ボンバーマンジェッターズ

ページ名:ボンバーマンジェッターズ

登録日:2012/02/23(木) 23:06:27
更新日:2023/12/18 Mon 10:46:20NEW!
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ボンバーマン アニメ テレビ東京 02年秋アニメ 名作 神作 愛すべきバカ達 お兄ちゃん 伏線 ハドソン 爆弾 ボンバーマンジェッターズ スワンプマン ※水曜夕方18時30分です。 ギャグ←前半 鬱展開多し←後半 涙腺崩壊←最終話 兄と弟 子供に見せたい作品 ボンバーシュート ボムスター ヒゲヒゲ団に萌えるアニメ それはそれはhなミスティ 「大人になっても忘れない」


僕がやらなきゃだれがやる




期待にこたえます!!



3、2、1、大人になっても忘れない


ボンバーマンジェッターズは、2002年10月2日からか2003年9月24までテレビ東京で放送されていたテレビアニメ。全52話。


「子供に見せたい作品」というコンセプトで作られた。


序盤はシロボン達ジェッターズが宇宙にひとつしかないものをヒゲヒゲ団から守る一話完結型のコメディ色の強い作品だった。
しかしストーリーが進むにつれて徐々にシリアス色が強くなり、シロボンの成長や親しい者の死といった重いテーマも絡んでくるようになる。
巧妙な伏線やキャラの心情描写に定評があり、声優の熱演もあって子供向けアニメというカテゴリの中であっても高い評価を得ている。


本作の前後でブレイクした金田朋子だが、彼女にとっては初の男の子の役で、声を枯らしながら演じたり、上手くいかない時は居残りまでしていた。
同作で共演者兼音響監督であった郷田ほづみにもこってり絞られ、とにかくたくさん苦労した作品だという。
それでいて先のような深みのある作品内容も相まって非常に思い入れ深い作品と語っており、今の自分があるのは本作のおかげと語るほど。
印象に残っている回として本作でも評判の高い温泉回等をあげている。
なお、自身のyoutubeでももう一度やりたい作品の3位として上げている。ちなみに2位はおねテイ、1位はプリキュア(怪物役)である。


●主要登場人物紹介


主人公。10歳。自分を助けて消息を絶った兄・マイティの代わりにジェッターズに入隊。
当初はボムスター1個の見習いボンバーマンで、ドジや失敗が多く調子に乗りやすい面が目立ち、マイティと比較されては周囲を苛立たせる事も多かった。
しかしヒゲヒゲ団との戦いや、兄・マイティの死を乗り越える事によって成長し、最終的にシャウトから将来のジェッターズのリーダーとして認められる。


余談だが、後に『ボンバーガール』で同じ声でシロボンアクセサリーを身に着けた「妹」な少女「シロン」が登場している。


「ボクに全部押し付けるな!!」



  • シャウト/CV:水野理紗

ジェッターズのリーダー。シロボンの居候先のラーメン屋の娘で、すぐ店の手伝いをサボったりドジしたりするシロボンに頭を悩ませている。
かつて母親を宇宙船の事故で亡くしており、その際に店の常連であったアインに誘われ、ジェッターズに入った。


「近所の星から宇宙の果てまで参上します!ジェッターズ!」



  • バーディ/CV:岩崎征実

ジェッターズのメンバーでマイティの親友。副業でタクシーの運転手もしている。
クールな性格だが根は熱く、マイティを殺したマックスに激昂したり、シロボンとルーイにからかわれてムキになったりした。
戦闘能力も高く、翼を広げて飛行したり、羽を手裏剣のように飛ばして攻撃したりする。
前半は行方不明のマイティの手がかりを探し、単独行動が多かった。
最終話の「マイティ!ここにいるぞ!!」という台詞で涙を流した視聴者は数知れず。


「ガキが一人前の口を聞くんじゃねえ!!」



  • ガング/CV:柳原哲也

アイン作の万能ロボで、ジェッターズのマスコット。そのわりには可愛げがなく、何故か関西弁。
本人の知らない内に改造されていることが多い。(目覚まし時計、レーダー、鍋など)



