山本博士に詰め寄られた鬼田がギャンゴの事を忘却したのである。んなアホな…


その結果、やけにコミカルな効果音と共にギャンゴは元の石に戻り、グダグダな戦いはようやく終わりを告げたのだった。



これはやはりウルトラマンに頼んで宇宙に返してもらったほうが良い。


その後、石はハヤタ隊員=ウルトラマンによって宇宙の彼方へ返されたのであった。


ちなみに第35話では怪獣墓場を漂っている姿が確認されている。


◆ウルトラマン(コミカライズ版)

一峰大二氏が手掛けたコミカライズ版にも登場するが、こちらではストーリーの内容が大幅に異なっており、
鬼田は小悪党どころか人体実験を平然と行う冷酷非道なマッドサイエンティストであり、脱獄囚でもある。
かつて鬼田は科学特捜隊によって逮捕されたことがあり、手に入れたギャンゴの隕石を悪用して科特隊に復讐を挑んできたのである。


当然、ギャンゴもTV版のコミカルさなど影も形もない凶悪怪獣となっており、街を破壊したり人間を踏み潰したりと文字通りやりたい放題。
科特隊本部を襲い、駆けつけたウルトラマンとも互角に渡り合うが、激闘の末にギャンゴは突然消えてしまった。
実は鬼田とギャンゴは脳波で一体となっているために、ギャンゴが受けたダメージがそのまま鬼田に伝わり、その痛みに鬼田は耐えられなかったのだ。
こうして何とか一件落着した後、隕石がTV版と同じくウルトラマンの手で宇宙に返されて物語は幕を閉じる。


◆ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団

お~っと!海岸通り特設リングに、怪獣界のダーティファイター・ギャンゴが登場して参りました!


歴代のウルトラ戦士や怪獣・宇宙人の戦いをゾフィー隊長の司会で紹介する総集編映画。


その中でウルトラマン対ギャンゴの戦いも紹介されているが、アナウンサー・古舘伊知郎氏によるプロレス風のナレーションが入っており、そのやりたい放題の内容ややけにコミカルな効果音の挿入もあってウルトラファイトのような状態になっている。
ちなみにウルトラマンの体育の成績はいつも5らしい。


ゾフィー隊長のコメントは「愉快な戦い」。全くである。


◆ウルトラマン基金

登場:「タロウ&ウルトラの父・母からのメッセージ」

YouTubeの円谷公式ページにアップされている『ウルトラマン基金』の映像作品。


序盤からウルトラマンタロウを相手に戦っており、何とか抑えようとする彼をボコボコにしてしまう。流石のタロウも本気を出して挑みかけたが、ギャンゴの下のほうを見て暴れる原因に気づいた。足の裏に、大きな棘が痛々しく突き刺さっていたのである。
真実を知ったタロウはギャンゴに飛び掛らせてバランスをわざと崩させ(ちゃんとその際に謝っていた)、足の裏から棘を抜く事に成功。穴もタロウによる治癒で塞がれ、痛みが取れたギャンゴはタロウに頭を下げて感謝の気持ちを表し、去っていった。


誰かを守るために強くなる道を選んだタロウの活躍を、は光の国から優しく見守っているのであった。


他の動画はウルトラ戦士からのメッセージを伝える形だが、この作品のみ短編ドラマ風になっている。


◆ウルトラかいじゅうえほん

登場:「ギンガのおにたいじ」

鬼が島に潜むダークルギエルと怪獣軍団を倒すため、ゴモラ、リトラと共にウルトラマンギンガのお供として登場。
何故ギャンゴが選ばれたのかは不明だが、かなり奮戦している。
鬼田のせいかもしれないが、だったら鬼側だろうし…



その他媒体での活躍

ウルトラマンオーブ 完全超全集』に掲載された「ウルトラマンオーブクロニクル〈年代記〉」では、第3章「ブラックホールを盗んだ男」編に登場。
後にジャグジャグのストーカーとなるビランキが母星で幽閉されていた際、彼女の妄想の暴走により召喚されて都市を破壊し尽くし、ビランキが星間連盟に捕らえられて刑務所惑星に収監される原因となった。
ウルトラマンZ 完全超全集』掲載の「ジャの道は蛇」でも同じくビランキが召喚する形で再登場している。



