シド/バド(聖闘士星矢)

ページ名:シド_バド_聖闘士星矢_

登録日:2012/11/17(土) 17:29:51
更新日:2023/12/08 Fri 11:27:08NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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聖闘士星矢 アスガルド編 神闘士 アルコル 双子 水島裕 サーベルタイガー 兄弟 涙腺崩壊 哀しき悪役 ζ星 ミザル




「これで良く分かった。アテナの命を貰うためには、まずお前達を倒さねばならんと」



聖闘士星矢のアニメオリジナルエピソード「アスガルド編」に登場したキャラクター。


CV:水島裕



北欧アスガルドの神・オーディーンの地上代行者であるポラリスのヒルダに仕える神闘士(ゴッドウォーリアー)の1人。


十二宮の戦いが終わったばかりの聖域に突如として現れ、牡牛座のアルデバランを一撃で撃破。そのまま日本の城戸邸を襲撃し、沙織を手に掛けようとした。


だがこれは黄金聖闘士の血によって復活した新たな聖衣を纏った星矢達によって阻止され、いずれアテナの命をもらうと言い残してその場は退いた。


戦場をアスガルドに移してからしばらくは目立った出番はなかったが、終盤でワルハラ宮に辿り着いたの前に再び立ちはだかった。


瞬の操るネビュラチェーンを自らが発する凍気の拳によって氷漬けにして無力化したが、それによって聖衣を捨てた瞬の「ネビュラストリーム」によって動きを封じられた後、「ネビュラストーム」を受けて敗北した。



【人物】


2つ目のβ星・メラクの神闘衣を授かったハーゲンと並び、ジークフリートに次ぐ実力者。


纏う神闘衣はζ星・ミザル(聖闘士聖衣神話シリーズでは「ミザール」と表記される)


魔狼・フェンリルの子で太陽を追うと言われるスコルがモチーフ。(ただしオブジェ形態はサーベルタイガー)



【技】


・バイキングタイガークロウ


鋭く伸びた両手の爪に凍気を纏わせて標的を切り裂く。
黄金聖闘士随一のタフネスを誇るアルデバランをも一撃で葬る威力を持つ。


・ブルーインパルス


小宇宙で生み出した吹雪で相手を氷漬けにする。
瞬のネビュラチェーンを封じ込めたが、それが逆に瞬に切り札ネビュラストームを使うところまで追い詰めるキッカケとなり勝機を与える結果になった。



追記・修正お願いします。



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「俺は今までこいつの影でしかなかった…だが、これで俺が真のζ星の神闘士となるのだ!!」


CV:水島裕



シドの双子の兄で、ζ星に影のように従うアルコル(死兆星)を守護星に持つ。


その昔、双子の兄弟としてアスガルドでも一、二を争う名家に生を受けたバドとシドであったが、アスガルドでは双子は不吉の象徴として忌み嫌われており、バドは極寒の吹雪の中に捨てられてしまった。


数年後、孤児となったバドは1人で森で狩りをしていたが、それをある少年に咎められ「金が無いならこれを売るといい」と、一本の短剣を渡される。
それはバドが両親に捨てられた時に一緒に置いてあった物と同じ物であった。


これによりバドはこの少年…シドが自分の兄弟である事を知ると、名家の息子として何不自由無く育った彼への憎悪を募らせていく。


その憎しみを己への鍛錬へと費やし、神闘士に選ばれた際はついにシドを超え、報われる時が来た、と歓喜に打ち震える・・・はずだった。


シドがζ星の神闘士に選ばれ、彼の影として動く事を命じられる。
ただしシドが倒された場合には、自分がζ星の神闘士となる事も約束された。


シドの影となったバドはその存在を決して悟られぬように行動した。聖域でアルデバランが倒されたのも、シドの攻撃を凌いだ直後にバドが闇討ちしたためであった。


ワルハラ宮でシドが瞬に倒されると姿を現し、傷付いた彼を葬ろうとする。


だがそこに、ベネトナーシュ・ミーメとの闘いから復帰した一輝が参戦。
血を分けた兄弟でありながら、シドを憎悪するバドに、同じく弟を持つ一輝は彼に兄弟愛を説きながら対峙する。


シドをも凌ぐ実力に苦戦を強いられたが、一輝は「鳳凰幻魔拳」によってバドが心の奥底ではシドを憎悪しきれず(自分を捨てた父母やアスガルドの風習こそ憎むべきであり、赤子で何も出来なかった弟には妬みはあれども憎み切れなかった)、兄弟として愛している事を看破。存在を隠していながらこれまでシドを殺さず、むしろ彼に助力していたのも何よりの証拠であった。