  • ボンゴ/CV:平井善之

ジェッターズのメカニック担当。ガングを改造するのは主に彼。カレーが大好物。
実はドドンパ星の王子様で、本名はサルサマンボ・コンガラガッチャ・ボサノバビッチ・ボンゴド・ドドンパ三十四世という某校長並みに長い名前。長すぎて本人も覚えてない。



ジェッターズの司令塔にして設立者。普段は飄々としているが、決める時は決める。
ボン婆さんの昔馴染みで彼女に惚れており度々アプローチしているが、すれ違ってばかりいる。
バグラーとはボン婆さんをめぐる恋敵で、互いにライバル視しているが仲が悪いわけではなく、「バグちゃん」「アーくん」と呼び合う仲。



元・ジェッターズのリーダーにしてシロボンの兄。17歳。現在行方不明。
優しさと強さを兼ね備えた、伝説のボンバーマン。シロボンにとっては理想の兄。彼の言葉はシロボンの回想で度々流れ、シロボンに強い影響を与えている。
作中の最重要人物で、ボンバーマンジェッターズの真の主役と言っても過言ではない。
最終話での彼の最期は涙腺崩壊必至。
ゲーム版の主人公でもある。



  • バグラー/CV:麦人

ヒゲヒゲ団の総統にして天才科学者。
昔、ボン婆さんに惚れていたが失恋し、手に入れることの出来なかった宇宙にひとつしかないボン婆さんの心の代わりを求めるように、宇宙にひとつしかないものをコレクションするようになった。
ムジョーとはヒゲヒゲ団結成の頃からの仲で、失敗を繰り返す彼に厳しくあたりながらも、心の底では信頼している。



  • ムジョー/CV:石井康嗣

ヒゲヒゲ団の戦闘隊長で愛すべきバカ。そして作中屈指の漢。部下からの信頼は厚く、とくにボンバー四天王からは父のように慕われていた。
マイティのことを最大のライバルと呼び、彼の死の遠因となってしまったことを悔やんでいた。
バグラーとは就職難で仕事に就けず、彼女にも振られて荒れていた頃に出会い、月給17万有給10日独身寮有りで雇われた(後に嘘だと判明)
その忠誠は本物で、バグラーがメカードに囚われた際は命を賭けて助けだそうとした。


「ここはシュヌルバルト!バグラー様と俺が築いた、俺たちの城だ!!」



ムジョーの部下達。詳しくは項目参照。



  • メカード/CV:龍田直樹

ヒゲヒゲ団の科学者。
よくムジョーに相談を受けて知恵を貸しているが、一方で偽の宝の地図を渡したりするなど暗躍する。
かつてバグラーと同じ研究所にいたメカードは、バグラーが自分の研究を盗んで賞を得たと逆恨みし、ヒゲヒゲ団を乗っ取りバグラーの研究成果であるボムクリスタルを手に入れるために暗躍する。
実はマックスの生みの親で、マイティ殺害の黒幕。



  • マックス/CV:高橋広樹

バグラーに雇われた凄腕の宇宙盗賊。ムジョーが左遷されると戦闘隊長の座についた。
マイティそっくりなボムの投げ方をし、一時シロボンにマイティなのではないかと疑われたが自ら否定。
それどころか、マイティを殺したのは自分だと告白。
ジェッターズに総攻撃を仕掛けようとしたところを迎撃され、シロボンに敗れる。
後に復活し、メカードの開発したアンドロイドだと判明。
正式名称はMA-10、すなわちMAX。
マイティのデータの一部を取り込んでいて、マイティの技を使えたり構えがそっくりなのはそのため。
最終決戦にてゼロと相討ちになり、ゼロの体を乗っ取ろうとするが、シロボンによって消滅させられる。



【その他】

  • ボン婆さん/CV:麻生かほ里

シロボンとマイティの祖母で、二人の育ての親。
そして真のヒロイン
バグラーとアインからはモモちゃんと呼ばれる。若い頃は強いボンバーマンだった。



  • ルーイ/CV:寺田はるひ

シロボンの親友の動物(?)で、一緒に暮らしている。
「ルーイ」としか話せないがシロボンよりもしっかりしていて、シャウトも店の手伝いではルーイのほうを頼りにしている。



