東京タブロイド

ページ名:東京タブロイド

登録日:2011/12/20(火) 13:48:23
更新日:2023/12/05 Tue 10:57:11NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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富士見ミステリー文庫 ライトノベル 小説 水城正太郎 しのざきあきら 東京タブロイド



富士見ミステリー文庫から刊行されていたライトノベル。
全9巻+短編3巻。作者は水城正太郎、イラストはしのざきあきら。



■あらすじ


終戦から少したった昭和29年、新聞記者になるため上京した少年、天瑞遊馬。
しかし就職先は怪しげなオカルト記事を並べるタブロイド紙『東京タブロイド』専門の新聞社だった……。
自称白魔術師や自称魔女に見た目その筋の人、天才児といった面々に振り回されながら、
オカルトじみた事件の数々に挑むうち、遊馬は社会の裏で蠢く怪しい組織の謎にも近づいていく。



■人物
CVはドラマCD版


  • 天瑞遊馬(てんずい あすま)

CV:石田彰
社会部の記者を目指して北海道から上京してきた少年。
特技の馬術を魔術と聞き間違えられる勘違いから、
オカルト専門の新聞社『東京社会新聞社』に入社するものの、本人は超常現象を全く信じていない。手品が得意。
新聞記者だった叔父を尊敬しており、記者を目指したのも手品が得意なのも今は亡き彼の影響。
どっかの手品師みたいとか言わないし、カッとビングな伊勢エビは名前の呼び方が違う。


  • 聖麻衣子(ひじり まいこ)

CV:ゆかな
自称白魔術師の退魔師。
遊馬の同僚で、彼とは逆にありとあらゆるオカルトを(自作のインチキ心霊写真ですら)信じ込む残念な少女。
そのため遊馬と頻繁に意見が食い違うが、なんだかんだで仲は良い。愛車は魔改造オート三輪。


  • 七瀬蘭(ななせ らん)

東京タブロイドの編集長。政府や米軍などに妙な人脈を持ち、何が起きても表情を崩さない。
部下たちには慕われており、いざという時は頼りになる。が、普段は今一つやる気がない。
遊馬の叔父とは親しかったようだが、過去を語ることはない。


  • キザイア・ジュフリア

黒猫を連れた、アメリカ出身の自称魔女。
酒好きの快楽主義者で、「最初に覚えた難しい漢字は“怠惰”」と言うだけあって編集部内屈指のサボり魔。
とはいえ魔女と言うだけあって魔術や、意外にも日本文化への造詣は深い。
主にエロ方面の下ネタで遊馬をからかう。


  • 広能晶(ひろの あきら)

広島弁にサングラス、ストライプのスーツと、ヤのつく自由業にしか見えない女性。キザイアとは飲み仲間。
ガサツかつ乱暴と見た目そのままの肉体派で主に荒事専門だが、義理人情に厚く仲間思い。……完璧にヤクザじゃねーか。
戦時中広島で暮らしていたため被爆している。


  • 飛鳥昭奈(あすか あきな)

資料整理や超常現象の科学的検証など、
編集部における頭脳労働の大半を担う天才少女。オート三輪の魔改造も彼女の仕業。
軍の研究者だった父が失踪して以来一人で暮らしてきたためか、遊馬を兄のように慕う。
考え事の際、眼鏡の弦にある模様をなぞる癖がある。


  • 猟奇王

CV:鈴木貴征
白いタキシードとシルクハットに身を包み「日本猟奇化計画」を目論む仮面の怪人。
……というか変人。遊馬を宿命のライバルとして気に入っている。
基本的に暇と金と思い付きに任せて当人以外には微妙極まる事件を起こすただのバカだが、
一応は犯罪なうえわざわざ予告状まで寄越すため、遊馬達は毎回付き合わされる羽目になる。
ちなみに定期購読するほどの東京タブロイド愛読者。
実は蘭とは旧知の仲で、本人は気付いていないが遊馬とも縁がある。


余談だが、リアルには昭和時代から発表されている漫画『猟奇王』(川崎ゆきお)なんてのがあり、そっちの猟奇王が元ネタ…かも知れない。


  • 猟奇シスターズ

たまに出てくる睦月と弥生の双子姉妹。ある事件で遊馬や猟奇王に助けられ、
どこをどう間違ったのか猟奇王の思想に共鳴して世界を股に掛けるバカ……もとい怪人姉妹となる。
作中の活躍からして師匠(?)の猟奇王よりよほど手ごわそうだったり。


  • 黒猫女給

たまに出てくる女怪盗。家政婦として標的の屋敷に潜り込み、獲物を盗む手口とストレートの黒髪が名前の由来。
一度遊馬達に盗みを妨害されて以来、それを根に持っている。
拘束した遊馬を自慢の黒髪でくすぐりまくったドSだが、怪人の中では一番まとも。


  • 不破琉希(ふわ るき)

遊馬の叔父である不破志郎の娘。つまり遊馬の従姉妹にあたる。
亡き父や蘭、猟奇王がかつて関わっていた『ロッジ』なる謎の組織から遊馬によって連れ出される。
登場が終盤だったこともあっていまいち影が薄い。







■その他


レーベルで色々お察し下さい……と言いたいが、
レーベル初期の作品だけあって割とミステリーしており、ドラゴンマガジン本誌での短編連載やドラマCD化などもされた人気作。
まあ、追加ヒロインの琉希が来た時期とLOVE寄せとが前後してるけど。


また、一応タネが明かされるものの、超常現象だった可能性を臭わせる描写で事件が終わる事も多い。
というか最終盤は完全に超常現象。




追記・修正は猟奇的に。


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  • 猟奇王にやたら濃いファンがいて、ドラマガで熱心にラブを撒き散らしてたお嬢さんいたなあ… -- 名無しさん (2022-04-17 17:15:38)

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