【余談】

  • 不思議な石を花嫁に変身させた新聞記者役は、後の東京都知事でもある青島幸男氏。
    • 松竹テレビ室製作のドラマ『泣いてたまるか』で青島氏が主人公を演じた第16話「かわいい怪獣ナキラ」でも、青島演じる赤木のの中に現れ彼を追い回した。スーツはオリジナルであるが『ウルトラマン』登場時に比べてやや劣化していた。

  • 不思議な石を狙う悪人・鬼田役を務めた山本廉氏は、『ウルトラセブン』のイカルス星人の人間態を始め、円谷・東映・東宝など各地の特撮作品に出演した俳優さんである。

  • 大伴昌司氏の『怪獣図解入門』掲載の内部図解によれば、ギャンゴの脳は腹の中に収納されているため頭はカラッポらしい。

  • ギャンゴの耳を破壊した熱戦砲車は、映画『怪獣大戦争』に登場したAサイクル光線車の改造である。また、防衛隊の出動シーンでは東宝メカの代表格であるメーサー殺獣光線車も走っている。


【類似アイテム】

ギャンゴの正体である不思議な石のように、願いを具現化するアイテムはウルトラシリーズで度々登場している。
しかしどれも総じて恐ろしい騒動を引き起こしており、中には世界そのものを破滅させたアイテムもある。


●マアジンの壷

登場:[[ウルトラマン80>ウルトラマン80(作品)]]「恐れていたレッドキングの復活宣言」(第46話)

どんな願いも叶えてくれる壷の精「マアジン」が住んでいた壷。クシャミではなく「アカサタナンナン マミムメモン」の呪文で出てくる。
綺麗好きで、掃除をした子供達の願いを叶えてあげた。
ただし子供達の殆どは、ゴミ箱からゴミを撒き散らし、そのゴミを再びゴミ箱に片付けるというインチキをしていたが。


ところがマアジンはたくさん願いを叶える中で疲れてしまい、レッドキングのソフビが欲しいと言う願いを勘違いしてしまい、
レッドキングの本物を街に出現させてしまった。
しかも子供たちが取り合った結果壷も割れてしまい……。


●赤い球

登場作品:[[ウルトラマンティガ・ウルトラマンティガ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦]]

別次元の地球の文明が創り上げた究極のアイテム。人間の欲望を何でも具現化することが出来るが、限度を知らないまま増大する欲望の結果これまでいくつもの宇宙を滅亡に追いやってきた。
元は丸い形状だが、欲望を具現化していくと次第に棘だらけの歪な形に変貌していき、やがて暴走してしまう。


詳細はこちらも参照。


●ラハカムストーン

登場作品:ウルトラセブン1999最終章「模造された男」(第5話)

ムー大陸に存在していたというオーパーツ。人々の願いを複写しそれを具現化する「心のコピー機」のような機能を持つ。宇宙そのものの縮図とも言われている。
かつて神戸沖に沈んだキングジョーを軍事利用しようとしていた冷酷なカネミツ社長の娘・ハルカの願いを叶え、「優しいカネミツ社長」を出現させて本物と入れ替えてしまう。入れ替わった彼は娘に優しくなり、キングジョーも軍事ではなくレスキューに利用しようと提言した。
一方嫌いな奴に「死んで欲しい」と言う人々の願いも具現化させてしまい、死亡届が30倍にも膨れ上がる事態も引き起こしてしている。
またシマ隊員と喧嘩したサトミ隊員の「バナナの皮で滑って転んで豆腐の角に頭をぶつければ良い」という言葉も具現化させていた。


やがて地球防衛軍のタカ派であるカジ参謀に真実を見抜かれるが、「ラハカムストーンがキングジョーを操って地球を破壊しようとしている」という恐れの心をそのままコピーしてしまい、キングジョーが暴走する事態を招く。
さらにラハカムストーン自体もカジ参謀の「消えてしまえ」という言葉によって砂に変貌してしまった。


●三つ目のトーテムポール

登場作品:ウルトラQ dark fantasy「トーテムの眼」(第11話)