  • ミスティ/CV:松本梨香

宇宙盗賊の猫耳少女。マイティやバーディ、ムジョーとは顔馴染み。
マイティに仄かな恋心を抱いていたが、素直になれず逃げ回っていた。
また過去にマイティからジェッターズに誘われており、その際にバッジを渡されているが、ムジョーに壊されてしまっていた。しかし…


宇宙のゴミ捨て場にてゼロを拾い、マイティの面影を残す彼の世話をする。
後半のヒロイン。



  • ゼロ/CV:高橋広樹

宇宙のゴミ捨て場でミスティに拾われた、マックスそっくりの人物。
記憶喪失に陥っており、自分が誰だか分からないというが……。
正体はメカードの作ったアンドロイド。正式名称はMA-0。
瀕死の重傷でヒゲヒゲ団の基地に乗り込んだマイティを襲い、データをコピーした上で殺害するが、その際マイティの人格や記憶までコピーしてしまい、メカードに廃棄される。
あくまでマイティのデータを取り込んだアンドロイドであり、マイティ本人ではないため、死ぬ間際のマイティの気持ちなどはわからなかった。
終盤における彼とシロボンのやり取りは、涙腺崩壊必至。


「ありがとう…シロボン…」



【ゲーム】
いずれもアニメ放送中に発売。
良くも悪くもいつものボンバーマン作品なので、こちらが話題になることはあまりない。
ゲームコレクション以外は知る人ぞ知る爆ボン系のアクションゲーム。


『ボンバーマンジェッターズ〜伝説のボンバーマン〜』2002年10月24日、GBA
1作目。アニメの過去の話を描いているが、若干矛盾がみられる。
『ボンバーマンジェッターズ』2002年12月19日、PS2とGCのマルチ
2作目。シロボンとマックスを操作するアクション。
『ボンバーマンジェッターズゲームコレクション』2003年10月15日、GBA
ミニゲーム集+いつものボンバーマン(みそボンあり)



ゲームも含め商業的にはあまり成功したとはいえず、DVDも現在絶版のマイナー作品であることは否めない。


だったのだが、ファンの積極的な活動もあって2016年2月2日、遂にBlu-ray BOXが発売された。
初回生産限定特典である新規録り下ろしのドラマCDは必聴の価値あり。


機会があれば是非とも見てほしい作品である。



近所の星から宇宙の果てまで
参上します!ジェッターズ!





