登録日:2012/02/20(月) 17:35:37
更新日:2023/11/20 Mon 13:13:29NEW!
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東方project 東方 あの世 冥界 異界 西行妖 絶景 桜 白玉楼 枯山水 花見スポット 静謐 ゆゆみょんハウス
白玉楼は東方Projectに登場する架空の建物。
読みは「はくぎょくろう」であり、「しらたまろう」ではない。
【立地】
冥界を管理する西行寺家が所有する屋敷で、とてつもなく長い階段を登った先にある。
大陸風の意匠が見える塀に囲まれたものすごく広大な屋敷で、庭は一般公開している。
この庭には多くの桜、妖怪桜、そして桜の幽霊を植えており、春にはそれは見事な景観となる、密かな花見スポット。
内部は一般公開していないが、本殿は「コ」の字型の本殿が枯山水の中庭を囲うように建てられている。
こちらも広間からわびさびのある庭と、低い塀越しの桜が見られて風流。
天井と床と障子で区切られ、扇の形に見えるその景色は文字通り「此の世のものではない」美しさを誇る。
ちなみに博麗神社や紅魔館のような東方オリジナルではなく、古代中国において優れた人物が死後に住まうとされていた場所。
「白玉楼中の人となる」とは偉人が死ぬことを意味する慣用句。
なお一説では二百由旬の広さがあるといわれる。
一由旬(ゆしゅん)が11.3kmないし14.5km、もしくは7.2kmとされているので、2260km~2900kmあるいは1440kmとなる。
単純計算で5107600平方km~8410000平方km、もしくは2073600平方km。
それぞれ日本がおよそ13.5個~22.3個分、5.5個分なので、なるほど確かに広い。
もっとも流石に誇張も含まれている気がするが、旧作で自機の速度が計算上光速越えているのでなんとも言えない。
【冥界】
死後、中有の道を通り、三途の川を渡り、閻魔の裁きを受けた者が行きつく先の一つ。
転生か、成仏を待つ控室のような場所。
地獄と違い四季折々の姿を見せる美しい場所。そのため転生せず留まる死者もいるとか。
雅やかな反面、虫も鳥も獣も、すべてが幽霊のためとても静か。
二、三十年前に死者に対して広さが足りなくなり、一時的に顕界(外の世界含む)の人気のない場所に幽霊を移民させる計画が実行された。
しかし物好きな人間の目にとまり結局人目につくことになり、閻魔様の許可で冥界を拡張して事なきを得た。
現在の冥界は地獄より広い。が、八雲 紫曰く天界よりは狭いらしい。
春雪異変以降幽明の境に穴が空き、容易に行き来が可能。
本来死後の楽しみである冥界の桜も、今では知る人ぞ知る花見の名所となっている。
【西行妖】
白玉楼で唯一、春になっても咲くことのない桜。
かつて顕界に植えられていた頃、ある歌聖がこの桜の下で死にたいと詠い、実際に死んだ。
それから多くの人がその歌聖に習い桜の下で命を散らすうち、桜の木は死へ誘う妖怪桜『西行妖(さいぎょうあやかし)』となった。
その様子を憂えた歌聖の娘が自刃し、自らの亡骸を封印の礎とすることで、西行妖は満開になることがなくなり、死を呼ぶこともなくなった。
娘は亡霊となり、自らの骸を見ることもできず、また供養もできないため、永遠に成仏も転生もできず冥界に残ることとなった。
【住人】
◎西行寺 幽々子
西行寺家のお嬢様。少女の姿だが千年は生きて(?)いる。
幽霊を統率できる能力を閻魔様に買われ、冥界の永住権を持つ亡霊。
何を考えているのか読めない天然だが、頭の回転は恐ろしく早く洞察力に優れる。
◎魂魄 妖夢
白玉楼の庭師兼幽々子の剣術指南役。賃金休みなし三時のおやつ付き。
まだまだ若輩者で、西行妖のことも祖父から聞いてはいたが理解はしていなかった。
「取りあえず斬る」がモットーだったり「訊くは一時の恥」で考えることを放棄したり、主とは違う意味で天然。
◎魂魄 妖忌
妖夢の祖父(?)で先代庭師。
生前の幽々子を知る人物の一人で、西行妖と幽々子の関係も知っていた。
現在は妖夢に任せ行方不明。
◎使用人の幽霊
家事専属の幽霊や顕界での所用を行う幽霊がいるらしい。
らしい、というのは実際に登場していないため。そもそも幽霊がどうやって雑務をこなすのかも謎。
良く勘違いされるが料理も彼らの仕事であり、妖夢が行っている様子は無い(精々が団子を作ったぐらいである)。
幻想郷での勢力(人数)的な意味でみると、実質二人で一番少なかったりする。
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