閉じた目を1つだけ持つ顔が縦に3つ並んだ、30cmぐらいの大きさの置き物。別名「恋の錬金術師」。
しかしただの置き物ではなく、目の数=3つだけどんな願いも叶える力を持つ。


願いが叶うと閉じた目が上から順に開いていくが、ただ単に願いをかなえるのではなく、その願いの規模に応じて何らかの代償が強制的に支払われてしまう。下手すると自分の命すら奪われてしまう事も。


ラストではとんでもない願いを叶えてしまった描写があり……。


○星空の涙

登場作品:ウルトラマンプレミアステージ

2007年に名古屋市で上演されたウルトラシリーズの舞台作品に登場したアイテム。
GUYS JAPANの託児所で暮らしていたファントン星人の少年・フォンタが不思議な老人から貰った絵本で、満天の星空の下で願い事をすれば1つだけ叶えてくれる力を持つ。
だが、この絵本の力で「[[皇帝>エンペラ星人]]」を復活させようと暗黒四天王が行動を開始。託児所でいつも喧嘩ばかりだったダダの少年・ヂヂと共に、フォンタは大騒動に巻き込まれるのであった。


○エクスラッガー

登場作品:[[ウルトラマンX]]

ウルトラマンエックスがパワーアップしたウルトラマンエクシードXが持つのような武器。
実はその本質は思いを力に変えるというものであり、強い思いさえあれば闇を払い、失われた絆を取り戻し、に「有」を与える事も可能。
ただし、思いの力が意味をなさない相手に対してはほぼ無力である。



これはやはりwiki篭りに頼んで追記・修正してもらったほうが良い。


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  • 子供たちは素直に科特隊に -- 名無しさん (2015-10-09 19:08:47)
  • ↑ミス。科特隊に渡したってのに、鬼田さんったらもう・・・。しかもやってることが子供のそれと同レベルって。 -- 名無しさん (2015-10-09 19:10:01)
  • 元がベムラーとは思えない -- 名無しさん (2015-10-09 19:54:18)
  • 出動した防衛軍の車両の中にメーサー殺獣光線車が混じってるのは有名な話 -- 名無しさん (2015-10-09 20:10:52)
  • ギャンゴを見て寄り目になって気絶するカメラマンが印象に残ってるw -- 名無しさん (2015-10-09 20:21:37)
  • 多分顔がサル似だったから起用されたんだろうなw>ギンガの鬼退治 -- 名無しさん (2015-10-09 20:26:15)
  • ちなみに隕石を嫁さんにした新聞記者が後に都知事に出世するとはね -- 名無しさん (2015-10-09 20:31:18)
  • なんで光線出そうとして腕をクロスしたらショートしたんだ?・ -- 名無しさん (2015-10-10 12:07:07)
  • 願いによっては人間に味方する友好的な怪獣として生まれてた可能性もあるのかな? -- 名無しさん (2015-10-10 15:13:17)
  • ウルトラ基金の時のスーツがあるなら、再登場の可能性あるんかね。 -- 名無しさん (2015-10-10 18:42:50)
  • すごい昔の番組だが、テレスドン・ゲスラと一緒に「ギャンテンストリオ」っていう漫才トリオを組んでたのを鮮明に覚えてる。あの番組大好きだったなぁ -- 名無しさん (2015-10-11 11:55:16)
  • 「早く怪物の事を忘れるんだ!」って、そんな事言ったら余計に怪獣の事を思い出しちゃうんじゃ… -- 名無しさん (2015-10-11 12:25:09)
  • 下手したらキングオブモンスみたいなのが誕生してたかもしれないんだよな -- 名無しさん (2017-03-01 21:11:47)
  • ベムラーのスーツを改造すれば再登場ワンチャンあるんじゃね?(笑) -- 名無しさん (2017-04-27 07:58:22)
  • ↑しかし作ったとしてどんな話になるのか… -- 名無しさん (2019-03-19 17:58:07)
  • ↑コミカルな奴だし、怪獣の友達がほしいと願った男の子とのハートウォーミングな交流とかよさそう -- 名無しさん (2023-01-04 20:06:02)
  • キングストロンの回に登場したクプクプは類似アイテムに入るだろうか -- 名無しさん (2023-05-20 06:29:31)

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