追記・修正は7つ目のボムスターを見つけて、真のボンバーマンになってからお願いします。

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  • 子供の頃ナントカボンバーを考えまくってたな。ライダー怪人みたいで好きだった。 -- 名無しさん (2014-05-19 16:03:04)
  • 結局ラストメカードが自爆したあとにできたあの石はなんだったんだろ -- 名無しさん (2014-05-19 16:30:06)
  • 第2期OPは今も大好き。 45話とかも色々…あぁ、また見たい。再放送してほしい。 -- 名無しさん (2014-05-19 16:38:36)
  • これに限らず2000年代初めの子供向けアニメってなんか知名度低いよね -- 名無しさん (2014-05-20 00:07:43)
  • ボンバーマンMAXとこれのMAXって目の色が違うのか -- 名無しさん (2014-05-30 21:31:05)
  • 後に嘘だと判明って書き方だと語弊があると思うんだが -- 名無しさん (2014-07-03 15:54:00)
  • OPだけは今でも覚えてるし聞いてるわ -- 名無しさん (2015-01-31 22:13:39)
  • 「マイティが言ってたろ?『お兄ちゃんは、シロボンが大好きだ』って…。だから、大丈夫だよ、シロボン。」 -- 名無しさん (2015-04-19 17:00:46)
  • 最近の深夜アニメでも扱わないえぐさと切なさがゼロにはあったなあ。 -- 名無しさん (2015-06-05 17:48:50)
  • 前期・後期のOPどっちも1番が白ボンの、2番がマイティの心情を歌ってるんだっけ?今でもたまに聞くと涙腺崩壊するんだよなぁ… -- 名無しさん (2015-06-09 00:47:16)
  • BDBOXでるぞ!!この日を待ち望んでいた -- 名無しさん (2015-08-20 19:19:57)
  • BDおめでとおおおおお!!! 長かったねぇ…! -- 名無しさん (2015-08-21 00:53:18)
  • 本作のみ、「しろぼん」のイントネーションが「し↑ろぼん」なんだよなぁ -- 名無しさん (2015-10-01 21:35:54)
  • このアニメの前番組がすごく好きなアニメで終わってしまうのがショックでジェッターズ見なかったんだよなぁ。勿体ないことしたかもしれない -- 名無しさん (2015-12-27 23:50:31)
  • コロコロの漫画版では何故か途中で作者が変わったけど何があったんだろ? -- 名無しさん (2016-02-03 16:37:31)
  • 「大切な人が死んだら人はどうなるか?」を描き切った作品。涙腺どころか嗚咽が止まらん… -- 名無しさん (2016-02-03 17:38:36)
  • マイティ→マックス→ゼロというよくあるパターンの変遷かと思いきや…なんだよな 唸る構成だったわ -- 名無しさん (2016-02-03 18:43:34)
  • マックスが風船ボム使うシーンのシロボンに対する言い訳「物心ついた時から知っている」が後から考えると、実は嘘ではないってのもなかなか -- 名無しさん (2016-02-03 23:22:58)
  • ↑x3あの無駄に汗かきまくってる奴か、Wikipediaによると体調不良らしい、あと玉井版のヒゲヒゲ団のピクニックに和んだ思い出 -- 名無しさん (2016-03-10 00:49:57)
  • ビーダマン伝説ボンバーマン この番組忘れがち -- 名無しさん (2016-05-19 12:40:00)
  • 小4の思い出 2001年はウェブタイバーを見ていた。ゾイドも シャーマンキングも 2002年ボンバーマンを見る -- 名無しさん (2017-02-19 14:19:17)
  • ムジョー様マジ漢 -- 名無しさん (2017-03-26 19:06:52)
  • 大人になってから、何でゼロが自分がマイティだとシロボンに言わないのかやっと解った。そして胸が熱くなった。 -- 名無しさん (2017-03-29 15:31:16)
  • フレイムボンバーを倒すのに水属性ボムを生み出すんじゃなくてファイヤーボムを強化する方向だったのには幼心に驚いたっつーかツッコんだ -- 名無しさん (2017-08-05 11:14:36)
  • 再放送してくれないかなあ…… -- 名無しさん (2017-08-16 03:30:44)
  • ゲタとワニ融合して何がしたかったんだ -- 名無しさん (2018-04-30 21:36:57)
  • ゼロさんが出てから一気にシリアスになってストーリーに深みが増したよな。あと一回こっきりのシャイニングファイヤーボムがアツい -- 名無しさん (2019-03-28 13:10:46)
  • ↑2アリ”ゲータ”ーの駄洒落では? -- 名無しさん (2019-10-16 06:50:28)
  • ボンバーガールでまさかのシロボン女体化!?てゆーか全然変わってねえ!! -- 名無しさん (2020-07-27 16:30:56)
  • ボンバーガールの方は声とかボム投げのポーズとか随所でネタ拾っててもう -- 名無しさん (2020-07-27 22:10:17)
  • コロコロの漫画版では何かシロボン以外のキャラ達も妙にボケをかます場面が多い上に仕事をシロボンに押し付けたりしてて違和感バリバリだった記憶がある。確かあっちはギャグに力入れすぎてたからそうなってたんだろうか -- 名無しさん (2020-08-12 20:04:07)
  • あらゆる方向性から『死』を描ききったハイレベルな傑作。 -- 名無しさん (2021-05-11 16:44:43)
  • ↑↑しかも、元々あったスーパーボンバーマン(通称むさボン)を別コロに押しやった上での連載だったと思う、むさボン好きだったから当時は怒ったなー… -- 名無しさん (2021-09-17 22:52:33)
  • ↑1 むさボンか懐かしいな!! -- 名無しさん (2021-11-04 15:11:16)

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