本心を突かれ、一輝との戦いに打ち負けた瞬間、絶命したと思われたシドが再び立ち上がり、兄がいたのを知っていた事、そんな兄を不憫に思い胸を痛めていた事を告白すると、一輝を羽交い締めにして自分ごと殺すように懇願した。


シドが自身の死後を託し、憎みながらも助けてくれた兄に今こそ報いたいと言う想いを聞かされ、一輝もこれを振り払おうとせずあえて受けようとしたが、弟を手に掛ける事は出来ず、バドはその場に崩れ落ちた。


やがて最期の力を使い果たし、今度こそ逝ったシドを抱き抱えると、一輝達に道を譲ってワルハラ宮を去っていった。


神闘士の中では唯一の生存者…と思われたが、一輝から受けた拳が致命傷になったのか、ラストのアスガルドが崩壊していくシーンの中で、シドと共に丘の上で息絶えている姿が確認された。



【人物】


纏う神闘衣はアルコル。ただしアルコルは北斗七星には数えられないため、厳密に言えばバドは神闘士ではない。


モチーフはζ星と同じくフェンリルの子で、月を追うと言われるハーチがモチーフ。


かつての一輝に似た境遇であったが、根底には彼と同じく弟思いの優しい心が隠されていた。



【技】


・シャドウバイキングタイガークロウ


名前は違うが、シドのバイキングタイガークロウとの違いは特に見られない。




追記・修正は兄弟一緒にお願いします。


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  • 何か曽弥まさこ先生の「私が死んだ夜」やプルシリーズのせいか双子って不幸な運命をたどるイメージしかない。この双子も結局不幸しかなかったし。 -- 名無しさん (2013-12-11 11:13:08)
  • 正直 -- 名無しさん (2013-12-11 11:20:35)
  • ↑ミス。 正直サガとカノンより双子設定が活きてると思う -- 名無しさん (2013-12-11 11:21:10)
  • 双子って憎みあう運命なのかもな。 -- 名無しさん (2013-12-11 13:33:53)
  • 放送当時、カードの付いたガムが発売されていたんだが、なぜかシドとバドの姿が入れ替わっていた。シドのカードにバドの絵が、バドのカードにシドの絵が印刷されてたのさ。 -- 名無しさん (2013-12-11 17:58:00)
  • 昴の人? -- 名無しさん (2014-01-29 15:39:33)
  • ↑そう昴。ついでに蜥蜴座ミスティもやってたかな。 -- 名無しさん (2014-01-29 15:48:45)
  • それにしてもバドは神闘士としてもなぜあそこまで冷遇されねばならなかったのかが謎ではある。実力的には普通にジークフリートに次ぐくらいのものはあったし正規の神闘士として選ばれていても何ら不思議はなかったと思うのだが -- 名無しさん (2018-03-28 20:41:02)
  • そこは実力じゃなく宿命が重視された結果なんだろうとしか言いようがないな。 -- 名無しさん (2018-05-27 08:24:52)
  • バドと一輝の最後の技のかけ合いでは、強度に定評のある神闘衣が左肩から腕部にかけて大きく破損する珍しいしシーンが見られる。ただしバドは正規の神闘士ではないので、彼が纏うアルコルの神闘衣も正規の神闘衣に比べてもともとの強度が劣っていた可能性もある -- 名無しさん (2020-10-11 15:56:45)
  • 同じ顔をした双子で共にサーベルタイガー(?)モチーフの戦士だが、二人のバトルスタイルは似てるようでかなり異なる。シドは正攻法だけでなく凍気を使った攻撃(というより神闘士で一番凍結拳らしい凍結拳を多用したのが彼だろう)も混ぜて戦うのに対し、バドはバリバリの肉弾攻撃派。育った環境やシドとバドが心に抱いた感情の違いがこの差を生んだのかもしれない。 -- 名無しさん (2022-07-09 08:34:08)
  • 愚かな因習のせいで日陰に追いやられた双子の弟、として考えると影道総帥の人格者ぶりは奇跡と言っていいな -- 名無しさん (2023-02-05 17:48:55)
  • 黄金魂が製作された今となっては結局バドも本編で死亡していたというのは勿体なかった気がする。ジークフリートの兄であるシグムンドとは境遇的に通じるものがあっただろうし、今度はアルデバランを正面から迎え撃つという展開も面白かったかも知れない。 -- 名無しさん (2023-09-29 22:48:44)

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